JPH1083U - 洗米給水装置 - Google Patents

洗米給水装置

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JPH1083U JP008920U JP892097U JPH1083U JP H1083 U JPH1083 U JP H1083U JP 008920 U JP008920 U JP 008920U JP 892097 U JP892097 U JP 892097U JP H1083 U JPH1083 U JP H1083U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 米と水の無駄を少なくして清掃が容易な洗米
給水装置を提供する。 【解決手段】 給水手段20は洗米槽12の上部内壁に
水を噴出しており、洗米槽12は炊飯器38から外れた
位置に水平方向に移動自在として機台5に支持されてい
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、洗米供給装置に係り、より具体的には円筒状の洗米槽を用いて洗米 を行ない洗米終了後槽内において水加減を行ない槽内の米を水の流出に同伴して 炊飯器に排出(投入)させる炊飯装置における改良された洗米給水装置に関する ものである。
【0002】
【従来の技術】
底部を倒立円錐状に形成した円筒体からなる洗米槽を用いて洗米を行ない洗米 終了後、該槽内に所定量の貯水を行ない底部に設けた円錐弁を開いて米と水を排 水せしめる構造の洗米機を備えた炊飯装置は、例えば、特開昭62−13702 0号公報等で知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、洗米槽内に配した攪拌機を用いて米の攪拌を行なう場合、攪拌翼の 回転によりせり上った米粒が多量に槽内壁部に付着し水加減の水位より上部の壁 面に付着した分はそのまま槽内に残り残米となって炊飯器に投入されないために 、米の無駄を招くという課題があった。
【0004】 また、前記残米は流出口の円錐弁の開閉に支障をきたすだけでなく、衛生上の 問題となる場合が多いため極力排除する必要がある。 更に、洗米槽はこの槽内面にゴミ等が付着しているため、定期的な清掃(掃除 )が不可欠であり、この清掃に当って槽内部に攪拌機(攪拌手段)を備えている ことから、清掃作業が面倒であるし、清掃するときの水が炊飯器等に流出される と炊飯器の故障を招く等の課題があった。
【0005】 本考案は、炊飯に不可欠な水によって洗米槽内壁面に付着した米を洗い落すと ともに、洗米とともに炊飯器に投入することによって米と水の無駄をなくすこと ができるとともに、洗米槽を水平方向に移動自在とすることによって炊飯器より 外れた位置にて洗米槽内部の清掃を洗米水の供給により可能とした洗米給水装置 を提供することが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、底部に排米手段11と排水手段12とを有する洗米槽12の上部に 当該洗米槽12に対して水を供給する水供給手段20,23を設けるとともに、 洗米槽12に投入した米を水洗いする攪拌手段8を洗米槽12に内蔵して備え、 前記排米手段11からの洗米を受け入れる炊飯器38を洗米槽12の下方に備え ている炊飯装置において、前述の目的を達成するために次の技術的手段を講じて いる。
【0007】 すなわち、本考案に係る洗米給水装置は、前記水供給手段20,23は、前記 洗米槽12内における最大貯水レベルより更に上方の内壁面に対して水を噴出す べく構成され、 前記排米手段11は、洗米槽12内で洗米した米と、供給した炊飯水を炊飯器 38に投入すべく開閉自在に構成され、 前記洗米槽12は、水平方向に移動自在として機台5に支持されていることを 特徴とするものである。
【0008】
【考案の実施の形態】
以下、図面を参照して本考案の実施の形態とその作用を詳述する。 第1図において、ホッパー状に形成した貯米庫1は、その下底部に定量区分手 段2を有し、立方形状とされた函体(機台)5の上部に配置されている。 本実施例に示す定量区分手段2は、円周面に一部欠いた開口2Aを設けて筒両 端を密閉した定容積の筒体を水平に配し、該筒体の軸を電動機3で一方向に回転 させて、貯米庫1内の米を下方に落下せしめるもので、予めセットされた回転数 に対応したパルス出力を検出して、電動機3が駆動されることで所望量の定量を 行なうものである。なお、貯米庫1の底部には米の残量を検出するセンサSが設 けられている。
【0009】 函体5の左右側板の上部内面には、第2図で示す如く水平方向のスライドレー ル5Aが取付けられており、該スライドレール5Aに嵌合されるスライドシュ4 の一対を貯米庫1の左右側板の上部外面に取付け、該スライドシュ4をスライド レール5Aに引出し自在として嵌合することで、貯米庫1は函体5内に第1図の 矢示Aで示す如く出入自在として収納支持されているとともに、函体5内に設け たロック手段6により運転時必要に応じて施錠自在とされている。
【0010】 貯米庫1の下部には洗米機構7が配置されており、該洗米機構7は、攪拌手段 8と給水手段9とを有するとともに第6図に示す如く底部に開閉自在な排水口1 0と開閉自在な注出口11とを備えた円筒体で構成した洗米槽12によって主構 成されていて、排水口10は排水手段を、注出口11は排米手段とされている。 洗米槽12は上部開放で下半部より下方先細り傾斜状の円錐部とされており、 上部の架台13より筒軸心を縦方向として延伸して備えてなり、函体5の左右側 板の内部に取付けている水平方向のスライドレール5Bに、架台13の左右に取 付けたスライドシュ14が嵌合されることで、ここに、第1図の矢示Bで示す如 く洗米機構7すなわち、洗米槽12は水平方向に移動自在として函体(機台)5 に収納支持されており、収納状態において函体5に設けたロック手段15により 施錠自在とされている。
【0011】 攪拌手段8は、架台13上に設けた電動機16により回転駆動される筒軸17 に、水平面上で放射状に延びるとともに軸心と平行として下方に延伸されて洗米 槽13の円錐部に沿うように形成された棒材18を有してなり、筒軸17が洗米 槽12の筒心線と合致されている。 給水手段9は第1図および第6図で示す如く、装置の上方に配した電磁弁19 を介して圧力水系に連通されている複数個の噴水ノズル20ならびに電磁弁21 を介して他端を定水位槽22に連通した給水管23等よりなり、噴水ノズル20 はその噴射角度により常に米の最大処理量に対応する水加減の最大値(最大貯水 レベル)より更に上部の壁面に対して水を噴出すべく配置してあり、前記噴水ノ ズル20、給水管23等が給水手段とされている。
【0012】 洗米槽12の下底部には、第6図で示す如く、排水口10と注出口11とを有 する排水ジャケット24が、下底部を環状に包囲して配置されており、該排水ジ ャケット24には、漏斗状とされた多孔板25が取付けられており、排水口10 は開閉弁26を介して排水受樋27に連通されている。 注出口11は円錐弁28で開閉自在とされており、該円錐弁28は前記筒軸1 7に弁棒29を上下動自在に挿通させ、該弁棒29を図外の制御機構で上下動さ せることで、円錐弁28が開閉自在とされている。
【0013】 ここで、上述の如く構成された洗米機構7は、前記貯米庫1の定量区分手段2 から供給された米をシュート30を介して洗米槽12内に受入れ可能とされてい る。 定水位槽22は、第1図および第6図に示す如く、貯米庫1を函体5に収めた ときの奥行空間を利用して函体5の上部内に配置されており、この定水位槽22 には溢水口31に排水受樋27に連通する溢水管32が接続されており、上限水 位検出センサ33および電磁弁34を介して圧力水系に連通した給水口35とを 備えている。
【0014】 この定水位槽22内においては、水位検出センサ33は溢水レベルL2より僅 かに上方のL1点で水位を検出して電磁弁34を閉じるように構成され、電磁弁 21から給水管23を介して流出する流量は槽22内の水位L2より決定され、 また、電磁弁34の給水量は、水位ヘッド高さHにより電磁弁21から流出する 流量と溢水口31からの溢水量との和に等しいか僅かに多い流量にセットされて いる。
【0015】 洗米機構7の下部には、一対のスライドシュ36を有するL形架台37上に、 炊飯器38が取外し自在でかつ位置決め保持可能として積載されており、函体5 の左右側板の下部内面に取付けている水平方向のガイドレール5Cに、前記スラ イドシュ36を嵌合することで、炊飯器38は第1図の矢示Cで示す如く、水平 方向に出入自在として函体5に収納されており、運転時にはロック手段39で施 錠自在とされて、函体5に納められている。
【0016】 ここにおいて、貯米庫1、洗米機構7および炊飯器38はそれぞれ個別に、水 平方向に出入自在とされて函体5に収納され、それぞれロック手段6,15,3 9で施錠自在とされることになり、ロック手段6,15,39は本実施例で電磁 石形とされて係脱自在となるフック6A,15A,39Aを有している。 炊飯機38は第1図および第3図で示す如く、外釜40、内釜41を備えてな り、外釜40には上蓋42がピボット部43により上下方向の回動で開閉自在と されているとともに、フック44で上蓋42を密閉自在としている。また、上蓋 42には内蓋45を有し、フック44で上蓋42を密閉したとき、内蓋45で内 釜41を同時に密閉するようにされている。
【0017】 更に、炊飯器38は、ヒータ46、炊飯完了センサ47、内釜41の有無検出 センサ48その他、保温制御回路手段を備えるとともに、第2図に示す如く函体 5より引き出した位置においては上蓋42を開き内釜41だけを上方に取り出す ことができ、更に、上蓋42に設けている把手49を持ち、炊飯器38を架台3 7より取り外し得るようにされている。
【0018】 なお、この架台37より取り外す際には、ヒータ46等の給電機構50により 炊飯器38と装置本体との電気的な接続が遮断可能とされ、一方、外部に取り出 した炊飯器38はコードリール式のプラグ51を用いて別電源により保温できる よう構成されている。 炊飯器38の上蓋42には開口部52が形成されていて、この開口部52は炊 飯器38を函体5内に収納したとき、上方に配置されている洗米機構7の注出口 11と上下で相対すべくされているとともに、シャッタ53で開閉自在とされて いる。
【0019】 第3図から第5図に示す如く、上蓋42の開口部52の周囲には平面コ形のス ライドレール枠54が設けられていて、このスライドレール枠54のレール溝5 4Aに、突起53Aを有するシャッタ53が水平方向移動自在として嵌合される ことで開口部52を開閉自在としている。 函体5の下半部内後方には、シャッター駆動機構55が備えられており、この シャッター駆動機構55は、第3図で示す如く、正逆転切換自在な電動機56と 、電動機56の下方へ函体5の奥行方向(前後方向)に軸心方向を有して軸受5 7,58によって支持されたネジ軸59と、該ネジ軸59と前記電動機56とを 連動連結する歯車で示す伝動体60と、ネジ軸59にネジ送り可能として支持さ れている駆動子61と、該駆動子61に支軸62を支点に角度回転自在に備えら れた係留用フック63と、該フック63を係留姿勢に付勢するバネ64と、間隔 L間を往復する駆動子61の停止と往復切換を制御するセンサー65,66等か ら構成されている。
【0020】 シャッター駆動機構55の駆動子61は第3図のC位置に待期されており、こ のC位置において、フック63はその上片が軸受57をストッパとしてバネ64 を圧縮しフック63を係留準備姿勢に保持している。 この状態で第3図の矢示方向に炊飯器38が函体5に収納されると、シャッタ 53の突起53Aが駆動子61の前面に応当てられ、ここに、シャッタ53はス ライドレール枠54に沿って第5図の矢示方向に移動し、開口部52を炊飯器3 8の収納動作と連動させて密閉するようにされている。
【0021】 シャッタ53を開放するには、電動機56の起動でネジ軸59によるネジ送り 作用で駆動子61をC位置からA位置に移動させると、その移動過程B位置にお いてバネ64の弾性力でフック63が支軸62を支点に伏倒され、シャッタ53 の突起部53Aに係留され、第4図の矢示の如くシャッタ53は駆動支61に随 伴されて開口部52を開放し、内釜41に洗米を補給可能とする。
【0022】 所定の洗米の補給完了後のシャッタ53の密閉は駆動子61を先とは反対方向 に移動させると、該駆動子61の前面でシャッタ53の突起部53Aを押進する ので、該シャッタ53は第5図の矢示の如く移動して開口部52を密閉する。 その他、図において、67はコンソールパネルであり、所望の炊飯量、水加減 、浸漬時間、蒸らし時間、炊き上り時間等のデーターを入力等するものである。 68は天板であり、函体5上に着脱自在とされている。69は車輪、70は蒸気 排気手段を示している。
【0023】 なお、本考案装置はその他排水口を備える他、各種ホース(管)、配線等は引 出しストロークを許容すべく接続されている。 次に、本考案実施形態の動作態様を説明する。 第1図において所定量の米を補給した貯米庫1が函体内の所定位置に挿入され るとセンサ(図示せず)が貯米庫を検出し、同時にセンサSにより米の有無が検 出される。同様に、洗米機構7が所定位置に挿入されるとセンサ(図示せず)が これを検出し、更に炊飯器38が所定位置に挿入されるとセンサ(図示せず)が これを検出する。なお、炊飯器38の内釜41はセンサ48によりその有無を検 出せしめる。
【0024】 以上のようにして全てのセンサが作動した場合に限り起動準備が完了する。一 方、コンソールパネル67より所望の炊飯量、水加減、浸漬時間、蒸らし時間、 炊き上り時間等のデーターを入力せしめた後、起動ボタンを押すと前記貯米庫1 、洗米機構7並びに炊飯器38の各ロック手段6,15,39が同時に作動し全 ての機構を庫内にロックせしめる。以上の状態においてスタート信号の受信が可 能となる。
【0025】 スタート信号の入力により、洗米機構7を密閉する円錐弁28の閉鎖が確認さ れた後、定量区分手段2が回転し所定量の精米をシュート30を経て洗米機構7 の洗米槽12に落下せしめる。定量完了とともに攪拌手段8が回転し、電磁弁1 9が開き噴水ノズル20より第6図の矢示点線20Aの如く散水が開始される。 洗米槽12内の洗米済排水は底部の排水ジャケット24内に設けた多孔板25 を通過し開閉自在な排水口10を経て、排水受樋27より系外に排水される。
【0026】 所定時間の洗米工程が終わると洗米槽12内の散水が一時中断され攪拌手段8 のみが回転する研米工程に移行する。 この間、電磁弁34が開き定水位槽22に給水が開始され一旦水位センサ33 の水位にて給水を停止した後、溢水口31まで貯水される。洗米工程と研米工程 とを所定回数反復せしめた後、すすぎ工程に移行する。
【0027】 すすぎ工程においては、開閉弁26を閉じて洗米槽12内に所定の水位迄貯水 せしめた後、前記開閉弁26を開放して一挙に排水を行ない、ぬか分を洗い流し て洗米排水を清澄化させることを目的とする。 本考案の実施形態においては、予め設定された炊飯量に対応した水加減の最大 値(最大貯水レベル)、例えば等量の水加減の30%増しの水量をすすぎ固定の 1回分の水量として用いることができ、ここに排水の清澄化と節水に極めて高い 効果を呈するものである。即ち、すすぎ工程において定水位槽22の底部に連通 開口した管路23の電磁弁21を開くと同時に電磁弁34を開き洗米槽12内に 給水を開始する。定水位槽22内の水位Hは溢水口31により一定に保持されて いるから、電磁弁21により給水される流量を常に一定である。
【0028】 従って、予め設定した時間、電磁弁21を開放させることにより正確な貯水量 が確保される。なお、給水用電磁弁34より流入する流量は、電磁弁21より流 出する流量と溢水口31よりの溢水量との和に等しいか僅かに大であるよう調整 される。よって水位Hは常に安定に保持することができる。 数回のすすぎ工程を反復し洗米槽12内の排水を完了した時点で水加減工程に 移行する。排水口10の開閉弁26を閉じ、予め設定された時間、電磁弁21が 開き水加減を行なう。水加減終了と同時にシャッター駆動機構55によりシャッ タ53が開き上蓋42に設けた米と水の流入口である開口部52を開口せしめる 。シャッタ53の開放を検出すると同時に円錐弁28が開き米と水を内釜41に 排出せしめる。
【0029】 この洗米槽12より排出する米と水は、前記円錐弁28の斜面に沿って中空放 射状に流下する結果、内釜41内に堆積した米は理想的な分布曲線を呈し、米の 表層をならす何らの手段をも必要としない。 一方洗米槽12からの排米の際、排米効果を高める目的で円錐弁28の開放と 同時に攪拌手段8を短時間回転せしめる。
【0030】 ここで、処理する米の量が少ない場合は特に槽底部に米粒が多量に残り、更に は第6図の符号Dで示す部分に多量の米粒が付着残留することがある。 そこで、本考案の実施形態においては、排米工程の最終段階即ち洗米槽12内 の米がほぼ排出を完了した時点で噴水ノズル20より所定の短時間だけ散水を行 ない上部の残米や底部の残米を一瞬に洗い流す。
【0031】 また、この洗浄に使用する水量は米の量に関係なく一定とし、水加減の水量に 加えられる。このことは炊飯中に蒸発する水分が炊飯量の大小に拘らずほぼ一定 であることから、該水量に置換されるもので炊飯量の大小により割増し分の水を 加える困難な定量作業を一挙に排除することができる。 上述の洗浄、すなわち、残米処理のため所定時間開放された円錐弁28は自動 的に閉鎖され、該円錐弁28の閉鎖を検出してシャッター駆動機構55が逆転し てシャッタ53を閉じる。
【0032】 以上で洗米工程を終了し浸漬工程に移行する。予め洗米工程のみを選択セット した場合自動運転はここで終了し全ての機構の施錠が解除され函体より引き出し 可能となる。 予め設定した浸漬時間を経過するとヒータ46に通電が開始され炊飯工程に移 行する。炊飯工程の開始後所定の時間経過とともにファンを有する蒸気排気手段 70が作動し蒸気を系外に排気せしめる。炊飯の完了はセンサ47で検出しつい で蒸らし工程に移行する。炊飯器38は保温制御回路を内蔵し内釜41の温度低 下を検出し、蒸らし工程終了後自動的に保温を行なうよう構成されている。以上 の蒸らし工程終了時点において炊飯器38の施錠が解除され函体5より引き出し 可能となる。
【0033】 以上をもって本考案装置における一連の動作工程を終了するものである。 洗米槽12の定期的な内部洗浄(清掃)を行なうには、ロック手段15を解き 、洗米槽12を水平方向に移動させ、すなわち、図1の矢印Bで示すように、炊 飯器38がない所まで水平移動させ、水供給手段20,23から洗米槽12の内 面壁および攪拌手段8に給水することでこれらに付着したゴミ等を給水して洗い 落すのであり、このときの清掃等は、洗米槽12の下方空間にバケツ(容器)等 をおいておき、床面に散乱するのを防止するのであり、洗浄終了後は洗米槽12 を押込んで再度ロック手段15で施錠すればよい。
【0034】 以上のような構造と動作態様をもって構成された考案の実施例による業務用の 炊飯装置は、炊飯作業の煩雑さを一切解消し、タイマーをセットするだけで所望 の時刻に炊き立ての温かいご飯が食べられるという画期的な利用価値のほか以下 のごとく数多くの利点を有するものである。 本考案実施例による炊飯装置は、各機構を各々独立して構成するとともに函体 から移動自在としたことにより、精米の補給に便利であること、天板を調理台あ るいは物置スペース等に利用できること、特に清掃管理を必要とする洗米機構部 の清掃が楽に行なえること、また各部の点検が容易でしかも故障の際各機構ある いは部品の交換が簡単に行なえる等多くの利点を具備したものである。
【0035】 更に、水平方向に開閉自在としたシャッタを上蓋に設けた炊飯器を具備せしめ たことにより、上蓋を閉じたままの状態で炊飯器を装置本体にセットできるため 、装置の全高を著しく低減しうるもので単体のユニット型の他、システムキッチ ンにも収納可能なコンパクトサイズの提供も可能である等実用性の高い装置を実 現することができる。
【0036】 更に、給水手段については、従来提案されていたフロート式、移動電極式ある いは定量貯水式等に見られる構造の複雑さと清掃性の悪さ更には汚れ、水質の変 化等に起因する水位検出誤差の多発等多くの問題点に鑑み、定水位槽を利用した デジタル制御方式を採用せしめたことにより以上の問題点を完全に解消するとと もに、微少水量範囲を正確に制御できる利点を有するものである。
【0037】 本考案の実施例は以上の通りであるが、次のような設定変更は自由である。洗 米機構の円筒体上から、精米をその都度補給させることもでき、その他、例えば 貯水庫を固定式として天板を開閉あるいは摺動して精米を補給する構造とか、貯 米庫の定量機を削除してホッパーのみの構造とし予め定量した精米をその都度補 給せしめる構造その他定量機の設計変更等は全て本考案の技術的範囲に属するも のである。
【0038】
【考案の効果】
以上詳述した通り本考案によれば、洗米槽から排米し切れなかった洗米槽内壁 についている米を炊飯器に落し込むことから、米の無駄がなくなる。 さらに、洗米槽は水平方向に移動させることにより洗米水を使ってのゴミ掃除 ができ、下方空間を活かして清掃水を容器に受けることができる等、水の無駄を なくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案における内部構造の配置を示す側面図で
ある。
【図2】炊飯器の取扱いを説明する側面図である。
【図3】炊飯器の内部を示す一部断面側面図である。
【図4】シャッタの閉時を示す平面図である。
【図5】シャッタの開時を示す平面図である。
【図6】給水手段を示す概念図である。
【符号の説明】
5 函体(機台) 8 攪拌手段 10 排水手段 11 排米手段 12 洗米槽 20 給水手段 38 炊飯器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 底部に排米手段(11)と排水手段(1
    2)とを有する洗米槽(12)の上部に当該洗米槽(1
    2)に対して水を供給する水供給手段(20)(23)
    を設けるとともに、洗米槽(12)に投入した米を水洗
    いする攪拌手段(8)を洗米槽(12)に内蔵して備
    え、前記排米手段(11)からの洗米を受け入れる炊飯
    器(38)を洗米槽(12)の下方に備えている炊飯装
    置において、 前記水供給手段(20)(23)は、前記洗米槽(1
    2)内における最大貯水レベルより更に上方の内壁面に
    対して水を噴出すべく構成され、 前記排米手段(11)は、洗米槽(12)内で洗米した
    米と、供給した炊飯用水を炊飯器(38)に投入すべく
    開閉自在に構成され、 前記洗米槽(12)は、水平方向に移動自在として機台
    (5)に支持されていることを特徴とする洗米給水装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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