JPH1083823A - 燃料電池発電プラント - Google Patents
燃料電池発電プラントInfo
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- JPH1083823A JPH1083823A JP8255294A JP25529496A JPH1083823A JP H1083823 A JPH1083823 A JP H1083823A JP 8255294 A JP8255294 A JP 8255294A JP 25529496 A JP25529496 A JP 25529496A JP H1083823 A JPH1083823 A JP H1083823A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 高効率でコジェネレーションプラントとして
の性能の高い燃料電池発電プラントを提供することであ
る。 【解決手段】 燃料電池発電プラントの起動時や発電運
転時に、外部熱源17からの熱を電池冷却システムの排
冷却水に取り入れ、この取り入れる熱量を取込熱量制御
手段19で調整することにより電気ヒータ等の補機を使
用することなく冷却水の温度を制御する。
の性能の高い燃料電池発電プラントを提供することであ
る。 【解決手段】 燃料電池発電プラントの起動時や発電運
転時に、外部熱源17からの熱を電池冷却システムの排
冷却水に取り入れ、この取り入れる熱量を取込熱量制御
手段19で調整することにより電気ヒータ等の補機を使
用することなく冷却水の温度を制御する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料電池発電プラ
ントに係り、特に改良された電池冷却システムを有する
燃料電池発電プラントに関する。
ントに係り、特に改良された電池冷却システムを有する
燃料電池発電プラントに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、燃料電池発電プラントは、電池
外部から燃料と酸化剤とを連続的に供給し、その燃料の
酸化によって生ずる化学エネルギを直接電気エネルギに
変換させるものである。
外部から燃料と酸化剤とを連続的に供給し、その燃料の
酸化によって生ずる化学エネルギを直接電気エネルギに
変換させるものである。
【0003】図9に、燃料電池発電プラントの構成図を
示す。燃料電池本体1は化学反応により電流を発生させ
るものであり、燃料電池本体1には冷却用の電池冷却管
2が備えられている。燃料電池本体1は、図示しない燃
料極と酸化剤極とを備え、燃料極にはメタンガスやメチ
ルアルコール等から生成された水素等の燃料が燃料入口
管3を通じて供給され、酸化剤極には酸化剤入口管4を
通じて酸素や空気等の酸化剤が供給される。燃料と酸化
剤とは燃料電池本体1の中で反応した後、それそれ排燃
料と排酸化剤となり、排燃料は燃料出口管5を通じて排
出され、排酸化剤は酸化剤出口管6を通じて排出され
る。
示す。燃料電池本体1は化学反応により電流を発生させ
るものであり、燃料電池本体1には冷却用の電池冷却管
2が備えられている。燃料電池本体1は、図示しない燃
料極と酸化剤極とを備え、燃料極にはメタンガスやメチ
ルアルコール等から生成された水素等の燃料が燃料入口
管3を通じて供給され、酸化剤極には酸化剤入口管4を
通じて酸素や空気等の酸化剤が供給される。燃料と酸化
剤とは燃料電池本体1の中で反応した後、それそれ排燃
料と排酸化剤となり、排燃料は燃料出口管5を通じて排
出され、排酸化剤は酸化剤出口管6を通じて排出され
る。
【0004】また、電池冷却管2には、冷却水循環ポン
プ7により気水分離器8から冷却水入口配管9を通じて
冷却水が供給される。燃料電池本体1からの排冷却水は
冷却水出口配管10を通じて気水分離器8に送られる。
気水分離器8で分離された蒸気は燃料電池プラントの燃
料改質系11へ送られ、一方、分離された水は冷却水循
環ポンプ7にて再度冷却水として燃料電池本体1に戻さ
れる。気水分離器8には給水ポンプ12を介して気水分
離器8の冷却水レベルを維持するために冷却水供給源1
3より冷却水が供給される。
プ7により気水分離器8から冷却水入口配管9を通じて
冷却水が供給される。燃料電池本体1からの排冷却水は
冷却水出口配管10を通じて気水分離器8に送られる。
気水分離器8で分離された蒸気は燃料電池プラントの燃
料改質系11へ送られ、一方、分離された水は冷却水循
環ポンプ7にて再度冷却水として燃料電池本体1に戻さ
れる。気水分離器8には給水ポンプ12を介して気水分
離器8の冷却水レベルを維持するために冷却水供給源1
3より冷却水が供給される。
【0005】また、冷却水出口配管10上に電気ヒータ
14を設置して熱を供給し、気水分離器8内の冷却水の
温度を維持するようにしている。すなわち、気水分離器
8内の冷却水温度を温度検出器15で検出し、制御器1
6にて気水分離器8内の冷却水温度が所定範囲になるよ
うに制御している。これは、冷却水を昇温する場合や低
負荷にて発電運転を行う場合に、冷却水への熱供給が必
要となるからである。例えば、制御器16では気水分離
器8の設定温度と温度検出器15の検出信号との偏差に
基づいたPI制御により電気ヒータ14の出力を調整す
る。
14を設置して熱を供給し、気水分離器8内の冷却水の
温度を維持するようにしている。すなわち、気水分離器
8内の冷却水温度を温度検出器15で検出し、制御器1
6にて気水分離器8内の冷却水温度が所定範囲になるよ
うに制御している。これは、冷却水を昇温する場合や低
負荷にて発電運転を行う場合に、冷却水への熱供給が必
要となるからである。例えば、制御器16では気水分離
器8の設定温度と温度検出器15の検出信号との偏差に
基づいたPI制御により電気ヒータ14の出力を調整す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電気ヒ
ータ14を設置した場合、燃料電池発電プラント起動時
の消費電力の増加や低負荷発電運転時のAC送電端効率
の低下、さらには、燃料電池発電プラントの排エネルギ
ーを利用して冷暖房を行うコジェネレーションプラント
としての性能の低下をもたらすという問題があった。
ータ14を設置した場合、燃料電池発電プラント起動時
の消費電力の増加や低負荷発電運転時のAC送電端効率
の低下、さらには、燃料電池発電プラントの排エネルギ
ーを利用して冷暖房を行うコジェネレーションプラント
としての性能の低下をもたらすという問題があった。
【0007】本発明の目的は、高効率でコジェネレーシ
ョンプラントとしての性能の高い燃料電池発電プラント
を提供することである。
ョンプラントとしての性能の高い燃料電池発電プラント
を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、燃料
電池本体を冷却し終えた排冷却水を気水分離器に導き、
分離した蒸気を燃料改質系に供給すると共に、気水分離
器から冷却水を燃料電池本体に供給するようにした電池
冷却水システムを有する燃料電池発電プラントであっ
て、外部熱源からの熱を排冷却水に取り込むための熱交
換器と、排冷却水に取り込む熱量を調整するための取込
熱量制御手段とを備えたものである。
電池本体を冷却し終えた排冷却水を気水分離器に導き、
分離した蒸気を燃料改質系に供給すると共に、気水分離
器から冷却水を燃料電池本体に供給するようにした電池
冷却水システムを有する燃料電池発電プラントであっ
て、外部熱源からの熱を排冷却水に取り込むための熱交
換器と、排冷却水に取り込む熱量を調整するための取込
熱量制御手段とを備えたものである。
【0009】請求項1の発明では、燃料電池発電プラン
トの起動時や発電運転時に、外部熱源からの熱を電池冷
却システムの排冷却水に取り入れ、この取り入れる熱量
を調整することにより電気ヒータ等の補機を使用するこ
となく冷却水の温度を制御する。
トの起動時や発電運転時に、外部熱源からの熱を電池冷
却システムの排冷却水に取り入れ、この取り入れる熱量
を調整することにより電気ヒータ等の補機を使用するこ
となく冷却水の温度を制御する。
【0010】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、外部熱源は、ガスタービンの排エネルギーを使用す
るようにしたものである。
て、外部熱源は、ガスタービンの排エネルギーを使用す
るようにしたものである。
【0011】請求項2の発明では、燃料電池発電プラン
トの起動時や発電運転時に、ガスタービンの排エネルギ
ーを電池冷却システムの排冷却水に取り入れ、この取り
入れる熱量を調整することにより電気ヒータ等の補機を
使用することなく冷却水の温度を制御する。
トの起動時や発電運転時に、ガスタービンの排エネルギ
ーを電池冷却システムの排冷却水に取り入れ、この取り
入れる熱量を調整することにより電気ヒータ等の補機を
使用することなく冷却水の温度を制御する。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、取込熱量制御手段に代えて、気水分離
器内の冷却水の温度が所定範囲になるように気水分離器
内の余剰蒸気を蒸気利用設備に供給する余剰蒸気供給制
御手段を設けたものである。
の発明において、取込熱量制御手段に代えて、気水分離
器内の冷却水の温度が所定範囲になるように気水分離器
内の余剰蒸気を蒸気利用設備に供給する余剰蒸気供給制
御手段を設けたものである。
【0013】請求項3の発明では、請求項1又は請求項
2に記載の作用に加え、気水分離器からの排熱蒸気供給
量を調整することにより電気ヒータ等の補機を使用する
ことなく冷却水の温度を制御する。
2に記載の作用に加え、気水分離器からの排熱蒸気供給
量を調整することにより電気ヒータ等の補機を使用する
ことなく冷却水の温度を制御する。
【0014】請求項4の発明は、燃料電池本体を冷却し
終えた排冷却水を気水分離器に導き、分離した蒸気を燃
料改質系に供給すると共に、凝縮した排冷却水に冷却水
供給源からの冷却水を加えて燃料電池本体に冷却水とし
て供給するようにした電池冷却水システムを有する燃料
電池発電プラントであって、外部熱源からの熱を冷却水
に取り込むための熱交換器と、冷却水に取り込む熱量を
調整するための取込熱量制御手段とを備えたものであ
る。
終えた排冷却水を気水分離器に導き、分離した蒸気を燃
料改質系に供給すると共に、凝縮した排冷却水に冷却水
供給源からの冷却水を加えて燃料電池本体に冷却水とし
て供給するようにした電池冷却水システムを有する燃料
電池発電プラントであって、外部熱源からの熱を冷却水
に取り込むための熱交換器と、冷却水に取り込む熱量を
調整するための取込熱量制御手段とを備えたものであ
る。
【0015】請求項4の発明では、燃料電池発電プラン
トの起動時や発電運転時に、外部熱源からの熱量を燃料
電池本体入口にて電池冷却システムの冷却水に取り入
れ、さらに入口温度を制御することで電気ヒータ等の補
機を使用することなく冷却水の温度を制御する。
トの起動時や発電運転時に、外部熱源からの熱量を燃料
電池本体入口にて電池冷却システムの冷却水に取り入
れ、さらに入口温度を制御することで電気ヒータ等の補
機を使用することなく冷却水の温度を制御する。
【0016】請求項5の発明は、燃料電池本体を冷却し
終えた排冷却水を気水分離器に導き、分離した蒸気を燃
料改質系に供給すると共に、凝縮した排冷却水に冷却水
供給源からの冷却水を加えて燃料電池本体に冷却水とし
て供給するようにした電池冷却水システムを有する燃料
電池発電プラントであって、外部熱源からの熱を排冷却
水及び冷却水に取り込むための熱交換器と、冷却水に取
り込む熱量を調整するための取込熱量制御手段と、気水
分離器内の冷却水の温度が所定範囲になるように気水分
離器内の余剰蒸気を蒸気利用設備に供給する余剰蒸気供
給制御手段とを備えたものである。
終えた排冷却水を気水分離器に導き、分離した蒸気を燃
料改質系に供給すると共に、凝縮した排冷却水に冷却水
供給源からの冷却水を加えて燃料電池本体に冷却水とし
て供給するようにした電池冷却水システムを有する燃料
電池発電プラントであって、外部熱源からの熱を排冷却
水及び冷却水に取り込むための熱交換器と、冷却水に取
り込む熱量を調整するための取込熱量制御手段と、気水
分離器内の冷却水の温度が所定範囲になるように気水分
離器内の余剰蒸気を蒸気利用設備に供給する余剰蒸気供
給制御手段とを備えたものである。
【0017】請求項5の発明では、燃料電池発電プラン
トの起動時や発電運転時に、外部熱源の熱量を燃料電池
本体入口にて電池冷却システムの冷却水に取り入れ、さ
らに入口温度を制御することで電気ヒータ等の補機を使
用することなく冷却水の温度を制御する。また燃料電池
本体からの排冷却水を外部熱源の熱量で再び加熱するこ
とでプラントからの余剰蒸気を増加する。
トの起動時や発電運転時に、外部熱源の熱量を燃料電池
本体入口にて電池冷却システムの冷却水に取り入れ、さ
らに入口温度を制御することで電気ヒータ等の補機を使
用することなく冷却水の温度を制御する。また燃料電池
本体からの排冷却水を外部熱源の熱量で再び加熱するこ
とでプラントからの余剰蒸気を増加する。
【0018】請求項6の発明は、燃料電池本体を冷却す
るための冷却水を冷却水供給源から燃料電池に供給し、
燃料電池を冷却し終えた排冷却水を蒸気とし、その蒸気
を燃料改質系及び蒸気利用設備に供給するようにした電
池冷却水システムを有する燃料電池発電プラントであっ
て、外部熱源からの熱を排冷却水及び冷却水に取り込む
ための熱交換器と、冷却水に取り込む熱量を調整するた
めの取込熱量制御手段と、蒸気となった排冷却水を改質
系及び蒸気利用設備に供給する蒸気供給制御手段とを備
えたものである。
るための冷却水を冷却水供給源から燃料電池に供給し、
燃料電池を冷却し終えた排冷却水を蒸気とし、その蒸気
を燃料改質系及び蒸気利用設備に供給するようにした電
池冷却水システムを有する燃料電池発電プラントであっ
て、外部熱源からの熱を排冷却水及び冷却水に取り込む
ための熱交換器と、冷却水に取り込む熱量を調整するた
めの取込熱量制御手段と、蒸気となった排冷却水を改質
系及び蒸気利用設備に供給する蒸気供給制御手段とを備
えたものである。
【0019】請求項6の発明では、燃料電池発電プラン
トの起動時や発電運転時に、外部熱源の熱量を燃料電池
本体入口にて電池冷却システムに取り入れ、さらに入口
温度を制御することで電気ヒータ等の補機を使用するこ
となく冷却水の温度を制御する。また燃料電池本体から
の排冷却水を外部熱源の熱量で過熱蒸気とすることで気
水分離器を用いずに改質蒸気や余剰蒸気を供給する。
トの起動時や発電運転時に、外部熱源の熱量を燃料電池
本体入口にて電池冷却システムに取り入れ、さらに入口
温度を制御することで電気ヒータ等の補機を使用するこ
となく冷却水の温度を制御する。また燃料電池本体から
の排冷却水を外部熱源の熱量で過熱蒸気とすることで気
水分離器を用いずに改質蒸気や余剰蒸気を供給する。
【0020】請求項7の発明は、請求項6の発明におい
て、蒸気利用設備として、蒸気タービンを用いたもので
ある。
て、蒸気利用設備として、蒸気タービンを用いたもので
ある。
【0021】請求項7の発明では、請求項6の発明の作
用に加え、余剰蒸気を蒸気タービンに供給することによ
り発電出力や効率を向上させる。
用に加え、余剰蒸気を蒸気タービンに供給することによ
り発電出力や効率を向上させる。
【0022】請求項8の発明は、請求項6の発明におい
て、蒸気利用設備として、吸収式冷凍機を用いたもので
ある。
て、蒸気利用設備として、吸収式冷凍機を用いたもので
ある。
【0023】請求項8の発明では、請求項6の発明の作
用に加え、余剰蒸気を吸収式冷凍機に供給し効率を向上
させる。
用に加え、余剰蒸気を吸収式冷凍機に供給し効率を向上
させる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態を示す構成図で
ある。この第1の実施の形態は、プラント外部の外部熱
源17からの熱量を電池冷却システムの排冷却水に取り
込むための熱交換器18と、取り込む熱量を調整するた
めの取込熱量制御手段19とを備えたものである。
する。図1は本発明の第1の実施の形態を示す構成図で
ある。この第1の実施の形態は、プラント外部の外部熱
源17からの熱量を電池冷却システムの排冷却水に取り
込むための熱交換器18と、取り込む熱量を調整するた
めの取込熱量制御手段19とを備えたものである。
【0025】図1において、燃料電池本体1は、電気化
学反応を起こして電流を発生させるものであり、この燃
料電池本体1は内部を通る電池冷却管2により冷却され
ている。また、燃料電池本体1の中で反応した燃料と酸
化剤とは、燃料出口管5及び酸化剤出口管6を経て排燃
料及び排酸化剤として排出される。
学反応を起こして電流を発生させるものであり、この燃
料電池本体1は内部を通る電池冷却管2により冷却され
ている。また、燃料電池本体1の中で反応した燃料と酸
化剤とは、燃料出口管5及び酸化剤出口管6を経て排燃
料及び排酸化剤として排出される。
【0026】気水分離器8から冷却水循環ポンプ7によ
り供給された冷却水は、冷却水入口配管9を経て電池冷
却管2に送られる。電池冷却管2を通った排冷却水は冷
却水出口配管10及び熱交換器18を経て気水分離器8
へ流入する。
り供給された冷却水は、冷却水入口配管9を経て電池冷
却管2に送られる。電池冷却管2を通った排冷却水は冷
却水出口配管10及び熱交換器18を経て気水分離器8
へ流入する。
【0027】気水分離器8で分離された蒸気は燃料電池
プラントの燃料改質系17へ送られ、一方、気水分離器
8で分離された水は冷却水循環ポンプ7にて燃料電池本
体1へ供給される。また、気水分離器8には給水ポンプ
12を介して気水分離器8の冷却水レベルを維持するた
めに冷却水供給源13より冷却水が供給される。
プラントの燃料改質系17へ送られ、一方、気水分離器
8で分離された水は冷却水循環ポンプ7にて燃料電池本
体1へ供給される。また、気水分離器8には給水ポンプ
12を介して気水分離器8の冷却水レベルを維持するた
めに冷却水供給源13より冷却水が供給される。
【0028】冷却水出口配管10上には熱交換器18が
備えられており、プラント外部の外部熱源17と熱交換
することができるようになっている。熱交換器18には
プラント外部の外部熱源17と冷却水との交換熱量を調
整するための取込熱量制御手段19が設けられている。
この取込熱量制御手段19は、制御弁20及びバイパス
配管21を有しており、温度検出器15で検出された気
水分離器8の冷却水温度が所定範囲の温度になるよう
に、制御器16にて制御弁20の開度を調節しバイパス
配管21を流れる排冷却水量を制御する。なお、この制
御弁20とバイパス配管21は電池冷却水側あるいは外
部熱源17側のどちらにあってもかまわない。
備えられており、プラント外部の外部熱源17と熱交換
することができるようになっている。熱交換器18には
プラント外部の外部熱源17と冷却水との交換熱量を調
整するための取込熱量制御手段19が設けられている。
この取込熱量制御手段19は、制御弁20及びバイパス
配管21を有しており、温度検出器15で検出された気
水分離器8の冷却水温度が所定範囲の温度になるよう
に、制御器16にて制御弁20の開度を調節しバイパス
配管21を流れる排冷却水量を制御する。なお、この制
御弁20とバイパス配管21は電池冷却水側あるいは外
部熱源17側のどちらにあってもかまわない。
【0029】次に、この第2の実施の形態の作用につい
て説明する。燃料電池プラントの電池冷却システム運転
時には運転状態に応じて、例えば、制御器16は気水分
離器8の冷却水設定温度と温度検出器15の信号との偏
差に基づいたPI制御により、制御弁20の開度信号へ
と変換して気水分離器8の温度に応じた開度に開閉し、
冷却水への熱供給量を調整する。これにより気水分離器
8の冷却水温度を維持する。
て説明する。燃料電池プラントの電池冷却システム運転
時には運転状態に応じて、例えば、制御器16は気水分
離器8の冷却水設定温度と温度検出器15の信号との偏
差に基づいたPI制御により、制御弁20の開度信号へ
と変換して気水分離器8の温度に応じた開度に開閉し、
冷却水への熱供給量を調整する。これにより気水分離器
8の冷却水温度を維持する。
【0030】この様に、電池冷却システムへの熱量の供
給量を調整することにより、電気ヒータ14等の補機を
使用することなく気水分離器8の温度を定められた温度
に維持することができる。
給量を調整することにより、電気ヒータ14等の補機を
使用することなく気水分離器8の温度を定められた温度
に維持することができる。
【0031】以上述べたように、この第1の実施の形態
によれば、電池冷却システムの冷却水を外部の熱源と熱
交換させることにより、電気ヒータ14等によるプラン
トでの電力消費を削減することができる。また、気水分
離器8の温度を検出し、その検出値に応じて熱交換器1
8のバイパス配管21に設置した制御弁20を開閉し、
外部熱源17と熱交換する冷却水流量を調節することに
より、電気ヒータ14等の補機を使用することなく気水
分離器8の温度を設定値通りに安定に保持することがで
きる。
によれば、電池冷却システムの冷却水を外部の熱源と熱
交換させることにより、電気ヒータ14等によるプラン
トでの電力消費を削減することができる。また、気水分
離器8の温度を検出し、その検出値に応じて熱交換器1
8のバイパス配管21に設置した制御弁20を開閉し、
外部熱源17と熱交換する冷却水流量を調節することに
より、電気ヒータ14等の補機を使用することなく気水
分離器8の温度を設定値通りに安定に保持することがで
きる。
【0032】次に、本発明の第2の実施の形態を説明す
る。図2は本発明の第2の実施の形態を示す構成図であ
る。この第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施
の形態における外部熱源17として、ガスタービン排エ
ネルギーを用いるようにしたものである。
る。図2は本発明の第2の実施の形態を示す構成図であ
る。この第2の実施の形態は、図1に示した第1の実施
の形態における外部熱源17として、ガスタービン排エ
ネルギーを用いるようにしたものである。
【0033】図2において、燃料電池本体1は、電気化
学反応を起こして電流を発生させるものであり、この燃
料電池本体1は内部を通る電池冷却管2により冷却され
ている。また、燃料電池本体1の中で反応した燃料と酸
化剤とは、燃料出口管5及び酸化剤出口管6を経て排燃
料及び排酸化剤として排出される。
学反応を起こして電流を発生させるものであり、この燃
料電池本体1は内部を通る電池冷却管2により冷却され
ている。また、燃料電池本体1の中で反応した燃料と酸
化剤とは、燃料出口管5及び酸化剤出口管6を経て排燃
料及び排酸化剤として排出される。
【0034】気水分離器8から冷却水循環ポンプ7によ
り供給された冷却水は、冷却水入口配管9を経て電池冷
却管2に送られる。電池冷却管2を通った排冷却水は冷
却水出口配管10及び熱交換器22を経て気水分離器8
へ流入する。
り供給された冷却水は、冷却水入口配管9を経て電池冷
却管2に送られる。電池冷却管2を通った排冷却水は冷
却水出口配管10及び熱交換器22を経て気水分離器8
へ流入する。
【0035】気水分離器8で分離された蒸気は燃料電池
プラントの燃料改質系11へ送られ、一方、気水分離器
8で分離された水は冷却水循環ポンプ7にて燃料電池本
体1に冷却水として供給される。また、気水分離器8に
は給水ポンプ12を介して気水分離器8の冷却水レベル
を維持するために冷却水供給源13より冷却水が供給さ
れる。
プラントの燃料改質系11へ送られ、一方、気水分離器
8で分離された水は冷却水循環ポンプ7にて燃料電池本
体1に冷却水として供給される。また、気水分離器8に
は給水ポンプ12を介して気水分離器8の冷却水レベル
を維持するために冷却水供給源13より冷却水が供給さ
れる。
【0036】冷却水出口配管10上には熱交換器22が
備えられており、ガスタービンの排エネルギーと熱交換
することができるようになっている。熱交換器22に
は、ガスタービンの排エネルギーと排冷却水との交換熱
量を調整するための取込熱量制御手段19が設けられて
いる。この取込熱量制御手段19は、制御弁20及びバ
イパス配管21を有しており、温度検出器15で検出さ
れた気水分離器8の冷却水温度が所定範囲の温度になる
ように、制御器16にて制御弁20の開度を調節しバイ
パス配管21を流れる排冷却水量を制御する。なお、こ
の制御弁20とバイパス配管21は電池冷却水側あるい
は外部熱源17側のどちらにあってもかまわない。
備えられており、ガスタービンの排エネルギーと熱交換
することができるようになっている。熱交換器22に
は、ガスタービンの排エネルギーと排冷却水との交換熱
量を調整するための取込熱量制御手段19が設けられて
いる。この取込熱量制御手段19は、制御弁20及びバ
イパス配管21を有しており、温度検出器15で検出さ
れた気水分離器8の冷却水温度が所定範囲の温度になる
ように、制御器16にて制御弁20の開度を調節しバイ
パス配管21を流れる排冷却水量を制御する。なお、こ
の制御弁20とバイパス配管21は電池冷却水側あるい
は外部熱源17側のどちらにあってもかまわない。
【0037】次に、この第2の実施の形態の作用につい
て説明する。燃料電池発電プラントの電池冷却システム
の運転時には運転状態に応じて、例えば、制御器16は
気水分離器8の設定温度と温度検出器15の検出信号と
の偏差に基づいたPI制御により、制御弁20の開度信
号へと変換して気水分離器8の冷却水温度に応じた開度
に開閉し、冷却水への熱供給量を調整することにより気
水分離器8の冷却水温度を維持する。
て説明する。燃料電池発電プラントの電池冷却システム
の運転時には運転状態に応じて、例えば、制御器16は
気水分離器8の設定温度と温度検出器15の検出信号と
の偏差に基づいたPI制御により、制御弁20の開度信
号へと変換して気水分離器8の冷却水温度に応じた開度
に開閉し、冷却水への熱供給量を調整することにより気
水分離器8の冷却水温度を維持する。
【0038】この様に、電池冷却システムへの熱の供給
量を調整することにより電気ヒータ14等の補機を使用
することなく気水分離器8の冷却水温度を定められた温
度に維持することができる。
量を調整することにより電気ヒータ14等の補機を使用
することなく気水分離器8の冷却水温度を定められた温
度に維持することができる。
【0039】以上述べたように、この第2の実施の形態
によれば、電池冷却システムの冷却水をガスタービンの
排エネルギーと熱交換させることにより、電気ヒータ1
4等によるプラントでの電力消費を削減することができ
る。また、気水分離器8の温度を検出し、その検出値に
応じて熱交換器22のバイパス配管21に設置した制御
弁20を開閉し、熱交換する冷却水流量を調節するの
で、電気ヒータ14等の補機を使用することなく気水分
離器8の温度を設定値通りに安定に保持することができ
る。
によれば、電池冷却システムの冷却水をガスタービンの
排エネルギーと熱交換させることにより、電気ヒータ1
4等によるプラントでの電力消費を削減することができ
る。また、気水分離器8の温度を検出し、その検出値に
応じて熱交換器22のバイパス配管21に設置した制御
弁20を開閉し、熱交換する冷却水流量を調節するの
で、電気ヒータ14等の補機を使用することなく気水分
離器8の温度を設定値通りに安定に保持することができ
る。
【0040】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図3は、本発明の第3の実施の形態を示す構成図で
ある。この第3の実施の形態は、図2に示した第2の実
施の形態における取込熱量制御手段19に代えて、気水
分離器8内の冷却水温度が所定範囲になるように気水分
離器8内の余剰蒸気を蒸気利用設備23に供給する余剰
蒸気供給制御手段24を設けたものである。これによ
り、外部熱源17であるガスタービン排エネルギーから
取り込む熱量を調整することなしに、電池冷却システム
の温度を調整する。
る。図3は、本発明の第3の実施の形態を示す構成図で
ある。この第3の実施の形態は、図2に示した第2の実
施の形態における取込熱量制御手段19に代えて、気水
分離器8内の冷却水温度が所定範囲になるように気水分
離器8内の余剰蒸気を蒸気利用設備23に供給する余剰
蒸気供給制御手段24を設けたものである。これによ
り、外部熱源17であるガスタービン排エネルギーから
取り込む熱量を調整することなしに、電池冷却システム
の温度を調整する。
【0041】図3において、燃料電池本体1は、電気化
学反応を起こして電流を発生させるものであり、この燃
料電池本体1は内部を通る電池冷却管2により冷却され
ている。また、燃料電池本体1の中で反応した燃料と酸
化剤とは、燃料出口管5及び酸化剤出口管6を経て排燃
料及び排酸化剤として排出される。
学反応を起こして電流を発生させるものであり、この燃
料電池本体1は内部を通る電池冷却管2により冷却され
ている。また、燃料電池本体1の中で反応した燃料と酸
化剤とは、燃料出口管5及び酸化剤出口管6を経て排燃
料及び排酸化剤として排出される。
【0042】気水分離器8から冷却水循環ポンプ7によ
り供給された冷却水は、冷却水入口配管9を経て燃料電
池本体1の電池冷却管2に送られる。電池冷却管2を通
った排冷却水は、冷却水出口配管10及び熱交換器22
を経て気水分離器8へ流入する。冷却水出口配管10上
の熱交換器22は外部熱源17としてガスタービンの排
エネルギーと熱交換することができるようになってい
る。
り供給された冷却水は、冷却水入口配管9を経て燃料電
池本体1の電池冷却管2に送られる。電池冷却管2を通
った排冷却水は、冷却水出口配管10及び熱交換器22
を経て気水分離器8へ流入する。冷却水出口配管10上
の熱交換器22は外部熱源17としてガスタービンの排
エネルギーと熱交換することができるようになってい
る。
【0043】気水分離器8で分離された蒸気は、燃料電
池プラントの燃料改質系11へ送られると共に、余剰の
蒸気は余剰蒸気供給制御手段24の制御弁26を介して
蒸気へッダー等の蒸気利用設備23へ送られる。一方、
気水分離器8で分離された水は、冷却水循環ポンプ9に
て燃料電池本体1の電池冷却管2へ供給される。また、
気水分離器8には給水ポンプ12を介して気水分離器8
の冷却水レベルを維持するために冷却水供給源13より
冷却水が供給される。
池プラントの燃料改質系11へ送られると共に、余剰の
蒸気は余剰蒸気供給制御手段24の制御弁26を介して
蒸気へッダー等の蒸気利用設備23へ送られる。一方、
気水分離器8で分離された水は、冷却水循環ポンプ9に
て燃料電池本体1の電池冷却管2へ供給される。また、
気水分離器8には給水ポンプ12を介して気水分離器8
の冷却水レベルを維持するために冷却水供給源13より
冷却水が供給される。
【0044】次に、この第3の実施の形態の作用につい
て説明する。燃料電池プラントの電池冷却システムの運
転時には、運転状態に応じて、例えば、余剰蒸気供給制
御手段24の制御器27は気水分離器8の設定温度と温
度検出器15の検出信号との偏差に基づいたPI制御に
より、制御弁26の開度信号へと変換して気水分離器8
の温度に応じた開度に開閉し、蒸気利用設備23への蒸
気供給量を調整する。これにより気水分離器8の冷却水
温度を維持する。
て説明する。燃料電池プラントの電池冷却システムの運
転時には、運転状態に応じて、例えば、余剰蒸気供給制
御手段24の制御器27は気水分離器8の設定温度と温
度検出器15の検出信号との偏差に基づいたPI制御に
より、制御弁26の開度信号へと変換して気水分離器8
の温度に応じた開度に開閉し、蒸気利用設備23への蒸
気供給量を調整する。これにより気水分離器8の冷却水
温度を維持する。
【0045】この様に、蒸気利用設備23への蒸気の供
給量を余剰蒸気供給制御手段24にて調整することによ
り、電気ヒータ14等の補機を使用することなく気水分
離器8の温度を定められた温度に維持することができ
る。
給量を余剰蒸気供給制御手段24にて調整することによ
り、電気ヒータ14等の補機を使用することなく気水分
離器8の温度を定められた温度に維持することができ
る。
【0046】以上述べたように、この第3の実施の形態
によれば、電池冷却システムの冷却水をガスタービンの
排エネルギーと熱交換させることにより、電気ヒータ1
4等によるプラントでの電力消費を削減することができ
る。また、気水分離器8の温度に応じて、余剰蒸気供給
制御手段24にて蒸気利用設備23への配管上に設置し
た制御弁26を開閉することで、電気ヒータ14等の補
機を使用することなく気水分離器8の温度を設定通りに
保持することができる。また、ガスタービン排エネルギ
ーの供給により十分な余剰蒸気を発生させることができ
る。
によれば、電池冷却システムの冷却水をガスタービンの
排エネルギーと熱交換させることにより、電気ヒータ1
4等によるプラントでの電力消費を削減することができ
る。また、気水分離器8の温度に応じて、余剰蒸気供給
制御手段24にて蒸気利用設備23への配管上に設置し
た制御弁26を開閉することで、電気ヒータ14等の補
機を使用することなく気水分離器8の温度を設定通りに
保持することができる。また、ガスタービン排エネルギ
ーの供給により十分な余剰蒸気を発生させることができ
る。
【0047】次に、本発明の第4の実施の形態を説明す
る。図4は本発明の第4の実施の形態を示す構成図であ
る。この第4の実施の形態は、図2に示した第2の実施
の形態に対し、ガスタービン排熱エネルギーからの熱量
を燃料電池本体1の入口側の冷却水に取り込むようにし
たものである。そして、取込熱量制御手段19は燃料電
池本体1の電池冷却管2に供給される冷却水温度が所定
値になるように、取り込み熱量を制御する。また、気水
分離器8で分離された水を冷却水供給源13に戻し、冷
却水循環ポンプ7を省略した構成となっている。つま
り、燃料電池発電プラントの起動時や発電運転時に、外
部熱源17からの熱量を燃料電池本体1の入口にて電池
冷却システムの冷却水に取り入れ、さらに、取込熱量制
御手段19で入口温度を制御することで電気ヒータ14
等の補機を使用することなく冷却水の温度を制御するよ
うにしたものである。
る。図4は本発明の第4の実施の形態を示す構成図であ
る。この第4の実施の形態は、図2に示した第2の実施
の形態に対し、ガスタービン排熱エネルギーからの熱量
を燃料電池本体1の入口側の冷却水に取り込むようにし
たものである。そして、取込熱量制御手段19は燃料電
池本体1の電池冷却管2に供給される冷却水温度が所定
値になるように、取り込み熱量を制御する。また、気水
分離器8で分離された水を冷却水供給源13に戻し、冷
却水循環ポンプ7を省略した構成となっている。つま
り、燃料電池発電プラントの起動時や発電運転時に、外
部熱源17からの熱量を燃料電池本体1の入口にて電池
冷却システムの冷却水に取り入れ、さらに、取込熱量制
御手段19で入口温度を制御することで電気ヒータ14
等の補機を使用することなく冷却水の温度を制御するよ
うにしたものである。
【0048】図4において、燃料電池本体1は、電気化
学反応を起こして電流を発生させるものであり、この燃
料電池本体1は内部を通る電池冷却管2により冷却され
ている。また、燃料電池本体1の中で反応した燃料と酸
化剤とは、燃料出口管5及び酸化剤出口管6を経て排燃
料及び排酸化剤として排出される。
学反応を起こして電流を発生させるものであり、この燃
料電池本体1は内部を通る電池冷却管2により冷却され
ている。また、燃料電池本体1の中で反応した燃料と酸
化剤とは、燃料出口管5及び酸化剤出口管6を経て排燃
料及び排酸化剤として排出される。
【0049】冷却水供給源13から冷却水給水ポンプ1
2により供給された冷却水は、冷却水入口配管9を経て
電池冷却管2に送られる。冷却水入口配管上には熱交換
器22が備えられており、ガスタービンの排エネルギー
と熱交換することができるようになっている。熱交換器
22にはガスタービンの排エネルギーと冷却水との交換
熱量を調整するための取込熱量制御手段19が設けられ
ている。この取込熱量制御手段19は、制御弁20及び
バイパス配管21を有しており、温度検出器25で検出
された燃料電池本体1の入口における冷却水温度が所定
範囲の温度になるように、制御器16にて制御弁20の
開度を調節しバイパス配管21を流れる冷却水量を制御
する。
2により供給された冷却水は、冷却水入口配管9を経て
電池冷却管2に送られる。冷却水入口配管上には熱交換
器22が備えられており、ガスタービンの排エネルギー
と熱交換することができるようになっている。熱交換器
22にはガスタービンの排エネルギーと冷却水との交換
熱量を調整するための取込熱量制御手段19が設けられ
ている。この取込熱量制御手段19は、制御弁20及び
バイパス配管21を有しており、温度検出器25で検出
された燃料電池本体1の入口における冷却水温度が所定
範囲の温度になるように、制御器16にて制御弁20の
開度を調節しバイパス配管21を流れる冷却水量を制御
する。
【0050】このように温度調整された冷却水は、燃料
電池本体1の電池冷却管2に供給され、燃料電池本体1
を冷却する。そして、燃料電池本体1の電池冷却管2を
通った排冷却水は冷却水出口配管10を経て気水分離器
8へ流入する。気水分離器8では、排冷却水を蒸気と水
に分離する。気水分離器8で分離された蒸気は燃料電池
プラントの燃料改質系11へ送られ、一方、気水分離器
8で分離された水は冷却水供給源13に供給される。
電池本体1の電池冷却管2に供給され、燃料電池本体1
を冷却する。そして、燃料電池本体1の電池冷却管2を
通った排冷却水は冷却水出口配管10を経て気水分離器
8へ流入する。気水分離器8では、排冷却水を蒸気と水
に分離する。気水分離器8で分離された蒸気は燃料電池
プラントの燃料改質系11へ送られ、一方、気水分離器
8で分離された水は冷却水供給源13に供給される。
【0051】次に、この第4の実施の形態の作用につい
て説明する。燃料電池プラントの電池冷却システム運転
時には、冷却水供給源13から給水ポンプ12により熱
交換器22を介して直接燃料電池本体1へ冷却水を供給
する。冷却水温度は運転状態に応じて、取込熱量制御手
段19により制御される。例えば、燃料電池本体1の入
口設定温度と温度検出器25の検出信号との偏差に基づ
いたPI制御により、制御器16にて制御弁20の開度
を調節する。つまり、燃料電池本体1の入口温度が入口
設定温度になるようにバイパス配管21を流れる冷却水
量を調節し、外部熱源17から冷却水に取り込む熱供給
量を調整することにより維持される。
て説明する。燃料電池プラントの電池冷却システム運転
時には、冷却水供給源13から給水ポンプ12により熱
交換器22を介して直接燃料電池本体1へ冷却水を供給
する。冷却水温度は運転状態に応じて、取込熱量制御手
段19により制御される。例えば、燃料電池本体1の入
口設定温度と温度検出器25の検出信号との偏差に基づ
いたPI制御により、制御器16にて制御弁20の開度
を調節する。つまり、燃料電池本体1の入口温度が入口
設定温度になるようにバイパス配管21を流れる冷却水
量を調節し、外部熱源17から冷却水に取り込む熱供給
量を調整することにより維持される。
【0052】この様に、ガスタービンの排エネルギーと
燃料電池本体1の入口で熱交換することにより、冷却水
供給源13から給水ポンプ12を介して直接燃料電池本
体1へ冷却水を供給することができる。また、ガスター
ビン排エネルギーからの電池冷却システムへの熱の供給
量を取込熱量制御手段19で調整することにより、電気
ヒータ14等の補機を使用することなく燃料電池本体1
の入口温度を定められた温度に維持することができる。
燃料電池本体1の入口で熱交換することにより、冷却水
供給源13から給水ポンプ12を介して直接燃料電池本
体1へ冷却水を供給することができる。また、ガスター
ビン排エネルギーからの電池冷却システムへの熱の供給
量を取込熱量制御手段19で調整することにより、電気
ヒータ14等の補機を使用することなく燃料電池本体1
の入口温度を定められた温度に維持することができる。
【0053】以上述べたように、この第4の実施の形態
によれば、冷却水供給源13から給水ポンプ12により
直接燃料電池本体1へ冷却水を供給することにより、冷
却水循環ポンプ7を省略することができる。また、電池
冷却システムの冷却水をガスタービンの排エネルギーと
熱交換させることにより、電気ヒータ14等によるプラ
ントでの電力消費を削減することができる。また、燃料
電池本体1の入口温度を検出し、その検出値に応じて熱
交換器22のバイパス配管21に設置した制御弁20を
開閉し、熱交換する冷却水流量を調節するので、電気ヒ
ータ14等の補機を使用することなく燃料電池本体1の
入口温度を設定通りに安定に保持することができる。
によれば、冷却水供給源13から給水ポンプ12により
直接燃料電池本体1へ冷却水を供給することにより、冷
却水循環ポンプ7を省略することができる。また、電池
冷却システムの冷却水をガスタービンの排エネルギーと
熱交換させることにより、電気ヒータ14等によるプラ
ントでの電力消費を削減することができる。また、燃料
電池本体1の入口温度を検出し、その検出値に応じて熱
交換器22のバイパス配管21に設置した制御弁20を
開閉し、熱交換する冷却水流量を調節するので、電気ヒ
ータ14等の補機を使用することなく燃料電池本体1の
入口温度を設定通りに安定に保持することができる。
【0054】次に、本発明の第5の実施の形態について
説明する。図5は本発明の第5の実施の形態を示す構成
図である。この第5の実施の形態は、図4に示した第4
の実施の形態の熱交換器22に代えて、排冷却水及び冷
却水の双方に、外部熱源(ガスタービン排熱エネルギ
ー)17からの熱を取り込むための熱交換器22を設
け、取込熱量制御手段19にて冷却水に取り込む熱量を
調整し、余剰蒸気供給制御手段24にて気水分離器8内
の冷却水の温度が所定範囲になるように気水分離器8内
の余剰蒸気を蒸気利用設備23に供給するようにしたも
のである。つまり、燃料電池発電プラントの起動時や発
電運転時には、外部熱源17の熱量を燃料電池本体1の
入口にて電池冷却システムの冷却水に取り入れ、また燃
料電池本体1からの排冷却水を外部熱源17の熱量で再
び加熱することでプラントからの余剰蒸気を増加させる
ようにしたものである。
説明する。図5は本発明の第5の実施の形態を示す構成
図である。この第5の実施の形態は、図4に示した第4
の実施の形態の熱交換器22に代えて、排冷却水及び冷
却水の双方に、外部熱源(ガスタービン排熱エネルギ
ー)17からの熱を取り込むための熱交換器22を設
け、取込熱量制御手段19にて冷却水に取り込む熱量を
調整し、余剰蒸気供給制御手段24にて気水分離器8内
の冷却水の温度が所定範囲になるように気水分離器8内
の余剰蒸気を蒸気利用設備23に供給するようにしたも
のである。つまり、燃料電池発電プラントの起動時や発
電運転時には、外部熱源17の熱量を燃料電池本体1の
入口にて電池冷却システムの冷却水に取り入れ、また燃
料電池本体1からの排冷却水を外部熱源17の熱量で再
び加熱することでプラントからの余剰蒸気を増加させる
ようにしたものである。
【0055】図5において、燃料電池本体1は、電気化
学反応を起こして電流を発生させるものであり、この燃
料電池本体1は内部を通る電池冷却管2により冷却され
ている。また、燃料電池本体1の中で反応した燃料と酸
化剤とは、燃料出口管5及び酸化剤出口管6を経て排燃
料及び排酸化剤として排出される。
学反応を起こして電流を発生させるものであり、この燃
料電池本体1は内部を通る電池冷却管2により冷却され
ている。また、燃料電池本体1の中で反応した燃料と酸
化剤とは、燃料出口管5及び酸化剤出口管6を経て排燃
料及び排酸化剤として排出される。
【0056】冷却水供給源13から給水ポンプ12によ
り供給された冷却水は、熱交換器22を通り熱交換され
て冷却水入口配管9を経て電池冷却管2に送られる。冷
却水入口配管上の熱交換器22は、外部熱源17として
ガスタービンの排エネルギーと熱交換するものである。
熱交換器22にはガスタービンの排エネルギーと冷却水
との交換熱量を調整するための取込熱量制御手段19が
設けられている。この取込熱量制御手段19は、制御弁
20及びバイパス配管21を有しており、温度検出器2
5で検出された燃料電池本体1の入口における冷却水温
度が所定範囲の温度になるように、制御器16にて制御
弁20の開度を調節しバイパス配管21を流れる冷却水
量を制御する。
り供給された冷却水は、熱交換器22を通り熱交換され
て冷却水入口配管9を経て電池冷却管2に送られる。冷
却水入口配管上の熱交換器22は、外部熱源17として
ガスタービンの排エネルギーと熱交換するものである。
熱交換器22にはガスタービンの排エネルギーと冷却水
との交換熱量を調整するための取込熱量制御手段19が
設けられている。この取込熱量制御手段19は、制御弁
20及びバイパス配管21を有しており、温度検出器2
5で検出された燃料電池本体1の入口における冷却水温
度が所定範囲の温度になるように、制御器16にて制御
弁20の開度を調節しバイパス配管21を流れる冷却水
量を制御する。
【0057】このように温度調整された冷却水は、燃料
電池本体1の電池冷却管2に供給され、燃料電池本体1
を冷却する。そして、燃料電池本体1の電池冷却管2を
通った排冷却水は冷却水出口配管10及び熱交換器22
を経て気水分離器8へ流入する。排冷却水は、冷却水出
口配管10上の熱交換器22にてガスタービンの排エネ
ルギーと熱交換され再度加熱される。
電池本体1の電池冷却管2に供給され、燃料電池本体1
を冷却する。そして、燃料電池本体1の電池冷却管2を
通った排冷却水は冷却水出口配管10及び熱交換器22
を経て気水分離器8へ流入する。排冷却水は、冷却水出
口配管10上の熱交換器22にてガスタービンの排エネ
ルギーと熱交換され再度加熱される。
【0058】再加熱された排冷却水は気水分離器8で蒸
気と水に分離される。気水分離器8で分離された蒸気は
燃料電池プラントの燃料改質系11へ送られると共に、
余剰の蒸気は、余剰蒸気供給制御手段24の制御弁26
を介して蒸気へッダー等の蒸気利用設備23へ送られ
る。一方、気水分離器8で分離された水は冷却水供給源
13へ供給される。
気と水に分離される。気水分離器8で分離された蒸気は
燃料電池プラントの燃料改質系11へ送られると共に、
余剰の蒸気は、余剰蒸気供給制御手段24の制御弁26
を介して蒸気へッダー等の蒸気利用設備23へ送られ
る。一方、気水分離器8で分離された水は冷却水供給源
13へ供給される。
【0059】次に、この第5の実施の形態の作用につい
て説明する。燃料電池プラントの電池冷却システム運転
時には、冷却水供給源13から給水ポンプ12により熱
交換器22を介して直接燃料電池本体1へ冷却水を供給
する。冷却水温度は運転状態に応じて取込熱量制御手段
19にて制御される。例えば、取込熱量制御手段19の
制御器16は、燃料電池本体1の入口設定温度と温度検
出器25の検出信号との偏差に基づいたPI制御によ
り、制御弁20の開度信号へと変換して燃料電池本体1
の入口温度に応じた開度に開閉し、冷却水へのガスター
ビン排エネルギーの熱供給量を調整することにより維持
される。つまり、燃料電池本体1の入口温度が入口設定
温度になるようにバイパス配管21を流れる冷却水量を
調節し、外部熱源17から冷却水に取り込む熱供給量を
調整することにより維持される。
て説明する。燃料電池プラントの電池冷却システム運転
時には、冷却水供給源13から給水ポンプ12により熱
交換器22を介して直接燃料電池本体1へ冷却水を供給
する。冷却水温度は運転状態に応じて取込熱量制御手段
19にて制御される。例えば、取込熱量制御手段19の
制御器16は、燃料電池本体1の入口設定温度と温度検
出器25の検出信号との偏差に基づいたPI制御によ
り、制御弁20の開度信号へと変換して燃料電池本体1
の入口温度に応じた開度に開閉し、冷却水へのガスター
ビン排エネルギーの熱供給量を調整することにより維持
される。つまり、燃料電池本体1の入口温度が入口設定
温度になるようにバイパス配管21を流れる冷却水量を
調節し、外部熱源17から冷却水に取り込む熱供給量を
調整することにより維持される。
【0060】また、気水分離器8の温度も運転状態に応
じて余剰蒸気供給制御手段24により制御される。例え
ば、余剰蒸気供給制御手段24の制御器27は気水分離
器8の設定温度と温度検出器15の検出信号との偏差に
基づいたPI制御により、制御弁26の開度信号へと変
換して気水分離器8の温度に応じた開度に開閉し、蒸気
利用設備23への蒸気供給量を調整する。これにより気
水分離器8の温度を維持する。
じて余剰蒸気供給制御手段24により制御される。例え
ば、余剰蒸気供給制御手段24の制御器27は気水分離
器8の設定温度と温度検出器15の検出信号との偏差に
基づいたPI制御により、制御弁26の開度信号へと変
換して気水分離器8の温度に応じた開度に開閉し、蒸気
利用設備23への蒸気供給量を調整する。これにより気
水分離器8の温度を維持する。
【0061】この様に、ガスタービンの排エネルギーと
燃料電池本体1の入口で熱交換することにより、冷却水
供給源13から給水ポンプ12を介して直接燃料電池本
体1へ冷却水を供給することができる。また、ガスター
ビン排エネルギーからの電池冷却システムへの熱の供給
量を調整することにより、燃料電池本体1の入口温度を
定められた温度に維持することができる。さらに、蒸気
利用設備23への蒸気の供給量を調整することにより、
電気ヒータ14等の補機を使用することなく気水分離器
8の温度を定められた温度に維持することができる。
燃料電池本体1の入口で熱交換することにより、冷却水
供給源13から給水ポンプ12を介して直接燃料電池本
体1へ冷却水を供給することができる。また、ガスター
ビン排エネルギーからの電池冷却システムへの熱の供給
量を調整することにより、燃料電池本体1の入口温度を
定められた温度に維持することができる。さらに、蒸気
利用設備23への蒸気の供給量を調整することにより、
電気ヒータ14等の補機を使用することなく気水分離器
8の温度を定められた温度に維持することができる。
【0062】以上述べたように、この第5の実施の形態
によれば、冷却水供給源13から給水ポンプ12により
直接燃料電池本体1へ冷却水を供給することにより、冷
却水循環ポンプ7を省略することができる。また電池冷
却システムの冷却水をガスタービンの排エネルギーと熱
交換させることにより、電気ヒータ14等によるプラン
トでの電力消費を削減することができる。また、燃料電
池本体1の入口温度を検出し、その検出値に応じて熱交
換器22のバイパス配管21に設置した制御弁20を開
閉し、熱交換する冷却水流量を調節することにより、電
気ヒータ14等の補機を使用することなく燃料電池本体
1の入口温度を設定通りに安定に保持することができ
る。
によれば、冷却水供給源13から給水ポンプ12により
直接燃料電池本体1へ冷却水を供給することにより、冷
却水循環ポンプ7を省略することができる。また電池冷
却システムの冷却水をガスタービンの排エネルギーと熱
交換させることにより、電気ヒータ14等によるプラン
トでの電力消費を削減することができる。また、燃料電
池本体1の入口温度を検出し、その検出値に応じて熱交
換器22のバイパス配管21に設置した制御弁20を開
閉し、熱交換する冷却水流量を調節することにより、電
気ヒータ14等の補機を使用することなく燃料電池本体
1の入口温度を設定通りに安定に保持することができ
る。
【0063】さらに、気水分離器8の温度に応じて蒸気
利用設備23への配管上に設置した制御弁26を開閉す
ることで、気水分離器8の温度を設定通りに保持するこ
とができ、かつガスタービン排エネルギーの供給により
十分な余剰蒸気を発生させることができる。
利用設備23への配管上に設置した制御弁26を開閉す
ることで、気水分離器8の温度を設定通りに保持するこ
とができ、かつガスタービン排エネルギーの供給により
十分な余剰蒸気を発生させることができる。
【0064】次に、本発明の第6の実施の形態を説明す
る。図6は本発明の第6の実施の形態を示す構成図であ
る。この第6の実施の形態は、図5に示す第5の実施の
形態の余剰蒸気供給制御手段24に代えて、熱交換器2
2で蒸気となった排冷却水を燃料改質系11及び蒸気利
用設備23に供給する蒸気供給制御手段を設けたもので
あり、熱交換器22で排冷却水を全て蒸気にすることか
ら気水分離器8を省略している。すなわち、燃料電池本
体1からの排冷却水を外部熱源17の熱量で全て過熱蒸
気とすることで気水分離器8を用いずに改質蒸気や余剰
蒸気を供給するようにしたものである。
る。図6は本発明の第6の実施の形態を示す構成図であ
る。この第6の実施の形態は、図5に示す第5の実施の
形態の余剰蒸気供給制御手段24に代えて、熱交換器2
2で蒸気となった排冷却水を燃料改質系11及び蒸気利
用設備23に供給する蒸気供給制御手段を設けたもので
あり、熱交換器22で排冷却水を全て蒸気にすることか
ら気水分離器8を省略している。すなわち、燃料電池本
体1からの排冷却水を外部熱源17の熱量で全て過熱蒸
気とすることで気水分離器8を用いずに改質蒸気や余剰
蒸気を供給するようにしたものである。
【0065】図6において、燃料電池本体1は、電気化
学反応を起こして電流を発生させるものであり、この燃
料電池本体1は内部を通る電池冷却管2により冷却され
ている。また、燃料電池1の中で反応した燃料と酸化剤
とは、燃料出口管5及び酸化剤出口管6を経て排燃料及
び排酸化剤として排出される。
学反応を起こして電流を発生させるものであり、この燃
料電池本体1は内部を通る電池冷却管2により冷却され
ている。また、燃料電池1の中で反応した燃料と酸化剤
とは、燃料出口管5及び酸化剤出口管6を経て排燃料及
び排酸化剤として排出される。
【0066】冷却水供給源13から冷却水給水ポンプ1
2により供給された冷却水は、冷却水入口配管9を経て
電池冷却管2に送られる。冷却水入口配管9上には熱交
換器22が備えられており、ガスタービンの排エネルギ
ーと熱交換することができるようになっている。熱交換
器22にはガスタービンの排エネルギーと冷却水との交
換熱量を調整するための取込熱量制御手段19が設けら
れている。この取込熱量制御手段19は、制御弁20及
びバイパス配管21を有しており、温度検出器25で検
出された燃料電池本体1の入口における冷却水温度が所
定範囲の温度になるように、制御器16にて制御弁20
の開度を調節しバイパス配管21を流れる冷却水量を制
御する。
2により供給された冷却水は、冷却水入口配管9を経て
電池冷却管2に送られる。冷却水入口配管9上には熱交
換器22が備えられており、ガスタービンの排エネルギ
ーと熱交換することができるようになっている。熱交換
器22にはガスタービンの排エネルギーと冷却水との交
換熱量を調整するための取込熱量制御手段19が設けら
れている。この取込熱量制御手段19は、制御弁20及
びバイパス配管21を有しており、温度検出器25で検
出された燃料電池本体1の入口における冷却水温度が所
定範囲の温度になるように、制御器16にて制御弁20
の開度を調節しバイパス配管21を流れる冷却水量を制
御する。
【0067】このように温度調整された冷却水は、燃料
電池本体1の電池冷却管2に供給され、燃料電池本体1
を冷却する。そして、燃料電池本体1の電池冷却管2を
通った排冷却水は冷却水出口配管10及び熱交換器22
を経て気水分離器8へ流入する。排冷却水は、冷却水出
口配管10上の熱交換器22にてガスタービンの排エネ
ルギーと熱交換され再度加熱され過熱蒸気となる。
電池本体1の電池冷却管2に供給され、燃料電池本体1
を冷却する。そして、燃料電池本体1の電池冷却管2を
通った排冷却水は冷却水出口配管10及び熱交換器22
を経て気水分離器8へ流入する。排冷却水は、冷却水出
口配管10上の熱交換器22にてガスタービンの排エネ
ルギーと熱交換され再度加熱され過熱蒸気となる。
【0068】冷却水出口配管10の先には、蒸気供給制
御手段28が設けられており、この蒸気供給制御手段2
8は制御弁29で構成されている。制御弁29では、一
部の蒸気は燃料電池プラントの燃料改質系11へ送ら
れ、余剰の蒸気は蒸気ヘッダー等の蒸気利用設備23へ
送られる。
御手段28が設けられており、この蒸気供給制御手段2
8は制御弁29で構成されている。制御弁29では、一
部の蒸気は燃料電池プラントの燃料改質系11へ送ら
れ、余剰の蒸気は蒸気ヘッダー等の蒸気利用設備23へ
送られる。
【0069】次に、この第6の実施の形態の作用につい
て説明する。燃料電池プラントの電池冷却システム運転
時には、冷却水供給源13から給水ポンプ12により熱
交換器22を介して直接燃料電池本体1へ冷却水を供給
する。冷却水温度は運転状態に応じて取込熱量制御手段
19にて制御される。例えば、取込熱量制御手段19の
制御器16は、燃料電池本体1の入口設定温度と温度検
出器25の検出信号との偏差に基づいたPI制御によ
り、制御弁20の開度信号へと変換して燃料電池本体1
の入口温度に応じた開度に開閉し、冷却水へのガスター
ビン排エネルギーの熱供給量を調整することにより入口
温度をその設定値に維持する。
て説明する。燃料電池プラントの電池冷却システム運転
時には、冷却水供給源13から給水ポンプ12により熱
交換器22を介して直接燃料電池本体1へ冷却水を供給
する。冷却水温度は運転状態に応じて取込熱量制御手段
19にて制御される。例えば、取込熱量制御手段19の
制御器16は、燃料電池本体1の入口設定温度と温度検
出器25の検出信号との偏差に基づいたPI制御によ
り、制御弁20の開度信号へと変換して燃料電池本体1
の入口温度に応じた開度に開閉し、冷却水へのガスター
ビン排エネルギーの熱供給量を調整することにより入口
温度をその設定値に維持する。
【0070】また、蒸気供給制御手段28の制御弁29
は、熱交換器22にて過熱状態になった蒸気のうち、改
質に必要な流量を燃料改質系11へ供給するように開閉
される。このため、残りはすべて余剰蒸気として蒸気利
用設備23へ供給される。
は、熱交換器22にて過熱状態になった蒸気のうち、改
質に必要な流量を燃料改質系11へ供給するように開閉
される。このため、残りはすべて余剰蒸気として蒸気利
用設備23へ供給される。
【0071】この様に、ガスタービンの排エネルギーと
燃料電池本体1の入口で熱交換することにより、冷却水
供給源13から給水ポンプ12により直接燃料電池本体
1へ冷却水を供給することができる。また、ガスタービ
ン排エネルギーからの電池冷却システムへの熱の供給量
を調整することにより、燃料電池本体1の入口温度を定
められた温度に維持することができる。さらに、燃料電
池本体1からの排冷却水を熱交換器22で過熱蒸気とす
ることで、気水分離器8を介さずに燃料改質系11及び
蒸気利用系23に蒸気を供給することができる。
燃料電池本体1の入口で熱交換することにより、冷却水
供給源13から給水ポンプ12により直接燃料電池本体
1へ冷却水を供給することができる。また、ガスタービ
ン排エネルギーからの電池冷却システムへの熱の供給量
を調整することにより、燃料電池本体1の入口温度を定
められた温度に維持することができる。さらに、燃料電
池本体1からの排冷却水を熱交換器22で過熱蒸気とす
ることで、気水分離器8を介さずに燃料改質系11及び
蒸気利用系23に蒸気を供給することができる。
【0072】以上述べたように、この第6の実施の形態
によれば、冷却水供給源13から給水ポンプ12により
直接燃料電池本体1へ冷却水を供給することにより、冷
却水循環ポンプ7を省略することができる。また、電池
冷却システムの冷却水をガスタービンの排エネルギーと
熱交換させることにより、電気ヒータ14等によるプラ
ントでの電力消費を削減することができる。また、燃料
電池本体1の入口温度を検出し、その検出値に応じて熱
交換器22のバイパス配管21に設置した制御弁20を
開閉し、熱交換する冷却水流量を調節することにより、
電気ヒータ14等の補機を使用することなく燃料電池本
体1の入口温度を設定通りに安定に保持することができ
る。
によれば、冷却水供給源13から給水ポンプ12により
直接燃料電池本体1へ冷却水を供給することにより、冷
却水循環ポンプ7を省略することができる。また、電池
冷却システムの冷却水をガスタービンの排エネルギーと
熱交換させることにより、電気ヒータ14等によるプラ
ントでの電力消費を削減することができる。また、燃料
電池本体1の入口温度を検出し、その検出値に応じて熱
交換器22のバイパス配管21に設置した制御弁20を
開閉し、熱交換する冷却水流量を調節することにより、
電気ヒータ14等の補機を使用することなく燃料電池本
体1の入口温度を設定通りに安定に保持することができ
る。
【0073】さらに、排冷却水を過熱蒸気とすることで
気水分離器8を省略することができ、かつガスタービン
排エネルギーの供給により十分な余剰蒸気を発生させる
ことができる。
気水分離器8を省略することができ、かつガスタービン
排エネルギーの供給により十分な余剰蒸気を発生させる
ことができる。
【0074】次に、本発明の第7の実施の形態を説明す
る。図7は本発明の第7の実施の形態を示す構成図であ
る。この第7の実施の形態は、図6に示した第6の実施
の形態における蒸気利用設備23として、蒸気タービン
30を用いたものである。
る。図7は本発明の第7の実施の形態を示す構成図であ
る。この第7の実施の形態は、図6に示した第6の実施
の形態における蒸気利用設備23として、蒸気タービン
30を用いたものである。
【0075】図7において、燃料電池本体1は、電気化
学反応を起こして電流を発生させるものであり、この燃
料電池本体1は内部を通る電池冷却管2により冷却され
ている。また、燃料電池本体1の中で反応した燃料と酸
化剤とは、燃料出口管5及び酸化剤出口管6を経て排燃
料及び排酸化剤として排出される。
学反応を起こして電流を発生させるものであり、この燃
料電池本体1は内部を通る電池冷却管2により冷却され
ている。また、燃料電池本体1の中で反応した燃料と酸
化剤とは、燃料出口管5及び酸化剤出口管6を経て排燃
料及び排酸化剤として排出される。
【0076】冷却水供給源13から冷却水給水ポンプ1
2により供給された冷却水は、冷却水入口配管9を経て
電池冷却管2に送られる。冷却水入口配管9上には熱交
換器22が備えられており、ガスタービンの排エネルギ
ーと熱交換することができるようになっている。熱交換
器22にはガスタービンの排エネルギーと冷却水との交
換熱量を調整するための取込熱量制御手段19が設けら
れている。この取込熱量制御手段19は、制御弁20及
びバイパス配管21を有しており、温度検出器25で検
出された燃料電池本体1の入口における冷却水温度が所
定範囲の温度になるように、制御器16にて制御弁20
の開度を調節しバイパス配管21を流れる冷却水量を制
御する。
2により供給された冷却水は、冷却水入口配管9を経て
電池冷却管2に送られる。冷却水入口配管9上には熱交
換器22が備えられており、ガスタービンの排エネルギ
ーと熱交換することができるようになっている。熱交換
器22にはガスタービンの排エネルギーと冷却水との交
換熱量を調整するための取込熱量制御手段19が設けら
れている。この取込熱量制御手段19は、制御弁20及
びバイパス配管21を有しており、温度検出器25で検
出された燃料電池本体1の入口における冷却水温度が所
定範囲の温度になるように、制御器16にて制御弁20
の開度を調節しバイパス配管21を流れる冷却水量を制
御する。
【0077】このように温度調整された冷却水は、燃料
電池本体1の電池冷却管2に供給され、燃料電池本体1
を冷却する。そして、燃料電池本体1の電池冷却管2を
通った排冷却水は冷却水出口配管10及び熱交換器22
を経て気水分離器8へ流入する。排冷却水は、冷却水出
口配管10上の熱交換器22にてガスタービンの排エネ
ルギーと熱交換され再度加熱され過熱蒸気となる。
電池本体1の電池冷却管2に供給され、燃料電池本体1
を冷却する。そして、燃料電池本体1の電池冷却管2を
通った排冷却水は冷却水出口配管10及び熱交換器22
を経て気水分離器8へ流入する。排冷却水は、冷却水出
口配管10上の熱交換器22にてガスタービンの排エネ
ルギーと熱交換され再度加熱され過熱蒸気となる。
【0078】冷却水出口配管10の先には蒸気供給制御
手段28が設けられており、この蒸気供給制御手段28
は制御弁29で構成されている。制御弁40では、一部
の蒸気は燃料電池プラントの燃料改質系11へ送られ、
余剰の蒸気は蒸気タービン30へ送られる。
手段28が設けられており、この蒸気供給制御手段28
は制御弁29で構成されている。制御弁40では、一部
の蒸気は燃料電池プラントの燃料改質系11へ送られ、
余剰の蒸気は蒸気タービン30へ送られる。
【0079】次に、この第7の実施の形態の作用につい
て説明する。燃料電池プラントの電池冷却システム運転
時には、冷却水供給源13から給水ポンプ12により熱
交換器22を介して直接燃料電池本体1へ冷却水を供給
する。冷却水温度は運転状態に応じて取込熱量制御手段
19で制御される。例えば、取込熱量制御手段19の制
御器16は、燃料電池本体1の入口設定温度と温度検出
器25の検出信号との偏差に基づいたPI制御により、
制御弁20の開度信号へと変換して燃料電池本体1の入
口温度に応じた開度に開閉し、電池冷却水へのガスター
ビン排エネルギーの熱供給量を調整することにより維持
される。また、蒸気供給制御手段28の制御弁29は過
熱状態になった蒸気のうち、燃料の改質に必要な流量を
燃料改質系11へ供給するように開閉される。このた
め、残りはすべて余剰蒸気として蒸気タービン30へ供
給される。
て説明する。燃料電池プラントの電池冷却システム運転
時には、冷却水供給源13から給水ポンプ12により熱
交換器22を介して直接燃料電池本体1へ冷却水を供給
する。冷却水温度は運転状態に応じて取込熱量制御手段
19で制御される。例えば、取込熱量制御手段19の制
御器16は、燃料電池本体1の入口設定温度と温度検出
器25の検出信号との偏差に基づいたPI制御により、
制御弁20の開度信号へと変換して燃料電池本体1の入
口温度に応じた開度に開閉し、電池冷却水へのガスター
ビン排エネルギーの熱供給量を調整することにより維持
される。また、蒸気供給制御手段28の制御弁29は過
熱状態になった蒸気のうち、燃料の改質に必要な流量を
燃料改質系11へ供給するように開閉される。このた
め、残りはすべて余剰蒸気として蒸気タービン30へ供
給される。
【0080】この様に、ガスタービンの排エネルギーと
燃料電池本体1の入口で熱交換することにより、冷却水
供給源13から給水ポンプ12により直接燃料電池本体
1へ冷却水を供給することができる。また、ガスタービ
ン排エネルギーからの電池冷却システムへの熱の供給量
を調整することにより、燃料電池本体1の入口温度を定
められた温度に維持することができる。さらに、燃料電
池本体1からの排冷却水を過熱蒸気とすることで気水分
離器8を介さずに燃料改質系11及び蒸気タービン30
に蒸気を供給することができる。
燃料電池本体1の入口で熱交換することにより、冷却水
供給源13から給水ポンプ12により直接燃料電池本体
1へ冷却水を供給することができる。また、ガスタービ
ン排エネルギーからの電池冷却システムへの熱の供給量
を調整することにより、燃料電池本体1の入口温度を定
められた温度に維持することができる。さらに、燃料電
池本体1からの排冷却水を過熱蒸気とすることで気水分
離器8を介さずに燃料改質系11及び蒸気タービン30
に蒸気を供給することができる。
【0081】以上述べたように、この第7の実施の形態
によれば、冷却水供給源13から給水ポンプ12により
直接燃料電池本体1へ冷却水を供給することにより、冷
却水循環ポンプ7を省略することができる。また電池冷
却システムの冷却水をガスタービンの排エネルギーと熱
交換させることにより、電気ヒータ14等によるプラン
トでの電力消費を削減することができる。また、燃料電
池本体1の入口温度を検出し、その検出値に応じて熱交
換器22のバイパス配管21に設置した制御弁20を開
閉し、熱交換する冷却水流量を調節することにより、電
気ヒータ14等の補機を使用することなく燃料電池本体
1の入口温度を設定値通りに安定に保持することができ
る。
によれば、冷却水供給源13から給水ポンプ12により
直接燃料電池本体1へ冷却水を供給することにより、冷
却水循環ポンプ7を省略することができる。また電池冷
却システムの冷却水をガスタービンの排エネルギーと熱
交換させることにより、電気ヒータ14等によるプラン
トでの電力消費を削減することができる。また、燃料電
池本体1の入口温度を検出し、その検出値に応じて熱交
換器22のバイパス配管21に設置した制御弁20を開
閉し、熱交換する冷却水流量を調節することにより、電
気ヒータ14等の補機を使用することなく燃料電池本体
1の入口温度を設定値通りに安定に保持することができ
る。
【0082】さらに、排冷却水を過熱蒸気とすることで
気水分離器8を省略することができる。かつガスタービ
ン排エネルギーの供給により十分な余剰蒸気を発生さ
せ、蒸気タービン30へ供給することにより、燃料電池
発電プラントの発電出力や発電効率を向上させることが
できる。
気水分離器8を省略することができる。かつガスタービ
ン排エネルギーの供給により十分な余剰蒸気を発生さ
せ、蒸気タービン30へ供給することにより、燃料電池
発電プラントの発電出力や発電効率を向上させることが
できる。
【0083】次に、本発明の第8の実施の形態を説明す
る。図8は本発明の第8の実施の形態を示す構成図であ
る。この第8の実施の形態は、図6に示した第6の実施
の形態における蒸気利用設備23として、吸収式冷凍機
31を用いたものである。
る。図8は本発明の第8の実施の形態を示す構成図であ
る。この第8の実施の形態は、図6に示した第6の実施
の形態における蒸気利用設備23として、吸収式冷凍機
31を用いたものである。
【0084】図8において、燃料電池本体1は、電気化
学反応を起こして電流を発生させるものであり、この燃
料電池本体1は内部を通る電池冷却管2により冷却され
ている。また、燃料電池本体1の中で反応した燃料と酸
化剤とは、燃料出口管5及び酸化剤出口管6を経て排燃
料及び排酸化剤として排出される。
学反応を起こして電流を発生させるものであり、この燃
料電池本体1は内部を通る電池冷却管2により冷却され
ている。また、燃料電池本体1の中で反応した燃料と酸
化剤とは、燃料出口管5及び酸化剤出口管6を経て排燃
料及び排酸化剤として排出される。
【0085】冷却水供給源13から冷却水給水ポンプ1
2により供給された冷却水は、冷却水入口配管9を経て
電池冷却管2に送られる。冷却水入口配管9上には熱交
換器22が備えられており、ガスタービンの排エネルギ
ーと熱交換することができるようになっている。熱交換
器22にはガスタービンの排エネルギーと冷却水との交
換熱量を調整するための取込熱量制御手段19が設けら
れている。取込熱量制御手段19は、制御弁20及びバ
イパス配管21を有しており、温度検出器25で検出さ
れた燃料電池本体1の入口における冷却水温度が所定範
囲の温度になるように、制御器16にて制御弁20の開
度を調節しバイパス配管21を流れる冷却水量を制御す
る。
2により供給された冷却水は、冷却水入口配管9を経て
電池冷却管2に送られる。冷却水入口配管9上には熱交
換器22が備えられており、ガスタービンの排エネルギ
ーと熱交換することができるようになっている。熱交換
器22にはガスタービンの排エネルギーと冷却水との交
換熱量を調整するための取込熱量制御手段19が設けら
れている。取込熱量制御手段19は、制御弁20及びバ
イパス配管21を有しており、温度検出器25で検出さ
れた燃料電池本体1の入口における冷却水温度が所定範
囲の温度になるように、制御器16にて制御弁20の開
度を調節しバイパス配管21を流れる冷却水量を制御す
る。
【0086】このように温度調整された冷却水は、燃料
電池本体1の電池冷却管2に供給され、燃料電池本体1
を冷却する。そして、燃料電池本体1の電池冷却管2を
通った排冷却水は冷却水出口配管10及び熱交換器22
を経て気水分離器8へ流入する。排冷却水は、冷却水出
口配管10上の熱交換器22にてガスタービンの排エネ
ルギーと熱交換され再度加熱され過熱蒸気となる。
電池本体1の電池冷却管2に供給され、燃料電池本体1
を冷却する。そして、燃料電池本体1の電池冷却管2を
通った排冷却水は冷却水出口配管10及び熱交換器22
を経て気水分離器8へ流入する。排冷却水は、冷却水出
口配管10上の熱交換器22にてガスタービンの排エネ
ルギーと熱交換され再度加熱され過熱蒸気となる。
【0087】冷却水出口配管10の先には蒸気供給制御
手段28が設けられており、この蒸気供給制御手段28
は制御弁29で構成されている。制御弁29では一部の
蒸気は燃料電池プラントの燃料改質系11へ送られ、余
剰の蒸気は吸収式冷凍機31へ送られる。
手段28が設けられており、この蒸気供給制御手段28
は制御弁29で構成されている。制御弁29では一部の
蒸気は燃料電池プラントの燃料改質系11へ送られ、余
剰の蒸気は吸収式冷凍機31へ送られる。
【0088】次に、この第8の実施の形態の作用につい
て説明する。燃料電池プラントの電池冷却システム運転
時には、冷却水供給源13から給水ポンプ12により熱
交換器22を介して直接燃料電池本体1へ冷却水を供給
する。冷却水温度は運転状態に応じて取込熱量制御手段
19で制御される。例えば、制御器16は燃料電池本体
1の入口設定温度と温度検出器25の検出信号との偏差
に基づいたPI制御により、制御弁20の開度信号へと
変換して燃料電池本体1の入口温度に応じた開度に開閉
し、電池冷却水へのガスタービン排エネルギーの熱供給
量を調整する。これにより、燃料電池本体1の冷却水入
口温度はその設定値に維持される。また、制御弁29は
過熱状態になった蒸気のうち、燃料の改質に必要な流量
を燃料改質系11へ供給するように開閉される。このた
め、残りはすべて余剰蒸気として吸収式冷凍機31へ供
給される。
て説明する。燃料電池プラントの電池冷却システム運転
時には、冷却水供給源13から給水ポンプ12により熱
交換器22を介して直接燃料電池本体1へ冷却水を供給
する。冷却水温度は運転状態に応じて取込熱量制御手段
19で制御される。例えば、制御器16は燃料電池本体
1の入口設定温度と温度検出器25の検出信号との偏差
に基づいたPI制御により、制御弁20の開度信号へと
変換して燃料電池本体1の入口温度に応じた開度に開閉
し、電池冷却水へのガスタービン排エネルギーの熱供給
量を調整する。これにより、燃料電池本体1の冷却水入
口温度はその設定値に維持される。また、制御弁29は
過熱状態になった蒸気のうち、燃料の改質に必要な流量
を燃料改質系11へ供給するように開閉される。このた
め、残りはすべて余剰蒸気として吸収式冷凍機31へ供
給される。
【0089】この様に、ガスタービンの排エネルギーと
燃料電池本体1の入口で熱交換することにより、冷却水
供給源13から給水ポンプ12により直接燃料電池本体
1へ冷却水を供給することができる。また、ガスタービ
ン排エネルギーからの電池冷却システムへの熱の供給量
を調整することにより、燃料電池本体1の冷却水入口温
度を定められた温度に維持することができる。さらに燃
料電池本体1からの排冷却水を過熱蒸気とすることで、
気水分離器8を介さずに燃料改質系11及び吸収式冷凍
機31に蒸気を供給することができる。
燃料電池本体1の入口で熱交換することにより、冷却水
供給源13から給水ポンプ12により直接燃料電池本体
1へ冷却水を供給することができる。また、ガスタービ
ン排エネルギーからの電池冷却システムへの熱の供給量
を調整することにより、燃料電池本体1の冷却水入口温
度を定められた温度に維持することができる。さらに燃
料電池本体1からの排冷却水を過熱蒸気とすることで、
気水分離器8を介さずに燃料改質系11及び吸収式冷凍
機31に蒸気を供給することができる。
【0090】以上述べたように、この第8の実施の形態
によれば、冷却水供給源13から給水ポンプ12により
直接燃料電池本体1へ冷却水を供給することにより、冷
却水循環ポンプ7を省略することができる。また電池冷
却システムの冷却水をガスタービンの排エネルギーと熱
交換させることにより、電気ヒータ14等によるプラン
トでの電力消費を削減することができる。また燃料電池
本体1の冷却水入口温度を検出し、その検出値に応じて
熱交換器22のバイパス配管21に設置した制御弁20
を開閉し、熱交換する冷却水流量を調節することによ
り、電気ヒータ14等の補機を使用することなく燃料電
池本体1の冷却水入口温度を設定通りに安定に保持する
ことができる。
によれば、冷却水供給源13から給水ポンプ12により
直接燃料電池本体1へ冷却水を供給することにより、冷
却水循環ポンプ7を省略することができる。また電池冷
却システムの冷却水をガスタービンの排エネルギーと熱
交換させることにより、電気ヒータ14等によるプラン
トでの電力消費を削減することができる。また燃料電池
本体1の冷却水入口温度を検出し、その検出値に応じて
熱交換器22のバイパス配管21に設置した制御弁20
を開閉し、熱交換する冷却水流量を調節することによ
り、電気ヒータ14等の補機を使用することなく燃料電
池本体1の冷却水入口温度を設定通りに安定に保持する
ことができる。
【0091】さらに、排冷却水を過熱蒸気とすることで
気水分離器8を省略することができ、かつガスタービン
排エネルギーの供給により十分な余剰蒸気を発生させる
ことができる。
気水分離器8を省略することができ、かつガスタービン
排エネルギーの供給により十分な余剰蒸気を発生させる
ことができる。
【0092】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、電
気ヒータ等の昇温用の補機を設置する必要がなく、ま
た、冷却水循環ポンプや気水分離器等の構成機器を省略
することが可能であり、より多くのプラント排熱を提供
することができる。このことから、高効率でコジェネレ
ーションプラントとしての性能の高い安価な燃料電池発
電プラントを提供することができる。
気ヒータ等の昇温用の補機を設置する必要がなく、ま
た、冷却水循環ポンプや気水分離器等の構成機器を省略
することが可能であり、より多くのプラント排熱を提供
することができる。このことから、高効率でコジェネレ
ーションプラントとしての性能の高い安価な燃料電池発
電プラントを提供することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態による燃料電池発電
プラントの構成図。
プラントの構成図。
【図2】本発明の第2の実施の形態による燃料電池発電
プラントの構成図。
プラントの構成図。
【図3】本発明の第3の実施の形態による燃料電池発電
プラントの構成図。
プラントの構成図。
【図4】本発明の第4の実施の形態による燃料電池発電
プラントの構成図。
プラントの構成図。
【図5】本発明の第5の実施の形態による燃料電池発電
プラントの構成図。
プラントの構成図。
【図6】本発明の第6の実施の形態による燃料電池発電
プラントの構成図。
プラントの構成図。
【図7】本発明の第7の実施の形態による燃料電池発電
プラントの構成図。
プラントの構成図。
【図8】本発明の第8の実施の形態による燃料電池発電
プラントの構成図。
プラントの構成図。
【図9】従来の燃料電池発電プラントの構成図。
1 燃料電池本体 2 電池冷却管 3 燃料入口管 4 酸化剤入口管 5 燃料出口管 6 酸化剤出口管 7 冷却水循環ポンプ 8 気水分離器 9 冷却水入口配管 10 冷却水出口配管 11 燃料改質系 12 給水ポンプ 13 冷却水供給源 14 電気ヒータ 15 温度検出器 16 制御器 17 外部熱源 18 熱交換器 19 取込熱量制御手段 20 制御弁 21 バイパス配管 22 熱交換器 23 蒸気利用設備 24 余剰蒸気供給制御手段 25 温度検出器 26 制御弁 27 制御器 28 蒸気供給制御手段 29 制御弁 30 蒸気タービン 31 吸収式冷凍機
Claims (8)
- 【請求項1】 燃料電池本体を冷却し終えた排冷却水を
気水分離器に導き、分離した蒸気を燃料改質系に供給す
ると共に、前記気水分離器から冷却水を前記燃料電池本
体に供給するようにした電池冷却水システムを有する燃
料電池発電プラントにおいて、外部熱源からの熱を前記
排冷却水に取り込むための熱交換器と、前記排冷却水に
取り込む熱量を調整するための取込熱量制御手段とを備
えたことを特徴とする燃料電池発電プラント。 - 【請求項2】 前記外部熱源は、ガスタービンの排エネ
ルギーであることを特徴とする請求項1に記載の燃料電
池発電プラント。 - 【請求項3】 前記取込熱量制御手段に代えて、前記気
水分離器内の冷却水の温度が所定範囲になるように前記
気水分離器内の余剰蒸気を蒸気利用設備に供給する余剰
蒸気供給制御手段を設けたことを特徴とする請求項1又
は請求項2に記載の燃料電池発電プラント。 - 【請求項4】 燃料電池本体を冷却し終えた排冷却水を
気水分離器に導き、分離した蒸気を燃料改質系に供給す
ると共に、凝縮した排冷却水に冷却水供給源からの冷却
水を加えて前記燃料電池本体に冷却水として供給するよ
うにした電池冷却水システムを有する燃料電池発電プラ
ントにおいて、外部熱源からの熱を前記冷却水に取り込
むための熱交換器と、前記冷却水に取り込む熱量を調整
するための取込熱量制御手段とを備えたことを特徴とす
る燃料電池発電プラント。 - 【請求項5】 燃料電池本体を冷却し終えた排冷却水を
気水分離器に導き、分離した蒸気を燃料改質系に供給す
ると共に、凝縮した排冷却水に冷却水供給源からの冷却
水を加えて前記燃料電池本体に冷却水として供給するよ
うにした電池冷却水システムを有する燃料電池発電プラ
ントにおいて、外部熱源からの熱を前記排冷却水及び前
記冷却水に取り込むための熱交換器と、前記冷却水に取
り込む熱量を調整するための取込熱量制御手段と、前記
気水分離器内の冷却水の温度が所定範囲になるように前
記気水分離器内の余剰蒸気を蒸気利用設備に供給する余
剰蒸気供給制御手段とを備えたことを特徴とする燃料電
池発電プラント。 - 【請求項6】 燃料電池本体を冷却するための冷却水を
冷却水供給源から前記燃料電池に供給し、前記燃料電池
を冷却し終えた排冷却水を蒸気とし、その蒸気を燃料改
質系及び蒸気利用設備に供給するようにした電池冷却水
システムを有する燃料電池発電プラントにおいて、外部
熱源からの熱を前記排冷却水及び前記冷却水に取り込む
ための熱交換器と、前記冷却水に取り込む熱量を調整す
るための取込熱量制御手段と、蒸気となった前記排冷却
水を前記改質系及び前記蒸気利用設備に供給する蒸気供
給制御手段とを備えたことを特徴とする燃料電池発電プ
ラント。 - 【請求項7】 前記蒸気利用設備は、蒸気タービンであ
ることを特徴とする請求項6に記載の燃料電池発電プラ
ント。 - 【請求項8】 前記蒸気利用設備は、吸収式冷凍機であ
ることを特徴とする請求項6に記載の燃料電池発電プラ
ント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8255294A JPH1083823A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 燃料電池発電プラント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8255294A JPH1083823A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 燃料電池発電プラント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1083823A true JPH1083823A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17276775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8255294A Pending JPH1083823A (ja) | 1996-09-06 | 1996-09-06 | 燃料電池発電プラント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1083823A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001135336A (ja) * | 1999-11-02 | 2001-05-18 | Daikin Ind Ltd | 燃料電池システム |
-
1996
- 1996-09-06 JP JP8255294A patent/JPH1083823A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001135336A (ja) * | 1999-11-02 | 2001-05-18 | Daikin Ind Ltd | 燃料電池システム |
JP4631115B2 (ja) * | 1999-11-02 | 2011-02-16 | ダイキン工業株式会社 | 燃料電池システム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040715 |