JPH1083714A - 埋め込み型照明器具 - Google Patents

埋め込み型照明器具

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JPH1083714A
JPH1083714A JP25767996A JP25767996A JPH1083714A JP H1083714 A JPH1083714 A JP H1083714A JP 25767996 A JP25767996 A JP 25767996A JP 25767996 A JP25767996 A JP 25767996A JP H1083714 A JPH1083714 A JP H1083714A
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JP
Japan
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body frame
ceiling
elastic piece
elastic
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Application number
JP25767996A
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English (en)
Inventor
Masahito Ko
政仁 康
Yutaka Yamamoto
豊 山本
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Koizumi Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Koizumi Sangyo Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F21LIGHTING
    • F21VFUNCTIONAL FEATURES OR DETAILS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS THEREOF; STRUCTURAL COMBINATIONS OF LIGHTING DEVICES WITH OTHER ARTICLES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F21V21/00Supporting, suspending, or attaching arrangements for lighting devices; Hand grips
    • F21V21/02Wall, ceiling, or floor bases; Fixing pendants or arms to the bases
    • F21V21/04Recessed bases

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Securing Globes, Refractors, Reflectors Or The Like (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 天井の孔に迅速・確実に挿入することのでき
る埋め込み型照明器具を提供する。 【解決手段】 本体フレーム部12の下部に天井下面に
当接すべき鍔部6を設け、基端側が本体フレーム部12
の側面に取り付けられ先端側が本体フレーム部12の外
方向の斜め上方側に伸長された弾性を有する弾性片13
を複数個備え、天井2に設けた埋め込み孔2aに挿入さ
れて鍔部6が天井下面に当接すると弾性片13の弾性力
によって鍔部6との間に天井板を挟持することにより天
井2に固定される構成の埋め込み型照明器具において、
本体フレーム部12は側面に凹部12aを有し、弾性片
13は、埋め込み型照明器具を埋め込み孔2aに挿入す
るにあたって本体フレーム部12の側面に沿って内側方
向に押しつけられたとき凹部12aに入り込むべく配置
された先端部13eを有し、この先端部13eを基部と
して本体フレーム部12の外側方向に突出した落下防止
爪部13dを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、天井に穿設した埋
め込み孔に取り付ける埋め込み型の照明器具(いわゆる
ダウンライト)に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の埋め込み型の照明器具としては、
例えば図23に示す構成のものが知られている。この図
は埋め込み型照明器具1を、天井2に穿設した埋め込み
孔2aに取り付け完了した状態を示す断面図である。埋
め込み型照明器具1の本体フレーム部3には反射板4が
取り付けられ、ランプ5は図の背面側に設けられている
ソケット部(図示せず)に取り付けられている。鍔部6
は本体フレーム部3の下端部に取り付けられ、天井2の
下面に当接している。
【0003】一対の弾性片7は自由な状態では図24の
斜視図に示すような形状であり、固定板部7a、弾性係
合部7b、平板状の弾性部7c及び落下防止爪部7dか
らなる。固定板部7aが本体フレーム部3に取り付けら
れた自由な状態では、弾性係合部7b及び弾性部7cは
本体フレーム部3の外側に大きく開いている。この状態
から左右一対の弾性部7cをそれぞれ本体フレーム部3
に押し当てるように両手で押圧し、一対の落下防止爪部
7dの外側端部間の距離が最小になるように閉じた状態
で埋め込み型照明器具1を天井2の埋め込み孔2aに挿
入する。挿入完了状態では図23に示すように、弾性係
合部7bが天井2の埋め込み孔2aの内周部に当接し、
かつ、矢印Aの方向にその弾性力を作用させている。こ
うして弾性係合部7bと鍔部6との間に天井2を挟み込
み、埋め込み型照明器具1の重量を支えている。万一、
埋め込み型照明器具1がその自重により又は振動により
ずり落ちても、落下防止爪部7dが天井2の埋め込み孔
2aの上縁部に引っかかって埋め込み型照明器具1の落
下を防止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の埋
め込み形照明器具1では、前述のように、弾性部7cを
本体フレーム部3に押し当てて一対の落下防止爪部7d
の外側端部間の距離が最小になるように閉じた状態で埋
め込み型照明器具1を天井2の埋め込み孔2aに挿入す
るが、施工業者によって埋め込み孔2aの内径に誤差が
生じるので、図25に示すように、落下防止爪部7dが
天井2に当たって埋め込み型照明器具1を挿入すること
ができない場合がある。また、埋め込み型照明器具1の
挿入姿勢が少し斜めになると、落下防止爪部7dが天井
2に当たり易くなり、挿入が困難になる。このような場
合には再三挿入位置や挿入姿勢を変えて挿入を試みなけ
ればならず、埋め込み型照明器具1の挿入が迅速に行え
ないという問題点があった。
【0005】上記のような従来の問題点に鑑み、本発明
は、天井の埋め込み孔に迅速・確実に挿入することので
きる埋め込み型照明器具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の埋め込み型照明
器具は、内部にランプが装着される本体フレーム部の下
部に天井下面に当接すべき鍔部を設け、基端側が前記本
体フレーム部の側面に取り付けられ、かつ、先端側が前
記本体フレーム部の外方向の斜め上方側に伸長された弾
性を有する弾性片を複数個備え、本体部を天井に設けた
埋め込み孔に挿入した状態で前記弾性片の弾性力によっ
て前記弾性片と前記鍔部との間に天井板を挟持すること
により天井に固定されるものであって、前記本体フレー
ム部は側面に凹部を有し、前記弾性片は、本体部を埋め
込み孔に挿入するにあたって前記本体フレーム部の側面
方向に押圧されたとき前記凹部に入り込むべく配置され
た先端部を有し、この先端部を基部として前記本体フレ
ーム部の外側方向に突出した落下防止用突出部を備えた
ものである。このような埋め込み型照明器具において
は、天井の埋め込み孔に挿入されるとき弾性片の先端部
が本体フレーム部の凹部に入り込むので、落下防止用突
出部が本体フレーム外面から外側方向へ突出しないか又
は突出してもその突出長が小さくなる。従って、落下防
止用突出部が天井に当たって挿入を妨げることがなく、
埋め込み型照明器具の挿入作業が迅速・確実なものとな
る。
【0007】また、上記のような埋め込み型照明器具に
おいて、前記弾性片の先端部には、前記本体フレーム部
と係合して当該先端部を前記凹部に入り込ませた状態で
前記弾性片を仮保持する係合片が設けられ、この係合片
が前記本体フレーム部と係合することにより弾性片の撓
みによる湾曲部が本体フレーム部の外方向に突出形成さ
れ、天井の埋め込み孔へ本体部を挿入するとき前記湾曲
部が前記埋め込み孔の内周部に当接して本体フレーム部
の内側方向に押圧されることにより前記弾性片と前記本
体フレーム部との係合が解除されるように構成すること
もできる。このように構成した埋め込み型照明器具は、
挿入を行う前に弾性片を、その先端部を凹部に入り込ま
せた状態で本体フレーム部に仮保持させ、この仮保持状
態から挿入を行うことができる。従って挿入作業がさら
に容易なものとなる。また、挿入動作に伴って弾性片の
湾曲部が埋め込み孔の内周部に当接して押圧されること
により仮保持状態は自然に解除されるので、挿入完了時
には弾性片がその弾性力により外側に開いて埋め込み型
照明器具は確実に天井に取り付けられる。
【0008】また、上記のように係合片を設けた構成に
おいて、前記先端部又はその近傍が埋め込み孔の内周部
に当接して前記凹部内に最も深く押し込まれた場合に係
合片が到達する位置よりさらに内奥位置に、本体フレー
ム部側の係合対象部が設けられる構成にすることもでき
る。この場合は、取付後の埋め込み型照明器具が万一そ
の自重や振動によりずり落ちてきた場合、弾性片が埋め
込み孔の内周部に当接して押圧されることにより係合片
が凹部に接近しても、係合を生じるには至らない。従っ
て、埋め込み型照明器具のずり落ち中に弾性片と本体フ
レーム部との係合が生じて落下防止用突出部が天井に引
っかからず埋め込み型照明器具が落下するという事態を
防止できる。
【0009】
【発明の実施の形態】
《実施形態1》図1〜図8は本発明の第1の実施形態に
よる埋め込み型照明器具に関する図である。図1は埋め
込み型照明器具11を天井2に穿設した埋め込み孔2a
に取り付け完了した状態を示す断面図であり、図2は図
1のII−II線断面から見た側面図(一部破断)であ
る。図1及び図2において、埋め込み型照明器具11の
本体フレーム部12には反射板4が取り付けられ、ラン
プ5は図の背面側に設けられているソケット部(図示せ
ず)に取り付けられている。鍔部6は本体フレーム部1
2の下端部に取り付けられ、天井2の下面に当接してい
る。一対の弾性片13の各々は自由な状態では図3の斜
視図に示すような形状であり、固定板部13a、弾性係
合部13b、平板状の弾性部13c、弾性部13cと段
差を形成するように成形された先端部13e及び落下防
止爪部13d(落下防止用突出部)からなる。弾性片1
3は例えば特殊鋼を熱処理したものを用いる。
【0010】図1及び図2において、本体フレーム部1
2の側面には左右一対に凹部12aが形成されている。
この凹部12aは弾性片13の先端部13eのための逃
がし穴であり、その詳細な形状を図4〜図6に示す。図
4は本体フレーム部12の凹部12a近傍のみを示す斜
視図である。本体フレーム部12にはT字状のスリット
孔12bが形成され、さらにその縁辺部の一部が凹状に
成形されて凹部12aを形成している。図5及び図6
は、図4のX方向から本体フレーム部12を見た図であ
り、図5の斜線部はスリット孔12bの領域を、図6の
斜線部は凹部12aの領域をそれぞれ示している。スリ
ット孔12bには弾性片13の固定板部13aの一部で
ある固定端部13a1(図3)が挿入され、図2の破線
に示す位置まで押し下げられることにより、本体フレー
ム部12と弾性片13とが互いに係合する。さらに、ネ
ジ14等により、弾性片13の基端側は本体フレーム部
12に固定される。
【0011】図7は天井2の埋め込み孔2aに挿入する
前の埋め込み型照明器具11の状態を示す部分断面図で
ある。弾性片13が本体フレーム部12に取り付けられ
た自由な状態では、一点鎖線に示すように、弾性係合部
13b及びそれより先端部分は外側に大きく開いてい
る。この状態から左右一対の弾性部13cを両手で内側
に押し、それぞれ本体フレーム部12に押し当てる。こ
のとき、弾性片13の先端部13eは本体フレーム部1
2の凹部12aに入り込むので、先端部13eを基部と
して形成された落下防止爪部13dは本体フレーム部1
2の外面から外側に突出しないか又は突出してもその突
出長がわずかである状態に保持される。この状態から埋
め込み型照明器具11を持ち上げると、落下防止爪部1
3dが天井2に当たることなく、確実に埋め込み孔2a
に挿入される。
【0012】挿入後は、図1に示すように、弾性片13
の弾性係合部13bが天井2の埋め込み孔2aの内周縁
に当接し、かつ、矢印Aの方向にその弾性力を作用させ
ている。こうして弾性係合部13bと鍔部6との間に天
井2を挟み込み、埋め込み型照明器具11の重量を支え
る。万一、埋め込み型照明器具11がその自重により又
は振動によりずり落ちた場合は、図8に示すように、落
下防止爪部13dが天井2の埋め込み孔2aの上縁部に
引っかかって埋め込み型照明器具11の落下を防止す
る。
【0013】なお、上記実施形態においては本体フレー
ム部12のスリット孔12bの縁辺部の一部に凹部12
aを形成したが、必ずしも縁辺部を利用する必要は無
く、スリット孔12bとは別個に且つ離れた位置に、凹
部12aを形成することもできる。また、弾性片13が
一対設けられた例を示したが、埋め込み型照明器具11
の大きさに応じて弾性片13は3個以上設けられる場合
もある。また、本実施形態の本体フレーム部12は支柱
枠型の形状であるが、このような形状に限られるもので
はない。例えば、筒状の本体フレーム部であっても同様
に凹部を形成すれば本実施形態と同様の効果を得ること
ができる。
【0014】《実施形態2》図9及び図11〜図15
は、本発明の第2の実施形態による埋め込み型照明器具
に関する図である。第1の実施形態との違いは、第1の
実施形態の弾性片13に代えて図9に示す形状の弾性片
23を用いることにあり、その他の構成は第1の実施形
態と同様である。本実施形態における弾性片23は自由
な状態では図9の斜視図に示すような形状であり、固定
板部23a、平板状の弾性部23f、弾性部23fに対
して固定板部23aとは反対側に傾斜した先端部23
e、落下防止爪部23d及び一対の係合片23gからな
る。固定板部23aは第1の実施形態における固定板部
13a(図3)と同様の機能を有する部分である。
【0015】図11は、天井2の埋め込み孔2aに挿入
する前の埋め込み型照明器具11の状態を示す部分断面
図である。弾性片23が本体フレーム部12に取り付け
られた自由な状態では、一点鎖線に示すように、弾性部
23f及びそれより先端部分は外側に大きく開いてい
る。この状態から左右一対の弾性部23fを両手で内側
に押すと、係合片23gが本体フレーム部12の凹部1
2aの上端縁12c(図11及び図4参照)に係合し
て、弾性片23は図11の実線に示す状態に仮保持され
る。このとき、弾性片23の先端部23eは本体フレー
ム部12の凹部12aに入り込むので、先端部23eを
基部として形成された落下防止爪部23dは本体フレー
ム部12の外面から外側に突出しないか又は突出しても
その突出長がわずかである状態に保持される。この状態
から埋め込み型照明器具11を持ち上げると、落下防止
爪部13dが天井2に当たることなく、確実に埋め込み
孔2aに挿入される。
【0016】このように構成された第2の実施形態は、
天井2の埋め込み孔2aへ埋め込み型照明器具11を挿
入する前に弾性片23を本体フレーム部12に仮保持し
ておくことができるため、挿入作業が容易である。そも
そも弾性片23の弾性力に抗して内側に押さえつけるに
は一定の力が必要であり、その状態を保ちつつ挿入を行
うことは必ずしも容易ではない。特に、弾性片が3個に
なると、両手で3個の弾性片をすべて押さえつけたまま
挿入を行うことは容易ではない。従って本実施形態のよ
うに、落下防止爪部23dの突出を抑えて且つ弾性片2
3を仮保持する構成は挿入作業を容易にする点で実用性
が高い。
【0017】図12は埋め込み型照明器具11が天井2
の埋め込み孔2aを通過する途中の状態を示す部分断面
図である。埋め込み型照明器具11を上方に押し上げる
ことにより弾性片23の弾性部23fは埋め込み孔2a
の内周部に押されて撓み、上方へ伸長する。これによ
り、係合片23gは凹部12aの上端縁12cから外れ
る。こうして弾性片23の仮保持状態は解除される。埋
め込み型照明器具11の挿入が完了すると、一点鎖線で
示すように弾性片23の先端側が外側に開いて弾性部2
3fと鍔部6との間に天井2を挟み込み、これにより埋
め込み型照明器具11は天井2に固定される。万一、埋
め込み型照明器具11がその自重により又は振動により
ずり落ちた場合は、図13に示すように、落下防止爪部
23dが天井2の埋め込み孔2aの上縁部に引っかかっ
て埋め込み型照明器具11の落下を防止する。
【0018】埋め込み型照明器具11がずり落ちる途中
において、弾性片23が天井2の埋め込み孔2aの内周
部に押されて撓み、係合片23gは凹部12aの上端縁
12cに接近するが、係合するには至らない。その理由
を図14及び15を用いて説明する。図14は、埋め込
み型照明器具11がずり落ちる途中において、弾性片2
3の先端部23e近傍が天井2の埋め込み穴2aの内周
部に当接して相対的に押圧されたときの状態を示す図で
ある。図に示すように、埋め込み穴2aの内周部が本体
フレーム12の外面に当接したとき、弾性片23の先端
部23eは凹部12aに最も深く押し込まれた状態とな
る。このとき係合片23gは凹部12aの上端縁12c
に接近するが、凹部12aが一定の深さ(本体フレーム
12の外面と凹部12aとの段差)を有しているため、
係合片23gは、係合対象部である上端縁12cに届か
ず、従って上端縁12cと係合するには至らない。同様
に、図15は、埋め込み型照明器具11がさらにずり落
ちて、弾性片23の先端部23eが天井2の埋め込み穴
2aの内周部により相対的に押圧され、凹部12aに最
も深く押し込まれたときの状態を示す図である。このと
きも係合片23gは凹部12aの上端縁12cに接近す
るが、凹部12aが一定の深さを有しているため係合片
23gは上端縁12cに届かず、従って係合するには至
らない。このように、埋め込み型照明器具11がずり落
ちてきた場合の、埋め込み孔2aの内周部による相対的
押圧では、弾性片23と本体フレーム12との係合は生
じない。従って、埋め込み型照明器具11がずり落ちる
途中において係合片23gが凹部12aの上端縁12c
に係合してしまうことにより落下防止爪部23dが機能
しないという事態に至ることが無くなり、埋め込み型照
明器具11の落下を確実に防止できる。
【0019】なお、上記第2の実施形態においては凹部
12aの凹面上の一部である上端縁12cに係合片23
gを係合させる構成としたが、必ずしも凹面上の一部に
おいて係合させなくても良い。例えば本体フレーム部1
2の他の部分に係合片23gを係合させる構成も可能で
ある。
【0020】《実施形態3》図10及び図16〜図20
は、本発明の第3の実施形態による埋め込み型照明器具
に関する図である。第1の実施形態との違いは、第1の
実施形態の弾性片13に代えて図10に示す形状の弾性
片33を用いることにあり、その他の構成は第1の実施
形態と同様である。本実施形態の弾性片33は、自由な
状態では図10の斜視図に示すような形状であり、固定
板部33a、平板状の弾性部33f、弾性部33fに対
して固定板部33aとは反対方向に傾斜した先端部33
e、一対の落下防止突起部33h(落下防止用突出部)
及び一対の係合片33gからなる。固定板部33a、弾
性部33f、先端部33e及び一対の係合片33gはそ
れぞれ第2の実施形態における固定板部23a、弾性部
23f、先端部23e及び一対の係合片23gと同様の
機能を有する部分である。落下防止突起部33hは先端
部33eの両側端部にV字状に曲げ加工されて設けら
れ、係合片33gはそのさらに先端に形成されている。
【0021】図16は、天井2の埋め込み孔2aに挿入
する前の埋め込み型照明器具11の状態を示す部分断面
図である。弾性片33が本体フレーム部12に取り付け
られた自由な状態では、一点鎖線に示すように、弾性部
33f及びそれより先端部分は外側に大きく開いてい
る。この状態から左右一対の弾性部33fを両手で内側
に押すと、係合片33gが本体フレーム部12の凹部1
2aの上端縁12c(図16及び図4参照)に係合し
て、弾性片33は図16の実線に示す状態に仮保持され
る。このとき、弾性片33の先端部33eは本体フレー
ム部12の凹部12aに入り込むので、先端部33eを
基部として形成された落下防止突起部33hは本体フレ
ーム部12の外面から外側に突出しないか又は突出して
もその突出長がわずかである状態に保持される。この状
態から埋め込み型照明器具11を持ち上げると、落下防
止突起部33hが天井2に当たることなく、確実に埋め
込み孔2aに挿入される。図17に示すように、もし落
下防止突起部33hが天井2に当たっても、落下防止突
起部33hがV字状(横向き)に形成されているため天
井2との当接部分は傾斜面上である。従って、挿入が妨
げられることなく、落下防止突起部33hの傾斜面が天
井2の埋め込み孔2a端部に擦られながら埋め込み型照
明器具11は挿入される。
【0022】このように構成された第3の実施形態は、
天井2の埋め込み孔2aへ埋め込み型照明器具11を挿
入する前に弾性片33を本体フレーム部12に仮保持し
ておくことができるため、第2の実施形態と同様に挿入
作業が容易である。また、天井2の埋め込み孔2aに対
して傾斜面となるような落下防止突起部33hを備えて
いるので、凹部12aを設けたこととの相乗効果により
確実に極めて容易な挿入を行うことができる。
【0023】なお第2の実施形態と同様に、埋め込み型
照明器具11を上方に押し上げることにより弾性片33
の弾性部33fは埋め込み孔2aの内周部に押されて撓
み、上方へ伸長する。これにより、係合片33gは凹部
12aの上端縁12cから外れる。こうして弾性片33
の仮保持状態は解除される。その後埋め込み型照明器具
11の挿入が完了すると、第2の実施形態と同様に、弾
性片33の先端側は外側に開いて、弾性部33fと鍔部
6との間に天井2を挟み込み、これにより埋め込み型照
明器具11は天井2に固定される。万一、埋め込み型照
明器具11がその自重により又は振動によりずり落ちた
場合は、図18に示すように、落下防止突起部33hが
天井2の埋め込み孔2aの上縁部に引っかかって埋め込
み型照明器具11の落下を防止する。
【0024】なお第2の実施形態と同様に、埋め込み型
照明器具11がずり落ちる途中において、弾性片33が
天井2の埋め込み孔2aの内周部に押されて撓み、係合
片33gは凹部12aの上端縁12cに接近するが、係
合するには至らない。図19は、埋め込み型照明器具1
1がずり落ちる途中において、弾性片33の先端部33
e近傍が天井2の埋め込み穴2aの内周部に当接して相
対的に押圧されたときの状態を示す図である。図に示す
ように、埋め込み穴2aの内周部が本体フレーム12の
外面に当接したとき、弾性片33の先端部33eは最も
深く凹部12aに押し込まれた状態となる。このとき係
合片33gは凹部12aの上端縁12cに接近するが、
凹部12aが一定の深さを有しているため、上端縁12
cと係合するには至らない。同様に、図20は、埋め込
み型照明器具11がさらにずり落ちて、弾性片33の先
端部33eが天井2の埋め込み穴2aの内周部により相
対的に押圧され、凹部12aに最も深く押し込まれたと
きの状態を示す図である。このときも係合片33gは凹
部12aの上端縁12cに接近するが、凹部12aが一
定の深さを有しているため、上端縁12cと係合するに
は至らない。このように、埋め込み型照明器具11がず
り落ちてきた場合の、埋め込み孔2aの内周部による相
対的押圧では弾性片33の係合は生じない。従って、埋
め込み型照明器具11がずり落ちる途中において係合片
33gが凹部12aの上端縁12cに係合してしまうこ
とにより落下防止突起部33hが機能しないという事態
に至ることが無くなり、埋め込み型照明器具11の落下
を確実に防止できる。
【0025】《実施形態4》図21及び図22は、本発
明の第4の実施形態による埋め込み型照明器具に関する
図である。第1の実施形態との違いは、第1の実施形態
の弾性片13に代えて図21に示す形状の弾性片43を
用いることにあり、その他の構成は第1の実施形態と同
様である。本実施形態の弾性片43は、自由な状態では
図21の斜視図に示すような形状であり、固定板部43
a、弾性係合部43b、弾性部43f、先端部43e、
落下防止爪部43d及び一対の係合片43gからなる。
固定板部43a、先端部43e、落下防止爪部43d及
び一対の係合片43gはそれぞれ第2の実施形態におけ
る固定板部23a、先端部23e、落下防止爪部23d
及び一対の係合片23gと同様の機能を有する部分であ
る。
【0026】弾性係合部43bと弾性部43fとの間に
は2箇所(折り曲げ線L)曲げ加工が施されており、弾
性片43を本体フレーム部12に取り付けた場合、弾性
係合部43b及び弾性部43fが共に外側に凸になるよ
うに湾曲し、天井2の穴2a内周部に当接して押圧され
ることにより係合片43gと凹部12aの上縁部12c
との係合を外す作用をする。例えば、図22は埋め込み
型照明器具11を天井2に対して傾斜して挿入しようと
した状態を示す断面図である。第2及び第3の実施形態
における弾性片23及び33のように、弾性片の外側へ
の膨らみが1箇所しか無い場合は、このように埋め込み
型照明器具11を斜めに取り付けようとすると、左右両
方の膨らみが同時に押圧されないことがあり、弾性片と
本体フレーム部12との係合が解除されない場合があ
る。しかしながら本実施形態においては、図22に示す
ように、弾性係合部43b及び弾性部43fのうちどち
らか1つには必ず天井2の埋め込み孔2aの内周部が当
接するので、きわめて確実に係合状態を解除することが
できる。各部のその他の機能は第2の実施形態と同様で
あるのでここでは説明を省略する。
【0027】
【発明の効果】以上のように構成された本発明は以下の
効果を奏する。本発明の埋め込み型照明器具は、本体フ
レーム部の側面に凹部が設けられ、弾性片の先端部は、
本体部を埋め込み孔に挿入するにあたって弾性片が前記
本体フレーム部の側面方向に押圧されたとき前記凹部に
入り込むべく配置され、この先端部を基部として本体フ
レーム部の外側方向に突出した落下防止用突出部が設け
られるように構成されたので、天井の埋め込み孔への挿
入時に弾性片の先端部が本体フレーム部の凹部に入り込
み、落下防止用突出部は本体フレーム外面から外側方向
へ突出しないか又は突出してもその突出長が小さくな
る。これにより、落下防止用突出部が天井に当たって挿
入を妨げることがなくなる。また、挿入が支障無く行わ
れれば、挿入に伴って自然に弾性片が外側に開いて埋め
込み型照明器具は固定される。従って、埋め込み型照明
器具の埋め込み孔への挿入作業を迅速・確実に行うこと
ができる。
【0028】また、弾性片の先端部に、本体フレーム部
と係合して当該先端部を凹部に入り込ませた状態で弾性
片を仮保持する係合片が設けられ、この係合片を本体フ
レーム部と係合させることにより弾性片の撓みによる湾
曲部が本体フレーム部の外方向に突出形成され、天井の
埋め込み孔へ本体部を挿入するとき湾曲部が埋め込み孔
の内周部に当接して本体フレーム部の内側方向に押圧さ
れることにより弾性片と本体フレーム部との係合が解除
されるように構成した場合には、挿入を行う前に弾性片
を、その先端部を凹部に入り込ませた状態で本体フレー
ム部に仮保持させ、この仮保持状態から挿入を行うこと
ができる。従って挿入作業がさらに容易なものとなる。
また、挿入動作に伴って弾性片の湾曲部が埋め込み孔の
内周部に当接して押圧されることにより仮保持状態は自
然に解除されるので、挿入完了時には弾性片がその弾性
力により外側に開いて埋め込み型照明器具は確実に天井
に取り付けられる。
【0029】また、上記のように係合片を設けた構成に
おいて、前記先端部又はその近傍が埋め込み孔の内周部
に当接して前記凹部内に最も深く押し込まれた場合に係
合片が到達する位置よりさらに内奥位置に、本体フレー
ム部側の係合対象部が設けられる構成にした場合には、
取付後の埋め込み型照明器具が万一その自重や振動によ
りずり落ちてきた場合、弾性片が埋め込み孔の内周部に
当接して押圧されることにより係合片が凹部に接近して
も、係合を生じるには至らない。従って、万一埋め込み
型照明器具がずり落ちてきても落下防止用突出部が確実
に天井に引っかかって落下を防止することができるの
で、さらに安全性も高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による埋め込み型照明
器具の天井への取付完了状態における断面図である。
【図2】図1のII−II線断面から見た埋め込み型照
明器具の部分側面図である。
【図3】第1の実施形態における弾性片を示す斜視図で
ある。
【図4】第1の実施形態における本体フレーム部の一部
の拡大斜視図である。
【図5】図4のX方向から見たスリット孔の領域を示す
図である。
【図6】図4のX方向から見た凹部の領域を示す図であ
る。
【図7】第1の実施形態における、天井に取り付ける前
の状態の埋め込み型照明器具を示す断面図である。
【図8】第1の実施形態において埋め込み型照明器具が
ずり落ちて落下防止爪部により係止された状態を示す断
面図である。
【図9】第2の実施形態における弾性片の斜視図であ
る。
【図10】第3の実施形態における弾性片の斜視図であ
る。
【図11】第2の実施形態における、天井に取り付ける
前の状態の埋め込み型照明器具を示す断面図である。
【図12】第2の実施形態における、天井の埋め込み孔
に挿入中の埋め込み型照明器具の状態を示す断面図であ
る。
【図13】第2の実施形態において埋め込み型照明器具
がずり落ちて落下防止爪部により係止された状態を示す
断面図である。
【図14】第2の実施形態において埋め込み型照明器具
がずり落ちる途中の状態を示す断面図である。
【図15】第2の実施形態において埋め込み型照明器具
がずり落ちる途中の他の状態を示す断面図である。
【図16】第3の実施形態における、天井に取り付ける
前の状態の埋め込み型照明器具を示す断面図である。
【図17】第3の実施形態における、天井の埋め込み孔
に挿入中の埋め込み型照明器具の状態を示す断面図であ
る。
【図18】第3の実施形態において埋め込み型照明器具
がずり落ちて落下防止突起部により係止された状態を示
す断面図である。
【図19】第3の実施形態において埋め込み型照明器具
がずり落ちる途中の状態を示す断面図である。
【図20】第3の実施形態において埋め込み型照明器具
がずり落ちる途中の他の状態を示す断面図である。
【図21】第4の実施形態における弾性片の斜視図であ
る。
【図22】第4の実施形態における、天井の埋め込み孔
に傾斜して挿入中の埋め込み型照明器具の状態を示す断
面図である。
【図23】従来の埋め込み型照明器具の、天井への取付
完了状態における断面図である。
【図24】従来の埋め込み型照明器具の弾性片を示す斜
視図である。
【図25】従来の埋め込み型照明器具を天井に取り付け
る前のある状態を示す断面図である。
【符号の説明】
2 天井 2a 埋め込み孔 4 反射板 5 ランプ 6 鍔部 11 埋め込み型照明器具 12 本体フレーム部 12a 凹部 12b スリット孔 12c 上縁部 13,23,33,43 弾性片 13a,23a,33a,43a 固定板部 13a1 固定端部 13b,43b 弾性係合部 13c,23f,33f,43f 弾性部 13d,23d,43d 落下防止爪部 13e,23e,33e,43e 先端部 14 ネジ 23g,33g,43g 係合片 33h 落下防止突起部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にランプが装着される本体フレーム
    部の下部に天井下面に当接すべき鍔部を設け、基端側が
    前記本体フレーム部の側面に取り付けられ、かつ、先端
    側が前記本体フレーム部の外方向の斜め上方側に伸長さ
    れた弾性を有する弾性片を複数個備え、本体部を天井に
    設けた埋め込み孔に挿入した状態で前記弾性片の弾性力
    によって前記弾性片と前記鍔部との間に天井板を挟持す
    ることにより天井に固定される埋め込み型照明器具であ
    って、 前記本体フレーム部は側面に凹部を有し、前記弾性片
    は、当該本体部を埋め込み孔に挿入するにあたって前記
    本体フレーム部の側面方向に押圧されたとき前記凹部に
    入り込むべく配置された先端部を有し、この先端部を基
    部として前記本体フレーム部の外側方向に突出した落下
    防止用突出部を備えたことを特徴とする埋め込み型照明
    器具。
  2. 【請求項2】 前記弾性片の先端部には、前記本体フレ
    ーム部と係合して当該先端部を前記凹部に入り込ませた
    状態で前記弾性片を仮保持する係合片が設けられ、この
    係合片が前記本体フレーム部と係合することにより前記
    弾性片の撓みによる湾曲部が前記本体フレーム部の外方
    向に突出形成され、前記埋め込み孔へ当該本体部を挿入
    するとき前記湾曲部が前記埋め込み孔の内周部に当接し
    て前記本体フレーム部の内側方向に押圧されることによ
    り前記弾性片と前記本体フレーム部との係合が解除され
    るように構成されていることを特徴とする請求項1記載
    の埋め込み型照明器具。
  3. 【請求項3】 前記先端部又はその近傍が前記埋め込み
    孔の内周部に当接して前記凹部内に最も深く押し込まれ
    た場合に前記係合片が到達する位置よりさらに内奥位置
    に、本体フレーム部側の係合対象部が設けられているこ
    とを特徴とする請求項2記載の埋め込み型照明器具。
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