JPH1083607A - ディスク再生装置 - Google Patents

ディスク再生装置

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Publication number
JPH1083607A
JPH1083607A JP8236490A JP23649096A JPH1083607A JP H1083607 A JPH1083607 A JP H1083607A JP 8236490 A JP8236490 A JP 8236490A JP 23649096 A JP23649096 A JP 23649096A JP H1083607 A JPH1083607 A JP H1083607A
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JP
Japan
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disk
tray
clamper
drive mechanism
disc
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Withdrawn
Application number
JP8236490A
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English (en)
Inventor
Naoki Eguchi
直紀 江口
Takeshi Shimomichi
剛 下道
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ターンテーブルによりトレーからディスクを
持ち上げてクランパとの間で挟持しつつ駆動するディス
クドライブでは、クランパはこれを保持する部材から離
間させるためにアンクランプ時より高い位置に持ち上げ
られる。よってクランパの上方に空間を確保する必要が
あり、装置全体の厚みが増す。 【解決手段】 トレー1をディスクが搭載されるトレー
昇降可動部12とこのトレー昇降可動部をディスクの厚
み方向に移動自在に支持するトレー枠体11とで構成
し、クランパ10を保持するクランパホルダ9をターン
テーブル5に対して接近移動させて、その移動過程でト
レー昇降可動部を押圧・移動させる。トレー昇降可動部
がターンテーブルを通り越したところでディスクはター
ンテーブルに受け渡され、その後も引き続いてクランパ
ホルダ9が移動することでクランパ10がターンテーブ
ルに最接近し、以てディスククランプが達成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CD−ROM、D
VD(Digital Versatile Disc)−ROM等の光ディス
クを再生するディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ内蔵型のCD−ROMドラ
イブ、DVD−ROMドライブは、光ピックアップ、デ
ィスクモータ、ターンテーブル等のディスク駆動・再生
機構を内蔵したキャビネットから、光ディスクを搭載し
たトレーをディスク面方向に沿って出し入れ(ローディ
ング/アンローディング)するタイプのものが現在主流
である。
【0003】図16および図17はこのような従来のデ
ィスクドライブを示す図である。
【0004】これらの図において、81はディスクドラ
イブのキャビネット、82はキャビネット81内に収納
されたメカユニットである。メカユニット82には支点
83を中心に一定角度範囲で傾動するサブシャーシ84
が設けられている。このサブシャーシ84は、その支点
側とは反対側に突設したピン85をサブシャーシ回動機
構86によって昇降することによって、図17の(a)
に示す傾斜姿勢と(b)に示す水平姿勢(ディスククラ
ンプ状態)との間で状態が切り替えられる。
【0005】サブシャーシ84上には、ターンテーブル
87を直結したディスクモータ88、光ピックアップ8
9及びピックアップ駆動機構を搭載したピックアップシ
ャーシ90がダンパーゴム等の緩衝部材91を介して支
持されている。
【0006】さらに、メカユニット82には、ディスク
Dをターンテーブル87との間で磁力により吸着しつつ
保持するためのクランパ92がクランパ保持板93を介
して取り付けられている。クランパ保持板93にはクラ
ンパ装着用の穴部が設けられており、クランパ92はこ
の穴部に一定距離内で上下動自在な状態で嵌め込まれて
いる。
【0007】また、94はディスクDを搭載するトレー
である。このトレー94はメカユニット92の両サイド
に設けられたガイド溝92aによって、トレー94をキ
ャビネット81から排出した位置からキャビネット1内
に装填した位置との間で支持・案内される。
【0008】図17(a)に示すように、トレー94が
排出されている時、サブシャーシ84は傾斜状態にあ
り、ターンテーブル87はトレー94の進入路を開放し
た位置にある。トレー94がキャビネット81内に挿入
されると、サブシャーシ84が支点83を中心に矢印C
方向に回動する。この結果、図17(b)に示すよう
に、トレー94に収納されたディスクDはターンテーブ
ル87によって下から持ち上げられ、更にクランパ92
との間での磁気吸引力によって挟持されて、ディスク駆
動・再生が可能な状態となる。
【0009】また、このようにサブシャーシ84を回動
してディスククランプを行うものの他に、ターンテーブ
ル、ディスクモータ、光ピックアップ及びピックアップ
駆動機構を搭載したピックアップシャーシをディスクの
厚み方向に昇降してディスククランプを行うディスクド
ライブ等が従来から存在する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のディスクドライブでは、ディスクモータ88
等の振動発生源を支持したピックアップシャーシ90を
ダンパーゴム等の緩衝部材91を介してサブシャーシ8
4に支持しているものの、4倍速、6倍速といった高速
再生を行うとなると、偏重心ディスク等の再生時に発生
する振動が緩衝部材91で抑制しきれずにサブシャーシ
84に伝わってしまう。ここでサブシャーシ回動機構8
6のカム溝にはサブシャーシ84の案内ピン85が挿入
されているため、サブシャーシ84が振動するとカム溝
内で案内ピン85ががたつき、不快な騒音を発生させて
しまう場合がある。
【0011】また、このような従来のディスクドライブ
のクランパ支持構造では、ディスクドライブを垂直起立
姿勢(ディスクを立てた姿勢)で使用する場合、非ディ
スククランプ時に、クランパ保持板93の穴部内径とク
ランパ92の外径との隙間の分だけ両者の中心位置がず
れてしまい、ディスククランプの信頼性に問題があっ
た。
【0012】さらに、このような従来のディスクドライ
ブでは、クランパ92を下からターンテーブル87で押
し上げた位置でクランパ保持板93の穴部に対してクラ
ンパ92が非接触となってディスクが駆動されるため、
クランパ保持板93とキャビネット81の天板との間に
十分な高さの空間を確保しなければならず、このことが
装置全体を薄型化する場合の障害となっていた。
【0013】本発明はこのような課題を解決するための
もので、ディスク再生時の振動・騒音問題の解消に寄与
するディスク再生装置の提供を目的としている。
【0014】また、本発明は、クランパとクランパ保持
部材との隙間に起因するディスククランプ時のクランパ
とターンテーブルとの中心位置ずれを最小限に抑えるこ
とのできるディスククランプ信頼性の高いディスク再生
装置の提供を目的としている。 また、本発明は、非ク
ランプ時のクランパ上方の空間確保を不要化して、装置
全体の薄型化を図れるディスク再生装置の提供を目的と
している。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のディスク再生装置は、請求項1に記載され
るように、ディスクが搭載されるトレー可動部及びこの
トレー可動部をディスクの厚み方向に移動自在に支持す
るトレー枠体を備えたトレーと、ディスクを駆動するデ
ィスク駆動機構と、トレーをディスク駆動機構を内蔵す
る装置本体に対して出し入れするトレー搬送機構と、ト
レー搬送機構によってトレーが装置本体内に搬入された
とき、トレー可動部をトレー枠体に対して所定の方向に
移動させて、トレー可動部に搭載されたディスクをディ
スク駆動機構に受け渡すディスク受渡機構とを具備する
ことを特徴とする。
【0016】本発明のディスク再生装置において、トレ
ーが装置本体内に搬入された後、トレー枠体からトレー
可動部のみをディスクの厚み方向に移動させる。その移
動先にはディスク駆動機構であるターンテーブルが所定
の位置で待機しており、トレー可動部がターンテーブル
を通り越したところでディスクはターンテーブルに受け
渡される。
【0017】また、本発明のディスク再生装置は、請求
項2に記載されるように、ディスクを駆動するディスク
駆動機構と、ディスク駆動機構との間でディスクを挟持
するクランパと、クランパを保持するクランパ保持部材
と、ディスクが搭載されるトレー可動部及びこのトレー
可動部をディスクの厚み方向に移動自在に支持するトレ
ー枠体を備えたトレーと、トレーを装置本体からの所定
の排出位置とディスク駆動機構とクランパとのディスク
挟持可能位置との間で搬送するトレー搬送機構と、トレ
ーがディスク挟持可能位置に搬入されたとき、クランパ
保持部材をディスク駆動機構に対して接近移動させ、該
クランパ保持部材でトレー可動部を押圧、移動させて該
トレー可動部に搭載されたディスクをディスク駆動機構
とクランパとの間に挟持させるディスク受渡手段とを具
備することを特徴とする。
【0018】本発明のディスク再生装置において、トレ
ーが装置本体内に搬入された後、クランパ保持部材がデ
ィスク駆動機構に対して接近移動し、クランパ保持部材
はトレー枠体からトレー可動部を押圧してディスクの厚
み方向に移動させる。トレー可動部がディスク駆動機構
であるターンテーブルを通り越したところでディスクは
ターンテーブルに受け渡され、その後も引き続いてクラ
ンパ保持部材が移動することでクランパがターンテーブ
ルに最接近し、以てディスククランプが達成される。
【0019】以上本発明のディスク再生装置では、ディ
スククランプ時にディスクモータ、ターンテーブル等の
ディスク駆動機構を昇降させる必要がないので、ディス
ク駆動機構を支持する側の防振構造の確保が容易とな
り、不快なびびり音の発生を防止できる。
【0020】また、本発明のディスク再生装置では、ク
ランパはディスク駆動機構に向けて接近移動した位置に
てディスクをクランプするので、アンクランプ時におい
てクランパとキャビネットの天板との間に空間を確保す
る必要が無くなり、この結果、装置全体の厚みを圧縮す
ることができる。
【0021】さらに、本発明のディスク再生装置では、
ディスククランプ時にトレー可動部、クランパ、クラン
パ保持部材を動かすだけであるため、従来のディスク駆
動機構及び光ピックアップの支持シャーシを一体に動か
すものに比較して、モータの負荷を低減することができ
る。
【0022】また、トレー枠体に対してトレー可動部を
バネ等の付勢手段により弾性的に支持した構造を採るこ
とで、アンクランプ時に付勢手段の付勢力がモータの負
荷を軽減する方向に働く。特に装置を水平姿勢で使用す
るとき、アンクランプ時にクランパ保持部材を持ち上げ
る際に付勢手段の付勢力がクランパ保持部材の荷重を低
減するように作用するので、モータの最大負荷を低減す
ることができる。
【0023】さらに、請求項3に記載されるように、ク
ランパ保持部材のクランパ嵌め込み用の穴の周囲にクラ
ンパ位置決め用のテーパ面を設けると共に、クランパに
ディスクの非挟持期間、テーパ面と協働してクランパを
穴の中心に押し込む方向に付勢する付勢手段を設けるこ
とで、本ディスク再生装置を水平姿勢で使用する場合は
勿論、垂直姿勢で使用する場合も、クランパはクランパ
保持部材の穴の中心位置に固定され、ディスククランプ
の信頼性を高めることができる。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施する場合の形
態について図面に基づき説明する。
【0025】図1及び図2は本発明に係る実施形態のD
VD−ROMドライブを示す斜視図である。
【0026】1はディスクが搭載されるトレー、2はド
ライブ本体部としてのメカユニットである。トレー1は
メカユニット2に対し、トレー1に搭載されるディスク
の面方向に沿って出し入れ自在とされている。トレー1
の両側面にはガイド突起1aが各々突設されており、こ
れらガイド突起1aはメカユニット2のガイド溝2aに
嵌ってこれに支持・案内される。
【0027】メカユニット2の底部にはダンパーゴム等
の緩衝部材3を介してメカシャーシ4が支持されてい
る。メカシャーシ4上にはターンテーブル5を駆動する
ディスクモータ(図示せず)、光ピックアップ6及びピ
ックアップ送り機構(送りモータ7、ガイド軸8等)が
搭載されている。
【0028】また、メカユニット2にはクランパホルダ
9を介してクランパ10が保持されている(図2参
照)。さらに、メカユニット2内にはトレーローディン
グ及びディスククランプのための駆動機構(図示せず)
が設けられている。
【0029】以下、各部の詳細について説明する。
【0030】トレーについて図1乃至図7を用いて説明
する。
【0031】トレー1は、トレー枠体11とこのトレー
枠体11に(ディスクの厚み方向に)昇降自在に支持さ
れたトレー昇降可動部12から構成される。トレー昇降
可動部12には、ディスクが搭載される凹部12aと、
ターンテーブル挿入用及び光ピックアップによるディス
ク読取用の開口部12bと、ディスクを凹部底面との間
で拘束するための4つのディスクホルダ13が設けられ
ている。
【0032】各ディスクホルダ13は図3に示すよう
に、実線で示す位置と点線で示す位置との間で回動可能
である。各ディスクホルダ13が点線位置にあるときデ
ィスクDはトレー搭載凹部12a内に拘束された状態に
あり、実線位置にあるときはディスクの拘束が解除され
た状態にある。なお、図3はトレー1がメカユニット2
内にローディングされた状態を示しており、このときデ
ィスクDはトレー搭載凹部12a内に拘束されている。
【0033】各ディスクホルダ13はトレー枠体11に
対するトレー昇降可動部12の昇降と同時に回動する。
図1及び図2に示すように、トレー昇降可動部12は、
その主面上端がトレー枠体11の上端面に対して面一と
なる高さと、主面上端がトレー枠体11の上端面から一
定距離Hだけ落ち込んだ高さとの間で昇降し、トレー昇
降可動部12がトレー枠体11の上端面と面一となる高
さにあるとき各ディスクホルダ13はディスク拘束位置
に定位し、トレー枠体11の上端面から一定距離Hだけ
落ち込んだ高さにあるときディスク拘束解除位置に定位
する。
【0034】このようなトレー昇降可動部12の昇降と
ディスクホルダ13の回動を連動させるための機構につ
いて図4乃至図7を用いて説明する。
【0035】なお、図4はディスクホルダ13がディス
ク拘束位置に定位しているときの断面図、図5はその平
面図である。また、図6はディスクホルダ13がディス
ク拘束解除位置に定位しているときの断面図、図7はそ
の平面図である。
【0036】これらの図に示すように、ディスクホルダ
13はトレー昇降可動部12に突設された昇降ガイドピ
ン21に回動自在に支持されている。この昇降ガイドピ
ン21の先端部分はトレー枠体11に設けられたピン挿
通穴11aに挿通されており、このピン挿通穴11aか
ら昇降ガイドピン21が離脱しないように昇降ガイドピ
ン21の最先端には大径部21aが設けられている。
【0037】この昇降ガイドピン21にはコイルバネ2
2が外嵌されており、このコイルバネ22はトレー枠体
11からトレー昇降可動部12を浮上させる方向への付
勢力を発生する。また、コイルバネ22の一端はディス
クホルダ13のバネ止め部13aに固定され、他端はト
レー枠体11のバネ止め部11bに固定されている。こ
れによってコイルバネ22はディスクホルダ13を昇降
ガイドピン21を支点として矢印Rの回転方向へ付勢す
る力をも発生している。
【0038】さらに、ディスクホルダ13には解除ピン
23がディスク面方向に突出して設けられている。この
解除ピン23はトレー枠体11に設けられたピンガイド
24と接触している。ピンガイド24はトレー枠体11
に対するトレー昇降可動部12の昇降に従って解除ピン
23を誘導し、ディスクホルダ13を昇降ガイドピン2
1を支点として回動させる。
【0039】次に、このトレー1にディスクDを搭載す
る場合の動作について説明する。
【0040】トレー昇降可動部12及び各ディスクホル
ダ13はコイルバネ22の付勢力によって図4、図5に
示す位置状態(ディスク拘束が可能な状態)にある。
【0041】トレー1にディスクDを搭載する場合、指
などによってトレー昇降可動部12をコイルバネ22の
付勢力に抗しつつトレー枠体11内でいっぱいまで下降
させる。図1、図2に示したように、トレー昇降可動部
12には、これを指で下降させる際に指当て位置として
最も好適な位置を指示するマーク25が付けられてお
り、取り扱いに不慣れなユーザでもディスクの搭載要領
が容易に分かるようにしている。
【0042】トレー昇降可動部12を下降させると、デ
ィスクホルダ13に突設した解除ピン23がトレー枠体
11に設けられたピンガイド24によって誘導され、こ
の結果ディスクホルダ13がコイルバネ22の回転付勢
力に逆らう方向に回動する。トレー昇降可動部12をい
っぱいまで下降させると、図6及び図7に示すように、
ディスクホルダ13はディスク拘束を解除する位置まで
回動する。そこでディスクDをトレー1の凹部12aに
落し込み、以てトレーへのディスク搭載作業が完了す
る。
【0043】トレー昇降可動部12から指を離すと、コ
イルバネ22の付勢力によってトレー昇降可動部12は
元の高さ位置まで復帰すると同時に各ディスクホルダ1
3がディスク拘束位置まで回動する。
【0044】ところで、図7において、26はディスク
ホルダ13をディスク拘束解除位置で固定しておくため
のホールドリブである。ディスクホルダ13を図7の回
動位置からさらにコイルバネ22の回転付勢力に逆らう
方向に回動させ、ホールドリブ26にディスクホルダ1
3に設けられたホールド突起13bを嵌め込むことでデ
ィスクホルダ13がディスク拘束解除位置で固定され
る。本DVD−ROMドライブを水平横臥姿勢で使用す
る場合、実際にはディスクホルダ13が不要となるの
で、この場合においてはディスクホルダ13をディスク
拘束解除位置で固定しておくことが望ましい。
【0045】なお、図8、図9に示すように、ディスク
ホルダ13の先端部上面にテーパ13cを設けるように
してもよい。このように構成することで、ディスクDを
搭載するときにディスク外周部がテーパ面13aに当た
り、そのままディスクDを押し込むと、ディスクホルダ
13は矢印方向に回動してディスク搭載凹部12aが開
放する。したがって、トレー昇降可動部12を指で押し
下げる操作を行うことなく、ディスクDをトレーに搭載
することができる。
【0046】例えば、本DVD−ROMドライブを垂直
起立姿勢で使用する場合、先に下側の2つのディスクホ
ルダ13の内側にディスク外周下部を嵌め込み、続いて
上側の2つのディスクホルダ13の内側にディスク外周
下部を前記の要領で(ディスクを押し込んで)嵌め込む
ようすればよい。ディスクホルダ13の先端部裏面には
ディスクを斜めの姿勢で嵌め込むことを許容するテーパ
13dが設けられているので、ディスク外周下部の嵌め
込みについてはディスクを押し込むには及ばない。これ
により、片手でディスクをトレーに装着することができ
る。
【0047】また、ディスクホルダ13の先端部裏面の
テーパ13dはディスクをトレーから取り出す際にディ
スクの外周部に当たり、ディスクホルダ13の先端部上
面のテーパ13cと同様にディスクホルダ13を回動さ
せる。よって、片手でディスクをトレーから取り出すこ
とができる。
【0048】次に、ディスククランプ機構について図
1、図2、図10及び図11を用いて説明する。
【0049】図2及び図10に示すように、クランパ1
0はクランパホルダ9に設けられた穴部9aに嵌め込ま
れ、本DVD−ROMドライブの上側のキャビネット5
1によって上から押え込まれている。
【0050】クランパ10には板バネ部10aが一体に
設けられている。この板バネ部10aはクランパ本体部
10より上側キャビネット51の裏面に向けて突出する
ように設けられ、その先端部分10bがキャビネット5
1の面に当接しているときクランパ10をクランパホル
ダ9の穴部9aに押し付ける付勢力を発生する。また、
クランパ10には、ターンテーブル5との磁着用の磁石
板(或いは金属板)10bが取り付けられている。
【0051】図1、図2に示すように、クランパホルダ
9は、クランパ保持用の穴部9aを有するプレートに対
して各々直角に折り曲げられた両サイド部分に各々3つ
のクランプガイドピン9b、9c、9dを突設してな
る。これらのガイドピンのうち2つのガイドピン9b、
9cはメカユニット2の筐体側面部に設けられた垂直ガ
イド部2bに嵌め込まれ、他のガイドピン9dはクラン
プスライダ31に設けられたカム溝31aに挿入されて
いる。
【0052】クランプスライダは後述する駆動機構によ
ってトレー1のローディング方向に進退駆動される。ク
ランパホルダ9のガイドピン9dは、図1に示すよう
に、トレー1が排出されているときクランプスライダ3
1に設けられたカム溝31aの最上位置にあり、また図
2に示すように、トレー1がメカユニット2内のディス
ククランプ完了位置にあるときカム溝31aの最下位置
にある。すなわち、クランパホルダ9はクランプスライ
ダ31の進退動作によって昇降するように構成されてい
る。
【0053】メカユニット2の筐体側面部に設けられた
垂直ガイド部2bはクランパホルダ9の昇降時、クラン
パホルダ9の各ガイドピン9b、9cを垂直方向へのみ
案内することで、クランパホルダ9はディスク面に沿う
平面上の位置を固定したままディスクの厚み方向へ昇降
する。
【0054】ディスククランプ動作を図10、図11を
用いて説明する。
【0055】図10(a)はトレーローディング時の状
態であり、図11の平面図において(a)から(b)の
状態時に相当する。このときクランパ10は最上の位置
にあり、キャビネット51の天井面とほぼ密着した状態
にある。この後、トレー1のローディングが実行され、
トレー1がメカユニット2内の所定の位置まで挿入され
たところで(図11(b)のトレーローディング完了
後)、クランプスライダ31が移動を開始し、クランパ
ホルダ9が下降を開始する。
【0056】図10(b)にクランパホルダ9の下降中
の状態を示す。クランパホルダ9が下降つまりキャビネ
ット51の天井面から遠ざかると、クランパ10は板バ
ネ部10aの付勢力によってクランパホルダ9に密着し
たままクランパホルダ9の下降に伴う。
【0057】クランパホルダ9の下降により、クランパ
ホルダ9の下面に突出したトレー操作突起32がトレー
1の昇降可動部12を上から押圧してトレー枠体11に
対して下降させる。この結果、図11(c)に示すよう
に、トレー1の各ディスクホルダ13によるディスクの
拘束状態が解除される。
【0058】また、トレー昇降可動部12の下降によ
り、トレー1に搭載されていたディスクDはターンテー
ブル5によってトレー搭載凹部12aの底面より持ち上
げられる。トレー昇降可動部12の更なる下降によっ
て、ターンテーブル5のディスクチャック部5aとクラ
ンパ10との距離が縮まり、両者間の磁気吸引力によっ
てディスクチャック部5aがディスクDのセンタ穴に完
全に嵌り、以てターンテーブル5とクランパ10とによ
るディスククランプが完了する。
【0059】図10(c)にディスククランプの完了状
態を示す。このディスククランプ完了状態において、ク
ランパ10はクランパホルダ9から浮上した位置にあ
り、且つクランパ10の板バネ部10aはキャビネット
51の内面から離間している。なお、ディスクチャック
部5aには、ディスクのセンタ位置合せのためセンタリ
ング部材5bがバネを介して弾性的に支持されている。
このセンタリング部材5bは周囲にテーパ面を有し、デ
ィスククランプ時にこのテーパ面でディスクDのセンタ
穴と当接して下方に押し込まれる。
【0060】次に、トレーローディング及びディスクク
ランプ駆動機構について図12乃至図15を用いて説明
する。
【0061】なお、図12と図13にはかかるトレーロ
ーディング・ディスククランプ駆動機構の全体部品を示
し、図14と図15においてはその中のディスククラン
プに係る機構部分のみ示している。
【0062】図12と図14はトレーローディング前の
トレー排出時の状態(図1、図11(a)の状態)であ
り、図13はトレー1のローディングが完了した時の状
態(図11(b)の状態)、そして図15はディスクク
ランプ完了時の状態(図2、図11(c)の状態)であ
る。
【0063】図12において、35はモータであり、こ
のモータ35の動力は、ウォームギア36を介してギア
37に伝達され、さらにギア37と同軸のギア37a及
びラックギア38を通じてスライダ39に伝達される。
これによりスライダ39は図中矢印Y1、Y2方向にス
ライドする(但し、図12の状態からはY2方向に移動
する。)。
【0064】スライダ39には2つのカム溝40、41
が設けられている。実線で示す一方のカム溝40にはア
ーム42のガイドピン42aが挿入され、点線で示す他
方のカム溝41にはクランプスライダ31のガイドピン
31cが挿入されている。よって、スライダ39の移動
により各ガイドピン42a、31cは各々のカム溝4
0、41に案内されてアーム42とクランプスライダ3
1が各々動作する。
【0065】アーム42はスライダ39の移動によるガ
イドピン42aの案内によって固定軸43を支点に矢印
R1、R2方向に回動する(但し、図12の状態からは
R2方向に移動する。)。アーム42の先端にはラック
ギア42bが設けられており、このラックギア42bに
はギア44が噛合されている。そしてギア44にはトレ
ー1に設けられたロード用ラックギア45が噛合されて
いる。よって、アーム42の矢印R2方向への回動によ
ってトレー1はメカユニット2内にローディングされ
る。
【0066】アーム42の回転範囲はスライダ39に設
けたカム溝40によって制限されている。つまりアーム
42は、ガイドピン42aがカム溝40の図12に示す
位置にあるときから図13に示す位置にあるときまでの
間で回動する。但し、アーム42のガイドピン42aを
案内するカム溝40は、図13に示すアーム回動末端の
ピン位置よりもさらにガイドピン37aをスライダ39
の移動方向(Y2方向)に沿って案内するような形状に
設けられている。
【0067】一方、図14、図15に示すように、クラ
ンプスライダ31は図示しないガイド部材によってトレ
ー1のローディング方向に所定の距離範囲で移動し得る
ようにメカユニット2に支持されている。
【0068】クランプスライダ31のガイドピン31c
は、スライダ39の移動によるカム溝41の案内で図1
2及び図14に示す位置から図15に示す位置まで移動
される。アーム42のガイドピン42aが図13に示す
アーム回動末端位置に達するまでクランプスライダ31
のガイドピン38aはトレーローディング方向へは案内
されず、クランプスライダ31は移動しない。
【0069】スライダ39はアーム42のガイドピン4
2aが図13に示すアーム回動末端位置まで達した後も
継続して同方向にスライドする。このアーム回動終了後
のスライダ39の移動により、図15に示すように、ク
ランプスライダ31のガイドピン31cはトレーのアン
ローディング方向へ案内され、これによりクランプスラ
イダ31が同方向へ移動する。
【0070】このクランプスライダ31のトレーアンロ
ーディング方向移動によって、前述のクランパホルダ9
が下降し、図2に示すように、クランパホルダ9のガイ
ドピン9dがクランプスライダ31に設けられたカム溝
31aの最下位置まで案内されることでディスククラン
プが行われる。
【0071】ところで、図15において、47はスライ
ダ39の位置を検出するスイッチである。このスイッチ
47はトレーのアンローディング時にスライダ39の位
置がトレー排出完了位置に到達したときと、ディスク装
填時にスライダ39の位置がディスククランプ完了位置
に到達したときに、押棒47aがスライダ39に押圧さ
れて各々相対する方向に倒れることで、各々の状態を電
気的に検出するものである。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、デ
ィスククランプ時にディスクモータ、ターンテーブル等
のディスク駆動機構を昇降させる必要がないので、ディ
スク駆動機構を支持する側の防振構造の確保が容易とな
り、不快なびびり音の発生を防止できる。
【0073】また、本発明のディスク再生装置によれ
ば、クランパはディスク駆動機構に向けて接近移動した
位置にてディスクをクランプするので、アンクランプ時
においてクランパとキャビネットの天板との間に空間を
確保する必要が無くなり、装置全体の厚みを圧縮するこ
とができる。
【0074】さらに、本発明のディスク再生装置によれ
ば、ディスククランプ時にトレー可動部、クランパ、ク
ランパ保持部材を動かすだけであるため、従来のディス
ク駆動機構及び光ピックアップの支持シャーシを一体に
動かすものに比較して、モータの負荷を低減することが
できる。
【0075】さらに、クランパ保持部材のクランパ嵌め
込み用の穴の周囲にクランパ位置決め用のテーパ面を設
けると共に、クランパにディスクの非挟持期間、テーパ
面と協働してクランパを穴の中心に押し込む方向に付勢
する付勢手段を設けることで、本ディスク再生装置を水
平姿勢で使用する場合は勿論、垂直姿勢で使用する場合
も、クランパはクランパ保持部材の穴の中心位置に固定
され、ディスククランプの信頼性を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態であるDVD−ROMド
ライブのトレー排出時の状態を示す斜視図
【図2】図1のDVD−ROMドライブのディスククラ
ンプ時の状態を示す斜視図
【図3】図1のDVD−ROMドライブのディスククラ
ンプ時の平面図
【図4】図1のDVD−ROMドライブのトレーのディ
スク拘束時の状態を示す断面図
【図5】図4のトレーの平面図
【図6】図1のDVD−ROMドライブのトレーのディ
スク拘束解除時の状態を示す断面図
【図7】図6のトレーの平面図
【図8】ディスクホルダの他の実施形態を示す図
【図9】図8のディスクホルダの作用を説明するための
平面図
【図10】図1のDVD−ROMドライブのディスクク
ランプ機構とその動作を示す断面図
【図11】トレー装填時のディスクホルダの状態を示す
平面図
【図12】トレー排出時のトレーローディング・ディス
ククランプ駆動機構の状態を示す平面図
【図13】トレーローディング完了時のトレーローディ
ング・ディスククランプ駆動機構の状態を示す平面図
【図14】トレー排出時のディスククランプ駆動機構の
状態を示す平面図
【図15】ディスククランプ完了時のトレーローディン
グ・ディスククランプ駆動機構の状態を示す平面図
【図16】従来のディスクドライブの構成を示す斜視図
【図17】図16に示す従来のディスクドライブのディ
スクローディング・ディスククランプの動作を説明する
ための図
【符号の説明】
1……トレー 2……メカユニット 5……ターンテーブル 9……クランパホルダ 9a……穴部 10……クランパ 10a…板バネ部 11……トレー枠体 12……トレー昇降可動部 22……コイルバネ 31……クランプスライダ 32……トレー操作突起

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクが搭載されるトレー可動部及び
    このトレー可動部をディスクの厚み方向に移動自在に支
    持するトレー枠体を備えたトレーと、 ディスクを駆動するディスク駆動機構と、 前記トレーを前記ディスク駆動機構を内蔵する装置本体
    に対して出し入れするトレー搬送機構と、 前記トレー搬送機構によって前記トレーが前記装置本体
    内に搬入されたとき、前記トレー可動部を前記トレー枠
    体に対して所定の方向に移動させて、前記トレー可動部
    に搭載されたディスクを前記ディスク駆動機構に受け渡
    すディスク受渡機構とを具備することを特徴とするディ
    スク再生装置。
  2. 【請求項2】 ディスクを駆動するディスク駆動機構
    と、 前記ディスク駆動機構との間でディスクを挟持するクラ
    ンパと、 前記クランパを保持するクランパ保持部材と、 ディスクが搭載されるトレー可動部及びこのトレー可動
    部をディスクの厚み方向に移動自在に支持するトレー枠
    体を備えたトレーと、 前記トレーを装置本体からの所定の排出位置と前記ディ
    スク駆動機構と前記クランパとのディスク挟持可能位置
    との間で搬送するトレー搬送機構と、 前記トレーが前記ディスク挟持可能位置に搬入されたと
    き、前記クランパ保持部材を前記ディスク駆動機構に対
    して接近移動させ、該クランパ保持部材で前記トレー可
    動部を押圧、移動させて該トレー可動部に搭載されたデ
    ィスクを前記ディスク駆動機構と前記クランパとの間に
    挟持させるディスク受渡手段とを具備することを特徴と
    するディスク再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のディスク再生装置におい
    て、 前記クランパ保持部材は、前記クランパを嵌め込む穴
    と、この穴の周囲に設けられたクランパ位置決め用のテ
    ーパ面を有し、 前記クランパは前記ディスク駆動機構及び前記クランパ
    によるディスクの非挟持期間、前記テーパ面と協働して
    前記クランパを前記穴の中心に押し込む方向に付勢する
    付勢手段を有することを特徴とするディスク再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のディスク再生装置におい
    て、 前記付勢手段は、前記クランパのディスク対向面の反対
    側の面より突出して該クランパと一体成形で設けられて
    いることを特徴とするディスク再生装置。
JP8236490A 1996-09-06 1996-09-06 ディスク再生装置 Withdrawn JPH1083607A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100594212B1 (ko) 2000-01-19 2006-07-03 삼성전자주식회사 디스크 플레이어
US7206261B2 (en) 2002-08-30 2007-04-17 Ricoh Company, Ltd. Loading mechanism, drive unit, and information processing apparatus for an information recording medium

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100594212B1 (ko) 2000-01-19 2006-07-03 삼성전자주식회사 디스크 플레이어
US7206261B2 (en) 2002-08-30 2007-04-17 Ricoh Company, Ltd. Loading mechanism, drive unit, and information processing apparatus for an information recording medium
US7492674B2 (en) 2002-08-30 2009-02-17 Ricoh Company, Ltd. Loading mechanism, drive unit, and information processing apparatus

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