JPH1083002A - 音響光学素子及び光ビーム走査装置 - Google Patents

音響光学素子及び光ビーム走査装置

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JPH1083002A
JPH1083002A JP23675996A JP23675996A JPH1083002A JP H1083002 A JPH1083002 A JP H1083002A JP 23675996 A JP23675996 A JP 23675996A JP 23675996 A JP23675996 A JP 23675996A JP H1083002 A JPH1083002 A JP H1083002A
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Akiko Yamashita
明子 山下
Katsuto Sumi
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Abstract

(57)【要約】 【課題】直線偏光を使用し広い周波数帯域に渡って高い
回折効率を得る。 【解決手段】z軸が入射光の入射方向に一致し、x軸が
入射光の偏光方向に一致し、かつy軸がz軸及びx軸か
ら右手系で定まるxyz座標系を定める。z軸回り、超
音波進行方向の軸回り、及びz軸と超音波進行方向とで
形成される平面に垂直な軸B回りに回転し、入射光に対
するAODの姿勢を調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は音響光学素子及び
光ビーム走査装置に係り、特に、音響光学効果を利用し
た音響光学変調素子(AOM)や音響光学偏向素子(A
OD)等の音響光学素子、及びこの音響光学素子を利用
して画像記録や画像読取に使用する光ビーム走査装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】異方性結晶内を進行する超音波と異方性
結晶内を進行する光波との間に生じる異方ブラッグ回折
を利用した音響光学素子の一種である従来のAODは、
音響光学媒体として二酸化テルル(TeO2 )の単結晶
を利用し、TeO2 結晶の[110]方向に進行しかつ
[1’10](ここで、1’とは−1方向を意味す
る。)方向に変位する横波超音波によってTeO2 結晶
内に入射した光波を回折させている(オン[110]型
偏向器)。このTeO2 結晶を利用したAODは、音響
光学媒体としてニオブ酸リチウム、または水晶を用いた
AODと比較して大きな音響光学性能指数が得られ、高
い回折効率が得られる。
【0003】しかしながら、広い周波数帯域に渡ってフ
ラットな回折効率が得られず、中心周波数付近において
効率が落ち込むため、使用周波数帯域が制限されてしま
う、という問題があった。また、高い回折効率を得るた
めには円偏光が必要であり、直線偏光のレーザ光の光路
中にλ/4板を挿入して円偏光に変換する必要があるた
め、高価になる、という問題があった。
【0004】上記の問題点を解消したAODとして、超
音波の進行方向を結晶の[110]方向から大きく傾け
たオフ[110]型偏向器が知られている(特開昭51
−99039号公報)。このオフ[110]型偏向器に
よれば、上記のオン[110]型偏向器の問題点であっ
た中心周波数付近における効率の落ち込みが解消され、
また、入射させるレーザ光も直線偏光でよく、λ/4板
が不要になる。
【0005】なお、従来は入射光の進行方向と超音波の
進行方向とを含む平面内でブラッグ条件を満足するよう
にブラッグ角のみを調整して回折効率を高くしており、
入射光の進行方向に直交する方向にAODを平行移動す
る調整は成されていたものの、その他のAODを回転す
る調整は成されていない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のオフ[110]型偏向器では、超音波の進行方向を
[110]方向から大きく傾ける必要があるため、大き
な結晶が必要となり、コストアップになる、という問題
がある。
【0007】本発明は上記問題点を解消するためになさ
れたもので、直線偏光を使用し広い周波数帯域に渡って
高い回折効率が得られる低コストの音響光学素子、及び
この音響光学素子を利用した光ビーム走査装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、異方ブラッグ回折が利用できると共に、
異方性結晶の光学軸が入射光の進行方向と超音波の進行
方向とを含む面に対して平行にならないように音響光学
素子を配置したものである。
【0009】さらに具体的には、本発明は、異方ブラッ
グ回折が利用できると共に、異方性結晶の光学軸が入射
光の進行方向と超音波の進行方向とを含む面に対して平
行にならず、かつ入射光の偏光面が入射光の進行方向と
超音波の進行方向とを含む面に対して平行となる条件、
及び異方性結晶の光学軸が入射光の進行方向と超音波の
進行方向とを含む面に対して平行にならず、かつ入射光
の偏光面が入射光の進行方向と超音波の進行方向とを含
む面に対して平行にならない条件のいずれか1つの条件
を満足するように音響光学素子を配置したものである。
【0010】異方性結晶の光学軸が入射光の進行方向と
超音波の進行方向とを含む面に対して平行にならず、か
つ入射光の偏光面が入射光の進行方向と超音波の進行方
向とを含む面に対して平行となるように配置することに
より、異方性結晶の光学軸が入射光の進行方向と超音波
の進行方向とを含む面に対して所定角度傾斜した状態に
なる。
【0011】また、異方性結晶の光学軸が入射光の進行
方向と超音波の進行方向とを含む面に対して平行になら
ず、かつ入射光の偏光面が入射光の進行方向と超音波の
進行方向とを含む面に対して平行にならないように配置
することにより、異方性結晶の光学軸が入射光の進行方
向と超音波の進行方向とを含む面に対して所定角度傾斜
し、かつ入射光の偏光面が入射光の進行方向と超音波の
進行方向とを含む面に対して所定角度傾斜した状態にな
る。
【0012】上記のように音響光学素子を配置するに
は、入射光を固定しておいて音響光学素子の姿勢を調整
してもよいし、音響光学素子を固定しておいて入射光の
進行方向を調整してもよいし、音響光学素子の姿勢及び
入射光の進行方向の両方を調整してもよい。
【0013】本発明者等は、従来調整されていなかった
ブラッグ角以外の方向に音響光学素子の姿勢を調整し、
異方性結晶の光学軸が、入射光の進行方向と超音波の進
行方向とを含む面に対して平行にならないように音響光
学素子を配置すると、回折効率が高くなることを実験に
より見い出し、本発明に想到したものである。
【0014】上記のように音響光学素子を配置すること
によって、異方性結晶を大きくすることなく直線偏光を
用いて従来より回折効率を高くすることができる。
【0015】異方性結晶の光学軸が、入射光の進行方向
と超音波の進行方向とを含む面に対して平行にならない
ように音響光学素子を配置すると、異方性結晶の光学軸
が入射光の進行方向と超音波の進行方向とを含む面に対
して平行にならず、かつ入射光の偏光面が入射光の進行
方向と超音波の進行方向とを含む面に対して平行となる
条件、及び異方性結晶の光学軸が入射光の進行方向と超
音波の進行方向とを含む面に対して平行にならず、かつ
入射光の偏光面が入射光の進行方向と超音波の進行方向
とを含む面に対して平行にならない条件のいずれか1つ
の条件を満足する。
【0016】さらに具体的には、入射光の進行方向をz
軸、入射光の偏光方向をx軸とするxyz座標系を定
め、異方性結晶内を進行する超音波の進行方向とx軸と
が平行で、かつ異方性結晶の光学軸がz軸に一致した状
態を初期状態とし、初期状態からz軸と超音波の進行方
向とを含む面に垂直な軸回りに所定角度回転して異方性
結晶内を進行する超音波と異方性結晶内を進行する光波
との間に生じる異方ブラッグ回折を利用できるようにす
ると共に、超音波の進行方向と同じ方向の軸回り、また
は、超音波の進行方向と同じ方向の軸及びz軸の両方の
軸回りに回転して配置したものである。
【0017】すなわち、異方性結晶の[110]方向と
x軸とが平行で、かつ[001]方向をz軸に一致させ
た状態を初期状態としたとき、初期状態から、[11
0]方向の軸回り、または、[110]方向の軸及びz
軸の両方の軸回りに回転すると共に、z軸と超音波の進
行方向とを含む面に垂直な軸回りに所定角度回転して配
置したものである。
【0018】初期状態から、z軸と超音波の進行方向と
を含む面に垂直な軸回りの角度を第1の所定角度、[1
10]方向の軸回りの角度を第2の所定角度、z軸回り
の角度を第3の所定角度とするとき、第1の所定角度及
び第2の所定角度を調整する場合には、第1の所定角度
はブラッグ角(例えば、略4°)、第2の所定角度は略
3°以上、好ましくは略9°とすることができ、これら
の角度をこの範囲に設定すると回折効率を好ましい値に
することができる。
【0019】また、第1〜第3の所定角度を共に調整す
る場合には、上記第1の所定角度はブラッグ角(例え
ば、略4°)、第2の所定角度は略3°以上、第3の所
定角度は略30°〜略90°とすることができ、これら
の角度をこの範囲に設定すると回折効率を好ましい値に
することができる。また、第1の所定角度をブラッグ角
(例えば、略4°)、第2の所定角度を略5°〜略10
°、第3の所定角度を略30°〜略90°、好ましく
は、第1の所定角度をブラッグ角(例えば、略4°)、
第2の所定角度を略7°〜略10°、第3の所定角度を
略45°〜略90°、より好ましくは、第1の所定角度
をブラッグ角(例えば、略4°)、第2の所定角度を略
9°〜略10°、第3の所定角度を略70°〜略75°
とすることができる。第1〜第3の所定角度を上記のよ
り好ましい値に調整した場合には、広い周波数帯域にわ
たって最も高くかつフラットな回折効率が得られる。
【0020】上記異方性結晶は一軸結晶や二軸結晶を使
用することができるが、一軸結晶、特にTeO2 が好ま
しく、また本発明の音響光学素子は音響光偏向素子であ
るのが好ましい。
【0021】上記の音響光学素子は、光ビームを走査し
て画像記録を行う画像記録装置、または光ビームを走査
して画像の読取を行う画像読取装置の光ビーム走査装置
に適用することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。まず、本発明をTeO2
結晶を用いたオン[110]型偏向器(AOD)に適用
した場合について説明する。図1に示すように、このA
ODは、頭部が斜めにカットされたTeO2 単結晶10
と、TeO2 単結晶10の底面に貼着されかつ結晶の
[110]方向に進行しかつ[1’10]方向に変位す
る横波超音波を発生するトランスデューサ12から構成
されている。なお、TeO2 単結晶10の頭部には吸音
材(図示せず)を貼着してもよい。
【0023】また、図1及び図2に示すように、z軸が
入射光の進行方向に一致し、x軸が入射光の偏光方向に
一致し、かつy軸がz軸及びx軸から右手系で定まるx
yz座標系を定める。
【0024】また、図1に示すように、TeO2 単結晶
10内を進行する超音波の進行方向、すなわち結晶の
[110]方向とx軸とが平行で、かつ光学軸である
[001]方向をz軸方向に一致させた状態を初期状態
とする。そして、この初期状態からAODの姿勢を調整
するための3つの軸回りの回転角度、すなわちブラッグ
角θB 、あおり角θA 、入射光進行方向の軸回りの回転
角θZ を図2に示すように各々次のように定める。
【0025】ブラッグ角θB は、入射光の進行方向(z
軸)と超音波進行方向とを含む平面内でのAODの回
転、すなわち、z軸と超音波進行方向とで形成される平
面に垂直な軸B回りの回転である。このブラッグ角θB
は、z軸の正方向側から超音波進行方向の正方向に回転
させたとき、すなわち軸Bの正方向に向かって右ねじ方
向に回転させたとき正とし、超音波進行方向がz軸に垂
直の場合、θB =0とする。
【0026】あおり角θA は、超音波進行方向の軸回
り、すなわち[110]方向の軸A回りの回転である。
このあおり角θA は、超音波進行方向に向かって右ねじ
の方向に回転させたとき正とし、結晶の光学軸[00
1]が、入射光の進行方向と超音波の進行方向とを含む
面を含む平面に対して平行のとき、θA =0とする。
【0027】入射光進行方向の軸回りの回転角θZ は、
z軸回りの回転であり、z軸方向の正方向に向かって右
ねじの方向に回転させたき正とし、超音波進行方向がx
軸と平行の場合(入射光の偏光面が、入射光の進行方向
と超音波の進行方向とを含む面に対して平行の場合)、
θZ =0とする。
【0028】トランスデューサ12にパワー0.25W
の高周波信号を印加して超音波を進行させると共に偏光
方向がx軸方向のレーザビームをz軸方向から入射し、
あおり角θA を変化させ、ブラッグ角θB をブラッグ条
件を満足するように調整したときの回折効率特性を図3
に、入射光進行方向の軸回りの回転角θZ を変化させ、
各入射光進行方向の軸回りの回転角θZ において回折効
率が最大になるようにあおり角θA を調整し、ブラッグ
角θB をブラッグ条件を満足するように調整したときの
中心周波数76,80,84MHzにおける回折効率特
性を図4に示す。また、このときの入射光進行方向の軸
回りの回転角θZ とあおり角θA との関係を図5に示
す。
【0029】なお、同じ回転角θZ に対してあおり角θ
A を調整すると、2つの特性が得られることが本発明者
等により確認されており、上記図4は回折効率の周波数
特性の形状がフラット(回折効率が周波数によらず略一
定)の場合であるが、図6に回折効率の周波数特性の形
状がピーク状(回折効率が中心周波数で高く、周辺で低
い)の場合を参考として示す。
【0030】図3から理解されるように、従来のように
ブラッグ角θB のみ調整した場合(θB ≒4°,θZ
θA =0°)の回折効率(80MHzで約58%)と比
較すると、ブラッグ角θB 及びあおり角θA の両方の角
度を調整することで、回折効率が向上している。特に、
θA ≒±9°で回折効率ηがη≒95%になっている。
また、θA ≒±6°〜±9°で回折効率ηがη≒80〜
95%になり、θA ≒±4°〜±9°で回折効率ηがη
≒70〜95%になっている。回折効率ηを従来の回折
効率より10%程度以上高くする場合には、あおり角θ
A を略3°以上にすればよい。
【0031】また、図4から理解されるように、従来の
ように調整した場合の回折効率と比較すると、ブラッグ
角θB を調整すると共に、入射光進行方向の軸回りの回
転角θZ 及びあおり角θA を正または負方向に調整する
ことで、回折効率が向上している。特に、θZ ≒±(7
0°〜75°)、θA ≒±(9°〜10°)で回折効率
ηがη≒95%になっている。また、θZ ≒±(45°
〜90°)、θA ≒±(7°〜10°)で回折効率ηが
η≒80〜95%になり、θZ ≒±(30°〜90
°)、θA ≒±(5°〜10°)で回折効率ηがη≒7
0〜95%になっている。
【0032】以上はブラッグ角θB が正の場合である
が、ブラッグ角θB が負(θB ≒−4°)の場合におい
ても同様であり、回折効率ηがピーク(約95%)にな
る場合をまとめると次の表1のようになる。
【0033】
【表1】
【0034】また、入射光進行方向の軸回りの回転角θ
Z を、図4から得られる回折効率がピークとなる角度、
例えばθZ =70°に固定し、あおり角θA を変化させ
た場合の回折効率特性を図7に示す。
【0035】図7から理解されるように、入射光進行方
向の軸回りの回転角θZ を固定し、あおり角θA のみを
変化させる場合にも、あおり角θA を例えばθA ≒1.
5°以上に調節することで、回折効率を従来より向上さ
せることができ、回折効率はθA ≒9°で略95%、θ
A ≒4.5°以上で略80〜95%、θA ≒3°以上で
略70〜95%、になる。
【0036】従って、入射光進行方向の軸回りの回転角
θZ 及びあおり角θA を調整する場合において、最大の
回折効率が得られる状態から、入射光進行方向の軸回り
の回転角θZ を固定してあおり角θA を変化させた場合
には、あおり角θA を略1.5°以上にすると回折効率
を従来より向上することができ、あおり角θA が略3°
以上で略70〜95%の回折効率が得られ、あおり角θ
A が略4.5°以上で略80〜95%の回折効率が得ら
れることになる。
【0037】上記は、中心周波数における結果である
が、所定の周波数帯域においても従来より回折効率は向
上する。図8に、表1の回折効率がピークになる条件の
1つである、θZ =70°、かつθA =9°における回
折効率の周波数特性、入射光進行方向の軸回りの回転角
θZ を90°(θA =9°)にしたときの回折効率の周
波数特性、及び従来の回折効率の周波数特性(θZ =θ
A =±0°)を示す。本実施の形態では、所定の周波数
帯域において回折効率が従来より向上している。
【0038】以上より、異方ブラッグ回折が利用できる
ように配置すると共に、異方性結晶の光学軸が入射光の
進行方向と超音波の進行方向とを含む面に対して平行に
ならないように配置することで、回折効率を向上するこ
とができる。
【0039】すなわち、異方ブラッグ回折が利用できる
ように配置すると共に、異方性結晶の光学軸が入射光の
進行方向と超音波の進行方向とを含む面に対して平行に
ならず、かつ入射光の偏光面が入射光の進行方向と超音
波の進行方向とを含む面に対して平行となるようにする
か、異方性結晶の光学軸が入射光の進行方向と超音波の
進行方向とを含む面に対して平行にならず、かつ入射光
の偏光面が入射光の進行方向と超音波の進行方向とを含
む面に対して平行にならないようにすることで回折効率
を向上することができる。
【0040】なお、上記では、音響光学媒体としてTe
2 の単結晶を用いた例について説明したが、本発明は
PbMoO4 その他の一軸結晶や二軸結晶を使用するこ
ともできる。また、上記では、AODについて説明した
が、本発明はAOMにも適用できる。
【0041】次に、上記AODを光ビーム走査装置に利
用した円筒内面走査型画像記録装置の実施の形態を図面
を参照して説明する。この円筒内面走査型画像記録装置
は、所定方向に並列させた複数本のレーザビームを発生
するレーザビーム発生手段と、各レーザビームの光路中
に配置され、かつレーザビームをレーザビームの並列方
向と直交する方向に偏向する複数の偏向器と、円筒の中
心軸に対して傾斜した反射面を備え、かつ円筒の中心軸
を中心に回転されることによりレーザビームを円筒の内
面に沿って走査する走査手段と、偏向器で偏向された複
数のレーザビームを走査手段の反射面に入射させる光学
系と、を含んで構成されている。
【0042】図9に示すように、本実施の形態の画像記
録装置は、レーザビームLを発生するレーザビーム発生
器14と、レーザビーム発生器14から発生されたレー
ザビームを所定方向に並列させた3本のレーザビームL
1 ,L2 ,L3 に分割するレーザビームスプリッタ16
とを備えている。レーザビームL1 の射出側には、レー
ザビームL1 をレーザビームの並列方向と直交する方
向、すなわち図9のy軸方向(記録シートS上ではレー
ザビームの並列方向と直交する方向)に偏向すると共
に、画像情報に応じてレーザビームを強度変調(オンオ
フ変調)するAOD18xが配置され、レーザビームL
2 の射出側には、レーザビームL2 を偏向することなく
画像情報に応じてレーザビームをオンオフ変調するAO
D20が配置され、レーザビームL3 の射出側には、レ
ーザビームL3 をAOD18xと同様にy軸方向に偏向
すると共に、画像情報に応じてレーザビームをオンオフ
変調するAOD22xが配置されている。
【0043】AOD18x、20、22xは、上記で説
明したように、異方性結晶の光学軸が、入射光の進行方
向と超音波の進行方向とを含む面に対して平行にならな
いように配置されている。なお、本実施の形態ではθB
≒4°、θZ ≒70°、θA≒9°に調整するのが好ま
しいが、θZ ≒0°としてθB とθA とを調整するよう
にしてもよい。
【0044】AOD18x、20、22xのレーザビー
ム射出側には、各々レーザビームをx軸の負の方向に反
射するミラー24、26、28が配置され、ミラーのレ
ーザビーム反射側には、これらのミラーから反射された
レーザビームを集光する集光レンズ30、軸に対して4
5°傾斜した反射面を備えかつモータ34により軸を中
心として回転される円柱状の回転鏡32が配置されてい
る。なお、記録シートSは、展開して図示した円筒状の
ドラム36の内周面に保持されており、回転鏡32は軸
がドラム36の中心軸と一致するように配置されてい
る。
【0045】上記の画像記録装置では、レーザビームに
よって記録されるドットが記録シートS上でx軸方向に
配列された状態(図9の状態)から回転鏡32を90°
回転させると、図13(1)に示されるように回転鏡3
2の回転に伴ってドット配列が90°回転されことにな
る。すなわち、ドット配列が回転鏡32の回転に伴って
回転され、回転鏡32の反射面の中心に入射されないレ
ーザビームL1 ,L3によって記録されるドットが単振
動し、レーザビームL1 ,L3 によって記録されるドッ
トの軌跡R1 ,R3 が正弦波状になる。この場合、レー
ザビームL1 によって記録されるドットの軌跡は、レー
ザビームL3 によって記録されるドットの軌跡に対して
位相が180°ずれている。なお、レーザビームL
2 は、回転鏡32の反射面の中心に入射されるため、レ
ーザビームL2 によって記録されるドットは単振動する
ことはなく、レーザビームL2 によって記録されるドッ
トの軌跡R2 は直線になる。本実施の形態では、このド
ット配列の回転を補正して各走査線を平行にするため
に、図10に示す制御装置が設けられている。
【0046】図10に示すように、制御装置38は、各
AODのトランスデューサに接続されている。制御装置
38は、モータ34に取り付けられた図示しないロータ
リエンコーダからのモータの回転に同期した回転位置信
号P、及び主走査開始位置で出力される主走査開始信号
LSYNCに基づいて基本クロック信号及び制御クロッ
ク信号を生成する制御回路40と、基本クロック信号に
従って余弦波電圧信号(x=−a・cosωt,ただ
し、aは定数、ωは基本クロック信号によって定まるモ
ータの角速度、tは経過時間である)を生成する余弦波
電圧信号生成回路42aと、基本クロック信号に従って
上記とは位相が180°ずれた余弦波電圧信号(x=a
・cosωt)を生成する余弦波電圧信号生成回路42
cと、定電圧信号を生成する定電圧信号生成回路42b
とを備えている。
【0047】電圧信号生成回路42a,42b,42c
は、電圧信号から周波数変調信号を生成する電圧制御発
振器(VCO)44a,44b,44cに接続されてい
る。
【0048】また、制御回路40には、2値画像信号を
生成する2値画像信号生成回路48が接続されており、
VCO44a,44b,44cから出力された周波数変
調信号は、変調器46a,46b,46cにより、2値
画像信号生成回路48からの2値画像信号によってオン
オフ変調され、増幅回路50a,50b,50cによっ
て増幅された後、各AODのトランスデューサに入力さ
れる。
【0049】上記のように、余弦波電圧信号(x=−a
・cosωt,a・cosωt)によって変調された電
圧信号をAOD18x,22xのトランスデューサに印
加することにより、AOD18x、22xを通過するレ
ーザビームが図9の状態(図13(1)の0°の位置)
からy軸方向に偏向される。このとき、記録シートS上
では、AOD18xを通過したレーザビームによるドッ
トはドットの配列方向と直交する方向に移動することに
よってx軸の正方向に移動し、AOD22xを通過した
レーザビームはによるドットはドットの配列方向と直交
する方向でかつAOD18xを通過したレーザビームに
よるドットと逆方向に移動することによってx軸の負方
向に移動し、この偏向によって正弦波状の単振動を相殺
し走査線を図13(2)に示すように平行な直線にする
ことができる。
【0050】しかしながら、各レーザビームによる軌跡
の長さが異なるため、本実施の形態のように、−90°
〜+90°の範囲で走査する場合には、図13(2)に
示すように、1ラインの走査開始端側でレーザビームL
3 によって記録されるドットの軌跡R3 は、レーザビー
ムL1 ,L2 によって記録されるドットの軌跡R1 ,R
2 に対して各々Td1,Td2ずれており、1ラインの
走査終了端側では各々Td3,Td2ずれている。従っ
て、軌跡は、レーザビームL1 によって記録されるドッ
トの軌跡R1 、レーザビームL2 によって記録されるド
ットの軌跡R2、レーザビームL3 によって記録される
ドットの軌跡R3 の順に短くなるので、走査長が異なる
ことになる。本実施の形態では、この走査長の相違を補
正するために、制御回路40内に図11に示す制御クロ
ック信号生成回路52が設けられている。
【0051】制御クロック信号生成回路52は、上記の
回転位置信号Pから位相同期信号を生成するPLL回路
54、上記の主走査開始信号LSYNC及びPLL回路
54出力に従って基本クロック信号Bを生成する基本ク
ロック信号生成回路56、基本クロック信号をカウント
するカウンタ58、カウンタ58からのカウント値に従
って遅延量を設定するための遅延量設定信号を出力する
ルックアップテーブル60、遅延量設定信号に従って基
本クロック信号生成回路56からの基本クロック信号を
遅延させて制御クロック信号CL1,CL2,CL3と
して出力する遅延回路62a,62b,62cから構成
されている。この制御クロック信号CL1,CL2,C
L3は、上記の2値画像信号生成回路48に供給され
る。
【0052】なお、図13(2)に示すずれ量を補正し
て、レーザビームによって記録されるドットを記録シー
ト上でx軸方向に配列させるための遅延量は、主走査位
置によって異なる。このため、ルックアップテーブル6
0の遅延量は、レーザビーム毎に、主走査方向の走査位
置に応じて、すなわち基本クロック信号の各パルス毎に
予め定められている。
【0053】次に、上記実施の形態の画像記録装置の動
作について説明する。モータ34に設けられている図示
しないエンコーダからの回転位置信号Pは、PLL回路
54に入力されて位相制御され、位相同期信号が生成さ
れる。位相同期信号は基本クロック信号生成回路56に
入力され、主走査開始信号LSYNCの発生タイミング
で図12に示す基本クロック信号Bが出力される。基本
クロック信号はカウンタ58によってカウントされると
共に、遅延回路62a,62b,62cに入力される。
【0054】カウンタ58によってカウントされた基本
クロック信号のカウント値は、ルックアップテーブル6
0に供給される。ルックアップテーブル60は、カウン
ト値に応じて、すなわち、記録シートの主走査方向にお
ける記録位置に応じて各レーザビームL1 ,L2 ,L3
毎に予め定められている遅延量に基づいて遅延量設定信
号を遅延回路62a,62b,62cの各々に入力す
る。遅延回路62a,62b,62cは、入力された遅
延量設定信号に応じて基本クロック信号を遅延させて制
御クロック信号CL1,CL2,CL3として出力す
る。
【0055】制御クロック信号CL1は、レーザビーム
1 により記録される2値画像信号の出力タイミングを
制御する信号であり、遅延回路62aは、遅延量設定信
号に基づき、図12に示すように、レーザビームL1
より記録される2値画像信号による画像の記録開始時期
を基本クロック信号の発生タイミング、すなわち主走査
開始信号LSYNCの発生タイミングよりTd1だけ遅
延させ、かつ記録終了時期を基本クロック信号の主走査
終了タイミング(m番目のクロック)に一致させた制御
クロック信号CL1を出力する。
【0056】制御クロック信号CL2は、レーザビーム
2 により記録される2値画像信号の出力タイミングを
制御する信号であり、遅延回路62bは、遅延量設定信
号に基づき、図12に示すように、レーザビームL2
より記録される2値画像信号による画像の記録開始時期
を主走査開始信号LSYNCの発生タイミングよりTd
2だけ遅延させ、かつ記録終了時期を基本クロック信号
の主走査終了タイミングよりもTd2だけ遅延させた制
御クロック信号CL2を出力する。
【0057】制御クロック信号CL3は、レーザビーム
3 により記録される2値画像信号の出力タイミングを
制御する信号であり、遅延回路62cは、遅延量設定信
号に基づき、図12に示すように、レーザビームL3
より記録される2値画像信号による画像の記録開始時期
を主走査開始信号LSYNCの発生タイミングと同じに
なり、かつ記録終了時期を基本クロック信号の主走査終
了タイミングよりもTd3だけ遅延させた制御クロック
信号CL3を出力する。
【0058】なお、ルックアップテーブルの遅延量は、
各制御クロック信号のパルス間隔ができるだけ等間隔に
なるように各主走査位置に応じて設定されている。ま
た、隣合う走査線間の遅延位置が重なると、網点の周期
との間にビートが発生して画像のムラになる虞れがある
ので、ルックアップテーブルの遅延量は各走査線間でラ
ンダムとなるように設定するのが好ましい。
【0059】上記のように出力された制御クロック信号
CL1,CL2,CL3は、2値画像信号生成回路48
に供給され、2値画像信号生成回路48は図12に示す
タイミングで2値画像信号を各変調器46a,46b,
46cに出力する。
【0060】一方、電圧信号生成回路42a,42c
は、入力された基本クロック信号に基づいて余弦波電圧
信号(x=−a・cosωt,a・cosωt)を生成
し、VCO44a,44cを介して周波数変調信号を変
調器46a,46cに入力し、定電圧信号生成回路42
bは、VCO44を介して周波数変調信号を変調器46
bに入力する。これにより、電圧信号生成回路48a,
48b,48cから出力された周波数変調信号は、変調
器46a,46b,46cにおいて、2値画像信号生成
回路48からの2値画像信号によってオンオフ変調さ
れ、増幅回路50a,50b,50cで増幅された後、
各AODのトランスデューサに入力される。
【0061】レーザビーム発生器14から発生され、ビ
ームスプリッタ16によって分割されたレーザビームL
1 ,L3 は、AOD18x,22xによってy軸方向に
偏向されると共に、2値画像信号に応じてオンオフ変調
され、ミラー24,28で反射され、集光レンズ22を
介して回転鏡32に入射される。また、レーザビームL
2 は、AOD20によって偏向されることなく、2値画
像信号に応じてオンオフ変調され、ミラー26で反射さ
れ、集光レンズ22を介して回転鏡32に入射される。
【0062】回転鏡32は、x軸を中心に回転している
ため、反射によってレーザビームを記録シート上に走査
させる。この場合、2値画像信号でオンオフ変調された
レーザビームL1 ,L2 は、レーザビームL3 と同一の
記録範囲内(図13(3))において画像を記録シート
に記録することになる。従って、主走査方向の記録範囲
が同一で、かつ歪みのない高精度の画像を記録すること
ができる。
【0063】以上説明したように本実施の形態によれ
ば、異方性結晶の光学軸が入射光の進行方向と超音波の
進行方向とを含む面に対して平行にならないようにAO
Dを配置したので、回折効率を向上した低コストの円筒
内面走査型画像記録装置を提供することできる。
【0064】なお、上記では本発明を円筒内面走査型画
像記録装置に適用した実施の形態について説明したが、
本発明は、記録シートを副走査方向に搬送しながらレー
ザビームを主走査方向に走査して記録を行う平面走査型
画像記録装置や、ドラムの外周面に記録シートを支持
し、ドラムを回転させながらレーザビームを主走査方向
に走査して記録を行う円筒外面走査型画像記録装置の光
ビーム走査装置にも適用することができる。また、本発
明は、レーザビームを走査して読取を行う各種読取装置
にも適用することができる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、異
方性結晶の光学軸が入射光の進行方向と超音波の進行方
向とを含む面に対して平行にならないように音響光学素
子を配置したので、異方性結晶を大きくすることなく直
線偏光を用いて回折効率を更に向上した低コストの音響
光学素子を提供することができる、という効果が得られ
る。
【0066】また、本発明は上記のように配置した音響
光学素子を利用しているので、回折効率を更に向上した
低コストの光ビーム走査装置を提供することできる、と
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のAODの概略図である。
【図2】本発明の実施の形態においてAODを回転させ
る軸を説明するためのAODの斜視図である。
【図3】本発明の実施の形態のあおり角θA のみの変化
に対する回折効率の変化を示す線図である。
【図4】本発明の実施の形態の入射光進行方向の軸回り
の回転角θZ の変化に対する回折効率の変化(回折効率
の周波数特性の形状がフラットの場合)を示す線図であ
る。
【図5】図4の回折効率を得るための入射光進行方向の
軸回りの回転角θZとあおり角θA との関係を示す線図
である。
【図6】入射光進行方向の軸回りの回転角θZ の変化に
対する回折効率の変化(回折効率の周波数特性の形状が
ピーク状の場合)を示す線図である。
【図7】入射光進行方向の軸回りの回転角θZ が70°
のときのあおり角θ A の変化に対する回折効率の変化を
示す線図である。
【図8】本発明の実施の形態のある周波数帯域における
回折効率を示す線図である。
【図9】本発明の実施の形態の画像記録装置の概略図で
ある。
【図10】本発明の実施の形態の画像記録装置の制御装
置のブロック図である。
【図11】本発明の実施の形態の画像記録装置の制御回
路のブロック図である。
【図12】本発明の実施の形態の画像記録装置の制御ク
ロック信号のタイミングを示す線図である。
【図13】(1)は回転鏡による像の回転を補正しない
場合の走査線を示し、(2)は回転鏡による像の回転を
補正した場合の走査線を示し、(3)は走査長の相違を
補正した場合の走査線を示す線図である。
【符号の説明】
10 TeO2 の単結晶 12 トランスデューサ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異方性結晶内を進行する超音波と異方性結
    晶内を進行する光波との間に生じる異方ブラッグ回折を
    利用した音響光学素子であって、 異方性結晶の光学軸が入射光の進行方向と超音波の進行
    方向とを含む面に対して平行にならないように配置した
    音響光学素子。
  2. 【請求項2】異方性結晶内を進行する超音波と異方性結
    晶内を進行する光波との間に生じる異方ブラッグ回折を
    利用した音響光学素子であって、 異方性結晶の光学軸が入射光の進行方向と超音波の進行
    方向とを含む面に対して平行にならず、かつ入射光の偏
    光面が入射光の進行方向と超音波の進行方向とを含む面
    に対して平行となる条件、及び異方性結晶の光学軸が入
    射光の進行方向と超音波の進行方向とを含む面に対して
    平行にならず、かつ入射光の偏光面が入射光の進行方向
    と超音波の進行方向とを含む面に対して平行にならない
    条件のいずれか1つの条件を満足するように配置した音
    響光学素子。
  3. 【請求項3】入射光の進行方向をz軸、入射光の偏光方
    向をx軸とするxyz座標系を定め、異方性結晶内を進
    行する超音波の進行方向とx軸とが平行で、かつ異方性
    結晶の光学軸がz軸に一致した状態を初期状態とし、初
    期状態からz軸と超音波の進行方向とを含む面に垂直な
    軸回りに所定角度回転し、異方性結晶内を進行する超音
    波と異方性結晶内を進行する光波との間に生じる異方ブ
    ラッグ回折を利用した音響光学素子であって、 更に、超音波の進行方向と同じ方向の軸回りに回転して
    配置した音響光学素子。
  4. 【請求項4】前記超音波の進行方向と同じ方向の軸回り
    の回転角度を略3°以上とした請求項3の音響光学素
    子。
  5. 【請求項5】更にz軸回りに回転して配置した請求項3
    の音響光学素子。
  6. 【請求項6】前記z軸と超音波の進行方向とを含む面に
    垂直な軸回りの所定角度をブラッグ角、前記超音波の進
    行方向と同じ方向の軸回りの回転角度を略3°以上、前
    記z軸回りの回転角度を略30°〜略90°とした請求
    項5の音響光学素子。
  7. 【請求項7】前記異方性結晶は一軸結晶である請求項1
    〜6のいずれか1項の音響光学素子。
  8. 【請求項8】前記異方性結晶はTeO2 である請求項1
    〜7のいずれか1項の音響光学素子。
  9. 【請求項9】前記音響光学素子は音響光学偏向素子であ
    る請求項1〜8のいずれか1項の音響光学素子。
  10. 【請求項10】請求項1〜9のいずれか1項の音響光学
    素子を備えた光ビーム走査装置。
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