JPH1082967A - ヘッドアップディスプレイ - Google Patents
ヘッドアップディスプレイInfo
- Publication number
- JPH1082967A JPH1082967A JP26133396A JP26133396A JPH1082967A JP H1082967 A JPH1082967 A JP H1082967A JP 26133396 A JP26133396 A JP 26133396A JP 26133396 A JP26133396 A JP 26133396A JP H1082967 A JPH1082967 A JP H1082967A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- combiner
- lens
- image display
- display
- head
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Abstract
(57)【要約】
【課題】 小型軽量かつ大口径の画像表示域を有する低
コストのヘッドアップディスプレイを提供する。 【解決手段】 外縁形状が四辺形とされている画像表示
光出射面4′を有する表示手段4と、観察者の前方視野
内に配置されるコンバイナ3との間に配置されるレンズ
系5とを備える。そのレンズ系5により集光された画像
表示光をコンバイナ3により光路変更することで、その
コンバイナ3の前方に観察対象の虚像を形成する。その
レンズ系5を構成するレンズ5aの外縁形状が四辺形と
される。
コストのヘッドアップディスプレイを提供する。 【解決手段】 外縁形状が四辺形とされている画像表示
光出射面4′を有する表示手段4と、観察者の前方視野
内に配置されるコンバイナ3との間に配置されるレンズ
系5とを備える。そのレンズ系5により集光された画像
表示光をコンバイナ3により光路変更することで、その
コンバイナ3の前方に観察対象の虚像を形成する。その
レンズ系5を構成するレンズ5aの外縁形状が四辺形と
される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばアミューズ
メント用ゲーム機器や各種産業分野において利用できる
ヘッドアップディスプレイに関する。
メント用ゲーム機器や各種産業分野において利用できる
ヘッドアップディスプレイに関する。
【0002】
【従来の技術】画像表示光の出射面を有する表示手段
と、観察者の前方視野内に配置されるコンバイナと、そ
の表示手段とコンバイナとの間に配置されるレンズ系と
を備え、そのレンズ系により集光された画像表示光をコ
ンバイナにより光路変更することで、そのコンバイナの
前方に観察対象の虚像を形成するヘッドアップディスプ
レイが、各種産業分野において利用され始めている。
と、観察者の前方視野内に配置されるコンバイナと、そ
の表示手段とコンバイナとの間に配置されるレンズ系と
を備え、そのレンズ系により集光された画像表示光をコ
ンバイナにより光路変更することで、そのコンバイナの
前方に観察対象の虚像を形成するヘッドアップディスプ
レイが、各種産業分野において利用され始めている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のヘッドアップデ
ィスプレイにおいては、表示手段の画像表示光出射面の
外周縁形状は四辺形とされ、一方、レンズ系を構成する
レンズの外周縁形状は円形とされていた。そのため、図
7の(1)に示すように、画像表示光出射面101の全
域を有効利用する場合、レンズ102においては図中ハ
ッチングで示す利用されない無駄な部分が大きくなり、
レンズ材料が無駄になる。一方、図7の(2)に示すよ
うに、レンズ102の全域を有効利用する場合、画像表
示光出射面101においては図中ハッチングで示す利用
されない無駄な部分が大きくなり、出射面101を大き
くしても大口径の画像表示域を得ることができない。そ
のため、大口径の画像表示域を得ようとすると、ヘッド
アップディスプレイ全体が不必要に大型化し、重量が大
きくなり、製造コストが増大するという問題があった。
ィスプレイにおいては、表示手段の画像表示光出射面の
外周縁形状は四辺形とされ、一方、レンズ系を構成する
レンズの外周縁形状は円形とされていた。そのため、図
7の(1)に示すように、画像表示光出射面101の全
域を有効利用する場合、レンズ102においては図中ハ
ッチングで示す利用されない無駄な部分が大きくなり、
レンズ材料が無駄になる。一方、図7の(2)に示すよ
うに、レンズ102の全域を有効利用する場合、画像表
示光出射面101においては図中ハッチングで示す利用
されない無駄な部分が大きくなり、出射面101を大き
くしても大口径の画像表示域を得ることができない。そ
のため、大口径の画像表示域を得ようとすると、ヘッド
アップディスプレイ全体が不必要に大型化し、重量が大
きくなり、製造コストが増大するという問題があった。
【0004】本発明は、上記問題を解決することのでき
るヘッドアップディスプレイを提供することを目的とす
る。
るヘッドアップディスプレイを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、外周縁形状が
四辺形とされている画像表示光出射面を有する表示手段
と、観察者の前方視野内に配置されるコンバイナと、そ
の表示手段とコンバイナとの間に配置されるレンズ系と
を備え、そのレンズ系により集光された画像表示光をコ
ンバイナにより光路変更することで、そのコンバイナの
前方に観察対象の虚像を形成可能なヘッドアップディス
プレイにおいて、そのレンズ系を構成するレンズの外周
縁形状が四辺形とされていることを特徴とする。
四辺形とされている画像表示光出射面を有する表示手段
と、観察者の前方視野内に配置されるコンバイナと、そ
の表示手段とコンバイナとの間に配置されるレンズ系と
を備え、そのレンズ系により集光された画像表示光をコ
ンバイナにより光路変更することで、そのコンバイナの
前方に観察対象の虚像を形成可能なヘッドアップディス
プレイにおいて、そのレンズ系を構成するレンズの外周
縁形状が四辺形とされていることを特徴とする。
【0006】本発明の構成によれば、画像表示光出射面
の外周縁形状とレンズの外周縁形状とが共に四辺形とさ
れるので、画像表示光出射面およびレンズの双方におい
て無駄な部分が生じることなく全域の有効使用を図るこ
とができる。これにより、レンズを円形とする場合に比
べて、レンズの無駄をなくして可及的に小型軽量化し、
また、画像表示光出射面の無駄を無くして画像表示域を
可及的に大きくできる。よって、画像表示光出射面を不
必要に大きくすることなく、レンズ材料を無駄にするこ
となく、大口径の画像表示域を得ることができる。
の外周縁形状とレンズの外周縁形状とが共に四辺形とさ
れるので、画像表示光出射面およびレンズの双方におい
て無駄な部分が生じることなく全域の有効使用を図るこ
とができる。これにより、レンズを円形とする場合に比
べて、レンズの無駄をなくして可及的に小型軽量化し、
また、画像表示光出射面の無駄を無くして画像表示域を
可及的に大きくできる。よって、画像表示光出射面を不
必要に大きくすることなく、レンズ材料を無駄にするこ
となく、大口径の画像表示域を得ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
施形態を説明する。
【0008】図1、図2に示すヘッドアップディスプレ
イ1は、観察者2の前方視野内に配置されるコンバイナ
3と、画像表示光出射面4′を有する表示器4と、レン
ズ系5と、中空四角柱状のハウジング6とを備える。そ
のハウジング6の上端に固定される保持体50にコンバ
イナ3が保持される。そのコンバイナ3と表示器4との
上下間にレンズ系5が配置されるように、そのハウジン
グ6の内部に表示器4とレンズ系5とが保持される。
イ1は、観察者2の前方視野内に配置されるコンバイナ
3と、画像表示光出射面4′を有する表示器4と、レン
ズ系5と、中空四角柱状のハウジング6とを備える。そ
のハウジング6の上端に固定される保持体50にコンバ
イナ3が保持される。そのコンバイナ3と表示器4との
上下間にレンズ系5が配置されるように、そのハウジン
グ6の内部に表示器4とレンズ系5とが保持される。
【0009】そのコンバイナ3の表面の光路変更面3a
は鉛直面に対して傾斜し、その表示器4から図2におい
て1点鎖線で示すように上向きに出射される画像表示光
Lの光路を変更し、前方を向く観察者2の瞳に導く。こ
の画像表示光Lの光路変更により、このコンバイナ3の
前方位置Pに観察対象の虚像を形成する。このコンバイ
ナ3は、表面側に反射コーティングが、裏面側に無反射
コーティングが、それぞれ公知のコーティング剤を蒸着
等することで施されている。このコンバイナ3として
は、例えばハーフミラーやホログラム素子等を用いるこ
とができ、その材質としては、例えばガラスやアクリル
樹脂等を用いることができる。ハーフミラーが用いられ
る場合は反射により画像表示光Lの光路が変更され、ホ
ログラム素子が用いられる場合は回折により画像表示光
Lの光路が変更される。このコンバイナ3は前方からの
光を透過するので、観察者2は虚像と前方に実際に存在
する物の双方を視認できる。このコンバイナ3の光路変
更面3aは、平坦面でもよいし、その画像表示光Lを集
光することで平坦面とする場合よりも虚像を前遠方に形
成できる曲面とされてもよい。
は鉛直面に対して傾斜し、その表示器4から図2におい
て1点鎖線で示すように上向きに出射される画像表示光
Lの光路を変更し、前方を向く観察者2の瞳に導く。こ
の画像表示光Lの光路変更により、このコンバイナ3の
前方位置Pに観察対象の虚像を形成する。このコンバイ
ナ3は、表面側に反射コーティングが、裏面側に無反射
コーティングが、それぞれ公知のコーティング剤を蒸着
等することで施されている。このコンバイナ3として
は、例えばハーフミラーやホログラム素子等を用いるこ
とができ、その材質としては、例えばガラスやアクリル
樹脂等を用いることができる。ハーフミラーが用いられ
る場合は反射により画像表示光Lの光路が変更され、ホ
ログラム素子が用いられる場合は回折により画像表示光
Lの光路が変更される。このコンバイナ3は前方からの
光を透過するので、観察者2は虚像と前方に実際に存在
する物の双方を視認できる。このコンバイナ3の光路変
更面3aは、平坦面でもよいし、その画像表示光Lを集
光することで平坦面とする場合よりも虚像を前遠方に形
成できる曲面とされてもよい。
【0010】そのコンバイナ3は、上記保持体50に挟
み込まれることで、上記表示器4に対して一定位置に保
持される。すなわち、図3、図4に示すように、その保
持体50は、第1部材51と第2部材52とを有する。
その第1部材51は、コンバイナ3の下縁部に沿う部分
51aと、両側縁下部に沿う部分51b、51cとでコ
字形に形成され、下面は上記ハウジング6の上面に接合
され、上面はコンバイナ3の表面に沿うように鉛直面に
対して傾斜し、ハウジング6にボルト、接着剤等の適宜
手段により固定される。この第1部材51の上面は、内
周側が外周側よりも下方に窪むように、その内周側と外
周側との間に段差51dが形成されている。また、その
第1部材51の外周側には複数の雌ネジ孔51eが形成
され、内周側の上面には緩衝材51fが貼り付けられて
いる。その第2部材52は、コンバイナ3の下縁部に沿
う部分52aと、両側縁下部に沿う部分52b、52c
とでコ字形に形成される。この第2部材52の外周側に
はネジ通孔52eが形成され、内周側の下面には緩衝材
52fが貼り付けられている。その第1部材51の緩衝
材51fにコンバイナ3の下縁部と両側縁下部に沿う表
面が押し付けられ、段差51dにコンバイナ3の下縁部
と両側縁下部に沿う端面が対向され、その第2部材52
の緩衝材52fにコンバイナ3の下縁部と両側縁下部に
沿う裏面が押し付けられ、各ネジ通孔52eに挿通され
る雄ネジ53が雌ネジ孔51eにネジ合わされること
で、コンバイナ3は第1部材51と第2部材52とによ
り緩衝材51f、52fを介して挟み込まれる。その緩
衝材51f、52fとしては、ゴムシートやテフロンテ
ープ等の保持体50よりも弾性を有するものを用いるこ
とができる。
み込まれることで、上記表示器4に対して一定位置に保
持される。すなわち、図3、図4に示すように、その保
持体50は、第1部材51と第2部材52とを有する。
その第1部材51は、コンバイナ3の下縁部に沿う部分
51aと、両側縁下部に沿う部分51b、51cとでコ
字形に形成され、下面は上記ハウジング6の上面に接合
され、上面はコンバイナ3の表面に沿うように鉛直面に
対して傾斜し、ハウジング6にボルト、接着剤等の適宜
手段により固定される。この第1部材51の上面は、内
周側が外周側よりも下方に窪むように、その内周側と外
周側との間に段差51dが形成されている。また、その
第1部材51の外周側には複数の雌ネジ孔51eが形成
され、内周側の上面には緩衝材51fが貼り付けられて
いる。その第2部材52は、コンバイナ3の下縁部に沿
う部分52aと、両側縁下部に沿う部分52b、52c
とでコ字形に形成される。この第2部材52の外周側に
はネジ通孔52eが形成され、内周側の下面には緩衝材
52fが貼り付けられている。その第1部材51の緩衝
材51fにコンバイナ3の下縁部と両側縁下部に沿う表
面が押し付けられ、段差51dにコンバイナ3の下縁部
と両側縁下部に沿う端面が対向され、その第2部材52
の緩衝材52fにコンバイナ3の下縁部と両側縁下部に
沿う裏面が押し付けられ、各ネジ通孔52eに挿通され
る雄ネジ53が雌ネジ孔51eにネジ合わされること
で、コンバイナ3は第1部材51と第2部材52とによ
り緩衝材51f、52fを介して挟み込まれる。その緩
衝材51f、52fとしては、ゴムシートやテフロンテ
ープ等の保持体50よりも弾性を有するものを用いるこ
とができる。
【0011】上記表示器4は、バックライト付液晶ディ
スプレイにより構成される。その液晶ディスプレイは、
図1に示すように、コントローラ部4aと、バックライ
ト部4bと、液晶パネル部4cとを有する。そのコント
ローラ部4aは、パーソナルコンピュータその他の映像
ソースから送られるVGA信号やNTSC信号等の映像
信号を、液晶パネル部4cの駆動信号に変換する。その
バックライト部4bは、例えば、冷陰極管や熱陰極管を
並べたものや他の光源の上に散乱板を重ねることで構成
され、その発光面は液晶パネル部4cの表示領域と重な
るものとされている。その液晶パネル部4cは、上記コ
ントローラ部4aから送られる駆動信号に応じて各画素
における液晶の透光率を変化させ、バックライト部4b
から発せられる光を透過させることで、出射面4′から
画像表示光を出射する。その画像表示光出射面4′の外
周縁形状は長方形とされている。
スプレイにより構成される。その液晶ディスプレイは、
図1に示すように、コントローラ部4aと、バックライ
ト部4bと、液晶パネル部4cとを有する。そのコント
ローラ部4aは、パーソナルコンピュータその他の映像
ソースから送られるVGA信号やNTSC信号等の映像
信号を、液晶パネル部4cの駆動信号に変換する。その
バックライト部4bは、例えば、冷陰極管や熱陰極管を
並べたものや他の光源の上に散乱板を重ねることで構成
され、その発光面は液晶パネル部4cの表示領域と重な
るものとされている。その液晶パネル部4cは、上記コ
ントローラ部4aから送られる駆動信号に応じて各画素
における液晶の透光率を変化させ、バックライト部4b
から発せられる光を透過させることで、出射面4′から
画像表示光を出射する。その画像表示光出射面4′の外
周縁形状は長方形とされている。
【0012】そのレンズ系5は、上下に間隔をおいて配
置される複数のレンズ5aを有し、全体として凸レンズ
を構成し、上記出射面4′から出射される画像表示光を
集光してコンバイナ3に導く。この光学系5を画像表示
光が通過することにより、観察対象の虚像は表示器4に
より表示される実像13よりも拡大され、観察者2の瞳
から虚像の形成位置Pまでの距離は、その画像表示光出
射面4′から観察者2の瞳までの画像表示光Lの光路長
よりも長くなる。
置される複数のレンズ5aを有し、全体として凸レンズ
を構成し、上記出射面4′から出射される画像表示光を
集光してコンバイナ3に導く。この光学系5を画像表示
光が通過することにより、観察対象の虚像は表示器4に
より表示される実像13よりも拡大され、観察者2の瞳
から虚像の形成位置Pまでの距離は、その画像表示光出
射面4′から観察者2の瞳までの画像表示光Lの光路長
よりも長くなる。
【0013】そして、各レンズ5aの外周縁形状は、上
記画像表示光出射面4′の外周縁形状に応じた四辺形と
され、出射面4′とレンズ5aとは長辺同志および短辺
同志が平行になるように配置される。すなわち、各レン
ズ5aの外周縁形状は長方形とされ、各レンズ5aの長
辺と短辺の比は、出射面4′の長辺と短辺の比に対応す
るものとされる。また、各レンズ5aの寸法は、出射面
4′の寸法と設定したヘッドボックスすなわち表示虚像
を視認可能な観察者2の頭部の移動範囲に応じて算出さ
れる。例えば、出射面4′の長辺の長さをA、その長辺
の方向に関するヘッドボックスの寸法をH、レンズ系5
全体により構成される凸レンズの長辺の長さをX、その
レンズから出射面4′側までの距離をL1、ヘッドボッ
クス側までの距離をL2として、X={(H−A)/
(L1+L2)}×L1+Aにより求められ、そのレン
ズの短辺の長さも同様にして求める。その出射面4′と
求められた長辺と短辺の長さを有するレンズとを用いる
ことで、双方において無駄な部分を生じるのをなくせ
る。各レンズ5aの長辺と短辺の寸法は、レンズ系5全
体としてその求められた寸法のレンズとなるように定め
られる。各レンズ5aは外周縁が円形のレンズを加工す
ることで製造してもよいし、硝子材等から直接に外周縁
が長方形のものを製造してもよい。なお、その出射面
4′と各レンズ5aにおいて無駄な部分を完全になくす
必要はなく、各レンズ5aの外周縁形状を円形とする場
合よりも双方における無駄な部分を低減できれば足り
る。
記画像表示光出射面4′の外周縁形状に応じた四辺形と
され、出射面4′とレンズ5aとは長辺同志および短辺
同志が平行になるように配置される。すなわち、各レン
ズ5aの外周縁形状は長方形とされ、各レンズ5aの長
辺と短辺の比は、出射面4′の長辺と短辺の比に対応す
るものとされる。また、各レンズ5aの寸法は、出射面
4′の寸法と設定したヘッドボックスすなわち表示虚像
を視認可能な観察者2の頭部の移動範囲に応じて算出さ
れる。例えば、出射面4′の長辺の長さをA、その長辺
の方向に関するヘッドボックスの寸法をH、レンズ系5
全体により構成される凸レンズの長辺の長さをX、その
レンズから出射面4′側までの距離をL1、ヘッドボッ
クス側までの距離をL2として、X={(H−A)/
(L1+L2)}×L1+Aにより求められ、そのレン
ズの短辺の長さも同様にして求める。その出射面4′と
求められた長辺と短辺の長さを有するレンズとを用いる
ことで、双方において無駄な部分を生じるのをなくせ
る。各レンズ5aの長辺と短辺の寸法は、レンズ系5全
体としてその求められた寸法のレンズとなるように定め
られる。各レンズ5aは外周縁が円形のレンズを加工す
ることで製造してもよいし、硝子材等から直接に外周縁
が長方形のものを製造してもよい。なお、その出射面
4′と各レンズ5aにおいて無駄な部分を完全になくす
必要はなく、各レンズ5aの外周縁形状を円形とする場
合よりも双方における無駄な部分を低減できれば足り
る。
【0014】上記構成によれば、画像表示光出射面4′
の外周縁形状とレンズ5aの外周縁形状とが共に長方形
とされているので、画像表示光出射面4′およびレンズ
5aの双方における無駄な部分を低減し、全域の有効使
用を図ることができる。これにより、レンズの外周縁形
状を円形とする場合に比べて、レンズ5aの無駄をなく
して可及的に小型軽量化し、また、画像表示光出射面
4′の無駄を無くして画像表示域を可及的に大きくでき
る。よって、画像表示光出射面4′を不必要に大きくす
ることなく、レンズ材料を無駄にすることなく、大口径
の画像表示域を得ることができる。
の外周縁形状とレンズ5aの外周縁形状とが共に長方形
とされているので、画像表示光出射面4′およびレンズ
5aの双方における無駄な部分を低減し、全域の有効使
用を図ることができる。これにより、レンズの外周縁形
状を円形とする場合に比べて、レンズ5aの無駄をなく
して可及的に小型軽量化し、また、画像表示光出射面
4′の無駄を無くして画像表示域を可及的に大きくでき
る。よって、画像表示光出射面4′を不必要に大きくす
ることなく、レンズ材料を無駄にすることなく、大口径
の画像表示域を得ることができる。
【0015】また、コンバイナ3は保持体50に挟み込
まれることで保持されるので、特殊技能を要することな
く、短時間で、後処理作業を要することなく、熟練者で
なくても簡単に組み立てを行うことが可能になり、次の
組み立て工程までの移行を迅速に行うことができる。ま
た、反射率の異なる複数種類のコンバイナを用いて開発
実験を行うような場合、仮止めするための治具を用いる
ことなくコンバイナを交換できる。
まれることで保持されるので、特殊技能を要することな
く、短時間で、後処理作業を要することなく、熟練者で
なくても簡単に組み立てを行うことが可能になり、次の
組み立て工程までの移行を迅速に行うことができる。ま
た、反射率の異なる複数種類のコンバイナを用いて開発
実験を行うような場合、仮止めするための治具を用いる
ことなくコンバイナを交換できる。
【0016】なお、本発明は上記実施形態に限定されな
い。例えば、出射面4′の外周縁形状とレンズ5aの外
周縁形状は長方形に限定されず、例えば、その外周縁の
角は直角ではなく、図6の(1)、(2)に示すように
丸みRや面取りCがあってもよく、要は4つの辺により
囲まれる四辺形であればよい。また、レンズ系を構成す
るレンズの数は特に限定されず、一枚でもよい。また、
表示器は液晶ディスプレイに限定されず、CRTディス
プレイ等により構成してもよい。
い。例えば、出射面4′の外周縁形状とレンズ5aの外
周縁形状は長方形に限定されず、例えば、その外周縁の
角は直角ではなく、図6の(1)、(2)に示すように
丸みRや面取りCがあってもよく、要は4つの辺により
囲まれる四辺形であればよい。また、レンズ系を構成す
るレンズの数は特に限定されず、一枚でもよい。また、
表示器は液晶ディスプレイに限定されず、CRTディス
プレイ等により構成してもよい。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、小型軽量かつ大口径の
画像表示域を有する低コストのヘッドアップディスプレ
イを提供できる。
画像表示域を有する低コストのヘッドアップディスプレ
イを提供できる。
【図1】本発明の実施形態のヘッドアップディスプレイ
の一部破断斜視図
の一部破断斜視図
【図2】本発明の実施形態のヘッドアップディスプレイ
の構成説明図
の構成説明図
【図3】本発明の実施形態のヘッドアップディスプレイ
の保持体とコンバイナの斜視図
の保持体とコンバイナの斜視図
【図4】本発明の実施形態のヘッドアップディスプレイ
の保持体とコンバイナの断面図
の保持体とコンバイナの断面図
【図5】本発明の実施形態のヘッドアップディスプレイ
の出射面とレンズの平面図
の出射面とレンズの平面図
【図6】(1)、(2)は、それぞれ出射面とレンズの
外周縁形状の変形例を示す部分平面図
外周縁形状の変形例を示す部分平面図
【図7】(1)、(2)は、それぞれ従来のヘッドアッ
プディスプレイの問題点を示す図
プディスプレイの問題点を示す図
3 コンバイナ 4 表示器 4′ 出射面 5 レンズ系 5a レンズ
Claims (1)
- 【請求項1】 外周縁形状が四辺形とされている画像表
示光出射面を有する表示手段と、 観察者の前方視野内に配置されるコンバイナと、 その表示手段とコンバイナとの間に配置されるレンズ系
とを備え、 そのレンズ系により集光された画像表示光をコンバイナ
により光路変更することで、そのコンバイナの前方に観
察対象の虚像を形成可能なヘッドアップディスプレイに
おいて、 そのレンズ系を構成するレンズの外周縁形状が四辺形と
されていることを特徴とするヘッドアップディスプレ
イ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26133396A JPH1082967A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | ヘッドアップディスプレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26133396A JPH1082967A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | ヘッドアップディスプレイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1082967A true JPH1082967A (ja) | 1998-03-31 |
Family
ID=17360367
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26133396A Withdrawn JPH1082967A (ja) | 1996-09-09 | 1996-09-09 | ヘッドアップディスプレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1082967A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7452547B2 (en) | 2004-03-31 | 2008-11-18 | Johnson&Johnson Consumer Co., Inc. | Product for treating the skin comprising a polyamine microcapsule wall and a skin lightening agent |
-
1996
- 1996-09-09 JP JP26133396A patent/JPH1082967A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7452547B2 (en) | 2004-03-31 | 2008-11-18 | Johnson&Johnson Consumer Co., Inc. | Product for treating the skin comprising a polyamine microcapsule wall and a skin lightening agent |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20180203236A1 (en) | Optical system and head-mounted display device | |
JP4225132B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
US20050206853A1 (en) | Split image optical display | |
JP4185418B2 (ja) | バックライトアセンブリ及びこれを利用した液晶表示装置 | |
JP2012163656A (ja) | 虚像表示装置 | |
JP2001066547A (ja) | 立体表示装置 | |
WO2013069405A1 (ja) | 照明装置および表示装置、ならびに電子機器 | |
JP2005114923A (ja) | 面光源及びそれを備えた液晶表示装置 | |
WO2017164117A1 (ja) | 表示装置及びヘッドマウントディスプレイ | |
JP2002277962A (ja) | ホログラムスクリーン | |
JP3524569B2 (ja) | 視覚表示装置 | |
TWI578070B (zh) | 顯示裝置以及條狀透鏡 | |
JP4483233B2 (ja) | 面光源及び液晶表示装置 | |
JP2004287278A (ja) | 光学素子、光学系、光学装置 | |
JPH1082967A (ja) | ヘッドアップディスプレイ | |
US20040232322A1 (en) | Optical system for displaying image and image display apparatus | |
JP2001305477A (ja) | 虚像表示装置 | |
JP2012063466A (ja) | マルチディスプレイ装置 | |
US10564458B2 (en) | Connecting member and display including connecting member | |
JP2005077472A (ja) | 液晶表示装置 | |
JPH1082968A (ja) | ヘッドアップディスプレイ | |
JP4622509B2 (ja) | 液晶表示装置 | |
CN115413355A (zh) | 一种拼接显示单元和显示屏 | |
KR101875293B1 (ko) | 허상 투영 디스플레이용 광학장치 | |
TWI491954B (zh) | 顯示裝置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20040310 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |