JPH1082398A - 軸流送風機 - Google Patents

軸流送風機

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JPH1082398A
JPH1082398A JP23805296A JP23805296A JPH1082398A JP H1082398 A JPH1082398 A JP H1082398A JP 23805296 A JP23805296 A JP 23805296A JP 23805296 A JP23805296 A JP 23805296A JP H1082398 A JPH1082398 A JP H1082398A
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Yasuo Hironaka
康雄 廣中
Katsuhisa Otsuta
勝久 大蔦
Yasuaki Kato
康明 加藤
Ken Morinushi
憲 森主
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軸流送風機の騒音を低減する。 【解決手段】 翼から見た相対流入流れに対して、翼負
圧面に相対流入流れに対して舵角を持つ境界層安定翼で
回転軸側の側面が相対流入流れの上流側に向き、翼外周
側の側面が下流側に向くように境界層安定翼を配置し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空調機の室外
機、換気装置等に使われる軸流送風機に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】図14は従来の軸流送風機の翼部分の、
無負荷の状態での複数の翼の内、1枚の翼周りの気流の
状況を示す説明図である。図15は図14の負荷がかか
った状態での翼周りの気流の状況を示す説明図である。
図において、1は翼、1sは回転軸と同心の円筒状態に
切断した翼1の断面、1nは負圧面、1pは圧力面、1
fは翼1の前縁部、1bは翼1の後縁部、1hは翼1の
圧力面1pの断面1sの部分の弦線、2はボス、2jは
回転軸、3wは相対流入流れ、4w主流流れ、7rはは
く離乱れ、α0、α1は、相対流入流れ3wの方向と翼弦
線1hがなす迎え角、Rは回転方向である。
【0003】軸流送風機は、図14に示す複数の翼1が
ボス部2外周に一体に取り付けられた構成である。主流
流れ4wは回転軸2jを中心に翼1部分がR方向に回転
することにより、相対的に翼前縁部1fから後縁部1b
の方向に流れる。図14において、無負荷の状態で軸流
送風機を運転した場合、翼弦線1hに対する相対流入流
れ3wの迎え角α0が小さいので、主流流れ4wは翼1
の負圧面1nに沿って滑らかに流れる。しかし、軸流送
風機の上流側に空調機の室外機のような負荷が配置され
た条件下では、軸流送風機の回転数は同じであっても風
量が減少し、図15に示すように翼弦線1hと翼1から
見た相対流入流れ3wとがなす迎え角α1が大きくな
る。このような流れの場合、主流流れ4wの方向は翼1
の負圧面1nに沿うことができなくなりはく離乱れ7r
が翼1の負圧面1nの前縁部1fから負圧面1n側に発
生する。このはく離乱れ7rが翼1の負圧面1nに衝突
して圧力変動が大きくなり、騒音が発生する現象が生じ
る。
【0004】図16は、実用新案実開昭58−4239
8号公報に開示された軸流送風機の翼部分の平面図、図
17は、翼部分の断面図である。図において、11は
翼、11nは負圧面、14wは主流流れ、16は翼11
の負圧面11nに突設された三角形状の突起部、15r
は突起部16の後部に発生する渦流れである。
【0005】図18に、図16の三角形状の突起部16
の周囲の主流流れ14wの説明図を示す。図18に示す
通り、各突起16の向きは主流流れ14wの方向に対し
て、一つの頂点を上流側に向けて配置されているので、
突起部16の後面に渦15rが発生し、翼11の負圧面
11nに吹き付ける渦15rの力が与えられ、送風性能
の劣化が抑制される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】翼の負圧面に多数の三
角状の突起を設ける図16で示した従来の軸流送風機に
おいては、三角状突起の下流側の辺の両側に渦が発生
し、翼の負圧面に発生するはく離乱れを防止しようとし
ているが、両端の渦巻きの方向は互いに反対方向である
ので流れが衝突するところで相殺されて弱くなり翼の負
圧面の境界層を安定させる力が減少する。また渦の大き
さも渦が近接しているため大きくなることができず、翼
面に吹き付ける流れが発生する領域も突起の後のみと限
られていた。このため突起を多く設けなければ騒音の抑
制効果が得られないという問題点があった。また、翼面
に多くの突起を設けるにはコストが高くなり、生産性が
悪くなる問題点もあった。
【0007】この発明は、上記問題点を解消するために
なされたものであり、翼の前縁部から発生するはく離乱
れによる騒音の増加を抑制した低騒音の軸流送風機を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る軸流送風機は、ボス部外周に設けられた複数の翼の負
圧面に、相対流入流れに対して舵角を持つ境界層安定翼
のボスの外周側の側面が相対流入流れの上流側に向き、
翼外周側の側面が相対流入流れの下流側に向くように境
界層安定翼を設けたものである。
【0009】この発明の請求項2に係る軸流送風機は、
ボス部外周に設けられた複数の翼の負圧面に、相対流入
流れに対して舵角を持つ複数の境界層安定翼のボスの外
周側の側面が上流側に向き、翼外周側の側面が相対流入
流れの下流側に向くように境界層安定翼を設けたもので
ある。
【0010】この発明の請求項3に係る軸流送風機は、
ボス部外周に設けられたそれぞれ翼の負圧面の前縁部寄
りに1個または複数個の境界層安定翼を設けたものであ
る。
【0011】この発明の請求項4に係る軸流送風機は、
ボス部外周に設けられたそれぞれの翼の負圧面のボス外
周寄りに、1個または複数個の境界層安定翼を配置した
ものである。
【0012】この発明の請求項5に係る軸流送風機は、
ボス部外周に設けられたそれぞれの翼の負圧面に、上辺
の相対流入流れの上流側の高さを下流側の高さよりも低
く形成した1個または複数個の境界層安定翼を設けたも
のである。
【0013】この発明の請求項6に係る軸流送風機は、
境界層安定翼を相対流入流れ方向の下流側に傾斜して配
置したものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.図1は、この発明による実施の形態1.
の軸流送風機の翼部分の構成を示す平面図である。図2
は舵角を示す説明図である。図3は翼周りの流れの状況
を示す説明図である。翼はそれぞれ1枚のみを示してい
る。図において21は翼、21fは翼の前縁部、21b
は翼の後縁部、21qは翼の外縁部、22はボス部、2
2jは回転軸、21pは翼21の圧力面、21nは翼2
1の負圧面、26は境界層安定翼、26fは境界層安定
翼26のボス22側の面、26bは境界層安定翼26の
翼外周21q側の面、26hはボス部22に面した境界
層安定翼21の内側面21fの翼弦線、23wは相対流
入流れ、24wは主流流れ、25rは境界層安定翼26
の外側面26b背後に発生する渦、Rは回転方向で、そ
れぞれの翼の負圧面に、相対流入流れに対して舵角を持
つ境界層安定翼で、ボスの外周側の側面が相対流入流れ
の上流側に向き、翼外周側の側面が相対流入流れの下流
側に向くように境界層安定翼を配置されている。
【0015】軸流送風機は複数枚の翼21とボス部22
とで構成され、回転軸22jを中心にR方向に回転させ
ることで翼の前縁部21fから後縁部21bの方向に流
れが生じる。回転する翼21から見た軸流送風機周りの
大きな流れを主流流れ24wと呼び、その中の軸流送風
機に流入する部分の気流を相対流入流れ23wと呼ぶ。
図2において、境界層安定翼26の内側面26fは、相
対流入流れ23wと境界層安定翼26hがなす舵角βで
設置されている。この構成において、図3に示すように
境界層安定翼26の部分では、内側面26f側に比べて
外側面26b側は静圧が低く、境界層安定翼26に衝突
して境界層安定翼26を乗り越えた気流は翼21の負圧
面21nに吹き付ける方向に巻き込む流れとなり、渦2
5rが発生して後縁部21bまで流れる。この渦25r
が翼21の前縁部21fから後縁部21bの方向へ流れ
る主流流れ24wを翼21の負圧面21nに押さえ込
み、境界層が安定する。
【0016】図15で示した翼1の弦線1hに対して大
きな迎え角α1で相対流入流れ3wが流入した場合でも
図3のように翼21の負圧面21nに強制的に主流流れ
24wを沿わせることとなり、図15のはく離乱れ7r
を抑制する働きをする。また、境界層安定翼26部分に
発生する渦25rは単一の渦であり、図18に示す従来
例のように渦と渦が衝突することで弱められることが無
く、さらに境界層安定翼26の内側面26fと外側面2
6bの静圧差も重畳されて巻き込む力を与えているため
強い渦となり、翼21の負圧面21nに吹き付ける大き
な力が得られ、図15で示した従来の軸流送風機の、翼
1の翼弦線1hに対して大きな迎え角α1で相対流入流
れが流入した場合に発生する翼1の前縁部1fでのはく
離乱れ7rが抑制され、騒音が低減する。
【0017】この種の軸流送風機は負荷が大きくなるに
つれて相対流入流れ23wの迎え角が大きくなり、軸流
送風機の前縁部21fからはく離乱れが起こり始める。
そのため境界層安定翼26をそれぞれの翼21の負圧面
21nの前縁部21f寄りに配置すると、境界層安定翼
26で発生した渦が前縁部21fから起こるはく離乱れ
を直接抑制することができ、負圧面21n側に強制的に
主流流れ24wを沿わせ、騒音を低減する効果が増す。
【0018】また軸流送風機の翼21の回転速度がボス
22外周側の方が翼外周21q側よりも小さいため、ボ
ス部22側の方が相対流入流れ23wの迎え角が大きく
なりやすい。そのためはく離乱れはボス22外周側から
起こりやすくなるため、境界層安定翼26をそれぞれの
翼21の負圧面21nのボス22外周側に配置すること
によりはく離乱れを直接抑制し、騒音を低減する効果が
増す。
【0019】図示の境界層安定翼26は外周に向けて凸
の曲板形状として説明したが、図4に示すように、境界
層安定翼を平板形状36としても同様の効果が得られ
る。曲板形状とすると、回転する境界層安定翼26に対
する相対流入流れの方向が境界層安定翼26の各部でほ
ぼ同じとなり気流の乱れが少なくなる。平板形状とする
と、気流の乱れはわずかに大きくなるが加工性がよくな
る利点がある。
【0020】実施の形態2.実施の形態1.では、複数
の翼21のそれぞれに1個の境界層安定翼26を設けた
ものとしたが、翼の大きさ、軸流送風機の容量が大きい
等で翼が大きくなる場合では、図5に示すように複数の
境界層安定翼26c、26dを設けることにより、容量
が大きい場合でも同様に騒音が低減された軸流送風機が
得られる。図5に示すように、翼が回転したときには、
境界層安定翼26c、26dそれぞれの背後の外側面に
渦25rが発生し、翼の全面に亙ってはく離乱れが抑え
られ騒音の増大が抑制される。
【0021】実施の形態3.図6は実施の形態3.の軸
流送風機の構成を示す説明図、図7は境界層安定翼の渦
の発生状況の説明図である。翼は1枚のみを示してい
る。図において翼21、ボス22部分は実施の形態1.
〜実施の形態2.と同一形状であり、45rは渦、46
は境界層安定翼、46fは境界層安定翼46のボス22
側の面、46bは境界層安定翼46の翼外周21q側の
面である。境界層安定翼46の上辺の形状は、相対流入
流れの上流側の高さが下流側よりも低く形成してあり、
翼21の負圧面21に配置している。
【0022】図7に示すように境界層安定翼46の高さ
が上流側から下流側に向かうにつれて高くなることによ
り、境界層安定翼46の翼外周側の面46bとボス外周
側の面46fとの静圧差が徐々に大きくなっていく。こ
のため境界層安定翼46に衝突して巻き込む渦45rを
起こす力が徐々に大きくなることで安定した渦を得るこ
とができる。
【0023】また発生する渦流れ45rの中心軸も境界
層安定翼の傾きと同様に下流に向かうにつれて翼面から
遠ざかるため、翼面21nで制限されずに渦が大きく成
長し、強い渦流れ45rを得ることができる。このた
め、図3に示した主流流れ24wを翼負圧面21nに押
しつける力も安定して強いものとなり、翼前縁21fか
らはく離乱れが起こりにくくなり、翼面での圧力変動が
低減することで低騒音の軸流送風機を得ることができ
る。
【0024】実施の形態4.図8は実施の形態4.の軸
流送風機の構成を示す平面図、図9は翼断面図である。
図10は境界層安定翼上の気流の速度ベクトルを示す説
明図である。翼はそれぞれ1枚のみを示している。図に
おいて、翼21部分、ボス22部分は上記の実施の形態
と同一であり、56は傾斜配置した境界層安定翼、56
fは境界層安定翼56のボス22側の面、56bは境界
層安定翼56の翼外周21q側の面、53wは相対流入
流れ、53gは境界層安定翼56での相対流入流れ53
wの速度成分、53eは境界層安定翼56の面56fに
対する53gの垂直方向の速度成分、53kは境界層安
定翼56の面56fに対する53gの水平方向の速度成
分である。境界層安定翼56は、相対流入流れ53wの
下流側に傾斜して配置されている。
【0025】図10に示すように相対流入流れ53wが
傾斜した境界層安定翼56に流入したときの速度成分5
3gが境界層安定翼56の面56fに対して垂直な成分
53eと平行な成分53kに分解でき、境界層安定翼5
6を乗り越える方向に速度成分53kが発生する。
【0026】このように境界層安定翼56を相対流入流
れ53wの下流側に傾斜させることにより、境界層安定
翼56に衝突した相対流入流れ53wが、境界層安定翼
56を乗り越えやすくなり、境界層安定翼56の背面側
に発生する渦53rが強い渦となり前縁部21fから起
こるはく離乱れを翼21の負圧面21nに押さえ込むよ
うに作用する。そのため翼21の負圧面の圧力変動が抑
えられ、より効果的に低騒音化が実現できる。
【0027】なお、図11に示すように、図9の傾斜配
置された境界層安定翼56と翼面21nとの空間を埋め
て境界層安定翼66とすることで、この空間での気流の
乱れがなくなり、傾斜配置したことの効果が増大する。
【0028】実施の形態5.実施の形態5.は、境界層
安定翼の上流側高さを下流側の高さよりも低くし、相対
流入流れに対して、舵角を持ち、傾斜配置したものであ
る。図12にその構成の平面図、図13に斜視図を示
す。図において、翼21部分、ボス22部分は上記他の
実施の形態と同一であり、76は傾斜配置した境界層安
定翼、73wは相対流入流れである。境界層安定翼76
は、相対流入流れ73wの方向に対して舵角β、回転軸
方向に対して傾斜角θとして配置されている。
【0029】このように構成すると境界層安定翼21の
高さが低く傾斜していることで、境界層安定翼76に衝
突した相対流入流れ73wは、境界層安定翼76を乗り
越えやすくなり、境界層安定翼76の背面側に発生する
渦は前縁部21f付近ではあまり大きな渦とならず、前
縁部21fから後縁部21bに向かって徐々に大きくな
るので安定した強い渦となり、前縁部付近でははく離乱
れが発生しにくく、後縁部21bになるにしたがって翼
21の負圧面21nに押し付けるように作用することに
より、騒音を低減する効果がある。
【0030】
【発明の効果】この発明の請求項1に係る軸流送風機
は、ボス部外周に設けられたのそれぞれの翼の負圧面
に、相対流入流れに対して舵角を持つ境界層安定翼をボ
スの外周側の側面が相対流入流れの上流側に向き、翼外
周側の側面が相対流入流れの下流側に向くように境界層
安定翼を設けたので、軸流送風機の負荷が増し、迎え角
が大きくなっても翼に発生するはく離乱れが抑制され、
騒音を低減することができる。
【0031】この発明の請求項2に係る軸流送風機は、
ボス部外周に設けられたそれぞれの翼の負圧面に、相対
流入流れに対して舵角を持つ複数の境界層安定翼を設け
たので、翼面積が大きくなっても、翼に生じるはく離乱
れが抑制され、騒音を低減することができる。
【0032】この発明の請求項3に係る軸流送風機は、
ボス部外周に設けられたそれぞれ翼の負圧面の前縁部寄
りに境界層安定翼を設けたので、直接はく離乱れの発生
を抑制し、騒音を低減することができる。
【0033】この発明の請求項4に係る軸流送風機は、
ボス部外周に設けられたそれぞれの翼の負圧面のボス外
周寄りに境界層安定翼を配置したので、直接はく離乱れ
の発生を抑制し騒音を低減することができる。
【0034】この発明の請求項5に係る軸流送風機は、
ボス部外周に設けられたそれぞれの翼の負圧面に、上辺
の相対流入流れの上流側の高さを下流側の高さよりも低
く形成した境界層安定翼を設けたので、境界層安定翼で
発生する渦が安定して強く発生させることができ、騒音
を顕著に抑制することができる。
【0035】この発明の請求項6に係る軸流送風機は、
境界層安定翼は、相対流入流れ方向の下流側に傾斜して
配置したので、送風性能を悪化させることなく安定して
強い渦を発生させることができ、騒音を顕著に抑制する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の軸流送風機の実施の形態1.の構
成を示す平面図である。
【図2】 図1の境界層安定翼の蛇角を示す説明図であ
る。
【図3】 図1の翼周りの流れの状況を示す説明図であ
る。
【図4】 境界層安定翼を平板状とした場合の構成図で
ある。
【図5】 図1の構成に、境界層安定翼を複数設けた構
成図である。
【図6】 この発明の軸流送風機の実施の形態3.の構
成を示す平面図である。
【図7】 高さを変えた境界層安定翼の渦の発生状況の
説明図である。
【図8】 この発明の軸流送風機の実施の形態4.の構
成を示す平面図である。
【図9】 図8の断面図である。
【図10】 境界層安定翼上の気流の速度ベクトルを示
す説明図である。
【図11】 傾斜配置した境界層安定翼と翼面との空間
を埋めた断面図である。
【図12】 この発明の軸流送風機の実施の形態5.の
構成を示す平面図である。
【図13】 図10の斜視図である。
【図14】 従来の軸流送風機の気流の状況を示す説明
図である。
【図15】 従来の軸流送風機の気流の状況を示す説明
図である。
【図16】 従来の軸流送風機の構成を示す平面図であ
る。
【図17】 図16の軸流送風機の気流の状況を示す部
分断面図である。
【図18】 図16の翼に設けた突起部の周囲の気流の
状況を示した説明図である。
【符号の説明】
1 翼、1f 前縁部、1b 後縁部、1q 翼の外周
部、1p 圧力面、1n 負圧面、1h 翼弦線、1s
翼断面、2 ボス部、2j 回転軸、3w 相対流入
流れ、4w 主流流れ、7r はく離乱れ、11 翼、
11n 負圧面、13w 相対流入流れ、15r 渦、
16 突起部、21 翼、21f 前縁部、21b 後
縁部、21q 翼の外周部、21p 圧力面、21n
負圧面、26h 境界層安定翼の翼弦線、22 ボス
部、22j 回転軸、23w 相対流入流れ、24w
主流流れ、25r 渦、26 境界層安定翼、26f
境界層安定翼26のボス22側の面、26b 境界層安
定翼26の翼外周21q側の面、26c 境界層安定
翼、26d 境界層安定翼、26h 境界層安定翼弦
線、36 境界層安定翼、43w 相対流入流れ、45
r 渦、46 境界層安定翼、46f 境界層安定翼4
6のボス22側の面、46b 境界層安定翼46の翼外
周21q側の面、53w 相対流入流れ、53g 境界
層安定翼での相対流入流れの速度ベクトル、53e 境
界層安定翼に対する相対流入流れの速度ベクトルの垂直
成分、53k 境界層安定翼に対する相対流入流れの速
度ベクトルの平行成分、56 境界層安定翼、56f
境界層安定翼56のボス22側の面、56b 境界層安
定翼56の翼外周21q側の面、66 境界層安定翼、
76w 相対流入流れ、76 境界層安定翼、α 迎え
角、α0 迎え角、α1 迎え角、β 舵角、θ 傾斜
角、R 回転方向。
フロントページの続き (72)発明者 森主 憲 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボス部とボス部外周に設けられた複数の
    翼を有する軸流送風機において、それぞれの翼の負圧面
    に、相対流入流れに対して舵角を持つ境界層安定翼で、
    ボスの外周側の側面が相対流入流れの上流側に向き、翼
    外周側の側面が相対流入流れの下流側に向くように境界
    層安定翼を設けたことを特徴とする軸流送風機。
  2. 【請求項2】 それぞれの翼の負圧面に、複数の境界層
    安定翼を設けたことを特徴とする請求項1記載の軸流送
    風機。
  3. 【請求項3】 境界層安定翼は、それぞれの翼の負圧面
    の前縁部寄りに設けたことを特徴とする請求項1または
    請求項2のいずれかに記載の軸流送風機。
  4. 【請求項4】 境界層安定翼は、それぞれの翼の負圧面
    のボス外周寄りに配置したことを特徴とする請求項1乃
    至請求項3のいずれかに記載の軸流送風機。
  5. 【請求項5】 境界層安定翼は、上辺の相対流入流れの
    上流側の高さを下流側の高さよりも低く形成したことを
    特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の軸
    流送風機。
  6. 【請求項6】 境界層安定翼は、相対流入流れの下流側
    に傾斜して配置したことを特徴とする請求項1乃至請求
    項5のいずれかに記載の軸流送風機。
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