JPH1082302A - タービン動翼およびこれを備えた水素燃焼タービンプラント - Google Patents

タービン動翼およびこれを備えた水素燃焼タービンプラント

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JPH1082302A
JPH1082302A JP8236945A JP23694596A JPH1082302A JP H1082302 A JPH1082302 A JP H1082302A JP 8236945 A JP8236945 A JP 8236945A JP 23694596 A JP23694596 A JP 23694596A JP H1082302 A JPH1082302 A JP H1082302A
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blade
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昭紀 古閑
Katsuyasu Ito
勝康 伊藤
Takanari Okamura
隆成 岡村
Hisashi Matsuda
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】翼内を効果的に冷却するとともに、冷却媒体の
適正な選定と翼内冷却後の回収を図ることによりプラン
ト熱効率を向上させるタービン動翼及びこれを備えた水
素燃焼タービンプラントを提供する。 【解決手段】翼内の前縁18側に冷却媒体を案内する第
1冷却通路20と、後縁19側に冷却媒体を案内する第
2冷却通路21と、第1冷却通路20から前縁に冷却媒
体を案内する前縁通路22,23、翼内中央部に案内す
る第1蛇行通路27と、第2冷却通路21から後縁に冷
却媒体を案内する後縁通路31,32、翼内中央部に案
内する第2蛇行通路36とを備える。また、高温タービ
ン43に超高温媒体を供給する水素燃焼器40と、高温
タービンの排気媒体を低圧タービン42に供給する熱交
換器47と、低圧タービンの排気を冷却媒体としてター
ビン動翼8に供給する冷却媒体供給系44と、その冷却
媒体を水素燃焼器40に回収させる冷却媒体回収系45
とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、燃料に水素を用
い、また酸化剤に純酸素を用い、水素の純酸素燃焼によ
り発生する超高温蒸気に対し、効果的な冷却と効果的な
冷却回収を行うことができるタービン動翼およびこれを
備えた水素燃焼タービンプラントに関する。
【0002】
【従来の技術】最近の火力発電プラントでは、プラント
の高効率化、プラントの起動時間短縮化が高く評価さ
れ、ガスタービンプラントに、蒸気タービンプラントお
よび排熱回収ボイラを組み合せたコンバインドサイクル
発電プラントが数多く稼動している。
【0003】しかし、このコンバインドサイクル発電プ
ラントにおいては、ガスタービンプラントの燃料に、液
化天然ガスや石油(灯油)等の天然資源を使用している
が、何分にもガスタービンプラントの燃料消費が時間当
り数百トンと多量であることを考えると、天然資源の埋
蔵量に限界があり、自ずと燃料代替が必要になってきて
いる。また、天然資源は、クリーンなエネルギと言えど
も、NOx,CO等の有害廃棄物を皆無にすることがで
きず、高出力化が求められている今日、その燃料消費を
考えると、有害廃棄物の極めて少ない代替燃料が必要で
ある。また、各家庭を含めた民生部門での電力消費が依
然として延びている今日、この需要に応えるために、ガ
スタービンプラントよりも高い出力が出せる代替原動機
が必要である。
【0004】このような社会的ニーズ・シーズに対し、
最近、燃料に水素を用い、また酸化剤に純酸素を用い、
水素の純酸素燃焼により生成される廃棄物をクリーン化
させ、さらに発生する蒸気を超高温化させ、この超高温
蒸気をタービン駆動蒸気にする水素燃焼タービンプラン
トに、蒸気発生器(排熱回収ボイラ1としての熱交換
器)を組み合せたコンバインドサイクル発電プラントが
公表され(特開平7−293207号公報)、商業ベー
スへの実現性を高い期待をもって見守られている。
【0005】この水素燃焼タービンプラントは、図5に
示すように、高圧タービン1と低圧タービン2との間
に、中高圧タービン3aと中低圧タービン3bを組み合
せた中圧タービン3を備え、中高圧タービン3a、中低
圧タービン3bのそれぞれに高圧水素燃焼器4a、低圧
水素燃焼器4bから発生する超高温蒸気(水蒸気)を供
給させるようになっている。
【0006】また、中圧タービン3の中高圧タービン3
aおよび中低圧タービン3bの出口側には、蒸気発生器
としての第1熱交換器5a、第2熱交換器5bをそれぞ
れ備えている第1熱交換器5a、第2熱交換器5bは、
ともに蒸気タービンプラント6の給水系6aからの給水
が供給されており、中高圧タービン3aの排気蒸気およ
び中低圧タービン3bの排気蒸気のそれぞれを加熱源に
して給水を高温化させている。
【0007】また、第1熱交換器5aは、蒸気を過熱器
7で再び高温化させ、その高温蒸気を第2熱交換器5b
から供給される高温蒸気に合流させ、高圧タービン1に
駆動蒸気として供給する一方、低圧水素燃焼器4bにも
供給し、再び超高温化させて中低圧タービン3bに供給
している。また、第2熱交換器5bは、蒸気を高温化さ
せ、駆動蒸気として低圧タービン2に供給している。
【0008】このように、最近、開示された水素燃焼タ
ービンプラントは、高低圧水素燃焼器4a,4bを備
え、水素の純酸素燃焼により1700℃以上の超高温蒸
気を発生させることができるようになっており、この超
高温化に伴って48万KW以上の電気出力が出せ、民生
部門の電力需要に応えようとしている。なお、48万K
W以上の電気出力は、この種の単機容量として世界最大
級である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】特開平7−29320
7号公報に開示された水素燃焼タービンプラントは、タ
ービン駆動蒸気が1700℃以上の超高温になっている
ため、従来の構成機器の一つ一つを見直すと、解決すべ
き課題が数多く含まれており、その一つにタービンで仕
事をさせるタービン動翼の効果的な冷却化と、これに関
連する冷却蒸気の供給・回収がある。
【0010】従来、タービン動翼は、耐熱材料の開発と
冷却技術の進歩により高温、例えば1300℃の燃焼ガ
ス温度でも充分に対処できるようになっているが、何分
にも未だ未経験の超高温のタービン駆動蒸気であってみ
れば、従来の動翼内の冷却通路をそのまま適用すること
が動翼材の強度保証の点から一抹の不安がある。特に、
動翼の前縁は、動翼内中間部分に較べタービン駆動蒸気
の熱伝達率が高く作用する部分であるにも拘らず、これ
に対処できる冷却面積を充分に確保することができず、
必ずしも効果的な冷却が行われていない。また、動翼の
後縁は、空力性能を高める必要上、動翼内の空間が狭く
なっており、このため冷却蒸気を充分に流すことが難し
くなっている。
【0011】また、従来、タービン動翼の冷却後の冷却
流体回収は、動翼の前縁・後縁の冷却後の流体を、動翼
外表面に沿ってフィルム状に流して作動流体に合流させ
る作動流体混入方式と、動翼内冷却後の流体を作動流体
に混入させないで、熱交換器等に回収させる直接回収方
式とのいずれかが選択されていた。プラント熱効率だけ
を考えれば、直接回収方式は、他の原動機の動力発生に
廻されるから、図3に示すように、作動流体混入方式に
較べ有利である。
【0012】しかし、タービン駆動蒸気が超高温であ
り、動翼内の中間部に較べ前縁、後縁の冷却面積が充分
に確保できないこと等を考えると、前縁・後縁にタービ
ン駆動蒸気混入方式を採用し、動翼の中間部に直接回収
式を採用する両方式の併用の検討が必要になっている。
【0013】また、動翼に供給する冷却蒸気の供給源を
どこに求めるかは、冷却蒸気の消費に伴うプラント熱精
算の考察およびタービン駆動蒸気が超高温であることと
のバランス等主要な検討項目であり、選定を誤れば冷却
蒸気の無駄な消費、ひいてはプラント熱効率の低下につ
ながるおそれが出る。
【0014】本発明は、このような検討結果からなされ
たもので、効果的な冷却と、適正な冷却供給源の選定お
よびその回収の検討を充分に行ったタービン動翼および
これを備えた水素燃焼タービンプラントを提供すること
を目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明に係るタービン動
翼は、上記目的を達成するために、請求項1に記載した
ように、前縁および後縁を備えた翼有効部に植込部を連
続一体に形成したタービン動翼において、上記植込部
に、翼内に冷却媒体を供給する冷却媒体供給口と翼内冷
却後の冷却媒体を回収する冷却媒体回収口とを区画する
隔壁を設け、上記冷却媒体供給口から前縁側に冷却媒体
を案内する第1冷却通路と、上記冷却媒体供給口から後
縁側に冷却媒体を案内する第2冷却通路と、上記第1冷
却通路から前縁に冷却媒体を案内する前縁通路と、上記
第1冷却通路から翼内中央部に冷却媒体を案内する第1
蛇行通路とを備える一方、上記第2冷却通路から後縁側
に冷却蒸気を案内する後縁通路と、上記第2冷却通路か
ら翼内中央部に冷却媒体を案内する第2蛇行通路とを備
え、上記第1蛇行通路および第2蛇行通路から翼内冷却
後の冷却媒体を合流させて上記冷却媒体回収口に案内す
る合流部を備えたものである。
【0016】本発明に係るタービン動翼は、上記目的を
達成するために、請求項2に記載したように、前縁通路
は、第1前縁通路と第2前縁通路とに形成する第1前縁
隔壁と第2前縁隔壁とをそれぞれ備えるとともに、上記
第1前縁通路の冷却媒体を前縁に噴流衝突させる噴出孔
を設け、噴流衝突後の冷却媒体を翼外表面にフィルム状
に噴出させる噴出孔を上記前縁に設けたものである。
【0017】本発明に係るタービン動翼は、上記目的を
達成するために、請求項3に記載したように、第1蛇行
通路は、翼頂部側と冷却媒体供給口側との間を、冷却媒
体が3回折り返し回数を行う冷却通路であることを特徴
とするものである。
【0018】本発明に係るタービン動翼は、上記目的を
達成するために、請求項4に記載したように、第1蛇行
通路は、入口に案内ガイドを備えたものである。
【0019】本発明に係るタービン動翼は、上記目的を
達成するために、請求項5に記載したように、第2蛇行
通路は、翼頂部側と冷却媒体供給口側との間を、冷却媒
体が1回折り返し回数を行う冷却通路であることを特徴
とするものである。
【0020】本発明に係るタービン動翼は、上記目的を
達成するために、請求項6に記載したように、後縁通路
は、第1後縁通路と第2後縁通路とに形成する第1後縁
隔壁と第2後縁隔壁とをそれぞれ備えたものである。
【0021】本発明に係るタービン動翼は、上記目的を
達成するために、請求項7に記載したように、第1後縁
通路および第2後縁通路は、ともに入口に絞り部を、ま
た出口に噴出孔をそれぞれ備えたものである。
【0022】また、本発明に係るタービン動翼を備えた
水素燃焼タービンプラントは、上記目的を達成するため
に、請求項8に記載したように、高温タービンに超高温
媒体を供給する水素燃焼器と、高温タービンの膨張後の
排気媒体を熱源として低圧タービンにタービン駆動媒体
を供給する熱交換器と、上記低圧タービンの膨張後の排
気媒体を上記熱交換器で加熱させ、その加熱媒体の圧力
および温度を調整して冷却媒体として上記高温タービン
のタービン動翼に供給する冷却媒体供給系と、タービン
動翼冷却後の媒体を上記水素燃焼器に回収させる冷却媒
体回収系とを備えたものである。
【0023】本発明に係るタービン動翼を備えた水素燃
焼タービンプラントは、上記目的を達成するために、請
求項9に記載したように、熱交換器は、低圧タービンの
膨張後の排気媒体を加熱する第2熱交換器と、この第2
熱交換器を出た加熱媒体を一旦冷却して再度加熱させる
第1熱交換器とを備えたものである。
【0024】本発明に係るタービン動翼を備えた水素燃
焼タービンプラントは、上記目的を達成するために、請
求項10に記載したように、冷却媒体供給系は、高温タ
ービンのタービン動翼に供給する冷却媒体として低圧タ
ービンの排気媒体を第2熱交換器および第1熱交換器で
加熱された加熱媒体に求め、その加熱媒体を膨張により
圧力調整する高圧タービンと、この高圧タービンの排気
媒体を温度調整する冷却器とを備えたものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るタービン動翼
およびこれを備えた水素燃焼タービンプラントの一実施
の形態を図面を参照して説明する。
【0026】図1は、本発明に係るタービン動翼の一実
施形態を概略的に示す縦断面図である。
【0027】タービン動翼8は、連続一体に形成する翼
有効部9、シャンク部10、タービン軸12に植設され
る植込部11を備えている。この植込部11は、冷却蒸
気供給口14と冷却蒸気回収口15とに区分けする隔壁
13が設けられ、これら冷却蒸気供給口14および冷却
蒸気回収口15に冷却蒸気CSを翼内に案内する案内ガ
イド16,17がそれぞれ設けられる。
【0028】また、タービン動翼8は、内部が中空に形
成されており、この中空内に前縁18側と後縁19側と
の二系統に分けて冷却蒸気供給口14からの冷却蒸気C
Sを案内する第1冷却通路20と第2冷却通路21とを
それぞれ備える。
【0029】第1冷却通路20は、一部の冷却蒸気CS
を前縁18に案内する第1前縁通路22と第2前縁通路
23とに区画する第1前縁隔壁24および第2前縁隔壁
25を備える一方、残りの冷却蒸気CSをチップ部26
からサーペンタイン状に回流させて翼内中央部に案内す
る第1蛇行通路27を備える。
【0030】第1前縁通路22と第2前縁通路23とを
区画する第2前縁隔壁25は、噴出孔28aを備え、こ
の噴出孔28aから前縁18に冷却蒸気CSを噴流衝突
させた後、前縁18の噴出孔28bからタービン駆動蒸
気STに合流させている。
【0031】また、第1蛇行通路27は、一端を開口さ
せ、列状配置の仕切壁27a1 ,27b1 ,27c1 に
より形成されており、各仕切壁27a1 ,27b1 ,2
7c1 の入口に冷却蒸気CSの流れを良好にする案内ガ
イド29を備える。
【0032】一方、第2冷却通路21は、冷却蒸気供給
口14の一部の冷却蒸気CSを後縁19側に案内する第
1後縁通路30と第2後縁通路31とに区画する第1後
縁隔壁32および第2後縁隔壁33を備えるとともに、
第1後縁隔壁32および第2後縁隔壁33の入口に絞り
部34a,34bが、また第1後縁隔壁32および第2
後縁隔壁33の出口に噴出孔35a,35bがそれぞれ
設けられる。
【0033】また、第2冷却通路21は、残りの冷却蒸
気CSをチップ部26の案内ガイド29からサーペンタ
イン状に回流させて翼内中央部に案内する第2蛇行通路
36を備える。この第2蛇行通路36は、列状配置の仕
切壁36a1 ,36b1 ,36c1 により形成されてお
り、この開口面積および蛇行折り返し回数が上述第1蛇
行通路27よりも小さく、かつ少なくなっている。これ
は、図2に示すように、後縁19の流力性能を向上させ
るため、翼中央部の翼幅Wに較べて狭くなっているため
である。
【0034】因みに、第1蛇行通路27の蛇行折り返し
回数が第2蛇行通路36のそれよりも多いことに伴う圧
力損失を考察してみると、管摩擦係数をf、通路の単位
長さをL、水力直径(通路面積/4×通路周長)をD、
冷却蒸気の密度をρ、流速をVとしたとき、圧力損失Δ
Pは、
【数1】ΔP=f×(L/D)×(ρ/2)×2V として与えられる。
【0035】上式から、管摩擦係数f、冷却蒸気の密度
ρは一定値であるから、圧力損失ΔPの大小値は、水力
直径D、流速Vにより定まる。
【0036】ところが、翼内中央部は、図2に示すよう
に、翼幅Wが後縁19側に較べ広くなっており、その通
路開口面積を比較的広く採れるため、水力直径Dの値を
高く、また流速Vの値を低くすることができ、結局、第
1蛇行通路27の単位通路長さ当りの圧力損失を、第2
蛇行通路36のそれに較べて低くすることができる。こ
のため、第1蛇行通路27の蛇行折り返し回数が、第2
蛇行通路36のそれよりも多くなっている。
【0037】次に作用を説明する。
【0038】冷却蒸気CSは、冷却蒸気供給口14の案
内ガイド16により第1冷却通路20と第2冷却通路2
1とのそれぞれに案内される。第1冷却通路20に案内
された冷却蒸気CSは、前縁第1通路22のチップ部2
6の噴出孔37に向って流れる間に、第2前縁隔壁25
の噴出孔28aを介して前縁18に噴流させ、噴流衝突
後、前縁18の噴出孔28bから翼外表面にフィルム状
に流れ、やがてタービン駆動蒸気STに混入する。
【0039】このように本実施形態は、前縁18に冷却
蒸気CSを噴流衝突させてインピンジ冷却を行い、さら
にインピンジ冷却後、冷却蒸気CSを翼外表面にフィル
ム状に流す保護膜を形成したので、インピンジ冷却とフ
ィルム状の保護膜との二重の熱保護により超高温のター
ビン駆動蒸気の高い熱負荷から前縁18を確実に保護す
ることができる。
【0040】また、第1冷却通路20からチップ部26
の案内ガイド29を介して第1蛇行通路27に案内され
た冷却蒸気CSは、チップ部26側と冷却蒸気供給口1
4側との間を3回の折り返し回数を経ながら翼内中央部
を対流冷却させて集合部38に流れる。この場合、第1
蛇行通路27の通路開口面積が比較的大きくなっている
ので、冷却蒸気CSはより多く流れる。このため、対流
冷却がより有効に利用でき、超高温のタービン駆動蒸気
の熱負荷から翼内中央部を保護することができる。
【0041】一方、第2冷却通路21に案内された冷却
蒸気CSは、第1後縁通路30、第2後縁通路31と第
2蛇行通路36とに分流される。第1後縁通路30、第
2後縁通路31に分流された冷却蒸気CSは、絞り部3
4a,34bでその流量を絞り、流速を増加させて噴出
孔35a,35bから翼外に流れる。この場合、第1後
縁通路30、第2後縁通路31を流れる冷却蒸気CSは
流速が高くなっているので、比較的高い熱伝達係数が有
効に利用できる。したがって、対流冷却が有効に利用で
き、翼幅が比較的狭い後縁19であっても充分に冷却す
ることができる。
【0042】また、第2冷却通路21から第2蛇行通路
36に分流された冷却蒸気CSは、チップ部26側と冷
却蒸気供給口14側との間を1回の折り返し回数を経な
がら後縁19側を対流冷却させ集合部38に流れるが、
冷却蒸気供給口14側の方がチップ部26側よりも高い
圧力になっている。このため、冷却蒸気CSは、比較的
高流速に伴う高熱伝達係数で第2蛇行通路36を対流冷
却させるので、第2蛇行通路36の1回の折り返し回数
でも充分に冷却効果を発揮することができる。
【0043】また、本実施形態は、翼冷却にあたり、第
1蛇行通路27と第2蛇行通路36とに分けて冷却蒸気
CSを流すので、通路摩擦抵抗も少なく、また案内ガイ
ド29により冷却蒸気CSを良好に流すことができる。
【0044】なお、第1蛇行通路27および第2蛇行通
路36を通過した冷却蒸気CSは、翼内中央の集合部3
8に集められた後、冷却蒸気回収口15の案内ガイド1
7を経て水素燃焼器に供給される。
【0045】図4は、本発明に係るタービン動翼が適用
される水素燃焼タービンプラントの実施形態を概略的に
示す系統図である。
【0046】水素燃焼タービンプラント39は、水素燃
焼器40、高圧タービン41、低圧タービン42、高温
タービン43、この高温タービン43に組み込まれたタ
ービン動翼8に冷却蒸気を供給、回収する冷却蒸気供給
系44、冷却蒸気回収系45がそれぞれ設けられる。
【0047】水素燃焼器40は、水素H2 と純酸素O2
とを当量で燃焼させ、1700℃以上の超高温蒸気を高
温タービン43に供給するようになっている。高温ター
ビン43は、超高温蒸気をタービン駆動蒸気として膨張
し、発電機46を回転駆動し、膨張後の排気蒸気を第1
熱交換器47、第2熱交換器48を介して圧縮機49に
供給し、高圧化して水素燃焼器40に還流させている。
【0048】また、第1熱交換器47の出口側は、低圧
タービン42に接続されており、高温蒸気をタービン駆
動蒸気として低圧タービンに供給し、その蒸気の膨張に
より発電機50を回転駆動し、膨張後の排気蒸気を復水
器51で凝集させ、凝集後の一部の復水を復水ポンプ5
2により必要に応じて他機器に供給し、残りの復水を給
水加熱器53で低圧タービン42の蒸気を加熱源として
再生し、さらに脱気器54で低圧タービン42の蒸気を
加熱源として加熱脱気し、給水として第2熱交換器48
に供給している。
【0049】第2熱交換器48は、第1熱交換器47か
らの高温蒸気を加熱源として給水を加熱させ、加熱後、
蒸気(水蒸気)として冷却器56、第1熱交換器47を
介して高圧タービン41に供給するようになっている。
【0050】高圧タービン41は、第1熱交換器47か
ら供給される蒸気の圧力が比較的高いので、適正な圧力
になるよう膨張させ、膨張後の蒸気を分流させ、分流し
た一部の蒸気を冷却器56に案内して適正温度、例えば
450℃の冷却蒸気として冷却蒸気供給系44により高
温タービン43のタービン動翼8に供給するようになっ
ている。また、高圧タービン41は、分流した残りの蒸
気を、圧縮機49からの高圧蒸気に分流させ水素燃焼器
40に供給するようになっている。
【0051】一方、高温タービン43に供給された冷却
蒸気は、タービン動翼8を冷却後、一部の蒸気を高温タ
ービン43のタービン駆動蒸気としての超高温蒸気に混
入させる一方、残りの大部分の冷却蒸気を冷却蒸気回収
系45を介して水素燃焼器40に回収させ、回収後、上
述合流蒸気および水素H2 の純酸素O2 の燃焼により再
び超高温蒸気が発生するよう図られる。
【0052】このように、本実施形態は、水素燃焼器4
0で発生した超高温蒸気を利用して高温タービンにより
従来より高い膨張仕事をさせ、さらにその膨張後の高温
排気蒸気を加熱源に利用して発生する蒸気により低圧タ
ービンで膨張仕事をさせたので、従来よりもより一層高
出力化の水素燃焼タービンプラントを実現することがで
きる。
【0053】また、高温タービン43に組み込まれたタ
ービン動翼8は、高圧タービン41の膨張により適正圧
力に調整され、これに冷却器56により適正温度に調整
された冷却蒸気が供給され、冷却後、水素燃焼器40に
回収させるので、水素燃焼タービンプラントの熱効率を
より一層向上させることができる。
【0054】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るタービ
ン動翼は、効果的に冷却を行うことが難しい前縁、後縁
のうち、前縁に冷却蒸気のインピンジ冷却およびフィル
ム冷却を行わせて超高温蒸気としてのタービン駆動蒸気
に混入させる一方、後縁に冷却蒸気の流速を高めた高熱
伝達係数による対流冷却を行わせているので、従来より
一層冷却性能を向上させることができる。
【0055】また、タービン動翼は、翼内中央部および
後縁側に二系統に分けた蛇行通路を設け、各蛇行通路を
通過する冷却蒸気により対流冷却させる際、比較的圧力
損失を少なくさせて合流させたので、冷却後の冷却蒸気
を良好に回収することができる。
【0056】また、本発明に係るタービン動翼を備えた
水素燃焼タービンプラントは、水素燃焼器で発生した超
高温蒸気を利用してタービンに膨張仕事をさせているの
で、従来よりも一層高出力化することができ、さらに適
正圧力・温度に調整した冷却蒸気をタービン動翼に供給
し、冷却後、水素燃焼器に回収させたので、従来よりも
一層プラント熱効率を向上させることができる。
【0057】なお、本発明では、水素燃焼タービンプラ
ントにおけるタービン動翼の冷却蒸気供給、回収につい
て説明したが、タービン動翼に限らず、例えばタービン
ノズル、タービンロータ、水素燃焼器の尾筒等高温部と
しての構成部品にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタービン動翼の実施形態を概略的
に示す縦断面図。
【図2】図1のA−A矢視方向切断断面図。
【図3】タービン動翼冷却後の冷却蒸気の回収方式のプ
ラント熱効率変化と冷却蒸気のタービン駆動蒸気混入方
式のプラント熱効率変化とを比較したグラフ。
【図4】本発明に係るタービン動翼を備えた水素燃焼タ
ービンプラントの実施形態を概略に示す系統図。
【図5】従来の水素燃焼タービンプラントの実施形態を
概略的に示す系統図。
【符号の説明】
1 高圧タービン 2 低圧タービン 3 中圧タービン 3a 中高圧タービン 3b 中低圧タービン 4a 高圧水素燃焼器 4b 低圧水素燃焼器 5a 第1熱交換器 5b 第2熱交換器 6 蒸気タービンプラント 6a 給水系 7 蒸気を過熱器 8 タービン動翼 9 翼有効部 10 シャンク部 11 植込部 12 タービン軸 13 隔壁 14 冷却蒸気供給口 15 冷却蒸気回収口 16.17 案内ガイド 18 前縁 19 後縁 20 第1冷却通路 21 第2冷却通路 22 第1前縁通路 23 第2前縁通路 24 第1前縁隔壁 25 第2前縁隔壁 26 チップ部 27 第1蛇行通路 27a1 ,27b1 ,27c1 仕切壁 28a 噴出孔 28b 噴出孔 29 案内ガイド 30 第1後縁通路 31 第2後縁通路 32 第1後縁隔壁 33 第2後縁隔壁 34a,34b 絞り部 35a,35b 噴出孔 36 第2蛇行通路 36a1 ,36b1 ,36c1 仕切壁 38 集合部 39 水素燃焼タービンプラント 40 水素燃焼器40 41 高圧タービン 42 低圧タービン 43 高温タービン 44 冷却蒸気供給系 45 冷却蒸気回収系 46 発電機 47 第1熱交換器 48 第2熱交換器 49 圧縮機 50 発電機 51 復水器 52 復水ポンプ 53 給水加熱器 54 脱気器 55 給水ポンプ 56 冷却器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02C 3/34 F02C 3/34 6/00 6/00 Z 7/18 7/18 A (72)発明者 松田 寿 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1番地 株 式会社東芝研究開発センター内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前縁および後縁を備えた翼有効部に植込
    部を連続一体に形成したタービン動翼において、上記植
    込部に、翼内に冷却媒体を供給する冷却媒体供給口と翼
    内冷却後の冷却媒体を回収する冷却媒体回収口とを区画
    する隔壁を設け、上記冷却媒体供給口から前縁側に冷却
    媒体を案内する第1冷却通路と、上記冷却媒体供給口か
    ら後縁側に冷却媒体を案内する第2冷却通路と、上記第
    1冷却通路から前縁に冷却媒体を案内する前縁通路と、
    上記第1冷却通路から翼内中央部に冷却媒体を案内する
    第1蛇行通路とを備える一方、上記第2冷却通路から後
    縁側に冷却蒸気を案内する後縁通路と、上記第2冷却通
    路から翼内中央部に冷却媒体を案内する第2蛇行通路と
    を備え、上記第1蛇行通路および第2蛇行通路から翼内
    冷却後の冷却媒体を合流させて上記冷却媒体回収口に案
    内する合流部を備えたことを特徴とするタービン動翼。
  2. 【請求項2】 前縁通路は、第1前縁通路と第2前縁通
    路とに形成する第1前縁隔壁と第2前縁隔壁とをそれぞ
    れ備えるとともに、上記第1前縁通路の冷却媒体を前縁
    に噴流衝突させる噴出孔を設け、噴流衝突後の冷却媒体
    を翼外表面にフィルム状に噴出させる噴出孔を上記前縁
    に設けたことを特徴とする請求項1に記載のタービン動
    翼。
  3. 【請求項3】 第1蛇行通路は、翼頂部側と冷却媒体供
    給口側との間を、冷却媒体が3回の折り返し回数を行う
    冷却通路であることを特徴とする請求項1に記載のター
    ビン動翼。
  4. 【請求項4】 第1蛇行通路は、入口に案内ガイドを備
    えたことを特徴とする請求項3に記載のタービン動翼。
  5. 【請求項5】 第2蛇行通路は、翼頂部側と冷却媒体供
    給口側との間を、冷却媒体が1回の折り返し回数を行う
    冷却通路であることを特徴とする請求項1に記載のター
    ビン動翼。
  6. 【請求項6】 後縁通路は、第1後縁通路と第2後縁通
    路とに形成する第1後縁隔壁と第2後縁隔壁とをそれぞ
    れ備えたことを特徴とする請求項1に記載のタービン動
    翼。
  7. 【請求項7】 第1後縁通路および第2後縁通路は、と
    もに入口に絞り部を、また出口に噴出孔をそれぞれ備え
    たことを特徴とする請求項6に記載のタービン動翼。
  8. 【請求項8】 高温タービンに超高温媒体を供給する水
    素燃焼器と、高温タービンの膨張後の排気媒体を熱源と
    して低圧タービンにタービン駆動媒体を供給する熱交換
    器と、上記低圧タービンの膨張後の排気媒体を上記熱交
    換器で加熱させ、その加熱媒体の圧力および温度を調整
    して冷却媒体として上記高温タービンのタービン動翼に
    供給する冷却媒体供給系と、タービン動翼冷却後の媒体
    を上記水素燃焼器に回収させる冷却媒体回収系とを備え
    たことを特徴とするタービン動翼を備えた水素燃焼ター
    ビンプラント。
  9. 【請求項9】 熱交換器は、低圧タービンの膨張後の排
    気媒体を加熱する第2熱交換器と、この第2熱交換器を
    出た加熱媒体を一旦冷却して再度加熱させる第1熱交換
    器とを備えたことを特徴とする請求項8に記載のタービ
    ン動翼を備えた水素燃焼タービンプラント。
  10. 【請求項10】 冷却媒体供給系は、高温タービンのタ
    ービン動翼に供給する冷却媒体として低圧タービンの排
    気媒体を第2熱交換器および第1熱交換器で加熱された
    加熱媒体に求め、その加熱媒体を膨張により圧力調整す
    る高圧タービンと、この高圧タービンの排気媒体を温度
    調整する冷却器とを備えたことを特徴とする請求項8に
    記載のタービン動翼を備えた水素燃焼タービンプラン
    ト。
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