JPH1081744A - ポリエーテルポリオールの製造方法 - Google Patents

ポリエーテルポリオールの製造方法

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JPH1081744A
JPH1081744A JP23748396A JP23748396A JPH1081744A JP H1081744 A JPH1081744 A JP H1081744A JP 23748396 A JP23748396 A JP 23748396A JP 23748396 A JP23748396 A JP 23748396A JP H1081744 A JPH1081744 A JP H1081744A
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polyether polyol
alkylene oxide
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saccharide
sucrose
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JP23748396A
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Satoru Akimoto
悟 秋元
Toshikazu Nakajima
利和 中島
Makoto Maruyama
誠 丸山
Hiroshi Inoue
浩 井上
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 糖類にアルキレンオキシドを付加し、ポ
リエーテルポリオールを製造するに当たり、(A)アミン
触媒の存在下、水酸基価410〜600mgKOH/g
の範囲でアルキレンオキシドを付加し、(B)次に、得ら
れた反応液100重量部に対して7〜30重量部の水を
加え、未反応糖類を反応液に溶解させた後、加えた水を
除去し、(C)再び、アルキレンオキシドの付加を行い、
(D)引き続き、触媒を添加し、アルキレンオキシドの付
加を行うことを特徴とする水酸基価400mgKOH/
g以下のポリエーテルポリオールの製造方法。 【効果】 製造時のろ過性が極めて良好であり、その得
られるポリエーテルポリオールはレジン混合時の濁りも
なく、かつ、高い平均官能基数を有し、色相、臭気等良
好で、ポリウレタンフォーム製造原料として優れた品質
を兼ね備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はポリウレタン製造用
ポリエーテルポリオールの製造方法に関する。詳しく
は、糖類にアルキレンオキシドを付加し、ポリエーテル
ポリオールを製造するに当たり、最初に、アミン触媒の
存在下に特定量のアルキレンオキシドを付加し、次に、
得られた反応液に対して特定量の水を加え、未反応糖類
を溶解させた後、加えた水を除去し、再び、アルキレン
オキシドの付加を行った後、さらに触媒を添加し、アル
キレンオキシドの付加を行うことを特徴とする特定の水
酸基価を有するポリエーテルポリオールの製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、オゾン層破壊や地球温暖化に影響
を及ぼすフロン類の規制により、硬質ポリウレタンフォ
ーム製造時における発泡剤の移り変わりを余儀なくさ
れ、水とイソシアネートの反応により得られる炭酸ガス
による発泡、いわゆる、水発泡に注目が集められてい
る。しかしながら、従来、最も一般的な水酸基価400
〜500mgKOH/gのポリエーテルポリオールを水
発泡に使用した場合、フォーム内部が焼け爛れた状態に
なるいわゆるスコーチといった現象や、フォームの脆
化、特には発泡途中でフォームに亀裂を生じるいわゆる
クラックといった現象が起こる。また、水酸基価400
mgKOH/g以下の比較的水酸基価が低いものでは、
スコーチやクラックといった現象は緩和されるので、前
記問題点を解決するのには有効性の高いものである。し
かしながら、これでは同時に機械強度や寸法安定性とい
ったフォーム諸物性の低下を伴うものとなっていた。
【0003】従来、硬質ポリウレタンフォームを製造す
る際、レジン成分として用いられるポリエーテルポリオ
ールは、開始剤の活性水素化合物とアルキレンオキシド
を塩基性触媒の存在下で反応させることにより製造され
る。この時、硬質ポリウレタンフォームの製造に使用さ
れるポリエーテルポリオールの開始剤となる活性水素化
合物としては、水酸基価低下に伴う物性の低下を多官能
化により補うという点から、ショ糖に代表される糖類の
ごとき多官能開始剤を使用することが求められるように
なってきた。
【0004】その際、使用される塩基性触媒としては、
水酸化ナトリウムや水酸化カリウム等のアルカリ金属水
酸化物(特公昭48−19560号公報、特公昭48−
27815号公報等)が最も一般的である。通常、活性
水素化合物にアルキレンオキシドを付加し、ポリエーテ
ルポリオールを製造する際、水酸化ナトリウムや水酸化
カリウムは触媒として安価であること、工業的な使用に
十分耐えうる反応速度を与えること、燐酸等による中和
により製品に不溶の塩を形成し、ろ過により簡便に除去
できること等、工業的に有利な点を有している。しかし
ながら、糖類のごとき固体開始剤に対して重合を行う場
合においては、開始剤中の固体開始剤の比率や製品の水
酸基価の設定によって、アルキレンオキシド付加終了
後、反応液中に未反応の開始剤が多量に残存することが
ある。残存する未反応開始剤はポリエーテルポリオール
製造工程において、配管の閉塞や中和精製時のろ過不良
を引き起こすことがある。
【0005】また、アミン触媒としては特開平3−47
832号公報に記載される長鎖アルキルアミンが有効で
ある。概触媒を用いると未反応ショ糖が残存することな
く、また、アミン触媒の臭気やウレタン化反応への影響
もなく、ショ糖開始剤のポリエーテルポリオールの製造
方法として有用である。しかしながら、官能基数の増加
をターゲットとし、開始剤のショ糖比を増大させると、
極微量の未反応ショ糖が残存することがある。これら微
量未反応ショ糖は、ろ過により、簡単に除去され、通常
何ら問題を与えるものではないが、実際のレジンとして
各種助剤をブレンドした場合、ポリエーテルポリオール
中に溶解する微量未反応ショ糖の析出による濁りを生
じ、視感として悪印象を与え、また、機械成形において
ポリウレタンフォームを製造する際、概レジンの使用に
よって発泡装置内での析出物による反応ラインの閉塞等
を引き起こす恐れもある。
【0006】従来、公知のショ糖開始剤のポリエーテル
ポリオールは一般的に、開始剤であるショ糖が水やグリ
セリン等の低分子アルコールにより希釈された状態でア
ルキレンオキシドの重合が行われる。このとき開始剤の
平均官能基数は2成分系において以下式で表される。
【0007】 平均官能基数 f=fA×WA/MA/(WA/MA+WB/MB) +fB×WB/MB/(WA/MA+WB/MB) =fA×XA+fB×XB fA;A成分の官能基数 fB;B成分の官能基数 WA;A成分の重量比 WB;B成分の重量比 MA;A成分の分子量 MB;B成分の分子量 XA;A成分のモル比率 XB;B成分のモル比率
【0008】例えば、ショ糖(官能基数8、分子量34
2)とグリセリン(平均官能基数3、分子量92.1)の
重量比が70/30である場合、平均官能基数は上式に
則って4.93と算出される。すなわち、水や低分子ア
ルコールのモル比率が高くなるため、ショ糖が8官能と
いう高い官能基数を有するにも係らず、実質的に、それ
ほど高い平均官能基数を有するものとはならず、ウレタ
ン物性を必ずしも満足させるものとはならない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的は
ポリエーテルポリオールの製造において従来の技術で挙
げられる上記の如き問題点を解決し、かつ、硬質ポリウ
レタンフォームに良好な物性を与えるポリエーテルポリ
オールを見出すことにある。すなわち、糖類を開始剤と
して、アルキレンオキシドを付加重合するにあたり、未
反応開始剤が残存、析出することなく、かつ、高い平均
官能基数を有するポリエーテルポリオールの製造方法を
見出すことを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の如
き問題点を解決したポリエーテルポリオールを見出すべ
く鋭意検討した結果、本発明を完成するに至った。すな
わち、糖類にアルキレンオキシドを付加し、ポリエーテ
ルポリオールを製造するに当たり、(A)アミン触媒の
存在下、水酸基価410〜600mgKOH/gの範囲
でアルキレンオキシドを付加し、(B)次に、得られた
反応液100重量部に対して7〜30重量部の水を加
え、未反応糖類を反応液に溶解させた後、加えた水を除
去し、(C)再び、アルキレンオキシドの付加を行い、
(D)引き続き、触媒を添加し、アルキレンオキシドの
付加を行うことを特徴とする水酸基価400mgKOH
/g以下のポリエーテルポリオールの製造方法であり、
好ましくは、糖類、好ましくは、ショ糖にアルキレンオ
キシドを付加し、ポリエーテルポリオールを製造するに
当たり、希釈剤として活性水素化合物、好ましくは、平
均分子量が300以上で平均官能基数が3以上のポリエ
ーテルポリオールを糖類100重量部に対して5〜35
0重量部使用し、(A)アミン触媒の存在下に、好まし
くは、下記一般式(1)[化2]で表されるアミン化合
【0011】
【化2】 (式(1)中、R1は炭素数8〜18のアルキル基ある
いはアルケニル基を示し、R2及びR3は水素原子あるい
は炭素数1〜8のアルキル基を示す。)の存在下に、水
酸基価410〜600mgKOH/gの範囲でアルキレ
ンオキシドを付加し、(B)次に、得られた反応液10
0重量部に対して7〜30重量部の水を加え、未反応糖
類を溶解させた後、加えた水を除去し、(C)再び、ア
ルキレンオキシドの付加を行い、(D)引き続き、触
媒、好ましくは、アルカリ金属水酸化物を添加し、アル
キレンオキシドの付加を行うことを特徴とする水酸基価
400mgKOH/g以下のポリエーテルポリオールの
製造方法である。
【0012】従って、本発明は以下の(1)〜(6)の
製造方法を提供するものである。 (1)糖類にアルキレンオキシドを付加し、ポリエーテ
ルポリオールを製造する方法であって、該ポリエーテル
ポリオールが(A)アミン触媒の存在下、水酸基価が4
10〜600mgKOH/gになるように糖類にアルキ
レンオキシドを付加し、(B)得られた反応液100重
量部に対して7〜30重量部の水を加え、未反応糖類を
反応液に溶解させた後、加えた水を除去し、(C)
(B)で得た反応液に、再びアルキレンオキシドの付加
を行い、(D)(C)で得た反応液に、触媒を添加し、
さらにアルキレンオキシドの付加を行うことにより得ら
れ、その水酸基価が400mgKOH/g以下であるこ
とを特徴とするポリエーテルポリオールの製造方法。 (2)(1)記載の(A)におけるアミン触媒が、下記
一般式(1)[化3]で表されるアミン化合物であるこ
とを特徴とするポリエーテルポリオールの製造方法。
【0013】
【化3】 (式(1)中、R1は炭素数8〜18のアルキル基ある
いはアルケニル基を示し、R2及びR3は水素原子あるい
は炭素数1〜8のアルキル基を示す。) (3)(1)記載の(D)における触媒が、アルカリ金
属水酸化物であることを特徴とするポリエーテルポリオ
ールの製造方法。 (4)糖類が、ショ糖であることを特徴とする(1)〜
(3)のいずれかに記載のポリエーテルポリオールの製
造方法。 (5)糖類にアルキレンオキシドを付加し、ポリエーテ
ルポリオールを製造する方法であって、希釈剤として活
性水素化合物を糖類100重量部に対して5〜350重
量部使用することを特徴とする(1)〜(4)のいずれ
かに記載のポリエーテルポリオールの製造方法。 (6)活性水素化合物が、平均分子量300以上で平均
官能基数が3以上のポリエーテルポリオールであること
を特徴とする(5)記載のポリエーテルポリオールの製
造方法。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
【0015】本発明に用いられる糖類は、ショ糖が好ま
しいが、還元性を有しない糖類は使用できる。具体的に
は、例えば、麦芽糖、乳糖等に代表される二糖類から三
糖類、四糖類、多糖類、および、それら任意の混合物の
水素還元体であるいわゆる還元糖も使用できる。また、
上記に挙げられる2種以上の任意の糖類を任意の割合で
混合し用いても構わない。
【0016】本発明に使用するアルキレンオキシドに
は、具体的には、例えば、エチレンオキシド、プロピレ
ンオキシド、ブチレンオキシド、スチレンオキシド等が
挙げられ、それぞれ単独あるいは2種以上を混合して使
用することができる。
【0017】本発明における製造方法を以下のごとく順
を追って説明する。最初に、(A)工程において、糖類
に対してアルキレンオキシドを付加する。このとき、得
られる反応液の水酸基価が410〜600mgKOH/
gとなるようにアルキレンオキシドを付加する。得られ
た反応液の水酸基価が600mgKOH/gよりも高い
場合、未反応の糖類の量が多くなり、水を加えたとき、
反応液中に溶解しきれないことがあり、好ましくない。
また、410mgKOH/g未満では、反応時間が長く
なり、工業的に好ましくない。さらに、好ましくは44
0〜550mgKOH/gである。
【0018】また、この際用いられる触媒として、アミ
ン化合物を使用する。本発明においてさらに好ましいア
ミン化合物として、特に製品の臭気やウレタン化反応に
与える影響を考慮し、一般式(1)[化4]で表される
アミン化合物、具体的に列挙すれば、すなわち、ジメチ
ルオクチルアミン、トリオクチルアミン、ジメチルデシ
ルアミン、ジメチルラウリルアミン、ジメチルスチリル
アミン、ジメチルパルメチルアミン、ジメチルオレイル
アミン、ジメチルステアリルアミン、ジメチルリノレイ
ックアミン、ジメチルリノレニックアミン等を用いるこ
とがより好ましい。
【0019】
【化4】 (式(1)中、R1は炭素数8〜18のアルキル基ある
いはアルケニル基を示し、R2及びR3は水素原子あるい
は炭素数1〜8のアルキル基を示す。) 上記触媒の使用量は特に制限は無いが、反応終了後の製
品生成量に対して、0.01〜5.0重量%が好まし
い。
【0020】次に(B)工程において、未反応糖類を溶
解するための水の添加量は、(A)で得られた反応液1
00重量部に対して7〜30重量部使用することが好ま
しい。水の添加量が7重量部未満では反応液中に未反応
糖類結晶が溶解しにくく、また、30重量部より多い場
合、脱水に長時間を要し、工業的に好ましくない。より
好ましくは、反応液に対して10〜20重量部使用す
る。
【0021】未反応糖類を反応液に溶解した後、水の除
去を行う。水の除去の方法については特に限定されず、
公知のあらゆる方法で行うことが出来る。好ましくは、
50〜150℃、常圧以下の圧力下で行うことが好まし
い。水の除去操作後の反応液の水分は5.0%以下が好
ましく、さらに好ましくは0.5%以下である。
【0022】さらに(C)工程において、(B)工程で
脱水後の反応液へのアルキレンオキシドの付加は、特に
限定されないが、(A)工程で得られた反応液の水酸基
価をさらに10〜190mgKOH/gの範囲で低下さ
せるのに必要な量のアルキレンオキシドを反応させるこ
とが好ましい。低下させる水酸基価が10mgKOH/
g未満となる量を反応させた場合には、未反応ショ糖を
反応しきれないことがあり、また、190mgKOH/
gを超える程多量に反応させた場合には、反応が長時間
になり、工業的にあまり好ましくない。このとき、触媒
は特に使用しなくても構わないが、各種アミン化合物を
使用することもできる。
【0023】最後に(D)工程において、(C)で得ら
れた反応液にさらに触媒を添加し、アルキレンオキシド
を付加し、最終的に得られるポリエーテルポリオールの
水酸基価が400mgKOH/g以下となるようにす
る。
【0024】本工程において、添加する触媒は、アルキ
レンオキシドの良好な反応性と後処理の簡便さから水酸
化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化セシウムのよう
なアルカリ金属水酸化物が好ましいが、これらに限定さ
れるものではない。触媒の使用量は特に制限は無いが、
反応終了後の製品生成量に対して、0.01〜5.0重
量%が好ましい。
【0025】本発明の製造方法においては、必要に応じ
て希釈剤を用いることが出来るが、使用せずとも何等構
わない。使用する希釈剤は特に限定されないが、例え
ば、トルエン、ジメチルホルムアミドの如きいわゆる公
知の有機溶剤、好ましくは、水やグリセリン、プロピレ
ングリコール、アルカノールアミン類やそれらの任意の
アルキレンオキシド付加物、および/または、それらの
任意の混合物等の活性水素化合物であり、実質的な液体
成分を用いることができる。さらには、ポリプロピレン
グリコール、ポリエチレングリコール、公知の開始剤に
対するプロピレンオキシドとエチレンオキシドのブロッ
クおよび/またはランダム共重合物等、ポリテトラメチ
レングリコール等の平均分子量300以上で平均官能基
数が3以上のあらゆる公知のものを用いることが好まし
く、さらには、分子量が500以上で平均官能基数が4
以上のものがより好ましい。また、分子中にエステル基
やアミド基を含むものであっても構わない。また、上記
に挙げられる2種以上の任意のポリエーテルポリオール
を任意の割合で混合して用いても構わない。
【0026】希釈剤の使用量は特に限定されないが、好
ましくはその希釈剤の種類によって生成物の平均官能基
数を5以上になるような量であって、実質的には糖類1
00重量部に対して5〜350重量部用いることが好ま
しく、さらに好ましくは、20〜300重量部である。
【0027】本発明の製造方法において、反応温度は特
に限定されないが、60〜150℃が好ましく、さらに
は、80〜130℃が好ましい。反応時の圧力は特に限
定されないが、10kg/cm2以下が好ましい。
【0028】
【実施例】以下に、本発明を実施例を挙げて、さらに具
体的に説明する。
【0029】実施例1 400gのショ糖、及び、6.75gのジメチルパルミ
チルアミンを内容積2lのオートクレーブに装入し、オ
ートクレーブ内を乾燥窒素で置換し、攪拌、昇温を開始
し、100℃で、反応機の内圧が4.0kg/cm2G以
下に保たれるように672gのプロピレンオキシドを徐
々に装入し、反応を行った。6時間でプロピレンオキシ
ド装入後、110℃に昇温し、内圧の低下が認められな
くなるまで3時間撹拌した。反応終了後、残存するプロ
ピレンオキシドを減圧により除去し、水を214g加え
た。100℃で1時間撹拌し、未反応ショ糖の溶解を確
認した後、減圧下、脱水を行った。引き続き、プロピレ
ンオキシド95gを装入し、さらに、KOH4.5gと
333gのプロピレンオキシドを装入した。反応終了
後、残存するプロピレンオキシドを除去し、リン酸で中
和精製後、内容物を取り出した。得られた製品は146
8gで薄黄色の透明液体であり、水酸基価は356mg
KOH/gであった。
【0030】実施例2 376gのショ糖、42gのグリセリン、及び、6.7
5gのジメチルパルミチルアミンを内容積2lのオート
クレーブに装入し、オートクレーブ内を乾燥窒素で置換
し、攪拌、昇温を開始し、100℃で、反応機の内圧が
4.0kg/cm2G以下に保たれるように746gのプ
ロピレンオキシドを徐々に装入し、反応を行った。5時
間でプロピレンオキシド装入後、110℃に昇温し、内
圧の低下が認められなくなるまで3時間撹拌した。反応
終了後、残存するプロピレンオキシドを減圧により除去
し、水を175g加えた。100℃で1時間撹拌し、未
反応ショ糖の溶解を確認した後、減圧下、脱水を行っ
た。引き続き、プロピレンオキシド103gを装入し、
さらに、KOH4.5gと233gのプロピレンオキシ
ドを装入した。反応終了後、残存するプロピレンオキシ
ドを除去し、リン酸で中和精製後、内容物を取り出し
た。得られた製品は1472gで薄黄色の透明液体であ
り、水酸基価は380mgKOH/gであった。
【0031】実施例3 278gのショ糖、340gのポリオールA(ソルビト
ール/グリセリン=94/6にプロピレンオキシドを付加
し、水酸基価470mgKOH/gとした平均官能基数
5.63のもの)、及び、6.75gのジメチルパルミ
チルアミンを内容積2lのオートクレーブに装入し、オ
ートクレーブ内を乾燥窒素で置換し、攪拌、昇温を開始
し、100℃で、反応機の内圧が4.0kg/cm2G以
下に保たれるように453gのプロピレンオキシドを徐
々に装入し、反応を行った。2時間でプロピレンオキシ
ド装入後、110℃に昇温し、内圧の低下が認められな
くなるまで3時間撹拌した。反応終了後、残存するプロ
ピレンオキシドを減圧により除去し、水を118g加え
た。100℃で1時間撹拌し、未反応ショ糖の溶解を確
認した後、減圧下、脱水を行った。引き続き、プロピレ
ンオキシド95gを装入し、さらに、KOH4.5gと
333gのプロピレンオキシドを装入した。反応終了
後、残存するプロピレンオキシドを除去し、リン酸で中
和精製後、内容物を取り出した。得られた製品は148
0gで薄黄色の透明液体であり、水酸基価は352mg
KOH/gであった。
【0032】実施例4 290gのショ糖、156gのポリオールB(ショ糖/
グリセリン=60/40にプロピレンオキシドを付加
し、水酸基価450mgKOH/gとした平均官能基数
4.44のもの)、及び、6.75gのジメチルパルミ
チルアミンを内容積2lのオートクレーブに装入し、オ
ートクレーブ内を乾燥窒素で置換し、攪拌、昇温を開始
し、100℃で、反応機の内圧が4.0kg/cm2G以
下に保たれるように373gのプロピレンオキシドを徐
々に装入し、反応を行った。2時間でプロピレンオキシ
ド装入後、110℃に昇温し、内圧の低下が認められな
くなるまで3時間撹拌した。反応終了後、残存するプロ
ピレンオキシドを減圧により除去し、水を123g加え
た。100℃で1時間撹拌し、未反応ショ糖の溶解を確
認した後、減圧下、脱水を行った。引き続き、プロピレ
ンオキシド182gを装入し、さらに、KOH4.5g
と500gのプロピレンオキシドを装入した。反応終了
後、残存するプロピレンオキシドを除去し、リン酸で中
和精製後、内容物を取り出した。得られた製品は148
4gで薄黄色の透明液体であり、水酸基価は302mg
KOH/gであった。
【0033】実施例5 286gのショ糖、及び、6.75gのジメチルパルミ
チルアミンを内容積2lのオートクレーブに装入し、オ
ートクレーブ内を乾燥窒素で置換し、攪拌、昇温を開始
し、100℃で、反応機の内圧が4.0kg/cm2G以
下に保たれるように548gのプロピレンオキシドを徐
々に装入し、反応を行った。6時間でプロピレンオキシ
ド装入後、110℃に昇温し、内圧の低下が認められな
くなるまで3時間撹拌した。反応終了後、残存するプロ
ピレンオキシドを減圧により除去し、水を83.4g加
えた。100℃で1時間撹拌し、未反応ショ糖の溶解を
確認した後、減圧下、脱水を行った。引き続き、プロピ
レンオキシド39gを装入し、さらに、KOH4.5g
と628gのプロピレンオキシドを装入した。反応終了
後、残存するプロピレンオキシドを除去し、リン酸で中
和精製後、内容物を取り出した。得られた製品は149
0gで薄黄色の透明液体であり、水酸基価は253mg
KOH/gであった。
【0034】実施例1〜5において、種々の組成でショ
糖にアルキレンオキシドの付加を行った。上記実施例1
〜5で得られた本発明のポリエーテルポリオールである
製品中には、ガスクロマトグラフィー(以下、GCと略
称する)による分析においてショ糖は検出されなかっ
た。すなわち、開始剤として用いたショ糖は、完全に反
応が行われており、最初の水酸基価の設定と未反応ショ
糖を溶解するための水の量が本請求の範囲で有効である
ことを示すものであり、ショ糖を開始剤として用いる際
に本製造方法の有効性が認められる。また、ショ糖溶解
後、KOHを触媒として用いても製品中にショ糖の溶存
は認められなかった。すなわち、未反応ショ糖を反応液
中に溶解し、完全に反応を行った後、種々の触媒を用い
ることによって、水酸基価400以下の任意の製品を得
ることが出来る。
【0035】実施例2、3、4では、希釈剤を用いてい
るため初期のプロピレンオキシドとの反応が速く、希釈
剤を用いることは工業的により好ましいものである。ま
た、実施例3、4において希釈剤として比較的高い官能
基数を有するポリエーテルポリオールを用いているた
め、得られた製品の平均官能基数も高く、さらに、好ま
しいものである。結果を表1に示す。
【0036】比較例1 400gのショ糖、及び、4.5gの水酸化カリウムを
内容積2lのオートクレーブに装入し、オートクレーブ
内を乾燥窒素で置換し、攪拌、昇温を開始し、90℃
で、反応機の内圧が4.0kg/cm2G以下に保たれる
ように1100gのプロピレンオキシドを徐々に装入し
たが、内圧の降下がほとんどなく、12時間で反応を中
止した。内容物は少量の茶褐色粘調液と多量のショ糖で
あった。ショ糖に対して、アルキレンオキシドを反応さ
せる場合、初期にアルカリ金属水酸化物を触媒として用
いると、ショ糖への反応性は極めて悪化し、製品を得る
ことが出来ない。
【0037】比較例2 400gのショ糖、及び、6.75gのジメチルパルミ
チルアミンを内容積2lのオートクレーブに装入し、オ
ートクレーブ内を乾燥窒素で置換し、攪拌、昇温を開始
し、90℃で、反応機の内圧が4.0kg/cm2G以下
に保たれるように1100gのプロピレンオキシドを徐
々に装入し、反応を行った。12時間でプロピレンオキ
シド装入後、110℃に昇温し、内圧の低下が認められ
なくなるまで36時間撹拌した。反応終了後、残存する
プロピレンオキシドを減圧により除去し、さらしろ過で
内容物を取り出した。得られた製品は1468gで茶褐
色透明液体であり、水酸基価は364mgKOH/gで
あった。また、GCによる分析において、得られた製品
中の溶存ショ糖は、0.10%であった。
【0038】比較例2において、アミン触媒のみでも製
品は得られるものの、反応に長時間を要し、工業的には
不利を生じるものである。
【0039】比較例3 400gのショ糖、及び、6.75gのジメチルパルミ
チルアミンを内容積2lのオートクレーブに装入し、オ
ートクレーブ内を乾燥窒素で置換し、攪拌、昇温を開始
し、100℃で、反応機の内圧が4.0kg/cm2G以
下に保たれるように767gのプロピレンオキシドを徐
々に装入し、反応を行った。6時間でプロピレンオキシ
ド装入後、110℃に昇温し、内圧の低下が認められな
くなるまで3時間撹拌した。反応終了後、残存するプロ
ピレンオキシドを減圧により除去し、引き続き、KOH
4.5gと333gのプロピレンオキシドを装入した。
反応終了後、残存するプロピレンオキシドを除去し、リ
ン酸で中和精製後、内容物を取り出した。得られた製品
は1462gで薄黄色の透明液体であり、水酸基価は3
50mgKOH/gであった。また、GCによる分析に
おいて、得られた製品中の溶存ショ糖は、0.17%で
あった。
【0040】比較例3において、(B)工程、すなわ
ち、水を添加し、未反応ショ糖溶解および脱水の工程を
省略した方法では、製品中に溶解する未反応ショ糖は
0.17%検出された。本法における(B)工程の有効
性が認められるものである。
【0041】比較例4 400gのショ糖、及び、6.75gのジメチルパルミ
チルアミンを内容積2lのオートクレーブに装入し、オ
ートクレーブ内を乾燥窒素で置換し、攪拌、昇温を開始
し、100℃で、反応機の内圧が4.0kg/cm2G以
下に保たれるように767gのプロピレンオキシドを徐
々に装入し、反応を行った。6時間でプロピレンオキシ
ド装入後、110℃に昇温し、内圧の低下が認められな
くなるまで3時間撹拌した。反応終了後、残存するプロ
ピレンオキシドを減圧により除去し、水を233g加え
た。100℃で1時間撹拌し、未反応ショ糖の溶解を確
認した後、減圧下、脱水を行った。引き続き、KOH
4.5gと333gのプロピレンオキシドを装入した。
反応終了後、残存するプロピレンオキシドを除去し、リ
ン酸で中和精製後、内容物を取り出した。得られた製品
は1474gで薄黄色の透明液体であり、水酸基価は3
51mgKOH/gであった。また、GCによる分析に
おいて、得られた製品中の溶存ショ糖は、0.05%で
あった。
【0042】比較例4において、本発明の請求項にある
(C)の工程、すなわち、ショ糖を溶解し、脱水後のア
ルキレンオキシドの付加を省略し、(D)の工程、すな
わち、触媒を添加し、アルキレンオキシドの付加を行う
と、製品中に極微量の未反応ショ糖が溶解することがあ
る。
【0043】比較例5 400gのショ糖、及び、6.75gのジメチルパルミ
チルアミンを内容積2lのオートクレーブに装入し、オ
ートクレーブ内を乾燥窒素で置換し、攪拌、昇温を開始
し、100℃で、反応機の内圧が4.0kg/cm2G以
下に保たれるように408gのプロピレンオキシドを徐
々に装入し、反応を行った。6時間でプロピレンオキシ
ド装入後、110℃に昇温し、内圧の低下が認められな
くなるまで3時間撹拌した。反応終了後(この時、得ら
れた反応液の水酸基価は650mgKOH/gであっ
た)、残存するプロピレンオキシドを減圧により除去
し、水を162g加えた。100℃で1時間撹拌し、未
反応ショ糖の溶解を確認した後、減圧下、脱水を行っ
た。引き続き、プロピレンオキシド359gを装入し、
さらに、KOH4.5gと333gのプロピレンオキシ
ドを装入した。反応終了後、残存するプロピレンオキシ
ドを除去し、リン酸で中和精製後、内容物を取り出し
た。得られた製品は1470gで薄黄色の透明液体であ
り、水酸基価は352mgKOH/gであった。
【0044】比較例5において、(A)工程において、
最初の水酸基価の設定が本発明の範囲より高いもので
は、製品中に溶解する未反応ショ糖は0.09%検出さ
れた。本法の(A)工程における水酸基価の設定が有効
であることが認められる。
【0045】比較例6 400gのショ糖、及び、6.75gのジメチルパルミ
チルアミンを内容積2lのオートクレーブに装入し、オ
ートクレーブ内を乾燥窒素で置換し、攪拌、昇温を開始
し、100℃で、反応機の内圧が4.0kg/cm2G以
下に保たれるように672gのプロピレンオキシドを徐
々に装入し、反応を行った。6時間でプロピレンオキシ
ド装入後、110℃に昇温し、内圧の低下が認められな
くなるまで3時間撹拌した。反応終了後、残存するプロ
ピレンオキシドを減圧により除去し、水を53.6g加
えた。100℃で1時間撹拌し、未反応ショ糖の溶解を
確認した後、減圧下、脱水を行った。引き続き、プロピ
レンオキシド95gを装入し、さらに、KOH4.5g
と333gのプロピレンオキシドを装入した。反応終了
後、残存するプロピレンオキシドを除去し、リン酸で中
和精製後、内容物を取り出した。得られた製品は146
8gで薄黄色の透明液体であり、水酸基価は354mg
KOH/gであった。
【0046】比較例6では、(B)工程における未反応
ショ糖を溶解させるため添加する水を本発明の範囲外で
ある5wt%としたところ、製品中に溶解する未反応シ
ョ糖は0.13%検出された。適正な水分を加えなけれ
ば、未反応ショ糖を反応させることができず、本法の水
分添加量が有効であることが認められる。
【0047】上記した比較例において得られた微量のシ
ョ糖が溶存しているポリオールは、実際に用いるレジン
として種々助剤と混合した場合、溶存するショ糖が析出
する場合がある。これらは外観を損ねるばかりでなく、
ポリウレタンフォーム製造時、発泡機内でストレーナー
の詰まりなどのトラブルを生じる恐れがある。
【0048】比較例1〜6を表2に示す。また、実施例
1と比較例3におけるろ過性を表3に示す。
【0049】参考例 実施例1で得られたポリエーテルポリオールについて硬
質ポリウレタンフォームを製造し、物性試験を行った。
上記ポリエーテルポリオール100gにシリコーン整泡
剤L−5420(日本ユニカー社品)1.0g、テトラ
メチルヘキサメチレンジアミン2.3g、純水5gを加
え、よく混合してレジン液とした後、ポリメリックMD
I(三井東圧化学(株)製;NCO含有率31.3%)
をレジン液の活性水素と反応する量を標準にして1.0
5倍量加え、激しくかき混ぜて縦25cm×横25cm
×高さ18cmのダンボール製造箱に注入した。
【0050】発泡による立ち上がりの時間(イニシエー
ションタイム)、フォームの表面の粘り気の無くなる時
間(タックフリータイム)を測定した後、室温で24時
間熟成後、得られた硬質ポリウレタンフォームの物性試
験を行った。
【0051】物性試験方法は次のとおりである。 (1)比重;ASTM D−1622 59Tによる。 (2)圧縮強さ;ASTM D−1621 59Tによ
る。 (3)寸法安定性;100×100×100mmのフォ
ームを表2に記載の条件で放置し、放置前の長さに対す
る放置後の長さの変化率を求めた。(ASTMD−75
6による) フォーム物性を表4に示した。表4に比較の為、比較例
3で得られたポリエーテルポリオールおよび以下の比較
例7のポリオールを用いたフォーム物性を併記した。
【0052】比較例7 ペンタエリスリトールにアルキレンオキシドを付加した
水酸基価350mgKOH/gのポリエーテルポリオー
ル。
【0053】表4から実施例1のポリエーテルポリオー
ルの発泡特性は比較例3のポリエーテルポリオールと同
等の物性を示すが、比較例3ではレジンに濁りが見られ
るものであり、機械成形時には、発泡機のトラブルを引
き起こす恐れもある。また、従来の公知のポリエーテル
ポリオールである比較例7と比較し、優れたフォーム物
性を示す。このことからも本発明の有効性が認められる
ものである。
【0054】
【表1】
【0055】
【表2】
【0056】
【表3】
【0057】
【表4】
【0058】
【発明の効果】本発明の製造方法によれば、製造時のろ
過性が極めて良好な水酸基価400mgKOH/g以下
のポリエーテルポリオールを得ることができる。その得
られたポリエーテルポリオールは未反応開始剤が残存、
析出することがなく、レジン混合時の濁りもなく、か
つ、高い平均官能基数を有し、色相、臭気等良好で、ポ
リウレタンフォーム製造原料として優れた品質を兼ね備
えている。
【0059】さらに、本発明の製造方法により得られる
ポリエーテルポリオールは、未反応開始剤であるショ糖
が残存することがないので、ポリエーテルポリオール製
造工程において、配管の閉塞や中和精製時の濾過不良を
引き起こすことがない。また該ポリオールを使用して機
械成形においてポリウレタンフォームを製造する際、当
該ポリオールの使用により発泡装置内での析出物による
反応ラインの閉塞等を引き起こす恐れもない。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 浩 神奈川県横浜市栄区笠間町1190番地 三井 東圧化学株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】糖類にアルキレンオキシドを付加し、ポリ
    エーテルポリオールを製造する方法であって、該ポリエ
    ーテルポリオールが(A)アミン触媒の存在下、水酸基
    価が410〜600mgKOH/gになるように糖類に
    アルキレンオキシドを付加し、(B)得られた反応液1
    00重量部に対して7〜30重量部の水を加え、未反応
    糖類を反応液に溶解させた後、加えた水を除去し、
    (C)(B)で得た反応液に、再びアルキレンオキシド
    の付加を行い、(D)(C)で得た反応液に、触媒を添
    加し、さらにアルキレンオキシドの付加を行うことによ
    り得られ、その水酸基価が400mgKOH/g以下で
    あることを特徴とするポリエーテルポリオールの製造方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の(A)におけるアミン触媒
    が、下記一般式(1)[化1]で表されるアミン化合物
    であることを特徴とするポリエーテルポリオールの製造
    方法。 【化1】 (式(1)中、R1は炭素数8〜18のアルキル基ある
    いはアルケニル基を示し、R2及びR3は水素原子あるい
    は炭素数1〜8のアルキル基を示す。)
  3. 【請求項3】請求項1記載の(D)における触媒が、ア
    ルカリ金属水酸化物であることを特徴とするポリエーテ
    ルポリオールの製造方法。
  4. 【請求項4】糖類が、ショ糖であることを特徴とする請
    求項1〜3のいずれかに記載のポリエーテルポリオール
    の製造方法。
  5. 【請求項5】糖類にアルキレンオキシドを付加し、ポリ
    エーテルポリオールを製造する方法であって、希釈剤と
    して活性水素化合物を糖類100重量部に対して5〜3
    50重量部使用することを特徴とする請求項1〜4のい
    ずれかに記載のポリエーテルポリオールの製造方法。
  6. 【請求項6】活性水素化合物が、平均分子量300以上
    で平均官能基数が3以上のポリエーテルポリオールであ
    ることを特徴とする請求項5記載のポリエーテルポリオ
    ールの製造方法。
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