JPH1081725A - 向上した加工挙動を持たせた熱可塑加工可能ポリウレタン類の連続製造方法 - Google Patents

向上した加工挙動を持たせた熱可塑加工可能ポリウレタン類の連続製造方法

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JPH1081725A
JPH1081725A JP9180273A JP18027397A JPH1081725A JP H1081725 A JPH1081725 A JP H1081725A JP 9180273 A JP9180273 A JP 9180273A JP 18027397 A JP18027397 A JP 18027397A JP H1081725 A JPH1081725 A JP H1081725A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 熱可塑加工可能ポリウレタン類に向上した加
工挙動を持たせてそれを連続的に製造する方法。 【解決手段】 500から5000の分子量を有するヒ
ドロキシル末端ポリオール類a)と有機ジイソシアネー
トb)を、高せん断エネルギーの混合装置内で、NC
O:OH比が2.0:1から5.0:1になるような比
率で連続的に混合し、>120℃の温度の反応槽内で、
成分a)を基準にして>90%の変換率が達成されるま
で連続的に反応させてイソシアネート末端プレポリマー
を生じさせ、<190℃の温度に冷却し、次いで60か
ら500の分子量を有する1種以上のジオールおよび任
意にトリオールおよび/またはジアミン鎖伸長剤c)と
一緒に、連続的および強力に最大で5秒間混合し、そし
て異なる反応槽内で、連続的に反応させて熱可塑性ポリ
ウレタンを生じさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、熱可塑加工可能(thermo
plastically processable)ポ
リウレタン類を連続的に製造する多段階方法に関し、こ
こでは、このポリウレタン類に、その軟質セグメント
(flexible segments)を前以て長く
しておくことで向上させた加工挙動を持たせる。
【0002】熱可塑性ポリウレタンエラストマー類は長
年に渡って知られていた。これらは、経済的に熱可塑加
工可能であると言ったよく知られた利点に加えて高い品
質の機械的特性を有することから、産業的に重要であ
る。いろいろな化学構造成分を用いることを通して幅広
く多様な範囲の機械的特性を得ることができる。例えば
Kunststoffe 68(1978)、819か
ら825頁、またはKautschuk、Gummi、
Kunststoffe 35(1982)、568か
ら584頁などにTPU類、それらの特性および用途の
調査が見られる。
【0003】TPU類は、線状ポリオール類、主にポリ
エステルポリオール類またはポリエーテルポリオール類
と有機ジイソシアネート類と短鎖ジオール類(鎖伸長剤
(chain extenders))から合成され
る。また、触媒を添加して生成反応を助長することも可
能である。その特性を調整する目的で構造成分を比較的
幅広いモル比内で変化させることができる。ポリオール
類と鎖伸長剤のモル比を1:1から1:12にすると成
功裏に70ショアAから75ショアDの範囲の生成物が
もたらされることが確認された。
【0004】TPU類は連続的またはバッチ式に製造可
能である。最もよく知られている産業的製造方法はベル
ト方法(英国特許第1 057 018号)および押出
し加工機方法(ドイツ特許第1 964 834号およ
び2 059 570号)である。
【0005】加工挙動の改良で最も興味の持たれる要素
は、射出成形品の場合、離型(release fro
m the mould)が迅速なことであり、そして
押出し加工品の場合、TPUが即座に溶融することと、
溶融押出し加工機およびプロファイル押出し加工機内で
の安定性が高いことである。この離型挙動および安定性
に関して、TPU類の形態、即ち固有の再結晶挙動が最
も重要である。
【0006】通常の方法で製造された製品の場合、加工
挙動が向上した適当な形態が得られるのは、硬質セグメ
ント(鎖伸長剤+ジイソシアネート)の割合を高くした
時のみである。このようにすると、軟質セグメント(ポ
リオール+ジイソシアネート)の可動性が非常に制限さ
れることから、寒冷時の柔軟性と流動挙動が悪化する。
更に、その製品の硬度も同時に高くなる。
【0007】この形態を変えようとしてポリオールの分
子量を高くすると、相分離を起こす度合がより高くな
り、かつ同時に硬質セグメントの割合が小さくなること
から、機械的値が向上したとしても硬度が著しく低下す
る(Seefried他、J.Appl.Pol.Sc
i.19、2493、1975)。この理由で、向上し
た再結晶挙動は報告されていない。
【0008】また、確立された製法において、構造成分
を仕込む順を変えると形態が次第に影響を受ける。過去
には、軟質セグメントで出来ているプレポリマーを経由
させたルートが主に採用されていた。最も一般的な変法
では、ポリオールを全体量のジイソシアネートと反応さ
せている。第二段階で低分子量のジオールを用いて鎖伸
長を起こさせている。この主な理由は、より良好な熱消
散が達成されるようにポリオールの反応性と鎖伸長剤の
反応性を均衡させることにある。まず最初に、反応性が
低いポリオールとPUの反応を実施した後、より高い活
性を示す短鎖ジオールと反応させている。そのプレポリ
マー段階では、ジイソシアネートが高いモル過剰量で用
いられていることから、達成されるポリオール類の伸長
度合は僅かのみである。形態学的に相分離が起こる度合
がより高くなり、その結果として、機械的特性が高くな
ってしまう(Wilkes他、J.Appl.Pol.
Sci.29、2695、1984)。この理由で、向
上した再結晶度は報告されていない。
【0009】Meisert他(ドイツ特許第2 24
8 382号)は別の軟質セグメントプレポリマー方法
を記述している。ジイソシアネートを過剰量のポリオー
ルと反応させている結果として、OH末端を有するプレ
ポリマーが生じ、これを次の段階で鎖伸長剤および第一
段階で用いたのとは異なるジイソシアネートと反応させ
ている。このような手段を用いて、その発明者は、幅広
くした溶融範囲を達成し、その結果として、通常の1段
階反応の場合のフィルムよりも均質なフィルムを得てい
る。その実施例いずれにも再結晶度の向上は観察されな
かった。
【0010】ヨーロッパ特許第0 571 830号に
は、どのようにすれば標準的な方法に比較して向上した
再結晶温度を有するTPUが簡単なバッチ方法で得られ
るかが記述されており、そこでは、1モルのポリオール
と1.1から5.0モルのジイソシアネートを反応させ
た後、ジイソシアネートの残りに続いて鎖伸長剤を添加
している。しかしながら、その結果として生じた生成物
は、そのような製造方法が理由で、ピンホールを有する
フィルムがもたらされ、従って押出し加工で用いるには
不適切である。
【0011】また、加工、特に実施例で与えられている
ジイソシアネート/ポリオールの比が1.5から2.0
の時の加工において、溶融温度が高いことも欠点であ
る。
【0012】従って、硬度の範囲および寒冷時の挙動を
充分に一定に保ちながら良好な溶融挙動を持たせると同
時に再結晶度を向上させることによってTPUの加工性
を改良する課題は今までのところまだ完全には解決され
ていなかった。
【0013】軟質セグメントを前以て長くしておく新規
な方法を正確に実施するとこの上に記述した要求を満足
させることができることをここに見い出した。
【0014】従って、本発明は、熱可塑加工可能ポリウ
レタン類に向上した加工挙動を持たせてそれを連続的に
製造する方法を提供し、この方法は、多段階反応で、 A)500から5000の分子量を有する1種以上の線
状ヒドロキシル末端(hydroxyl−termin
ated)ポリオール類a)と有機ジイソシアネート
b)を、高せん断エネルギー(high shear
energy)の混合装置内で、NCO:OH比が2.
0:1から5.0:1になるような比率で連続的に混合
し、 B)段階A)で生じさせた混合物を、>120℃の温度
の反応槽内で、成分a)を基準にして>90%の変換率
が達成されるまで連続的に反応させてイソシアネート末
端プレポリマーを生じさせ、 C)段階B)で生じさせたプレポリマーを、段階A)か
らC)の全体で2.05:1から6:1のNCO:OH
比が樹立されそして段階A)からF)の成分全部を含め
た時に0.9から1.1のNCO:OH比が樹立される
ように、成分b)の残りと混合し、 D)段階C)で生じさせた混合物を<190℃の温度に
冷却し、 E)段階D)で生じさせた混合物を、60から500の
分子量を有する1種以上のジオールおよび任意にトリオ
ールおよび/またはジアミン鎖伸長剤c)と一緒に、連
続的および強力に最大で5秒間混合し、そして F)段階E)で生じさせた混合物を、段階B)で用いた
のとは異なる反応槽内で、連続的に反応させて熱可塑性
ポリウレタンを生じさせる、 ことを特徴とする。
【0015】成分b)として用いるに適切な有機ジイソ
シアネート類は、例えば脂肪族、環状脂肪族、芳香脂肪
族、複素環式および芳香族のジイソシアネート類、例え
ばJustus Liebigs Annalen d
er Chemie、562、75から136頁などに
記述されている如きジイソシアネート類である。
【0016】特に、下記の例を挙げることができる:脂
肪族ジイソシアネート類、例えばヘキサメチレンジイソ
シアネートなど、環状脂肪族ジイソシアネート類、例え
ばイソホロンジイソシアネート、1,4−シクロヘキサ
ンジイソシアネート、1−メチル−2,4−および−
2,6−シクロヘキサンジイソシアネートに加えて相当
する異性体混合物、4,4’−、2,4’−および2,
2’−ジシクロヘキシルメタンジイソシアネートに加え
て相当する異性体混合物、並びに芳香族ジイソシアネー
ト類、例えば2,4−トリレンジイソシアネート、2,
4−および2,6−トリレンジイソシアネート混合物、
4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート、2,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネートおよび2,
2’−ジイソシアネートメタンジイソシアネート、2,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネートと4,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネートの混合物、液状のウ
レタン修飾4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
ト類および/または2,4’−ジフェニルメタンジイソ
シアネート類、4,4’−ジイソシアナトジフェニル−
1,2−エタンおよび1,5−ナフチレンジイソシアネ
ートなど。1,6−ヘキサメチレンジイソシアネート、
イソホロンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメタン
ジイソシアネート、4,4’−ジフェニルメタンジイソ
シアネートの含有量が96重量%以上のジフェニルメタ
ンジイソシアネート異性体混合物を用いるのが好適であ
り、特に4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート
および1,5−ナフチレンジイソシアネートを用いるの
が好適である。この上で述べたジイソシアネート類は個
別にか或は互いの混合物の形態で使用可能である。これ
らはまた15%以下の量(全ジイソシアネートを基準に
して計算)のポリイソシアネートと一緒に使用可能であ
るが、ポリイソシアネートの量は、多くとも、結果とし
て生じる生成物が熱可塑加工可能である程度のみであ
る。その例は、トリフェニルメタン−4,4’,4”−
トリイソシアネートおよびポリフェニルポリメチレンポ
リイソシアネート類である。
【0017】成分a)として、500から5000の分
子量を有する線状のヒドロキシル末端ポリオール類を用
いる。これらは、これらの製造方法が原因でしばしば線
状でない化合物を少量含有する。この理由で、これらは
しばしば「実質的に線状であるポリオール類」とも呼ば
れる。ポリエステルジオール類、ポリエーテルジオール
類、ポリカーボネートジオール類またはそれらの混合物
が好適である。
【0018】適切なポリエーテルジオール類は、結合し
ている活性水素原子を2つ有する出発分子とアルキレン
基中の炭素原子数が2から4の1種以上のアルキレンオ
キサイドを反応させることで製造可能である。挙げるこ
とができるアルキレンオキサイド類は、例えばエチレン
オキサイド、1,2−プロピレンオキサイド、エピクロ
ルヒドリンおよび1,2−ブチレンオキサイドおよび
2,3−ブチレンオキサイドなどである。好適には、エ
チレンオキサイド、プロピレンオキサイド、および1,
2−プロピレンオキサイドとエチレンオキサイドの混合
物を用いる。このアルキレンオキサイド類は個別に使用
可能であるか、互いを交互に使用可能であるか、或は混
合物として使用可能である。適切な出発分子の例は、
水、アミノアルコール類、例えばN−アルキルジエタノ
ールアミン類、例えばN−メチルジエタノールアミンな
ど、およびジオール類、例えばエチレングリコール、
1,3−プロピレングリコール、1,4−ブタンジオー
ルおよび1,6−ヘキサンジオールなどである。任意に
また出発分子の混合物も使用可能である。他の適切なポ
リエーテルオール類は、テトラヒドロフランの重合で生
じるヒドロキシル含有生成物である。また、3官能のポ
リエーテル類も2官能ポリエーテル類を基準にして0か
ら30重量%の量で使用してもよいが、この量は、多く
とも、結果として生じる生成物が熱可塑加工可能である
ような量である。この実質的に線状であるポリエーテル
ジオール類の分子量を好適には500から5000にす
る。これらは個別に使用可能でありそしてまた互いの混
合物の形態でも使用可能である。
【0019】適切なポリエステルジオール類は、例え
ば、炭素原子数が2から12、好適には炭素原子数が4
から6のジカルボン酸と多価アルコール類から製造可能
である。適切なジカルボン酸は、例えば脂肪族ジカルボ
ン酸、例えばこはく酸、グルタル酸、アジピン酸、スベ
リン酸、アゼライン酸およびセバシン酸など、および芳
香族ジカルボン酸、例えばフタル酸、イソフタル酸およ
びテレフタル酸などである。このジカルボン酸は個別に
か或は混合物として使用可能であり、例えばこはく酸と
グルタル酸とアジピン酸の混合物の形態で使用可能であ
る。このポリエステルジオール類の製造では、任意に、
上記ジカルボン酸の代わりに相当するジカルボン酸誘導
体、例えばアルコール基中の炭素原子数が1から4のカ
ルボン酸ジエステル、無水カルボン酸またはカルボン酸
クロライドなどを用いる方が有利であり得る。多価アル
コール類の例は、炭素原子数が2から10、好適には2
から6のグリコール類、例えばエチレングリコール、ジ
エチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5
−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,
10−デカンジオール、2,2−ジメチル−1,3−プ
ロパンジオール、1,3−プロパンジオールおよびジプ
ロピレングリコールなどである。必要とされる特性に応
じて、この多価アルコール類は単独で使用可能であるか
或は任意に互いを混合してもよい。また、上述したジオ
ール類、特に炭素原子数が4から6のジオール類、例え
ば1,4−ブタンジオールおよび/または1,6−ヘキ
サンジオールなどと炭酸のエステル、ω−ヒドロキシカ
ルボン酸、例えばω−ヒドロキシカプロン酸の縮合生成
物、好適にはラクトン類、例えば任意に置換されていて
もよいω−カプロラクトン類の重合生成物なども適切で
ある。好適に用いるポリエステルジオール類は、エタン
ジオールのポリアジペート類、1,4−ブタンジオール
のポリアジペート類、エタンジオール−1,4−ブタン
ジオールのポリアジペート類、1,6−ヘキサンジオー
ル−ネオペンチルグリコールのポリアジペート類、1,
6−ヘキサンジオール−1,4−ブタンジオールのポリ
アジペート類およびポリカプロラクトン類である。この
ポリエステルジオール類に500から5000の分子量
を持たせ、そしてこれらは個別にか或は互いの混合物の
形態で使用可能である。
【0020】鎖伸長剤c)として、分子量が60から5
00のジオール類またはジアミン類、好適には炭素原子
数が2から14の脂肪族ジオール類、例えばエタンジオ
ール、1,6−ヘキサンジオール、ジエチレングリコー
ル、ジプロピレングリコールなどを用い、特に1,4−
ブタンジオールを用いる。しかしながら、また、炭素原
子数が2から4のグリコール類とテレフタル酸のジエス
テル、例えばビスエチレングリコールテレフタレートま
たはビス−1,4−ブタンジオールテレフタレートな
ど、ヒドロキノンのヒドロキシアルキレンエーテル類、
例えば1,4−ジ(β−ヒドロキシエチル)ヒドロキノ
ンなど、エトキシル化ビスフェノール類、例えば1,4
−ジ(β−ヒドロキシエチル)ビスフェノールAなど、
(環状)脂肪族ジアミン類、例えばイソホロンジアミ
ン、エチレンジアミン、1,2−プロピレンジアミン、
1,3−プロピレンジアミン、N−メチルプロピレン−
1,3−ジアミン、N,N’−ジメチルエチレンジアミ
ンなど、および芳香族ジアミン類、例えば2,4−トリ
レンジアミンおよび2,6−トリレンジアミン、3,5
−ジエチル−2,4−トリレンジアミンおよび/または
3,5−ジエチル−2,6−トリレンジアミン、そして
アルキルで主に一置換、二置換、三置換および/または
四置換されている4,4’−ジアミノジフェニルメタン
類なども適切である。また、上述した鎖伸長剤の混合物
も使用可能である。その上、また、トリオール類をより
少ない量で添加することも可能である。
【0021】更にまた通常の一官能化合物を例えば連鎖
停止剤または離型剤などとして少量添加することも可能
である。挙げることができる例は、アルコール類、例え
ばオクタノールおよびステアリルアルコールなど、また
はアミン類、例えばブチルアミンおよびステアリルアミ
ンなどである。
【0022】TPU類の製造では、任意に触媒および補
助物質および/または添加剤の存在下、NCO基とイソ
シアネートに反応し得る基の合計、特に低分子量のジオ
ール類/トリオール類およびポリオール類が有するOH
基の当量比が0.9:1.0から1.1:1.0、好適
には0.95:1.0から1.10:1.0になるよう
な量で構造成分を反応させることができる。
【0023】本発明に従う適切な触媒は、従来技術で知
られる通常の第三級アミン類、例えばトリエチルアミ
ン、ジメチルシクロヘキシルアミン、N−メチルモルホ
リン、N,N’−ジメチルピペラジン、2−(ジメチル
アミノエトキシ)エタノール、ジアザビシクロ[2.
2.2]オクタンなどばかりでなく、特に有機金属化合
物、例えばチタン酸エステル、鉄化合物、錫化合物、例
えば錫ジアセテート、錫ジオクトエート、錫ジラウレー
ト、または脂肪族カルボン酸のジアルキル錫塩、例えば
ジブチル錫ジアセテート、ジブチル錫ジラウレートなど
である。好適な触媒は有機金属化合物、特にチタン酸エ
ステル、鉄化合物および錫化合物である。
【0024】上記TPU成分および触媒に加えて、ま
た、補助物質および/または添加剤を導入することも可
能である。挙げることができる例には、滑剤、例えば脂
肪エステル、それの金属石鹸、脂肪酸アミド、脂肪エス
テルアミドおよびシリコン化合物など、抗ブロッキング
剤(antiblocking agents)、禁止
剤、加水分解、光、熱および変色に対する安定剤、難燃
剤、染料、顔料、無機および/または有機充填材、およ
び補強材などが含まれる。使用する補強材は、特に繊維
状の補強材、例えば無機繊維などであり、これらの製造
は従来技術と同様であり、これらはまたサイズ(siz
e)で処理されていてもよい。上述した補助物質および
添加剤に関する更に詳細な情報を専門家用文献、例えば
J.H.SaundersおよびK.C.Frisch
の表題が「High Polymers」の専攻論文、
XVI巻、Polyurethanes、パート1およ
び2、Interscience Publisher
s(それぞれ1962年および1964年)、R.Ga
echterおよびH.Mueller著「Tasch
enbuch fuer Kunststoff−Ad
ditive」(Hanser Verlag、Mun
ich、1990)またはドイツ特許出願公開第29
01 774号などに見ることができる。
【0025】TPUに添加可能な他の添加剤は熱可塑
材、例えばポリカーボネート類およびアクリロニトリル
−ブタジエン−スチレンのターポリマー類、特にABS
などである。他のエラストマー類、例えばゴム、エチレ
ン−酢酸ビニルのコポリマー類、スチレン−ブタジエン
のコポリマー類ばかりでなく、他のTPU類も同様に使
用可能である。また、市販可塑剤、例えばホスフェート
類、フタレート類、アジペート類、セバケート類および
アルキルスルホン酸エステル類なども添加に適切であ
る。
【0026】本発明に従う連続製造方法を下記の如く実
施する。
【0027】段階A)でプレポリマーを生じさせる時、
本発明に従い、ジイソシアネートの一部b)とポリオー
ルa)が有するNCO/OHの比が2.0:1から5.
0:1、好適には2.05:1から3.0:1になるよ
うに、反応成分の量を選択する。これらの成分を高せん
断エネルギーの装置に入れて連続混合する。例えば、ミ
キサーヘッド、好適には高速歯付きミキサーまたはノズ
ルなどが使用可能である。
【0028】段階B)では、反応槽、例えば管状反応槽
内でプレポリマー反応を連続的に実施する。スタティッ
クミキサー(static mixer)が備わってい
る管または長さ対直径の比が4:1以上の撹拌管(イン
ラインミキサー)が好適である。
【0029】特に好適な態様では、ノズル/スタティッ
クミキサーが備わっている管から成る装置またはインラ
インミキサーで段階A)およびB)を実施する。
【0030】本発明に従い、段階B)のプレポリマー反
応を、これが実質的に完了する所まで行うべきである、
即ちポリオールを基準にした変換率が90モル%以上に
なるまで反応させるべきである。この反応温度は120
℃以上、好適には140℃から220℃である。
【0031】段階C)では、ジイソシアネートb)の第
二部分を急速混合で連続的に添加する。この目的で、好
適には、管の中にスタティックミキサーが1個以上入っ
ているものを用いる。しかしながら、また、ノズル、ミ
キサーヘッド、または押出し加工機の混合要素も使用可
能である。
【0032】C)で生じさせた混合物を、段階D)にお
いて、190℃未満の温度、好適には170℃未満の温
度にまで冷却する。この目的で、再び、管(必要ならば
冷却)を用いるのが適切であるか、或はコンベヤ要素が
備わっている押出し加工機の冷却部分を用いるのも適切
である。この冷却を、好適には、外部冷却二軸押出し加
工機で実施する。
【0033】段階E)では、この上で冷却したプレポリ
マー混合物に鎖伸長剤c)を5秒以内に添加する。この
段階でも、また、高せん断エネルギーで運転する混合装
置を用いるのが好適である。挙げることができる例は、
ミキサーヘッド、ノズル、または混合容積が小さい高速
スクリュー押出し加工機である。好適には、押出し加工
機の混合要素を用いて強力混合を実施する。
【0034】段階F)では、段階B)で用いたのとは異
なる反応槽内で、反応混合物を連続的に反応させて熱可
塑性ポリウレタンを生じさせる。高粘用反応槽がこの目
的で用いるに特に適切である。挙げることができる例
は、連続運転ニーダーおよび押出し加工機、例えばBu
ssニーダー、単軸押出し加工機および二軸押出し加工
機などである。二軸押出し加工機が好適である。反応温
度は140℃から240℃である。
【0035】本発明に従って生じさせたTPUは、射出
成形品、フィルム、被膜材料または繊維に加工可能であ
る。これは、射出成形用途の場合、溶融温度が低いこと
に加えて離型作業が大きく向上することを特徴とし、こ
れによって、射出成形を実施する作業者はサイクル時間
を短縮することができる。押出し加工品の場合、本発明
に従って生じさせたTPUを用いると、優れた溶融挙動
が得られることに加えて、管状フィルムの安定性が向上
し、かつ均質性がより高いフィルムが得られる。
【0036】以下の実施例では、この上に記述した発明
に従う形態学的改善の尺度として、DSC(示差走査熱
量計)測定の結果を示す。これに関連して、結晶温度T
cと再結晶度は相互に関係する(C.S. Schol
lenberger,Abstr. Pap. Am.
Chem. Soc. 1979, 83;J.Fo
ks他Eur. Pol. J. 25,31)。
【0037】Perkin Elmer社のDSC−7
を用いてDSC測定を実施する。TPU生成物を窒素雰
囲気下20℃/分の速度で−70℃から260℃にまで
加熱した後、40℃/分の速度で−70℃にまで冷却す
る。冷却段階における発熱ピークが再結晶を表す。
【0038】
【実施例】実施例1から9 表中、本発明をいくつかの実施例で説明する。用いた製
造方法を以下に記述する。
【0039】TPUの製造方法 − 方法1 (本発明に従わないプレポリマー方法)錫ジオクトエー
トを触媒として150ppm(ポリオールを基準)溶解
させておいたポリオールを140℃に加熱した後、これ
を計量してZSK 83(Werner/Pfleid
erer社)の第1ハウジングに連続的に送り込んだ。
同じハウジングに4,4’−ジフェニルメタンジイソシ
アネート(60℃)を全量導入した。1,4−ブタンジ
オールを第7ハウジングに連続的に送り込んだ。上記Z
SK機の第13ハウジングを加熱して140℃から24
0℃に上昇させた。スクリューの回転速度を30回転/
分にした。上記ZSK機内の反応成分の滞留時間が約1
分になるように計量速度を調整した。
【0040】スクリューの終点で熱溶融物がストランド
として排出され、これを水浴で冷却した後、粒状にし
た。
【0041】TPUの製造方法 − 方法2 (軟質セグメントを前以て長くしておく)錫ジオクトエ
ートを触媒として150ppm(ポリオールを基準)溶
解させておいたポリオールを150℃に加熱した後、こ
れを計量して1500回転/分で作動しているインライ
ンミキサーに連続的に送り込んだ。それと同時に、この
インラインミキサーに、4,4’−ジフェニルメタンジ
イソシアネート(60℃)の第一部分をポンプ輸送し
た。このインラインミキサーの長さ対直径の比率は8:
1であった。このインラインミキサー内で生じたプレポ
リマーは、約1分以内に、ポリエステルを基準にして9
9モル%の度合にまで反応した。
【0042】スタティックミキサー(Zulzer社)
を用いて、4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネー
トの第二部分を上記プレポリマーに5秒以内に添加し
た。
【0043】この反応混合物を計量して上記ZSK 8
3機の第1ハウジングに送り込むと、これが次に続くハ
ウジングの中を通る間に、約140℃にまで冷却され
た。
【0044】1,4−ブタンジオールを計量して第5ハ
ウジングに入れると、この1,4−ブタンジオールは、
第6ハウジングの下に位置する簡単な強力撹拌混合要素
で上記プレポリマーに添加された。
【0045】この反応成分はスクリューの最終部分の所
で反応して、TPUが生じた。反応温度を150℃から
220℃にした。スクリューの回転速度を300回転/
分にした。
【0046】スクリューの終点で熱溶融物がストランド
として排出され、これを水浴で冷却した後、粒状にし
た。
【0047】TPUの製造方法 − 方法3 (軟質セグメントを前以て長くしておく)この方法の実
施は方法2と同様であった。プレポリマー成分の混合と
生成をインラインミキサーで実施しないで、ノズル/ス
タティックミキサー(Sulzer社)を取り付けた管
から成る装置組み合わせで実施し、その他は同じ条件下
で実施した。
【0048】ブローンフィルムの製造 Brabender社製の単軸押出し加工機である30
/25D Plasticorder PL 2000
−6機で粒状TPUを溶融(計量速度3kg/時;18
5−205℃)させてブローンフィルム用ヘッドに通し
て押出すことにより、管状フィルムを生じさせた。
【0049】射出成形品の製造 Mannesmann社製の射出成形機であるD 60
(32スクリュー)機で粒状TPUを溶融(組成物の温
度、約225℃)させてロッドに成形した(成形温度4
0℃;ロッドサイズ:80x10x4mm)。
【0050】
【表1】
【0051】NCO/OH比を2.0以上にして軟質セ
グメントを前以て長くしておく本発明に従う実施例は、
標準的なプレポリマー方法に比較して、再結晶温度の顕
著な上昇を示した。これによって、射出成形品の硬化が
より迅速に起こりかつフィルムの安定性が向上する。本
発明に従う製造方法を用いると、フィルムの均質性がよ
り良好になる。
【0052】NCO/OH比を2.0未満にして軟質セ
グメントを前以て長くしておいた場合には溶融温度が高
くなり、その結果として、押出し加工機に圧力変動が起
こることでフィルムの均質性と安定性の両方が再び悪化
する。
【0053】本発明の特徴および態様は以下のとおりで
ある。
【0054】1. 熱可塑加工可能ポリウレタン類に向
上した加工挙動を持たせてそれを連続的に製造する方法
であって、多段階反応で、 A)500から5000の分子量を有する1種以上の線
状ヒドロキシル末端ポリオール類a)と有機ジイソシア
ネートb)を、高せん断エネルギーの混合装置内で、N
CO:OH比が2.0:1から5.0:1になるような
比率で連続的に混合し、 B)段階A)で生じさせた混合物を、>120℃の温度
の反応槽内で、成分a)を基準にして>90%の変換率
が達成されるまで連続的に反応させてイソシアネート末
端プレポリマーを生じさせ、 C)段階B)で生じさせたプレポリマーを、段階A)か
らC)の全体で2.05:1から6:1のNCO:OH
比が樹立されそして段階A)からF)の成分全部を含め
た時に0.9から1.1のNCO:OH比が樹立される
ように、成分b)の残りと混合し、 D)段階C)で生じさせた混合物を<190℃の温度に
冷却し、 E)段階D)で生じさせた混合物を、60から500の
分子量を有する1種以上のジオールおよび任意にトリオ
ールおよび/またはジアミン鎖伸長剤c)と一緒に、連
続的および強力に最大で5秒間混合し、そして F)段階E)で生じさせた混合物を、段階B)で用いた
のとは異なる反応槽内で、連続的に反応させて熱可塑性
ポリウレタンを生じさせる、 方法。
【0055】2. 該ポリオールa)がポリエステル、
ポリエーテル、ポリカーボネートまたはこれらの混合物
である第1項の方法。
【0056】3. 該ジオール鎖伸長剤がエチレングリ
コール、ブタンジオール、ヘキサンジオール、1,4−
ジ(β−ヒドロキシエチル)ヒドロキノン、1,4−ジ
(β−ヒドロキシエチル)ビスフェノールAである第1
項の方法。
【0057】4. 該ジイソシアネートが、4,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネート含有量が96重量%
以上のジフェニルメタンジイソシアネート異性体混合
物、特に4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート
である第1項の方法。
【0058】5. 段階A)およびB)をスタティック
ミキサーに連結しているノズル内でか或は長さと直径の
比率が4:1以上の撹拌管内で実施する第1項の方法。
【0059】6. 段階C)を1基以上のスタティック
ミキサー内で実施する第1項の方法。
【0060】7. 段階D)、E)およびF)を2軸押
出し加工機内で実施し、好適には強力混合スクリュー要
素を段階E)で用いる第1項の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヘルベルト・ハイデイングスフエルト ドイツ50226フレヘン・フオン−ハゼビン ケル−ベーク8 (72)発明者 ボルフガング・レーリヒ ドイツ51467ベルギツシユグラートバツ ハ・イアレンフエルダーベーク19 (72)発明者 ハンス−ゲオルク・ホツペ ドイツ42799ライヒリンゲン・クルラント ベーク31 (72)発明者 ユルゲン・ビンクラー ドイツ40764ランゲンフエルト・フオン− ヒユネフエルト−シユトラーセ31

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑加工可能ポリウレタン類に向上し
    た加工挙動を持たせてそれを連続的に製造する方法であ
    って、多段階反応で、 A)500から5000の分子量を有する1種以上の線
    状ヒドロキシル末端ポリオール類a)と有機ジイソシア
    ネートb)を、高せん断エネルギーの混合装置内で、N
    CO:OH比が2.0:1から5.0:1になるような
    比率で連続的に混合し、 B)段階A)で生じさせた混合物を、>120℃の温度
    の反応槽内で、成分a)を基準にして>90%の変換率
    が達成されるまで連続的に反応させてイソシアネート末
    端プレポリマーを生じさせ、 C)段階B)で生じさせたプレポリマーを、段階A)か
    らC)の全体で2.05:1から6:1のNCO:OH
    比が樹立されそして段階A)からF)の成分全部を含め
    た時に0.9から1.1のNCO:OH比が樹立される
    ように、成分b)の残りと混合し、 D)段階C)で生じさせた混合物を<190℃の温度に
    冷却し、 E)段階D)で生じさせた混合物を、60から500の
    分子量を有する1種以上のジオールおよび任意にトリオ
    ールおよび/またはジアミン鎖伸長剤c)と一緒に、連
    続的および強力に最大で5秒間混合し、そして F)段階E)で生じさせた混合物を、段階B)で用いた
    のとは異なる反応槽内で、連続的に反応させて熱可塑性
    ポリウレタンを生じさせる、方法。
  2. 【請求項2】 段階A)およびB)をスタティックミキ
    サーに連結しているノズル内でか或は長さと直径の比率
    が4:1以上の撹拌管内で実施する請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 段階C)を1基以上のスタティックミキ
    サー内で実施する請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 段階D)、E)およびF)を2軸押出し
    加工機内で実施し、好適には強力混合スクリュー要素を
    段階E)で用いる請求項1の方法。
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