JPH1081693A - 2−ケトアルドン酸の脱炭酸法 - Google Patents
2−ケトアルドン酸の脱炭酸法Info
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- JPH1081693A JPH1081693A JP9145597A JP14559797A JPH1081693A JP H1081693 A JPH1081693 A JP H1081693A JP 9145597 A JP9145597 A JP 9145597A JP 14559797 A JP14559797 A JP 14559797A JP H1081693 A JPH1081693 A JP H1081693A
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- ketoaldonic
- decarboxylation
- ketoaldonic acid
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07H—SUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
- C07H7/00—Compounds containing non-saccharide radicals linked to saccharide radicals by a carbon-to-carbon bond
- C07H7/02—Acyclic radicals
- C07H7/027—Keto-aldonic acids
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- Biochemistry (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 2-ケトアルドン酸の安全で高収率の、容易
な脱炭酸法を提供する。 【解決手段】 2-ケトアルドン酸とニッケル塩との水
溶液をビニルピリジン基を担持する樹脂と接触させる。
な脱炭酸法を提供する。 【解決手段】 2-ケトアルドン酸とニッケル塩との水
溶液をビニルピリジン基を担持する樹脂と接触させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は2-ケトアルドン酸
の特定の脱炭酸方法に関する。特に、本発明は、ニッケ
ルイオンを触媒とし、水相中で起こる2-ケトアルドン
酸の脱炭酸法に関する。
の特定の脱炭酸方法に関する。特に、本発明は、ニッケ
ルイオンを触媒とし、水相中で起こる2-ケトアルドン
酸の脱炭酸法に関する。
【0002】本発明の方法によれば、得ようとするアル
ドン酸よりも1段低級の対応する官能基であるケトース
が、この上ない収率で得られる。
ドン酸よりも1段低級の対応する官能基であるケトース
が、この上ない収率で得られる。
【0003】したがって、本発明の方法により、例え
ば: ・2-ケト-D-グルコン酸から出発してD-リブロース、 ・2-ケト-D-ガラクトン酸から出発してD-キシルロー
ス、 ・2-ケト-D-アラボン酸から出発してD-エリトルロー
ス、 が得られる。
ば: ・2-ケト-D-グルコン酸から出発してD-リブロース、 ・2-ケト-D-ガラクトン酸から出発してD-キシルロー
ス、 ・2-ケト-D-アラボン酸から出発してD-エリトルロー
ス、 が得られる。
【0004】これらのケトンは、天然には稀なものであ
り、それ自体、非常に興味深いものであるが、何より
も、大量に低コストで生産できるならば合成中間体とし
て非常に重要である。実際に、これらケトースの水素化
及び/または異性化の単純な相補的段階によって、キシ
リトール、D-アラビトール、D-リビトール、D-スレ
イトールもしくはエリトリトールが容易に得られ、これ
らは全てが多様な適用、特にカリオジェニック(cariog
enic)で低カロリーの蔗糖代替物に使用することのでき
るポリオールである。
り、それ自体、非常に興味深いものであるが、何より
も、大量に低コストで生産できるならば合成中間体とし
て非常に重要である。実際に、これらケトースの水素化
及び/または異性化の単純な相補的段階によって、キシ
リトール、D-アラビトール、D-リビトール、D-スレ
イトールもしくはエリトリトールが容易に得られ、これ
らは全てが多様な適用、特にカリオジェニック(cariog
enic)で低カロリーの蔗糖代替物に使用することのでき
るポリオールである。
【0005】
【従来の技術】ある種の2-ケトアルドン酸の脱炭酸法
として、これらの酸より一段低級の対応する官能基であ
るケトースが、申し分の無い収量で生成する方法が存在
する。
として、これらの酸より一段低級の対応する官能基であ
るケトースが、申し分の無い収量で生成する方法が存在
する。
【0006】この方法は、マツイ(MATSUI)ら、Agr. B
iol. Chem.,Vol. 27, No. 3. 180-184頁、1963に記載さ
れ、温熱した無水ピリジンに溶解した所定の2-ケトア
ルドン酸に、Ni++ イオンを脱炭酸触媒として作用さ
せることからなる。
iol. Chem.,Vol. 27, No. 3. 180-184頁、1963に記載さ
れ、温熱した無水ピリジンに溶解した所定の2-ケトア
ルドン酸に、Ni++ イオンを脱炭酸触媒として作用さ
せることからなる。
【0007】この方法で、筆者らは、2-ケト-D-グル
コン酸からD-リブロース及びその異性体の少量のD-ア
ラビノースが生成され、2-ケト-L-グルコン酸からL-
キシルロースとそれに伴うより少量の異性体、L-キシ
ロースが生成されることを示した。
コン酸からD-リブロース及びその異性体の少量のD-ア
ラビノースが生成され、2-ケト-L-グルコン酸からL-
キシルロースとそれに伴うより少量の異性体、L-キシ
ロースが生成されることを示した。
【0008】この方法で生成するリブロース及びキシル
ロースのアルカリ異性化の中間体を経てアラビノース及
びキシロースが出現するのは、おそらくピリジンの弱塩
基性のためである。
ロースのアルカリ異性化の中間体を経てアラビノース及
びキシロースが出現するのは、おそらくピリジンの弱塩
基性のためである。
【0009】効率がよく、豊富で安価な対応するアルド
ースから容易に得られる2-ケトアルドン酸を使用する
こうした方法は、工業的に、特に食品工業においては一
切用いられていなかった。
ースから容易に得られる2-ケトアルドン酸を使用する
こうした方法は、工業的に、特に食品工業においては一
切用いられていなかった。
【0010】実際のところ、この方法は、強い毒性で燃
焼性の溶媒であるピリジンを使用するが、ピリジンはさ
らに、無水の状態でその沸点近辺で使用せねばならない
ことが知られている。
焼性の溶媒であるピリジンを使用するが、ピリジンはさ
らに、無水の状態でその沸点近辺で使用せねばならない
ことが知られている。
【0011】さらに、この方法によるケトースの異性化
生成物の出現は、不都合となる場合がある。
生成物の出現は、不都合となる場合がある。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】したがって、2-ケト
アルドン酸の効果的な脱炭酸法として、事実上使用不能
な従来技術の欠点をもたず、これらの酸より一段低級の
対応する官能基であるケトースを申し分の無い収量で、
高純度で生成することのできる方法が望まれている。
アルドン酸の効果的な脱炭酸法として、事実上使用不能
な従来技術の欠点をもたず、これらの酸より一段低級の
対応する官能基であるケトースを申し分の無い収量で、
高純度で生成することのできる方法が望まれている。
【0013】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】出
願人は、2-ケトアルドン酸とニッケル塩との水溶液を
ビニルピリジン基を担持する樹脂と接触させると、これ
らの酸より一段低級の対応する官能基であるケトース
が、申し分の無い収量と高純度で得られることを見出し
た。
願人は、2-ケトアルドン酸とニッケル塩との水溶液を
ビニルピリジン基を担持する樹脂と接触させると、これ
らの酸より一段低級の対応する官能基であるケトース
が、申し分の無い収量と高純度で得られることを見出し
た。
【0014】したがって、本発明のニッケルイオンによ
る2-ケトアルドン酸の接触脱炭酸法は、2-ケトアルド
ン酸の水溶液をビニルピリジン基を担持する樹脂と接触
させることを特徴とする。
る2-ケトアルドン酸の接触脱炭酸法は、2-ケトアルド
ン酸の水溶液をビニルピリジン基を担持する樹脂と接触
させることを特徴とする。
【0015】こうした方法が従来技術よりも有利なこと
は、温熱したピリジンを使用しないことから毒性と安全
性との両方の面から明らかである。
は、温熱したピリジンを使用しないことから毒性と安全
性との両方の面から明らかである。
【0016】本発明の第二の利点は、ピリジンのように
危険な有機溶媒の使用によって必要となる特別な制限及
び失敗の予防措置が無く、単純な濾過によって樹脂を反
応水相から分離できるため、実行が非常に容易なことで
ある。
危険な有機溶媒の使用によって必要となる特別な制限及
び失敗の予防措置が無く、単純な濾過によって樹脂を反
応水相から分離できるため、実行が非常に容易なことで
ある。
【0017】本発明の第三の利点は、ケトースが望まし
くない異性化を伴わずに、ほぼ化学量論的収量で得られ
ることである。
くない異性化を伴わずに、ほぼ化学量論的収量で得られ
ることである。
【0018】本発明の方法は、40℃から100℃の温
度で行われることが好ましい。より低い温度では、反応
時間を過度に長くすることになり、より高い温度では、
耐圧反応容器の使用が必要となることに加え、樹脂と反
応生成物とのいずれかが徐々に劣化することになる。7
0℃から90℃の温度が特に本発明の方法には好まし
い。
度で行われることが好ましい。より低い温度では、反応
時間を過度に長くすることになり、より高い温度では、
耐圧反応容器の使用が必要となることに加え、樹脂と反
応生成物とのいずれかが徐々に劣化することになる。7
0℃から90℃の温度が特に本発明の方法には好まし
い。
【0019】本発明の方法は、水の消費を抑え、脱炭酸
反応容器の大きさを減少させるという明らかな目的のた
め、濃度が50g/l以上の2-ケトアルドン酸水溶液を用
いて行うことがさらに好ましい。
反応容器の大きさを減少させるという明らかな目的のた
め、濃度が50g/l以上の2-ケトアルドン酸水溶液を用
いて行うことがさらに好ましい。
【0020】より高い濃度に関する制約は、何よりも反
応媒体の溶解度もしくは粘度の問題によって生じ、した
がって、脱炭酸を受けるアルドン酸の性質に依存する。
応媒体の溶解度もしくは粘度の問題によって生じ、した
がって、脱炭酸を受けるアルドン酸の性質に依存する。
【0021】しかしながら、一般的な方法では、500
g/lより高濃度のアルドン酸の水溶液は使用されない。
g/lより高濃度のアルドン酸の水溶液は使用されない。
【0022】本発明の方法における脱炭酸触媒は、ニッ
ケルイオンであって、あらゆる二価のニッケル塩の形態
で与えられる。
ケルイオンであって、あらゆる二価のニッケル塩の形態
で与えられる。
【0023】例えば酢酸ニッケル、塩化ニッケルもしく
は硝酸ニッケルは申し分なく用いることができる。
は硝酸ニッケルは申し分なく用いることができる。
【0024】本発明の方法では、ニッケルイオンを、例
えば、脱炭酸段階の下流に設けられた陽イオン交換体の
再生により生じるニッケル塩の水溶液の形態で使用され
ることが望ましく、前記溶液では、脱炭酸しようとする
2-ケトアルドン酸を溶解することも、希釈することも
できる。
えば、脱炭酸段階の下流に設けられた陽イオン交換体の
再生により生じるニッケル塩の水溶液の形態で使用され
ることが望ましく、前記溶液では、脱炭酸しようとする
2-ケトアルドン酸を溶解することも、希釈することも
できる。
【0025】本発明において2-ケトアルドン酸に対し
て4から5%と表される濃度のニッケルを使用すること
により、生成するケトースの収率及び純度の両方につい
て良い結果が得られる。
て4から5%と表される濃度のニッケルを使用すること
により、生成するケトースの収率及び純度の両方につい
て良い結果が得られる。
【0026】本発明で使用されるビニルピリジンを担持
する樹脂は、ポリビニルピリジンタイプのものあってよ
く、もしくはまた、スチレンジビニルベンゼン骨格を有
してもよい。
する樹脂は、ポリビニルピリジンタイプのものあってよ
く、もしくはまた、スチレンジビニルベンゼン骨格を有
してもよい。
【0027】こうした樹脂は市販されており、例えば、
IONAC社製の名称PVP901か、もしくはPUROLITE IN
TERNATIONAL社の文献No.100029によって知ら
れる。
IONAC社製の名称PVP901か、もしくはPUROLITE IN
TERNATIONAL社の文献No.100029によって知ら
れる。
【0028】リットルあたり50mlの濃度の2-ケトア
ルドン酸溶液を使用することにより、本発明の方法を不
連続な方法で実行した場合に良い結果が得られる。
ルドン酸溶液を使用することにより、本発明の方法を不
連続な方法で実行した場合に良い結果が得られる。
【0029】こうした使用において、脱炭酸反応の持続
時間は1時間のオーダーである。
時間は1時間のオーダーである。
【0030】むろん、本方法は、2-ケトアルドン酸溶
液を樹脂ベッドを通して濾過することにより連続的な方
法で実行することも可能である。
液を樹脂ベッドを通して濾過することにより連続的な方
法で実行することも可能である。
【0031】この場合、2-ケトアルドン酸溶液を上方
へ向けて樹脂を通して操作し、このようにすることによ
りケトアルドン酸の脱炭酸の間に生成する二酸化炭素の
放出を促進することが好ましい。
へ向けて樹脂を通して操作し、このようにすることによ
りケトアルドン酸の脱炭酸の間に生成する二酸化炭素の
放出を促進することが好ましい。
【0032】これまでこうした操作を説明したが、単純
な規定操作であるため、当業者であれば、脱炭酸反応の
生産性及び選択性について最良の結果を生む流速及び温
度を決定することができるであろう。
な規定操作であるため、当業者であれば、脱炭酸反応の
生産性及び選択性について最良の結果を生む流速及び温
度を決定することができるであろう。
【0033】一般的な方法では、本方法が連続的に実行
される場合でも不連続に実行される場合でも、2-ケト
アルドン酸の脱炭酸は、少なくとも75%まで、好まし
くは少なくとも85%まで、さらに好ましくは90%の
2-ケトアルドン酸が脱炭酸され、この酸より一段低級
の対応する官能基であるケトースが生成するまで行われ
ることが望ましい。
される場合でも不連続に実行される場合でも、2-ケト
アルドン酸の脱炭酸は、少なくとも75%まで、好まし
くは少なくとも85%まで、さらに好ましくは90%の
2-ケトアルドン酸が脱炭酸され、この酸より一段低級
の対応する官能基であるケトースが生成するまで行われ
ることが望ましい。
【0034】本発明の方法が不連続な方法で行われる場
合、こうして得られたケトース溶液の単純濾過により樹
脂を除去する。このようにして濾過し除去された樹脂
は、その後、洗浄することなしに引き続いて脱炭酸操作
に再利用することができ、したがって、この樹脂の失活
をみることなく何度も再利用することができる。
合、こうして得られたケトース溶液の単純濾過により樹
脂を除去する。このようにして濾過し除去された樹脂
は、その後、洗浄することなしに引き続いて脱炭酸操作
に再利用することができ、したがって、この樹脂の失活
をみることなく何度も再利用することができる。
【0035】しかしながら、こうした濾過操作は、2-
ケトアルドン酸の脱炭酸が連続的な方法で行われる場合
には不必要である。
ケトアルドン酸の脱炭酸が連続的な方法で行われる場合
には不必要である。
【0036】この脱炭酸操作の後、得られたケトースの
糖液を、例えば電気透析によって、もしくは、それぞれ
水素の形態及びヒドロキシルの形態で再生された陽イオ
ン交換体及び陰イオン交換体を用いて脱塩する。
糖液を、例えば電気透析によって、もしくは、それぞれ
水素の形態及びヒドロキシルの形態で再生された陽イオ
ン交換体及び陰イオン交換体を用いて脱塩する。
【0037】電気透析液もしくは陽イオン交換体の再生
流出液は、触媒として使用されたニッケル塩を多量に含
むものであり、回収され、脱炭酸しようとする2-ケト
アルドン酸を再度溶解させることが望ましい。
流出液は、触媒として使用されたニッケル塩を多量に含
むものであり、回収され、脱炭酸しようとする2-ケト
アルドン酸を再度溶解させることが望ましい。
【0038】このように本発明の方法によれば、2-ケ
トアルドン酸よりも、その炭素原子数が一少ないケトー
スを比類のない収率および純度で得られ、その際に毒性
で危険な溶媒を使用することがない。
トアルドン酸よりも、その炭素原子数が一少ないケトー
スを比類のない収率および純度で得られ、その際に毒性
で危険な溶媒を使用することがない。
【0039】本発明の方法のなかでも、より特定的なラ
クトースからキシリトールを得る方法によって2-ケト
ガラクトン酸からキシルロースが特に有効に得られる。
クトースからキシリトールを得る方法によって2-ケト
ガラクトン酸からキシルロースが特に有効に得られる。
【0040】こうしたより特定的な方法は、ラクトース
をグルコースとガラクトースとに加水分解し、ガラクト
ースを化学的もしくは微生物的経路によって酸化し、2
-ケトガラクトン酸とし、この酸を本発明の方法によっ
て脱炭酸してキシルロースとした後、このキシルロース
をそのまま水素化するか、もしくはこのキシルロース
を、例えば、出願人が譲受人である米国特許第5,09
6,820号に記載のように酵素反応的に異性化してキ
シロースとした後水素化してキシリトールとすることか
らなる。
をグルコースとガラクトースとに加水分解し、ガラクト
ースを化学的もしくは微生物的経路によって酸化し、2
-ケトガラクトン酸とし、この酸を本発明の方法によっ
て脱炭酸してキシルロースとした後、このキシルロース
をそのまま水素化するか、もしくはこのキシルロース
を、例えば、出願人が譲受人である米国特許第5,09
6,820号に記載のように酵素反応的に異性化してキ
シロースとした後水素化してキシリトールとすることか
らなる。
【0041】本発明の方法によればまた、2-ケトアラ
ボン酸からエリトルロースを得ることもできる。こうし
て得られるエリトリロースを、望ましい方法として、水
素化によって転化し、エリトリトールが得られる。
ボン酸からエリトルロースを得ることもできる。こうし
て得られるエリトリロースを、望ましい方法として、水
素化によって転化し、エリトリトールが得られる。
【0042】本発明の方法を用いれば、2-ケトグルコ
ン酸からリブロースを得ることもまた可能である。こう
して得られるリブロースを水素化によって転化し、リブ
ロースが得られる。
ン酸からリブロースを得ることもまた可能である。こう
して得られるリブロースを水素化によって転化し、リブ
ロースが得られる。
【0043】本発明は、本願に記載された実験に減縮す
るものでも、使用された2-ケトアルドン酸のみに限定
するものでもなく、本発明をより詳細に説明することを
目的とする以下の実施例によってより深く理解されるで
あろう。
るものでも、使用された2-ケトアルドン酸のみに限定
するものでもなく、本発明をより詳細に説明することを
目的とする以下の実施例によってより深く理解されるで
あろう。
【0044】
(実施例1)2-ケト-D-グルコン酸の溶液1リットル
を、温度制御され、撹拌を行うことのできる全体積1.
5リットルのタンクに導入した。このタンクを80℃に
加熱し、ここに六水和硝酸ニッケル17グラム及びPU
ROLITE樹脂No.100029を添加した。この
樹脂はビニルピリジン基を有する陰イオン性樹脂であ
る。これは、遊離の塩基の形態でリットルあたり1.9
8当量のキャパシティ、0.66ml/gの多孔性を有し、
678オングストロームの平均孔直径及びグラムあたり
51.4m2の特定の表面積を有する。これは、直径42
5から1000ミクロンのビーズ86.8%の形態をと
る。1時間おいてこの反応を進行させ、反応媒体を樹脂
の単純濾過によって回収した。
を、温度制御され、撹拌を行うことのできる全体積1.
5リットルのタンクに導入した。このタンクを80℃に
加熱し、ここに六水和硝酸ニッケル17グラム及びPU
ROLITE樹脂No.100029を添加した。この
樹脂はビニルピリジン基を有する陰イオン性樹脂であ
る。これは、遊離の塩基の形態でリットルあたり1.9
8当量のキャパシティ、0.66ml/gの多孔性を有し、
678オングストロームの平均孔直径及びグラムあたり
51.4m2の特定の表面積を有する。これは、直径42
5から1000ミクロンのビーズ86.8%の形態をと
る。1時間おいてこの反応を進行させ、反応媒体を樹脂
の単純濾過によって回収した。
【0045】この樹脂を回収し、洗浄せずに、全く同様
の二度目の操作に再利用された後、さらに三回目に使用
される。これら三度の試行の最後に、最終的な反応媒体
を分析した。これには、D-リブロースのみが含まれて
いた。得られた結果を、以下の表にまとめた。表中、2
-ケト-D-グルコン酸及びD-リブロースの濃度を濾過し
た反応媒体1リットルあたりのモル数で表した。リブロ
ース転化の収率もまたモル数で表した。
の二度目の操作に再利用された後、さらに三回目に使用
される。これら三度の試行の最後に、最終的な反応媒体
を分析した。これには、D-リブロースのみが含まれて
いた。得られた結果を、以下の表にまとめた。表中、2
-ケト-D-グルコン酸及びD-リブロースの濃度を濾過し
た反応媒体1リットルあたりのモル数で表した。リブロ
ース転化の収率もまたモル数で表した。
【0046】 試行1 試行2 試行3 2-ケト-D-グルコン酸 の初期状態 0.386 0.386 0.386 2-ケト-D-グルコン酸 の最終状態 0 0 0 D-リブロース 0.13 0.29 0.34 転化% 100 100 100 収率 34.2 76.3 89.5
【0047】この表には、2-ケト-D-グルコン酸のD-
リブロースへの転化が各試行において完全なものであ
り、反応の収率が一回の試行毎に増加することが示され
ている。このように収率が増加することは、樹脂ビーズ
中で、外部媒体の濃度と吸着相の濃度との間に平衡が存
在する永久系の導入が、やはり増加していることによ
る。実際、さらに数度の試行によって、収率がほぼ10
0%に近い値まで迅速に増加することは注目に値する。
樹脂の最終洗浄により、樹脂に吸着したリブロースを解
離(desorb)させることができ、このように全ての試行
によって、2-ケト-D-グルコン酸のD-リブロースへの
脱炭酸で100%に近い収率が得られる。このリブロー
スの接触水素化によりD-リビトールとD-アラビトール
との等モル混合物が生成される。
リブロースへの転化が各試行において完全なものであ
り、反応の収率が一回の試行毎に増加することが示され
ている。このように収率が増加することは、樹脂ビーズ
中で、外部媒体の濃度と吸着相の濃度との間に平衡が存
在する永久系の導入が、やはり増加していることによ
る。実際、さらに数度の試行によって、収率がほぼ10
0%に近い値まで迅速に増加することは注目に値する。
樹脂の最終洗浄により、樹脂に吸着したリブロースを解
離(desorb)させることができ、このように全ての試行
によって、2-ケト-D-グルコン酸のD-リブロースへの
脱炭酸で100%に近い収率が得られる。このリブロー
スの接触水素化によりD-リビトールとD-アラビトール
との等モル混合物が生成される。
【0048】(実施例2)400gの水中の、2-ケトガ
ラクトン酸100g(0.515mole)と六水和硝酸ニ
ッケル8g(0.0275mole)を、導入し、温度制御
され、撹拌を行うことのできるタンクに導入した。その
後、実施例1で用いたPurolite樹脂No.10
0029の625mlを添加した。反応媒体を80℃に加
熱し、40分間撹拌した。冷却した後、樹脂を濾過し除
去することによって反応媒体を回収した。この樹脂を再
度水で洗浄した。洗浄水を反応媒体と混合した。反応媒
体を分析した。これにはキシルロースのみが含まれてい
た。したがって、2-ケトガラクトン酸の転化率は、1
00%である。キシルロース82.5%のモル収率が得
られた。
ラクトン酸100g(0.515mole)と六水和硝酸ニ
ッケル8g(0.0275mole)を、導入し、温度制御
され、撹拌を行うことのできるタンクに導入した。その
後、実施例1で用いたPurolite樹脂No.10
0029の625mlを添加した。反応媒体を80℃に加
熱し、40分間撹拌した。冷却した後、樹脂を濾過し除
去することによって反応媒体を回収した。この樹脂を再
度水で洗浄した。洗浄水を反応媒体と混合した。反応媒
体を分析した。これにはキシルロースのみが含まれてい
た。したがって、2-ケトガラクトン酸の転化率は、1
00%である。キシルロース82.5%のモル収率が得
られた。
【0049】(実施例3)400gの水中の、2-ケトア
ラボン酸100g(0.609mole)と六水和硝酸ニッ
ケル9.4g(0.032mole)を、導入し、温度制御
され、撹拌を行うことのできるタンクに導入した。その
後、実施例1で用いたPurolite樹脂No.10
0029の740mlを添加した。反応媒体を80℃に加
熱し、60分間撹拌した。冷却した後、樹脂を濾過し除
去することによって反応媒体を回収した。この樹脂を再
度水で洗浄した。洗浄水を反応媒体と混合した。反応媒
体を分析した。これにはエリトルトースのみが含まれて
いた。したがって、2-ケトアラボン酸の転化率は、1
00%である。エリトルロース40%のモル収率が得ら
れた。
ラボン酸100g(0.609mole)と六水和硝酸ニッ
ケル9.4g(0.032mole)を、導入し、温度制御
され、撹拌を行うことのできるタンクに導入した。その
後、実施例1で用いたPurolite樹脂No.10
0029の740mlを添加した。反応媒体を80℃に加
熱し、60分間撹拌した。冷却した後、樹脂を濾過し除
去することによって反応媒体を回収した。この樹脂を再
度水で洗浄した。洗浄水を反応媒体と混合した。反応媒
体を分析した。これにはエリトルトースのみが含まれて
いた。したがって、2-ケトアラボン酸の転化率は、1
00%である。エリトルロース40%のモル収率が得ら
れた。
【0050】(実施例4)実施例2を再度行うが、反応
媒体を80℃で40分間加熱する代わりに60分間加熱
した。反応媒体の分析により、2-ケトグルコン酸の転
化率が100%であることが示された。リブロースのモ
ル収率は95%であった。樹脂は、その活性及び選択性
が劣化することが全くないまま、少なくとも10回再利
用することができる。
媒体を80℃で40分間加熱する代わりに60分間加熱
した。反応媒体の分析により、2-ケトグルコン酸の転
化率が100%であることが示された。リブロースのモ
ル収率は95%であった。樹脂は、その活性及び選択性
が劣化することが全くないまま、少なくとも10回再利
用することができる。
【0051】(実施例5)水400g中に、2-ケトグル
コン酸100g(0.515mole)と六水和硝酸ニッケ
ル8g(0.0275mole)を含む溶液を、80℃で、
実施例1で用いたPurolite樹脂No.1000
29の125mlを装填した温度制御したカラム中のルー
プを通した。二酸化炭素の除去を促進するため、供給は
底から上部へ向けて行われる。カラムの通過速度は1V/V
/hである。再循環は2-ケトグルコン酸の転化が終わっ
た時点で終了させる。この反応の全反応時間は、5時間
であり、リブロースのモル収率は70%であった。
コン酸100g(0.515mole)と六水和硝酸ニッケ
ル8g(0.0275mole)を含む溶液を、80℃で、
実施例1で用いたPurolite樹脂No.1000
29の125mlを装填した温度制御したカラム中のルー
プを通した。二酸化炭素の除去を促進するため、供給は
底から上部へ向けて行われる。カラムの通過速度は1V/V
/hである。再循環は2-ケトグルコン酸の転化が終わっ
た時点で終了させる。この反応の全反応時間は、5時間
であり、リブロースのモル収率は70%であった。
Claims (11)
- 【請求項1】 2-ケトアルドン酸の水溶液をビニルピ
リジン基を担持する樹脂と接触させることを特徴とする
ニッケルイオンによる2-ケトアルドン酸の接触脱炭酸
法。 - 【請求項2】 脱炭酸が40℃から100℃、好ましく
は70℃から90℃の温度で行われることを特徴とする
請求項1に記載のニッケルイオンによる2-ケトアルド
ン酸の接触脱炭酸法。 - 【請求項3】 アルドン酸の水溶液が50から500g/
lの濃度であることを特徴とする請求項1または2に記
載のニッケルイオンによる2-ケトアルドン酸の接触脱
炭酸法。 - 【請求項4】 得られるケトースの溶液を、それぞれ水
素の形態及びヒドロキシルの形態で再生された陽イオン
交換体及び陰イオン交換体を用いて脱塩することを特徴
とする請求項1から3のいずれか一項に記載のニッケル
イオンによる2-ケトアルドン酸の接触脱炭酸法。 - 【請求項5】 ニッケルイオンが、陽イオン交換体から
の再生によって生成することを特徴とする請求項4に記
載のニッケルイオンによる2-ケトアルドン酸の接触脱
炭酸法。 - 【請求項6】 2-ケトアルドン酸が、2-ケトガラクト
ン酸であって、キシルロースを得ることを特徴とする請
求項1から5のいずれか一項に記載の2-ケトアルドン
酸の接触脱炭酸法。 - 【請求項7】 請求項6に記載の方法で得たキシルロー
スを水素化することを特徴とするキシリトールの製法。 - 【請求項8】 2-ケトアルドン酸が、2-ケトグルコン
酸であって、リブロースを得ることを特徴とする請求項
1から5のいずれか一項に記載の2-ケトアルドン酸の
接触脱炭酸法。 - 【請求項9】 請求項8に記載の方法で得たリブロース
を水素化することを特徴とするリビトールの製法。 - 【請求項10】 2-ケトアルドン酸が、2-ケトアラボ
ン酸であって、エリトルロースを得ることを特徴とする
請求項1から5のいずれか一項に記載の2-ケトアルド
ン酸の接触脱炭酸法。 - 【請求項11】 請求項10に記載の方法で得たエリト
ルロースを水素化することを特徴とするエリトリトール
の製法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9606808A FR2749306B1 (fr) | 1996-06-03 | 1996-06-03 | Procede de decarboxylation des acides 2-cetoaldoniques |
FR9606808 | 1996-06-03 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1081693A true JPH1081693A (ja) | 1998-03-31 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9145597A Withdrawn JPH1081693A (ja) | 1996-06-03 | 1997-06-03 | 2−ケトアルドン酸の脱炭酸法 |
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EP (1) | EP0811632B1 (ja) |
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FR2749306B1 (fr) * | 1996-06-03 | 1998-08-28 | Roquette Freres | Procede de decarboxylation des acides 2-cetoaldoniques |
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- 1996-06-03 FR FR9606808A patent/FR2749306B1/fr not_active Expired - Fee Related
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- 1997-06-02 AT AT97401220T patent/ATE203996T1/de not_active IP Right Cessation
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- 1997-06-02 MX MX9704062A patent/MX9704062A/es unknown
- 1997-06-03 JP JP9145597A patent/JPH1081693A/ja not_active Withdrawn
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