JPH1080998A - 版胴把持装置 - Google Patents

版胴把持装置

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JPH1080998A
JPH1080998A JP8238183A JP23818396A JPH1080998A JP H1080998 A JPH1080998 A JP H1080998A JP 8238183 A JP8238183 A JP 8238183A JP 23818396 A JP23818396 A JP 23818396A JP H1080998 A JPH1080998 A JP H1080998A
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plate cylinder
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center
chucking
amount
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JP8238183A
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Masayuki Nagashima
島 正 幸 長
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回転中の版胴外周の変位量を容易かつ簡単に
抑えること。 【解決手段】 変位量測定手段によって版胴20外周の
変位量が測定され、この変位量が制御部に送られる。制
御部において、版胴20外周の変位量に基づいて一対の
チャッキングコーン11の突出部13a,13b,13
cの最適突出量が求められる。チャッキングコーン11
の突出部13a,13b,13cが、最適突出量だけ突
出して一対のチャッキングコーン11の中心と版胴20
外周の中心が一致する。このことにより版胴外周変位量
が抑えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は両端に取付開口を有
する版胴の把持装置に係り、とりわけ版胴の回転中の外
周変位を抑えることができる版胴把持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、グラビア印刷機、オフセット印刷
機、フレキソ印刷機、またはコーティング装置等におい
ては版胴が用いられており、この版胴は両端に取付開口
を有するとともに一対のチャッキングコーンによって把
持されている。
【0003】版胴を一対のチャッキングコーンによって
把持する場合、版の加工精度や、版胴の取付開口におけ
るインキ付着等による汚れ・傷・変形等により、版胴の
外周が回転中変位することがある。例えばグラビア印刷
においては版胴の外周の変位量が例えば50μm以上に
大きくなると、版胴に当接するドクタのインキ掻き取り
作業にムラが生じてしまう。
【0004】インキ掻き取り作業にムラが生じると、イ
ンキが掻き漏れた部分が非画像部である場合、非画像部
に薄い着色が起こるカブリという不良が発生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したカブリを防止
するため、従来は印刷速度を遅くして、ドクタの版胴変
位に対する追従性を大きくし、漏れたインキを原反に転
移する前に版胴上で乾燥させ、原反への転移を防ぐなど
の対策をとっている。
【0006】また版胴を一度取外し、版胴の取付開口と
チャッキングコーンの接合部を清掃したり、この接合部
に金属片を挟んで版胴外周の変位量を減らしている。
【0007】しかしながら、印刷速度を遅くする場合は
生産効率が低下してしまうことが考えられ、また版胴を
取外して清掃したり金属片を挟む場合もそれだけ時間を
必要とし生産効率が低下してしまう。
【0008】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、迅速かつ確実に版胴の回転中の外周変位量
を減少させることができる版胴把持装置を提供すること
を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、両端に取付開
口を有する版胴を把持する一対のチャッキングコーン
と、版胴外周の変位量を測定する変位量測定手段とを備
え、各チャッキングコーン外周に、複数の突出自在の突
出部を設けるとともに、変位量測定手段からの変位量に
基づいて各チャッキングコーンの突出部の最適突出量を
求めて突出部を駆動制御する制御部を設け、各突出部を
最適突出量だけ突出させることにより、一対のチャッキ
ングコーンの中心と版胴外周の中心を一致させたことを
特徴とする版胴把持装置である。
【0010】本発明によれば、変位量測定手段で版胴外
周の変位量が測定され、変位量測定手段から変位量が制
御部に送られる。制御部において、版胴外周の変位量に
基づいて、各チャッキングコーンの突出部の最適突出量
が求められ、この最適突出量だけ突出部が突出し、一対
のチャッキングコーンの中心と版胴外周の中心が一致す
る。ここでいう版胴外周の中心とは版胴の偏心量を最小
値にするよう、最小自乗中心法により求められた点をい
う。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1乃至図3は本発明によ
る版胴把持装置の一実施の形態を示す図である。
【0012】まず図3により版胴把持装置の概略を述べ
る。図3に示すように、版胴把持装置は円筒状版胴20
を把持する一対の切頭円すい型のチャッキングコーン1
1,11を備えており、各チャッキングコーン11は版
胴20の両端に形成された取付開口21(図2(a)
(b)参照)内に挿着されるようになっている。また各
チャッキングコーン11は、駆動軸12に連結されてい
る。
【0013】また版胴20の幅方向(長手方向)両端部
近傍には、版胴20の両端から10〜50mm程度離れた
位置に、一対の変位量測定手段16が設けられている。
一対の変位量測定手段16は、各々MS読取位置および
GS読取位置に配置されており、版胴20を回転させな
がら版胴20外周の変位量を測定するようになってい
る。
【0014】また図1に示すように、各チャッキングコ
ーン11の外周には複数、例えば3個の突出自在の突出
部13a,13b,13cが、所定間隔(120°ずつ
の間隔)をおいて設けられている。各突出部13a,1
3b,13cはチャッキングコーン11内に内蔵された
駆動機構により突出自在となっており、チャッキングコ
ーン11内の駆動機構は、後述する制御部18により制
御されるようになっている。
【0015】すなわち、図3に示すように、一対の変位
量測定手段16は制御部18に接続されている。この制
御部18は変位量測定手段16からの変位量に基づいて
各チャッキングコーン11の突出部13a,13b,1
3cの最適突出量を求め、この最適突出量に基づいてチ
ャッキングコーン11内の駆動機構を駆動制御するよう
になっている。ここで突出部13a,13b,13cの
最適突出量とは、突出部13a,13b,13cを突出
させて版胴20をずらした場合において、版胴20の外
周の中心20aと一対のチャッキングコーン11の中心
11aとが一致するような突出量である(図1参照)。
【0016】次にこのような構成からなる本実施の形態
の作用について説明する。
【0017】まず、図3に示すように版胴20を回転さ
せて一対の変位量測定手段16により版胴20の外周の
変位量を1周分(2πrad )について測定する。変位量
測定手段16からの変位量は、制御部18に送られる。
【0018】制御部18に一対の変位量測定手段16か
らの変位量が送られると、制御部18では図示しないエ
ンコーダからの回転速度データと合わせて版胴20の外
周のプロフィールを求める。次にこの版胴20の外周の
プロフィールから最小自乗中心法により版胴20外周の
中心20aを求め、この中心20aとチャッキングコー
ン11の中心11aとのずれベクトルを求める。
【0019】すなわち、形状精度の良好な版胴20の場
合、版胴20外周の中心20aと、回転中心であるチャ
ッキングコーン11の中心11aとは一致するが(図2
(a))、形状精度が落ちた版胴20の場合、版胴20
外周の中心20aとチャッキングコーン11の中心11
aとは相違する(図2(b))。
【0020】図2(a)に示す場合は特にチャッキング
コーン11を調整する必要はないが、図2(b)に示す
場合は版胴20外周の中心20aとチャッキングコーン
11の中心11aとのずれ量を調整する必要がある。
【0021】この場合は、制御部18により版胴20外
周の中心20aとチャッキングコーン11の中心11a
とのずれベクトルをなくすよう突出部13a,13b,
13cの最適突出量が求められる。次にこの最適突出量
が制御部18からチャッキングコーン11内の駆動機構
に送られて突出部13a,13b,13cが最適突出量
だけ駆動される(図1(a))。
【0022】突出部13a,13b,13cが最適突出
量だけ突出すると、チャッキングコーン11に対して版
胴20がずれて版胴20外周の中心20aとチャッキン
グコーン11の中心11aとが一致するので、回転中版
胴20外周の変位をなくすことができる。この場合、チ
ャッキングコーン11の中心11aと、取付開口21の
中心21aはずれている(図1(b))。
【0023】以上のように本実施例によれば、版胴20
の外周の中心20aと回転中心であるチャッキングコー
ン11の中心11aとを確実に一致させて、版胴20外
周の変位量を容易に抑えることができる。
【0024】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、一対の
チャッキングコーン中心と版胴外周の中心を一致させる
ことにより、版胴外周の変位量を容易かつ確実に抑える
ことができる。このため、印刷中のカブリ現象を著しく
減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による版胴把持装置の一実施の形態を示
す図。
【図2】版胴把持装置の作用を示す図。
【図3】版胴把持装置の概略を示す斜視図。
【符号の説明】
11 チャッキングコーン 11a チャッキングコーンの中心 12 駆動軸 13a,13b,13c 突出部 16 変位量測定手段 18 制御部 20 版胴 20a 版胴外周の中心 21 取付開口

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端に取付開口を有する版胴を把持する一
    対のチャッキングコーンと、 版胴外周の変位量を測定する変位量測定手段とを備え、 各チャッキングコーン外周に、複数の突出自在の突出部
    を設けるとともに、 変位量測定手段からの変位量に基づいて各チャッキング
    コーンの突出部の最適突出量を求めて突出部を駆動制御
    する制御部を設け、各突出部を最適突出量だけ突出させ
    ることにより、一対のチャッキングコーンの中心と版胴
    外周の中心を一致させたことを特徴とする版胴把持装
    置。
  2. 【請求項2】各チャッキングコーンの突出部は、少なく
    とも3個設けられ、各々円周方向に所定間隔をおいて配
    置されていることを特徴とする請求項1記載の版胴把持
    装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110025286A (zh) * 2019-05-05 2019-07-19 厦门通测电子有限公司 一种验光镜片箱自动检定装置及检定方法

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