JPH1080099A - モータ - Google Patents

モータ

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Publication number
JPH1080099A
JPH1080099A JP25240096A JP25240096A JPH1080099A JP H1080099 A JPH1080099 A JP H1080099A JP 25240096 A JP25240096 A JP 25240096A JP 25240096 A JP25240096 A JP 25240096A JP H1080099 A JPH1080099 A JP H1080099A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
motor
heat
frame
radiation
rotor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25240096A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Imafuku
賢明 今福
Yoshiyuki Yamada
良之 山田
Tetsuya Hiramatsu
哲也 平松
Masataka Nagao
政隆 長尾
Jusaburo Shibayama
重三郎 芝山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
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Publication of JPH1080099A publication Critical patent/JPH1080099A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 モータ本来の大きさと構造を変えることな
く、効率の良い冷却を行なう。 【解決手段】 モータMの内部の構成要素からの発熱を
外部に逃がす熱移動の経路において、構成要素及び/又
はモータフレーム2の表面に遠赤外線放射塗料1を塗布
し、表面からの熱放射を促進させるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、モータに関し、
特に冷却効率を高めて性能を向上させたモータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】モータの主構成部品であるロータ、ステ
ータは運転中に発熱する。通常、ロータ及びステータコ
イルは周囲が熱伝導率の低い空気に囲まれているため、
熱が外部に逃げにくい。材料が持つ耐熱温度に限度があ
るため、高温によるロータ破損のおそれがある。
【0003】このように、同一容積のモータの出力の限
度は構成部品の温度により左右され、内部の温度上昇
が、同一出力における小型化、または、同一容積におけ
る高出力化の妨げになっている。
【0004】このような課題に対処するために、内部に
熱がこもらないように空間を大きく取ったり、積極的に
冷却する方法として冷却ファンを取り付ける等の手段が
採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の技術では、冷却の目的だけのために本体の
大きさや構造を変える必要があり、コストの上昇を招い
ていた。本発明は、モータ本来の大きさと構造を変える
ことなく、効率の良い冷却を行なうことを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、モータの内部の構成要素からの発熱を外部に逃がす
熱移動の経路において、上記構成要素及び/又はモータ
フレームの表面に遠赤外線放射塗料を塗布し、該表面か
らの熱放射を促進させるようにしたことを特徴とするモ
ータである。
【0007】遠赤外線放射塗料は、従来から暖房器具な
どに用いられており、例えば、セラミックス、ボロシロ
キサン樹脂のような材質が用いられる。塗料の形態や塗
布の方法は適宜に採用することができる。このような構
成により、例えば、ロータ外周面からステータへの熱放
射、およびステータコイル表面からフレームへの熱放射
を促進し、モータ内部から外部への熱通過の効率を上げ
て熱を逃がし易くする。
【0008】請求項2に記載の発明は、モータフレーム
の外面に遠赤外線放射塗料を塗布し、表面の熱放射を促
進させるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の
モータであるので、フレーム外面に塗布された遠赤外線
放射塗料層がフレームの熱の放射を促進してフレームを
冷却し、この結果フレームの温度が低下してフレーム内
部の構成部品からフレームへの熱の移動による冷却も促
進される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照してこの発明
の実施の形態を説明する。図1は、遠赤外線放射塗料を
所定箇所に塗布したモータMの実施例を示す。なお、こ
の図では、遠赤外線放射塗料膜1は二点鎖線で示してい
る。
【0010】まず、モータMの構成を簡単に説明する
と、このモータMは筒状のフレーム2の内側に固定され
たステータ3と、フレーム2の上下に配置された軸受4
a,4bにより回転自在に支持された回転軸5と、該回
転軸の外周に一体に取り付けられたロータ6とを備えて
おり、回転軸5は下方に突出しており、ポンプ等の回転
軸に連結されるようになっている。
【0011】この例においては、ロータ6の外側表面、
ステータ3の両側端部に突出するコイルエンド7の外表
面にそれぞれ遠赤外線放射塗料1が塗布されている。こ
のように、表面に遠赤外線放射塗料を塗布することによ
り、高温物体からの遠赤外線の放出を促進する。従っ
て、空間を隔てて対向する物体間での熱の放射による移
動が速やかに行われるので、温度の不均一性が少なくな
り、各部が耐熱温度を超えるような事態の発生が抑制さ
れる。
【0012】このモータMの場合には、発熱するのはス
テータ3及びロータ6である。前者の放熱のための熱移
動は、フレーム2から外部へ向かう経路が主なものであ
る。また、後者の放熱のための熱移動はロータ6の端面
からフレーム2を介して外部へ向かう第1の経路と、ロ
ータ6の外周からステータ3の内面・フレーム2を介し
て外部へ向かう第2の経路と、回転軸5を介して負荷側
へ向かう第3の経路とが主なものである。
【0013】ステータ3で発生した熱の一部は、ステー
タ3から直接フレーム2に伝わる。また、一部はコイル
エンド7から遠赤外線放射塗料層1を介して放射され、
フレーム2内面に伝わる。後者において、遠赤外線塗料
層1よりそれぞれ放射が促進され、熱の移動が増大す
る。
【0014】ロータ6で発生した熱について、第1の経
路においては、ロータ6の端面から放射され、フレーム
2内面に伝わる。第2の経路においてはロータ6の外周
から遠赤外線放射塗料層1を介して放射され、ステータ
3の内面からフレーム2内面に伝わる。遠赤外線塗料層
1により放射が促進され、熱の移動が増大する。第3の
経路においては、ロータ6から回転軸5を介して熱が移
動する。
【0015】この実施の形態のように、外部が空気であ
る場合は、冷却は放射により行われ、この場合は遠赤外
線放射塗料層1が冷却を促進する。この場合は、逃げる
熱量も前者に比較して小さいのでこの層の働きが重要な
役割を持つ。
【0016】なお、この発明の実施の形態は、発明の趣
旨に沿って適宜に変更可能であり、遠赤外線放射塗料の
塗布箇所は、周囲に比べて高温になるところを選ぶこと
ができ、例えば、ロータ6の上下端部や、モータの上部
のカバーの外面等に塗布してもよい。
【0017】図2は、この発明の他の実施の形態を示す
もので、この発明を水中モータに用いたものである。こ
の場合は、フレーム2外周には遠赤外線放射塗料層1を
設けていない。これは、ステータ3の熱移動、及びロー
タ6の熱の移動の第1経路、第2経路において、外部が
水の場合には、フレーム2から外部への熱移動は熱伝導
及び対流により行われるので、あまり意味を持たないか
らである。
【0018】従って、この実施の形態では、ロータ6で
発生した熱について、第1の経路及び第2の経路におけ
る熱の移動を促進するようにしており、その意味で回転
軸5のフレーム2に対向する外周面及びロータエンドリ
ング8に遠赤外線放射塗料層1を塗布している。
【0019】
【実施例】以下に、この発明の効果を確認するために図
2の実施の形態のモータにより行った実験例を説明す
る。水中モータのロータ6及び主軸5の外被2に遠赤外
線塗料を塗布した試験機に、温度が平衡するまで負荷を
掛け続けた。各測定点に熱電対をコイルエンド7、ロー
タエンドリング8に取付けて温度を計測した。該当個所
に遠赤外線塗料を塗布した場合の実施例と、しない場合
の比較例とで、同一モータ・電圧・周波数・負荷におい
て実施し、温度上昇値を比較した。
【0020】 表 ────────────────────────────────── 測定個所 遠赤外線塗料 遠赤外線塗料 温度差 塗布なし 塗布有り ────────────────────────────────── コイルエンド 78.9 74.8 4.1 ────────────────────────────────── ロータエンド 164.6 154.0 10.6 リング ────────────────────────────────── ※ 温度上昇値(deg.) 以上のように温度上昇を抑えることができる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、モータの構成要素の表面に遠赤外線放射塗料を塗布
することにより、空間を隔てて対向する物体間での熱の
放射による移動が速やかに行われ、例えば、ロータ外周
面からステータへの熱放射、およびステータコイル表面
からフレームへの熱放射を促進し、モータ内部から外部
への熱通過の効率を上げて熱を逃がし易くする。従っ
て、モータ本来の大きさと構造を変えることなく、効率
の良い冷却を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一の実施の形態の構成を示す断面図
である。
【図2】この発明の他の実施の形態の構成を示す断面図
である。
【符号の説明】
M モータ 1 遠赤外線放射塗料 2 フレーム 3 ステータ 6 ロータ 7 コイルエンド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長尾 政隆 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 芝山 重三郎 神奈川県藤沢市本藤沢4丁目2番1号 株 式会社荏原総合研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの内部の構成要素からの発熱を外
    部に逃がす熱移動の経路において、上記構成要素及び/
    又はモータフレームの表面に遠赤外線放射塗料を塗布
    し、該表面からの熱放射を促進させるようにしたことを
    特徴とするモータ。
  2. 【請求項2】 前記モータフレームの外面に遠赤外線放
    射塗料を塗布し、該表面からの熱放射を促進させるよう
    にしたことを特徴とする請求項1に記載のモータ。
JP25240096A 1996-09-03 1996-09-03 モータ Pending JPH1080099A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25240096A JPH1080099A (ja) 1996-09-03 1996-09-03 モータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25240096A JPH1080099A (ja) 1996-09-03 1996-09-03 モータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1080099A true JPH1080099A (ja) 1998-03-24

Family

ID=17236816

Family Applications (1)

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JP25240096A Pending JPH1080099A (ja) 1996-09-03 1996-09-03 モータ

Country Status (1)

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JP (1) JPH1080099A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011254578A (ja) * 2010-05-31 2011-12-15 Aisin Seiki Co Ltd 回転電機用ロータ
JP2021525498A (ja) * 2018-06-14 2021-09-24 レイセオン カンパニー ロータリージョイントを横切る熱伝達の方法

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JP2011254578A (ja) * 2010-05-31 2011-12-15 Aisin Seiki Co Ltd 回転電機用ロータ
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