JPH1079539A - 炭酸ガスレーザ発振器 - Google Patents

炭酸ガスレーザ発振器

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JPH1079539A
JPH1079539A JP23434596A JP23434596A JPH1079539A JP H1079539 A JPH1079539 A JP H1079539A JP 23434596 A JP23434596 A JP 23434596A JP 23434596 A JP23434596 A JP 23434596A JP H1079539 A JPH1079539 A JP H1079539A
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JP
Japan
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voltage electrode
electrode
voltage
ground electrodes
ground
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Application number
JP23434596A
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English (en)
Inventor
Kenkichi Nakaoka
健吉 中岡
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Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Amada Engineering Center Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放電部を小型にすると共に絶縁部材の使用量
を低減せしめるようにする。 【解決手段】 レーザガス流を挾んで対向し、電位が発
振容器3とほぼ等しい1組または複数組の接地電極5
A,5Bと、この接地電極5A,5Bのほぼ中間に位置
し前記発振器3及びこれらの接地電極5A,5Bの電位
を基準として一定または可変の直流または交流の電圧が
供給される1個または複数の高圧電極7とで放電励起部
を構成していることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、放電励起部を改
良した炭酸ガスレーザ発振器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の炭酸ガスレーザ発振器101は、
図9および図10に示されているように、レーザガスを
封入し他の部品の取付ベースとなる発振容器103を備
えており、この発振容器103内にはレーザガス流を挾
んで1組の接地電極105Aと105Bとが相対向して
設けられている。この接地電極105A,105Bはそ
れぞれ誘電体膜107で被われている。しかも、この誘
電体膜107で被われた接地電極105A,105Bは
第1絶縁体109A,109Bで絶縁されている。さら
に第1絶縁体109A,109Bはさらに図10に示さ
れているように第2絶縁体111A,111B上に設け
られている。前記発振容器103は接地されている。
【0003】前記発振容器103の図9において左右両
側近傍には光共振器としての出力ミラー113,折返し
ミラー115,リアミラー117,折返しミラー119
が設けられている。また、前記接地電極105A,10
5Bはそれぞれ電力線121,123で高周波交流電源
125に接続されている。前記電力線121と125と
の間にはコンデンサC1 ,C2 が直列で接続され、その
中点で中点接地されているか、又は片側電極が接地され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の炭酸ガスレーザ発振器101では、正負の接地電極
105A,105B対の中点または片側電極で接地して
いるが、例えば2000〜6000Vの電位を有する電
極105A,105Bと発振容器103の距離を大きく
するために第1絶縁体109A,109B、第2絶縁体
111A,111Bで厳重に絶縁するなどの方法がとら
れていた。従って、電極105A,105B周辺の寸法
が大きくなってしまうという問題があった。
【0005】この発明の目的は、放電部を小型にすると
共に絶縁部材の使用量を低減せしめるようにした炭酸ガ
スレーザ発振器を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の炭酸ガスレーザ発振器は、
レーザガス流を挾んで対向し、電位が発振容器とほぼ等
しい1組または複数組の接地電極と、この接地電極のほ
ぼ中間に位置し前記発振器及びこれらの接地電極の電位
を基準として一定または可変の直流または交流の電圧が
供給される1個または複数の高圧電極とで放電励起部を
構成していることを特徴とするものである。
【0007】請求項2によるこの発明の炭酸ガスレーザ
発振器は、請求項1の炭酸ガスレーザ発振器において、
高圧電極を挾み高圧電極と接地電極のほぼ中間を通る2
つの平面内に光軸の中心を持つ2つの折返し光路を有
し、これらを別の折返し光学系で結合したことを特徴と
するものである。
【0008】したがって、レーザガス流を挾んで対向し
て設けられた接地電極のほぼ中間に高圧電極が設けられ
ているので、高圧電極と接地電極の間隔が狭められるか
ら、高圧電極の電圧が下げられる。これによって、高圧
電極と発振容器間の放電が起こりにくくなる。また、高
圧電極のより多くの表面が接地電極に対向することでも
同様の効果を奏する。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態の例
を図面に基いて詳細に説明する。
【0010】図1および図2を参照するに、炭酸ガスレ
ーザ発振器1は、ガスを封入し他の部品の取付ベースと
なる発振容器3を備えており、この発振容器3内の上部
にはレーザス流を挾んで1組の接地電極5Aと5Bが相
対向して設けられている。この接地電極5A,5Bの電
位は前記発振容器3の電位とほぼ等しくなっている。し
かも、前記接地電極5Aち5Bのほぼ中間の位置に高圧
電極7が設けられている。また、前記発振容器3の下部
にはレーザガスを循環せしめる複数のブロワ9と、放電
により加熱されたレーザガスを冷却して発振効率を高め
るための熱交換器11が設けられている。
【0011】前記発振容器3の図1において左右両側近
傍には、光共振器としての出力ミラー13,折返しミラ
ー15,リアミラー17,折返しミラー19が設けら
れ、前記発振容器3の振動や熱変形の影響を受けにくく
した図示省略の支持構造体上に組付けられる。また、前
記接地電線5A,5Bはそれぞれ電力線21,23で前
記発振容器3に接続されている。前記高圧電極7は電力
線25により高周波交流電源27に接続されていると共
に、発振容器3と高周波交流電源27とは電力線29で
接続されている。前記高周波交流電源27は、発振容器
3およびこれらの接地電極5A,5Bの電位を基準とし
電圧を与えるものである。
【0012】より詳細には図3および図4に示されてい
るように、前記接地電極5Aは前記発振容器3の内壁に
取り付けられていると共に誘電体膜31で被われてい
る。また、前記接地電極5Bは中間板33に取り付けら
れていると共に誘電体膜35で被われている。また、前
記高圧電極7の先端は誘電体膜37で被われていると共
に、高圧電極7の後側は複数の絶縁部材39に装着され
ている。しかも、この絶縁部材39は前記発振容器3に
取り付けられている。また、前記高圧電極7内には冷却
水が流されている。
【0013】上記構成により、高周波交流電源27をO
Nにすると、電力線25を経て高圧電極7に高電圧が供
給されて、高圧電極7と接地電極5Aとの間および高圧
電極7と接地電極5Bとの間で放電が行われレーザガス
が励起される。また、レーザガスがブロワ9の作動によ
り図1,図3において矢印で示したごとく流れると共に
熱交換11で冷却される。而して、図1においてはレー
ザ光がリアミラー17,折返しミラー15,19を経て
出力ミラー13から出力されることになる。
【0014】また図3において、レーザ光は図11
(A)に示すようにリアミラー17,折返しミラー15
B,19B,18B,20,18A,19A,15Aを
経て出力ミラー13から出射されるが、図1の実施例と
比較して増巾率の高い媒質中をより長い距離経由するこ
とと、リアミラー17上の仮想水平線が折返しミラー1
8B,20,18Aの作用により出力ミラー上では垂直
になるよう結合されることにより、発振効率の向上と、
強度分布の軸対称性の向上が計れる。
【0015】また、通常はリアミラー17と折返しミラ
ー15B間に90°折返しミラーを配置して直線偏光を
得ているが、図11(A)では折返しミラー18B,2
0,18Aの作用により直線偏光が得られるので、別途
90°折返しミラーを配置する必要がない。
【0016】尚、図3に適用できる別の光路折返しの実
施の形態の例が図11(B)〜図11(D)に示され、
同様に行われる。
【0017】前記接地電極5Aと5Bとの間のほぼ中間
にレーザガス流に直交して高圧電極7を設けたことによ
り、高圧電極7と接地電極5A,5Bとの距離が近く、
高圧電極7と発振容器3の距離が遠くなるので、高圧電
極7の電圧が下げられて、高圧電極7と発振容器3での
放電が発生しにくくなり(放電しにくくなり)、絶縁部
材39を最少限に低減せしめることができる。しかも、
接地電極5A,5Bと高圧電極7からなる電極部を小型
にすることができる。また、高圧電極7のより多くの表
面が接地電極5A,5Bに対向することも同様の効果を
奏するのである。
【0018】また、図5に示されているように、絶縁部
材39を発振容器3の上部に取り付けて電力線25を上
から取り出すようにしてもよい。さらに、図6に示され
ているように、高圧電極7の長手方向の発振容器3の上
下部に絶縁部材39を取り付け、例えば上部の絶縁部材
39から電力線25を取り出すようにしてもよいもので
ある。
【0019】図7および図8には、図1および図2に代
る他の実施の形態の例の炭酸ガスレーザ発振器1が示さ
れている。図7および図8において、図1および図2に
おける部品と同じ部品には同一の符号を符して重複する
部分の説明を省略する。
【0020】図7および図8において、接地電極5Aと
5Bとの間のほぼ中間に絶縁部材41を設け、この絶縁
部材41の上下に複数の高圧電極43A,43Bを設
け、この高圧電極43A,43Bに誘電体膜45A,4
5Bを被うようにしても、上述した実施の形態の例と同
様の作用並びに効果を奏するものである。
【0021】なお、この発明は、前述した実施の形態の
例に限定されることなく、適宜な変更を行うことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。本実施の形
態の例では1組の接地電極5A,5Bを用いた例で説明
したが、複数組の接地電極5A,5Bを用いるようにし
てもよい。また、高周波交流電源27を用いた例で説明
したが、直流電源であっても構わない。但し、この場
合、誘電体膜は抵抗体膜とするか、省略することにな
る。
【0022】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の例により理解
されるように、請求項1,2の発明によれば、レーザガ
ス流を挾んで対向して設けられた接地電極のほぼ中間に
高圧電極が設けらているので、高圧電極と接地電極の間
隔が狭められるから、高圧電極の電圧を下ることができ
る。これによって、高圧電極と発振容器間の放電が起こ
りにくくなって、絶縁部材を最少限に低減せしめること
ができる。しかも、接地電極と高圧電極からなる電極部
を小型にすることができる。また、高圧電極のより多く
の表面が接地電極に対向することでも同様の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態の例の炭酸ガスレーザ
発振器の正面概略図である。
【図2】図1における側面概略図である。
【図3】図2における電極部の拡大断面図である。
【図4】図3における平面図である。
【図5】図3に代る他の実施の形態の例を示す説明図で
ある。
【図6】図4に代る他の実施の形態の例を示す説明図で
ある。
【図7】図1に代る他の実施の形態の炭酸ガスレーザ発
振器の正面概略図である。
【図8】図7における側面図である。
【図9】従来の炭酸ガスレーザ発振器の概略正面図であ
る。
【図10】図9における概略側面図である。
【図11】(A)〜(D)は図3における光路の斜視図
である。
【符号の説明】
1 炭酸ガスレーザ発振器 3 発振容器 5A,5B 接地電極 7 高圧電極 13 出力ミラー 15,18A,18B,19,19A,19B,20
折返しミラー 17 リアミラー 27 高周波交流電源 31,35,45A,45B 誘電体膜 39,41 絶縁部材

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザガス流を挾んで対向し、電位が発
    振容器とほぼ等しい1組または複数組の接地電極と、こ
    の接地電極のほぼ中間に位置し前記発振器及びこれらの
    接地電極の電位を基準として一定または可変の直流また
    は交流の電圧が供給される1個または複数の高圧電極と
    で放電励起部を構成していることを特徴とする炭酸ガス
    レーザ発振器。
  2. 【請求項2】 高圧電極を挾み高圧電極と接地電極のほ
    ぼ中間を通る2つの平面内に光軸の中心を持つ2つの折
    返し光路を有し、これらを別の折返し光学系で結合した
    ことを特徴とする請求項1記載の炭酸ガスレーザ発振
    器。
JP23434596A 1996-09-04 1996-09-04 炭酸ガスレーザ発振器 Pending JPH1079539A (ja)

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Effective date: 20051122

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051129

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060328