JPH107938A - 加熱溶融型道路用塗料 - Google Patents

加熱溶融型道路用塗料

Info

Publication number
JPH107938A
JPH107938A JP8161243A JP16124396A JPH107938A JP H107938 A JPH107938 A JP H107938A JP 8161243 A JP8161243 A JP 8161243A JP 16124396 A JP16124396 A JP 16124396A JP H107938 A JPH107938 A JP H107938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hot
coating material
fragrance
paint
road pavement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8161243A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3411754B2 (ja
Inventor
Takeshi Hirota
武 廣田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Jushi Corp
Original Assignee
Sekisui Jushi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Jushi Corp filed Critical Sekisui Jushi Corp
Priority to JP16124396A priority Critical patent/JP3411754B2/ja
Publication of JPH107938A publication Critical patent/JPH107938A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3411754B2 publication Critical patent/JP3411754B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Paints Or Removers (AREA)
  • Road Signs Or Road Markings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】加熱溶融時に発生する悪臭を抑え、芳香臭を発
散させる加熱溶融型道路用塗料を提供する。 【解決手段】粘結樹脂、可塑剤、着色剤、充填剤、反射
材等からなる加熱溶融型道路用塗料において、天然また
は/および合成の香料を塗料全体に対して0.001〜
10重量%配合し、少なくとも加熱溶融時に芳香臭が発
散されるようにすることにより、加熱溶融時に発生して
いた悪臭がこの芳香臭により抑えられ、作業者や通行
人、周囲の住人等に与えていた不快感が解消される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特にコンクリート
やアスフアルト路面等に種々の道路標示をするのに使用
される加熱溶融型道路用塗料に関し、特に塗料の加熱溶
融時に発生する悪臭を押さえ、芳香臭が発散されるよう
になされたものである。
【0002】
【従来の技術】一般に道路標示を描出するのに用いられ
る加熱溶融型道路用塗料は、石油樹脂等の粘結樹脂に可
塑剤、着色剤、充填剤、反射材等が配合されてなるもの
であって、この塗料を所定温度以上に加熱溶融させ、こ
れを路面等に塗布して一定の厚さの樹脂膜を形成し、常
温にて固化させることにより、所望の区画線や文字、停
止線等の道路標示が描出できるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の加
熱溶融型道路用塗料では、加熱溶融時において塗料中の
粘結樹脂や可塑剤等が熱分解を起こして発生するガスに
より周囲に悪臭を放ち、作業者や通行人、周囲の住人等
に不快感を与えている。
【0004】そこで本発明は、加熱溶融時に発生する悪
臭を抑え、芳香臭を発散させることにより、上記の如き
問題を解消した加熱溶融型道路用塗料を提供せんとする
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のような構成としている。すなわちこの
発明に係る加熱溶融型道路用塗料は、粘結樹脂、可塑
剤、着色剤、充填剤、反射材等からなる加熱溶融型道路
用塗料において、天然または/および合成の香料が塗料
全体に対して0.001〜10重量%配合され、少なく
とも加熱溶融時に芳香臭が発散されるようになされたこ
とを特徴とするものである。
【0006】本発明の加熱溶融型道路用塗料によれば、
天然または/および合成の香料が配合され、芳香臭が発
散されるようになされているので、加熱溶融時に発生し
ていた悪臭がこの芳香臭により抑えられ、作業者や通行
人、周囲の住人等に与えていた不快感が解消される。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明において使用される香料
は、少なくとも加熱溶融時に芳香臭を発散するものであ
れば特に限定されず、天然香料であってもよいし、合成
香料であってもよく、また天然香料と合成香料とが併用
されていてもよい。前記天然香料とは、一般的に動植物
体から抽出した芳香油からなる動物性香料や植物性香料
であり、合成香料とは、天然香料の香気の主成分、ある
いはこれらと類似の香気を有する化合物であって、一般
的にテルペン化合物、芳香族化合物、脂肪族および脂環
族化合物等であり、具体的にはラクトン、ピネン、シト
ロネラール、カルボン、酢酸ゲラニオール、メントー
ル、ボルネオール、ベンジルアルコール等である。
【0008】前記の如く塗料が加熱溶融されて香料は高
温にさらされるため、耐熱性を有しているのが好まし
く、また香料は塗料中にそのまま配合されていてもよい
し、サイクロデキストリンや多孔性微粒子等に担持させ
て熱安定性を向上させていてもよい。なお配合される香
料の割合は、塗料全体に対して0.001〜10重量%
配合されており、0.001重量%以下では、悪臭を抑
えるに十分な芳香臭が発散されず、また悪臭を抑えるに
は10重量%までで十分であり、それ以上になると大幅
なコストアップとなるため、経済性を考慮すると不必要
である。
【0009】なお塗料を形成する粘結樹脂としては、一
般に石油樹脂が使用されるが、生ロジン、マレイン化ロ
ジンエステル、ポリアミド樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、キシレン樹脂等の熱可塑性樹脂が使用されてもよ
い。また可塑剤としては、植物油、植物油変性アルキド
樹脂、鉱物油、フタル酸エステル等が用いられ、着色剤
としては、二酸化チタンや黄鉛等、充填剤としては、一
般に炭酸カルシウムが使用されるが、珪砂、寒水砂、タ
ルク等が使用されてもよい。また塗膜の夜間視認性のた
めに反射材が配合される場合は、一般にはガラスビーズ
が使用され、さらに添加剤として沈降防止剤や酸化防止
剤等が適宜配合される。なお前記粘結樹脂、可塑剤、着
色剤、充填剤、反射材等は、加熱溶融型道路用塗料を構
成するために一般的に用いられているものを例示したま
でであって、必ずしも必須のものではなく、加熱溶融型
道路用塗料を構成するものであれば他のものであっても
よい。
【0010】
【実施例】香料の配合割合を変えた表1の如き配合に
て、本発明からなる実施例1〜3の加熱溶融型道路用塗
料と、比較例1〜2とをそれぞれ作成し、その塗料を加
熱溶融させた場合の臭気を観察し、その結果を同じく表
1に示した。なお表1において、溶融時の臭気とは、溶
融温度200℃において、攪拌中に発せられる臭気を記
録したものであり、芳香臭の持続性とは、溶融温度を2
00℃に保ちながら攪拌を続けたとき、芳香臭がほとん
ど感じられなくなるまでの時間を記録したものである。
また香料としては、シス−3−ヘキセニルベンゾエイト
を使用した。
【0011】
【表1】
【0012】表1より、香料が塗料全体に対して0.0
01〜10重量%配合されている実施例1〜3では、加
熱溶融時に発生している悪臭が芳香臭により効果的に抑
えられているものの、香料が少ない比較例1では悪臭を
抑えるに十分な芳香臭が発散されておらず、逆に香料が
15重量%である比較例2では、香料が10重量%であ
る実施例3で十分な芳香臭が発散されているところ、必
要以上の芳香臭が発散されていることが確認される。
【0013】
【発明の効果】本発明の加熱溶融型道路用塗料によれ
ば、天然または/および合成の香料が配合され、芳香臭
が発散されるようになされているので、加熱溶融時に発
生していた悪臭がこの芳香臭により抑えられ、作業者や
通行人、周囲の住人等に与えていた不快感が解消され
る。従って本発明は、特にコンクリートやアスフアルト
路面等に種々の道路標示をするのに使用される道路標示
用として、またその他、加熱溶融させて施工されるアス
フアルト舗装用やカラー舗装用等としても好適に使用さ
れるものである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粘結樹脂、可塑剤、着色剤、充填剤、反
    射材等からなる加熱溶融型道路用塗料において、天然ま
    たは/および合成の香料が塗料全体に対して0.001
    〜10重量%配合され、少なくとも加熱溶融時に芳香臭
    が発散されるようになされたことを特徴とする加熱溶融
    型道路用塗料。
JP16124396A 1996-06-21 1996-06-21 加熱溶融型道路用塗料 Expired - Fee Related JP3411754B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16124396A JP3411754B2 (ja) 1996-06-21 1996-06-21 加熱溶融型道路用塗料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16124396A JP3411754B2 (ja) 1996-06-21 1996-06-21 加熱溶融型道路用塗料

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH107938A true JPH107938A (ja) 1998-01-13
JP3411754B2 JP3411754B2 (ja) 2003-06-03

Family

ID=15731376

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16124396A Expired - Fee Related JP3411754B2 (ja) 1996-06-21 1996-06-21 加熱溶融型道路用塗料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3411754B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4806329A (en) * 1985-09-09 1989-02-21 Tama Chemicals Co., Ltd. Method of producing granular synthetic silica
US4842837A (en) * 1986-09-19 1989-06-27 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Process for producing fine spherical silica

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4806329A (en) * 1985-09-09 1989-02-21 Tama Chemicals Co., Ltd. Method of producing granular synthetic silica
US4842837A (en) * 1986-09-19 1989-06-27 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Process for producing fine spherical silica

Also Published As

Publication number Publication date
JP3411754B2 (ja) 2003-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105860738A (zh) 一种自发光道路标志标线涂料及其应用
JP5924506B2 (ja) 道路標示塗料、この塗料のマスターバッチペレット及びこのペレットを用いて施工された白色道路標示物
JPH107938A (ja) 加熱溶融型道路用塗料
MXPA04001941A (es) Composicion del gel polimerica clara y metodo para fabricar la misma.
US6533828B1 (en) Transparent clear candle shell
US6086644A (en) Scented candle and manufacturing method for same
JP2532090B2 (ja) 芳香剤用ゲル状基剤
AU665542B2 (en) Stick composition with sodium chloride and stearyl alcohol
US4904639A (en) Air fresheners
JP2003155377A (ja) 水性ゲル組成物
JPS6364986B2 (ja)
CN101585981B (zh) 凹凸棒蓄能发光涂料
JP3803141B2 (ja) 透明油性ゲル芳香剤組成物
WO2007075537A2 (en) Silicone additives for compatabilizing organic compounds with wax mixtures
JP3020042B2 (ja) 薫香性組成物
JPH0422582B2 (ja)
JP2001046482A (ja) 透明ゲル状芳香・消臭剤組成物
US20020002792A1 (en) Candle composition and method of making candle product
CN109350759A (zh) 一种车用空气净化混合物及其制备方法
JPH1094591A (ja) ゲル状芳香消臭剤組成物
JP2000023559A (ja) 撥水土およびその製造方法
CN103897459B (zh) 用于涂刷导线的夜光粉
JP2005000406A (ja) 芳香剤
KR102366318B1 (ko) 도로 표시용 페인트의 바인더 및 미끄럼 방지제의 바인더로 사용되는 열가소성 폴리에스터 수지 및 이의 제조 방법
JPH0254004A (ja) 芳香性樹脂舗装構造物

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080320

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090320

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100320

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100320

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110320

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110320

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120320

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees