JPH107938A - 加熱溶融型道路用塗料 - Google Patents
加熱溶融型道路用塗料Info
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- JPH107938A JPH107938A JP8161243A JP16124396A JPH107938A JP H107938 A JPH107938 A JP H107938A JP 8161243 A JP8161243 A JP 8161243A JP 16124396 A JP16124396 A JP 16124396A JP H107938 A JPH107938 A JP H107938A
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- Japan
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- fragrance
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- road pavement
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Abstract
散させる加熱溶融型道路用塗料を提供する。 【解決手段】粘結樹脂、可塑剤、着色剤、充填剤、反射
材等からなる加熱溶融型道路用塗料において、天然また
は/および合成の香料を塗料全体に対して0.001〜
10重量%配合し、少なくとも加熱溶融時に芳香臭が発
散されるようにすることにより、加熱溶融時に発生して
いた悪臭がこの芳香臭により抑えられ、作業者や通行
人、周囲の住人等に与えていた不快感が解消される。
Description
やアスフアルト路面等に種々の道路標示をするのに使用
される加熱溶融型道路用塗料に関し、特に塗料の加熱溶
融時に発生する悪臭を押さえ、芳香臭が発散されるよう
になされたものである。
る加熱溶融型道路用塗料は、石油樹脂等の粘結樹脂に可
塑剤、着色剤、充填剤、反射材等が配合されてなるもの
であって、この塗料を所定温度以上に加熱溶融させ、こ
れを路面等に塗布して一定の厚さの樹脂膜を形成し、常
温にて固化させることにより、所望の区画線や文字、停
止線等の道路標示が描出できるものである。
熱溶融型道路用塗料では、加熱溶融時において塗料中の
粘結樹脂や可塑剤等が熱分解を起こして発生するガスに
より周囲に悪臭を放ち、作業者や通行人、周囲の住人等
に不快感を与えている。
臭を抑え、芳香臭を発散させることにより、上記の如き
問題を解消した加熱溶融型道路用塗料を提供せんとする
ものである。
に、本発明は次のような構成としている。すなわちこの
発明に係る加熱溶融型道路用塗料は、粘結樹脂、可塑
剤、着色剤、充填剤、反射材等からなる加熱溶融型道路
用塗料において、天然または/および合成の香料が塗料
全体に対して0.001〜10重量%配合され、少なく
とも加熱溶融時に芳香臭が発散されるようになされたこ
とを特徴とするものである。
天然または/および合成の香料が配合され、芳香臭が発
散されるようになされているので、加熱溶融時に発生し
ていた悪臭がこの芳香臭により抑えられ、作業者や通行
人、周囲の住人等に与えていた不快感が解消される。
は、少なくとも加熱溶融時に芳香臭を発散するものであ
れば特に限定されず、天然香料であってもよいし、合成
香料であってもよく、また天然香料と合成香料とが併用
されていてもよい。前記天然香料とは、一般的に動植物
体から抽出した芳香油からなる動物性香料や植物性香料
であり、合成香料とは、天然香料の香気の主成分、ある
いはこれらと類似の香気を有する化合物であって、一般
的にテルペン化合物、芳香族化合物、脂肪族および脂環
族化合物等であり、具体的にはラクトン、ピネン、シト
ロネラール、カルボン、酢酸ゲラニオール、メントー
ル、ボルネオール、ベンジルアルコール等である。
温にさらされるため、耐熱性を有しているのが好まし
く、また香料は塗料中にそのまま配合されていてもよい
し、サイクロデキストリンや多孔性微粒子等に担持させ
て熱安定性を向上させていてもよい。なお配合される香
料の割合は、塗料全体に対して0.001〜10重量%
配合されており、0.001重量%以下では、悪臭を抑
えるに十分な芳香臭が発散されず、また悪臭を抑えるに
は10重量%までで十分であり、それ以上になると大幅
なコストアップとなるため、経済性を考慮すると不必要
である。
般に石油樹脂が使用されるが、生ロジン、マレイン化ロ
ジンエステル、ポリアミド樹脂、不飽和ポリエステル樹
脂、キシレン樹脂等の熱可塑性樹脂が使用されてもよ
い。また可塑剤としては、植物油、植物油変性アルキド
樹脂、鉱物油、フタル酸エステル等が用いられ、着色剤
としては、二酸化チタンや黄鉛等、充填剤としては、一
般に炭酸カルシウムが使用されるが、珪砂、寒水砂、タ
ルク等が使用されてもよい。また塗膜の夜間視認性のた
めに反射材が配合される場合は、一般にはガラスビーズ
が使用され、さらに添加剤として沈降防止剤や酸化防止
剤等が適宜配合される。なお前記粘結樹脂、可塑剤、着
色剤、充填剤、反射材等は、加熱溶融型道路用塗料を構
成するために一般的に用いられているものを例示したま
でであって、必ずしも必須のものではなく、加熱溶融型
道路用塗料を構成するものであれば他のものであっても
よい。
て、本発明からなる実施例1〜3の加熱溶融型道路用塗
料と、比較例1〜2とをそれぞれ作成し、その塗料を加
熱溶融させた場合の臭気を観察し、その結果を同じく表
1に示した。なお表1において、溶融時の臭気とは、溶
融温度200℃において、攪拌中に発せられる臭気を記
録したものであり、芳香臭の持続性とは、溶融温度を2
00℃に保ちながら攪拌を続けたとき、芳香臭がほとん
ど感じられなくなるまでの時間を記録したものである。
また香料としては、シス−3−ヘキセニルベンゾエイト
を使用した。
01〜10重量%配合されている実施例1〜3では、加
熱溶融時に発生している悪臭が芳香臭により効果的に抑
えられているものの、香料が少ない比較例1では悪臭を
抑えるに十分な芳香臭が発散されておらず、逆に香料が
15重量%である比較例2では、香料が10重量%であ
る実施例3で十分な芳香臭が発散されているところ、必
要以上の芳香臭が発散されていることが確認される。
ば、天然または/および合成の香料が配合され、芳香臭
が発散されるようになされているので、加熱溶融時に発
生していた悪臭がこの芳香臭により抑えられ、作業者や
通行人、周囲の住人等に与えていた不快感が解消され
る。従って本発明は、特にコンクリートやアスフアルト
路面等に種々の道路標示をするのに使用される道路標示
用として、またその他、加熱溶融させて施工されるアス
フアルト舗装用やカラー舗装用等としても好適に使用さ
れるものである。
Claims (1)
- 【請求項1】 粘結樹脂、可塑剤、着色剤、充填剤、反
射材等からなる加熱溶融型道路用塗料において、天然ま
たは/および合成の香料が塗料全体に対して0.001
〜10重量%配合され、少なくとも加熱溶融時に芳香臭
が発散されるようになされたことを特徴とする加熱溶融
型道路用塗料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16124396A JP3411754B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 加熱溶融型道路用塗料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16124396A JP3411754B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 加熱溶融型道路用塗料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH107938A true JPH107938A (ja) | 1998-01-13 |
JP3411754B2 JP3411754B2 (ja) | 2003-06-03 |
Family
ID=15731376
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16124396A Expired - Fee Related JP3411754B2 (ja) | 1996-06-21 | 1996-06-21 | 加熱溶融型道路用塗料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3411754B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4806329A (en) * | 1985-09-09 | 1989-02-21 | Tama Chemicals Co., Ltd. | Method of producing granular synthetic silica |
US4842837A (en) * | 1986-09-19 | 1989-06-27 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Process for producing fine spherical silica |
-
1996
- 1996-06-21 JP JP16124396A patent/JP3411754B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4806329A (en) * | 1985-09-09 | 1989-02-21 | Tama Chemicals Co., Ltd. | Method of producing granular synthetic silica |
US4842837A (en) * | 1986-09-19 | 1989-06-27 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Process for producing fine spherical silica |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3411754B2 (ja) | 2003-06-03 |
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