JPH1079129A - 対物レンズアクチュエータ - Google Patents

対物レンズアクチュエータ

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JPH1079129A
JPH1079129A JP8250983A JP25098396A JPH1079129A JP H1079129 A JPH1079129 A JP H1079129A JP 8250983 A JP8250983 A JP 8250983A JP 25098396 A JP25098396 A JP 25098396A JP H1079129 A JPH1079129 A JP H1079129A
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Tsukane Kudou
緯 工藤
Hidemi Haga
英美 芳賀
Akio Shibusaka
明男 渋坂
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NHK Spring Co Ltd
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NHK Spring Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対物レンズを支持する可動部材の振動を抑制
してディスク回転速度やヘッドスピードを向上可能と
し、もって光ディスク装置や光磁気ディスク装置などを
高速化及び高記録密度対応とすることが可能な対物レン
ズアクチュエータを提供する。 【解決手段】 ばね支持された本体部からフォーカシン
グ方向と直交する方向に対物レンズの支持片が突設され
た可動部材を有する対物レンズアクチュエータに於い
て、振動持に支持片に少なくとも遊端部が摺接するよう
に本体部に板ばねからなる摺接ダンパ装置を突設し、こ
の摺接ダンパ装置を支持片の振動時に摺接させて振動を
減衰させることで、対物レンズを支持する可動部材の振
動を抑制してディスク回転速度やヘッドスピードを向上
可能とし、光ディスク装置や光磁気ディスク装置などを
高速化することが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光ディスク装置や光
磁気ディスク装置などに用いられる対物レンズアクチュ
エータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば光ディスク装置や光磁
気ディスク装置に於て、ディスクの各トラックに正確に
光を集光させ、またはその反射光を受光素子に集光させ
るために、対物レンズが設けられた可動部材を4本の板
ばねでベース部材に対してフォーカシング方向及びトラ
ッキング方向に移動可能なように中立位置にばね支持
し、フォーカシングコイル及びトラッキングコイルと磁
石とから構成される磁気アクチュエータをもってこの可
動部材を駆動制御する光学ヘッドが知られているが、こ
の可動部材を保持するばね系での不要な振動モードや、
低周波数域に於ける対物レンズの光軸に対する傾きが問
題となる。これらは一般に可動部慣性力の作用点位置と
コイル駆動力、ばねの復元力作用点位置を極力一致させ
ることで低減させることができ、例えば特開平7−78
437号公報に開示されているように、対物レンズの光
軸に対して可動部材形状、コイル取付位置を対称とした
構造のものが知られている。
【0003】しかしながらこの構造では、小型、軽量化
が難しいことから、対物レンズの光軸に対して可動部材
形状、コイル取付位置を非対称とする構造が必要にな
る。
【0004】このような光学ヘッドにあって対物レンズ
を支持する可動部材として、例えば特開平6−3253
87号公報に開示されているように、ベース部材に立設
されたコアを遊挿するための比較的大きな上下通孔が設
けられた本体部と、この本体部からフォーカシング方向
と直交する方向に突設された対物レンズの支持片とから
なり、この本体部の上下通孔内にフォーカシングコイル
及びトラッキングコイルを保持したものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年上記した光
ディスク装置や光磁気ディスク装置のディスク回転速度
やヘッドスピードを向上してアクセス速度を高速化する
ことが望まれている。その際、浮動支持された上記可動
部材の振動が問題となる。特に、上記したような本体部
からフォーカシング方向と直交する方向に対物レンズの
支持片が突設されたものの場合、この支持片が薄肉とな
ることからその振動が最も問題となり、場合によっては
読み出し/書き込みエラーが発生する虞れがある。
【0006】そこで、例えば特開平5−197991号
公報には、ばねと錘を用いた所謂慣性ダンパを設けてフ
ォーカシング方向と直交する方向の回転を抑制する構造
が開示されており、これを例えば上記本体部から対物レ
ンズの支持片が突設されたものにそのままに適用し、支
持片の振動を直接抑制するような慣性ダンパを設けるこ
とも考えられるが、光学的に邪魔にならないように上記
慣性ダンパを設けることは困難であり、その構造が複雑
になるばかりでなく、重量化し、また設計自由度が低下
する問題もある。
【0007】本発明は上記したような従来技術の問題点
に鑑みなされたものであり、その主な目的は、対物レン
ズを支持する可動部材の振動を抑制してディスク回転速
度やヘッドスピードを向上可能とし、もって光ディスク
装置や光磁気ディスク装置などを高速化及び高記録密度
対応とすることが可能な対物レンズアクチュエータを提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述した目的は本発明に
よれば、ベース部材にフォーカシング方向及びトラッキ
ング方向に移動可能なように中立位置にばね支持され、
かつフォーカシングコイル及びトラッキングコイルを有
する本体部と、該本体部からフォーカシング方向と直交
する方向に突設された前記対物レンズの支持片とから構
成される可動部材を有する対物レンズアクチュエータで
あって、前記支持片に対して前記フォーカシング方向に
沿って並列となるように、かつ少なくとも遊端部が該支
持片に常に当接する向きに付勢されるように前記本体部
に突設された板ばねからなる摺接ダンパ装置を有し、前
記可動部材の振動時にフォーカシング方向に反復して傾
動する前記支持片に前記摺接ダンパ装置が摺接して振動
を減衰するようになっていることを特徴とする対物レン
ズアクチュエータを提供することにより達成される。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態を
添付の図面について詳しく説明する。
【0010】図1は、本発明が適用された光ディスク装
置や光磁気ディスク装置などに用いられる光学ヘッドの
要部斜視図、図2はその平面図である。この光学ヘッド
は、対物レンズ1と、この対物レンズ1を一端支持片2
bで支持する可動部材2と、図示されない装置本体側に
設けられた駆動装置により粗動するようになっているベ
ース部材(図示せず)と、可動部材2をベース部材にフ
ォーカシング方向及びトラッキング方向に移動可能なよ
うに中立位置にばね支持するばね手段としての互いに平
行な4本の板ばね4a、4b、4c、4dとを有してい
る。また、可動部材2の本体部2aの中間部には上下通
孔2cが開設され、その対物レンズ1の支持側とと相反
する側寄りにフォーカシングコイル5が貼着され、該フ
ォーカシングコイル5の前端面に左右一対のトラッキン
グコイル6が貼着されている。一方、ベース部材3には
ヨーク及び磁石からなる磁石ユニット7、8が立設さ
れ、一方の磁石ユニット7はフォーカシングコイル5に
突入し、他方の磁石ユニット8は上下通孔2cのフォー
カシングコイル5のない前部に突入してトラッキングコ
イル6と対峙している。
【0011】4本の板ばね4a、4b、4c、4dのう
ち、下側の板ばね4a、4bの一端は可動部材2の下部
にトラッキング方向に突設された一対のフランジ2dに
接着され、上側の板ばね4c、4dの一端は可動部材2
の上端面に接着されている。各板ばね4a、4b、4
c、4dの他端はベース部材のバックプレート3に固着
されている。尚、各板ばね4a、4b、4c、4dはフ
ォーカシングコイル5及びトラッキングコイル6と図示
されない外部制御装置を介して電源とを電気的に接続す
る配線をも兼ねている。
【0012】一方、図2(a)、図2(b)に併せて示
すように、本体部2aには、支持片2bに対してフォー
カシング方向に沿って略並列となるようにU字状をなす
板ばねからなる摺接ダンパ装置10が突設されている。
摺接ダンパ装置10の板ばねは基端側から遊側に向けて
傾斜し、遊端部10aが支持片2bに押圧されるように
撓んでいることにより、該遊端部10aは常に支持片2
bと当接するようになっている。摺接ダンパ装置10の
板ばねのばね定数、撓み量及び摺接面の面粗度のいずれ
か1つまたは2つ以上を調整することによって、支持片
2bの振動時の摺動抵抗を調整し得るようになってい
る。面粗度の調整は摺接ダンパ装置10側及び/または
支持片2b側の表面仕上げまたはコーティングなどによ
り可能である。また、摺接ダンパ装置10の遊端部10
aの最遊端は外向きに湾曲して支持片2bに食い込まな
いようになっている。
【0013】次に、図2、図3(a)、図3(b)を参
照して本実施形態の作動について説明する。本光学ヘッ
ドの運転時に、特にフォーカシング方向に支持片2bに
振動が発生すると、摺接ダンパ装置10との間で、例え
ば重ね板ばねの場合と同様な摺動摩擦が生じる。これに
より支持片2bの振動が減衰することとなる。その様子
を図3(b)のB部に示す。また、図3(a)に摺接ダ
ンパ装置10がない場合の周波数とゲインとの関係を示
す。
【0014】図3(a)のA部に示すように摺接ダンパ
装置10がない場合に高次共振周波数(約22kHz)
のピークが約11.3dBあったものが、摺接ダンパ装
置10を設けることにより、その重量により発生周波数
がやや低くなるもののピークが約5.2dBと著しく小
さくなっていることがわかる。ここで、上記同様な板ば
ねを支持片2bに接触させないようにして取り付けたも
のについても同様な実験を行ったが、振動の減衰効果は
得られなかった。
【0015】尚、上記実施形態では主にフォーカシング
方向の振動について述べたが、本願発明の構造上、トラ
ッキング方向の振動についても減衰効果があることは云
うまでもない。また、トラッキング方向の振動防止用に
別途上記同様な摺接ダンパ装置を設けても良い。
【0016】本発明は上記実施形態に限定されず様々な
応用が可能であることは云うまでもなく、例えば本実施
形態では摺接ダンパ装置を対物レンズの支持片の図1に
於ける上側に設けたが、下側に設けても良く、また板ば
ねの材質や形状も、組み付け可能な範囲で公知のいかな
るものを用いても良い。
【0017】
【発明の効果】以上の説明により明らかなように、本発
明による対物レンズアクチュエータによれば、ばね支持
された本体部からフォーカシング方向と直交する方向に
対物レンズの支持片が突設された可動部材を有する対物
レンズアクチュエータに於いて、振動持に支持片に少な
くとも遊端部が摺接するように本体部に板ばねからなる
摺接ダンパ装置を突設し、この摺接ダンパ装置を支持片
の振動時に摺接させて振動を減衰させることで、対物レ
ンズを支持する可動部材の振動を抑制してディスク回転
速度やヘッドスピードを向上可能とし、光ディスク装置
や光磁気ディスク装置などを高速化することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された光ディスク装置や光磁気デ
ィスク装置などに用いられる光学ヘッドの要部斜視図。
【図2】(a)は図1の光学ヘッドを簡略化して示す側
面図、(b)はその平面図。
【図3】(a)は摺接ダンパ装置のない場合の周波数と
ゲインとの関係を示すグラフ、(b)は摺接ダンパ装置
がある場合の周波数とゲインとの関係を示すグラフ。
【符号の説明】
1 対物レンズ 2 可動部材 3 バックプレート 2a 本体部 2b 支持部 2c 上下通孔 2d フランジ 4a、4b、4c、4d 板ばね 5 フォーカシングコイル 6 トラッキングコイル 7、8 磁石ユニット 10 摺接ダンパ装置 10a 遊端部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベース部材にフォーカシング方向及び
    トラッキング方向に移動可能なように中立位置にばね支
    持され、かつフォーカシングコイル及びトラッキングコ
    イルを有する本体部と、該本体部からフォーカシング方
    向と直交する方向に突設された前記対物レンズの支持片
    とから構成される可動部材を有する対物レンズアクチュ
    エータであって、前記支持片に対して前記フォーカシン
    グ方向に沿って並列となるように、かつ少なくとも遊端
    部が該支持片に常に当接する向きに付勢されるように前
    記本体部に突設された板ばねからなる摺接ダンパ装置を
    有し、 前記可動部材の振動時にフォーカシング方向に反復して
    傾動する前記支持片に前記摺接ダンパ装置が摺接して振
    動を減衰するようになっていることを特徴とする対物レ
    ンズアクチュエータ。
  2. 【請求項2】 前記支持片及び/または摺接ダンパ装
    置の摺接面に、摩擦係数が大きくなるように処理が施さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ
    アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 前記板ばねが基端側から遊端側に向け
    て傾斜し、該遊端部が前記支持片に押圧されるように撓
    んでおり、その撓み量を調節することで前記板ばねと前
    記支持片との間の摩擦力を調節していることを特徴とす
    る請求項1または請求項2に記載の対物レンズアクチュ
    エータ。
  4. 【請求項4】 前記板ばねの遊端部が前記支持片と相
    反する方向に湾曲し、該湾曲部が前記支持片に接触する
    ようになっていることを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれかに記載の対物レンズアクチュエータ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6259671B1 (en) 1997-08-27 2001-07-10 Nhk Spring Co., Ltd. Object lens actuator
KR100606699B1 (ko) * 1999-03-17 2006-07-31 엘지전자 주식회사 광픽업의 스프링 상수 보정 제어장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6259671B1 (en) 1997-08-27 2001-07-10 Nhk Spring Co., Ltd. Object lens actuator
KR100606699B1 (ko) * 1999-03-17 2006-07-31 엘지전자 주식회사 광픽업의 스프링 상수 보정 제어장치

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