JPH1078722A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH1078722A
JPH1078722A JP8233197A JP23319796A JPH1078722A JP H1078722 A JPH1078722 A JP H1078722A JP 8233197 A JP8233197 A JP 8233197A JP 23319796 A JP23319796 A JP 23319796A JP H1078722 A JPH1078722 A JP H1078722A
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oil
oil container
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Toyoji Ishikawa
豊治 石川
Hideaki Mochimaru
英明 持丸
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クリーニング装置と定着装置との遮熱を安価で
実現させ、小型で信頼性の高い画像形成装置を提供する
こと、また用紙がジャムしたときなどに操作者が定着装
置の熱い部分に触り難くすることを課題とする。 【解決手段】本発明は、記録媒体17Aに転写すべきト
ナー像を一時担持する画像担持体10Tと、この画像担
持体表面から記録媒体へトナー像を転写した後に残留す
るトナーを清掃するクリーニング装置16と、記録媒体
17Aを搬送しながら該記録媒体の下面側に転写された
トナー像を熱により定着する定着装置50を備えた画像
形成装置において、定着装置50内の定着ローラ50A
に離型オイルを供給するためのオイル容器60を備え、
該オイル容器の一部(通風路70A部分)で定着ローラ
50Aへの記録媒体進入側の外周を覆った構成とした。
これにより定着装置とクリーニング装置との間の遮熱を
安価に実現できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、ファクシ
ミリ、プリンター等の電子写真方式の画像形成装置に関
し、特に、機内空気の流通手段を備え、機内温度の上昇
を防止することができる構成の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複写機、ファクシミリ、プリンタ
ー等の電子写真方式の画像形成装置において、定着装置
から発生する熱による機内温度の上昇を防止するため
に、機内空気の流通手段を備えた画像形成装置が提案さ
れている。例えば、特開平5−142911号公報に
は、定着装置を含む排紙ユニットを所定の回動支点を中
心に開閉自在に構成し、感光体に残留したトナーを回収
する廃トナータンクと、現像器に補給する未使用トナー
を充填したトナー補給タンクとを一体形成し装置本体に
着脱するクリーナ・トナー・マガジンと、前記定着装置
から発生し前記クリーナ・トナー・マガジンとの間に滞
留する熱を排熱する排熱ファンとを備えた電子写真式記
録装置において、前記排紙ユニットと装置本体の隙間か
ら前記クリーナ・トナー・マガジン越しに吹き込む通気
ラインを遮断して前記定着装置とクリーナ・トナー・マ
ガジンとの間に前記排熱ファンに向けて長手方向の通気
ラインを形成する遮熱板を備えたことを特徴とするもの
が記載されており、この電子写真式記録装置によれば、
排紙ユニットと装置本体の隙間からクリーナ・トナー・
マガジン越しに吹き込む通気ラインを遮熱板により遮断
し、定着装置とクリーナ・トナー・マガジンとの間に排
熱ファンに向けて長手方向の通気ラインを形成するの
で、装置手前側はもちろん奥側の熱をも排熱できる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】プリンタ等において
は、画像を形成して最終的に1セットのプリント物を取
り出すとき、ページ順に揃っているのが好ましい。その
ため、電子写真方式のプリンタにおいては、定着・排紙
工程で用紙の下面が画像面になるよう、用紙を搬送しそ
のまま排紙するタイプのものが公知である。このタイプ
の画像形成装置は用紙の搬送経路がシンプルであり用紙
の搬送の信頼性が高い。しかし定着装置のヒータを内蔵
する熱ローラが感光体や、中間転写装置等の画像担持体
に接近するような配置となり、良好な画像を得るための
機内温度上昇防止に大きな課題がある。特に画像を形成
するトナーが機内の熱で軟化してしまうと、画像担持体
のクリーニングや、クリーニング後のトナー移送が正規
に行われず、装置全体の信頼性低下につながる。
【0004】そこで前述したように、定着装置から発生
する熱による機内温度の上昇を防止するために、機内空
気の流通手段を備えたものが提案されているが、特開平
5−142911号公報記載のものは、定着装置を含む
排紙ユニットを開放したときに定着装置のカバーに触れ
易く、場合によっては熱く感じることが想定される。前
記通気による排熱によって定着装置を充分冷却すれば、
熱く感じることは無くなるが、定着装置のカバーが直接
冷却されることから、定着ローラ表面の温度は上がら
ず、定着ローラに内蔵されるヒータの点灯率が増加し、
消費電力がかさむことがある。これを防ぐために、特別
の断熱材を定着装置に設けると、その部品代が余計にか
かり好ましくない。
【0005】本発明は上記事情に鑑みなされたものであ
って、その目的は、定着・排紙工程で用紙の下面が画像
面になるよう用紙を搬送するタイプの利点は活かし、信
頼性の高い画像形成装置を提供せんとするものである。
更に加えて、各請求項の目的を以下に詳細に述べる。
【0006】請求項1の目的は、トナーを内蔵するクリ
ーニング装置と定着装置との遮熱を安価で実現させ、小
型で信頼性の高い画像形成装置を提供せんとするもので
あり、また用紙がジャムしたときなどに操作者が定着装
置の熱い部分に触り難くするようにするものである。
【0007】請求項2の目的は、上記の目的に加え、ト
ナーを内蔵するクリーニング装置近傍の過昇温防止を装
置の外気を流入、流出させることで実現するものである
が、これを安価で実現させ、小型で信頼性の高い画像形
成装置を提供せんとするものである。
【0008】請求項3の目的は、上記の目的に加え、ト
ナーを内蔵するクリーニング装置の温度上昇を抑えるこ
とを安価で実現させることである。
【0009】請求項4の目的は、上記の目的に加え、排
熱口を定着ローラの軸線と直交方向に、広域に渡り設け
るのに都合の良い構成の画像形成装置を提供せんとする
ものである。
【0010】請求項5の目的は、請求項4の構成で、機
内温度の過昇温防止をより効率的に行わせる画像形成装
置を提供せんとするものである。
【0011】請求項6の目的は、上記の目的に加え、用
紙がジャムしたときの処置や消耗品の交換を容易に行え
るようにし、これらの作業時に操作者が定着装置の熱い
部分に触り難くするようにすることである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、記録媒体(17A)に転写
すべきトナー像を一時担持する画像担持体(10T)
と、この画像担持体表面から記録媒体へトナー像を転写
した後に残留するトナーを清掃するクリーニング装置
(16)と、前記記録媒体(17A)を搬送しながら該
記録媒体の下面側に転写されたトナー像を熱により定着
する定着装置(50)を備えた画像形成装置において、
前記定着装置(50)内の定着ローラ(50A)に離型
オイルを供給するためのオイル容器(60)を備え、該
オイル容器(60)の一部で定着ローラ(50A)への
記録媒体進入側の外周を覆ったことを特徴とするもので
ある。
【0013】請求項2記載の発明は、記録媒体(17
A)に転写すべきトナー像を一時担持する画像担持体
(10T)と、この画像担持体表面から記録媒体へトナ
ー像を転写した後に残留するトナーを清掃するクリーニ
ング装置(16)と、前記記録媒体(17A)を搬送し
ながら該記録媒体の下面側に転写されたトナー像を熱に
より定着する定着装置(50)を備えた画像形成装置に
おいて、前記定着装置(50)内の定着ローラ(50
A)に離型オイルを供給するためのオイル容器(60)
を備え、該オイル容器(60)の一部を定着装置(5
0)と前記クリーニング装置(16)に隣接させて設け
ると共に、機内外の空気を流通させる通風路(70A,
70B)を前記オイル容器(60)に実質一体的に形成
したことを特徴とするものである。
【0014】請求項3記載の発明は、請求項2記載の画
像形成装置において、前記通風路(70A)を定着ロー
ラ(50A)の軸方向に形成したことを特徴とするもの
である。
【0015】請求項4記載の発明は、請求項2記載の画
像形成装置において、前記通風路(70B)をオイル容
器(60)の下面に形成したことを特徴とするものであ
る。
【0016】請求項5記載の発明は、請求項4記載の画
像形成装置において、前記通風路(70B)の部分にお
いてはオイル容器(60)のオイル溜め部(60C)を
設けないことを特徴とするものである。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の
何れかに記載の画像形成装置において、画像形成装置本
体は不動側(100)と可動側(200)に分離、開放
できる構造であって、可動側(200)を分離開放した
ときにも、前記定着装置(50)とオイル容器(60)
は本体不動側(100)に残っている構成としたことを
特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図示
の実施例に基づいて詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例を示す多色画像形
成装置の概略中央断面図である。この多色画像形成装置
は、第1の画像担持体である感光体表面に形成された色
毎の画像が第2の画像担持体である中間転写体に重ね合
わせて4回転写され、その中間転写体上の4色重ね合わ
せ画像が、最終的に転写用紙等の記録媒体に転写され、
定着されて多色画像を得るという作像プロセスを行うも
のである。
【0020】図1において、符号1は矢印A方向に回転
駆動される第1の画像担持体であるベルト状の感光体で
あり、ローラ2,3により支持されている。この感光体
1は、帯電装置4によりその表面が一様に、定められた
極性に帯電される。そして、走査光学装置5により、図
示しないレーザー光源から出射された(色別の)書き込
み情報に対応したレーザー光5Dが、5Aで示すモータ
で回転するポリゴンミラー5B、fθレンズ5C、ミラ
ー5F等の光学部品を経て、帯電された感光体表面に照
射され静電潜像を形成する。この潜像は、黒色トナー現
像ユニット7、あるいは多色現像器6に備えられたシア
ン現像ユニットC、マゼンタ現像ユニットM、イエロー
現像ユニットY、の何れかにより現像され、可視像化さ
れる。尚、多色現像器6は、図示しない駆動装置により
回転され、所望の現像ユニットを所定の位置に移動させ
る。また、黒色トナー現像ユニット7は、カム45によ
り、感光体1に接離するような機構が採用されている。
【0021】図中符号10Tは第2の画像担持体である
ベルト状の中間転写体であり、ローラ11,12で回転
可能に支持されており、矢印B方向に回転する。そし
て、感光体1と接する所で感光体上のトナー像を転写
(一次転写)されるが、それはバイアス手段13の作用
による。フルカラー画像の形成においては、黒、イエロ
ー、マゼンタ、シアンの各色のトナー像を中間転写体1
0Tに順次重ね合わせて転写(一次転写)した後、その
4色のカラー画像を用紙17Aに一括して転写(二次転
写)する。この二次転写は、符号14で示す転写ローラ
によって行われる。用紙17Aは、給紙装置(給紙カセ
ット)17に納められており、給紙ローラ18が回転す
ることにより給送され、搬送ローラ対19を経て搬送さ
れる。そして、レジストローラ対20によりタイミング
がとられ、用紙17Aの下面側の定められた位置に中間
転写体10T上のトナー像が転写される。その後用紙1
7Aは定着装置50を通過し、定着ローラ50Aにより
搬送されながらトナー像が定着され、排紙ローラ対51
により排紙スタック部52上に、画像面を下向きにして
(ページ順に)スタックされる。
【0022】感光体1から中間転写体10Tに転写した
後、感光体上に残留するトナーは、クリーニング手段
(ブレード)15Aで掻き取られる。一方、中間転写体
10Tから用紙17Aに転写した後、中間転写体上に残
留するトナーは、クリーニング装置16のクリーニング
ブレード16Aで掻き取られる。感光体1のクリーニン
グ手段(ブレード)15Aは常に感光体1に接し、クリ
ーニング動作を行うが、中間転写体10Tのクリーニン
グブレード16Aは、トナー像を用紙に転写した後に中
間転写体10Tに接し残留するトナーを掻き取るよう接
離機構を有し、その作動タイミングが制御されている。
また、除電ランプLの光は、クリーニング工程の後、感
光体上の残留電位を正規のものとし、次の作像工程に移
行する。
【0023】図1に示すように画像形成装置内の左側に
は、電装・制御装置Eが収納されている。その上方に
は、ファンFが備えられており、機内の温度が過昇温す
ることを防止するために排風する。また、画像形成装置
の右側には、比較的小規模の別の給紙装置MFが備えら
れている。図では、MFは折り畳んだ状態にあり、開い
て使用するが、本発明に直接関係ない部分なので説明は
省略する。また、画像形成装置上部のOPはオペレーシ
ョンパネル(操作・表示パネル)であり、図で右側が使
用時の正面(主たる操作面)である。
【0024】次に図2は本発明の別の実施例を示す多色
画像形成装置の概略中央断面図である。図2の多色画像
形成装置と図1の多色画像形成装置とでは、定着装置5
0内の定着ローラ50Aに離型オイルを供給するための
オイル容器60と通風路の形状、及びファンFの取付位
置が相違するが、その他の構成は同じであり、図1と全
く同じ機能部品・ユニットには同符号を付けて説明を省
略する。また、本発明のポイントである通風路に関わる
部品・ユニットで、図1のものと機能が同じものは、形
状が異なっていても同じ符号を付与してある。
【0025】次に図1、図2に示す多色画像形成装置の
オイル容器及び通風路に関して説明する。図1、図2に
おいて、定着装置50の下部にはオイル容器60が設け
られている。この容器の一部(オイル溜め部)60Cは
深く形成され、その中にシリコン系のオイルを入れる。
オイル供給ローラ60Bは定着装置50の定着ローラ5
0Aの外周に接し、このオイル供給ローラ60Bとオイ
ル容器の一部60C内のオイルとの間には、オイル含浸
部材60Aが延在されている。定着ローラ50Aは中空
でヒータを内蔵している。このような構成部品により定
着ローラ50Aの表面に薄い膜状のオイルが塗布される
ことにより、用紙17A表面のトナーは定着ローラ50
Aに付着することなく溶融され、記録媒体である用紙1
7A上に定着される。この際、オイルは用紙17Aにも
吸収され消耗するので、オペレータはオイル容器60内
のオイル残量に応じてオイルを適宜補給する。
【0026】また、図1、図2において、オイル容器6
0の一部は定着装置50と中間転写体10Tのクリーニ
ング装置16に隣接させて設けられており、且つオイル
容器60の一部で定着ローラ50Aへの用紙進入側の外
周が覆われている。そして、機内外の空気を流通させる
通風路70A,70Bが上記オイル容器60に実質一体
的に形成されている。この通風路70A,70Bは用紙
17Aが定着装置50に進入する付近から、排風用のフ
ァンFに至る部分を指す。さらに詳細に表すために、図
1の実施例で採用したオイル容器の形状例を図3(又は
図4)に、図2の実施例で採用したオイル容器の形状例
を図5に示す。
【0027】図1,3に示すオイル容器60は、オイル
を溜めておく深い部分(オイル溜め部)60Cが、定着
ローラ50Aの軸芯方向に、容器のほぼ全体に渡って設
けられている。通風路70A,70Bは、定着装置50
とクリーニング装置16との間と、画像形成装置を前面
(図1の右側)から見たときの側部に設けてある。前者
の通風路70Aの側部に外気取り入れ用の吸入孔が設け
てあり、後者の通風路70BはファンFに通じている。
側部の外気取り入れ用の吸入孔は、装置本体のカバー
(不図示)の開口に通じている。
【0028】オイル容器60の本体はある程度耐熱性の
ある樹脂で成形する。その際、型の移動上で制約があ
り、成形不可能な通風路の部分は別の部材で形成する。
例えば別の部材でカバー70Cを作り、このカバー70
Cを図3のように容器本体に張り付けたりすることで形
成する。カバー70Cの部分の材質は、薄い樹脂のフィ
ルムなど、安価なものが使える。尚、図3の例では、オ
イル容器本体の通風路70BのファンFに通じる排風部
を略直角方向に曲げて形成しているが、図4に示すオイ
ル容器60のように、通風路70Bの排風部をストレー
トにファンFに通じるように形成してもよい。
【0029】図3の上方に示しているのは、オイル含浸
部材60Aの取り付け方式の一例であり、板バネからな
るブラケット60Dを用いてオイル含浸部材60Aをオ
イル容器60に取り付ける例である。より詳しく述べる
と、バネ性のあるSUS等の薄板材で製作された断面形
状く字型のブラケット(板バネ)60Dの一部に爪状の
突起(図中の爪部)を設け、フェルト等の材質からなる
オイル含浸部材60Aに設けた切込み穴に上記ブラケッ
ト60Dの爪部を差し込むことにより、オイル含浸部材
60Aの一端側をブラケット60Dの上部に固定する。
また、ブラケット60Dの底部にはオイル容器60に形
成されているピンに圧入される穴が設けられていて、該
穴とピンを結合することによりブラケット60Dとオイ
ル容器60が組み立てられ、オイル含浸部材60Aがブ
ラケット60Dを介してオイル容器60に取り付けられ
る。また、ブラケット60Dをオイル容器60に組み付
けた際に、オイル含浸部材60Aの他端側をオイル容器
60のオイル溜め部60Cに入れておき、このオイル含
浸部材60Aの他端側からオイル溜め部60C内のオイ
ルを吸い上げるようにする。
【0030】図1に示したオイル供給ローラ60Bは定
着装置50の定着ローラ50Aと共に回転するように取
り付けられているので、上記のように構成されたオイル
容器60を画像形成装置に組み付け、上記ブラケット
(板バネ)60Dのバネ性を利用し、オイル含浸部材6
0Aの一端側をオイル供給ローラ60Bに押し当てるこ
とにより、オイル含浸部材60Aに含浸されたオイルが
オイル供給ローラ60Bを介して定着ローラ50Aの表
面に供給される。
【0031】次に、図2,5に示すオイル容器60は、
オイルを溜めておく深い部分(オイル溜め部)60C
が、定着ローラ50Aの軸芯方向で、容器のほぼ半分の
範囲に設けられている。通風路は、定着装置50とクリ
ーニング装置16との間の通風路70Aに外気取り入れ
用の吸入孔が、ファンFに通じる通風路70Bの排風部
が画像形成装置を前面(図2の右側)から見たとき後部
に設けてある。そしてファンFに通じる通風路70Bは
オイル容器60の下面に設けてある。この場合、オイル
容器60の全体に渡って通風路70Bを確保するとオイ
ルを溜めておく深い部分60Cが確保できなくなるの
で、オイル容器60下面の通風路70Bは図5(b),
(c)に示すように後方側の幅が狭い形状になってい
る。従って、オイル含浸部材60Aも図5(a)に示す
ように、オイル溜め部60Cに入れる側の幅を狭くした
ような形状をしている。このオイル含浸部材60Aの取
り付け方法は図示していないが、図3で示したブラケッ
ト60Dと同様のものを用いて取り付ける方式が採用で
き、前述した通りであるので説明を省略する。尚、オイ
ル容器60の下面には、図5(c)に示したように、風
を導くようなガイドリブが一体に形成されている。
【0032】図5に示したオイル容器60の本体もある
程度耐熱性のある樹脂で成形する。その際、型の移動上
で制約があり、成形不可能な通風路の部分は別の部材で
形成する。例えば図5(d)に示すようなカバー70C
を作り、このカバー70Cを容器本体の下面側に張り付
けたりすることで形成する。尚、図5に示したファンF
はいわゆる貫流ファンで、回転軸方向に長い羽根のもの
が採用でき、広域に渡って空気を流通することができ
る。
【0033】図3(又は図4)、図5において、通風路
の吸入孔をオイル容器60の端部にしてあるのは、温度
の低い外気を吸入するためである。本体装置内の空気を
吸入することも考えられるが、その気流によって記録媒
体17Aの搬送状態が安定しないことや、クリーニング
装置16の僅かな隙間からトナーが飛散するなどの不具
合を出さないよう、外気を吸入するのが望ましい。
【0034】尚、オイル容器の形状であるが、図1、図
2に示すものは両方とも画像形成装置前面から見たとき
後方にかなり長く形成してある。この理由は後方に長く
形成しないと、オイルを溜めておく深い部分(オイル溜
め部)60Cが黒トナー現像ユニット7が在るため確保
できないことによる。もっとも画像形成装置の高さを増
せばオイルを溜めておく部分60Cも、オイル容器60
の下の通風路70Bも充分確保できるが、全体を低く、
コンパクトな画像形成装置を実現させるため、これらの
図のようなレイアウトを採用している。
【0035】次に図6は、図2に示した多色画像形成装
置本体の一部(可動側)を開放し、消耗品ユニットを移
動させた状態を示す図である(図1の画像形成装置でも
同様の状態となる)。記録媒体17Aを搬送するための
ローラやガイド部などを備える可動側本体200は、不
動側本体100に回転支軸9Aにより回動可能に支持さ
れている。また、感光体1や中間転写体10T等から構
成された消耗品ユニット300は、可動側本体200と
は独立的に不動側本体100に支持され、可動側本体2
00を不動側本体100から分離・開放したとき、不動
側本体100に対し着脱可能にしてある。また、可動側
本体200を分離開放したときにも、定着装置50とオ
イル容器60は不動側本体100に残っている構成とな
っている。このような構造であるから、もし記録媒体
(用紙)17Aがその搬送路でジャムした場合、操作者
は可動側本体200を図のように開放することにより
(消耗品ユニット300は移動する必要はない)、ジャ
ムした用紙の除去ができる。
【0036】ここで、本発明による画像形成装置では、
オイル容器60の一部で定着ローラ50Aへの記録媒体
(用紙)進入側の外周を覆っているが、もし定着装置5
0の定着ローラ50Aへの用紙進入側を覆う部材、例え
ば図でオイル容器60の通風路70Aと記入した部分が
無いと、ジャムの処置のとき、場合によっては用紙が定
着装置50に進入する側の定着ローラ50Aを覆うカバ
ーの外面に操作者の手が直接触れることが考えられる。
また、消耗品ユニット300の交換や、内部の現像装置
6,7の保守のとき、定着装置50やクリーニング装置
16の外面に操作者の手が直接触れることも考えられ
る。
【0037】しかし本発明による画像形成装置では、定
着装置50とクリーニング装置16の間にオイル容器6
0の一部を介入させている構成であり、該オイル容器6
0の一部で定着装置50の定着ローラ50Aへの用紙進
入側の外周を覆っているので、用紙が定着装置50に進
入する側の定着ローラ50Aを覆うカバーの外面に操作
者の手が直接触れることはない。また、オイル容器60
の一部が遮熱の機能を有するので、クリーニング装置1
6の外面の温度が低く、たとえ操作者が直接触れても熱
く感じない。また、オイル容器60の一部で定着装置5
0への用紙進入側を覆う部材、例えば図で通風路70A
の部分に外気を流すようにした場合には、さらに冷却の
効果が大きい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の画
像形成装置においては、定着装置とクリーニング装置と
の間にオイル容器の一部を配置し、該オイル容器の一部
で定着装置の定着ローラへの記録媒体進入側の外周を覆
った構成としたので、操作者が用紙のジャムを処理する
とき、定着装置の熱い部分に触れ難くできる。また、特
別のカバー部品を必要とせず安価に定着装置とクリーニ
ング装置との間の遮熱が実現でき、クリーニング装置内
のトナーが溶け、廃トナーの搬送不良が発生するという
ことがなく、装置の信頼性も確保できる。
【0039】請求項2記載の画像形成装置においては、
請求項1と同様の効果に加え、定着装置の定着ローラに
オイルを供給するオイル供給用容器に通風路を形成する
ので、特別の通風路用のダクトを必要とせず安価に機内
の温度の過昇温防止が実現でき、装置の信頼性も確保で
きる。
【0040】請求項3記載の画像形成装置においては、
請求項2の効果に加え、通風路を定着ローラの軸線の長
手方向で、定着装置とクリーニング装置の間に設けるの
で、その間の遮熱効果が大きい。
【0041】請求項4記載の画像形成装置においては、
請求項2の効果に加え、通風路を定着ローラの軸線と直
交方向に設けるので、排風口を装置本体の後部に備える
画像形成装置にとって、通風路は曲げずにストレートに
確保することができ、効率の良い排風ができる。
【0042】請求項5記載の画像形成装置においては、
請求項4の効果に加え、通風路の部分においてはオイル
容器のオイル溜め部を設けない構成としたので、通風路
のスペースを大きく確保でき、風量を多く確保でき広域
に渡って効率的に排熱することができる。
【0043】請求項6記載の画像形成装置においては、
本体の一部を可動とし、不動側本体より分離、開放が可
能なので、保守が容易である。その保守に際し、定着装
置により温度の上昇したユニット、部品に触れ難いの
で、保守作業が安全で快適にできる。また、定着装置及
びそのオイル容器は不動側本体に留まる構成であるか
ら、可動側を不動側本体より分離、開放した際に、オイ
ルがこぼれるような事態が発生することもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す多色画像形成装置の概
略中央断面図である。
【図2】本発明の別の実施例を示す多色画像形成装置の
概略中央断面図である。
【図3】図1に示す多色画像形成装置に具備されるオイ
ル容器の構成部材を展開して示す斜視図である。
【図4】図1に示す多色画像形成装置に具備されるオイ
ル容器本体の別の例を示す斜視図である。
【図5】図2に示す多色画像形成装置に具備されるオイ
ル容器の構成例を示す図であって、(a)はオイル容器
の構成部材を展開して示す斜視図、(b)は(a)に示
すオイル容器をV方向(後方)から見た平面図、(c)
は(a)に示すオイル容器をX方向(下面側)から見た
平面図、(d)は(a)に示すオイル容器の下面側に取
り付けられるカバーの一例を示す斜視図である。
【図6】図2に示した多色画像形成装置本体の一部(可
動側)を開放し、消耗品ユニットを移動させた状態を示
す図である。
【符号の説明】
1:感光体 4:帯電装置 5:走査光学装置 6:多色現像器 7:黒トナー現像ユニット 10T:中間転写体(画像担持体) 14:転写ローラ 16:中間転写体のクリーニング装置 17:給紙装置 17A:用紙(記録媒体) 50:定着装置 50A:定着ローラ 60:オイル容器 60A:オイル含浸部材 60B:オイル供給ローラ 60C:オイル溜め部 60D:ブラケット(板バネ) 70A,70B:通風路 100:不動側本体 200:可動側本体 300:消耗品ユニット F:ファン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体に転写すべきトナー像を一時担持
    する画像担持体と、この画像担持体表面から記録媒体へ
    トナー像を転写した後に残留するトナーを清掃するクリ
    ーニング装置と、前記記録媒体を搬送しながら該記録媒
    体の下面側に転写されたトナー像を熱により定着する定
    着装置を備えた画像形成装置において、 前記定着装置内の定着ローラに離型オイルを供給するた
    めのオイル容器を備え、該オイル容器の一部で定着ロー
    ラへの記録媒体進入側の外周を覆ったことを特徴とする
    画像形成装置。
  2. 【請求項2】記録媒体に転写すべきトナー像を一時担持
    する画像担持体と、この画像担持体表面から記録媒体へ
    トナー像を転写した後に残留するトナーを清掃するクリ
    ーニング装置と、前記記録媒体を搬送しながら該記録媒
    体の下面側に転写されたトナー像を熱により定着する定
    着装置を備えた画像形成装置において、 前記定着装置内の定着ローラに離型オイルを供給するた
    めのオイル容器を備え、該オイル容器の一部を定着装置
    と前記クリーニング装置に隣接させて設けると共に、機
    内外の空気を流通させる通風路を前記オイル容器に実質
    一体的に形成したことを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記通風路を定着ローラの軸方向に形成し
    たことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】前記通風路をオイル容器の下面に形成した
    ことを特徴とする請求項2記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記通風路の部分においてはオイル容器の
    オイル溜め部を設けないことを特徴とする請求項4記載
    の画像形成装置。
  6. 【請求項6】画像形成装置本体は不動側と可動側に分
    離、開放できる構造であって、可動側を分離開放したと
    きにも、前記定着装置とオイル容器は本体不動側に残っ
    ている構成としたことを特徴とする請求項1乃至5の何
    れかに記載の画像形成装置。
JP8233197A 1996-09-03 1996-09-03 画像形成装置 Pending JPH1078722A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020060744A (ja) * 2018-10-12 2020-04-16 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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JP2020060744A (ja) * 2018-10-12 2020-04-16 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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