JPH1078307A - 周期性パターンを有する試料の欠陥検出方法 - Google Patents

周期性パターンを有する試料の欠陥検出方法

Info

Publication number
JPH1078307A
JPH1078307A JP25218796A JP25218796A JPH1078307A JP H1078307 A JPH1078307 A JP H1078307A JP 25218796 A JP25218796 A JP 25218796A JP 25218796 A JP25218796 A JP 25218796A JP H1078307 A JPH1078307 A JP H1078307A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
image data
linear
periodic pattern
defect
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP25218796A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3756264B2 (ja
Inventor
Satoshi Shimizu
敏 清水
Minoru Nakanishi
稔 中西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
Priority to JP25218796A priority Critical patent/JP3756264B2/ja
Publication of JPH1078307A publication Critical patent/JPH1078307A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3756264B2 publication Critical patent/JP3756264B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Testing Of Optical Devices Or Fibers (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 シヤドウマスクのような単位パターンが周期
的に配列されている工業製品の、モアレの影響を受けな
い欠陥検出方法を提供する。 【解決手段】 試料の移動方向に対して垂直な方向の、
試料の線状領域を線状光源にて照明し、該線状照明から
試料を経た正反射光もしくは透過光を線状領域撮影手段
により撮影する工程と、該線状領域撮影手段により得ら
れた画像データから試料の欠陥検出を行う画像データ処
理工程とを有し、前記画像データ処理手段は、線状領域
撮影手段により直接的ないし間接的に得られた第一の画
像データに対し、微分演算処理等のフィルタ処理を施し
て第二の画像データを得て、得られた第二の画像データ
を所定のスライスレベルと比較する比較処理を施し、欠
陥部を検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は,シヤドウマスク等
の周期性パターンを有する試料のパターン欠陥を検出す
る方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、シヤドウマスクのような周期
的な開口を有する、即ち、単位開口を単位パターンとし
て、単位パターンが周期的に配列されている工業製品の
欠陥検出を行う方法は種々知られている。例えば、試料
面に対し垂直な方向から見える欠陥に関しては、カメラ
で撮影したビデオ信号を調べてパターン認識を行う方
法、欠陥のないパターンを同様に撮影して得られた信号
と比較して欠陥を検出する方法、あるいはコヒーレント
光を照射した時の周期性パターンの光の回折現象を利用
する方法等が知られている。しかし、これらの方法には
検査に費やされる時間が大きいという問題があった。
【0003】この為、本願の出願人により、検査時間を
少なくする方法として、図8(a)に示すようにCCD
ラインセンサカメラ等を用いて試料を透過した透過光を
撮影し、得られた画像データ(信号)を処理する方法
や、図8(b)に示すように試料からの正反射光をCC
Dラインセンサカメラ等を用いて撮影し、得られた画像
データ(信号)を処理する方法が提案されている。図8
(a)に示す方法は、試料の孔(開口)890の大小欠
陥やピンホールを検出するためのもので、図8(b)は
試料の孔(開口)890のエグレ欠陥(図8(b)
(ロ)に示す850)を検出するためのものである。し
かしながら、図8(a)や図8(b)に示す方法の場
合、撮影される周期性パターンの単位パターン間のピッ
チとCCDラインセンサカメラ等の1画素ピッチの不整
合により、撮影された画像信号(画像データ)に、無視
できない周波数成分がのる場合があり、これが欠陥検出
の感度低下をもたらしてしまうため問題となっていた。
尚、以降、線状領域撮影手段により撮影される周期性パ
ターンの単位パターン間のピッチと線状領域撮影手段の
1画素ピッチの不整合により、撮影された画像信号(画
像データ)に、無視できない周波数成分がのる場合、こ
の周波数成分のことをモアレと言う。
【0004】一方、本出願人により、試料の孔(開口)
のエグレ欠陥を検出する方法で、モアレの影響を受けな
い方法も特開平5−302820号にて開示されてい
る。この方法は、試料を透過した斜光をCCDラインセ
ンサカメラ等で撮影し、得られたデータを処理すること
により欠陥を検出する方法であり、図9(a)に示すよ
うにして欠陥検出が行われていた。しかしながら、この
方法の場合、図9(b)に示すように、光が試料の開口
(パターン)890のピッチおきに透過されるため、C
CDラインセンサカメラ801が試料807を見込む角
度(仰角θと言う)で最適な角度、即ち最適仰角を調整
する必要があった。また、この方法の場合、特定の方向
の透過光で検査すると、図9(b)に示すように、エグ
レ欠陥851は検出されてもエグレ欠陥852は検出さ
れない。このため、図9(c)に示すように、各種方向
(位置)のエグレの検出には、その方向にあった透過光
による検査が必要とした。即ち、検査部位毎(方向毎)
に検査を必要とした。このように、図9示す、試料を透
過した斜光を線CCDラインセンサカメラ等で撮影する
方法では、モアレの影響を受けず、エグレ欠陥の検出は
できるが、検査タクトが増加するという問題であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、シヤド
ウマスクのような周期的な孔(開口とも言う)を有する
工業製品の欠陥を検出する方法においては、いずれも、
検査に費やす時間が大きくなるという問題か、モアレの
影響を受け欠陥検出感度が低下するという問題があり、
この対応が求められていた。本発明は、このような状況
のもと、シヤドウマスクのような周期的な開口を有す
る、即ち、単位開口を単位パターンとして、単位パター
ンが周期的に配列されている工業製品の欠陥検出を、図
8(a)ないし図8(b)に示す方法と同じく、照明手
段から試料を経た正反射光ないし透過光にて行い、モア
レの影響を受けない欠陥検出方法を提供しようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の周期性パターン
を有する試料の欠陥検出装置は、一定速度で移動する、
周期性パターンを有する試料の欠陥を検出する欠陥検出
方法であって、試料の移動方向に対して垂直な方向の、
試料の線状領域を線状光源にて照明し、該線状照明から
試料を経た正反射光もしくは透過光を線状領域撮影手段
により撮影する工程と、該線状領域撮影手段により得ら
れた画像データから試料の欠陥検出を行う画像データ処
理工程とを有し、前記画像データ処理手段は、線状領域
撮影手段により直接的ないし間接的に得られた第一の画
像データに対し、微分演算処理等のフィルタ処理を施し
て第二の画像データを得て、得られた第二の画像データ
を所定のスライスレベルと比較する比較処理を施して、
欠陥部を検出するものであり、線状領域撮影手段により
撮影される周期性パターンの単位パターン間のピッチ
が、線状領域撮影手段の1画素ピッチの整数倍に相当す
るものであることを特徴とするものである。そして、上
記において、線状領域撮影手段をCCDラインセンサカ
メラとしたことを特徴とするものである。そしてまた、
上記における比較処理が、得られた第二の画像データを
所定のスライスレベルで2値化する二値化処理であるこ
とを特徴とするものである。また、上記において、試料
をシヤドウマスクまたはカラーフィルターとしたことを
特徴とするものである。
【0007】尚、周期性パターンを有する試料とは、単
位形状を周期的に繰り返した試料で、例えばシヤドウマ
スクのように開口を周期的に繰り返した工業製品を言
い、シヤドスマスクのように単位形状である開口を1つ
のパターンとして扱い、これを繰り返して配列されてい
るものを周期性パターンを有する試料としている。シヤ
ドウマスクの他には、カラー撮像管用分解フィルター、
フオトマスク、フレネルレンズ等、一定の光学的性質形
状を持つ単位(これを単位パターンと言う)が一次元
的、二次元的に規則的に配列されている工業製品、或い
は単位パターンがその光学的性質、形状および一次元方
向、二次元方向の配列ピッチを徐々に変化させながら繰
り返し配列されている工業製品等が周期性パターンを有
する試料として挙げられる。無地の紙、フィルム、鉄
板、塗布面等もこれに準じる。また、正反射光とは、試
料への入射光と試料からの反射光とが、試料面に垂直な
面に対し、互いに同じ角度で反対側である反射光を意味
しており、線状領域撮影手段により撮影されて得られた
データおよび、さらに処理手段により処理されたデータ
を画像データと、総称して言っている。
【0008】
【作用】本発明の周期性パターンを有する試料の欠陥検
出装置は、上記のように構成することにより、一定速度
で移動する単位パターンが周期的に配列されている工業
製品の欠陥検出を、照明手段から試料を経た正反射光な
いし透過光にて行い、撮影される周期性パターンの単位
パターン間のピッチと線状領域撮影手段の1画素ピッチ
の不整合により、撮影された画像信号(画像データ)
に、無視できない周波数成分、即ちモアレが発生しない
欠陥検出方法の提供を可能としている。詳しくは、試料
の移動方向に対して垂直な方向の、試料の線状領域を線
状光源にて照明し、該線状照明から試料を経た正反射光
もしくは透過光を線状領域撮影手段により撮影する工程
と、該線状領域撮影手段により得られた画像データから
試料の欠陥検出を行う画像データ処理工程とを有し、前
記画像データ処理手段は、線状領域撮影手段により直接
的ないし間接的に得られた第一の画像データに対し、微
分演算処理等のフィルタ処理を施して第二の画像データ
を得て、得られた第二の画像データを所定のスライスレ
ベルと比較する比較処理を施して、欠陥部を検出するも
のであり、線状領域撮影手段により撮影される周期性パ
ターンの単位パターン間のピッチが、線状領域撮影手段
の1画素ピッチの整数倍に相当するものであることによ
りこれを達成している。具体的には、線状領域撮影手段
をCCDラインセンサカメラとしたことにより装置全体
を簡単なものとしており、特に、試料をシヤドウマスク
としたこと場合には、有効である。
【0009】
【実施例】本発明の周期性パターンを有する試料の欠陥
検出方法を実施例を挙げ図に基づいて説明する。図1
は、本実施例の欠陥検出方法の工程を示したフロー図で
あり、図2は本実施例の特徴部である撮影される周期性
パターンのピッチと撮影手段の画素との関係を示した図
である。また、図3は、本実施例を実施するための装置
構成の概略図であり、図4は撮影のしくみを説明するた
めの図で、図4(b)は図4(a)のA1−A2におけ
る断面を示している。図1、図2、図3、図4中、10
0は欠陥検出装置、110は試料(シヤドウマスク)、
120はCCDラインセンサカメラ、130は線状光源
(蛍光灯)、130Aは線状領域、140は搬送装置、
150はカメラ回転移動制御部、160はカメラ移動
部、170は信号処理部、180は制御部、190は孔
(開口部)、191は孔配列方向、192はテーパー
部、200は法線方向である。図3に示す装置は、搬送
装置140上に置かれ、順次搬送されてくる周期性のパ
ターンを有する試料(シヤドウマスク)110に対し、
搬送方向に垂直の方向に置かれた線状光源130にて照
明を行い、試料110からの透過光をCCDラキインセ
ンサカメラ120にて撮影し、得られた信号データ(画
像データ)を信号処理部170にて処理して欠陥検出を
行う欠陥検出装置である。本実施例では、図9に示す方
法のように、最適仰角調整や検査部位毎(方向毎)の検
査を必要としない。
【0010】本実施例は孔(開口)を周期的に配列させ
たシヤドウマスクの欠陥検出を、図3に示す装置にて、
図4に示す撮影の仕方にて、且つ、図2に示すように撮
影される周期性パターンのピッチと撮影手段の画素との
関係を設定して、撮影した画像データを処理して、欠陥
検出を行う場合の、欠陥検出方法である。先ず、図2に
示すように、撮影されるシヤドウマスクの孔(開口)1
90のピッチとCCDラインセンサカメラ120の画素
の関係を設定する。(図1(S10)) 撮影されるシヤドウマスクの孔(開口)190のピッチ
が、CCDラインセンサカメラ120の1画素ピッチの
整数倍に相当するように設定する。本実施例では、図2
に示すように、撮影されるシヤドウマスクの孔(開
口)、即ち、撮影された周期性パターンの1ピッチとC
CDラインセンサカメラの画素ピッチとの比が3:1で
ある。
【0011】次いで、図3に示す装置にシヤドウマスク
(試料)を載せながら、試料の表面の線状領域を線状光
源にて照明し、該線状照明から試料を経た正反射光を線
状領域撮影手段により撮影して、順次、図5に示すよう
にスキヤン(走査)に対応する画像データNi(Dij
を得る。(図1(S20)) ここで、Ni(Dij)はi番目のスキヤン(走査)に対
応する画像データであり、Dijはi番目のスキヤンにお
けるCCDラインセンサカメラのj番目の画素における
データ値を意味する。
【0012】次いで、CCDラインセンサカメラの全画
素に対して、各画素のデータ毎に、図5に示すように、
i番目のスキヤンのデータNi、i+1番目のスキヤン
のデータNi+1、i+2番目のスキヤンのデータNi
+2を積算する積算処理を行い、第一の画像データSi
を作成する。(図1(S30)) 積算処理を行うのは、複数分のスキヤン(走査)の画像
データを積算処理することにより、ランダムノイズの影
響を少なくするためである。積算された第一の画像デー
タSiは、図6(a)に示されるように、小さな周波数
成分を持つ大きなウネリにのったデータであり、この程
度の周波数成分のウネリでは、欠陥検出への影響はでな
い。第一の画像データSiからは、撮影される周期性パ
ターンの単位パターン間のピッチと線状領域撮影手段の
1画素ピッチの不整合により、撮影された画像信号(画
像データ)に、無視できない周波数成分は除去されてい
る。図6(a)に示すウネリの原因は、撮影される周期
性パターンの単位パターンの単位パターン間のピッチと
線状領域撮影手段の1画素ピッチとの整合が完全でない
ためである。尚、積算は3スキヤン(走査)分の画像デ
ータとは特に限定はされないことは言うまでもない。
【0013】次いで、第一の画像データに対し、微分演
算処理等のフィルタ処理を施して欠陥部を強調させた第
二の画像データ得る。(図1(S40)) 本実施例では、図2に示すように撮影された周期性パタ
ーンの1ピッチ(最小ピッチ)とCCDラインセンサカ
メラの画素ピッチとの比が3:1であるので、フィルタ
としては、図7(a)に示す微分フィルターを用いた。
撮影された周期性パターンの1ピッチ(最小ピッチ)と
CCDラインセンサカメラの画素ピッチとの比が2:1
とした場合には、フィルタのサイズ、係数を変えた図7
(b)に示すフィルタを用いれば良い。また、上記のフ
ィルタ処理は、要素配列を有するフィルターを用いて、
積算された画像データ(第一の画像データ)に対して積
和演算する処理である。尚、ここでは、撮影手段(CC
Dラインセンサカメラ120)から得られ、積算された
画像データ(信号データ)Si(Dij)と空間フィル
ターテーブルW(Ak)を用い、Si(Dij)とW
(Ak)との積和演算を行うことをフィルタ処理と言
い、この処理に用いられるW(Ak)をフィルターと言
い、一般には微分フィルターないし空間フィルターと呼
ぶ。フィルタ処理により得られた第二の画像データは、
図6(b)に示されるように、欠陥部が強調されたデー
タである。
【0014】更に、第二の画像データを所定のスライス
レベルで2値化する2値化処理を施して、欠陥部のみを
抽出する。(図1(S50)) 2値化後のデータは図6(c)に示すものであり、欠陥
部のみが検出される。このようにして、撮影される周期
性パターンの単位パターン間のピッチと線状領域撮影手
段の1画素ピッチの不整合により、撮影された画像信号
(画像データ)に、無視できない周波数成分が発生しな
いようにしているため、欠陥検出を確実に行うことを可
能としている。
【0015】本実施例に用いた図3に示す装置につい
て、更に説明しておく。図3において、検査対象である
試料(シヤドウマスク)110は、搬送装置140によ
り、矢印の方向に移動し、順次、CCDラインセンサカ
メラ120の下側を通過する。また、図4に示すよう
に、CCDラインセンサカメラ120のスキヤン(走
査)方向と試料(シヤドウマスク)110の孔(開口)
190の配列方向191が平行となるように、回転駆動
制御部150によって調整する。線状光源130として
は螢光灯を用いたが、試料110の進行方向に直交する
方向の試料の線状領域130Aを照射し、試料(シヤド
ウマスク)110を透過した透過光をCCDラインセン
サカメラ120にて撮影できるように設定した。
【0016】尚、図3に示す装置においては、撮影の視
野の調整が出来、試料110の周期性パターンの単位パ
ターン間のピッチが、線状領域撮影手段の1画素ピッチ
の整数倍であるように、CCDラインセンサカメラ12
0の視野を調整している。本実施例の場合は、撮影され
る試料110の周期性パターンの単位パターン間のピッ
チが、線状領域撮影手段の1画素ピッチの3倍に合わせ
てある。
【0017】信号処理部170は、CCDラインセンサ
カメラ120による撮影にて得られた画像データを処理
して欠陥検出を行うものであり、図1に示す、スキヤン
(走査)により得られた画像データを積算する積算処
理、積算されたて得た画像データ(第一の画像データ)
に対して積和演算して第二の画像データを得るフィルタ
処理、得られた第二の画像データについて所定のスライ
スレベルで2値化する2値化処理等を行うものである。
【0018】尚、上記実施例は、図8(a)に示す方法
においてモアレの影響のないものとしたものであるが、
図8(b)に示す方法においても、撮影される周期性パ
ターンの1ピッチ(最小ピッチ)をCCDラインセンサ
カメラの画素ピッチの整数倍にしておくことにより、モ
アレの影響をなくすことができることは言うまでもな
い。
【0019】
【効果】本発明は、上記のように、シヤドウマスクのよ
うな単位パターンが周期的に配列されている工業製品の
欠陥検出を、照明手段から試料を経た正反射光ないし透
過光にて行い、撮影される周期性パターンの単位パター
ン間のピッチと線状領域撮影手段の1画素ピッチの不整
合により、撮影された画像信号(画像データ)に、無視
できない周波数成分、即ちモアレが発生しない欠陥検出
方法の提供を可能とし、結果的に欠陥検出をより確実な
ものとしている。また、図9に示す、試料を透過した斜
光を撮影する方法のように最適仰角調整や検査部位毎
(方向毎)の検査を行う必要がなく、作業性の面でも優
れた欠陥検出方法の実施が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の欠陥検出方法の工程を示したフロー
【図2】撮影される周期性パターンのピッチと撮影手段
の画素との関係を示した図
【図3】本実施例を実施するための装置構成の概略図
【図4】撮影のしくみを説明するための図
【図5】信号の積算を説明するための図
【図6】積算後の画像データおよびフィルタ処理後の画
像データを示した図
【図7】微分フィルタを示した図
【図8】従来の欠陥検出方法を説明するための図
【図9】従来の欠陥検出方法を説明するための図
【符号の説明】
100 欠陥検出装置 110 試料(シヤドウマスク) 120 CCDラインセンサカメラ 130 線状光源(蛍光灯) 130A 線状領域 140 搬送装置 150 カメラ回転移動制御部 160 カメラ移動部 170 信号処理部 180 制御部 190 孔(開口部) 191 孔配列方向 192 テーパー部 195 孔のピッチ(単位パターン
最小ピッチ) 200 法線方向 801 CCDラインセンサカメラ 802 線状光源 803 レンズ 805 回転ステージ 806 一軸移動ステージ 807 試料 808 保持支柱 809 カメラコントローラ及び信
号処理装置 810 コントローラ 811 制御コンピュータ 830 透過光 835 正反射光 850、851、852 エグレ欠陥 890 孔(開口) 892 テーパー部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定速度で移動する、周期性パターンを
    有する試料の欠陥を検出する欠陥検出方法であって、試
    料の移動方向に対して垂直な方向の、試料の線状領域を
    線状光源にて照明し、該線状照明から試料を経た正反射
    光もしくは透過光を線状領域撮影手段により撮影する工
    程と、該線状領域撮影手段により得られた画像データか
    ら試料の欠陥検出を行う画像データ処理工程とを有し、
    前記画像データ処理手段は、線状領域撮影手段により直
    接的ないし間接的に得られた第一の画像データに対し、
    微分演算処理等のフィルタ処理を施して第二の画像デー
    タを得て、得られた第二の画像データを所定のスライス
    レベルと比較する比較処理を施して、欠陥部を検出する
    ものであり、線状領域撮影手段により撮影される周期性
    パターンの単位パターン間のピッチが、線状領域撮影手
    段の1画素ピッチの整数倍に相当するものであることを
    特徴とする周期性パターンを有する試料の欠陥検出方
    法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、線状領域撮影手段を
    CCDラインセンサカメラとしたことを特徴とする周期
    性パターンを有する試料の欠陥検出方法。
  3. 【請求項3】 請求項1ないし2における比較処理が、
    得られた第二の画像データを所定のスライスレベルで2
    値化する二値化処理であることを特徴とする周期性パタ
    ーンを有する試料の欠陥検出方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3において、試料をシヤ
    ドウマスクまたはカラーフィルターとしたことを特徴と
    する周期性パターンを有する試料の欠陥検出方法。
JP25218796A 1996-09-04 1996-09-04 周期性パターンを有する試料の欠陥検出方法 Expired - Fee Related JP3756264B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25218796A JP3756264B2 (ja) 1996-09-04 1996-09-04 周期性パターンを有する試料の欠陥検出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25218796A JP3756264B2 (ja) 1996-09-04 1996-09-04 周期性パターンを有する試料の欠陥検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1078307A true JPH1078307A (ja) 1998-03-24
JP3756264B2 JP3756264B2 (ja) 2006-03-15

Family

ID=17233716

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25218796A Expired - Fee Related JP3756264B2 (ja) 1996-09-04 1996-09-04 周期性パターンを有する試料の欠陥検出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3756264B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040045172A (ko) * 2002-11-22 2004-06-01 갈란트 프리시젼 머시닝 캄파니, 리미티드 스캔 장치용 영상 캡춰 방법
US7889358B2 (en) 2006-04-26 2011-02-15 Sharp Kabushiki Kaisha Color filter inspection method, color filter manufacturing method, and color filter inspection apparatus
KR101229125B1 (ko) 2009-07-30 2013-02-01 경희대학교 산학협력단 주기 구조물의 비파괴 검사 방법
CN104251768A (zh) * 2014-09-18 2014-12-31 常熟实盈光学科技有限公司 判定摄像头模组中镜头阴影效应的方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040045172A (ko) * 2002-11-22 2004-06-01 갈란트 프리시젼 머시닝 캄파니, 리미티드 스캔 장치용 영상 캡춰 방법
US7889358B2 (en) 2006-04-26 2011-02-15 Sharp Kabushiki Kaisha Color filter inspection method, color filter manufacturing method, and color filter inspection apparatus
KR101229125B1 (ko) 2009-07-30 2013-02-01 경희대학교 산학협력단 주기 구조물의 비파괴 검사 방법
CN104251768A (zh) * 2014-09-18 2014-12-31 常熟实盈光学科技有限公司 判定摄像头模组中镜头阴影效应的方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3756264B2 (ja) 2006-03-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2910956B2 (ja) 繰返しパターンをもつ表面の欠陥検査方法及び装置
KR100472129B1 (ko) 결함 검사 장치 및 결함 검사 방법
KR20060060742A (ko) 자동화 웹 검사를 위한 장치 및 방법
US7355690B2 (en) Double inspection of reticle or wafer
JP2004264287A (ja) サンプリング不足の画像を再構築するためにディザリングを用いることによって基板表面内の欠陥を識別する方法および装置
JP2010107471A (ja) キズ検査装置および検査方法
JP7061494B2 (ja) 検査方法、ペリクルの製造方法、および検査装置
JP2004354250A (ja) 欠陥検査装置
US7286697B2 (en) System for imaging an extended area
JPH0713598B2 (ja) 周期性パタ−ンの欠陥検査方法
JP4825833B2 (ja) パターン検査装置及びパターン検査方法
JPH1078307A (ja) 周期性パターンを有する試料の欠陥検出方法
JP2005106725A (ja) 被検査物の外観検査方法及び外観検査装置
JP2007147376A (ja) 検査装置
JP2002175520A (ja) 基板面の不良検出装置、不良検出方法、及び不良検出のためのプログラムを記録した記録媒体
JP3332175B2 (ja) 周期性パターンの欠陥検査方法
WO2006019446A2 (en) Double inspection of reticle or wafer
JP3710915B2 (ja) 表面欠陥の検査方法
JPH1062358A (ja) 周期性パターンを有する試料の欠陥検出装置
JP2009222631A (ja) 周期性パターンのムラ検査装置および方法
JP3827812B2 (ja) 表面欠陥検査装置および表面欠陥検査方法
JP2004151622A (ja) マスク欠陥検査装置及びマスク欠陥検査方法
JP2005077272A (ja) 欠陥検査方法
JP6906823B1 (ja) マスク検査方法及びマスク検査装置
JP3803677B2 (ja) 欠陥分類装置及び欠陥分類方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20041109

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041130

A521 Written amendment

Effective date: 20050125

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051004

A521 Written amendment

Effective date: 20051125

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051220

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051221

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100106

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110106

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 5

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110106

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120106

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120106

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130106

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130106

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140106

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees