JPH1078305A - コンクリートのひび割れ計測方法及び計測装置 - Google Patents

コンクリートのひび割れ計測方法及び計測装置

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JPH1078305A
JPH1078305A JP25547196A JP25547196A JPH1078305A JP H1078305 A JPH1078305 A JP H1078305A JP 25547196 A JP25547196 A JP 25547196A JP 25547196 A JP25547196 A JP 25547196A JP H1078305 A JPH1078305 A JP H1078305A
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Shuichi Fujita
修一 藤田
Tsuneo Shiotani
恒夫 塩谷
Riyouichi Matsusaki
良一 松▲さき▼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 写真撮影によりコンクリートのひび割れ状
態を計測する方法において、被調査面まで出向く必要が
なく、被調査面に真正面から正対しなくても正確に計測
できる方法と、そのための装置を提供する。 【解決手段】被調査面(A)上の少なくとも3点の測定点
(S1),(S2),(S3)についてカメラ(1)から各測定点(S1),(S
2),(S3)までの距離と水平角と垂直角を計測し演算して
カメラ(1)の光軸に対する被調査面(A)の傾斜角を求め
る。一部にオーバーラップする部分(C)を含む複数枚の
被調査面(A)の写真(B1),(B2),(B3),(B4)を撮る。写真の
情報を演算装置(12)に取り入れて演算処理により被調査
面(A)を正面から正対して見た連続する画像となるよう
に補正してひび割れの分布状態を求める。補正された画
像上の所定の距離とそれに対応する実際の被調査面(A)
上の距離とから縮尺率を求めてひび割れの幅を算出す
る。被調査面(A)のひび割れの分布状態とひび割れの幅
を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建造物の壁面など
のコンクリートのひび割れの分布状態や幅を計測する方
法と、それに用いる計測装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリート建造物は経時的に表面に劣
化が生じるが、この表面劣化の内で「ひび割れ」は健全
性を診断する上で重要な検査項目である。したがって、
その分布範囲や幅を正確に計測し、経時的な状態変化を
把握することが重要である。
【0003】従来からひび割れの分布範囲や幅を計測す
る手段としては作業者がコンクリート面のスケッチを行
い、ひび割れにクラックスケールを直接当てて割れ幅を
計測している。
【0004】しかしながらこの方法では、観測者に高い
熟練度が要求され、ひび割れの位置や幅を個人差なく正
確にスケッチするのは困難である。又、現場での作業に
長時間を要するため作業性が良くない。更に、計測すべ
きコンクリート建造物の立地条件により大規模な足場架
設等の作業設備が必要となり、特に高所などでは作業に
危険も伴う。
【0005】そこで、近年では被調査面を一旦写真に撮
り、その写真に画像処理や解析等を加えてひび割れの状
態を調べようとする提案がなされ、実用化が検討されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】実物の被調査面と写真
に写った被調査面とでは大きさが異なるため、写真撮影
時にスケール(定規)等を一緒に写し込み、写されたス
ケールから写真の縮尺率を求め、それを基準として長さ
や幅等の数値を算出している。したがって、スケール等
の長さの基準となるものを被調査面に貼り付ける作業が
必要であり、被調査面が高所に有る場合には依然として
足場架台が必要となり、作業性はあまり改善されていな
い。
【0007】又、被調査面の斜めから写真を撮ると遠近
がでて正確なひび割れの分布や幅を知ることができない
ので、被調査面の真正面から正対して撮影する必要が有
るが、正確に真正面から正対して撮影することは困難で
あり、測定誤差が大きくなる傾向がある。また、場所に
よっては真正面から写真を撮ることが困難な場合もあ
る。
【0008】そこで、写真撮影によりコンクリートのひ
び割れを計測する方法において、被調査面まで出向く必
要がなく、被調査面に真正面から正対しなくても正確に
計測できる方法と、そのための装置が求められている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明のコンクリートの
ひび割れ計測方法は、被調査面(A)上の少なくとも3点
の測定点(S1),(S2),(S3)についてカメラ(1)から各測定
点(S1),(S2),(S3)までの距離と水平角と垂直角を計測し
演算してカメラ(1)の光軸に対する被調査面(A)の傾斜角
を求め、一部にオーバーラップする部分(C)を含む複数
枚の被調査面(A)の写真(B1),(B2),(B3),(B4)を撮り、写
真の情報を演算装置(12)に取り入れて演算処理により被
調査面(A)を正面から正対して見た連続する画像となる
ように補正してひび割れの分布状態を求めると共に、補
正された画像上の所定の距離とそれに対応する実際の被
調査面(A)上の距離とから縮尺率を求めてひび割れの幅
を算出し、被調査面(A)のひび割れの分布状態とひび割
れの幅を表示することを特徴とする。
【0010】又は、被調査面(A)上の3点の測定点(S1),
(S2),(S3)についてカメラ(1)から各測定点(S1),(S2),(S
3)までの距離と水平角と垂直角を計測し演算してカメラ
(1)の光軸に対する被調査面(A)の傾斜角を求め、1枚の
写真の撮影中心(S1)を定め、カメラ(1)からの距離,カ
メラの光軸に対する水平角,垂直角を求め、それに基づ
き他の写真の撮影中心(P2),(P3),(P4)の水平角と垂直角
を演算し、演算結果にしたがってカメラ(1)を向けて写
真を撮影することにより一部にオーバーラップする部分
(C)を含む複数枚の被調査面の写真(B1),(B2),(B3),(B4)
を撮影し、写真の情報を演算装置(12)に取り入れて演算
処理により被調査面を正面から正対して見た連続する画
像となるように補正してひび割れの分布状態を求めると
共に、補正された画像上の隣接する写真中心間距離と、
それに対応する実際の被調査面(A)上の距離とから縮尺
率を算出してひび割れの幅を求め、出力装置により被調
査面(A)のひび割れの分布状態とひび割れの幅を示した
状態図を出力することを特徴とする。
【0011】又は、被調査面(A)上の3点の測定点(S1),
(S2),(S3)についてカメラ(1)の光軸と平行な光軸を有す
る光学距離計(5)を用いて該光学距離計(5)から各測定点
(S1),(S2),(S3)までの距離と水平角と垂直角を計測し、
計測結果を演算装置(12)により三角関数を用いて演算処
理してカメラ(1)の光軸に対する被調査面(A)の傾斜角を
求め、1枚の写真の撮影中心(P1)を定め、カメラ(1)か
らの距離,カメラ(1)の光軸に対する水平角,垂直角を
求め、それに基づき他の3枚の写真の撮影中心(P2),(P
3),(P4)の水平角と垂直角を演算し、各撮影中心(P1),(P
2),(P3),(P4)にカメラ(1)を向けて写真を撮影すること
により一部にオーバーラップする部分を含む「田の字
形」配列となる4枚の写真を撮影し、写真の情報を演算
装置(12)に取り入れて演算処理により被調査面を正面か
ら正対して見た連続する画像となるように補正してひび
割れの分布状態を求めると共に、補正された画像上の隣
接する写真中心間距離と、それに対応する実際の被調査
面(A)上の距離とから縮尺率を算出して指定する箇所の
ひび割れの幅を求め、出力装置(14)により被調査面(A)
のひび割れの分布状態と指定箇所のひび割れの幅を示し
た状態図を出力することを特徴とする。
【0012】本発明のコンクリートのひび割れ計測装置
は、カメラ(1)と、カメラ(1)の光軸と常に平行な光軸を
有するようにカメラ(1)と一定の距離に配された光学距
離計(5)と、カメラ(1)の回転角を計測するエンコーダー
(3),(4)と、光学距離計(5)の回転角を計測するエンコ
ーダー(7)と、カメラ(1)で撮られた情報を演算装置(12)
に読み取るための読み取り装置(13)と、光学距離計(5)
及びエンコーダー(3),(4),(6)から得られた情報と前
記読み取り装置(13)により読み取られた情報を演算処理
可能な演算装置(12)を備えたことを特徴とする。
【0013】又はカメラ(1)と、カメラ(1)の光軸と常に
平行な光軸を有するようにカメラ(1)と一定の距離に配
された光学距離計(5)と、カメラ(1)の回転角を計測する
エンコーダー(3),(4)と、光学距離計(5)の回転角を計
測するエンコーダー(7)と、光学距離計(5)及びエンコー
ダー(3),(4),(6)から得られた情報を演算処理する演
算装置(12)と、カメラ(1)で撮られた情報を演算装置に
読み取るための読み取り装置と、該読み取り装置により
読み取られた情報を演算処理する演算装置を備えたこと
を特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明を好適な実施例を用
いて説明する。 [被調査面までの距離と被調査面の傾きの計測]図1は
被調査面までの距離と被調査面の傾きの計測する様子を
示した図である。図中において(A)は被調査面、(1)はカ
メラ、(2)は(図では簡略して描いたが)カメラを回転
させるための機構である。カメラは通常は水平に設置さ
れる。
【0015】カメラ(1)に隣接して取り付けられ光軸が
カメラの光軸と平行な光学距離計を用いてこのカメラ
(1)と被調査面上の任意の3点(S1),(S2),(S3)までの距
離を計測する。3点を測定しているので被調査面(A)の
傾斜角、すなわちカメラ(1)の光軸に対して被調査面(A)
の有している水平方向の角度や、垂直方向の角度(水平
面に対する仰角または俯角)を測定することができる。
【0016】図3は計測装置の構成の概要を示した図で
ある。(1)は写真を撮影するカメラであり、(3)はカメラ
の垂直方向の回転を行う垂直ロータリーインデックス、
(4)はカメラの水平方向の回転を行う水平ロータリーイ
ンデックスである。(5)は光学距離計であり、カメラか
ら被調査面までの距離を求めるために用いられる。(6)
はカメラを回転させたときのロータリーインデックスの
歯車の回転数を計測するロータリーエンコーダーであ
る。(7)はミラー回転角エンコーダーであり、光学距離
計(5)のミラー角度を計測するために用いられる。(8)は
コネクターボックス、(9)は各エンコーダーから送られ
てくる信号をパソコンで処理を行うためのデータに変換
する3軸24ビットカウンターである。(11)は電源とな
る蓄電地、(10)はD−Aコンバータである。(12)は各種
演算等を行う演算装置としてのパソコンである。(13)は
スキャナー等の読み取り装置、(14)はプリンター,プロ
ッタ等の出力装置である。
【0017】図1では説明の便宜上、カメラと被調査面
の計測点(S1),(S2),(S3)までの距離を直接図っているよ
うに示しているが、実際には光学距離計(5)とカメラ(1)
は若干離れて配置されており計測装置の回転軸はカメラ
(1)のフィルム面の像が結ばれる点と異なるため、その
ままではカメラ(1)からの正確な距離や角度とならな
い。光学距離計(5)とカメラ(1)との距離は常に一定であ
り、両者の光軸は常に平行であるためエンコーダー
(6),(7)から得られた角度データと光学距離計(5)から
得られた距離データをもとにしてパソコン(12)で三角関
数を用いた演算処理により補正することにより、カメラ
(1)を基準とした計測値を求めることができる。これに
より被調査面(A)上の3箇所の計測点(S1),(S2),(S3)と
カメラ(1)のフィルム上の像を結ぶ箇所までの距離及び
カメラの光軸に対する被調査面(A)の水平角と垂直角を
得ることができる。
【0018】[写真の中心点を特定]図2は撮影時の様
子を示す図であり、(A)は被調査面である。基準となる
1枚の写真(B1)の撮影中心として任意の1点(P1)を
定め、その距離と水平角と垂直角を計測し、そのデータ
に基づいてパソコン(12)で他の3枚の写真(B2),(B3),(B
4)の撮影中心(P2,P3,P4)にカメラを向けるため
の水平角,垂直角を計算させる。本実施例では互いに若
干オーバーラップした「田の字形」(縦及び横に各2枚
並べた形)に4枚の写真を撮影するように撮影中心(P
2,P3,P4)を計算させた。
【0019】そして計算結果に基づいてカメラ(1)をそ
れぞれの方向に向かせて各写真(計4枚)を撮影する。
各写真の撮影中心(P1,P2,P3,P4)を定めて、そ
の点が実際の撮影中心となるように撮影して並べれば、
一部がオーバーラップした田の字形の写真を得ることが
できる。図中(C)は写真が重なり合うオーバーラップ部
分である。
【0020】ここで、オーバーラップするように写真を
撮るのは、後過程で写真の縮尺率を求めると共に、写真
間の調査できていない「抜け」の部分が生じないように
するためである。したがって、オーバーラップする部分
(C)をできるだけ少なくして効率良く広い面積の写真撮
影ができるように写真の中心点(P2,P3,P4)を算
出している。
【0021】[読み込みと補正]各写真をスキャナー等
の読み取り装置(13)でパソコン(12)に取り込み、画面上
で接合し、連続した「田の字形」に並べる。尚、先に写
真を「田の字形」に並べて接続してからパソコン(12)に
取り込んでもよい。
【0022】取り込まれた写真は、斜め(真正面以外)
から写した写真であれば、このままでは写真の遠近によ
りひび割れの位置や幅が不正確となる。そこで、正面か
ら写したのと同様になるようにパソコン(12)のソフトに
より演算処理することにより、パソコン(12)の画面上に
は被調査面(A)を正面から見た様子が映し出されるよう
にする。
【0023】[読み取り,作図]補正された画面からひ
び割れの部分を読み取る。このとき、2値化処理等によ
り色が暗く写っている部分をひび割れと認識させるよう
にしたが、コンクリートの継ぎ目や表面の汚れを誤って
ひび割れであると認識している場合には、画面上で修正
することができ、逆に実際はひび割れであるにもかかわ
らず認識できていない箇所についても修正することがで
きる。
【0024】更に、被調査面の表面とひび割れとのコン
トラストが異常に少ない等の理由で画面から自動的にひ
び割れを認識するのが困難な場合は、マウスやペン入力
装置等で画面をなぞるようにしてひび割れの位置を入力
することもできる。
【0025】次いで指定した箇所のひび割れの幅を数値
で表示する。写真の中心間の距離を基準寸法とし、被調
査面の該当する実基準寸法(例えばP14間)と比較し
て縮尺率を算出し、画面上のひび割れ部の幅方向の絵素
数と縮尺率から実際のひび割れの幅を計算することがで
きる。同様にひび割れの長さを数値で表示できるように
しても良い。
【0026】以上により得られた情報に基づきプリンタ
ーやプロッタ等の出力装置(14)によりに被調査面のひび
割れの分布と指定箇所のひび割れの幅を示した図面を出
力させることができる。もちろん、FD等の記憶媒体に
情報を記憶させておくこともできる。
【0027】被調査面の同じひび割れについて、計測装
置と被調査面(A)との距離を20mとし、カメラ(1)の光
軸と被調査面(A)との角度が90°(真正面)及び右6
0°から撮影した写真を処理して得られた計測値と、計
測者が作業者が被調査面(A)に出向いてクラックスケー
ルを用いて測定した実測値とを表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】表1から明らかなように、測定結果には若
干の差が見られるものの、実測値にも測定誤差が有るこ
とも考慮すれば、非常に精度良く計測できたといえ、十
分実用性が有ることがわかった。
【0030】尚、本実施例では4枚の写真を「田の字
形」に配したが、2枚又は3枚の写真を一部がオーバー
ラップするように撮影しても良いし、更に広い面積にわ
たる被調査面について調べる場合には、5枚以上の写真
を碁盤の目のように並べても良い。
【0031】又、被調査面が平面ではなく段や屈曲が有
るような場合には各平面に分けて調査すると良い。
【0032】更に、上記実施例ではカメラとして通常の
カメラを用いて撮影し、現像した写真をスキャナーでパ
ソコン内に情報を取り込んだが、カメラとしてCCDカ
メラを用い、情報を直接パソコン内に取り込むようにし
ても良い。その場合は写真の現像に要する時間を不要と
することができる。
【0033】距離計も利用可能であれば他の方式のも
の、例えば電波測距,超音波測距,光波測距等によるも
のを用いても良い。
【0034】又、上記実施例では画像処理に用いる演算
装置と、距離や角度の計算に用いる演算装置は同じパソ
コン(12)を使用したが、別の演算装置を用いてもよい。
例えば図4に示すように、現場には携帯が容易な小型の
パソコン(12)を持って行って写真の撮影作業を行い、画
像処理用の大型のオフコン(15)等の演算装置やスキャナ
ー等の読み取り装置(13)やプリンター等の出力装置(14)
を会社や事務所等に置いておくようにすれば、持ち運ぶ
基材が少なく軽量になるので機動性が向上する。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように、本発明により写真撮
影によりコンクリートのひび割れ状態を計測する方法に
おいて、被調査面まで出向く必要がなく、被調査面に真
正面から正対しなくても正確に計測できる方法と、その
ための装置を提供することができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】被調査面の角度,距離の計測の様子を示した
図。
【図2】被調査面の撮影の様子を示した図。
【図3】実施例の計測装置の構成の概要を示した図。
【図4】実施例の計測装置の構成の概要を示した図。
【符号の説明】
(1) カメラ (3) 垂直ロータリーインデックス (4) 水平ロータリーインデックス (5) 光学距離計 (6) ロータリーエンコーダー (7) ミラー回転角エンコーダー (12) パソコン(演算装置) (13) スキャナ(読み取り装置) (15) オフコン(演算装置)
フロントページの続き (72)発明者 塩谷 恒夫 大阪市北区西天満5丁目14番10号 近畿コ ンクリート工業株式会社内 (72)発明者 松▲さき▼ 良一 大阪市北区西天満5丁目14番10号 近畿コ ンクリート工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被調査面上の少なくとも3点の測定点に
    ついてカメラから各測定点までの距離と水平角と垂直角
    を計測し演算してカメラの光軸に対する被調査面の傾斜
    角を求め、 一部にオーバーラップする部分を含む複数枚の被調査面
    の写真を撮り、写真の情報を演算装置に取り入れて演算
    処理により被調査面を正面から正対して見た連続する画
    像となるように補正してひび割れの分布状態を求めると
    共に、 補正された画像上の所定の距離とそれに対応する実際の
    被調査面上の距離とから縮尺率を求めてひび割れの幅を
    算出し、被調査面のひび割れの分布状態とひび割れの幅
    を表示することを特徴とするコンクリートのひび割れ計
    測方法。
  2. 【請求項2】 被調査面上の3点の測定点についてカメ
    ラから各測定点までの距離と水平角と垂直角を計測し演
    算してカメラの光軸に対する被調査面の傾斜角を求め、 1枚の写真の撮影中心を定め、カメラからの距離,カメ
    ラの光軸に対する水平角,垂直角を求め、それに基づき
    他の写真の撮影中心の水平角と垂直角を演算し、演算結
    果にしたがってカメラを向けて写真を撮影することによ
    り一部にオーバーラップする部分を含む複数枚の被調査
    面の写真を撮影し、写真の情報を演算装置に取り入れて
    演算処理により被調査面を正面から正対して見た連続す
    る画像となるように補正してひび割れの分布状態を求め
    ると共に、 補正された画像上の隣接する写真中心間距離と、それに
    対応する実際の被調査面上の距離とから縮尺率を算出し
    てひび割れの幅を求め、 出力装置により被調査面のひび割れの分布状態とひび割
    れの幅を示した状態図を出力することを特徴とするコン
    クリートのひび割れ計測方法。
  3. 【請求項3】 被調査面上の3点の測定点についてカメ
    ラの光軸と平行な光軸を有する光学距離計を用いて該光
    学距離計から各測定点までの距離と水平角と垂直角を計
    測し、計測結果を演算装置により三角関数を用いて演算
    処理してカメラの光軸に対する被調査面の傾斜角を求
    め、 1枚の写真の撮影中心点を定め、カメラからの距離,カ
    メラの光軸に対する水平角,垂直角を求め、それに基づ
    き他の3枚の写真の撮影中心の水平角と垂直角を演算
    し、演算結果にしたがって各撮影中心にカメラを向けて
    写真を撮影することにより一部にオーバーラップする部
    分を含む「田の字形」配列となる4枚の写真を撮影し、 写真の情報を演算装置に取り入れて演算処理により被調
    査面を正面から正対して見た連続する画像となるように
    補正してひび割れの分布状態を求めると共に、 補正された画像上の隣接する写真中心間距離と、それに
    対応する実際の被調査面上の距離とから縮尺率を算出し
    て指定する箇所のひび割れの幅を求め、 出力装置により被調査面のひび割れの分布状態と指定箇
    所のひび割れの幅を示した状態図を出力することを特徴
    とするコンクリートのひび割れ計測方法。
  4. 【請求項4】 カメラと、カメラの光軸と常に平行な光
    軸を有するようにカメラと一定の距離に配された光学距
    離計と、カメラの回転角を計測するエンコーダーと、光
    学距離計の回転角を計測するエンコーダーと、カメラで
    撮られた情報を演算装置に読み取るための読み取り装置
    と、光学距離計及びエンコーダーから得られた情報と前
    記読み取り装置により読み取られた情報を演算処理可能
    な演算装置を備えたことを特徴とするコンクリートのひ
    び割れ計測装置。
  5. 【請求項5】 カメラと、カメラの光軸と常に平行な光
    軸を有するようにカメラと一定の距離に配された光学距
    離計と、カメラの回転角を計測するエンコーダーと、光
    学距離計の回転角を計測するエンコーダーと、光学距離
    計及びエンコーダーから得られた情報を演算処理する演
    算装置と、カメラで撮られた情報を演算装置に読み取る
    ための読み取り装置と、該読み取り装置により読み取ら
    れた情報を演算処理する演算装置を備えたことを特徴と
    するコンクリートのひび割れ計測装置。
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