JPH1077960A - ポンプ及びそのポンプを利用した液体吐出方法 - Google Patents
ポンプ及びそのポンプを利用した液体吐出方法Info
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- JPH1077960A JPH1077960A JP23309696A JP23309696A JPH1077960A JP H1077960 A JPH1077960 A JP H1077960A JP 23309696 A JP23309696 A JP 23309696A JP 23309696 A JP23309696 A JP 23309696A JP H1077960 A JPH1077960 A JP H1077960A
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- discharge port
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Abstract
(57)【要約】
【課題】構造を簡易にすることができ、かつ、液体を高
速高圧で正確に噴射させることができるポンプ及びその
ポンプを利用した液体吐出方法を提供すること。 【解決手段】吐出口7Aを有する容器5の内部に吐出口
7Aを開閉する吐出口開閉バルブ10を配置し、液体を
吐出する吐出用部材9を吐出口開閉バルブ10の外側に
同心円状に配置し、これらの吐出口開閉バルブ10及び
吐出用部材9を駆動機構13,14でそれぞれ駆動し、
この吐出用部材9で吐出口7Aと連通する液体供給部7
Bを開閉可能とするとともに、液体供給部7B内の液体
を加圧吐出するようにした。
速高圧で正確に噴射させることができるポンプ及びその
ポンプを利用した液体吐出方法を提供すること。 【解決手段】吐出口7Aを有する容器5の内部に吐出口
7Aを開閉する吐出口開閉バルブ10を配置し、液体を
吐出する吐出用部材9を吐出口開閉バルブ10の外側に
同心円状に配置し、これらの吐出口開閉バルブ10及び
吐出用部材9を駆動機構13,14でそれぞれ駆動し、
この吐出用部材9で吐出口7Aと連通する液体供給部7
Bを開閉可能とするとともに、液体供給部7B内の液体
を加圧吐出するようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液体を吐出するポ
ンプ及びそのポンプを利用して液体を吐出する液体吐出
方法に関する。
ンプ及びそのポンプを利用して液体を吐出する液体吐出
方法に関する。
【0002】
【背景技術】従来より、銀ペースト、エポキシ樹脂、グ
リース等の各種高粘度液、アルコール、電池並びにコン
デンサの電解液、その他の液体を吐出するために、ポン
プが利用されている。液体を吐出するポンプとして、種
々のものが知られているが、液体を少量吐出するものと
して、例えば、容器に形成された吐出口を開閉する吐出
口開閉バルブを容器の内部に設け、この吐出口開閉バル
ブの外側に液体を吐出する吐出用部材を配置し、容器内
部から吐出口に連通する液体供給部を閉塞する供給部開
閉バルブを吐出用部材の外側に配置し、これらの吐出口
開閉バルブ、吐出用部材及び供給部開閉バルブをそれぞ
れ駆動機構で駆動させるポンプ(特開平7-189891号公
報)がある。
リース等の各種高粘度液、アルコール、電池並びにコン
デンサの電解液、その他の液体を吐出するために、ポン
プが利用されている。液体を吐出するポンプとして、種
々のものが知られているが、液体を少量吐出するものと
して、例えば、容器に形成された吐出口を開閉する吐出
口開閉バルブを容器の内部に設け、この吐出口開閉バル
ブの外側に液体を吐出する吐出用部材を配置し、容器内
部から吐出口に連通する液体供給部を閉塞する供給部開
閉バルブを吐出用部材の外側に配置し、これらの吐出口
開閉バルブ、吐出用部材及び供給部開閉バルブをそれぞ
れ駆動機構で駆動させるポンプ(特開平7-189891号公
報)がある。
【0003】このポンプでは、供給部開閉バルブを開い
て容器内の液体を供給部開閉バルブの内側に供給可能な
状態にし、吐出用部材を作動して液体の吸入動作を行
う。その後、供給部開閉バルブを閉じ、供給部開閉バル
ブの内側に液体を封入して吐出液の計量動作を行う。計
量動作後に、吐出口開閉バルブを開いて液体を吐出可能
な状態にし、吐出用部材を作動して吐出口より被吐出部
材に向けて少量の液体を正確に吐出する。
て容器内の液体を供給部開閉バルブの内側に供給可能な
状態にし、吐出用部材を作動して液体の吸入動作を行
う。その後、供給部開閉バルブを閉じ、供給部開閉バル
ブの内側に液体を封入して吐出液の計量動作を行う。計
量動作後に、吐出口開閉バルブを開いて液体を吐出可能
な状態にし、吐出用部材を作動して吐出口より被吐出部
材に向けて少量の液体を正確に吐出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来例で
は、容器の内部にバルブを2種類設けなければならず、
構造が複雑になるという問題点がある。その上、液体吐
出操作の高速化を図るため、ロボットにポンプを取り付
け、このポンプから所定距離離れた被吐出部材に向かっ
て液体を飛ばしたい場合があるが、バルブの種類が多い
と、液体吐出行程数が多くなり、動作時間が長くなっ
て、その結果、タクトタイムが長くなるという問題点が
ある。
は、容器の内部にバルブを2種類設けなければならず、
構造が複雑になるという問題点がある。その上、液体吐
出操作の高速化を図るため、ロボットにポンプを取り付
け、このポンプから所定距離離れた被吐出部材に向かっ
て液体を飛ばしたい場合があるが、バルブの種類が多い
と、液体吐出行程数が多くなり、動作時間が長くなっ
て、その結果、タクトタイムが長くなるという問題点が
ある。
【0005】本発明の目的は、構造を簡易にすることが
できるとともに液体を高速高圧で正確に噴射させること
ができるポンプ及びそのポンプを利用した液体吐出方法
を提供することにある。
できるとともに液体を高速高圧で正確に噴射させること
ができるポンプ及びそのポンプを利用した液体吐出方法
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】そのため、本発明は吐出
口開閉バルブの外側に配置された吐出用部材に液体を吐
出する機能と、容器内部から吐出口に連通する液体供給
部を開閉する機能と、液体供給部内の液体を加圧吐出す
る機能とを持たせて前記目的を達成しようとするもので
ある。具体的には、本発明のポンプは、液体を吐出する
吐出口を有する容器と、この容器内部に配置されて前記
吐出口を開閉する吐出口開閉バルブと、前記容器内にお
いて前記吐出口開閉バルブの外側に同心円状に配置され
て液体を吐出する吐出用部材と、これらの吐出口開閉バ
ルブ及び吐出用部材をそれぞれ所定の動作で駆動させる
駆動機構とを備え、前記吐出用部材は前記容器内部から
前記吐出口に連通する液体供給部を開閉可能とするとと
もに前記液体供給部内の液体を加圧吐出することを特徴
とする。
口開閉バルブの外側に配置された吐出用部材に液体を吐
出する機能と、容器内部から吐出口に連通する液体供給
部を開閉する機能と、液体供給部内の液体を加圧吐出す
る機能とを持たせて前記目的を達成しようとするもので
ある。具体的には、本発明のポンプは、液体を吐出する
吐出口を有する容器と、この容器内部に配置されて前記
吐出口を開閉する吐出口開閉バルブと、前記容器内にお
いて前記吐出口開閉バルブの外側に同心円状に配置され
て液体を吐出する吐出用部材と、これらの吐出口開閉バ
ルブ及び吐出用部材をそれぞれ所定の動作で駆動させる
駆動機構とを備え、前記吐出用部材は前記容器内部から
前記吐出口に連通する液体供給部を開閉可能とするとと
もに前記液体供給部内の液体を加圧吐出することを特徴
とする。
【0007】また、本発明の液体吐出方法は、液体を吐
出する吐出口を有する容器と、この容器内部に配置され
て前記吐出口を開閉する吐出口開閉バルブと、前記容器
内において前記吐出口開閉バルブの外側に同心円状に配
置されて液体を吐出する吐出用部材とを備えたポンプを
利用して液体を吐出する液体吐出方法であって、前記吐
出口開閉バルブで前記吐出口を閉塞した状態で前記液体
供給部内に液体を収納し、その後、前記吐出用部材で前
記液体供給部を閉塞して計量し、続けて前記吐出用部材
で前記液体供給部内の液体を加圧し、その状態で前記吐
出口開閉バルブを開放操作して前記吐出口から液体を吐
出させることを特徴とする。
出する吐出口を有する容器と、この容器内部に配置され
て前記吐出口を開閉する吐出口開閉バルブと、前記容器
内において前記吐出口開閉バルブの外側に同心円状に配
置されて液体を吐出する吐出用部材とを備えたポンプを
利用して液体を吐出する液体吐出方法であって、前記吐
出口開閉バルブで前記吐出口を閉塞した状態で前記液体
供給部内に液体を収納し、その後、前記吐出用部材で前
記液体供給部を閉塞して計量し、続けて前記吐出用部材
で前記液体供給部内の液体を加圧し、その状態で前記吐
出口開閉バルブを開放操作して前記吐出口から液体を吐
出させることを特徴とする。
【0008】この構成の本発明では、吐出用部材が液体
供給部を開閉する開閉バルブを兼用しているため、ポン
プの吐出機構を構成するバルブが吐出口開閉バルブのみ
から構成されることになる。そのため、部品点数の減少
が図れ、ポンプの構造が簡易となる。その上、バルブの
種類が少なくなるため、ロボットにポンプを取り付けて
液体吐出操作を行うに際して、吐出行程数が少なくてす
み、タクトタイムが短くなる。そのため、ロボットを利
用した高速吐出を実現できる。
供給部を開閉する開閉バルブを兼用しているため、ポン
プの吐出機構を構成するバルブが吐出口開閉バルブのみ
から構成されることになる。そのため、部品点数の減少
が図れ、ポンプの構造が簡易となる。その上、バルブの
種類が少なくなるため、ロボットにポンプを取り付けて
液体吐出操作を行うに際して、吐出行程数が少なくてす
み、タクトタイムが短くなる。そのため、ロボットを利
用した高速吐出を実現できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に基づいて説明する。図1には本実施の形態にかかる
ポンプ1の全体構成が示されている。図1において、ポ
ンプ1は液体を吐出するポンプ部2と、このポンプ部2
を駆動するための駆動機構を内蔵する駆動部3と、液体
の吐出量を調整する調整部4とを備えて構成されてい
る。このポンプ1は図示しないロボットに取り付けられ
ており、このロボットはポンプ1を被吐出部材に対して
3次元に移動させる構造である。
面に基づいて説明する。図1には本実施の形態にかかる
ポンプ1の全体構成が示されている。図1において、ポ
ンプ1は液体を吐出するポンプ部2と、このポンプ部2
を駆動するための駆動機構を内蔵する駆動部3と、液体
の吐出量を調整する調整部4とを備えて構成されてい
る。このポンプ1は図示しないロボットに取り付けられ
ており、このロボットはポンプ1を被吐出部材に対して
3次元に移動させる構造である。
【0010】ポンプ1の詳細な構造が図2及び図3に示
されている。主にポンプ部2の詳細な構成を示す図2に
おいて、ポンプ部2は、ほぼ円筒状に形成された容器5
と、この容器5の一端部に取付具6を介して取り付けら
れ端部に吐出口7Aが形成されたシリンダ7と、吐出口
7Aに対して進退可能となるように容器5の内部に配置
されたニードル8と、このニードル8の外側において同
心円状に配置されニードル8に対して軸方向相対移動可
能とされた吐出用部材9とを備えて構成されている。こ
れらの部材は、液体と接するため、ステンレス、セラミ
ックス、樹脂、その他の耐食性、耐薬品性、耐熱性の高
い材質から形成されている。
されている。主にポンプ部2の詳細な構成を示す図2に
おいて、ポンプ部2は、ほぼ円筒状に形成された容器5
と、この容器5の一端部に取付具6を介して取り付けら
れ端部に吐出口7Aが形成されたシリンダ7と、吐出口
7Aに対して進退可能となるように容器5の内部に配置
されたニードル8と、このニードル8の外側において同
心円状に配置されニードル8に対して軸方向相対移動可
能とされた吐出用部材9とを備えて構成されている。こ
れらの部材は、液体と接するため、ステンレス、セラミ
ックス、樹脂、その他の耐食性、耐薬品性、耐熱性の高
い材質から形成されている。
【0011】容器5は、図示しない液体タンクから容器
内部に液体を導入する液体導入ポート5Aが側壁に形成
されている。シリンダ7の内部には、容器5の内部から
吐出口7Aに連通する液体供給部7Bが形成されてい
る。この液体供給部7Bは、容器5側端部から先細り状
に形成された上端部7Cと、この上端部7Cから連続形
成された略円筒状の中間部7Dと、この中間部7Dから
吐出口7Aに向かって先細り状に形成された下端部7E
とから構成されている。この下端部7Eは、その一部が
ニードル8の先端部と当接可能とされている(図6参
照)。本実施の形態では、シリンダ7の下端部7Eとニ
ードル8とから吐出口7Aを開閉する吐出口開閉バルブ
としてのニードルバルブ10が構成されている。
内部に液体を導入する液体導入ポート5Aが側壁に形成
されている。シリンダ7の内部には、容器5の内部から
吐出口7Aに連通する液体供給部7Bが形成されてい
る。この液体供給部7Bは、容器5側端部から先細り状
に形成された上端部7Cと、この上端部7Cから連続形
成された略円筒状の中間部7Dと、この中間部7Dから
吐出口7Aに向かって先細り状に形成された下端部7E
とから構成されている。この下端部7Eは、その一部が
ニードル8の先端部と当接可能とされている(図6参
照)。本実施の形態では、シリンダ7の下端部7Eとニ
ードル8とから吐出口7Aを開閉する吐出口開閉バルブ
としてのニードルバルブ10が構成されている。
【0012】吐出用部材9は、シリンダ7の中間部7D
と同じ外径寸法及びニードル8の外径寸法と略同じ内径
寸法を有する円筒状の計量プランジャ9Aと、この計量
プランジャ9Aを支持する円筒状の支持部材9Bと、こ
の支持部材9Bに固定されたフランジ9Cとを備え、計
量プランジャ9Aがシリンダ7の中間部7Dの上端部に
当接離隔して液体供給部7Aを開閉可能とするとともに
中間部7Dの下端側に向けて前進することにより液体供
給部7A内の液体を加圧する構成である。
と同じ外径寸法及びニードル8の外径寸法と略同じ内径
寸法を有する円筒状の計量プランジャ9Aと、この計量
プランジャ9Aを支持する円筒状の支持部材9Bと、こ
の支持部材9Bに固定されたフランジ9Cとを備え、計
量プランジャ9Aがシリンダ7の中間部7Dの上端部に
当接離隔して液体供給部7Aを開閉可能とするとともに
中間部7Dの下端側に向けて前進することにより液体供
給部7A内の液体を加圧する構成である。
【0013】図3には主に駆動部3及び調整部4の詳細
な構成が示されている。図3において、駆動部3は、容
器5に取付具11を介して取り付けられ複数の部材を組
み合わせて形成されたケーシング12と、このケーシン
グ12の内部に配置されニードル8を吐出口7Aに対し
て進退させるニードルバルブ駆動機構13と、ケーシン
グ12の内部に配置され吐出用部材9を吐出口7Aに対
して進退させる吐出用部材駆動機構14とを備えて構成
されている。なお、符号12Aは容器5内の空気抜き
用、加圧調整用、あるいは、ケーシング12内に液面計
を取り付けるためのポートである
な構成が示されている。図3において、駆動部3は、容
器5に取付具11を介して取り付けられ複数の部材を組
み合わせて形成されたケーシング12と、このケーシン
グ12の内部に配置されニードル8を吐出口7Aに対し
て進退させるニードルバルブ駆動機構13と、ケーシン
グ12の内部に配置され吐出用部材9を吐出口7Aに対
して進退させる吐出用部材駆動機構14とを備えて構成
されている。なお、符号12Aは容器5内の空気抜き
用、加圧調整用、あるいは、ケーシング12内に液面計
を取り付けるためのポートである
【0014】図2及び図3に示される通り、ニードルバ
ルブ駆動機構13は、ニードル8の端部において同芯上
に配置されたロッド15と、このロッド15の下端部と
ニードル8の上端部とを固定する固定具16と、ロッド
15の上端部に固定されたニードル開放用ピストン17
と、ロッド15の略中間位置に固定されたニードル閉塞
用ピストン18とを備えた構成である。ロッド15は、
その軸方向移動自在に軸受19に取り付けられ、この軸
受19はケーシング12に固定されている。
ルブ駆動機構13は、ニードル8の端部において同芯上
に配置されたロッド15と、このロッド15の下端部と
ニードル8の上端部とを固定する固定具16と、ロッド
15の上端部に固定されたニードル開放用ピストン17
と、ロッド15の略中間位置に固定されたニードル閉塞
用ピストン18とを備えた構成である。ロッド15は、
その軸方向移動自在に軸受19に取り付けられ、この軸
受19はケーシング12に固定されている。
【0015】吐出用部材駆動機構14は、下端部が吐出
用部材9のフランジ9Cに固定されロッド15と平行に
配置されたロッド20と、このロッド20の中間位置に
固定されたピストン部材21とを備えて構成されてい
る。ロッド20は、その軸方向移動自在に軸受19を介
してケーシング12に取り付けられており、図4に示さ
れる通り、ロッド15を挟んで互いに対向する位置に2
本配置されている。
用部材9のフランジ9Cに固定されロッド15と平行に
配置されたロッド20と、このロッド20の中間位置に
固定されたピストン部材21とを備えて構成されてい
る。ロッド20は、その軸方向移動自在に軸受19を介
してケーシング12に取り付けられており、図4に示さ
れる通り、ロッド15を挟んで互いに対向する位置に2
本配置されている。
【0016】図3に示される通り、ピストン部材21
は、下端側に配置された吸入用ピストン21Aと、上端
側に配置された吐出用ピストン21Bとが一体に形成さ
れ、その中心部にロッド15が挿通される構成である。
これらのピストン21A,21Bとケーシング12の内
壁との間にはシール部材が介装されている。吐出用ピス
トン21Bの面積から吸入用ピストン21Aの面積を引
いた値はニードル開放用ピストン17の面積より大き
い。従って、ニードル閉塞用ピストン18と吸入用ピス
トン21Aとの間の空間と、吐出用ピストン21Bとニ
ードル開放用ピストン17との間の空間との間に同一の
圧力が生じた場合、ニードル8が後退する前に吐出用部
材9が前進する。
は、下端側に配置された吸入用ピストン21Aと、上端
側に配置された吐出用ピストン21Bとが一体に形成さ
れ、その中心部にロッド15が挿通される構成である。
これらのピストン21A,21Bとケーシング12の内
壁との間にはシール部材が介装されている。吐出用ピス
トン21Bの面積から吸入用ピストン21Aの面積を引
いた値はニードル開放用ピストン17の面積より大き
い。従って、ニードル閉塞用ピストン18と吸入用ピス
トン21Aとの間の空間と、吐出用ピストン21Bとニ
ードル開放用ピストン17との間の空間との間に同一の
圧力が生じた場合、ニードル8が後退する前に吐出用部
材9が前進する。
【0017】ケーシング12はブロック22を一体に有
する構造であり、このブロック22には、作動空気をケ
ーシング12の内部に流入流出する第1ポート22A及
び第2ポート22Bが形成されている。第1ポート22
Aは、ケーシング12に形成された孔部12Cと連通さ
れており、第1ポート22Aから流入される作動空気は
ニードル閉塞用ピストン18と吸入用ピストン21Aと
の間の空間に送られる。第2ポート22Bから流入され
る作動空気は吐出用ピストン21Bとニードル開放用ピ
ストン17との間の空間に送られる。
する構造であり、このブロック22には、作動空気をケ
ーシング12の内部に流入流出する第1ポート22A及
び第2ポート22Bが形成されている。第1ポート22
Aは、ケーシング12に形成された孔部12Cと連通さ
れており、第1ポート22Aから流入される作動空気は
ニードル閉塞用ピストン18と吸入用ピストン21Aと
の間の空間に送られる。第2ポート22Bから流入され
る作動空気は吐出用ピストン21Bとニードル開放用ピ
ストン17との間の空間に送られる。
【0018】調整部4は、ロッド20の上端部に固定さ
れたナット部材23と、このナット部材23に螺合され
るボルト部材24と、このボルト部材24をロッド20
の軸方向移動可能かつロッド20の周方向回動不能に保
持する保持部材25と、この保持部材25を固定ロッド
26を介して固定するとともにケーシング12に回動自
在に取り付けられた調整ダイヤル27とを備えて構成さ
れている。
れたナット部材23と、このナット部材23に螺合され
るボルト部材24と、このボルト部材24をロッド20
の軸方向移動可能かつロッド20の周方向回動不能に保
持する保持部材25と、この保持部材25を固定ロッド
26を介して固定するとともにケーシング12に回動自
在に取り付けられた調整ダイヤル27とを備えて構成さ
れている。
【0019】この調整ダイヤル27を回転してナット部
材23のボルト部材24へのねじ込み量を調整すること
により、計量プランジャ9Aがシリンダ7の中間部7D
方向へ下降する量が調整される。例えば、液体の吐出量
を多くするには、計量プランジャ9Aの下端位置を下げ
ればよい。
材23のボルト部材24へのねじ込み量を調整すること
により、計量プランジャ9Aがシリンダ7の中間部7D
方向へ下降する量が調整される。例えば、液体の吐出量
を多くするには、計量プランジャ9Aの下端位置を下げ
ればよい。
【0020】調整ダイヤル27の外周面には、液体の吐
出量を表示した目盛が必要に応じて設けられている。ボ
ルト部材24と保持部材25との係合構造が図5に示さ
れている。図5において、保持部材25は、その中心部
に長円状の孔部25Aが形成され、この孔部25Aにボ
ルト部材24の上部に形成された突起部24Aが係合さ
れている。
出量を表示した目盛が必要に応じて設けられている。ボ
ルト部材24と保持部材25との係合構造が図5に示さ
れている。図5において、保持部材25は、その中心部
に長円状の孔部25Aが形成され、この孔部25Aにボ
ルト部材24の上部に形成された突起部24Aが係合さ
れている。
【0021】次に、この構成のポンプ1を利用して液体
を吐出する方法について、図6及び図7に基づいて説明
する。まず、第1ポート22Aに常時、作動空気を流入
してニードル閉塞用ピストン18と吸入用ピストン21
Aとの間の空間を加圧しておく。第2ポート22Bに作
動空気を吸入しない状態では、図6(A)に示される通
り、液体供給部7Bの下端部7Eにニードル8が当接し
てニードルバルブ10で吐出口7Aが閉塞されており、
かつ、計量プランジャ9Aが上昇位置にある。そのた
め、容器5の内部に収納された液体が液体供給部7Bに
導入される。
を吐出する方法について、図6及び図7に基づいて説明
する。まず、第1ポート22Aに常時、作動空気を流入
してニードル閉塞用ピストン18と吸入用ピストン21
Aとの間の空間を加圧しておく。第2ポート22Bに作
動空気を吸入しない状態では、図6(A)に示される通
り、液体供給部7Bの下端部7Eにニードル8が当接し
てニードルバルブ10で吐出口7Aが閉塞されており、
かつ、計量プランジャ9Aが上昇位置にある。そのた
め、容器5の内部に収納された液体が液体供給部7Bに
導入される。
【0022】その後、第2ポート22Bから作動空気を
流入して吐出用ピストン21Bとニードル開放用ピスト
ン17との間の空間を加圧する。すると、吐出用ピスト
ン21Bに力がかかり、吸入用ピストン21Aにかかる
力より吐出用ピストン21Bにかかる力が大きくなった
時、吐出用部材駆動機構14が作動する。つまり、吐出
用ピストン21Bが下降してロッド20及び吐出用部材
9を押し下げ、図7(B)に示される通り、計量プラン
ジャ9Aが液体供給部7Bを閉塞する。さらに、空気圧
が高くなると、計量プランジャ9Aが液体供給部7B内
の液体を加圧する。
流入して吐出用ピストン21Bとニードル開放用ピスト
ン17との間の空間を加圧する。すると、吐出用ピスト
ン21Bに力がかかり、吸入用ピストン21Aにかかる
力より吐出用ピストン21Bにかかる力が大きくなった
時、吐出用部材駆動機構14が作動する。つまり、吐出
用ピストン21Bが下降してロッド20及び吐出用部材
9を押し下げ、図7(B)に示される通り、計量プラン
ジャ9Aが液体供給部7Bを閉塞する。さらに、空気圧
が高くなると、計量プランジャ9Aが液体供給部7B内
の液体を加圧する。
【0023】液体供給部7B内の液体が加圧されると、
ニードル8の先端部に上方に向かった力がかかり、か
つ、第2ポート22Bから作動空気の流入に伴ってニー
ドル開放用ピストン17に上方にかかる圧力が大きくな
ると、図7(C)に示される通り、ニードル8は押し上
げられる。すると、液体供給部7Bの下端部7Eからニ
ードル8が離隔して吐出口7Aが開放され、被吐出部材
に向けて液体が吐出口7Bから急激に噴射され始める。
ニードル8の先端部に上方に向かった力がかかり、か
つ、第2ポート22Bから作動空気の流入に伴ってニー
ドル開放用ピストン17に上方にかかる圧力が大きくな
ると、図7(C)に示される通り、ニードル8は押し上
げられる。すると、液体供給部7Bの下端部7Eからニ
ードル8が離隔して吐出口7Aが開放され、被吐出部材
に向けて液体が吐出口7Bから急激に噴射され始める。
【0024】この状態では、吐出用ピストン21Bの下
降動作が継続しているので、図7(D)に示される通
り、吐出用部材9は続けて押し下げられ、これにより、
吐出口7Bから液体が高速高圧状態で吐出され続ける。
吐出用ピストン21Bの下降動作に伴って調整部4のボ
ルト部材24も下降し、一方において、ニードル8は押
し上げられ続けるためニードル開放用ピストン17が上
昇し、このピストン17の頭部がボルト部材24に衝突
する。すると、このボルト部材24がピストン17を押
し下げ、図7(E)に示される通り、吐出用部材9とと
もに下降するニードル8は、その先端部がシリンダ7の
下端部7Eに当接してニードルバルブ10で吐出口7A
が閉塞される。そのため、液切れがよい。
降動作が継続しているので、図7(D)に示される通
り、吐出用部材9は続けて押し下げられ、これにより、
吐出口7Bから液体が高速高圧状態で吐出され続ける。
吐出用ピストン21Bの下降動作に伴って調整部4のボ
ルト部材24も下降し、一方において、ニードル8は押
し上げられ続けるためニードル開放用ピストン17が上
昇し、このピストン17の頭部がボルト部材24に衝突
する。すると、このボルト部材24がピストン17を押
し下げ、図7(E)に示される通り、吐出用部材9とと
もに下降するニードル8は、その先端部がシリンダ7の
下端部7Eに当接してニードルバルブ10で吐出口7A
が閉塞される。そのため、液切れがよい。
【0025】その後、第2ポート22Bから作動空気を
排出して吐出用ピストン21Bとニードル開放用ピスト
ン17との間の空間を減圧する。すると、吸入用ピスト
ン21Aにかかる力が大きくなってロッド20及び吐出
用部材9が上昇し、液体供給部7B内に再び液体が導入
される。吐出用ピストン21Bとニードル開放用ピスト
ン17との間の空間を減圧するに際して、吐出用部材9
が上昇しても、ピストンの面積差からニードル8は上昇
することなく、ニードルバルブ10で吐出口7Aが閉塞
されたままである。この状態は図6(A)で示される基
本位置と同じである。以上の動作をロボット(図示せ
ず)でポンプを移動させながら行う。
排出して吐出用ピストン21Bとニードル開放用ピスト
ン17との間の空間を減圧する。すると、吸入用ピスト
ン21Aにかかる力が大きくなってロッド20及び吐出
用部材9が上昇し、液体供給部7B内に再び液体が導入
される。吐出用ピストン21Bとニードル開放用ピスト
ン17との間の空間を減圧するに際して、吐出用部材9
が上昇しても、ピストンの面積差からニードル8は上昇
することなく、ニードルバルブ10で吐出口7Aが閉塞
されたままである。この状態は図6(A)で示される基
本位置と同じである。以上の動作をロボット(図示せ
ず)でポンプを移動させながら行う。
【0026】前述のような本実施の形態によれば、次の
効果がある。即ち、液体を吐出する吐出口7Aを有する
容器5と、この容器5の内部に配置されて吐出口7Aを
開閉する吐出口開閉バルブ10と、容器5内において吐
出口開閉バルブ10の外側に同心円状に配置されて液体
を吐出する吐出用部材9と、これらの吐出口開閉バルブ
10及び吐出用部材9をそれぞれ所定の動作で駆動させ
る駆動機構13,14とを備えてポンプ1を構成し、吐
出用部材9で容器5の内部から吐出口7Aに連通する液
体供給部7Bを開閉可能としたため、吐出用部材9が液
体供給部7Bを開閉する開閉バルブを兼用することにな
る。従って、ポンプ1の吐出機構を構成するバルブが吐
出口開閉バルブのみから構成されることになり、部品点
数の減少が図れ、ポンプ1の構造が簡易となる。
効果がある。即ち、液体を吐出する吐出口7Aを有する
容器5と、この容器5の内部に配置されて吐出口7Aを
開閉する吐出口開閉バルブ10と、容器5内において吐
出口開閉バルブ10の外側に同心円状に配置されて液体
を吐出する吐出用部材9と、これらの吐出口開閉バルブ
10及び吐出用部材9をそれぞれ所定の動作で駆動させ
る駆動機構13,14とを備えてポンプ1を構成し、吐
出用部材9で容器5の内部から吐出口7Aに連通する液
体供給部7Bを開閉可能としたため、吐出用部材9が液
体供給部7Bを開閉する開閉バルブを兼用することにな
る。従って、ポンプ1の吐出機構を構成するバルブが吐
出口開閉バルブのみから構成されることになり、部品点
数の減少が図れ、ポンプ1の構造が簡易となる。
【0027】しかも、バルブの種類が少なくなるため、
ロボットにポンプ1を取り付けて液体吐出操作を行うに
際して、吐出行程数が少なくてすむ。従って、液体吐出
操作のタクトタイムが短くなるので、ロボットを利用し
た液体の高速吐出を実現できる。
ロボットにポンプ1を取り付けて液体吐出操作を行うに
際して、吐出行程数が少なくてすむ。従って、液体吐出
操作のタクトタイムが短くなるので、ロボットを利用し
た液体の高速吐出を実現できる。
【0028】また、本実施の形態では、液体の吐出量を
調整する調整部4を、ロッド20の上端部に固定された
ナット部材23と、このナット部材23に螺合されるボ
ルト部材24と、このボルト部材24をロッド20の軸
方向移動可能かつロッド20の周方向回動不能に保持す
る保持部材25と、この保持部材25を固定ロッド26
を介して固定するとともにケーシング12に回動自在に
取り付けられた調整ダイヤル27とを備えた構成とした
から、調整ダイヤル27を回転するだけで、液体の吐出
量を容易に調整することができる。
調整する調整部4を、ロッド20の上端部に固定された
ナット部材23と、このナット部材23に螺合されるボ
ルト部材24と、このボルト部材24をロッド20の軸
方向移動可能かつロッド20の周方向回動不能に保持す
る保持部材25と、この保持部材25を固定ロッド26
を介して固定するとともにケーシング12に回動自在に
取り付けられた調整ダイヤル27とを備えた構成とした
から、調整ダイヤル27を回転するだけで、液体の吐出
量を容易に調整することができる。
【0029】さらに、吐出口開閉バルブ(ニードルバル
ブ)10を駆動するためのニードルバルブ駆動機構13
は、ニードル8に設けられたロッド15と、このロッド
15にそれぞれ固定されたニードル開放用ピストン17
及びニードル閉塞用ピストン18とを備えた構成であ
り、かつ、液体供給部7Bの下端部7Eの一部がニード
ル8の先端部と当接可能とされた構成であるため、液体
供給部7B内の液体が加圧された際に、ニードル8に上
昇方向の力が働くので、ピストン17,18の面積差を
予め適宜設定することにより、ニードルバルブ10が自
動的に開放操作される。
ブ)10を駆動するためのニードルバルブ駆動機構13
は、ニードル8に設けられたロッド15と、このロッド
15にそれぞれ固定されたニードル開放用ピストン17
及びニードル閉塞用ピストン18とを備えた構成であ
り、かつ、液体供給部7Bの下端部7Eの一部がニード
ル8の先端部と当接可能とされた構成であるため、液体
供給部7B内の液体が加圧された際に、ニードル8に上
昇方向の力が働くので、ピストン17,18の面積差を
予め適宜設定することにより、ニードルバルブ10が自
動的に開放操作される。
【0030】また、ポンプ部2を構成する容器5、シリ
ンダ7、ニードル8及び吐出用部材9は、それぞれステ
ンレス、セラミックス、樹脂、その他の耐食性、耐薬品
性、耐熱性の高い材質から形成されているため、吐出で
きる液体の種類が問われない。さらに、吸入用ピストン
21Aと吐出用ピストン21Bとを一体に形成したた
め、これらのピストンを別体に形成する場合に比べて部
品点数の減少が図れ、ポンプ1の構造が簡単になる。
ンダ7、ニードル8及び吐出用部材9は、それぞれステ
ンレス、セラミックス、樹脂、その他の耐食性、耐薬品
性、耐熱性の高い材質から形成されているため、吐出で
きる液体の種類が問われない。さらに、吸入用ピストン
21Aと吐出用ピストン21Bとを一体に形成したた
め、これらのピストンを別体に形成する場合に比べて部
品点数の減少が図れ、ポンプ1の構造が簡単になる。
【0031】なお、本発明は前述の実施の形態に限定さ
れるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での
変形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、
前記実施の形態では、液体の吐出量を調整する調整部4
を設けたが、本発明では、調整部4は必ずしも設けるこ
とを要せず、液体の吐出量を一定とする構成でもよい。
れるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での
変形、改良等は本発明に含まれるものである。例えば、
前記実施の形態では、液体の吐出量を調整する調整部4
を設けたが、本発明では、調整部4は必ずしも設けるこ
とを要せず、液体の吐出量を一定とする構成でもよい。
【0032】さらに、ニードルバルブ駆動機構13並び
に吐出用部材駆動機構14を、それぞれロッド15,2
0にピストン21A,21B,17,18を取り付け、こ
れらのピストン21A,21B,17,18を作動空気で
進退動させる構成としたが、これらのロッド15,20
をボールねじ機構あるいはカム機構で進退させる構造で
もよい。
に吐出用部材駆動機構14を、それぞれロッド15,2
0にピストン21A,21B,17,18を取り付け、こ
れらのピストン21A,21B,17,18を作動空気で
進退動させる構成としたが、これらのロッド15,20
をボールねじ機構あるいはカム機構で進退させる構造で
もよい。
【0033】また、ポンプ部2を構成する容器5、シリ
ンダ7、ニードル8及び吐出用部材9をステンレス、セ
ラミックス、その他の耐食性、耐薬品性、耐熱性の高い
材質から形成したが、これらの部材の液体と接する表面
にテフロン(商品名)加工を施した構成でもよい。
ンダ7、ニードル8及び吐出用部材9をステンレス、セ
ラミックス、その他の耐食性、耐薬品性、耐熱性の高い
材質から形成したが、これらの部材の液体と接する表面
にテフロン(商品名)加工を施した構成でもよい。
【0034】
【発明の効果】このような本発明のポンプ及びそのポン
プを利用した液体吐出方法によれば、構造を簡易にする
ことができるとともに液体を高速高圧で正確に噴射させ
ることができるという効果がある。
プを利用した液体吐出方法によれば、構造を簡易にする
ことができるとともに液体を高速高圧で正確に噴射させ
ることができるという効果がある。
【図1】本発明の一実施の形態にかかるポンプの全体構
成を示す正面図である。
成を示す正面図である。
【図2】前記ポンプのうち主にポンプ部の詳細な構成を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図3】前記ポンプのうち主に駆動部及び調整部の詳細
な構成を示す断面図である。
な構成を示す断面図である。
【図4】図3中、IV-IV線に沿う矢視断面図である。
【図5】図3中、V-V線に沿う矢視断面図である。
【図6】前記ポンプを使用した液体吐出方法を説明する
ための動作説明図である。
ための動作説明図である。
【図7】前記ポンプを使用した液体吐出方法を説明する
ための動作説明図である。
ための動作説明図である。
1 ポンプ 2 ポンプ部 3 駆動部 4 調整部 5 容器 7A 吐出口 7B 液体供給部 8 ニードル 9 吐出用部材 10 吐出口開閉バルブ 13,14 駆動機構
Claims (2)
- 【請求項1】液体を吐出する吐出口を有する容器と、こ
の容器内部に配置されて前記吐出口を開閉する吐出口開
閉バルブと、前記容器内において前記吐出口開閉バルブ
の外側に同心円状に配置されて液体を吐出する吐出用部
材と、これらの吐出口開閉バルブ及び吐出用部材をそれ
ぞれ所定の動作で駆動させる駆動機構とを備え、前記吐
出用部材は前記容器内部から前記吐出口に連通する液体
供給部を開閉可能とするとともに前記液体供給部内の液
体を加圧吐出することを特徴とするポンプ。 - 【請求項2】液体を吐出する吐出口を有する容器と、こ
の容器内部に配置されて前記吐出口を開閉する吐出口開
閉バルブと、前記容器内において前記吐出口開閉バルブ
の外側に同心円状に配置されて液体を吐出する吐出用部
材とを備えたポンプを利用して液体を吐出する液体吐出
方法であって、前記吐出口開閉バルブで前記吐出口を閉
塞した状態で前記液体供給部内に液体を収納し、その
後、前記吐出用部材で前記液体供給部を閉塞して計量
し、続けて前記吐出用部材で前記液体供給部内の液体を
加圧し、その状態で前記吐出口開閉バルブを開放操作し
て前記吐出口から液体を吐出させることを特徴とする液
体吐出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23309696A JPH1077960A (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | ポンプ及びそのポンプを利用した液体吐出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23309696A JPH1077960A (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | ポンプ及びそのポンプを利用した液体吐出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1077960A true JPH1077960A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=16949724
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23309696A Withdrawn JPH1077960A (ja) | 1996-09-03 | 1996-09-03 | ポンプ及びそのポンプを利用した液体吐出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1077960A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006078018A1 (ja) * | 2005-01-24 | 2006-07-27 | Neuberg Company Limited | 液体吐出装置 |
-
1996
- 1996-09-03 JP JP23309696A patent/JPH1077960A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006078018A1 (ja) * | 2005-01-24 | 2006-07-27 | Neuberg Company Limited | 液体吐出装置 |
JPWO2006078018A1 (ja) * | 2005-01-24 | 2008-06-19 | ノイベルク有限会社 | 液体吐出装置 |
US7815422B2 (en) | 2005-01-24 | 2010-10-19 | Neuberg Company Limited | Liquid discharging device |
JP4621692B2 (ja) * | 2005-01-24 | 2011-01-26 | ノイベルク有限会社 | 液体吐出装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20031104 |