JPH1077345A - 水溶性または水分散性ポリアスパラギン酸誘導体、その製造法、該化合物からなる美容術的助剤および該化合物を含有するヘアトリートメント組成物 - Google Patents

水溶性または水分散性ポリアスパラギン酸誘導体、その製造法、該化合物からなる美容術的助剤および該化合物を含有するヘアトリートメント組成物

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JPH1077345A
JPH1077345A JP9205940A JP20594097A JPH1077345A JP H1077345 A JPH1077345 A JP H1077345A JP 9205940 A JP9205940 A JP 9205940A JP 20594097 A JP20594097 A JP 20594097A JP H1077345 A JPH1077345 A JP H1077345A
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amine
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acid derivative
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Kim Son Dr Nguyen
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Matthias Dr Kroner
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    • C08G73/10Polyimides; Polyester-imides; Polyamide-imides; Polyamide acids or similar polyimide precursors
    • C08G73/1092Polysuccinimides

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリアミノ酸誘導体を基礎とし、ヘアコンデ
ィショニング剤として使用されることができるポリマ
ー。 【解決手段】 ポリスクシンイミドまたはポリアスパラ
ギン酸と一般に短鎖のアミン少なくとも1つおよびより
長鎖のアミン少なくとも1つを含有しているアミン混合
物との反応生成物である水溶性または水分散性ポリアス
パラギン酸誘導体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水溶性または水分
散性のポリアスパラギン酸誘導体、その製造法、該化合
物からなる美容術的助剤および該化合物を含有するヘア
トリートメント組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】合成的に製造されたポリアミノ酸および
その誘導体は、長期にわたり公知であり、かつこの生物
学的な相溶性を基礎として、例えば医学および薬学にお
ける特定の用途のために利用される。有効な特定の配列
を有するペプチドは別として、かかる化合物は、主とし
て、製剤の取扱特性を改良するため、貯蔵安定性を改良
するため、および特に作用物質の放出速度に影響を及ぼ
すための皮膜形成物質である。この用途のために、例え
ば個々のアミノ酸のポリマー、例えばポリアスパラギン
酸、ポリグルタミン酸およびポリリシン、ならびにこの
ようなポリアミノ酸のコポリマーおよび生物学的に容易
に相溶性の誘導体が使用される。
【0003】ドイツ連邦共和国特許出願公開第3700
128号明細書には、生物学的に不活性のアシル基を有
しているポリ(ヒドロキシアルキル)アミノジカルボン
酸、その製造方法および作用物質の制御された放出を有
するデポー製剤のための該化合物の使用が記載されてい
る。
【0004】ドイツ連邦共和国特許出願公開第3612
102号明細書には、アスパラギン酸および/またはグ
ルタミン酸単位からなり、かつ生物学的作用物質の化学
結合のための反応性基、例えばヒドラジドまたはアジド
基を有している可溶性および生物分解性のコポリマーが
記載されている。
【0005】欧州特許第0406623号明細書には、
ポリスクシンイミドをアミンと反応させることによって
得られ、かつ式
【0006】
【化6】
【0007】[式中、AはHまたは分枝鎖状であっても
よく、かつ付加的に脂環式基または芳香族基(この場
合、環式置換基はヘテロ原子を含有していてもよい)ま
たはR−O基(この場合、RはHまたは炭素原子数1〜
10の線状または分枝鎖状アルキルまたはシクロアルキ
ルである)によって置換されていてもよい炭素原子数1
〜8のアルキルまたはアルキレンであり、BはH、また
はAと同一であるかもしくはAと異なっていてもよいA
で定義されたアルキルもしくはアルキレンであり、Dは
HまたはNHまたは
【0008】
【化7】
【0009】[式中、AおよびBは、上記で定義された
ものまたはアルカリである]であり、ならびにaは0.
2〜1であり、およびbは0.8〜0である]の構造単
位を含有し、治療学上の作用物質の薬品形のため、なら
びに食品およびタバコ製品のための被覆材料および/ま
たは遅延剤として使用される、皮膜形成ポリアスパラギ
ン酸誘導体が記載されている。上記の式が示すように、
塩の形であるモノマー単位は、常にイミドのモノマー単
位に結合されている。塩の形のモノマー単位とイミドの
モノマー単位との化学量論的比は、1:1に確定されて
いる。
【0010】ポリアミノ酸およびその誘導体の化粧品へ
の利用は、以前にも記載された。例えば卵白またはコラ
ーゲンを基礎としたタンパク水解物のポリペプチドは、
商業的に得ることができる。例えば分子量1100〜1
300およびモノマー単位約8〜14を有するコラーゲ
ンのタンパク水解物または部分加水分解物およびそのナ
トリウム塩(例えばグリュナウ社(Gruenau)からのヌト
リラン(Nutrilan(登録商標)))は、起泡せずかつ洗浄
の際に非活性である保護コロイドとして使用されるが、
しかし、この保護コロイドは、例えば界面活性剤との組
合せ物で分散特性および汚れの輸送特性を有している。
同様に、種々の脂肪酸−ポリペプチド縮合生成物は、良
好な起泡および洗浄特性を有する生物分解性アニオン界
面活性剤として商業的に得ることができる(例えばグリ
ュナウ社(Gruenau)からのラメポン(Lamepon(登録商
標)))。
【0011】ドイツ連邦共和国特許出願公開第2253
190号明細書には、酸アミド基およびアルカリ金属の
カルボキシレート基および/またはアルカリ土類金属の
カルボキシレート基を有するポリアスパラギン酸誘導
体、分子量300〜30000を有するポリスクシンイ
ミドを第一アミンまたは第二アミンと反応させ、かつ次
に、この生成物をアルカリ金属もしくはアルカリ土類金
属水酸化物または炭酸塩で加水分解することによる前記
ポリアスパラギン酸誘導体の製造法、ならびに洗剤およ
び化粧品のための界面活性剤および助剤としての生じる
生成物の使用が記載されている。
【0012】特開昭62−48072号公報には、アル
カリ金属カルボキシレート基を有するポリアスパラギン
酸アミドの化粧品への使用が記載されている。
【0013】美容術の分野において、良好な生物相容
性、生物分解性およびコンディショニング特性を有する
水溶性または水分散性ポリマーは著しく必要とされてい
る。
【0014】ヘアコンディショナーとしての美容術にお
けるポリアミノ酸誘導体を基礎とした上記ポリマーの使
用は、これまでに記載されていない。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、ポリアミノ酸誘導体を基礎とし、かつヘアコンディ
ショニング剤として使用されることができるポリマーを
提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、驚くべきこと
に、ポリスクシンイミドまたはポリアスパラギン酸と一
般に短鎖のアミン少なくとも1つおよびより長鎖のアミ
ン少なくとも1つを含有しているアミン混合物との反応
生成物である水溶性または水分散性ポリアスパラギン酸
誘導体によって達成されることが見出された。
【0017】
【発明の実施の形態】従って、本発明は、図式I
【0018】
【化8】
【0019】{式中、この単位の配列は不定であり、x
1+x2+y1+y2の総和は、100であり、x1+
x2は、30〜99.9であり、y1+y2は、0.1
〜70であり、zは、0〜20であり、Aは、アルキル
1個あたり2〜6個の炭素を有する第一、第二または第
三アルキルアミン少なくとも1つ、かつこのアルキルは
独立にヒドロキシルおよびアルコキシから選択された
1、2または3個の基によって置換されていてもよく、
および/またはAは、式II
【0020】
【化9】
【0021】[式中、mは、2〜6の整数であり、R
およびRは、同一でも異なっていてもよく、かつ水素
またはアルキルであり、RおよびRは、同一でも異
なっていてもよく、または結合された窒素と共にR
よびRは、式III
【0022】
【化10】
【0023】(式中、nおよびoは、同一でも異なって
いてもよく、かつ1〜5の整数であり、Xは、CH
S、O、NRまたはNCORであり、かつRは、
Hまたはアルキルである)の5〜7員の飽和ヘテロ環で
ある]のジアミン少なくとも1つであり、および/また
はAは、式IIIa
【0024】
【化11】
【0025】[式中、nおよびoは、上記で定義された
ものであり、XはNRであり、およびRは、Hまた
はアルキルである]の環状ジアミン少なくとも1つであ
り、Bは、式IV
【0026】
【化12】
【0027】[式中、R−Y−(CHは、6〜
24個の炭素を有し、pは、1〜23の整数であり、Y
は、CH、O、NH、COがRに結合されているC
ONH、またはN−CORであり、Rは、水素また
は飽和もしくは不飽和脂肪酸の炭化水素基であり、R
およびRは、同一でも異なっていてもよく、かつ水
素、アルキル、ヒドロキシアルキルまたはrが1〜30
の整数である−[CH−CH−O]−Hであり、
かつRはアルキルである]のアミン少なくとも1つで
あり、Cは、アミン水素の脱離による第一、第二アミノ
基を有する種類Aのアミンから誘導された基であり、D
は、アミン水素の脱離による第一、第二アミノ基を有す
る種類Bのアミンから誘導された基であり、この場合、
アミンAおよびアミンB少なくとも1つは第三アミノ基
を有する}に示された単位を基礎とした水溶性および/
または水分散性のポリアスパラギン酸誘導体;またはそ
のカルボン酸塩およびポリカルボン酸塩または第四級化
された生成物を提供することである。
【0028】本発明の目的のために、アルキルの用語
は、線状または分枝鎖状アルキル、有利にC〜C30
−アルキルを包含する。アルキルは、有利に線状または
分枝鎖状C〜C−アルキル、特に有利にC〜C
−アルキル、および殊にC〜C−アルキルである。
特に、アルキルの例は、メチル、エチル、プロピル、1
−メチルエチル、ブチル、1−メチルプロピル、2−メ
チルプロピル、1,1−ジメチルエチル、n−ペンチ
ル、n−ヘキシルおよびエチルヘキシルである。
【0029】更に、天然に産出する飽和または不飽和脂
肪酸から誘導された炭化水素基は、例えばn−ヘプチ
ル、n−オクチル、n−ノニル、n−デシル、n−ウン
デシル、n−ドデシル、n−トリデシル、n−テトラデ
シル、n−ペンタデシル、n−ヘキサデシル、n−ヘプ
タデシル、n−オクタデシル、n−ノナデシル、n−エ
イコシル、n−ドコシル、9−ヘキサデセニル、9−オ
クタデセニルまたは13−ドコセニル、2,4−ヘキサ
ジエニルおよび9,12−オクタジエニルである。
【0030】式IIIの適当な基の例は、ピロリジン、
ピペリジン、アゼパン(azepan)、イミダゾリジン、N−
アルキルイミダゾリジン、N−アシルイミダゾリジン、
オキサゾリジン、モルホリン、ピペラジン、N−アルキ
ルピペラジン、N−アシルピペラジン等である。
【0031】基Cは、アミン水素が縮合反応で脱離され
てアミド結合を形成するような種類Aの第一または第二
アミンから誘導される。
【0032】基Dは、アミン水素が縮合反応で脱離され
てアミド結合を形成するような種類Bの第一または第二
アミンから誘導される。
【0033】基Aは、カルボキシル基を有するアンモ
ニウム塩を形成している種類Aのアミンから誘導され
る。
【0034】基Bは、カルボキシル基を有するアンモ
ニウム塩を形成している種類Bのアミンから誘導され
る。
【0035】ポリマーの末端基は、遊離した末端カルボ
キシル2つまたは遊離した末端アミノ1つおよび遊離し
た末端カルボキシル1つを有する基および、必要に応じ
て、その部分的もしくは完全に第四級化された生成物ま
たは、必要に応じて、この生成物の種類AもしくはBの
アミンとの塩または、必要に応じて、この生成物の中和
に使用されるカルボン酸またはポリカルボン酸との塩で
ある。
【0036】Aが炭素原子数2〜6の第一、第二または
第三アルキルアミンである場合には、好ましいのは第一
または第三アミンである。
【0037】1つの好ましい実施態様において、Aは、
アルキル1つがヒドロキシまたはアルコキシによって置
換されている第三アルキルアミンである。
【0038】この場合、Aは、例えばN,N−ジメチル
エタノールアミン、N,N−ジメチルプロパノールアミ
ンまたは、特にN,N−ジエチルエタノールアミンであ
る。
【0039】更に、Aは、有利に、RおよびRが水
素であり、かつRおよびRが同一でも異なっていて
もよく、かつ短鎖のアルキルであるような第一アミノ1
つおよび第三アミノ1つを有する式IIのジアミンであ
る。
【0040】この場合、Aは、例えばN,N−ジメチル
エチレンジアミン、N,N−ジメチル−1,4−ブタン
ジアミン、N,N−ジメチル−1,5−ペンタンジアミ
ン、N,N−ジエチルエチレンジアミン、N,N−ジエ
チルプロピレンジアミン等、および殊にN,N−ジメチ
ルプロピレンジアミンである。
【0041】更に好ましい1つの実施態様において、A
は、RおよびRが水素であり、かつ結合された窒素
と共にRおよびRが、XがCHまたはOである式
IIIの5〜7員の飽和ヘテロ環であるような第一アミ
ン1つおよび第三アミン1つを有する式IIのジアミン
である。
【0042】この場合、Aは、例えばN−(β−アミノ
エチル)ピロリジン、N−(3−アミノプロピル)ピロ
リジンまたはモルホリノエチルアミンである。
【0043】更に好ましい1つの実施態様において、A
は、XがNRであり、かつRが水素またはアルキル
である式IIIaの飽和ヘテロ環である。この場合、A
は、例えばN−メチルピペラジン、N−エチルピペラジ
ンまたはN−プロピルピペラジンである。
【0044】Bは、有利にYがCHであり、かつR
およびRが水素であるような式IVのアミンである。
【0045】この場合、Bは、例えば1−ヘキシルアミ
ン、1−ヘプチルアミン、1−オクチルアミン、1−ノ
ニルアミン、1−デシルアミン、1−ウンデシルアミ
ン、1−ウンデク−10−エニルアミン、1−トリデシ
ルアミン、1−テトラデシルアミン、1−ペンタデシル
アミン、1−ヘキサデシルアミン、1−ヘプタデシルア
ミン、1−オクタデシルアミン、1−オクタデカ−9、
12−ジエニルアミン、1−ノナデシルアミン、1−エ
イコシルアミン、1−エイコス−9−エニルアミン、1
−ヘンエイコシルアミン、1−ドデコシルアミンおよ
び、特に1−ドデシルアミンまたは天然に産出する脂肪
酸から製造されたアミン混合物、例えば、主として飽和
および不飽和C14−アルキルアミン、C16−アルキ
ルアミンおよびC18−アルキルアミンを含有している
獣脂アミン、または飽和、モノ不飽和およびジ不飽和の
〜C22−アルキルアミン、有利にC12〜C14
−アルキルアミンを含有しているココヤシアミンであ
る。適当なアミン混合物の例は、アクゾヒェミー社(AKZ
O Chemie)からのアルメーン(Armeen(登録商標))等級
またはセカ社(Ceca)からのノラム(Noram(登録商標))
等級である。
【0046】更に1つの好ましい実施態様において、新
規ポリアスパラギン酸誘導体は、アミンまたは種類Bの
アミン混合物として、YがCHであり、かつRおよ
びRが同一でも異なっていてもよく、かつアルキル、
殊に相対的に短鎖のアルキルであるような式IVの第三
脂肪アミンを含有する。
【0047】この場合、Bは、例えばN,N−ジメチル
−1−ヘキシルアミン、N,N−ジエチルヘキシルアミ
ン等である。特に、Bは、ジアルキル化された獣脂の脂
肪アミン、ジアルキル化され水素化された獣脂の脂肪ア
ミンおよびジアルキル化されたココヤシアミンであり、
殊にN,N−ジメチル−C12〜C14−アルキルアミ
ンの混合物である。適当なアミンの例は、セカ社(Ceca)
からのノラム(Noram(登録商標))DMである。
【0048】更に1つの好ましい実施態様において、新
規ポリアスパラギン酸誘導体は、アミンまたは種類Bの
アミン混合物として、YがCHであり、かつRおよ
びRが同一でも異なっていてもよく、かつアルキルま
たはrが1〜30の整数である−[CH−CH
O]−Hであるような式IVのヒドロキシエチル化さ
れたか、またはエトキシル化された脂肪アミンを含有す
る。適当なアミンの例は、セカ社(Ceca)からのノラモク
ス(Noramox(登録商標))であり、および、殊に5個の
エチレンオキシド単位を有するエトキシ化されたオレイ
ルアミンであるノラモクス(Noramox)O5である。
【0049】更に1つの好ましい実施態様において、新
規ポリアスパラギン酸誘導体は、アミンまたは種類Bの
アミン混合物として、YがCONHであるような式IV
の脂肪アミンを包含する。
【0050】更に好ましい1つの実施態様において、新
規ポリアスパラギン酸誘導体は、アミンまたは種類Bの
アミン混合物として、YがNHであり、かつRおよび
が水素であるような式IVのジアミンを包含する。
【0051】この場合、Rは、特に、相対的に長鎖の
アルキルであり、かつBは、例えばN−オレイル−1、
3−ジアミノプロパン、N−ドデシル−1,3−ジアミ
ノプロパンまたは獣脂の脂肪酸またはココヤシの脂肪酸
から誘導されたアルキルを有するN−アルキル化された
1,3−ジアミノプロパンである。適当なアミンの例
は、セカ社(Ceca)からのジノラム(Dinoram(登録商
標))等級、アクゾ社(AKZO)からのデュオメーン(Duomee
n(登録商標))等級およびフィナ社(Fina)からの種類6
540、6560、6570および6572である。
【0052】新規の水溶性または水分散性ポリアスパラ
ギン酸誘導体は、特に、図式I[この場合、x1+x2
は50〜97であり、y1+y2は3〜50であり、か
つzは0〜15である]の誘導体である。
【0053】式I中のポリアスパラギン酸誘導体におけ
るアンモニウム基のモルの割合は、x2+y2の総和と
して表わされ、有利に50%またはそれ以上、殊に70
%またはそれ以上である。これらの誘導体は、容易に生
物分解性である。
【0054】1つの特に好ましい実施態様において、新
規ポリアスパラギン酸誘導体は、x1およびy1が0で
あるような式Iの誘導体である。
【0055】この誘導体に包含されるものは、特にA
が、2〜6個の炭素を有する第三アミン少なくとも1つ
および/または式II
【0056】
【化13】
【0057】[式中、RおよびRは同一でも異なっ
ていてもよく、かつアルキルであり、およびR
、R、X、m、n、およびoは、上記の好ましい
実施態様で定義されたものである]のジアミンであり、
かつBが、式IVの第三アミン少なくとも1つ、特に、
置換基が好ましい実施態様で定義されたものである第三
アミンであるようなものである。
【0058】新規ポリアスパラギン酸誘導体は、ポリア
スパラギン酸またはポリスクシンイミドを種類Aのアミ
ン少なくとも1つおよび種類Bのアミン少なくとも1つ
と溶剤としての有機溶剤中、例えばN−メチルピロリド
ン、ジメチルホルムアミド、ブチロラクトンまたはテト
ラヒドロフラン中および好ましくは水中で反応させるこ
とによって製造される。ポリスクシンイミドが新規のポ
リアスパラギン酸誘導体の製造に使用される場合、有利
にポリアスパラギン酸の重縮合によって製造されて10
0000までの分子量を有する高分子量のポリスクシン
イミドを生じる。この製造法は、公知の方法によって、
例えばリン酸の存在する状態での重縮合によって、例え
ばネリ(P. Neri)他、J. Med. Chem.、第16巻、893 (197
3)に記載されているように行われる。
【0059】ポリアスパラギン酸を製造するために、ポ
リスクシンイミドまたはポリアスパラギン酸を、例えば
20〜70℃の水に入れる。上記の種類AおよびBのア
ミン各1つずつを含有しているアミン混合物を撹拌しな
がら添加する。この反応を、好ましくは窒素下でかつ3
0〜100℃、有利に50〜80℃で、イミド構造が実
質上、赤外分光分析法によって検出されなくなるまで、
続行することが可能である。必要に応じて、この温度を
上昇させることができ、および/または過剰のアミンを
(例えば蒸留によって)除去することができる。続い
て、この生成物を、第四級化剤、例えば硫酸ジメチルで
第四級化するか、または酸またはポリカルボン酸、例え
ばそれぞれ乳酸またはポリアスパラギン酸で中和するこ
とができる。
【0060】添加されたアミンの割合は、有利にポリア
スパラギン酸またはポリスクシンイミドのモノマー単位
を有する反応の化学量論的比によって要求されるものと
同じ大きさかまたはそれより大きい。水不溶性アミン
は、有利に、既に中和された形で使用されることができ
る。
【0061】良好なコンディショニング特性を有するポ
リマーを得るために、種類Aのアミンと種類Bのアミン
の双方は、同時に良好な生物分解性を達成するために、
上述された量のポリマー、有利に塩の形が存在すること
が必要である。上述された、特に好ましい実施態様にお
いて、このポリマーは、任意のアミド基をもはや有して
いない。ポリマー中のアミド単位、塩単位およびイミド
単位の割合は、反応条件によって制御されることができ
る。
【0062】新規の水分散性化合物は、通常5〜100
nm、特に10〜80nmの粒径、および通常0.1〜
40重量%、特に3〜30重量%の固体含量を有する水
性の微小分散液の形で使用されることができる。一般
に、この微小分散液は、乳化剤または界面活性剤を必要
とすることなく安定化されることができる。
【0063】ポリアスパラギン酸誘導体は、イオン性基
のために、一般に、容易に水およびアルコールに可溶で
あるか、または少なくとも乳化剤を用いることなくアル
コールおよび水に分散されることができる。荷電された
基は、例えばアルキル化剤、例えばC〜Cアルキル
ハロゲン化物またはC〜C−アルキル硫酸塩と共に
プロトン化することによって、存在している第三アミン
の窒素原子から生じさせることができる。このようなア
ルキル化剤の例は、塩化エチル、臭化エチル、塩化メチ
ル、臭化メチル、硫酸ジメチル、硫酸ジエチルである。
【0064】更に、ポリアスパラギン酸誘導体は、言及
されたように、一塩基性または多塩基性カルボン酸、例
えば乳酸、クエン酸もしくは酒石酸等との反応によって
かまたはポリカルボン酸、例えばポリアスパラギン酸、
ポリグルタミン酸、もしくはポリアクリル酸もしくはカ
ルボキシメチルセルロース等との反応によって、容易に
水溶性もしくはアルコールに可溶性または分散性の塩に
変換される。
【0065】新規のポリアスパラギン酸誘導体は、美容
術および薬学における助剤として、かつ繊維工業、製紙
工業、印刷工業、農業および接着剤工業のための被覆材
料として有用である。これらは、特に、毛髪の美容術に
おいてコンディショニング剤として有用であり、かつ容
易に毛髪の表面で適用する。好ましくは、K値(フィッ
ケンチャー(Fikentscher)、Cellulose Chemie、第13
巻、58〜64頁 (1932) による)が15〜90、特に25
〜50であるポリアスパラギン酸誘導体が記載される。
更に、このポリマーは、クリームに使用されることもで
きる。
【0066】また、本発明は、新規のポリアスパラギン
酸誘導体を含有しているヘアトリートメント組成物を提
供する。一般に、この組成物は、組成物の全重量を基礎
とした約0.1〜30重量%の量のポリアスパラギン酸
誘導体を含有する。
【0067】新規のヘアトリートメント組成物は、通
常、水性分散液またはアルコール性水溶液の形である。
適当なアルコールの例は、エタノール、プロパノール、
イソプロパノール等である。更に、この組成物は、ポリ
アスパラギン酸誘導体を約0.1〜25重量%、有利に
1〜15重量%の量で含有する。好ましくは、この組成
物はシャンプーの形である。
【0068】また、新規のヘアトリートメント組成物
は、一般に、常用の化粧品助剤、例えば可塑剤、例えば
グリセロールおよびグリコール、シリコーン、皮膚軟化
剤、香料、紫外線吸収剤、着色剤、増粘剤、静電防止
剤、コーミング性改良剤、保存剤、界面活性剤および起
泡安定剤を含有することができる。
【0069】必要に応じて、このヘアトリートメント組
成物は、付加的に、常用の毛髪用ポリマー少なくとも1
つを含有する。この場合、特に、ポリアスパラギン酸誘
導体と他の毛髪用ポリマーの重量の割合は、1:0.1
〜1:2である。このヘアトリートメント組成物は、ポ
リマー混合物を0.1〜25重量%、有利に1〜15重
量%の量で含有する。
【0070】新規のポリアスパラギン酸誘導体およびこ
の化合物を含有する組成物は、コンディショニング特性
を有しかつ生物相容性および生物分解性であるという利
点を有する。
【0071】
【実施例】以下に記載された制限されない例により、本
発明を詳説する: a)ポリアスパラギン酸誘導体の製造 製造例1 水400g中のポリスクシンイミド97gとC12〜C
14−ジメチルアミン26.7g(0.2モル)を撹拌
機、滴下漏斗および還流冷却器を装備した三口フラスコ
に充填し、窒素下に60〜70℃で16時間撹拌する。
その後、溶液のpHを9.2に調節し、ジエチルエタノ
ールアミン96.4g(0.83モル)をゆっくりと滴
加する。その後、反応混合物を、イミド構造が赤外スペ
クトルから実質上存在しなくなるまで90℃で撹拌す
る。110℃で過剰のアミンを水と共に留去し、約40
%の濃度を有するポリアスパラギン酸誘導体の溶液を生
じる。
【0072】以下の第1表中の例2〜6は、同様の方法
によって製造された。
【0073】
【表1】
【0074】b)生物分解性 生物分解性を、OECD試験規格のOECD 302
B(ザーン・ウェレンス(Zahn-Wellens)試験)およびO
ECD 301 B(スツルム(Sturm)試験)によって
測定した。ザーン・ウェレンス試験により、定義された
時間(60日間)内に遊離されたCOの量によって酸
化分解の度合を測定する一方で、スツルム試験により、
物質それ自体の除去性を決定する。分析結果は、第2表
に記載されている。
【0075】
【表2】
【0076】c)使用例 ヘアコンディショナー用ポリマーとしての新規ポリアス
パラギン酸誘導体の使用を証明するために、次のポリマ
ー溶液およびポリマー/界面活性剤溶液を製造し、その
後これらの溶液でヘアトリートメントされた髪の房の湿
潤コーミング性(wet combability)を測定した: A)ポリマー溶液: 第1表からのポリマー1〜6 1重量% ベンジルアルコール/イソチアゾロン 0.1重量% を基礎とした保存剤 水 98.9重量% B)ポリマー/界面活性剤溶液 第1表からのポリマー1〜6 1重量% テキサポン(Texapon(登録商標))NSO 10重量% (ヘンケル社(Henkel KgaA)からのエチル化 されたノニルフェニルスルホネート) ベンジルアルコール/イソチアゾロン 0.1重量% を基礎とした保存剤 水 88.9重量% 手の温度の熱さの飲用水でポリマー溶液の洗い流した後
の湿潤コーミング性:それぞれの髪の房を次の溶液に3
0分間、浸漬した: 脱イオン水(=ポリマー溶液Aの空試験値) 100g 1%の濃度のルビクアト(Luviquat(登録商標))FC370 100g (BASF社からのビニルピロリドンとジメチルスルホネート で第四級化されたビニルイミダソールとのコポリマー) 試験ポリマー溶液A) 100g 手の温度の熱さの飲用水でポリマー溶液の洗い流した後
の湿潤コーミング性:それぞれの髪の房を完全に、次の
溶液に30分間、浸漬した: 10%の濃度のテキサポン(Texapon(登録商標))NSO 100g (=ポリマー溶液Bの空試験値) 界面活性剤溶液(10%の濃度のテキサポン(Texapon 100g (登録商標))NSO)中の1%のルビクアト (Luviquat(登録商標))FC370 試験ポリマー/界面活性剤溶液B) 100g 指の間で毛髪を穏やかにぬぐい取った後、この毛髪の房
を手で熱さの飲用水(30〜40℃)のもとで1分間そ
れぞれすすぎ洗いをした。ヘルクレス社(Hercules)から
の目の詰んだクシ(歯間1mm)を使用して、この房を
気候的に制御された室内でコーミングし、かつ評価す
る:第1表からの例1〜6の全てのポリマー溶液A)お
よびポリマー/界面活性剤溶液B)は、少なくともルビ
クアト(Luviquat(登録商標))FC370と同じように
良好なコンディショニング特性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター ヘッセル ドイツ連邦共和国 シファーシュタット ビルケンヴェーク 10 (72)発明者 マティアス クローナー ドイツ連邦共和国 アイゼンベルク ブル ックナーシュトラーセ 25

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 図式I 【化1】 {式中、この単位の配列は不定であり、x1+x2+y
    1+y2+zの総和は、100であり、x1+x2は、
    30〜99.9であり、y1+y2は、0.1〜70で
    あり、zは、0〜20であり、Aは、アルキル1個あた
    り2〜6個の炭素を有する第一、第二または第三アルキ
    ルアミン少なくとも1つであり、かつこのアルキルは、
    独立にヒドロキシおよびアルコキシから選択された1、
    2または3個の基によって置換されていてもよく、およ
    び/またはAは、式II 【化2】 [式中、mは、2〜6の整数であり、RおよびR
    は、同一でも異なっていてもよく、かつ水素またはア
    ルキルであり、RおよびRは、同一でも異なってい
    てもよく、かつアルキルであり、または結合された窒素
    と共にRおよびRは式III 【化3】 (式中、nおよびoは、同一でも異なっていてもよく、
    かつ1〜5の整数であり、Xは、CH、S、O、NR
    またはNCORであり、かつRは、Hまたはアル
    キルである)の5〜7員の飽和ヘテロ環である]のジア
    ミン少なくとも1つであり、および/またはAは、式I
    IIa 【化4】 [式中、nおよびoは、上記で定義されたものであり、
    Xは、NRであり、およびRは、Hまたはアルキル
    である]の環状ジアミン少なくとも1つであり、Bは、
    式IV 【化5】 [式中、R−Y−(CHは、6〜24個の炭素
    を有し、pは、1〜23の整数であり、Yは、CH
    O、NH、COがRに結合されたCONH、またはN
    −CORであり、Rは、水素または飽和もしくは不
    飽和脂肪酸の炭化水素基であり、RおよびRは、同
    一でも異なっていてもよく、かつ水素、アルキル、ヒド
    ロキシアルキルまたはrが1〜30の整数である−[C
    −CH−O]−Hであり、かつRはアルキル
    である]のアミン少なくとも1つであり、Cは、アミン
    水素の脱離による第一または第二アミノ基を有する種類
    Aのアミンから誘導された基であり、Dは、アミン水素
    の脱離による第一または第二アミノ基を有する種類Bの
    アミンから誘導された基であり、この場合、アミンAお
    よびB少なくとも1つは第三アミノ基を有する}に示さ
    れた単位を基礎とした、水溶性および/または水分散性
    のポリアスパラギン酸誘導体;またはそのカルボン酸塩
    およびポリカルボン酸塩または第四級化された生成物。
  2. 【請求項2】 x1+x2が50〜97であり、y1+
    y2が3〜50であり、かつzが0〜15である、請求
    項1に記載のポリアスパラギン酸誘導体。
  3. 【請求項3】 x2+y2の和が50またはそれ以上、
    有利に70またはそれ以上である、請求項1または2に
    記載のポリアスパラギン酸誘導体。
  4. 【請求項4】 式I中のx1およびy1が0である、請
    求項1から3までのいずれか1項に記載のポリアスパラ
    ギン酸誘導体。
  5. 【請求項5】 Aが2〜6個の炭素原子を有する第三ア
    ルキルアミン少なくとも1つであり、この場合アルキル
    は独立にヒドロキシまたはアルコキシから選択された
    1、2または3個の基によって置換されていてもよくお
    よび/またはAが、式IIのジアミンであり、この場
    合、RおよびRは、同一でも異なっていてもよく、
    かつアルキルであり、およびR、R、R、X、
    m、nおよびoは、請求項1で定義されたものであり、
    Bが、式IVの第三アミン少なくとも1つである、請求
    項1から4までのいずれか1項に記載のポリアスパラギ
    ン酸誘導体。
  6. 【請求項6】 K値が15〜90、有利に25〜50で
    ある、請求項1から5までのいずれか1項に記載のポリ
    アスパラギン酸誘導体。
  7. 【請求項7】 請求項1から6までのいずれか1項に記
    載のポリアスパラギン酸を製造する方法において、ポリ
    アスパラギン酸またはポリスクシンイミドを種類Aのア
    ミン少なくとも1つおよび種類Bのアミン少なくとも1
    つと反応させることを特徴とする、請求項1から6まで
    のいずれか1項に記載のポリアスパラギン酸の製造方
    法。
  8. 【請求項8】 種類AおよびBのアミンを少なくとも化
    学量論的量で使用する、請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】 生じるポリアスパラギン酸誘導体を第四
    級化剤と反応させる、請求項7または8に記載の方法。
  10. 【請求項10】 生じるポリアスパラギン酸誘導体をカ
    ルボン酸またはポリカルボン酸と反応させる、請求項7
    または8に記載の方法。
  11. 【請求項11】 請求項1から6までのいずれか1項に
    記載のポリアスパラギン酸誘導体からなる美容術的助
    剤。
  12. 【請求項12】 ヘアコンディショナーとして使用され
    る、請求項11に記載の美容術的助剤。
  13. 【請求項13】 請求項1から6までのいずれか1項に
    記載のポリアスパラギン酸誘導体少なくとも1つを含有
    している、ヘアトリートメント組成物。
  14. 【請求項14】 0.1〜25重量%、有利に1〜15
    重量%の量のポリアスパラギン酸誘導体を含有してい
    る、請求項13に記載のヘアトリートメント組成物。
  15. 【請求項15】 可塑剤、シリコーン、皮膚軟化剤、香
    料、紫外線吸収剤、着色剤、増粘剤、静電防止剤、コー
    ミング性改良剤、保存剤および泡安定剤から選択された
    常用の化粧品助剤を更に含有している、請求項13また
    は14に記載のヘアトリートメント組成物。
  16. 【請求項16】 付加的に少なくとも1つの他の毛髪用
    ポリマーを含有している、請求項13から15までのい
    ずれか1項に記載のヘアトリートメント組成物。
  17. 【請求項17】 水性分散液または溶液またはアルコー
    ル性水溶液の形である、請求項13から16までのいず
    れか1項に記載のヘアトリートメント組成物。
  18. 【請求項18】 シャンプーの形である、請求項17に
    記載のヘアトリートメント組成物。
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