JPH107718A - エチレン系重合体 - Google Patents

エチレン系重合体

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JPH107718A
JPH107718A JP17018196A JP17018196A JPH107718A JP H107718 A JPH107718 A JP H107718A JP 17018196 A JP17018196 A JP 17018196A JP 17018196 A JP17018196 A JP 17018196A JP H107718 A JPH107718 A JP H107718A
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JP
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polymer according
group
ethylene polymer
ethylene
transition metal
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JP17018196A
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English (en)
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Shinya Matsunaga
永 慎 也 松
Kenji Sugimura
村 健 司 杉
Kiyotaka Yorozu
清 隆 萬
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
Original Assignee
Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規な触媒を用いて製造され、ワックス用途
などに好適な低分子量エチレン重合体およびその用途を
提供する。 【解決手段】 一般式(i) で示される遷移金属化合物
(I)(Mは周期率表第8ないし10族の遷移金属、X
1 、X2 はNまたはP、R1 、R2 はHまたは炭化水素
基、m、nは1または2、R3 はクレームに示されるよ
うな二重結合を含む基)を含む触媒を用いて製造され、
(1) 極限粘度[η]が0.5dl/g以下であるエチレン
重合体。およびこのエチレン重合体からなる塗料改質
剤、艶出し剤、ポリ塩化ビニル用滑剤、樹脂成形用理系
剤などの用途。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の技術分野】本発明は、低分子量エチレン系重合
体およびその用途に関する。
【0002】
【発明の技術的背景】従来よりポリエチレンワックスな
どの低分子量エチレン系重合体は、従来より、たとえば
顔料分散剤、樹脂加工助剤、印刷インキ添加剤、塗料用
添加剤、ゴム加工助剤、繊維処理剤、トナー用離型剤な
どの用途に利用されている。このような低分子量エチレ
ン系重合体を工業的に製造する際には、従来よりチタン
系触媒が用いられている。またバナジウム系触媒を用い
て低分子量重合体を製造する方法もたとえば特開昭59
−210905号公報に提案されている。さらにシクロ
ペンタジエニル類を配位子とする周期率表第IVb、V
b、VIb族遷移金属のメタロセン化合物を触媒成分とす
る触媒を用いて低分子量重合体を製造する方法もたとえ
ば特開昭60−78462号公報、特開平1−2034
10号公報、特開平6−49129号公報などに提案さ
れている。
【0003】
【発明の目的】本発明は、新規な触媒を用いて製造さ
れ、ワックス用途などに好適な低分子量エチレン系重合
体およびその用途を提供することを目的としている。
【0004】
【発明の概要】本発明に係るエチレン系重合体は、下記
一般式(i) で示される遷移金属化合物(I)を含む触媒
を用いて製造され、極限粘度[η]が0.5dl/g以下
である。
【0005】
【化3】
【0006】(式中、Mは周期率表第8ないし10族の
遷移金属であり、X1 およびX2 は、互いに同一でも異
なっていてもよく、窒素原子またはリン原子であり、R
1 およびR2 は、互いに同一でも異なっていてもよく、
水素原子または炭化水素基であり、mおよびnは、互い
に同一でも異なっていてもよく、1または2であり、
【0007】
【化4】
【0008】(ここで、R6 、R7 、R61、R62、R71
およびR72は、互いに同一でも異なっていてもよく、水
素原子または炭化水素基である。)であり、R4 および
5 は、互いに同一でも異なっていてもよく、水素原
子、ハロゲン原子、炭化水素基、−OR8 、−SR9
−N(R102 または−P(R112(ここで、R8
11はアルキル基、シクロアルキル基、アリール基、ア
ラルキル基または有機シリル基であり、R10同士または
11同士は互いに連結して環を形成していてもよい。)
であり、またR4 およびR5 は互いに連結して環を形成
していてもよく、R1 、R2 、R6 (またはR61
62)およびR7 (またはR71、R72)のうちの2個以
上が互いに連結して環を形成していてもよい。)。本発
明に係るエチレン系重合体は、塗料改質剤、艶出し剤、
ポリ塩化ビニル用滑剤、樹脂成形用離型剤、ゴム加工助
剤、静電複写用トナー材料、紙質向上剤、インキ用耐磨
耗性向上剤、繊維加工助剤、ホットメルト添加剤、電気
絶縁剤、天然ワックスへの配合剤、顔料分散剤などとし
て好適に用いられる。
【0009】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係るエチレン系重
合体およびその用途について具体的に説明する。なお本
発明において「重合」という語は、単独重合のみなら
ず、共重合を包含した意で用いられることがあり、また
「重合体」という語は、単独重合体のみならず、共重合
体を包含した意で用いられることがある。本発明に係る
エチレン系重合体について説明する。エチレン系重合体 本発明に係るエチレン系重合体は、後述するような特定
の触媒を用いて製造されるが、極限粘度[η]が0.5d
l/g以下好ましくは0.005ないし0.5dl/gさら
に好ましくは0.01ないし0.4dl/gのワックス状低
重合体である。
【0010】本発明で用いられるエチレン系重合体は、
製造時の触媒と、その極限粘度が限定される以外は特に
限定されず、エチレンの単独重合体であってもエチレン
と他のオレフィンとの共重合体であってもよく、さらに
他の共重合モノマーとの共重合体であってもよい。
【0011】このようなオレフィンとしては、具体的に
プロピレン、1-ブテン、1-ペンテン、1-ヘキセン、3-メ
チル-1-ブテン、3-メチル-1-ペンテン、3-エチル-1-ペ
ンテン、4-メチル-1-ペンテン、4,4-ジメチル-1-ペンテ
ン、4-メチル-1-ヘキセン、4,4-ジメチル-1-ヘキセン、
4-エチル-1-ヘキセン、3-エチル-1-ヘキセン、1-オクテ
ン、1-デセン、1-ドデセン、1-テトラデセン、1-ヘキサ
デセン、1-オクタデセン、1-エイコセンなどの炭素数3
〜20のα−オレフィンが挙げられる。
【0012】本発明に係るエチレン系重合体は、エチレ
ンから導かれる単位を80〜100モル%好ましくは8
5〜100モル%さらに好ましくは90〜100モル%
の割合で、他のオレフィンから導かれる単位を0〜20
モル%好ましくは0〜15モル%さらに好ましくは0〜
10モル%の割合で含有していることが望ましい。エチ
レン共重合体は、さらにビニル化合物、環状オレフィ
ン、他の不飽和化合物、ポリエン化合物などの他の共重
合モノマーから導かれる単位を少量含有していてもよ
い。
【0013】本発明に係るエチレン系重合体は、下記一
般式(i) で示される遷移金属化合物(I)を含む触媒を
用いて製造されるが、この触媒としては、遷移金属化合
物(I)とともに後述するように共触媒成分(II)とし
てたとえば(II-a)有機アルミニウムオキシ化合物、
(II-b)アルキルボロン酸誘導体および(II-c)遷移金
属化合物と反応してイオン対を形成する化合物から選ば
れる少なくとも1種の化合物が用いられる。(I)遷移金属化合物
【0014】
【化5】
【0015】式中、Mは周期表第8〜10族の遷移金属
原子であり、好ましくはニッケル、パラジウム、白金で
ある。X1 およびX2 は、互いに同一でも異なっていて
もよく、窒素原子またはリン原子である。
【0016】R1 およびR2 は、互いに同一でも異なっ
ていてもよく、水素原子または炭化水素基である。炭化
水素基として具体的には、メチル基、エチル基、n-プロ
ピル基、イソプロピル基、n-ブチル基、イソブチル基、
sec-ブチル基、tert-ブチル基、ペンチル基、ヘキシル
基などの炭素原子数が1〜20の直鎖状または分岐状ア
ルキル基;フェニル基、ナフチル基などの炭素原子数が
6〜20のアリール基;これらのアリール基に前記炭素
原子数が1〜20のアルキル基などの置換基が1〜5個
置換した置換アリール基などが挙げられる。
【0017】mおよびnは、それぞれX1 に結合するR
1 基の数、X2 に結合するR2 基の数であって、互いに
同一でも異なっていてもよく、1または2である。
【0018】
【化6】
【0019】である。ここで、R6 、R7 、R61
62、R71およびR72は、互いに同一でも異なっていて
もよく、水素原子または前記R1 およびR2 同様の炭化
水素基である。
【0020】前記R1 、R2 、R6 (またはR61
62)およびR7 (またはR71、R72)は、これらのう
ちの2個以上、好ましくは隣接する基が互いに連結して
環を形成していてもよい。
【0021】R4 およびR5 は、互いに同一でも異なっ
ていてもよく、水素原子、ハロゲン原子、炭化水素基で
ある。ハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、ヨ
ウ素が挙げられる。
【0022】炭化水素基として具体的には、前記R1
よびR2 同様の炭素原子数が1〜20のアルキル基およ
び炭素原子数が6〜20のアリール基、ベンジル基など
の炭素原子数が7〜20のアラルキル基などが挙げられ
る。これらのアリール基、アラルキル基には前記炭素原
子数が1〜20のアルキル基などの置換基が1個以上置
換していてもよい。
【0023】またR4 およびR5 として、−OR8 、−
SR9 、−N(R102 または−P(R112 で表され
る基も示される。R8 〜R11は、前記R1 およびR2
様の炭素原子数1〜20のアルキル基および炭素原子数
6〜20のアリール基、シクロヘキシル基などの炭素原
子数6〜20のシクロアルキル基;ベンジル基などの炭
素原子数7〜20のアラルキル基;メチルシリル基、ジ
メチルシリル基、トリメチルシリル基、エチルシリル
基、ジエチルシリル基、トリエチルシリル基などの有機
シリル基である。上記アリール基、アラルキル基は、前
記炭素原子数1〜20のアルキル基などの置換基を1個
以上有していてもよい。R10同士またはR11同士は互い
に連結して環を形成していてもよい。
【0024】このようなR4 およびR5 は互いに連結し
て環を形成していてもよい。本発明では、上記のような
遷移金属化合物(I)は、下記一般式(ii)で示されるこ
とが好ましい。
【0025】
【化7】
【0026】(式中、M、X1 、X2 、R1 、R2 、R
4 、R5 、R6 およびR7 は、前記一般式(i) と同じで
ある。) このような一般式(ii)で表される遷移金属化合物の具体
例を下記に示す。下記式中、iPrはイソプロピル基で
ある。
【0027】
【化8】
【0028】
【化9】
【0029】
【化10】
【0030】
【化11】
【0031】
【化12】
【0032】
【化13】
【0033】
【化14】
【0034】
【化15】
【0035】
【化16】
【0036】
【化17】
【0037】一般式(ii)で表される遷移金属化合物とし
ては、上記に例示した化合物中のパラジウムまたはニッ
ケルが白金に置き代った化合物などが挙げられる。また
前記一般式(i)で表される遷移金属化合物(I)として
は、上記式(ii)で表される化合物以外にも下記に示す化
合物なども挙げられる。下記式中、iPrはイソプロピ
ル基を示す。
【0038】
【化18】
【0039】
【化19】
【0040】また上記に例示した化合物中パラジウムま
たはニッケルが白金に置き代わった化合物なども挙げら
れる。上記のような遷移金属化合物(I)は2種以上組
合せて用いることもできる。
【0041】本発明でエチレン系重合体を製造する際に
用いられる触媒としては、上記のような(I)遷移金属
化合物とともに、共触媒成分(II)として(II-a)有機
アルミニウムオキシ化合物、(II-b)アルキルボロン酸
誘導体および(II-c)前記遷移金属化合物と反応してイ
オン対を形成する化合物から選ばれる少なくとも1種の
化合物が用いられる。
【0042】(II-a)有機アルミニウムオキシ化合物 本発明で用いられる(II-a)有機アルミニウムオキシ化
合物は、従来公知のアルミノキサンであってもよく、ま
た特開平2−78687号公報に例示されているような
ベンゼン不溶性の有機アルミニウムオキシ化合物であっ
てもよい。
【0043】従来公知のアルミノキサンは、たとえば下
記のような方法によって製造することができ、通常炭化
水素溶媒の溶液として得られる。 (1)吸着水を含有する化合物または結晶水を含有する
塩類、たとえば塩化マグネシウム水和物、硫酸銅水和
物、硫酸アルミニウム水和物、硫酸ニッケル水和物、塩
化第1セリウム水和物などの炭化水素媒体懸濁液に、ト
リアルキルアルミニウムなどの有機アルミニウム化合物
を添加して、吸着水または結晶水と有機アルミニウム化
合物とを反応させる方法。 (2)ベンゼン、トルエン、エチルエーテル、テトラヒ
ドロフランなどの媒体中で、トリアルキルアルミニウム
などの有機アルミニウム化合物に直接水、氷または水蒸
気を作用させる方法。 (3)デカン、ベンゼン、トルエンなどの媒体中でトリ
アルキルアルミニウムなどの有機アルミニウム化合物
に、ジメチルスズオキシド、ジブチルスズオキシドなど
の有機スズ酸化物を反応させる方法。
【0044】なお該アルミノキサンは、少量の有機金属
成分を含有してもよい。また回収された上記のアルミノ
キサンの溶液から溶媒または未反応有機アルミニウム化
合物を蒸留して除去した後、溶媒に再溶解またはアルミ
ノキサンの貧溶媒に懸濁させてもよい。
【0045】アルミノキサンを調製する際に用いられる
有機アルミニウム化合物としては、有機金属化合物(II
I)として後述するようなトリアルキルアルミニウム、
トリシクロアルキルアルミニウム、ジアルキルアルミニ
ウムハライド、ジアルキルアルミニウムハイドライド、
ジアルキルアルミニウムアルコキシド、ジアルキルアル
ミニウムアリーロキシドなどの有機アルミニウム化合物
を用いることができる。
【0046】これらのうち、トリアルキルアルミニウ
ム、トリシクロアルキルアルミニウムが好ましく、トリ
メチルアルミニウムが特に好ましい。アルミノキサンの
調製時には、有機アルミニウム化合物を2種以上組み合
せて用いることもできる。
【0047】アルミノキサン調製時には、溶媒としてベ
ンゼン、トルエン、キシレン、クメン、シメンなどの芳
香族炭化水素、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタ
ン、デカン、ドデカン、ヘキサデカン、オクタデカンな
どの脂肪族炭化水素、シクロペンタン、シクロヘキサ
ン、シクロオクタン、メチルシクロペンタンなどの脂環
族炭化水素、ガソリン、灯油、軽油などの石油留分また
は上記芳香族炭化水素、脂肪族炭化水素、脂環族炭化水
素のハロゲン(塩素、臭素)化物などの炭化水素溶媒が
用いられる。さらにエチルエーテル、テトラヒドロフラ
ンなどのエーテル類を用いることもできる。これらの溶
媒のうち特に芳香族炭化水素または脂肪族炭化水素が好
ましい。
【0048】また本発明で用いられるベンゼン不溶性の
有機アルミニウムオキシ化合物は、60℃のベンゼンに
溶解するAl成分がAl原子換算で通常10%以下、好
ましくは5%以下、特に好ましくは2%以下であり、ベ
ンゼンに対して不溶性または難溶性である。
【0049】(II-b)アルキルボロン酸誘導体 本発明で用いられるアルキルボロン酸誘導体(B-2) は、
たとえば下記一般式(iii) で示される。
【0050】
【化20】
【0051】式中、R12は炭素原子数1〜10の炭化水
素基である。R13は、互いに同一でも異なっていてもよ
く、水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基を有して
いてもよいシロキシ基、または炭素原子数1〜10の炭
化水素基である。
【0052】上記のような一般式(iii) で表されるアル
キルボロン酸誘導体(B-2) は、下記一般式(iv)で表さ
れるアルキルボロン酸と、有機アルミニウム化合物と
を、不活性ガス雰囲気下に不活性溶媒中で、−80℃〜
室温の温度で1分〜24時間反応させることにより製造
できる。
【0053】 R12−B−(OH)2 … (iv) (式中、R12は前記と同じ基である。) 上記式(iv)で表されるアルキルボロン酸としては、具
体的にメチルボロン酸、エチルボロン酸、イソプロピル
ボロン酸、n-プロピルボロン酸、n-ブチルボロン酸、イ
ソブチルボロン酸、n-ヘキシルボロン酸、シクロヘキシ
ルボロン酸、フェニルボロン酸、3,5-ジフルオロボロン
酸、ペンタフルオロフェニルボロン酸、3,5-ビス(トリ
フルオロメチル)フェニルボロン酸などが挙げられる。
【0054】これらの中では、メチルボロン酸、n-ブチ
ルボロン酸、イソブチルボロン酸、3,5-ジフルオロフェ
ニルボロン酸、ペンタフルオロフェニルボロン酸が好ま
しい。これらは2種以上組み合わせて用いることもでき
る。
【0055】このようなアルキルボロン酸と反応させる
有機アルミニウム化合物は、たとえば下記一般式
(v)、(vi)、(vii) で表すことができる。 (R133-p −Al−Yp … (v) (R133-p −Al−[OSi(R143 p … (vi) (R132 −Al−O−Al−(R132 … (vii) (式中、Yは水素原子またはハロゲン原子であり、R14
は水素原子、ハロゲン原子または炭素原子数1〜10の
炭化水素基であり、pは0≦p<3であり、R13は前記
と同じ基である。) このような一般式(v) 、(vi)、(vii) で表される有機ア
ルミニウム化合物の具体例としては、有機金属化合物
(III)として後述するようなトリアルキルアルミニウ
ム、トリシクロアルキルアルミニウム、ジアルキルアル
ミニウムハライド、ジアルキルアルミニウムハイドライ
ド、ジアルキルアルミニウムアルコキシド、ジアルキル
アルミニウムアリーロキシドなどが挙げられる。
【0056】これらのうち、トリアルキルアルミニウ
ム、トリシクロアルキルアルミニウムが好ましく、特に
トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウム、ト
リイソブチルアルミニウムが好ましい。これらは2種以
上組み合わせて用いることもできる。
【0057】(II-c)遷移金属化合物と反応してイオン
対を形成する化合物 本発明で用いられる遷移金属化合物と反応してイオン対
を形成する化合物(以下イオン性化合物という)として
は、特開平1−501950号公報、特開平1−502
036号公報、特開平3−179005号公報、特開平
3−179006号公報、特開平3−207703号公
報、特開平3−207704号公報、US−54771
8号公報などに記載されたルイス酸、イオン性化合物、
ボラン化合物およびカルボラン化合物などを挙げること
ができる。
【0058】ルイス酸としては、BR3 (Rは、フッ
素、メチル基、トリフルオロメチル基などの置換基を有
していてもよいフェニル基またはフッ素である。)で示
される化合物が挙げられ、たとえばトリフルオロボロ
ン、トリフェニルボロン、トリス(4-フルオロフェニ
ル)ボロン、トリス(3,5-ジフルオロフェニル)ボロ
ン、トリス(4-フルオロメチルフェニル)ボロン、トリ
ス(ペンタフルオロフェニル)ボロン、トリス(p-トリ
ル)ボロン、トリス(o-トリル)ボロン、トリス(3,5-
ジメチルフェニル)ボロンなどが挙げられる。
【0059】またイオン性化合物としては、たとえば下
記一般式(viii)で表される化合物を挙げることもでき
る。
【0060】
【化21】
【0061】式中、R15としては、H+ 、カルボニウム
カチオン、オキソニウムカチオン、アンモニウムカチオ
ン、ホスホニウムカチオン、シクロヘプチルトリエニル
カチオン、遷移金属を有するフェロセニウムカチオンな
どが挙げられる。
【0062】R16〜R19は、互いに同一でも異なってい
てもよく、有機基、好ましくはアリール基または置換ア
リール基である。前記カルボニウムカチオンとして具体
的には、トリフェニルカルボニウムカチオン、トリ(メ
チルフェニル)カルボニウムカチオン、トリ(ジメチル
フェニル)カルボニウムカチオンなどの三置換カルボニ
ウムカチオンなどが挙げられる。
【0063】前記アンモニウムカチオンとして具体的に
は、トリメチルアンモニウムカチオン、トリエチルアン
モニウムカチオン、トリプロピルアンモニウムカチオ
ン、トリブチルアンモニウムカチオン、トリ(n-ブチ
ル)アンモニウムカチオンなどのトリアルキルアンモニ
ウムカチオン;N,N-ジエチルアニリニウムカチオン、N,
N-2,4,6-ペンタメチルアニリニウムカチオンなどのN,N-
ジアルキルアニリニウムカチオン;ジ(イソプロピル)
アンモニウムカチオン、ジシクロヘキシルアンモニウム
カチオンなどのジアルキルアンモニウムカチオンなどが
挙げられる。
【0064】前記ホスホニウムカチオンとして具体的に
は、トリフェニルホスホニウムカチオン、トリ(メチル
フェニル)ホスホニウムカチオン、トリ(ジメチルフェ
ニル)ホスホニウムカチオンなどのトリアリールホスホ
ニウムカチオンなどが挙げられる。
【0065】R15としては、カルボニウムカチオン、ア
ンモニウムカチオンなどが好ましく、特にトリフェニル
カルボニウムカチオン、N,N-ジエチルアニリニウムカチ
オンが好ましい。またイオン性化合物としては、下記式
(ix)で表わされるホウ素化合物を好ましく挙げること
ができる。
【0066】
【化22】
【0067】さらにイオン性化合物として、トリアルキ
ル置換アンモニウム塩、N,N-ジアルキルアニリニウム
塩、ジアルキルアンモニウム塩、トリアリールホスフォ
ニウム塩などを挙げることもできる。
【0068】トリアルキル置換アンモニウム塩として具
体的には、たとえばトリエチルアンモニウムテトラ(フ
ェニル)ホウ素、トリプロピルアンモニウムテトラ(フ
ェニル)ホウ素、トリ(n-ブチル)アンモニウムテトラ
(フェニル)ホウ素、トリメチルアンモニウムテトラ
(p-トリル)ホウ素、トリメチルアンモニウムテトラ
(o-トリル)ホウ素、トリ(n-ブチル)アンモニウムテ
トラ(ペンタフルオロフェニル)ホウ素、トリプロピル
アンモニウムテトラ(o,p-ジメチルフェニル)ホウ素、
トリ(n-ブチル)アンモニウムテトラ(m,m-ジメチルフ
ェニル)ホウ素、トリ(n-ブチル)アンモニウムテトラ
(p-トリフルオロメチルフェニル)ホウ素、トリ(n-ブ
チル)アンモニウムテトラ(3,5-ジトリフルオロメチル
フェニル)ホウ素、トリ(n-ブチル)アンモニウムテト
ラ(o-トリル)ホウ素などが挙げられる。
【0069】N,N-ジアルキルアニリニウム塩として具体
的には、たとえばN,N-ジメチルアニリニウムテトラ(フ
ェニル)ホウ素、N,N-ジエチルアニリニウムテトラ(フ
ェニル)ホウ素、N,N-2,4,6-ペンタメチルアニリニウム
テトラ(フェニル)ホウ素などが挙げられる。
【0070】ジアルキルアンモニウム塩として具体的に
は、たとえばジ(1-プロピル)アンモニウムテトラ(ペ
ンタフルオロフェニル)ホウ素、ジシクロヘキシルアン
モニウムテトラ(フェニル)ホウ素などが挙げられる。
【0071】さらにイオン性化合物として、トリフェニ
ルカルベニウムテトラキス(ペンタフルオロフェニル)
ボレート、N,N-ジメチルアニリニウムテトラキス(ペン
タフルオロフェニル)ボレート、フェロセニウムテトラ
(ペンタフルオロフェニル)ボレート、トリフェニルカ
ルベニウムペンタフェニルシクロペンタジエニル錯体、
N,N-ジエチルアニリニウムペンタフェニルシクロペンタ
ジエニル錯体、下記式(x) で表されるホウ素化合物など
を挙げることもできる。
【0072】
【化23】
【0073】ボラン化合物として具体的には、たとえば
デカボラン(14);ビス〔トリ(n-ブチル)アンモニ
ウム〕ノナボレート、ビス〔トリ(n-ブチル)アンモニ
ウム〕デカボレート、ビス〔トリ(n-ブチル)アンモニ
ウム〕ウンデカボレート、ビス〔トリ(n-ブチル)アン
モニウム〕ドデカボレート、ビス〔トリ(n-ブチル)ア
ンモニウム〕デカクロロデカボレート、ビス〔トリ(n-
ブチル)アンモニウム〕ドデカクロロドデカボレートな
どのアニオンの塩;トリ(n-ブチル)アンモニウムビス
(ドデカハイドライドドデカボレート)コバルト酸塩
(III)、ビス〔トリ(n-ブチル)アンモニウム〕ビス
(ドデカハイドライドドデカボレート)ニッケル酸塩
(III)などの金属ボランアニオンの塩などが挙げられ
る。
【0074】カルボラン化合物として具体的には、たと
えば4-カルバノナボラン(14)、1,3-ジカルバノナボ
ラン(13)、6,9-ジカルバデカボラン(14)、ドデ
カハイドライド-1-フェニル-1,3-ジカルバノナボラン、
ドデカハイドライド-1-メチル-1,3-ジカルバノナボラ
ン、ウンデカハイドライド-1,3-ジメチル-1,3-ジカルバ
ノナボラン、7,8-ジカルバウンデカボラン(13)、2,
7-ジカルバウンデカボラン(13)、ウンデカハイドラ
イド-7,8-ジメチル-7,8-ジカルバウンデカボラン、ドデ
カハイドライド-11-メチル-2,7-ジカルバウンデカボラ
ン、トリ(n-ブチル)アンモニウム1-カルバデカボレー
ト、トリ(n-ブチル)アンモニウム1-カルバウンデカボ
レート、トリ(n-ブチル)アンモニウム1-カルバドデカ
ボレート、トリ(n-ブチル)アンモニウム1-トリメチル
シリル-1-カルバデカボレート、トリ(n-ブチル)アン
モニウムブロモ-1-カルバドデカボレート、トリ(n-ブ
チル)アンモニウム6-カルバデカボレート(14)、ト
リ(n-ブチル)アンモニウム6-カルバデカボレート(1
2)、トリ(n-ブチル)アンモニウム7-カルバウンデカ
ボレート(13)、トリ(n-ブチル)アンモニウム7,8-
ジカルバウンデカボレート(12)、トリ(n-ブチル)
アンモニウム2,9-ジカルバウンデカボレート(12)、
トリ(n-ブチル)アンモニウムドデカハイドライド-8-
メチル-7,9-ジカルバウンデカボレート、トリ(n-ブチ
ル)アンモニウムウンデカハイドライド-8-エチル-7,9-
ジカルバウンデカボレート、トリ(n-ブチル)アンモニ
ウムウンデカハイドライド-8-ブチル-7,9-ジカルバウン
デカボレート、トリ(n-ブチル)アンモニウムウンデカ
ハイドライド-8-アリル-7,9-ジカルバウンデカボレー
ト、トリ(n-ブチル)アンモニウムウンデカハイドライ
ド-9-トリメチルシリル-7,8-ジカルバウンデカボレー
ト、トリ(n-ブチル)アンモニウムウンデカハイドライ
ド-4,6-ジブロモ-7-カルバウンデカボレートなどのアニ
オンの塩;トリ(n-ブチル)アンモニウムビス(ノナハ
イドライド-1,3-ジカルバノナボレート)コバルト酸塩
(III)、トリ(n-ブチル)アンモニウムビス(ウンデカ
ハイドライド-7,8-ジカルバウンデカボレート)鉄酸塩
(III)、トリ(n-ブチル)アンモニウムビス(ウンデカ
ハイドライド-7,8-ジカルバウンデカボレート)コバル
ト酸塩(III)、トリ(n-ブチル)アンモニウムビス(ウ
ンデカハイドライド-7,8-ジカルバウンデカボレート)
ニッケル酸塩(III)、トリ(n-ブチル)アンモニウムビ
ス(ウンデカハイドライド-7,8-ジカルバウンデカボレ
ート)銅酸塩(III)、トリ(n-ブチル)アンモニウムビ
ス(ウンデカハイドライド-7,8-ジカルバウンデカボレ
ート)金酸塩(III)、トリ(n-ブチル)アンモニウムビ
ス(ノナハイドライド-7,8-ジメチル-7,8-ジカルバウン
デカボレート)鉄酸塩(III)、トリ(n-ブチル)アンモ
ニウムビス(ノナハイドライド-7,8-ジメチル-7,8-ジカ
ルバウンデカボレート)クロム酸塩(III)、トリ(n-ブ
チル)アンモニウムビス(トリブロモオクタハイドライ
ド-7,8-ジカルバウンデカボレート)コバルト酸塩(II
I)、トリス〔トリ(n-ブチル)アンモニウム〕ビス(ウ
ンデカハイドライド-7-カルバウンデカボレート)クロ
ム酸塩(III)、ビス〔トリ(n-ブチル)アンモニウム〕
ビス(ウンデカハイドライド-7-カルバウンデカボレー
ト)マンガン酸塩(iv)、ビス〔トリ(n-ブチル)アン
モニウム〕ビス(ウンデカハイドライド-7-カルバウン
デカボレート)コバルト酸塩(III)、ビス〔トリ(n-ブ
チル)アンモニウム〕ビス(ウンデカハイドライド-7-
カルバウンデカボレート)ニッケル酸塩(iv)などの金
属カルボランアニオンの塩などが挙げられる。
【0075】上記のような(II-a)有機アルミニウムオ
キシ化合物、(II-b)アルキルボロン酸誘導体、(II-
c)イオン性化合物のうちのいずれかを単独で用いても
よく、また任意に2種以上組み合せて用いることもでき
る。
【0076】(III) 有機金属化合物 本発明では、エチレン系重合体製造用触媒成分として必
要に応じて(III) 有機金属化合物を用いることができ
る。この(III) 有機金属化合物として具体的には、下記
のような周期表第1、2族および第12、13族の有機
金属化合物などが挙げられる。
【0077】 (III-a) 一般式 Ra m Al(ORb n p q で表される有機アルミニウム化合物。(式中、Ra およ
びRb は、互いに同一でも異なっていてもよく、炭素原
子数1〜15、好ましくは1〜4の炭化水素基を示し、
Xはハロゲン原子を示し、mは0<m≦3、nは0≦n
<3、pは0≦p<3、qは0≦q<3の数であり、か
つm+n+p+q=3である。) (III-b) 一般式 M1 AlRa 4 で表される1族金属とアルミニウムとの錯アルキル化
物。(式中、M1 はLi、Na、Kを示し、Ra は炭素
原子数1〜15、好ましくは1〜4の炭化水素基であ
る。) (III-c) 一般式 Ra b 2 で表される2族または12族金属のジアルキル化合物。
(式中、Ra およびRb は、互いに同一でも異なってい
てもよく、炭素原子数1〜15好ましくは1〜4の炭化
水素基を示し、M2 はMg、ZnまたはCdである。) 前記(III-a) に属する有機アルミニウム化合物として
は、次のような化合物などが挙げられる。
【0078】一般式 Ra m Al(ORb3-m で表さ
れる有機アルミニウム化合物。(式中、Ra およびRb
は、互いに同一でも異なっていてもよく、炭素原子数1
〜15好ましくは1〜4の炭化水素基を示し、mは好ま
しくは1.5≦m≦3の数である。) 一般式 Ra m AlX3-m で表される有機アルミニウ
ム化合物。(式中、Ra は炭素原子数1〜15好ましく
は1〜4の炭化水素基を示し、Xはハロゲン原子を示
し、mは好ましくは0<m<3である。) 一般式 Ra m AlH3-m で表される有機アルミニ
ウム化合物。(式中、Ra は炭素原子数1〜15好まし
くは1〜4の炭化水素基を示し、mは好ましくは2≦m
<3である。) 一般式 Ra m Al(ORbnq で表される有機ア
ルミニウム化合物。(式中、Ra およびRb は、互いに
同一でも異なっていてもよく、炭素原子数1〜15好ま
しくは1〜4の炭化水素基を示し、Xはハロゲン原子を
示し、mは0<m≦3、nは0≦n<3、qは0≦q<
3の数であり、かつm+n+q=3である。) (III-a) に属するアルミニウム化合物としてより具体的
には、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウ
ム、トリプロピルアルミニウム、トリn-ブチルアルミニ
ウム、トリペンチルアルミニウム、トリヘキシルアルミ
ニウム、トリオクチルアルミニウム、トリデシルアルミ
ニウムなどのトリn-アルキルアルミニウム、トリイソプ
ロピルアルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、ト
リsec-ブチルアルミニウム、トリ tert-ブチルアルミニ
ウム、トリ2-メチルブチルアルミニウム、トリ3-メチル
ブチルアルミニウム、トリ2-メチルペンチルアルミニウ
ム、トリ3-メチルペンチルアルミニウム、トリ4-メチル
ペンチルアルミニウム、トリ2-メチルヘキシルアルミニ
ウム、トリ3-メチルヘキシルアルミニウム、トリ2-エチ
ルヘキシルアルミニウムなどのトリ分岐鎖アルキルアル
ミニウム、 (i-C4 9 x Aly (C5 10z (式中、x、y
およびzは正の数であり、z≧2xである。)で示され
るイソプレニルアルミニウム、トリシクロヘキシルアル
ミニウム、トリシクロオクチルアルミニウムなどのトリ
シクロアルキルアルミニウム、トリフェニルアルミニウ
ム,トリトリルアルミニウムなどのトリアリールアルミ
ニウム、ジエチルアルミニウムハイドライド、ジイソブ
チルアルミニウムハイドライドなどのジアルキルアルミ
ニウムハイドライド、トリイソプレニルアルミニウムな
どのトリアルケニルアルミニウム、イソブチルアルミニ
ウムメトキシド、イソブチルアルミニウムエトキシド、
イソブチルアルミニウムイソプロポキシドなどのアルキ
ルアルミニウムアルコキシド、ジメチルアルミニウムメ
トキシド、ジメチルアルミニウムエトキシド、ジエチル
アルミニウムエトキシド、ジブチルアルミニウムブトキ
シドなどのジアルキルアルミニウムアルコキシド、エチ
ルアルミニウムセスキエトキシド、ブチルアルミニウム
セスキブトキシドなどのアルキルアルミニウムセスキア
ルコキシド、Ra 2.5 Al(ORb 0.5 などで表され
る平均組成を有する部分的にアルコキシ化されたアルキ
ルアルミニウム、ジエチルアルミニウムフェノキシドな
どのジアルキルアルミニウムアリーロキシド、ジメチル
アルミニウムクロリド、ジエチルアルミニウムクロリ
ド、ジブチルアルミニウムクロリド、ジイソブチルアル
ミニウムクロリド、ジエチルアルミニウムブロミドなど
のジアルキルアルミニウムハライド、エチルアルミニウ
ムセスキクロリド、ブチルアルミニウムセスキクロリ
ド、エチルアルミニウムセスキブロミドなどのアルキル
アルミニウムセスキハライド、エチルアルミニウムジク
ロリド、プロピルアルミニウムジクロリド、ブチルアル
ミニウムジブロミドなどのアルキルアルミニウムジハラ
イドなどの部分的にハロゲン化されたアルキルアルミニ
ウム、ジエチルアルミニウムヒドリド、ジブチルアルミ
ニウムヒドリドなどのジアルキルアルミニウムヒドリ
ド、エチルアルミニウムジヒドリド、プロピルアルミニ
ウムジヒドリドなどのアルキルアルミニウムジヒドリド
などその他の部分的に水素化されたアルキルアルミニウ
ム、エチルアルミニウムエトキシクロリド、ブチルアル
ミニウムブトキシクロリド、エチルアルミニウムエトキ
シブロミドなどの部分的にアルコキシ化およびハロゲン
化されたアルキルアルミニウムなどを挙げることができ
る。
【0079】また(III-a) に類似する化合物も使用する
ことができ、たとえば窒素原子を介して2以上のアルミ
ニウム化合物が結合した有機アルミニウム化合物を挙げ
ることができる。このような化合物として具体的には、 (C2 5 2 AlN(C2 5 )Al(C2 5 2 などを挙げることができる。
【0080】前記(III-b) に属する化合物としては、 LiAl(C2 5 4 LiAl(C7 154 などを挙げることができる。
【0081】前記(III-c) に属する化合物としては、ジ
メチルマグネシウム、ジエチルマグネシウム、ジブチル
マグネシウム、ブチルエチルマグネシウムなどを挙げる
ことができる。
【0082】さらに有機金属化合物(III) としては、メ
チルリチウム、エチルリチウム、プロピルリチウム、ブ
チルリチウム、メチルマグネシウムブロミド、メチルマ
グネシウムクロリド、エチルマグネシウムブロミド、エ
チルマグネシウムクロリド、プロピルマグネシウムブロ
ミド、プロピルマグネシウムクロリド、ブチルマグネシ
ウムブロミド、ブチルマグネシウムクロリドなどを使用
することもできる。
【0083】また重合系内で上記有機アルミニウム化合
物が形成されるような化合物、たとえばハロゲン化アル
ミニウムとアルキルリチウムとの組合せ、またはハロゲ
ン化アルミニウムとアルキルマグネシウムとの組合せな
どを使用することもできる。
【0084】有機金属化合物(III) としては、上記のう
ちでも分岐鎖状のアルキル基を有する金属化合物が好ま
しく、特にイソブチル基を有する金属化合物、中でもト
リイソブチル金属化合物が好ましく、トリイソブチルア
ルミニウムが特に好ましい。
【0085】有機金属化合物(III) は、2種以上組み合
わせて用いることもできる。上記のようなアルキル基を
有する有機金属化合物(III) は、前記一般式(I)で表
される遷移金属化合物(I)中の遷移金属(M)に結合
しているR4 および/またはR5 がアルキル基以外の原
子または基(たとえば塩素、臭素などのハロゲン原子ま
たはメトキシ基、エトキシ基、ブトキシ基などのアルコ
キシ基などの基)である場合に、これらをアルキル基に
置換するアルキル化剤として作用する。
【0086】また有機金属化合物(III) はスカベンジャ
ーとしても作用し、水その他の不純物を系内から除去し
て反応系を清浄に保つので、安定的に触媒の高活性を発
現させることができるという効果が得られる。このよう
な効果は遷移金属化合物(I)中の遷移金属(M)に結
合しているR4 および/またはR5 がアルキル基である
か否かにかかわらず発現される。
【0087】本発明では、上記のような触媒成分を微粒
子担体に担持させて用いることもできる。微粒子状担体
としては、粒径が10〜300μm好ましくは20〜2
00μmの顆粒状ないしは微粒子状固体が用いられ、該
固体は無機化合物であっても有機化合物であってもよ
い。
【0088】無機化合物としては多孔質酸化物が好まし
く、具体的にはSiO2、Al2 3、MgO、ZrO、
TiO2、B2 3、CaO、 ZnO、BaO、ThO
2 など、またはこれらの混合物、たとえばSiO2-Mg
O、SiO2-Al23、SiO2-TiO2、SiO2-V
25、SiO2-Cr 23、SiO2-TiO2-MgOな
どを例示することができる。これらの中でSiO2 およ
び/またはAl23を主成分とするものが好ましい。
【0089】なお上記無機酸化物は、Na2 CO3 、K
2 CO3 、CaCO3 、MgCO3、Na2 SO4 、A
2(SO43、BaSO4 、KNO3 、Mg( NO3
2 、Al(NO33 、Na2 O、K2 O、Li2 Oな
どの炭酸塩、硫酸塩、硝酸塩、酸化物成分を少量含有し
ていても差しつかえない。
【0090】本発明で用いられる無機担体は種類および
製法によりその性状は異なるが、比表面積が50〜10
00m2 /g好ましくは100〜700m2 /gであ
り、細孔容積が0.3〜2.5cm3 /gであることが望
ましい。無機担体は必要に応じて100〜1000℃好
ましくは150〜700℃で焼成して用いられる。
【0091】また微粒子状担体を形成する有機化合物と
しては、エチレン、プロピレン、1-ブテン、4-メチル-1
-ペンテンなどの炭素原子数2〜14のα−オレフィン
を主成分として生成される(共)重合体またはビニルシ
クロヘキサン、スチレンを主成分として生成される
(共)重合体が挙げられる。
【0092】なお本発明で用いられる触媒は、上記のよ
うな各成分以外にも重合に有用な他の成分を含むことが
できる。本発明で用いられる触媒において、上記遷移金
属化合物(I)と触媒成分(II)とを接触させると、下
記一般式(xi)で示されるイオン性配位化合物が形成さ
れると推測される。
【0093】
【化24】
【0094】(式中、M1 、X1 、X2 、R1 、R2
m、nは、前記一般式(I)と同じであり、R21は炭化
水素基であり、Zは触媒成分(II)から形成されるイオ
ンである。) 前記一般式(xi)においてR21は、前記一般式(I)の
4 またはR5 の炭化水素基たとえばアルキル基である
か、または前記(III) 有機金属化合物により導入される
アルキル基である。
【0095】前記一般式(xi)で表されるイオン性配位
化合物には、遷移金属化合物(I)と触媒成分(II)と
の接触に伴って触媒成分(II)から形成されるエーテル
化合物(エーテル分子)などがMで示される遷移金属に
配位する場合がある。このようなイオン性配位化合物は
下記一般式(xii)で示される。
【0096】
【化25】
【0097】(式中、M1 、X1 、X2 、R1 、R2
m、nは、前記一般式(I)と同じであり、R21および
Zは、前記一般式(xi)と同じであり、R22は、遷移金
属化合物(I)と触媒成分(II)との接触に伴って触媒
成分(II)から形成されるエーテル化合物(エーテル分
子)である。) 上記一般式(xii )においてR22で示されるエーテル化
合物(エーテル分子)の具体的なものとしては、ジメチ
ルエーテル、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテル、
ジブチルエーテルなどが挙げられる。
【0098】上記のような触媒成分を用いてエチレン系
重合体を製造するに際して、遷移金属化合物(I)は、
約10-5〜1ミリモル/リットル(重合容積)好ましく
は10-4〜1ミリモル/リットルの濃度で用いることが
望ましい。
【0099】また触媒成分(II)として有機アルミニウ
ムオキシ化合物(II-a)またはアルキルボロン酸誘導体
(II-b)が用いられるときには、(II-a)または(II-
b)は、これら成分中のアルミニウム原子の遷移金属化
合物(I)に対するモル比〔(II-a)または(II-b)/
(I)〕が、通常10〜1000好ましくは20〜50
0となるような量で用いられ、触媒成分(II)としてイ
オン性化合物(II-c)が用いられるときには、遷移金属
化合物(I)に対するモル比〔(B-3) /(I)〕が1〜
10好ましくは1〜5となるような量で用いられること
が望ましい。
【0100】有機金属化合物(C)は、遷移金属化合物
成分(I)に対するモル比〔(C)/(I)〕が0.0
1〜100好ましくは0.05〜50となるような量で
必要に応じて用いられる。
【0101】上記のような触媒成分の接触順序は特に限
定されない。また各触媒成分を予め接触させてから重合
に用いてもよく、−100〜150℃程度好ましくは−
80〜120℃程度の温度で予め接触させることができ
る。接触時には不活性炭化水素溶媒を用いることもでき
る。
【0102】さらに触媒は、オレフィン類を予備重合さ
せて用いてもよい。本発明で用いられるエチレン系重合
体は、上記のような触媒の存在下に、前述したようなエ
チレンおよびオレフィン類を前記極限粘度を満たすよう
に重合(または共重合)させることにより得られる。
【0103】重合は気相重合法あるいはスラリー重合
法、溶液重合法などの液相重合法などのいずれでも行う
ことができる。重合媒体として不活性炭化水素を用いる
ことができ、たとえばプロパン、ブタン、イソブタン、
ペンタン、ヘキサン、オクタン、デカン、ドデカン、ヘ
キサデカン、オクタデカンなどの脂肪族系炭化水素、シ
クロペンタン、メチルシクロペンタン、シクロヘキサ
ン、シクロオクタンなどの脂環族系炭化水素、ベンゼ
ン、トルエン、キシレンなどの芳香族系炭化水素、ガソ
リン、灯油、軽油などの石油留分などを用いることがで
きる。これらのうちでは、脂肪族系炭化水素、脂環族系
炭化水素、石油留分などが好ましい。
【0104】また液相重合においては、上記の溶媒とと
もに重合時に液状であるオレフィン自体を溶媒として用
いることもできる。重合温度は、スラリー重合を実施す
る際には通常−50〜100℃好ましくは0〜90℃の
範囲でり、溶液重合を実施する際には通常0〜200℃
好ましくは10〜180℃の範囲であり、気相重合を実
施する際には通常0〜120℃好ましくは20〜100
℃の範囲である。
【0105】重合圧力は、常圧ないし100kg/cm2
ましくは常圧〜50kg/cm2 で行なわれる。重合は、回
分式、半連続式、連続式のいずれの方式で行ってもよ
く、重合を反応条件の異なる2段以上に分けて行っても
よい。重合時には、水素などを用いて得られるエチレン
重合体の分子量を調整することができる。
【0106】用 途 上記のような本発明に係るエチレン系重合体は、ワック
スなどの公知の低分子量ポリエチレンが用いられる用途
に広く利用することができる。この際には、必要に応じ
て種々の添加剤を添加して用いることもできる。たとえ
ば本発明に係るエチレン系重合体を塗料改質剤として用
いると、塗膜表面を改質することができ、たとえば艶消
し効果に優れ、塗膜の耐摩耗性を向上させることがで
き、木工塗料に高級感を付与することができ、耐久性を
向上させることができる。
【0107】また本発明に係るエチレン系重合体をカー
ワックス、フロアーポリッシュなどの艶出し剤として用
いると、光沢に優れ、塗膜物性を向上させることができ
る。本発明に係るエチレン系重合体は、各種顔料との相
溶性に優れており、顔料分散剤として用いると、各種顔
料との濡れに優れ、分散性を向上させることができるの
で、顔料の高濃度分散液(マスターバッチ)を得ること
ができる。
【0108】本発明に係るエチレン系重合体をポリ塩化
ビニル用滑剤として用いると、滑性のバランスに優れ、
かつ滑性に持続性があるので、成形生産性を向上させる
ことができ、また消費電力も節減することができる。本
発明に係るエチレン系重合体は樹脂成形用離型剤として
好適であり、熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂に離型
性を付与して成形サイクルを向上させることができる。
【0109】本発明に係るエチレン系重合体はゴムとの
相溶性に優れており、ゴムに離型性を付与し、粘度調整
をするゴム加工助剤として好適であり、ゴム加工助剤と
して用いたときにはフィラーおよび顔料の分散性を向上
させ、ゴムに離型性、流動性を付与するのでゴム成形時
の成形サイクル、押出特性を向上させることができる。
【0110】本発明に係るエチレン系重合体は静電複写
用トナーに離型性を付与することができ、静電複写用ト
ナー材料として用いたときには定着ロールへの耐オフセ
ット性を付与して、複写画像の鮮明性を向上させること
ができる。本発明に係るエチレン系重合体は紙の滑性、
表面改質を改良する紙質向上剤として好適であり、紙質
向上剤として用いたときには、防湿性、光沢、表面硬
度、耐ブロッキング性、耐摩耗性を向上させることがで
き、紙に高級感を付与し、耐久性を向上させることがで
きる。
【0111】本発明に係るエチレン系重合体はインキ用
耐摩耗性向上剤として好適であり、耐摩耗性向上剤とし
て用いたときには、インキ表面の耐摩耗性、耐熱性を向
上させることができる。本発明に係るエチレン系重合体
は繊維加工助剤として好適であり、繊維を樹脂加工する
際に繊維加工助剤として用いたときには、繊維に柔軟
性、滑性を付与することができる。
【0112】本発明に係るエチレン系重合体はホットメ
ルト添加剤として好適であり、ホットメルト接着剤に耐
熱性、流動性を付与することができる。自動車、建材な
どの耐熱性が要求される分野でのホットメルト接着剤の
品質を向上させることができる。本発明に係るエチレン
系重合体は電気絶縁剤として好適であり、たとえばフィ
ルムコンデンサーの電気絶縁性、耐熱的を向上させるこ
とができる。本発明に係るエチレン系重合体はクレヨ
ン、ローソクなどの天然ワックスへの配合剤として好適
であり、表面硬度および軟化点を向上させることができ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 11/02 PTG C09D 11/02 PTG C09G 1/00 C09G 1/00 Z 1/06 1/06 D06M 15/227 D06M 15/227 D21H 19/20 H01B 3/44 G G03G 9/087 D21H 1/34 D C8 H01B 3/44 G03G 9/08 321

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(i) で示される遷移金属化合物
    (I)を含む触媒を用いて製造され、極限粘度[η]が
    0.5dl/g以下であるエチレン系重合体; 【化1】 (式中、Mは周期率表第8ないし10族の遷移金属であ
    り、 X1 およびX2 は、互いに同一でも異なっていてもよ
    く、窒素原子またはリン原子であり、 R1 およびR2 は、互いに同一でも異なっていてもよ
    く、水素原子または炭化水素基であり、 mおよびnは、互いに同一でも異なっていてもよく、1
    または2であり、 【化2】 (ここで、R6 、R7 、R61、R62、R71およびR
    72は、互いに同一でも異なっていてもよく、水素原子ま
    たは炭化水素基である。)であり、 R4 およびR5 は、互いに同一でも異なっていてもよ
    く、水素原子、ハロゲン原子、炭化水素基、−OR8
    −SR9 、−N(R102 または−P(R112(ここ
    で、R8 〜R11はアルキル基、シクロアルキル基、アリ
    ール基、アラルキル基または有機シリル基であり、R10
    同士またはR11同士は互いに連結して環を形成していて
    もよい。)であり、またR4 およびR5 は互いに連結し
    て環を形成していてもよく、 R1 、R2 、R6 (またはR61、R62)およびR7 (ま
    たはR71、R72)のうちの2個以上が互いに連結して環
    を形成していてもよい。)。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のエチレン系重合体からな
    る塗料改質剤。
  3. 【請求項3】請求項1に記載のエチレン系重合体からな
    る艶出し剤。
  4. 【請求項4】請求項1に記載のエチレン系重合体からな
    るポリ塩化ビニル用滑剤。
  5. 【請求項5】請求項1に記載のエチレン系重合体からな
    る樹脂成形用離型剤。
  6. 【請求項6】請求項1に記載のエチレン系重合体からな
    るゴム加工助剤。
  7. 【請求項7】請求項1に記載のエチレン系重合体からな
    る静電複写用トナー材料。
  8. 【請求項8】請求項1に記載のエチレン系重合体からな
    る紙質向上剤。
  9. 【請求項9】請求項1に記載のエチレン系重合体からな
    るインキ用耐磨耗性向上剤。
  10. 【請求項10】請求項1に記載のエチレン系重合体から
    なる繊維加工助剤。
  11. 【請求項11】請求項1に記載のエチレン系重合体から
    なるホットメルト添加剤。
  12. 【請求項12】請求項1に記載のエチレン系重合体から
    なる電気絶縁剤。
  13. 【請求項13】請求項1に記載のエチレン系重合体から
    なる天然ワックスへの配合剤。
  14. 【請求項14】請求項1に記載のエチレン系重合体から
    なる顔料分散剤。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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