JPH107682A - 非対称のシロキシ化合物 - Google Patents

非対称のシロキシ化合物

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JPH107682A
JPH107682A JP9051554A JP5155497A JPH107682A JP H107682 A JPH107682 A JP H107682A JP 9051554 A JP9051554 A JP 9051554A JP 5155497 A JP5155497 A JP 5155497A JP H107682 A JPH107682 A JP H107682A
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JP
Japan
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carbon atoms
sulfur
propyl
formula
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JP9051554A
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English (en)
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Giorgio Agostini
ジョルジョ・アゴスティーニ
Florent Edme Materne Thierry
ティーリー・フロラン・エドメ・マテルネ
Junio Marc
マール・ジュニオ
Friedrich Visel
フリードリッヒ・ヴィゼル
Uwe Ernst Frank
ウヴェ・エルンスト・フランク
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Goodyear Tire and Rubber Co
Original Assignee
Goodyear Tire and Rubber Co
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Publication date
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    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴムとシリカ充填材との間の反応性カップリ
ング剤として有用で、しかしてゴムに改善された物理的
性質を提供する新規な非対称シロキシ化合物を提供す
る。 【解決手段】 下記の式: 【化1】 (式中、R1 、R2 およびR3 は、独立に、1から8個
の炭素原子を有するアルコキシ基より成る群から選ば
れ;R4 は1から15個の炭素原子を有するアルキレン
基並びに6から10個の炭素原子を有するアリーレン基
およびアルキル置換アリーレン基より成る群から選ば
れ;R5 は1から15個の炭素原子を有するアルキレン
基並びに6から10個の炭素原子を有するアリーレン基
およびアルキル置換アリーレン基より成る群から選ば
れ;yは2から8であり;Xは式: 【化2】 より成る群から選ばれ;Wは式: 【化3】 より成る群から選ばれ;そしてZは1から8である。)
で表される非対称のシロキシ化合物を、シリカを含むオ
レフィン系不飽和結合含有エラストマーに配合し、得ら
れた硫黄硬化性ゴム組成物を硫黄硬化剤の存在下で10
0〜200℃の温度に加熱すると、硬化したゴム組成物
がえられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シリカ充填ゴム組
成物中で有用な化合物、およびシリカを含む硫黄硬化性
ゴム組成物の加工に関する。
【0002】
【従来の技術】硫黄含有有機ケイ素化合物は改善された
物理的性質を提供する、ゴムとシリカ充填材との間の反
応性カップリング剤として有用である。それらは、ま
た、ガラス、金属、その他の基材のための接着一次処理
剤としても有用である。
【0003】米国特許第3,842,111号、同第
3,873,489号および同第3,978,103号
明細書には様々な硫黄含有有機ケイ素化合物の合成が開
示されている。これらの有機ケイ素化合物は、次の: (a)2モルの次式:
【化10】Z‐Alk‐hal
【0004】[式中、halは塩素、臭素若しくはよう
素であり;Zは次式:
【化11】
【0005】(ただし、R1 は1から4個の炭素原子を
有するアルキル基またはフェニル基であり、そしてR2
は1から8個の炭素原子を有するアルコキシ基若しくは
5から8個の炭素原子を有するシクロアルコキシ基また
は1から8個の炭素原子を有するアルキルメルカプト基
である。)で表される基であり;そしてAlkは1から
18個の炭素原子を有する二価の脂肪族炭化水素基若し
くは不飽和炭化水素基または環状炭化水素基である。]
で表される化合物を、
【0006】(b)1モルの次式:
【化12】Me2 Sn
【0007】(式中、Meはアンモニウムまたは金属原
子であり、そしてnは2から6の整数である。)で表さ
れる化合物と反応させることにより合成される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ゴムとシリ
カ充填材との間の反応性カップリング剤として有用で、
ゴムに改善された物理的性質を提供する新規な非対称シ
ロキシ化合物を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、次の: (i)共役ジエンの単独重合体および共重合体から、お
よび少なくとも一種の共役ジエンと芳香族ビニル化合物
との共重合体から選ばれる少なくとも一種の硫黄硬化性
エラストマー100重量部; (ii)微粒子状の沈降シリカ10から250phr; (iii)次式:
【化13】
【0010】(式中、R1 、R2 およびR3 は、独立
に、1から8個の炭素原子を有するアルコキシ基より成
る群から選ばれ;R4 は1から15個の炭素原子を有す
るアルキレン基並びに6から10個の炭素原子を有する
アリーレン基およびアルキル置換アリーレン基より成る
群から選ばれ;R5 は1から15個の炭素原子を有する
アルキレン基並びに6から10個の炭素原子を有するア
リーレン基およびアルキル置換アリーレン基より成る群
から選ばれ;yは2から8であり;Xは次式:
【化14】
【0011】より成る群から選ばれ;Wは次式:
【化15】
【0012】より成る群から選ばれ;そしてZは1から
8である。)で表される化合物0.05から10ph
r;を含んでなる、ケイ素充填ゴム組成物を加工する方
法も開示される。
【0013】本発明では、また、オレフィン系不飽和結
合を含むエラストマー、シリカおよび次式:
【化16】
【0014】(式中、R1 、R2 およびR3 は、独立
に、1から8個の炭素原子を有するアルコキシ基より成
る群から選ばれ;R4 は1から15個の炭素原子を有す
るアルキレン基並びに6から10個の炭素原子を有する
アリーレン基およびアルキル置換アリーレン基より成る
群から選ばれ;R5 は1から15個の炭素原子を有する
アルキレン基並びに6から10個の炭素原子を有するア
リーレン基およびアルキル置換アリーレン基より成る群
から選ばれ;yは2から8であり;Xは次式:
【化17】
【0015】より成る群から選ばれ;Wは次式:
【化18】
【0016】より成る群から選ばれ;そしてZは1から
8である。)で表される化合物を含んでなるシリカ充填
ゴム組成物が開示される。
【0017】本発明はオレフィン系不飽和結合を含む硫
黄硬化性ゴム若しくはエラストマーを加工するのに用い
ることができる。“オレフィン系不飽和結合を含むゴム
若しくはエラストマー”という用語は、天然ゴムおよび
その各種の原素材と再生物、さらには各種合成ゴムの両
方を含むものとする。本発明の説明では、“ゴム”と
“エラストマー”という用語は、特に断らない限り、互
換的に用いられる。“ゴム組成物”、“混練ゴム”およ
び“ゴムコンパウンド”という用語は、各種の構成成分
および基材とブレンドまたは混合されたゴムを指すもの
として、互換的に用いられ、このような用語はゴム混合
またはゴム混練技術分野の習熟者にはよく知られてい
る。代表的な合成重合体は、例えばメチルブタジエン、
ジメチルブタジエンおよびペンタジエンのようなブタジ
エン並びにその同族体および誘導体の単独重合生成物、
さらにはブタジエンまたはその同族体若しくは誘導体と
他の不飽和単量体とから作られる重合体のような共重合
体である。他の不飽和単量体に含まれるものに、例えば
ビニルアセチレンなどのアセチレン類;例えば、イソプ
レンと共重合してブチルゴムを生成するイソブチレンの
ようなオレフィン類;例えばアクリル酸、アクリロニト
リル(ブタジエンと重合してNBRを生成する)、メタ
クリル酸、およびブタジエンと重合してSBRを生成す
る化合物であるスチレンのようなビニル化合物;さらに
はビニルエステル類;並びに例えばアクロレイン、メチ
ルイソプロペニルケトンおよびビニルエチルエーテルの
ような各種の不飽和アルデヒド類、ケトン類およびエー
テル類がある。合成ゴムの特定例は、ネオプレン(ポリ
クロロプレン)、ポリブタジエン(シス‐1,4‐ポリ
ブタジエンを含む)、ポリイソプレン(シス‐1,4‐
ポリイソプレンを含む)、ブチルゴム、スチレン/イソ
プレン/ブタジエンゴム、1,3‐ブタジエン若しくは
イソプレンとスチレン、アクリロニトリルおよびメチル
メタクリレートのような単量体との共重合体、さらには
エチレン/プロピレン/ジエン単量体(EPDM)とし
ても知られているエチレン/プロピレン系三元共重合
体、特にエチレン/プロピレン/ジシクロペンタジエン
三元共重合体である。推奨されるゴム若しくはエラスト
マーはポリブタジエンおよびSBRである。
【0018】一つの態様では、このゴムは少なくとも二
種のジエン系ゴムであることが好ましい。例えば、シス
‐1,4‐ポリイソプレンゴム(天然または合成で、天
然が好ましい)、3,4‐ポリイソプレンゴム、スチレ
ン/イソプレン/ブタジエンゴム、乳化および溶液重合
で合成したスチレン/ブタジエンゴム、シス‐1,4‐
ポリブタジエンゴムおよび乳化重合で合成したブタジエ
ン/アクリロニトリル共重合体のようなゴムの二種また
はそれ以上の組み合せが推奨される。
【0019】本発明の一つの態様では、結合スチレンが
約20から約28パーセントである比較的普通のスチレ
ン含量を有する乳化重合で合成されたスチレン/ブタジ
エン(E‐SBR)が使用されるか、または幾つかの用
途では中程度から比較的高い結合スチレン含有量、即ち
約30から約45パーセントの結合スチレンを含有する
E‐SBRが使用されることもある。
【0020】このE‐SBRで約30から45パーセン
トのような比較的高いスチレン含有量は、タイヤトレッ
ドの静止摩擦特性またはスキッド抵抗性を高めるのに有
効であると考えられる。E‐SBRが存在すると、それ
だけで、未硬化エラストマー混合組成物の加工性を、特
に溶液重合で合成したSBR(S‐SBR)を利用した
場合に比べて、向上させるのに有効であると考えられ
る。
【0021】乳化重合で合成したE‐SBRとは、スチ
レンと1,3‐ブタジエンが水系エマルションとして共
重合されることを意味する。このような重合法はこの技
術分野で良く知られている。この結合スチレン含有量
は、例えば約5から約50%の範囲で変えられる。一つ
の態様では、このE‐SBRはアクリロニトリルを含ん
でE‐SBARのような三元共重合体ゴムを形成してい
てもよく、その三元共重合体中の結合アクリロニトリル
の量は、例えば約2から約30重量パーセントである。
【0022】約2から約40重量パーセントの結合アク
リロニトリルを共重合体中に含む乳化重合で合成したス
チレン/ブタジエン/アクリロニトリル共重合体ゴム
も、本発明で用いられるジエン系ゴムとして意図され
る。
【0023】溶液重合で合成されるSBR(S‐SB
R)は、通常、約5から約50パーセント、好ましくは
約9から約36パーセントの範囲の結合したスチレンを
含んでいる。このS‐SBRは、例えば炭化水素系有機
溶媒の存在下で有機リチウム触媒によってうまく製造す
ることができる。
【0024】S‐SBRを使用する目的は、それがタイ
ヤトレッド組成物中で用いられる時、そのヒステリシス
が低いことの結果としてタイヤのころがり抵抗性を向上
させることである。
【0025】3,4‐ポリイソプレンゴム(3,4‐P
I)は、それがタイヤトレッド組成物中で用いられる
時、タイヤの静止摩擦特性を向上させる目的に有益であ
ると考えられる。この3,4‐PIおよびその利用は、
本明細書で引用、参照される米国特許第5,087,6
68号明細書中により十分に記載されている。Tgはガ
ラス転移温度のことであり、示差走査熱量計により、加
熱速度10℃/分でうまく測定できる。
【0026】シス1,4‐ポリブタジエンゴム(BR)
は、タイヤトレッドの摩耗、即ちトレッド摩耗特性を向
上するのに有益であると考えられる。かかるBRは、例
えば1,3‐ブタジエンの有機溶液重合によって製造さ
れる。このBRは、普通、例えばシス1,4‐結合の含
有量が少なくとも90%であるという特徴を持ってい
る。
【0027】シス1,4‐ポリイソプレンおよびシス
1,4‐ポリイソプレン天然ゴムは、ゴムの技術分野の
習熟者には良く知られている。
【0028】本明細書で用いられる“phr”という用
語は、通常の用い方に従って“ゴム若しくはエラストマ
ー100重量部当たりの個々の材料の“重量部”を示
す。
【0029】本発明の非対称シロキシ化合物は次式:
【化19】
【0030】で示される。ただし、上記の式においてR
1 、R2 およびR3 は、独立に、1から8個の炭素原子
を有するアルコキシ基より成る群から選ばれ;R4 は1
から15個の炭素原子を有するアルキレン基並びに6か
ら10個の炭素原子を有するアリーレン基およびアルキ
ル置換アリーレン基より成る群から選ばれ;R5 は1か
ら15個の炭素原子を有するアルキレン基並びに6から
10個の炭素原子を有するアリーレン基およびアルキル
置換アリーレン基から成る群から選ばれ;yは2から8
であり;Xは次式:
【化20】
【0031】より成る群から選ばれ;Wは次式:
【化21】
【0032】より成る群から選ばれ;そしてZは1から
8である。好ましくは、R1 、R2 およびR3 は各々1
から3個の炭素原子を有するアルコキシ基であり、R4
は1から3個の炭素原子を有するアルキレン基であり、
5 は1から3個の炭素原子を有するアルキレン基であ
り、yは2であり、Xは次式:
【化22】
【0033】であり、Wは次式:
【化23】
【0034】であり、そしてZは2である。これら非対
称シロキシ化合物は、上記の式に合致する純度の高い製
品若しくはそれら製品の混合物であることができる。
【0035】この非対称シロキシ化合物の代表例に次の
ものがある:3,3´‐(トリメトキシシリルプロピ
ル)・(トリメトキシチタナートプロピル)‐ジスルフ
ィド;3,3´‐(トリメトキシシリルプロピル)・
(トリメトキシチタナートプロピル)‐トリスルフィ
ド;3,3´‐(トリメトキシシリルプロピル)・(ト
リメトキシチタナートプロピル)‐テトラスルフィド;
3,3´‐(トリメトキシシリルプロピル)・(トリメ
トキシチタナートプロピル)‐ヘキサスルフィド;3,
3´‐(メトキシジエトキシシリルプロピル)・(メト
キシジエトキシチタナートプロピル)‐ジスルフィド;
3,3´‐(メトキシジエトキシシリルプロピル)・
(メトキシジエトキシチタナートプロピル)‐トリスル
フィド;3,3´‐(メトキシジエトキシシリルプロピ
ル)・(メトキシジエトキシチタナートプロピル)‐テ
トラスルフィド;3,3´‐(メトキシジエトキシシリ
ルプロピル)・(メトキシジエトキシチタナートプロピ
ル)‐ヘキサスルフィド;3,3´‐(トリエトキシシ
リルプロピル)・(トリエトキシチタナートプロピル)
‐ジスルフィド;3,3´‐(トリエトキシシリルプロ
ピル)・(トリエトキシチタナートプロピル)‐トリス
ルフィド;3,3´‐(トリエトキシシリルプロピル)
・(トリエトキシチタナートプロピル)‐テトラスルフ
ィド;3,3´‐(トリエトキシシリルプロピル)・
(トリエトキシチタナートプロピル)‐ヘキサスルフィ
ド;3,3´‐(トリプロポキシシリルプロピル)・
(トリプロポキシチタナートプロピル)‐ジスルフィ
ド;3,3´‐(トリプロポキシシリルプロピル)・
(トリプロポキシチタナートプロピル)‐トリスルフィ
ド;3,3´‐(トリプロポキシシリルプロピル)・
(トリプロポキシチタナートプロピル)‐テトラスルフ
ィド;3,3´‐(トリプロポキシシリルプロピル)・
(トリプロポキシチタナートプロピル)‐ヘキサスルフ
ィド;3,3´‐(トリブトキシシリルプロピル)・
(トリブトキシチタナートプロピル)‐ジスルフィド;
3,3´‐(トリブトキシシリルプロピル)・(トリブ
トキシチタナートプロピル)‐トリスルフィド;3,3
´‐(トリブトキシシリルプロピル)・(トリブトキシ
チタナートプロピル)‐テトラスルフィド;3,3´‐
(トリブトキシシリルプロピル)・(トリブトキシチタ
ナートプロピル)‐ヘキサスルフィド;3,3´‐(ト
リオクトキシシリルプロピル)・(トリオクトキシチタ
ナートプロピル)‐ジスルフィド;3,3´‐(トリオ
クトキシシリルプロピル)・(トリオクトキシチタナー
トプロピル)‐トリスルフィド;3,3´‐(トリオク
トキシシリルプロピル)・(トリオクトキシチタナート
プロピル)‐テトラスルフィド;3,3´‐(トリオク
トキシシリルプロピル)・(トリオクトキシチタナート
プロピル)‐ヘキサスルフィド;3,3´‐(トリヘキ
ソキシシリルプロピル)・(トリヘキソキシチタナート
プロピル)‐ジスルフィド;3,3´‐(トリヘキソキ
シシリルプロピル)・(トリヘキソキシチタナートプロ
ピル)‐トリスルフィド;3,3´‐(トリヘキソキシ
シリルプロピル)・(トリヘキソキシチタナートプロピ
ル)‐テトラスルフィド;3,3´‐(トリヘキソキシ
シリルプロピル)・(トリヘキソキシチタナートプロピ
ル)‐ヘキサスルフィド;4,4´‐(トリエトキシシ
リルブチル)・(トリエトキシチタナートブチル)‐ジ
スルフィド;4,4´‐(トリエトキシシリルブチル)
・(トリエトキシチタナートブチル)‐トリスルフィ
ド;4,4´‐(トリエトキシシリルブチル)・(トリ
エトキシチタナートブチル)‐テトラスルフィド;4,
4´‐(トリエトキシシリルブチル)・(トリエトキシ
チタナートブチル)‐ヘキサスルフィド;4,4´‐
(トリメトキシシリルブチル)・(トリメトキシチタナ
ートブチル)‐ジスルフィド;4,4´‐(トリメトキ
シシリルブチル)・(トリメトキシチタナートブチル)
‐トリスルフィド;4,4´‐(トリメトキシシリルブ
チル)・(トリメトキシチタナートブチル)‐テトラス
ルフィド;4,4´‐(トリメトキシシリルブチル)・
(トリメトキシチタナートブチル)‐ヘキサスルフィ
ド;6,6´‐(トリエトキシシリルヘキシル)・(ト
リエトキシチタナートヘキシル)‐ジスルフィド;6,
6´‐(トリエトキシシリルヘキシル)・(トリエトキ
シチタナートヘキシル)‐トリスルフィド;6,6´‐
(トリエトキシシリルヘキシル)・(トリエトキシチタ
ナートヘキシル)‐テトラスルフィド;6,6´‐(ト
リエトキシシリルヘキシル)・(トリエトキシチタナー
トヘキシル)‐ヘキサスルフィド;6,6´‐(トリメ
トキシシリルヘキシル)・(トリメトキシチタナートヘ
キシル)‐ジスルフィド;6,6´‐(トリメトキシシ
リルヘキシル)・(トリメトキシチタナートヘキシル)
‐トリスルフィド;6,6´‐(トリメトキシシリルヘ
キシル)・(トリメトキシチタナートヘキシル)‐テト
ラスルフィド;6,6´‐(トリメトキシシリルヘキシ
ル)・(トリメトキシチタナートヘキシル)‐ヘキサス
ルフィド;3,3´‐(トリメトキシシリルプロピル)
・(トリメトキシジルコナートプロピル)‐ジスルフィ
ド;3,3´‐(トリメトキシシリルプロピル)・(ト
リメトキシジルコナートプロピル)‐トリスルフィド;
3,3´‐(トリメトキシシリルプロピル)・(トリメ
トキシジルコナートプロピル)‐テトラスルフィド;
3,3´‐(トリメトキシシリルプロピル)・(トリメ
トキシジルコナートプロピル)‐ヘキサスルフィド;
3,3´‐(メトキシジエトキシシリルプロピル)・
(メトキシジエトキシジルコナートプロピル)‐ジスル
フィド;3,3´‐(メトキシジエトキシシリルプロピ
ル)・(メトキシジエトキシジルコナートプロピル)‐
トリスルフィド;3,3´‐(メトキシジエトキシシリ
ルプロピル)・(メトキシジエトキシジルコナートプロ
ピル)‐テトラスルフィド;3,3´‐(メトキシジエ
トキシシリルプロピル)・(メトキシジエトキシジルコ
ナートプロピル)‐ヘキサスルフィド;3,3´‐(ト
リエトキシシリルプロピル)・(トリエトキシジルコナ
ートプロピル)‐ジスルフィド;3,3´‐(トリエト
キシシリルプロピル)・(トリエトキシジルコナートプ
ロピル)‐トリスルフィド;3,3´‐(トリエトキシ
シリルプロピル)・(トリエトキシジルコナートプロピ
ル)‐テトラスルフィド;3,3´‐(トリエトキシシ
リルプロピル)・(トリエトキシジルコナートプロピ
ル)‐ヘキサスルフィド;3,3´‐(トリプロポキシ
シリルプロピル)・(トリプロポキシジルコナートプロ
ピル)‐ジスルフィド;3,3´‐(トリプロポキシシ
リルプロピル)・(トリプロポキシジルコナートプロピ
ル)‐トリスルフィド;3,3´‐(トリプロポキシシ
リルプロピル)・(トリプロポキシジルコナートプロピ
ル)‐テトラスルフィド;3,3´‐(トリプロポキシ
シリルプロピル)・(トリプロポキシジルコナートプロ
ピル)‐ヘキサスルフィド;3,3´‐(トリブトキシ
シリルプロピル)・(トリブトキシジルコナートプロピ
ル)‐ジスルフィド;3,3´‐(トリブトキシシリル
プロピル)・(トリブトキシジルコナートプロピル)‐
トリスルフィド;3,3´‐(トリブトキシシリルプロ
ピル)・(トリブトキシジルコナートプロピル)‐テト
ラスルフィド;3,3´‐(トリブトキシシリルプロピ
ル)・(トリブトキシジルコナートプロピル)‐ヘキサ
スルフィド;3,3´‐(トリオクトキシシリルプロピ
ル)・(トリオクトキシジルコナートプロピル)‐ジス
ルフィド;3,3´‐(トリオクトキシシリルプロピ
ル)・(トリオクトキシジルコナートプロピル)‐トリ
スルフィド;3,3´‐(トリオクトキシシリルプロピ
ル)・(トリオクトキシジルコナートプロピル)‐テト
ラスルフィド;3,3´‐(トリオクトキシシリルプロ
ピル)・(トリオクトキシジルコナートプロピル)‐ヘ
キサスルフィド;3,3´‐(トリヘキソキシシリルプ
ロピル)・(トリヘキソキシジルコナートプロピル)‐
ジスルフィド;3,3´‐(トリヘキソキシシリルプロ
ピル)・(トリヘキソキシジルコナートプロピル)‐ト
リスルフィド;3,3´‐(トリヘキソキシシリルプロ
ピル)・(トリヘキソキシジルコナートプロピル)‐テ
トラスルフィド;3,3´‐(トリヘキソキシシリルプ
ロピル)・(トリヘキソキシジルコナートプロピル)‐
ヘキサスルフィド;4,4´‐(トリエトキシシリルブ
チル)・(トリエトキシジルコナートブチル)‐ジスル
フィド;4,4´‐(トリエトキシシリルブチル)・
(トリエトキシジルコナートブチル)‐トリスルフィ
ド;4,4´‐(トリエトキシシリルブチル)・(トリ
エトキシジルコナートブチル)‐テトラスルフィド;
4,4´‐(トリエトキシシリルブチル)・(トリエト
キシジルコナートブチル)‐ヘキサスルフィド;4,4
´‐(トリメトキシシリルブチル)・(トリメトキシジ
ルコナートブチル)‐ジスルフィド;4,4´‐(トリ
メトキシシリルブチル)・(トリメトキシジルコナート
ブチル)‐トリスルフィド;4,4´‐(トリメトキシ
シリルブチル)・(トリメトキシジルコナートブチル)
‐テトラスルフィド;4,4´‐(トリメトキシシリル
ブチル)・(トリメトキシジルコナートブチル)‐ヘキ
サスルフィド;6,6´‐(トリエトキシシリルヘキシ
ル)・(トリエトキシジルコナートヘキシル)‐ジスル
フィド;6,6´‐(トリエトキシシリルヘキシル)・
(トリエトキシジルコナートヘキシル)‐トリスルフィ
ド;6,6´‐(トリエトキシシリルヘキシル)・(ト
リエトキシジルコナートヘキシル)‐テトラスルフィ
ド;6,6´‐(トリエトキシシリルヘキシル)・(ト
リエトキシジルコナートヘキシル)‐ヘキサスルフィ
ド;6,6´‐(トリメトキシシリルヘキシル)・(ト
リメトキシジルコナートヘキシル)‐ジスルフィド;
6,6´‐(トリメトキシシリルヘキシル)・(トリメ
トキシジルコナートヘキシル)‐トリスルフィド;6,
6´‐(トリメトキシシリルヘキシル)・(トリメトキ
シジルコナートヘキシル)‐テトラスルフィド;6,6
´‐(トリメトキシシリルヘキシル)・(トリメトキシ
ジルコナートヘキシル)‐ヘキサスルフィド;3,3´
‐(トリメトキシシリルプロピル)・(ジメトキシアル
ミナートプロピル)‐ジスルフィド;3,3´‐(トリ
メトキシシリルプロピル)・(ジメトキシアルミナート
プロピル)‐トリスルフィド;3,3´‐(トリメトキ
シシリルプロピル)・(ジメトキシアルミナートプロピ
ル)‐テトラスルフィド;3,3´‐(トリメトキシシ
リルプロピル)・(ジメトキシアルミナートプロピル)
‐ヘキサスルフィド;3,3´‐(メトキシジエトキシ
シリルプロピル)・(メトキシエトキシアルミナートプ
ロピル)‐ジスルフィド;3,3´‐(メトキシジエト
キシシリルプロピル)・(メトキシエトキシアルミナー
トプロピル)‐トリスルフィド;3,3´‐(メトキシ
ジエトキシシリルプロピル)・(メトキシエトキシアル
ミナートプロピル)‐テトラスルフィド;3,3´‐
(メトキシジエトキシシリルプロピル)・(メトキシエ
トキシアルミナートプロピル)‐ヘキサスルフィド;
3,3´‐(トリエトキシシリルプロピル)・(ジエト
キシアルミナートプロピル)‐ジスルフィド;3,3´
‐(トリエトキシシリルプロピル)・(ジエトキシアル
ミナートプロピル)‐トリスルフィド;3,3´‐(ト
リエトキシシリルプロピル)・(ジエトキシアルミナー
トプロピル)‐テトラスルフィド;3,3´‐(トリエ
トキシシリルプロピル)・(ジエトキシアルミナートプ
ロピル)‐ヘキサスルフィド;3,3´‐(トリプロポ
キシシリルプロピル)・(ジプロポキシアルミナートプ
ロピル)‐ジスルフィド;3,3´‐(トリプロポキシ
シリルプロピル)・(ジプロポキシアルミナートプロピ
ル)‐トリスルフィド;3,3´‐(トリプロポキシシ
リルプロピル)・(ジプロポキシアルミナートプロピ
ル)‐テトラスルフィド;3,3´‐(トリプロポキシ
シリルプロピル)・(ジプロポキシアルミナートプロピ
ル)‐ヘキサスルフィド;3,3´‐(トリブトキシシ
リルプロピル)・(ジブトキシアルミナートプロピル)
‐ジスルフィド;3,3´‐(トリブトキシシリルプロ
ピル)・(ジブトキシアルミナートプロピル)‐トリス
ルフィド;3,3´‐(トリブトキシシリルプロピル)
・(ジブトキシアルミナートプロピル)‐テトラスルフ
ィド;3,3´‐(トリブトキシシリルプロピル)・
(ジブトキシアルミナートプロピル)‐ヘキサスルフィ
ド;3,3´‐(トリオクトキシシリルプロピル)・
(ジオクトキシアルミナートプロピル)‐ジスルフィ
ド;3,3´‐(トリオクトキシシリルプロピル)・
(ジオクトキシアルミナートプロピル)‐トリスルフィ
ド;3,3´‐(トリオクトキシシリルプロピル)・
(ジオクトキシアルミナートプロピル)‐テトラスルフ
ィド;3,3´‐(トリオクトキシシリルプロピル)・
(ジオクトキシアルミナートプロピル)‐ヘキサスルフ
ィド;3,3´‐(トリヘキソキシシリルプロピル)・
(ジヘキソキシアルミナートプロピル)‐ジスルフィ
ド;3,3´‐(トリヘキソキシシリルプロピル)・
(ジヘキソキシアルミナートプロピル)‐トリスルフィ
ド;3,3´‐(トリヘキソキシシリルプロピル)・
(ジヘキソキシアルミナートプロピル)‐テトラスルフ
ィド;3,3´‐(トリヘキソキシシリルプロピル)・
(ジヘキソキシアルミナートプロピル)‐ヘキサスルフ
ィド;4,4´‐(トリエトキシシリルブチル)・(ジ
エトキシアルミナートブチル)‐ジスルフィド;4,4
´‐(トリエトキシシリルブチル)・(ジエトキシアル
ミナートブチル)‐トリスルフィド;4,4´‐(トリ
エトキシシリルブチル)・(ジエトキシアルミナートブ
チル)‐テトラスルフィド;4,4´‐(トリエトキシ
シリルブチル)・(ジエトキシアルミナートブチル)‐
ヘキサスルフィド;4,4´‐(トリメトキシシリルブ
チル)・(ジメトキシアルミナートブチル)‐ジスルフ
ィド;4,4´‐(トリメトキシシリルブチル)・(ジ
メトキシアルミナートブチル)‐トリスルフィド;4,
4´‐(トリメトキシシリルブチル)・(ジメトキシア
ルミナートブチル)‐テトラスルフィド;4,4´‐
(トリメトキシシリルブチル)・(ジメトキシアルミナ
ートブチル)‐ヘキサスルフィド;6,6´‐(トリエ
トキシシリルヘキシル)・(ジエトキシアルミナートヘ
キシル)‐ジスルフィド;6,6´‐(トリエトキシシ
リルヘキシル)・(ジエトキシアルミナートヘキシル)
‐トリスルフィド;6,6´‐(トリエトキシシリルヘ
キシル)・(ジエトキシアルミナートヘキシル)‐テト
ラスルフィド;6,6´‐(トリエトキシシリルヘキシ
ル)・(ジエトキシアルミナートヘキシル)‐ヘキサス
ルフィド;6,6´‐(トリメトキシシリルヘキシル)
・(ジメトキシアルミナートヘキシル)‐ジスルフィ
ド;6,6´‐(トリメトキシシリルヘキシル)・(ジ
メトキシアルミナートヘキシル)‐トリスルフィド;
6,6´‐(トリメトキシシリルヘキシル)・(ジメト
キシアルミナートヘキシル)‐テトラスルフィド;6,
6´‐(トリメトキシシリルヘキシル)・(ジメトキシ
アルミナートヘキシル)‐ヘキサスルフィド;3,3´
‐(トリメトキシシリルプロピル)・(ジメトキシチオ
ホスホリルプロピル)‐ジスルフィド;3,3´‐(ト
リメトキシシリルプロピル)・(ジメトキシチオホスホ
リルプロピル)‐トリスルフィド;3,3´‐(トリメ
トキシシリルプロピル)・(ジメトキシチオホスホリル
プロピル)‐テトラスルフィド;3,3´‐(トリメト
キシシリルプロピル)・(ジメトキシチオホスホリルプ
ロピル)‐ヘキサスルフィド;3,3´‐(メトキシジ
エトキシシリルプロピル)・(メトキシエトキシチオホ
スホリルプロピル)‐ジスルフィド;3,3´‐(メト
キシジエトキシシリルプロピル)・(メトキシエトキシ
チオホスホリルプロピル)‐トリスルフィド;3,3´
‐(メトキシジエトキシシリルプロピル)・(メトキシ
エトキシチオホスホリルプロピル)‐テトラスルフィ
ド;3,3´‐(メトキシジエトキシシリルプロピル)
・(メトキシエトキシチオホスホリルプロピル)‐ヘキ
サスルフィド;3,3´‐(トリエトキシシリルプロピ
ル)・(ジエトキシチオホスホリルプロピル)‐ジスル
フィド;3,3´‐(トリエトキシシリルプロピル)・
(ジエトキシチオホスホリルプロピル)‐トリスルフィ
ド;3,3´‐(トリエトキシシリルプロピル)・(ジ
エトキシチオホスホリルプロピル)‐テトラスルフィ
ド;3,3´‐(トリエトキシシリルプロピル)・(ジ
エトキシチオホスホリルプロピル)‐ヘキサスルフィ
ド;3,3´‐(トリプロポキシシリルプロピル)・
(ジプロポキシチオホスホリルプロピル)‐ジスルフィ
ド;3,3´‐(トリプロポキシシリルプロピル)・
(ジプロポキシチオホスホリルプロピル)‐トリスルフ
ィド;3,3´‐(トリプロポキシシリルプロピル)・
(ジプロポキシチオホスホリルプロピル)‐テトラスル
フィド;3,3´‐(トリプロポキシシリルプロピル)
・(ジプロポキシチオホスホリルプロピル)‐ヘキサス
ルフィド;3,3´‐(トリブトキシシリルプロピル)
・(ジブトキシチオホスホリルプロピル)‐ジスルフィ
ド;3,3´‐(トリブトキシシリルプロピル)・(ジ
ブトキシチオホスホリルプロピル)‐トリスルフィド;
3,3´‐(トリブトキシシリルプロピル)・(ジブト
キシチオホスホリルプロピル)‐テトラスルフィド;
3,3´‐(トリブトキシシリルプロピル)・(ジブト
キシチオホスホリルプロピル)‐ヘキサスルフィド;
3,3´‐(トリオクトキシシリルプロピル)・(ジオ
クトキシチオホスホリルプロピル)‐ジスルフィド;
3,3´‐(トリオクトキシシリルプロピル)・(ジオ
クトキシチオホスホリルプロピル)‐トリスルフィド;
3,3´‐(トリオクトキシシリルプロピル)・(ジオ
クトキシチオホスホリルプロピル)‐テトラスルフィ
ド;3,3´‐(トリオクトキシシリルプロピル)・
(ジオクトキシチオホスホリルプロピル)‐ヘキサスル
フィド;3,3´‐(トリヘキソキシシリルプロピル)
・(ジヘキソキシチオホスホリルプロピル)‐ジスルフ
ィド;3,3´‐(トリヘキソキシシリルプロピル)・
(ジヘキソキシチオホスホリルプロピル)‐トリスルフ
ィド;3,3´‐(トリヘキソキシシリルプロピル)・
(ジヘキソキシチオホスホリルプロピル)‐テトラスル
フィド;3,3´‐(トリヘキソキシシリルプロピル)
・(ジヘキソキシチオホスホリルプロピル)‐ヘキサス
ルフィド;4,4´‐(トリエトキシシリルブチル)・
(ジエトキシチオホスホリルブチル)‐ジスルフィド;
4,4´‐(トリエトキシシリルブチル)・(ジエトキ
シチオホスホリルブチル)‐トリスルフィド;4,4´
‐(トリエトキシシリルブチル)・(ジエトキシチオホ
スホリルブチル)‐テトラスルフィド;4,4´‐(ト
リエトキシシリルブチル)・(ジエトキシチオホスホリ
ルブチル)‐ヘキサスルフィド;4,4´‐(トリメト
キシシリルブチル)・(ジメトキシチオホスホリルブチ
ル)‐ジスルフィド;4,4´‐(トリメトキシシリル
ブチル)・(ジメトキシチオホスホリルブチル)‐トリ
スルフィド;4,4´‐(トリメトキシシリルブチル)
・(ジメトキシチオホスホリルブチル)‐テトラスルフ
ィド;4,4´‐(トリメトキシシリルブチル)・(ジ
メトキシチオホスホリルブチル)‐ヘキサスルフィド;
6,6´‐(トリエトキシシリルヘキシル)・(ジエト
キシチオホスホリルヘキシル)‐ジスルフィド;6,6
´‐(トリエトキシシリルヘキシル)・(ジエトキシチ
オホスホリルヘキシル)‐トリスルフィド;6,6´‐
(トリエトキシシリルヘキシル)・(ジエトキシチオホ
スホリルヘキシル)‐テトラスルフィド;6,6´‐
(トリエトキシシリルヘキシル)・(ジエトキシチオホ
スホリルヘキシル)‐ヘキサスルフィド;6,6´‐
(トリメトキシシリルヘキシル)・(ジメトキシチオホ
スホリルヘキシル)‐ジスルフィド;6,6´‐(トリ
メトキシシリルヘキシル)・(ジメトキシチオホスホリ
ルヘキシル)‐トリスルフィド;6,6´‐(トリメト
キシシリルヘキシル)・(ジメトキシチオホスホリルヘ
キシル)‐テトラスルフィド;6,6´‐(トリメトキ
シシリルヘキシル)・(ジメトキシチオホスホリルヘキ
シル)‐ヘキサスルフィド;3,3´‐(トリメトキシ
シリルプロピル)・(ジメトキシホスファイトプロピ
ル)‐ジスルフィド;3,3´‐(トリメトキシシリル
プロピル)・(ジメトキシホスファイトプロピル)‐ト
リスルフィド;3,3´‐(トリメトキシシリルプロピ
ル)・(ジメトキシホスファイトプロピル)‐テトラス
ルフィド;3,3´‐(トリメトキシシリルプロピル)
・(ジメトキシホスファイトプロピル)‐ヘキサスルフ
ィド;3,3´‐(メトキシジエトキシシリルプロピ
ル)・(メトキシエトキシホスファイトプロピル)‐ジ
スルフィド;3,3´‐(メトキシジエトキシシリルプ
ロピル)・(メトキシエトキシホスファイトプロピル)
‐トリスルフィド;3,3´‐(メトキシジエトキシシ
リルプロピル)・(メトキシエトキシホスファイトプロ
ピル)‐テトラスルフィド;3,3´‐(メトキシジエ
トキシシリルプロピル)・(メトキシエトキシホスファ
イトプロピル)‐ヘキサスルフィド;3,3´‐(トリ
エトキシシリルプロピル)・(ジエトキシホスファイト
プロピル)‐ジスルフィド;3,3´‐(トリエトキシ
シリルプロピル)・(ジエトキシホスファイトプロピ
ル)‐トリスルフィド;3,3´‐(トリエトキシシリ
ルプロピル)・(ジエトキシホスファイトプロピル)‐
テトラスルフィド;3,3´‐(トリエトキシシリルプ
ロピル)・(ジエトキシホスファイトプロピル)‐ヘキ
サスルフィド;3,3´‐(トリプロポキシシリルプロ
ピル)・(ジプロポキシホスファイトプロピル)‐ジス
ルフィド;3,3´‐(トリプロポキシシリルプロピ
ル)・(ジプロポキシホスファイトプロピル)‐トリス
ルフィド;3,3´‐(トリプロポキシシリルプロピ
ル)・(ジプロポキシホスファイトプロピル)‐テトラ
スルフィド;3,3´‐(トリプロポキシシリルプロピ
ル)・(ジプロポキシホスファイトプロピル)‐ヘキサ
スルフィド;3,3´‐(トリブトキシシリルプロピ
ル)・(ジブトキシホスファイトプロピル)‐ジスルフ
ィド;3,3´‐(トリブトキシシリルプロピル)・
(ジブトキシホスファイトプロピル)‐トリスルフィ
ド;3,3´‐(トリブトキシシリルプロピル)・(ジ
ブトキシホスファイトプロピル)‐テトラスルフィド;
3,3´‐(トリブトキシシリルプロピル)・(ジブト
キシホスファイトプロピル)‐ヘキサスルフィド;3,
3´‐(トリオクトキシシリルプロピル)・(ジオクト
キシホスファイトプロピル)‐ジスルフィド;3,3´
‐(トリオクトキシシリルプロピル)・(ジオクトキシ
ホスファイトプロピル)‐トリスルフィド;3,3´‐
(トリオクトキシシリルプロピル)・(ジオクトキシホ
スファイトプロピル)‐テトラスルフィド;3,3´‐
(トリオクトキシシリルプロピル)・(ジオクトキシホ
スファイトプロピル)‐ヘキサスルフィド;3,3´‐
(トリヘキソキシシリルプロピル)・(ジヘキソキシホ
スファイトプロピル)‐ジスルフィド;3,3´‐(ト
リヘキソキシシリルプロピル)・(ジヘキソキシホスフ
ァイトプロピル)‐トリスルフィド;3,3´‐(トリ
ヘキソキシシリルプロピル)・(ジヘキソキシホスファ
イトプロピル)‐テトラスルフィド;3,3´‐(トリ
ヘキソキシシリルプロピル)・(ジヘキソキシホスファ
イトプロピル)‐ヘキサスルフィド;4,4´‐(トリ
エトキシシリルブチル)・(ジエトキシホスファイトブ
チル)‐ジスルフィド;4,4´‐(トリエトキシシリ
ルブチル)・(ジエトキシホスファイトブチル)‐トリ
スルフィド;4,4´‐(トリエトキシシリルブチル)
・(ジエトキシホスファイトブチル)‐テトラスルフィ
ド;4,4´‐(トリエトキシシリルブチル)・(ジエ
トキシホスファイトブチル)‐ヘキサスルフィド;4,
4´‐(トリメトキシシリルブチル)・(ジメトキシホ
スファイトブチル)‐ジスルフィド;4,4´‐(トリ
メトキシシリルブチル)・(ジメトキシホスファイトブ
チル)‐トリスルフィド;4,4´‐(トリメトキシシ
リルブチル)・(ジメトキシホスファイトブチル)‐テ
トラスルフィド;4,4´‐(トリメトキシシリルブチ
ル)・(ジメトキシホスファイトブチル)‐ヘキサスル
フィド;6,6´‐(トリエトキシシリルヘキシル)・
(ジエトキシホスファイトヘキシル)‐ジスルフィド;
6,6´‐(トリエトキシシリルヘキシル)・(ジエト
キシホスファイトヘキシル)‐トリスルフィド;6,6
´‐(トリエトキシシリルヘキシル)・(ジエトキシホ
スファイトヘキシル)‐テトラスルフィド;6,6´‐
(トリエトキシシリルヘキシル)・(ジエトキシホスフ
ァイトヘキシル)‐ヘキサスルフィド;6,6´‐(ト
リメトキシシリルヘキシル)・(ジメトキシホスファイ
トヘキシル)‐ジスルフィド;6,6´‐(トリメトキ
シシリルヘキシル)・(ジメトキシホスファイトヘキシ
ル)‐トリスルフィド;6,6´‐(トリメトキシシリ
ルヘキシル)・(ジメトキシホスファイトヘキシル)‐
テトラスルフィド;6,6´‐(トリメトキシシリルヘ
キシル)・(ジメトキシホスファイトヘキシル)‐ヘキ
サスルフィド。
【0036】本発明の塩は下記の反応式に従って合成す
ることができる:
【化24】
【0037】この反応を140℃で10分間行うと、
式:
【化25】
【0038】で表される化合物が得られる。
【0039】他の生成物は次の反応式で合成することが
できる:
【化26】
【0040】この反応を23℃で3時間行うと、式:
【化27】
【0041】で表される化合物が得られる。
【0042】その他のTi若しくはZr生成物は次の反
応式で合成することができる:
【化28】
【0043】この反応を23℃で3時間行うと、式:
【化29】
【0044】(式中、ZはTi若しくはZrであること
ができる。)で表される化合物が得られる。
【0045】Alを含む生成物は次の反応式で合成する
ことができる:
【化30】
【0046】この反応を23℃で3時間行うと、式:
【化31】
【0047】で表される化合物が得られる。
【0048】上記の諸反応は、一般に、適当な溶媒の存
在下で行われる。主要規準は出発原料または最終生成物
と反応しない溶媒を使用することである。代表的な有機
溶媒に含まれるのはクロロホルム、ジクロロメタン、四
塩化炭素、ヘキサン、ヘプタン、シクロヘキサン、キシ
レン、ベンゼン、トルエン、脂肪族および脂環式アルコ
ール類である。水はこれら化合物のシロキシ基との反応
を防ぐために避けるのが好ましい。
【0049】本発明で用いられる非対称シロキシ化合物
は、ミル若しくはバンバリーのような任意の常用の方法
によってゴムに添入することができる。この非対称シロ
キシ化合物の量は、ゴム、およびその硬化性組成物中に
存在する他の化合物のタイプに依存して広い範囲で変え
ることができる。一般に、シロキシ化合物は約0.05
から約10.0phrの範囲で用いられるが、0.1か
ら約5.0phrの範囲が好ましい。このシロキシ化合
物は、シリカ、および場合により用いられる硫黄‐含有
有機ケイ素カップリング剤と共に非硬化発現工程で添加
されるのが好ましい。
【0050】取り扱いを容易にするために、非対称シロ
キシ化合物はそのまま若しくは適当な担体上に付着させ
て用いることができる。本発明で用いることができる担
体の例はシリカ、カーボンブラック、アルミナ、ケイ酸
アルミニウム、粘土、ケイ藻土、セルロース、シリカゲ
ルおよびケイ酸カルシウムである。
【0051】このゴム組成物は、合理的に大きいモジュ
ラスと大きい引裂抵抗性に寄与するのに十分な量のシリ
カと、若し使用するならカーボンブラックを含んでいる
べきである。シリカ充填材は10から250phrの範
囲で添加することができる。このシリカは15から80
phrの範囲の量存在するのが好ましい。カーボンブラ
ックも存在する場合、用いられるカーボンブラックの量
は変えることができる。一般的に言えば、カーボンブラ
ックの量は0から80phrの範囲で変えることができ
る。好ましくは、カーボンブラックの量は0から40p
hrの範囲である。ここで認められるべきことは、シリ
カカップラーはカーボンブラックとの組み合せで、即ち
ゴム組成物に添加する前にカーボンブラックと前混合し
て用いることができ、そのカーボンブラックは、このゴ
ム組成物調合処方では、上述のカーボンブラックの量の
中に含まれるべきことである。
【0052】ゴム組成物がシリカとカーボンブラックの
両方を含む場合、カーボンブラックに対するシリカの重
量比は変えることができる。例えば、その重量比はシリ
カ:カーボンブラックが1:5のように小さい値から、
30:1まであり得る。好ましくは、シリカ:カーボン
ブラックの重量比は1:3から5:1の範囲である。シ
リカとカーボンブラックを合わせた量は、本明細書で言
及されているように、約30phrのように少量の場合
もあるが、好ましくは約45から約90phrである。
【0053】焼成および沈降ケイ酸塩系ピグメント(シ
リカ)を含めて、ゴム混練用途に用いられる普通に使用
されるケイ酸塩系ピグメントが本発明におけるシリカと
して使用可能であるが、沈降シリカが好ましい。本発明
で好ましく用いられるケイ酸塩系ピグメントは、例えば
可溶性ケイ酸塩、例えばケイ酸ナトリウムの酸処理で得
られるような沈降シリカである。
【0054】このようなシリカは、例えば、窒素ガスを
用いて測定されるBET表面積で特性化され、その値
は、好ましくは約40から約600の範囲、より普通に
は約50から約300m2/gの範囲にある。この表面
積を測定するBET法は、米国化学会誌(Journa
l of the American Chemica
l Society)第60巻、304頁(1930
年)に説明されている。
【0055】シリカは、また、標準的には、約100か
ら約400、より普通には約150から約300の範囲
のジブチルフタレート(DBP)吸収値を有することを
特徴とする場合もある。
【0056】さらに、シリカ、さらには上述のアルミナ
およびケイ酸アルミニウムは約100から約220の範
囲のCTAB表面積を有すると予想される。このCTA
B表面積は、pH9で、セチルトリメチルアンモニウム
ブロミドによって評価される外表面積である。この方法
はその構成と評価がASTM D3849に説明されて
いる。このCTAB表面積はよく知られているシリカの
特性化法である。
【0057】水銀表面積/ポロシティーは、水銀ポロシ
メトリーによって測定される比表面積である。この方法
では、水銀は揮発物を除去する熱処理後に試料の孔の中
に浸透せしめられる。構成上の条件は100mgの試料
を用いるとして説明するのが適当であり、しかして揮発
物を105℃、常圧で2時間の間除去し、常圧から20
00バールの圧力範囲で測定する。評価はASTM‐ビ
ュレチン、39頁(1959年)にウインスロー,シャ
ピロ(Winslow,Shapiro)により説明さ
れている方法、若しくはDIN66133の方法により
行われる。この評価にはカルロ‐エルバ(CARLO‐
ERBA)ポロシメータ2000が用いられる。
【0058】シリカの平均水銀ポロシティー比表面積は
約100から300m2/gの範囲にあるべきである。
【0059】このような、シリカ、アルミナおよびケイ
酸アルミニウムの水銀ポロシティー評価法による適切な
孔径分布は、本発明の場合、その孔の5パーセント%以
下が約10nm未満の直径を有し;その孔の60から9
0パーセントが約10から約100nmの直径を有し;
その孔の10から30パーセントが約100から約10
00nmの直径を有し;そしてその孔の5から20パー
セントが約1000nm以上の直径を有する、そのよう
な分布であると考えられる。
【0060】このシリカは、電子顕微鏡で測定した平均
最大粒径が、例えば0.01から0.05ミクロンの範
囲であると予想されるが、シリカ粒子の大きさはそれよ
り小さくてもよいし、またはそれより大きい可能性もあ
る。
【0061】各種の、市場から入手できるシリカが本発
明で使用すべく考慮される。ここで、単なる例として、
制限を付けずに示すと、PPGインダストリーズ社(P
PGIndustries)からハイ−シル(Hi‐S
il)という商標名で、210、243などの商品番号
で市販されているシリカ;ローン・プーラン社(Rho
ne‐Poulenc)から、例えばZ1165MPお
よびZ165GRという名称で市販されているシリカ;
デグッサ社(Degussa AG)から、例えばVN
2、VN3、BV3380GRなどの名称で市販されて
いるシリカ;およびフーバー社(Huber)から、例
えばフーバー・シル(Huber Sil)8745の
名称で市販されているシリカなどがある。
【0062】式IおよびIIの非対称シロキシ化合物は
シリカ・カップリング剤として作用する。これらは単独
および/または追加の硫黄含有有機ケイ素化合物との組
み合わせで用いることができる。適した硫黄含有有機ケ
イ素化合物の例は、次式:
【化32】 Z‐Alk‐Sn‐Alk‐Z (III)
【0063】で表される有機ケイ素化合物である:ただ
し、上記の式においてZは次式:
【化33】
【0064】(式中、R4 は炭素原子数1から4個のア
ルキル基、シクロヘキシル基またはフェニル基であり;
5 は炭素原子数1から8個のアルコキシ基または炭素
原子数5から8個のシクロアルコキシ基である。)より
成る群から選ばれ、Alkは炭素原子数1から18個の
二価の炭化水素基であり、そしてnは2から8の整数で
ある。
【0065】本発明の方法で用いることができる硫黄含
有有機ケイ素化合物の特定例に含まれるものに次のもの
がある:3,3'-ビス(トリメトキシシリルプロピル)
ジスルフィド、3,3'-ビス(トリエトキシシリルプロ
ピル)テトラスルフィド、3,3'-ビス(トリエトキシ
シリルプロピル)オクタスルフィド、3,3'-ビス(ト
リメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、2,
2'-ビス(トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィ
ド、3,3'-ビス(トリメトキシシリルプロピル)トリ
スルフィド、3,3'-ビス(トリエトキシシリルプロピ
ル)トリスルフィド、3,3'-ビス(トリブトキシシリ
ルプロピル)ジスルフィド、3,3'-ビス(トリメトキ
シシリルプロピル)ヘキサスルフィド、3,3'-ビス
(トリメトキシシリルプロピル)オクタスルフィド、
3,3'-ビス(トリオクトキシシリルプロピル)テトラ
スルフィド、3,3'-ビス(トリヘキソキシシリルプロ
ピル)ジスルフィド、3,3'-ビス(トリ‐2”‐エチ
ルヘキソキシシリルプロピル)トリスルフィド、3,
3'-ビス(トリイソオクトキシシシリルプロピル)テト
ラスルフィド、3,3'-ビス(トリ‐t‐ブトキシシリ
ルプロピル)ジスルフィド、2,2'-ビス(メトキシジ
エトキシシリルエチル)テトラスルフィド、2,2'-ビ
ス(トリプロポキシシリルエチル)ペンタスルフィド、
3,3'-ビス(トリシクロヘキソキシシリルプロピル)
テトラスルフィド、3,3'-ビス(トリシクロペントキ
シシリルプロピル)トリスルフィド、2,2'-ビス(ト
リ‐2”‐メチルシクロヘキソキシシリルエチル)テト
ラスルフィド、ビス(トリメトキシシリルメチル)テト
ラスルフィド、3‐メトキシエトキシプロポキシシリル
‐3'-ジエトキシブトキシシリルプロピル・テトラスル
フィド、2,2'-ビス(ジメチルメトキシシリルエチ
ル)ジスルフィド、2,2'-ビス(ジメチル‐sec‐
ブトキシシリルエチル)トリスルフィド、3,3'-ビス
(メチルブチルエトキシシリプルピル)テトラスルフィ
ド、3,3'-ビス(ジ‐t‐ブチルメトキシシリルプロ
ピル)テトラスルフィド、2,2'-ビス(フェニルメチ
ルメトキシシリルエチル)トリスルフィド、3,3'-ビ
ス(ジフェニルイソプロポキシシリルプロピル)テトラ
スルフィド、3,3'-ビス(ジフェニルシクロヘキソオ
キシシリルプロピル)ジスルフィド、3,3'-ビス(ジ
メチルエチルメルカプトシリルプロピル)テトラスルフ
ィド、2,2'-ビス(メチルジメトキシシリルエチル)
トリスルフィド、2,2'-ビス(メチルエトキシプロポ
キシシリルエチル)テトラスルフィド、3,3'-ビス
(ジエチルメトキシシリルプロピル)テトラスルフィ
ド、3,3'-ビス(エチル‐ジ‐sec‐ブトキシシリ
ルプロピル)ジスルフィド、3,3'-ビス(プロリルジ
エトキシシリルプロピル)ジスルフィド、3,3'-ビス
(ブチルジメトキシシリルプロピル)トリスルフィド、
3,3'-ビス(フェニルジメトキシシリルプロピル)テ
トラスルフィド、3‐フェニルエトキシブトキシシリル
‐3'-トリメトキシシリルプロピル・テトラスルフィ
ド、4,4'-ビス(トリメトキシシリルブチル)テトラ
スルフィド、6,6'-ビス(トリエトキシシリルヘキシ
ル)テトラスルフィド、12,12'-ビス(トリイソプ
ロポキシシリルドデシル)ジスルフィド、18,18'-
ビス(トリメトキシシリルオクタデシル)テトラスルフ
ィド、18,18'-ビス(トリプロポキシシリルオクタ
デセニル)テトラスルフィド、4,4'-ビス(トリメト
キシシリル‐ブテン‐2‐イル)テトラスルフィド、
4,4'-ビス(トリメトキシシリルシクロヘキシレン)
テトラスルフィド、5,5'-ビス(ジメトキシメチルシ
リルフェニル)トリスルフィド、3,3'-ビス(トリメ
トキシシリル‐2‐メチルプロピル)テトラスルフィ
ド、3,3'-ビス(ジメトキシフェニルシリル‐2‐メ
チルプロピル)ジスルフィド。
【0066】推奨される硫黄含有有機ケイ素化合物は、
3,3'-ビス(トリメトキシ‐或いはトリエトキシ‐シ
リルプロピル)スルフィド類である。最も好ましい化合
物は3,3'-ビス(トリエトキシシリルプロピル)テト
ラスルフィドおよび3,3'-ビス(トリエトキシシリル
プロピル)ジスルフィドである。好ましくは、Zは次
式:
【化34】
【0067】で示される:ただし、上記の式においてR
5 は炭素原子数2から4のアルコキシ基で、2個の炭素
原子の場合が特に好ましく;Alkは炭素原子数2から
4の二価の炭化水素基であり、3個の炭素原子の場合が
特に好ましく;そしてnは2から4の整数である。
【0068】ゴム組成物中の上記の硫黄含有有機ケイ素
化合物の量は、使用されるシリカの水準に依存して変え
られる。一般的に言えば、式IIIの化合物の量は、シ
リカ1重量部当たり0.00から1.0重量部の範囲で
ある。望ましくは、この量はシリカ1重量部当たり0.
00から0.4重量部の範囲である。
【0069】本発明の一つの態様によれば、次の: (A)(i)共役ジエンの単独重合体および共重合体並
びに少なくとも一種の共役ジエンと芳香族ビニル化合物
との共重合体から選ばれる少なくとも一種の硫黄硬化性
エラストマー100重量部;(ii)沈降シリカ、アル
ミナ、ケイ酸アルミニウム、カーボンブラックおよびそ
れらの混合物から選ばれる微粒子状の充填材約15から
約100phr;(iii)その微粒子状充填材の1重
量部当たり約0.05から約20重量部の少なくとも一
種の式I或いはIIの非対称シロキシ化合物;および
(iv)約140℃から約190℃の範囲の温度で少な
くとも硫黄の一部を放出する性質を有し、そして元素硫
黄、アミンジスルフィド、高分子ポリスルフィドおよび
硫黄‐オレフィン付加物よりなる群から選ばれる少なく
とも一種の硫黄供与体であるが、その添加によるフリー
硫黄の総量が約0.05から約2phrの範囲であるこ
とが前提条件であるそのような硫黄供与体を、約2から
約20分の総混合時間の間、約140℃から約190℃
の温度まで少なくとも一つの予備的混合工程で熱機械的
に混合し;そして (B)それに続いて、最終の熱機械的混合工程で、約
0.4から約3phrの元素硫黄を約1から約3分の間
約100℃から約130℃までの温度で、前記の予備的
混合工程で導入された硫黄供与体と上記の最終混合工程
で添加された元素硫黄からの利用できるフリー硫黄の総
量が約0.45から約5phrの範囲であることを前提
条件として、ブレンドする逐次工程含んでなる方法によ
りゴム組成物が製造される。
【0070】この技術分野の習熟者には容易に理解され
るように、ゴム組成物はゴム混練技術分野で一般に知ら
れている方法:例えば、各種の硫黄硬化性成分ゴムを、
例えば硫黄供与剤;活性化剤および遅延剤のような硬化
助剤;オイル、粘着性付与樹脂を含めて各種の樹脂およ
び可塑剤のような加工助剤;充填材;顔料;脂肪酸;酸
化亜鉛;ワックス;酸化防止剤;オゾン亀裂防止剤;お
よび素練り促進剤のような一般的に用いられている各種
の添加材料と混合する方法によって混練される。この技
術分野の習熟者には知られているように、硫黄硬化され
る、および硫黄硬化された材料(ゴム)の意図される用
途に応じて、前記の添加物を選び、普通常用の量で使用
する。本発明では、若し使用するなら、前に説明したよ
うに、強化用タイプのカーボンブラック(一種または複
数)の常用量が添加される。硫黄供与剤の代表的な例
は、元素硫黄(フリー硫黄)、アミンジスルフィド、高
分子ポリスルフィドおよび硫黄−オレフィン付加体であ
る。好ましくは、硫黄硬化剤は元素硫黄である。硫黄硬
化剤は約0.5から約8phrの範囲の量で使用できる
が、1.5から6phrの範囲が好ましい。粘着樹脂を
使用するなら、その常用量は約0.5から約10ph
r、普通約1から約5phrの範囲である。加工助剤の
常用量は約1から約50phrである。このような加工
助剤に含まれるものは、例えば芳香族系、ナフテン系お
よび/またはパラフィン系のプロセスオイルである。酸
化防止剤の常用量は約1から約5phrである。代表的
酸化防止剤は、例えばジフェニル‐p‐フェニレンジア
ミン、および例えばヴァンデルビルトのゴムハンドブッ
ク(Vanderbilt Rubber Handb
ook)(1978年)、344−346頁に記載され
ているような他の酸化防止剤である。オゾン亀裂防止剤
の常用量は約1から約5phrである。脂肪酸−これに
はステアリン酸も含まれる−を若し使用するなら、その
常用量は約0.5から約3phrである。酸化亜鉛の常
用量は約2から約5phrである。ワックスの常用量は
約1から約5phrである。マイクロクリスタリンワッ
クスがよく用いられる。素練り促進剤の常用量は約0.
1から約1phrである。代表的素練り促進剤は、例え
ばペンタクロロチオフェノールおよびジベンズアミドジ
フェニルジスルフィドである。
【0071】本発明の一つの態様では、この硫黄硬化性
ゴム組成物は、次いで硫黄−硬化、即ち加硫される。
【0072】硬化促進剤は硬化に必要な時間および/ま
たは温度を調節し、硬化物の性質を向上させるために用
いられる。一つの態様では、単一の促進剤系、即ち一次
促進剤が用いられる。一次促進剤(一種または複数)は
総量で約0.5から約4phr、好ましくは約0.8か
ら約1.5phr用いることができる。もう一つの態様
では、硬化を活性化し、硬化物の性質を向上させるため
に一次促進剤と二次促進剤との組み合せが、二次促進剤
の使用量を一次促進剤より少量、例えば約0.05から
約3phrにして使用されることもある。これらの促進
剤を組み合せると、最終製品の性質に対して相乗効果を
与えることが期待され、そしていずれかの促進剤を単独
で用いた場合より幾分良い性質が期待される。さらに、
標準の加工温度では影響されないが、常用の硬化温度で
満足な硬化が得られる遅効型促進剤も用いることができ
る。硬化遅延剤が用いられることもある。本発明で使用
することができる適したタイプの促進剤は、アミン類、
ジスルフィド類、グアニジン類、チオ尿素類、チアゾー
ル類、チウラム類、スルフェンアミド類、ジチオカルバ
メート類およびザンテート類である。好ましくは、一次
促進剤はスルフェンアミドである。二次促進剤が用いら
れる場合には、二次促進剤はグアニジン、ジチオカーバ
メートまたはチウラムの各化合物であるのが好ましい。
【0073】このゴム組成物の混合はゴム混合技術分野
の習熟者に知られている方法によって行うことができ
る。例えば、各配合成分は、通常、少くとも二段階、即
ち少なくとも一つの非硬化発現工程とそれに続く硬化発
現混合工程で混合される。硫黄硬化剤を含めて最終硬化
剤は、普通“硬化発現”混合工程と呼ばれる最終工程で
通常混合され、この工程では、混合は、通常、それに先
行する非硬化発現工程(一工程または複数工程)の混合
温度(一つまたは複数)より低いある温度、若しくは最
終温度で行われる。ゴム、シリカ、式IおよびIIの
塩、そして若し使用するならカーボンブラックは、一工
程または複数工程の非硬化発現混合工程で混合される。
“非硬化発現”および“硬化発現”混合工程という用語
はゴム混合技術分野の習熟者にはよく知られている。式
IおよびIIの塩を含む硫黄硬化性ゴム、および一般的
にはシリカの少なくとも一部を含む硬化性ゴム組成物、
さらにまた、若し用いられるなら硫黄‐含有有機ケイ素
化合物は、熱機械的混合工程にかけられるのがよい。こ
の熱加工混合工程は、普通、混合機若しくは押出成形機
中で、140℃と190℃との間のゴム温度を生じさせ
るために適した時間機械的に処理することよりなる。こ
の熱加工処理に適した時間は操業条件および成分の体積
と性質の関数として変えられる。例えば、熱加工処理は
1から20分であることができる。
【0074】予備混合工程中に約140℃から約190
℃の範囲の温度で硫黄の少なくとも一部を放出する性質
を有する少なくとも一種の硫黄供与体が用いられる実施
態様では、その予備混合工程に導入される硫黄供与体の
量は、一般に、約0.05から約2phrの範囲であ
る。好ましくは、その量は約0.2から約1phrであ
る。このような硫黄供与体は、例えば元素硫黄(S8
またはアミンジスルフィド、高分子ポリスルフィド、硫
黄‐オレフィン付加物およびそれらの混合物の形を取る
ことができる。好ましくは、硫黄供与体は元素硫黄であ
る。
【0075】この混合物へのフリー硫黄源の添加量は、
当然、非対称シロキシ化合物の添加とは相対的に独立に
制御若しくは調整される。かくして、例えば、硫黄供与
体のこの独立の添加は、例えばシリカ強化材のようなそ
のゴム混合物への他の添加成分に比べての添加量および
添加の順番によって調整される。
【0076】次いで、このような方法で非対称シロキシ
化合物がシリカおよび硫黄硬化性エラストマーとの反応
に利用することが可能となり、そしてこの硫黄供与体、
特にフリー硫黄源の独立添加が、主として、そのエラス
トマーの硬化のために期待される。
【0077】本発明一つの態様として、この予備混合が
少なくとも二つの熱機械的混合工程で行われ、この場合
このような混合工程の少なくとも二つは約140℃から
約190℃の範囲の温度までであり、この混合工程の少
なくとも二つの工程の間でそのゴム組成物を約50℃以
下の温度まで中間冷却する方法が提供される。
【0078】さらに本発明によれば、予備工程(A)が
少なくとも二つの逐次混合工程から成り、その工程でエ
ラストマー、微粒子状充填材および非対称シロキシ化合
物が一つまたはそれ以上の逐次混合工程で混合され、そ
して硫黄供与体がそれに続く逐次予備混合工程で添加さ
れる方法でゴム組成物が調製される。
【0079】もう一つの態様によれば、予備工程(A)
が約20から60重量パーセントのシリカ、非対称シロ
キシ化合物および硫黄供与体が第1混合工程で添加さ
れ、その残りの成分がそれに続く少くとも一つの予備混
合工程で添加される少なくとも二つの逐次混合工程から
成る方法でゴム組成物が調製される。
【0080】もう一つの態様によれば、非対称シロキシ
化合物は、場合により、(a)約25から約75重量パ
ーセント、好ましくは約40から約60重量パーセント
の非対称シロキシ化合物と、それに対応して(b)約7
5から約25重量パーセント、好ましくは約60から約
40重量パーセントの微粒子状カーボンブラックを含ん
でなる微粒子の形で熱機械的予備的混合工程に加えられ
る。この態様の一つの利点は、非対称シロキシ化合物は
液体若しくは実質的に液体であると考えられるので、カ
ーボンブラックがその非対称シロキシ化合物の担体とし
て作用する比較的乾燥した、若しくは実質的に乾燥した
粉末の形でその非対称シロキシ化合物を添加できるよう
に、非対称シロキシ化合物を微粒子の形状で提供するこ
とである。この微粒子で期待される利点は、本発明の方
法の予備混合工程(一工程または複数工程)において、
非対称シロキシ化合物の分散を助けること、およびゴム
混合組成物の予備混合工程への非対称シロキシ化合物の
導入を助けることである。
【0081】さらに、本発明によれば、本発明の方法は
この調製したゴム組成物を約140℃から約190℃の
範囲の温度で硬化させる追加の工程を含んでなる。
【0082】従って、本発明はまたこのような方法で調
製された硬化されたゴム組成物も意図するものである。
【0083】さらに、本発明によれば、本発明の方法は
この方法により調製したゴム組成物からなるトレッドを
有するタイヤ若しくは硫黄硬化性ゴムの集成体を製造
し、その集成体を約140℃から約190℃の範囲の温
度で硬化させる追加の工程を含んでなる。
【0084】従って、本発明はまたそのような方法で製
造された硬化されたタイヤも意図している。
【0085】本発明のゴム組成物の硬化は、一般に、約
100℃から200℃の範囲の常用の温度で行われる。
好ましくは、この硬化は約110℃から180℃の範囲
の温度で行われる。加圧プレスまたは金型中での加熱、
過熱水蒸気または加熱空気若しくは塩浴中での加熱のよ
うな、通常の硬化法の中の任意の方法を用いることがで
きる。
【0086】本発明のゴム組成物は、その硫黄硬化性組
成物が硬化されると、様々な目的に使用できる。例え
ば、この硫黄硬化ゴム組成物はタイヤ、ベルトまたはホ
ースの形にしてもよい。タイヤの場合、各種タイヤ構成
成分用に使用できる。このようなタイヤは、この技術分
野での習熟者に知られている、すぐに分かるであろう種
々の方法で組み立てられ、形を作り、成形され、そして
硬化させることができる。好ましくは、このゴム組成物
はタイヤのトレッドで用いられる。当然考えられるよう
に、そのタイヤは乗用車用タイヤ、航空機用タイヤ、ト
ラック用タイヤおよび類似のタイヤであることができ
る。好ましくは、そのタイヤは乗用車用タイヤである。
このタイヤはラジアルでも、バイアスでもよいが、ラジ
アルタイヤが好ましい。
【0087】実施例1 下記の化合物1と化合物2とを有機溶媒中で次の反応
式:
【化35】
【0088】に従って140℃で10分間反応させて目
的のシロキシ化合物3を得た。
【0089】実施例2 下記の化合物4と化合物5とを有機溶媒中で次の反応
式:
【化36】
【0090】に従って23℃で3時間間反応させて目的
のシロキシ化合物6を得た。
【0091】実施例3 下記の化合物7と化合物8とを有機溶媒中で次の反応
式:
【化37】
【0092】に従って23℃で3時間間反応させて目的
のシロキシ化合物9を得た。
【0093】実施例4 下記の化合物10と化合物11とを有機溶媒中で次の反
応式:
【化38】
【0094】に従って23℃で3時間間反応させて目的
のシロキシ化合物12を得た。
【0095】以上、本発明を例示する目的で一定の代表
的実施態様と細部を示したが、この技術分野の習熟者に
は、本発明にその精神と範囲から逸脱することなしにさ
まざまな変更と修正を加え得ることは明らかであろう。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08K 3/36 C08K 3/36 5/54 5/54 C08L 9/06 C08L 9/06 (71)出願人 590002976 1144 East Market Stre et,Akron,Ohio 44316− 0001,U.S.A. (72)発明者 ティーリー・フロラン・エドメ・マテルネ ベルギー王国ベ−6717 アッテール,リュ ー・ドゥ・ラ・リベラーシヨン 10 (72)発明者 マール・ジュニオ ルクセンブルク大公国エル−7303 ステイ ンゼル,リュー・デ・ノアイエ 19 (72)発明者 フリードリッヒ・ヴィゼル ルクセンブルク大公国エル−7378 ボッヘ ルダンジュ,リュー・ノッペナイ 9ア (72)発明者 ウヴェ・エルンスト・フランク ルクセンブルク大公国エル−9080 エッテ ルブルック,アヴニュー・サレンティニー 103

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式: 【化1】 で表されることを特徴とする化合物:ただし、上記の式
    においてR1 、R2 およびR3 は、独立に、1から8個
    の炭素原子を有するアルコキシ基より成る群から選ば
    れ;R4 は1から15個の炭素原子を有するアルキレン
    基並びに6から10個の炭素原子を有するアリーレン基
    およびアルキル置換アリーレン基より成る群から選ば
    れ;R5 は1から15個の炭素原子を有するアルキレン
    基並びに6から10個の炭素原子を有するアリーレン基
    およびアルキル置換アリーレン基より成る群から選ば
    れ;yは2から8であり;Xは次式: 【化2】 より成る群から選ばれ;Wは次式: 【化3】 より成る群から選ばれ;そしてZは1から8である。
  2. 【請求項2】 次の: (i)共役ジエンの単独重合体および共重合体から、並
    びに少なくとも一種の共役ジエンと芳香族ビニル化合物
    との共重合体から選ばれる少くとも一種の硫黄硬化性エ
    ラストマー100重量部; (ii)微粒子状の沈降シリカ10から250phr; (iii)次式: 【化4】 (式中、R1 、R2 およびR3 は、独立に、1から8個
    の炭素原子を有するアルコキシ基より成る群から選ば
    れ;R4 は1から15個の炭素原子を有するアルキレン
    基並びに6から10個の炭素原子を有するアリーレン基
    およびアルキル置換アリーレン基より成る群から選ば
    れ;R5 は1から15個の炭素原子を有するアルキレン
    基並びに6から10個の炭素原子を有するアリーレン基
    およびアルキル置換アリーレン基より成る群から選ば
    れ;yは2から8であり;Xは次式: 【化5】 より成る群から選ばれ;Wは次式: 【化6】 より成る群から選ばれ;そしてZは1から8である。)
    で表される非対称シロキシ化合物0.05から10ph
    r;を含んでなることを特徴とするシリカ充填ゴム組成
    物の加工方法。
  3. 【請求項3】 オレフィン系不飽和結合を含むエラスト
    マー、シリカおよび次式: 【化7】 (式中、R1 、R2 およびR3 は、独立に、1から8個
    の炭素原子を有するアルコキシ基より成る群から選ば
    れ;R4 は1から15個の炭素原子を有するアルキレン
    基並びに6から10個の炭素原子を有するアリーレン基
    およびアルキル置換アリーレン基より成る群から選ば
    れ;R5 は1から15個の炭素原子を有するアルキレン
    基並びに6から10個の炭素原子を有するアリーレン基
    およびアルキル置換アリーレン基より成る群から選ば
    れ;yは2から8であり;Xは次式: 【化8】 より成る群から選ばれ;Wは次式: 【化9】 より成る群から選ばれ;そしてZは1から8である。)
    で表される化合物を含んでなることを特徴とする硫黄硬
    化性ゴム組成物。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の組成物を硫黄硬化剤の
    存在下で100℃から200℃の範囲の温度に加熱する
    ことにより調製されていることを特徴とする硫黄硬化ゴ
    ム組成物。
  5. 【請求項5】 タイヤ、ベルト若しくはホースの形状で
    あることを特徴とする、請求項4に記載の硫黄硬化ゴム
    組成物。
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