JPH107687A - シロキシ化合物のNa、K及びLi塩 - Google Patents

シロキシ化合物のNa、K及びLi塩

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JPH107687A
JPH107687A JP9053210A JP5321097A JPH107687A JP H107687 A JPH107687 A JP H107687A JP 9053210 A JP9053210 A JP 9053210A JP 5321097 A JP5321097 A JP 5321097A JP H107687 A JPH107687 A JP H107687A
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rubber
sulfur
bis
compound
silica
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Application number
JP9053210A
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English (en)
Inventor
Rene Jean Zimmer
レーヌ・ジャン・ツィマー
Friedrich Visel
フリードリッヒ・ヴィゼル
Uwe Ernst Frank
ウヴェ・エルンスト・フランク
Thierry Florent Edme Materne
シェリ・フローラン・エドメ・マテルヌ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Goodyear Tire and Rubber Co
Original Assignee
Goodyear Tire and Rubber Co
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/54Silicon-containing compounds
    • C08K5/5406Silicon-containing compounds containing elements other than oxygen or nitrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic System
    • C07F7/02Silicon compounds
    • C07F7/08Compounds having one or more C—Si linkages
    • C07F7/18Compounds having one or more C—Si linkages as well as one or more C—O—Si linkages
    • C07F7/1804Compounds having Si-O-C linkages

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゴム組成物中のシリカカップリング剤として
使用し得る化合物を提供する。 【解決手段】 本発明は次式の化合物: 【化1】 (式中R1、R2及びR3は独立に、炭素原子数1〜8の
アルコキシ基から選択され、xは0または1〜10の整
数であり、そしてYはLi、KまたはNaである)に関
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はゴム中でシリカカッ
プリング剤として使用され得るシロキシ化合物のNa、
K及びLi塩に関する。本発明はまた、シロキシ化合物
のナトリウム、カリウム及びリチウム塩を含むシリカ充
填ゴム組成物、及びシロキシ化合物のナトリウム、カリ
ウム及びリチウム塩を含む硫黄硬化可能なゴム組成物の
加工に関する。
【0002】
【従来の技術】硫黄を含有する有機珪素化合物は、改善
された物理特性を与える、ゴムとシリカ充填剤との間の
反応性カップリング剤として有用である。これらはガラ
ス、金属及び他の基体のための接着剤プライマーとして
も有用である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】米国特許第3,84
2,111号、3,873,489号及び3,978,
103号は種々の硫黄含有有機珪素化合物の製造を開示
する。これらの有機珪素化合物は(1)式 Z−Alk−hal 〔halは塩素、臭素または沃素であり、Zは
【化4】 (R1は1〜4個の炭素原子のアルキル基またはフェニ
ルであり、R2は1〜8個の炭素原子のアルコキシ、ま
たは5〜8個の炭素原子のシクロアルコキシ基または炭
素原子数1〜8のアルキルメルカプトである)であり;
Alkは1〜18個の炭素原子を含む、2価の脂肪族炭
化水素または不飽和炭化水素または環式炭化水素であ
る〕の化合物2モルを、(2)式 Me2Sn (Meはアンモニウムまたは金属原子であり、そしてn
は2〜6の整数である)の化合物1モルと反応させるこ
とによって製造される。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、シロキシ化合
物のナトリウム、カリウム及びリチウム塩の使用に関す
る。
【0005】ここで、式
【化5】 (式中R1、R2及びR3は独立に、炭素原子数1〜8の
アルコキシ基から選択され、xは0または1〜10の整
数であり、そしてYはLi、KまたはNaである)の化
合物が開示される。
【0006】また、(i)共役ジエンホモポリマー及び
コポリマーから、並びに少なくとも1種の共役ジエンと
芳香族ビニル化合物とのコポリマーから選択される少な
くとも1種の硫黄加硫可能なエラストマー100重量部 (ii)粒状沈降シリカ10〜250phr; (iii)式
【化6】 (式中R1、R2及びR3は独立に、炭素原子数1〜8の
アルコキシ基から選択され、xは0または1〜10の整
数であり、そしてYはLi、KまたはNaである)の化
合物0.05〜10phr を含む、シリカ充填ゴム組成物を加工する方法も開示さ
れる。
【0007】さらに、オレフィン性不飽和を含むエラス
トマー、シリカ及び式
【化7】 (式中R1、R2及びR3は独立に、炭素原子数1〜8の
アルコキシ基から選択され、xは0または1〜10の整
数であり、そしてYはLi、KまたはNaである)を含
む、硫黄加硫可能なゴム組成物が開示される。
【0008】本発明は、オレフィン性不飽和を含む硫黄
加硫可能なゴムまたはエラストマーを加工するために使
用し得る。用語「オレフィン性不飽和を含むゴムまたは
エラストマー」とは、天然ゴム並びにその種々の生及び
再生形態、そして種々の合成ゴムを含む意味である。本
発明の説明において、用語「ゴム」及び「エラストマ
ー」は交換可能に使用できる。用語「ゴム組成物」、
「配合ゴム」及び「ゴムコンパウンド」は、種々の成分
及び材料とブレンドまたは混合されたゴムを表すために
交換可能に使用される。このような用語はゴム混合また
はゴム配合技術における当業者に周知である。代表的な
合成ポリマーはブタジエン及びその同族体及びその誘導
体の単独重合生成物(例えばメチルブタジエン、ジメチ
ルブタジエン及びペンタジエン)、並びにブタジエンま
たはその同族体またはその誘導体と他の不飽和モノマー
とから形成されるもののようなコポリマーである。後者
の中には、ビニルアセチレンのようなアセチレン類;イ
ソブチレンのようなオレフィン(これはイソプレンと重
合してブチルゴムを形成する);アクリル酸、アクリロ
ニトリル(ブタジエンと重合してNBRを形成する)、
メタクリル酸及びスチレン(ブタジエンと重合してSB
Rを形成する)のようなビニル化合物;並びにビニルエ
ステル及び種々の不飽和アルデヒド、ケトン及びエーテ
ル(例えばアクロレイン、メチルイソプロペニルケト
ン、及びビニルエチルエーテル)がある。合成ゴムの具
体例はネオプレン(ポリクロロプレン)、ポリブタジエ
ン(シス−1,4−ポリブタジエンを含む)、ポリイソ
プレン(シス−1,4−ポリイソプレンを含む)、ブチ
ルゴム、クロロブチルゴムまたはブロモブチルゴムのよ
うなハロブチルゴム、スチレン/イソプレン/ブタジエ
ンゴム、1,3−ブタジエンまたはイソプレンとモノマ
ー(例えばスチレン、アクリロニトリル及びメチルメタ
クリレート)とのコポリマー;並びにエチレン/プロピ
レン・ターポリマー(エチレン/プロピレン/ジエンモ
ノマー(EPDM)とても知られている)、そして特に
エチレン/プロピレン/ジシクロペンタジエンターポリ
マーを含む。使用し得るゴムの追加の例は珪素結合及び
錫結合の星状分岐ポリマーを含む。好ましいゴムまたは
エラストマーはポリブタジエン及びSBRである。
【0009】本発明の他の面において、オレフィン性不
飽和及び本発明のシロキシ化合物のNa、KまたはLi
塩と反応性の追加の官能基を含むゴムまたはエラストマ
ーを使用することが好ましい。代表的な官能基はCl及
びBrのようなハロゲン、メトキシ基のようなアルコキ
シ基、及び−SCNのような疑似ハロゲンを含む。
【0010】一面において、ゴムは好ましくは少なくと
も2種のジエンに基づくゴムである。例えば、シス1,
4−ポリイソプレンゴム(天然または合成、天然が好ま
しい)、3,4−ポリイソプレンゴム、スチレン/イソ
プレン/ブタジエンゴム、乳化及び溶液重合で誘導され
たスチレン/ブタジエンゴム、シス−1,4−ポリブタ
ジエンゴム及び乳化重合で製造されたブタジエン/アク
リロニトリルコポリマーのような2以上のゴムの組合せ
が好ましい。
【0011】本発明の一面において、約20〜約28%
の結合スチレンの比較的慣用スチレン含量を有する乳化
重合で誘導されたスチレン/ブタジエン(E−SBR)
が使用でき、またいくつかの用途においては、中〜比較
的高いスチレン含量、すなわち約30〜約45%の結合
スチレン含量を有するE−SBRが使用できる。
【0012】E−SBRについて約30〜約45の比較
的高いスチレン含量は、タイヤトレッドのけん引力、ま
たはスキッド抵抗を高める目的のために有利であると考
えることができる。E−SBRの存在自体は未硬化のエ
ラストマー組成物混合物の加工性を、特に溶液重合で製
造されたSBR(S−SBR)の利用と比較して高める
目的のために有利であると考えられる。
【0013】乳化重合で製造されたE−SBRとは、ス
チレンと1,3−ブタジエンとが水性エマルジョンとし
て共重合されたことを意味する。このようなものは本技
術において周知である。結合スチレン含量は、例えば約
5〜約50%で変えられる。一面において、E−SBR
にアクリロニトリルを含めてE−SBRとしてのターポ
リマーゴム(例えばターポリマー中に約2〜約30重量
%の結合アクリロニトリルの量)を形成することもでき
る。
【0014】乳化重合で製造されたスチレン/ブタジエ
ン/アクリロニトリルコポリマーゴム(約2〜約40重
量%の結合アクリロニトリルをコポリマー中に含む)
も、本発明において使用するためのジエンに基づくゴム
として考えられる。
【0015】溶液重合で製造されたSBR(S−SB
R)は典型的には約5〜約50、好ましくは約9〜約3
6%の結合スチレン含量を有する。S−SBRは、例え
ば有機炭化水素溶媒の存在下での有機リチウム触媒作法
によって便利に製造できる。
【0016】S−SBRを使用する目的は、それがタイ
ヤトレッド組成物中に使用されたときにより低いヒステ
リシスの結果としての改善されたタイヤ転がり抵抗のた
めである。
【0017】3,4−ポリイソプレンゴム(3、4−P
I)は、それがタイヤトレッド組成物中に使用されたと
きにタイヤのけん引力を高める目的のために有益である
と考えられる。3,4−PI及びその使用は米国特許第
5,087,668号にさらに詳細に説明されており、
これを参照によって本明細書に組み込む。Tgは10℃
/分の加熱速度で示差走査熱量計によって便利に決定で
きるガラス転移温度を示す。
【0018】シス1,4−ポリブタジエンゴム(BR)
は、タイヤのトレッド耐磨耗性またはトレッドウエアを
高める目的のために有益であると考えられる。このよう
なBRは、例えば1,3−ブタジエンの有機溶液重合に
よって製造できる。BRは、便宜上例えば少なくとも9
0%のシス1,4−含量を有することを特徴とし得る。
【0019】シス1,4−ポリイソプレン及びシス1,
4−ポリイソプレン天然ゴムはゴム技術における当業者
に周知である。
【0020】ここで使用される用語「phr」は、慣例
に従い「ゴムまたはエラストマー100重量部あたりの
それぞれの材料の重量部数」を示す。
【0021】本発明において使用されるシロキシ化合物
のナトリウム、カリウムまたはリチウム塩は式
【化8】 (式中R1、R2及びR3は独立に、炭素原子数1〜8の
アルコキシ基から選択され、xは0または1〜10の整
数であり、そしてYはLi、KまたはNaである)のも
のである。好ましくは、各R1、R2及びR3は炭素原子
数1〜3のアルコキシ基であり、xは0または1〜3の
整数である。式IまたはIIの塩は1つの高い純度の生
成物、または両式の生成物の混合物である。例えば、式
IまたはIIの高純度の塩が使用し得るだけではなく、
式Iの塩の混合物または式IIの塩の混合物も使用し得
ること、例えばいくらかの塩はナトリウム含有、カリウ
ム含有であり、そして塩のうちのあるものはリチウム含
有であることも企図される。
【0022】式Iの塩の代表例は、3−リチウムチオレ
ートプロピルトリメトキシシラン、3−カリウムチオレ
ートプロピルトリメトキシシラン、3−ナトリウムチオ
レートプロピルトリメトキシシラン、3−リチウムチオ
レートプロピルトリエトキシシラン、3−カリウムチオ
レートプロピルトリエトキシシラン、3−ナトリウムチ
オレートプロピルトリエトキシシラン、3−リチウムチ
オレートプロピルトリブトキシシラン、3−カリウムチ
オレートプロピルトリブトキシシラン、3−ナトリウム
チオレートプロピルトリブトキシシラン、3−リチウム
チオレートプロピルトリヘキソキシシラン、3−カリウ
ムチオレートプロピルトリヘキソキシシラン、3−ナト
リウムチオレートプロピルトリヘキソキシシラン、3−
リチウムチオレートプロピルトリオクトキシシラン、3
−カリウムチオレートプロピルトリオクトキシシラン、
3−ナトリウムチオレートプロピルトリオクトキシシラ
ン、3−リチウムチオレートプロピルメトキシエトキシ
ブトキシシラン、3−カリウムチオレートプロピルメト
キシエトキシブトキシシラン、3−ナトリウムチオレー
トプロピルメトキシエトキシブトキシシランを含むがこ
れらに限定されない。
【0023】式IIの塩の代表例は、ジメトキシシリル
ジ(プロピルリチウムチオレート)、ジメトキシシリル
ジ(プロピルカリウムチオレート)、ジメトキシシリル
ジ(プロピルナトリウムチオレート)、ジエトキシシリ
ルジ(プロピルリチウムチオレート)、ジエトキシシリ
ルジ(プロピルカリウムチオレート)、ジエトキシシリ
ルジ(プロピルナトリウムチオレート)、ジブトキシシ
リルジ(プロピルリチウムチオレート)、ジブトキシシ
リルジ(プロピルカリウムチオレート)、ジブトキシシ
リルジ(プロピルナトリウムチオレート)、メトキシエ
トキシシリルジ(プロピルリチウムチオレート)、メト
キシエトキシシリルジ(プロピルカリウムチオレート)
及びメトキシエトキシシリルジ(プロピルナトリウムチ
オレート)を含むがこれらに限定されない。
【0024】式I及びIIの塩は、メルカプトアルキル
トリアルコキシシランまたはジ(メルカプトアルキル)
ジアルコキシシランをNaH、KHまたはLiHと反応
させることによって製造できる。そのようなメルカプト
アルキルトリアルコキシシランの代表例は3−メルカプ
トプロピルトリエトキシシランであり、これはDyna
sylan(商標)3201の名称でハルスアメリカ社
から商業的に入手できる。
【0025】メルカプトアルキルトリアルコキシシラン
化合物のNaH、KHまたはLiHに対するモル比は
0.5:2〜2:0.5で変化し得る。好ましくはモル
比は1:1〜2:1の範囲である。
【0026】反応は一般に適切な溶媒の存在下に行われ
る。主たる基準は出発物質または最終物質と反応しない
溶媒を使用することである。代表的な有機溶媒はクロロ
ホルム、ジクロロメタン、四塩化炭素、ヘキサン、ヘプ
タン、シクロヘキサン、キシレン、ベンゼン、トルエ
ン、脂肪族及び脂環式アルコールを含む。好ましくはS
i−Hと該化合物のシロキシ基との反応を防ぐために水
を避ける。
【0027】式Iの塩は、トリアルコキシシランチオー
ルとアルキルリチウム、アルキルカリウムまたはアルキ
ルナトリウムとの反応によっても製造し得る。
【0028】本発明において使用される式I及びIIの
塩を、ミル上またはバンバリー内のようないかなる慣用
の技術によってもゴムへ添加できる。式I及びIIの塩
の量は、加硫可能な組成物中に存在するゴムのタイプ及
び他の化合物に依存して広く変化し得る。一般に、式I
及びIIの塩の量は約0.05〜約10.0phrの範
囲で使用され、0.1〜約5.0の範囲が好ましい。式
IまたはIIの塩は好ましくはノンプロダクティブ工程
において、シリカ及び所望の硫黄−含有有機珪素カップ
リング剤と共に添加される。
【0029】取扱の容易のために、式I及びIIの塩は
それ自体使用でき、または適切な担体上に付着させるこ
とができる。本発明において使用し得る担体の例は、シ
リカ、カーボンブラック、アルミナ−シリケート、アル
ミナ、クレー、多孔質珪藻土、セルロース、シリカゲル
及びカルシウムシリケートを含む。
【0030】ゴム組成物は、合理的に高いモジュラス及
び高い引裂き抵抗に寄与するために、ゴム組成物は充分
な量のシリカ及びカーボンブラック(使用する場合)を
含むべきである。シリカ充填剤は10〜250phrの
範囲の量で添加され得る。好ましくは、シリカは15〜
80phrの範囲の量で存在する。カーボンブラックも
存在する場合には、カーボンブラック(もし使用するな
ら)の量は変化し得る。一般に、カーボンブラックの量
は0〜80phrで変化し得る。好ましくは、カーボン
ブラックの量は0〜40phrの範囲である。ゴム組成
物への添加の前にシリカカップリング剤がカーボンブラ
ックと組み合わせて、すなわちカーボンブラックと予備
混合して使用できることが認識されるべきであり、そし
てこのようなカーボンブラックはゴム組成物配合物のた
めの前述のカーボンブラックの量に含まれるべきであ
る。
【0031】ゴム組成物がシリカ及びカーボンブラック
を両方共含むときは、シリカのカーボンブラックに対す
る重量比は変化し得る。例えば、この重量比は1:5程
度の低さ〜シリカ:カーボンブラック重量比30:1で
あることができる。好ましくは、シリカ対カーボンブラ
ックの重量比は1:3〜5:1の範囲である。シリカと
カーボンブラックとを合わせた重量は、ここで示すよう
に、30phr程度に低くてもよいが、好ましくは約4
5〜約90phrである。
【0032】ゴム配合用途において使用される通常採用
される珪酸質顔料は本発明のシリカとして使用できる。
珪酸質顔料は熱分解法及び沈降珪酸質顔料(シリカ)を
含むが、沈降シリカが好ましい。本発明において好まし
くは使用される珪酸質顔料は、例えば珪酸ナトリウムの
如き溶解性シリケートの酸性化によって得られるものの
ような沈降シリカである。
【0033】このようなシリカは、窒素ガスを使用して
測定された、約40〜約600、さらに普通には約50
〜約300平方メートル/gの範囲のBET表面積を特
徴とし得る。表面積の測定のBET法はJournal
of the American Chemical
Society,第60巻、304頁(1930年)
に記述されている。
【0034】また、シリカは典型的に約100〜約40
0、さらに普通には約150〜約300の範囲のジブチ
ルフタレート(DBP)吸収値によっても特徴づけるこ
とができる。
【0035】シリカは、例えば電子顕微鏡によって決定
される0.01〜0.05ミクロンの範囲の平均極限粒
子サイズを有すると予想され得るが、シリカ粒子のサイ
ズはそれより小さくても、またはそれより大きくてもよ
い。
【0036】種々の商業的に入手できるシリカ、例え
ば、例示のためのみであり限定ではなく210、243
等の名称のHi−Silの商標でPPGインダストリー
ズから商業的に入手できるシリカ、Z1165MP及び
Z165GRの名称でRhone−Poulencから
入手できるシリカ、VN2及びVN3等の名称でDeg
ussa AGから入手できるシリカなどが本発明にお
いて使用のために考慮し得る。
【0037】式I及びIIの塩はシリカカップリング剤
として機能する。これら単独または対称な硫黄含有有機
珪素化合物と組み合わせて使用できる。適切な硫黄含有
有機珪素化合物の例は
【化9】 〔Zは
【化10】 (R4 は炭素原子数1〜4のアルキル基、シクロヘキシ
ルまたはフェニルであり、R5 は炭素原子数1〜8のア
ルコキシまたは炭素原子数5〜8のシクロアルコキシで
あり、Alkは炭素原子数1〜18の2価の炭化水素で
ある、そしてnは2〜8の整数である)より成る群から
選択される〕のものである。
【0038】本発明に従い使用できる硫黄含有有機珪素
化合物の具体例は、3,3′−ビス(トリメトキシシリ
ルプロピル)ジスルフィド;3,3′−ビス(トリエト
キシシリルプロピル)テトラスルフィド;3,3′−ビ
ス(トリエトキシシリルプロピル)オクタスルフィド;
3,3′−ビス(トリメトキシシリルプロピル)テトラ
スルフィド;2,2′−ビス(トリエトキシシリルエチ
ル)テトラスルフィド;3,3′−ビス(トリメトキシ
シリルプロピル)トリスルフィド;3,3′−ビス(ト
リエトキシシリルプロピル)トリスルフィド;3,3′
−ビス(トリブトキシシリルプロピル)ジスルフィド;
3,3′−ビス(トリメトキシシリルプロピル)ヘキサ
スルフィド;3,3′−ビス(トリメトキシシリルプロ
ピル)オクタスルフィド;3,3′−ビス(トリオクト
キシシリルプロピル)テトラスルフィド;3,3′−ビ
ス(トリヘキソキシシリルプロピル)ジスルフィド;
3,3′−ビス(トリ−2”−エチルヘキソキシシリル
プロピル)トリスルフィド;3,3′−ビス(トリイソ
オクトキシシリルプロピル)テトラスルフィド;3,
3′−ビス(トリ−t−ブトキシシリルプロピル)ジス
ルフィド;2,2′−ビス(メトキシジエトキシシリル
エチル)テトラスルフィド;2,2′−ビス(トリプロ
ポキシシリルエチル)ペンタスルフィド;3,3′−ビ
ス(トリシクロネキソキシシリルプロピル)テトラスル
フィド;3,3′−ビス(トリシクロペントキシシリル
プロピル)トリスルフィド;2,2′−ビス(トリ−
2”−メチルシクロヘキソキシシリルエチル)テトラス
ルフィド;ビス(トリメトキシシリルメチル)テトラス
ルフィド;3−メトキシエトキシプロポキシシリル3’
−ジエトキシブトキシ−シリルプロピルテトラスルフィ
ド;2,2′−ビス(ジメチルメトキシシリルエチル)
ジスルフィド;2,2′−ビス(ジメチル第2ブトキシ
シリルエチル)トリスルフィド;3,3′−ビス(メチ
ルブチルエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド;
3,3′−ビス(ジ第3ブチルメトキシシリルプロピ
ル)テトラスルフィド;2,2′−ビス(フェニルメチ
ルメトキシシリルエチル)トリスルフィド;3,3′−
ビス(ジフェニルイソプロポキシシリルプロピル)テト
ラスルフィド;3,3′−ビス(ジフェニルシクロヘキ
ソキシシリルプロピル)ジスルフィド;3,3′−ビス
(ジメチルエチルメルカプトシリルプロピル)テトラス
ルフィド;2,2′−ビス(メチルジメトキシシリルエ
チル)トリスルフィド;2,2′−ビス(メチルエトキ
シプロポキシシリルエチル)テトラスルフィド;3,
3′−ビス(ジエチルメトキシシリルプロピル)テトラ
スルフィド;3,3′−ビス(エチルジ第2ブトキシシ
リルプロピル)ジスルフィド;3,3′−ビス(プロピ
ルジエトキシシリルプロピル)ジスルフィド;3,3′
−ビス(ブチルジメトキシシリルプロピル)トリスルフ
ィド;3,3′−ビス(フェニルジメトキシシリルプロ
ピル)テトラスルフィド;3−フェニルエトキシブトキ
シシリル3’−トリメトキシシリルプロピルテトラスル
フィド;4,4’−ビス(トリメトキシシリルブチル)
テトラスルフィド;6,6’−ビス(トリエトキシシリ
ルヘキシル)テトラスルフィド;12,12′−ビス
(トリイソプロポキシシリルドデシル)ジスルフィド;
18,18′−ビス(トリメトキシシリルオクタデシ
ル)テトラスルフィド;18,18′−ビス(トリプロ
ポキシシリルオクタデセニル)テトラスルフィド;4,
4’−ビス(トリメトキシシリル−ブテン−2−イル)
テトラスルフィド;4,4’−ビス(トリメトキシシリ
ルシクロヘキシレン)テトラスルフィド;5,5’−ビ
ス(ジメトキシメチルシリルペンチル)トリスルフィ
ド;3,3′−ビス(トリメトキシシリル−2−メチル
プロピル)テトラスルフィド;および3,3′−ビス
(ジメトキシフェニルシリル−2−メチルプロピル)ジ
スルフィドを含む。
【0039】本発明に従って製造される好ましい硫黄含
有有機珪素化合物は3,3′−ビス(トリメトキシまた
はトリエトキシシリルプロピル)ポリスルフィドであ
る。最も好ましい化合物は3,3′−ビス(トリエトキ
シシリルプロピル)テトラスルフィドである。従って、
式IIIについて好ましくはZは
【化11】 (式中、R5は炭素原子数2〜4のアルコキシであっ
て、炭素原子数2のものが特に好ましく、Alkは炭素
原子数2〜4の2価の炭化水素であって、炭素原子数3
のものが特に好ましく、そしてnは2〜6の整数であっ
て、4が特に好ましい)である。
【0040】ゴム組成物中の式IIIの硫黄含有有機珪
素化合物の量は、使用するシリカのレベルに依存する。
一般に、式IIIの化合物の量はシリカの重量部あたり
0.00〜1.0重量部の範囲である。
【0041】ゴム組成物は、例えば種々の硫黄加硫可能
な成分ゴムを、例えば硫黄供与体、活性剤及び遅延剤の
ような硬化助剤、油のような加工添加剤、粘着付与樹脂
及び可塑剤を含む樹脂、填剤、顔料、脂肪酸、酸化亜
鉛、ワックス、抗酸化剤及びオゾン亀裂防止剤、並びに
しゃく解剤のような種々の慣用的に使用される添加材料
と混合するような、ゴム配合技術において一般に知られ
た方法によって配合されるだろうことは本技術分野の当
業者によって容易に理解される。本技術における当業者
に既知のように、硫黄加硫可能及び硫黄加硫された材料
(ゴム)の予定された用途に依存して、上記の添加物は
選択されそして慣用的な量で普通に使用される。もし使
用されるなら、本発明の目的のためのカーボンブラック
の典型的な添加は本明細書中において前述した。硫黄供
与体の代表例は元素硫黄(遊離硫黄)、アミンジスルフ
ィド、高分子ポリスルフィド及び硫黄オレフィン付加物
を含む。好ましくは硫黄加硫剤は元素硫黄である。硫黄
加硫剤は0.5〜8phrの範囲の量で使用し得るが、
1.5〜6phrの範囲が好ましい。もし使用されるな
ら粘着付与樹脂の量は約0.5〜約10phr、通常約
1〜約5phrを構成する。加工助剤の典型的な量は約
1〜約50phrを構成する。そのような加工助剤は例
えば芳香族、ナフテン系、及び/またはパラフィン系加
工油を含む。抗酸化剤の典型的な量は約1〜約5phr
を構成する。代表的な抗酸化剤は例えばジフェニル−p
−フェニレンジアミン及び例えばバンタービルトラバー
ハンドブック(Vanderbilt Rubber Handbook)(197
8年)の344〜346頁に開示されるような他のもの
であり得る。オゾン亀裂防止剤の典型的な量は約1〜5
phrを構成する。ステアリン酸を含むことができる脂
肪酸の典型的な量は約0.5〜約3phrを構成する。
酸化亜鉛の典型的な量は約2〜約5phrを構成する。
ワックスの典型的な量は約1〜約5phrを構成する。
しばしばマイクロクリスタリンワックスが使用される。
しゃく解剤の典型的な量は約0. 1〜約1phrを構成
する。典型的なしゃく解剤は例えばペンタクロロチオフ
ェノール及びジベンザミドジフェニルジスルフィドであ
り得る。
【0042】本発明の一面において、硫黄加硫可能なゴ
ム組成物は次に硫黄−硬化または加硫される。
【0043】促進剤は加硫のために要求される時間及び
/または温度を制御するため並びに加硫物の特性を改善
するために使用される。一態様において、単一の促進剤
系、すなわち一次促進剤が使用され得る。一次促進剤は
約0. 5〜約4、好ましくは約0.8〜約1.5phr
の範囲の全量で用いられ得る。他の態様において、一次
及び二次促進剤の組み合わせが使用されることができ
(二次促進剤は約0. 05〜約3phrの少量であ
る)、加硫物の特性を活性化しそして改善するために使
用され得る。これらの促進剤の組み合わせは最終特性上
に相乗効果を生ずると期待され、どちらかの促進剤単独
の使用によって生じたものよりもいくらか良好である。
さらに、普通の加工温度においては影響されないが、通
常の加硫温度においては満足な硬化を生ずる遅効性促進
剤も使用され得る。加硫遅延剤も使用できる。本発明に
おいて使用され得る適切なタイプの促進剤はアミン類、
ジスルフィド類、グアニジン類、チオウレア類、チアゾ
ール類、チウラム類、スルフェンアミド類、ジチオカル
バメート類及びキサンテート類である。好ましくは一次
促進剤はスルフェンアミドである。もし二次促進剤が使
用されるなら、二次促進剤は好ましくはグアニジン、ジ
チオカルバメートまたはチウラム化合物である。
【0044】ゴム組成物の混合はゴム混合技術における
当業者に既知の方法で達成できる。例えば、成分を少な
くとも2つの工程、すなわち少なくとも1つのノンプロ
ダクティブ工程、これに続くプロダクティブ混合工程に
おいて典型的に混合される。最終の硬化剤は典型的に、
通常「プロダクティブ」混合工程と呼ばれる最終工程に
おいて混合され、そこでは混合は典型的に先のノンプロ
ダクティブ混合工程の混合温度よりも低い温度または極
限温度において起こる。ゴム、シリカ並びに式I及びI
Iの塩、並びにカーボンブラック(使用する場合)を1
以上のノンプロダクティブ混合工程において混合する。
「ノンプロダクティブ」及び「プロダクティブ」混合工
程はゴム混合技術における当業者に周知である。式I及
びIIの塩、加硫可能なゴム及び一般に少なくとも一部
のシリカ、並びに硫黄−含有有機珪素化合物(使用する
場合)を含む硫黄加硫可能なゴム組成物は熱機械的混合
工程にかけられる。熱機械的混合工程は一般に、140
〜190℃の間のゴム温度を生じるのに適切な時間のミ
キサーまたは押出機中での機械的作業を含む。熱機械的
作業の適切な期間は操作条件並びに成分の体積及び性質
の関数として変化する。例えば、熱機械的作業は1〜2
0分間であることができる。
【0045】本発明のゴム組成物の加硫は一般に約10
0℃〜200℃の範囲の慣用の温度において実施され
る。好ましくは、加硫は110℃〜180℃の範囲の温
度で実施される。プレスまたは金型内で、過熱蒸気また
は熱空気であるいは塩浴内で加熱するような、通常の加
硫工程のいずれでも使用し得る。
【0046】硫黄加硫な組成物を加硫して、本発明のゴ
ム組成物は種々の目的のために使用できる。例えば、硫
黄加硫されたゴム組成物はタイヤ、ベルトまたはホース
の形態にあることができる。タイヤの場合には、種々の
タイヤの成分のために使用できる。このようなタイヤは
そのような技術における当業者に既知でありかつ容易に
明らかな種々の方法によって構築、付形、成形そして硬
化される。好ましくは、ゴム組成物はタイヤのトレッド
中に使用される。わかるように、タイヤは乗用タイヤ、
航空機タイヤ、トラックタイヤ等であることができる。
好ましくはタイヤは乗用タイヤである。タイヤはまたラ
ジアルまたはバイアスであることができるが、ラジアル
が好ましい。
【0047】
【実施例】クロロホルム中で、メルカプトプロピルトリ
メトキシシランをNaHと1:1のモル比で反応させる
ことによって、3−ナトリウムチオレートプロピルトリ
メトキシシランを製造した。クロロホルム中で、ジ(メ
ルカプトプロピル)ジメトキシシランをNaHと1:2
のモル比で反応させることによって、ジメトキシシリル
ジ(プロピルナトリウムチオレート)を製造した。得ら
れた上述の化合物(2phr)をSBRまたはポリブタ
ジエン(100重量部)及び粒状沈降シリカ(40ph
r)とミル中で約160℃の温度に約10分間ブレンド
して、硫黄加硫可能なゴム組成物を得た。
【0048】ある代表的な態様を本発明を例示するため
に示してきたが、本発明の精神または範囲から逸脱する
ことなく種々の変更及び修正がなし得ることは本技術に
おける当業者には明らかであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 590002976 1144 East Market Stre et,Akron,Ohio 44316− 0001,U.S.A. (72)発明者 フリードリッヒ・ヴィゼル ルクセンブルク大公国エル−7378 ボフェ ルダンジュ,リュー・ノペナイ 9ア (72)発明者 ウヴェ・エルンスト・フランク ルクセンブルク大公国エル−9080 エッテ ルブルック,アヴニュー・サレンティン 103 (72)発明者 シェリ・フローラン・エドメ・マテルヌ ベルギー王国ベ−6717 アッテルト,リュ ー・ドゥ・ラ・リベラーシヨン 10

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次式を特徴とする化合物: 【化1】 (式中R1、R2及びR3は独立に、炭素原子数1〜8の
    アルコキシ基から選択され、xは0または1〜10の整
    数であり、そしてYはLi、KまたはNaである)。
  2. 【請求項2】 (i)共役ジエンホモポリマー及びコポ
    リマーから、並びに少なくとも1種の共役ジエンと芳香
    族ビニル化合物とのコポリマーから選択される少なくと
    も1種の硫黄加硫可能なエラストマー100重量部 (ii)粒状沈降シリカ10〜250phr; (iii)式 【化2】 (式中R1、R2及びR3は独立に、炭素原子数1〜8の
    アルコキシ基から選択され、xは0または1〜10の整
    数であり、そしてYはLi、KまたはNaである)の化
    合物0.05〜10phr を特徴とする、シリカ充填ゴム組成物を加工する方法。
  3. 【請求項3】 オレフィン性不飽和を含むエラストマ
    ー、シリカ、及び式 【化3】 (式中R1、R2及びR3は独立に、炭素原子数1〜8の
    アルコキシ基であり、xは0または1〜10の整数であ
    り、そしてYはLi、KまたはNaである)を特徴とす
    る、硫黄加硫可能なゴム組成物。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の組成物を、硫黄加硫剤の
    存在下に100℃〜200℃の範囲の温度に加熱するこ
    とによって製造されることを特徴とする、硫黄加硫され
    たゴム組成物。
  5. 【請求項5】 タイヤ、ベルトまたはホースの形態にあ
    ることを特徴とする、請求項4に記載の硫黄加硫された
    ゴム組成物。
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