JPH1076710A - 画像処理装置及び方法 - Google Patents

画像処理装置及び方法

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JPH1076710A
JPH1076710A JP23480396A JP23480396A JPH1076710A JP H1076710 A JPH1076710 A JP H1076710A JP 23480396 A JP23480396 A JP 23480396A JP 23480396 A JP23480396 A JP 23480396A JP H1076710 A JPH1076710 A JP H1076710A
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head
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JP23480396A
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English (en)
Inventor
Akira Katayama
昭 片山
Kohei Ishikawa
公平 石川
Kenichi Moritoki
憲一 守時
Shinichi Saijo
信一 西條
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Original Assignee
Canon Aptex Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通常の画像形成時には良好な画像を形成する
ことを可能にしながらも、バーコード等の精度の要求さ
れる画像については少なくともその精度が要求される部
分の記録ヘッドの使用頻度を高くしないようにすること
でバーコード等の印刷結果の精度を高く維持する。 【解決手段】 ホストコンピュータ800からデータを
受信すると、そのデータを解析し、その解析結果に従っ
て対応するイメージメモリ807K〜807Yにビット
マップイメージデータを展開する。そして、バーコード
が存在すると判断した場合には、黒色用のイメージメモ
リ807Kに展開されていた非バーコードのビットマッ
プイメージデータについてはイメージメモリ808C、
M、Yにそれぞれ論理和展開する、そして、イメージメ
モリ807Kをクリアした後、バーコードに対応するビ
ットマップイメージデータをイメージメモリ807Kに
展開し、印刷を行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像処理装置及び方
法、詳しくは所定の被記録媒体上に画像の形成を行わせ
る画像処理装置及び方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、紙、布、プラスチックシート、O
HP用シート等の被記録媒体(以下単に記録紙ともい
う)に対して記録を行う記録装置は、種々の記録方式、
例えばワイヤドット方式、感熱方式、熱転写方式、イン
クジェット方式による記録ヘッドを搭載可能な形態とし
て提案されている。
【0003】これらの方式の中で、インクジェット方式
はインクを吐出して記録紙に直接付着させる低騒音なノ
ンインパクト方式の一つで、インク滴の形成方法及び分
者エネルギーの発生方法により、コンティニアス方式
(電荷粒子制御方式及びスプレー方式が含まれる)とオ
ンデマンド方式(ピエゾ方式、スパーク方式及びバブル
ジェット方式が含まれる)とに大きく分類される。
【0004】コンティニアス方式は、インクを連続的に
吐出し、必要な液滴だけ電荷を与える。帯電した液滴が
記録紙に付着するものの残りは無駄になる。これに対し
て、オンデマンド方式は、印字に必要な時だけインクを
吐出するために、インク無駄がなく、且つ、装置内部は
汚れない。
【0005】また、オンデマンド方式はインクの吐出を
開始したり停止したりするため、コンティニアス方式に
比べて応答周波数は低い。このため、一般には、インク
液滴を吐出するノズル数を増やすことで高速化を実現し
ている。従って、現在市販されている記録装置の多くは
オンデマンド方式のものであり、このようなインクジェ
ット方式の記録ヘッドを具備した記録装置は、高密度か
つ高速な記録動作が可能であることから、情報処理シス
テムの出力手段、例えば、複写機、ファクシミリ、ワー
ドプロセッサ、パーソナルコンピュータ等の出力端末と
してのプリンタ等に商品化されている。
【0006】一般にインクジェット記録装置は、記録ヘ
ッド及び該記録ヘッドにインクを供給するインクタンク
と、記録紙を搬送する搬送手段と、これらを制御するた
めの制御手段とを具備する。そして、複数の吐出口から
インク滴を吐出させる記録ヘッドを搭載したキャリッジ
を、記録紙の搬送方向と直交する方向にシリアルスキャ
ンさせ、一方で非記録時に記録紙を記録幅に等しい量で
間欠搬送させることを繰り返すことで、意味ある2次元
的な画像を印刷している。この記録方法は、記録信号に
応じてインクを記録用紙上に吐出させて記録を行うもの
であり、ランニングコストが安く、静かな記録方式とし
広く用いられている。
【0007】また、インクを吐出するノズルを、記録紙
の用紙幅分直線上に配置したフルライン型の記録ヘッド
を用いることにより、記録紙を記録ヘッドのノズル列に
直交する方向に連続的に搬送することで用紙幅の記録を
行うものもある。これによれば、一層記録動作の高速化
を達成することが可能である。
【0008】さらに、カラー対応のインクジェット記録
装置の場合、複数色の記録ヘッドにより吐出されるイン
ク液滴の重ね合わせることによりカラー画像を形成す
る。一般に、カラー記録を行う場合、イエロー(Y)、
マゼンタ(M)及びシアン(C)の3原色に対応する3
つの記録ヘッド、或いは、これら3原色にブラック(B
k)を含めた4色に対応する4種類の記録ヘッドと、そ
れぞれのヘッドに対応するインクタンクが必要とされ
る。昨今ではこのような3、もしくは4色の記録ヘッド
を搭載し、フルカラーで画像形成が可能な装置が実用化
されている。
【0009】さらにまた、FA(ファクトリーオートメ
ーション)・SA(ストアオートメーション)分野にお
いても、カラーで商品写真をプリントした商品管理ラベ
ル/タグ、仕向先を色分け表示した物流ラベル、そして
商品、コンビニエンスストアなどでのPOP、棚表示ラ
ベル/タグとしてタイムリーに出力できるため、製品化
の需要が高まっている。該記録装置には、それぞれの分
野での管理用のバーコードを印刷することから、記録装
置内部にバーコードジェネレータを搭載している。
【0010】このようにインクジェット記録装置は、優
れた記録手段として幅広い産業分野(例えばアパレル産
業)で需要が高まっており、またより一層高品位な画像
の提供も求められている。
【0011】インクジェット記録ヘッドにおいてインク
を吐出するためのエネルギーを発生するエネルギー発生
手段としては、先に示したように、ピエゾ素子等の電気
機械変換体を用いたもの、あるいは発熱抵抗体を有する
電気熱変換素子によって液体を加熱させるものなどがあ
る。
【0012】その中でも熱エネルギーを利用(膜沸騰現
象を利用)して液体を吐出させる方式(いわゆるバブル
ジェット方式)の記録ヘッドは、上記液体吐出口を高密
度に配列することができるために高解像度の記録をする
ことが可能である。
【0013】このような構成からなるインクジェット記
録装置に具備される上記インクジェット記録ヘッドにお
いて、常に安定して読み取り可能なバーコード印刷を達
成するために、安定した吐出を維持し、バーコードの細
太比率を一定にし、バーコード規格内に収まったバーコ
ードを記録する必要がある。
【0014】このための解決策として考えられるのは、
ヘッドの温度制御を行ない、吐出量の安定化を図ること
であろう。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、物流、
FA分野等では一回のジョブで大量に印刷することが多
く、従来の温度制御だけでは、吐出量の安定化を図るこ
とがむずかしく、一回のジョブの発行枚数が多くなるに
つれて、吐出量が増大し、バーコードの黒バーが太くな
り、安定した読み取り精度を保証できなくなる可能性が
ある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明はかかる問題点に
鑑み成されたものであり、通常の画像形成時には良好な
画像を形成することを可能にしながらも、バーコード等
の精度の要求される画像については少なくともその精度
が要求される部分の記録ヘッドの使用頻度を高くしない
ようにすることでバーコード等の印刷結果の精度を高く
維持できる画像処理装置及び方法を提供しようとするも
のである。
【0017】かかる本発明の課題を達成するため、たと
えば本発明の画像処理装置は以下に示す構成を備える。
すなわち、複数ヘッドを用いて画像を形成する画像形成
部を制御する画像処理装置であって、形成しようとする
情報中にバーコードにかかる情報が存在するか否かを判
断する判断手段と、該判断手段によってバーコードに関
する情報が存在すると判断した場合、当該バーコードの
ビットマップイメージのみを記録する第1のヘッドを割
り当て、バーコード以外の画像については他のヘッドに
割り当てて画像形成を行わせる制御手段とを備える。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に従って本発明に
係る実施形態の一例を詳細に説明する。
【0019】図1は、本実施例に使用したバブルジェッ
ト記録ヘッドの構造を説明するための模式図である。
【0020】各ノズル106には、それぞれに対応した
発熱体104(ヒータ)が設けられており、ヘッド駆動
回路によりヒータ104に所定のエネルギーを印加され
ることにより、ヒータ104を加熱し気泡を発生させ、
その作用で吐出口102からインク液滴を吐出する。
【0021】なお、ヒータ104はシリコン基板101
の上に半導体製造プロセスと同様の手法で形成される。
103は各ノズル106を構成するノズル隔壁であり、
105は各ノズル106にインクを供給するための共通
液室であり、107は天板である。
【0022】図2は、本実施形態によるインクジェット
記録装置の一部透視した斜視図を示している。
【0023】PHSユニット210はインクジェットヘ
ッド201〜204、及び常に安定した吐出を保証する
ための回復系ユニット(不図示)によって構成されてい
る。被記録用紙205はロール供給ユニット207から
供給され、記録装置本体208に具備された搬送ユニッ
ト206によって、連続的に搬送される。
【0024】記録画像は、用紙を搬送しながら、用紙の
基準位置がブラックのインクジェット記録ヘッド201
の下に移動したときに、インクジェット記録ヘッドから
ブラックインクを吐出する。同様に、シアンのインクジ
ェット記録ヘッド202、マゼンタのインクジェット記
録ヘッド203、イエローのインクジェット記録ヘッド
204の順に、各色のインクを吐出してカラーの画像を
形成する。
【0025】記録装置本体208は、搬送ユニット20
6、インクジェット記録ヘッドに供給するインクを貯蔵
するインクカートリッジ、記録ヘッドへのインク供給や
回復動作のためのポンプユニット、記録装置全体を制御
する制御基板等によって構成されている(ただし、イン
クカートリッジ、ポンプユニット、制御基板は、不図示
とした)。また、フロントドア209は、インクカート
リッジの交換用の開閉扉である。
【0026】図3は、本発明におけるインクジェット記
録ヘッドから吐出されるインクの吐出量と温度の関係を
示すグラフである。図4は、本発明におけるインクジェ
ット記録ヘッドの温度と印刷枚数の関係を示すグラフで
ある。図5は、実施形態のインクジェット記録装置で印
刷される画像のサンプルである。図5に示すように、1
頁(或いは1枚)のラベル紙501には、黒色の枠50
2、品名503等をカラーで印刷してる。また、商品の
イラスト504等をカラーで描画し、それらの画像の中
に、商品コード等を示す黒色のバーコード505を印刷
している。
【0027】さて、図5に示すような画像を大量に印刷
することを考える。このとき、インクジェット記録ヘッ
ドの温度は図4のグラフ401に示すような特性で上昇
する。インクジェット記録ヘッドの温度上昇に伴い、図
3に示すような特性で記録用紙に吐出されるインク滴の
体積が増加する。この結果、図6(A)に示すようなバ
ーコードの内、通常印刷開始時には図6(B)のような
バーコード黒バーが、図6(C)のような黒バーにな
り、黒バーと白スペースの比が変化してしまい、祭主打
てにはバーコードの読み取りができなくなる。
【0028】そこで、本実施形態では、図7に示すよう
な形式で、ホストコンピュータから送られてくる印刷コ
マンドの中から、バーコードの印刷情報の有無を識別
し、印刷情報の中にバーコード情報が存在する場合に
は、バーコード以外の記録画像の中の黒色をブラックヘ
ッド以外の、イエロー、マゼンタ、シアンの3色の重ね
合わせによって、黒色を再現する。つまり、バーコード
を含む画像を記録する場合においては、同じ黒色で記録
すべき情報であっても、バーコード以外の部分について
はイエローヘッド、マゼンタヘッド、シアンヘッドの駆
動によって黒を再現し、バーコードについてのみブラッ
クヘッドを使用することでブラックヘッドの使用比率を
抑制しようするものである。
【0029】こうして、ブラックのインクジェット記録
ヘッドの駆動回数を少なくすることにより、図4のグラ
フ402に示すように、従来の方式による温度上昇(図
4の401)に比べて、記録ヘッドの温度上昇を小さく
することができる。
【0030】図7は実施形態におけるホストコンピュー
タからの印刷データのコマンド体系である。
【0031】印刷データは、印刷の基準となる設定が存
在する開始コマンド701と、データである複数のフィ
ールド705と、印刷データの終了を示す終了コマンド
704で構成されている。更に、フィールド705はデ
ータの各種属性の設定が存在する属性部702と、実デ
ータであるデータ部703とに分けられる。属性部70
2は、図示の如く、基本的に文字(キャラクタ)、イメ
ージ、バーコードの3種類があるが、常に全部を必要と
するものではない。つまり、バーコードは存在する場合
も、存在しないも有り得る。
【0032】図8は、本実施例における、インクジェッ
ト記録装置の電気的な構成を示すブロック図である。以
下、各構成要素についてその動作と共に説明する。
【0033】804、806はモータであって、それぞ
れロールユニット205の回動と、搬送ユニット206
の駆動を行うものであり、メインコントローラ801か
らの指示によりモータドライバ803、805が駆動信
号を出力することで動作する。
【0034】また、メインコントローラ801は、ホス
トコンピュータから図7に示すような形式で記録画像情
報(印刷データ)が転送されてくると、その開始コマン
ド以降に続くフィールドを解析し、その解析によって得
られた出力色に基づいて、実データ部内のデータに対応
するビットマップイメージデータを、ドライバコントロ
ーラ808を介して指示されたイメージメモリ807
K、C、M、Yに格納する。たとえば、記録色として赤
が指定されていれば、イメージメモリ807M、807
Yにそれぞれイメージデータを展開格納する。
【0035】なお、このイメージメモリへの展開処理で
あるが、受信した印刷データ中に存在するデータ種類の
順に行う。実施形態では、キャラクタ、イメージ、バー
コードの順である。バーコードについては、メインコン
トローラ801は自身に備えられたROMからそのバー
コードのデータ部に表されているデータに基づくデータ
を読み取り、バーコードのビットマップイメージデータ
を発生する。イメージデータそのものを受信した場合に
は、そのままイメージメモリ807に書込むことにな
る。なお、イメージメモリへの書込みは、それ以前に書
込まれたデータを有効にするために、論理和して書込
む。
【0036】さて、本実施形態では、受信した印刷デー
タ中にバーコードが存在する場合には、バーコード以外
の黒で記録すべき情報はC、M、Yの合成色で再現す
る。換言すれば、受信した印刷データ中にバーコードに
関するデータが存在しない場合の、黒色で記録すべき情
報(発生した文字パターンやイメージデータそのもの)
については黒単色による記録を行う。
【0037】これにより、バーコードが存在しない場合
における黒は、合成による黒を使用するのではないの
で、良好な画像を記録することができる。また、バーコ
ードに関する情報が存在する場合には、バーコードのみ
を黒単色で記録し、それ以外の黒色で記録すべきビット
マップイメージデータについては、CMYの合成で黒を
再現することで、少なくとも精度が要求されるバーコー
ドを良好に保つことを可能にする。
【0038】以下、本実施形態における具体的な動作処
理手順を図10のフローチャートに従って説明する。
【0039】まず、ステップS1で印刷データを受信
し、ステップS2でのデータを解析し、その中のキャラ
クタ或いはイメージを識別する。そして、ステップS3
に進み、キャラクタ及びイメージに関しては、指定され
た色を再現するための対応するイメージメモリ807K
〜807Yに書込む。この場合、出力色として黒が指定
された場合には、イメージメモリ807Kにとりあえず
書込む。
【0040】処理がステップS4に進むと、受信した印
刷データ中にバーコードに関する情報が存在するか否か
を判断する。存在しないと判断した場合には、ステップ
S5〜ステップS7をスキップして、ステップS8に処
理を移り、イメージメモリ807K〜807Yに展開さ
れたイメージデータに基づく印刷処理を行う。
【0041】一方、バーコードに関する情報が存在する
と判断した場合、それ以前にイメージメモリ807Kに
展開されたイメージデータを、イメージメモリ807C
〜807Yそれぞれに論理和展開(以前に展開されたイ
メージデータと論理和して際展開)する。そして、ステ
ップS6に進んで、イメージメモリ807K内のデータ
をクリアし、ステップS7でバーコードに対応するビッ
トマップイメージを発生し、それをイメージメモリ80
7Kに展開し、ステップS8に進む。
【0042】以上の処理の結果、たとえばバーコードが
存在しない場合には、黒色の印刷は黒単色インクを用い
て画像を形成するので、良好な画像を印刷することがで
き、且つ、バーコードが存在した場合には、バーコード
の印刷のみ黒単色インクを用い、その他の画像中の黒色
はY、M、Cの合成色で再現するので、バーコードの品
位を良好に保つことが可能になる。
【0043】従って、大量の印刷を行った場合にも、読
み取り性能を低下させない高品質のバーコードを印刷す
ることができる。
【0044】なお、上記実施形態ではバーコードについ
ては、イメージデータとは違って装置内部でイメージデ
ータを発生するものとして説明したが、バーコード自身
もイメージデータとして受信するようにしてもよい。こ
の場合には、少なくとも一般のイメージデータか、バー
コードイメージデータかを識別できるような情報を付随
させておけば良いであろう。
【0045】<第2の実施形態>昨今、パーソナルコン
ピュータ等に接続して使用する記録装置(プリンタ)に
おいては、その利便性からパーソナルコンピュータ(ホ
ストコンピュータ)に導入してプリンタとインターフェ
ースを介して接続するためのプリンタドライバソフトウ
ェアをプリンタの梱包箱に同梱して、販売することが一
般的になっている。
【0046】先に説明した実施形態(第1の実施形態)
では、記録装置内部で処理する例を説明したが、本第2
の実施形態では、図9に示すように、記録装置本体と同
梱されて販売するプリンタドライバで上記第1の実施形
態と同様の作用効果を得る。
【0047】図9は、本発明の第2の実施例のソフトウ
ェアの構造を模式的に表した図である。
【0048】ホストコンピュータ901で使用されるユ
ーザアプリケーション902でユーザは記録装置907
で印刷したい画像を作成する。印刷したいときには、ユ
ーザアプリケーション902から、プリンタドライバ9
03に印刷指令を発行すると同時にユーザが作成した画
像情報がプリンタドライバ903に転送される。プリン
タドライバ903は主にユーザアプリケーション902
で作成された画像をプリンタに転送するためのデジタル
情報に変換する画像処理部904とプリンタの印刷指令
の書式に変換するエミュレーション部905で構成され
ている。本実施例では、アプリケーション902から転
送された画像情報をプリンタドライバ903の画像処理
部904で画像情報の中に、バーコードの印刷情報の有
無を識別し、印刷情報の中にバーコード情報が存在する
場合には、バーコード以外の記録画像の中の黒色をブラ
ック情報以外の、イエロー、マゼンタ、シアンの3色の
重ね合わせる記録情報に変換することによって、黒色を
再現する。こうして作成された記録情報を、エミュレー
ション部905で記録装置(プリンタ)の印刷コマンド
に変換し、ホストコンピュータ901の基本入出力制御
ソフト906を介して、記録装置907に転送される。
【0049】なお、この場合には、記録装置907に
は、解釈対しようとなる黒色指定コマンドは2種類有し
ている。1つは黒色単色のインクを使用するもので、も
う1つはYMCの合成による黒記録である。
【0050】以上の通りであるが、たとえばプリンタド
ライバとしての機能をその手順で示せば、図11のよう
になろう。
【0051】先ず、ステップS11でアプリケーション
等から渡されたデータを解析し、ステップS12で接続
されている記録装置が解釈できるプリンタ言語に翻訳す
る。そして、ステップS13に進み、出来上がったプリ
ンタ言語データ中のバーコードに関する情報が存在する
かどうかを判断する。バーコードに関連する情報があっ
た場合には、ステップS14に進み、既に出来上がった
プリンタ言語データ中のバーコード以外の黒色に関する
印刷コマンドを、合成による黒色を指示するための印刷
コマンドに変更し、ステップS15で出力する。
【0052】以上のように、本第2の実施形態によれ
ば、ホストコンピュータに導入されるプリンタドライバ
にユーザアプリケーションから転送されてくる記録画像
の中に、バーコード情報を識別する手段を具備し、バー
コード情報の有無によってバーコード以外の黒色の記録
情報の印刷をイエロー、マゼンタ、シアンの3色の重ね
合わせによって黒色を再現させる手段を具備することに
より、大量の印刷を行った場合にも、読み取り性能を低
下させない高品質のバーコードを印刷することができ
る。
【0053】なお、上記第2の実施形態では、プリンタ
言語に翻訳する例を説明したが、ホストコンピュータ上
でY、M、C及びBkの各成分毎のイメージデータを作
成して出力するようにしてもよい。
【0054】また、本発明は、複数の機器(例えばホス
トコンピュータ、インターフェース機器、リーダ、プリ
ンタ等)から構成されるシステムに適用しても、1つの
機器からなる装置(例えば複写機、ファクシミリ等)に
適用しても良い。
【0055】また、本発明の目的は、上述した第2の実
施形態の如く、その機能を実現するソフトウェアのプロ
グラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは装
置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ
(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプロ
グラムコードを読出して実行することによっても、達成
されることは言うまでのもない。
【0056】この場合、記憶媒体から読み出されたプロ
グラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現する
ことになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体
は本発明を構成することになる。
【0057】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、例えばフロッピーディスク、ハードディス
ク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD
−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等
を用いることができる。
【0058】また、コンピュータが読出したプログラム
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実
際の処理の一部または全部を行ない、その処理によって
実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言う
までもない。
【0059】更に、記憶媒体から読み出されたプログラ
ムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示
に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備
わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行な
い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現さ
れる場合も含まれることは言うまでもない。
【0060】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、バーコード発生機能を有するカラーインクジェット
記録装置において、記録画像の中に、バーコード情報を
識別する手段を具備し、バーコード情報の有無によって
バーコード以外の黒色の記録情報の印刷をイエロー、マ
ゼンタ、シアンの3色の重ね合わせによって黒色を再現
させる手段を具備することにより、大量の印刷を行った
場合にも、読み取り性能を低下させない高品質のバーコ
ードを印刷することができる。また、インクジェット記
録ヘッドの温度が上昇しても、温度の低下を待つために
一時的に停止する等の煩雑な制御が必要なく、印刷のス
ループットを低下させることなく、高品質のバーコード
を一度に大量に印刷することができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、通
常の画像形成時には良好な画像を形成することを可能に
しながらも、バーコード等の精度の要求される画像につ
いては少なくともその精度が要求される部分の記録ヘッ
ドの使用頻度を高くしないようにすることでバーコード
等の印刷結果の精度を高く維持できるようになる。
【0062】
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態における記録ヘッドの構造を示す図で
ある。
【図2】実施形態における印刷装置の一部透視して示し
た斜視図である。
【図3】温度とインク吐出の変化の関係を示す図であ
る。
【図4】通常の印刷と本実施形態の制御手順による印刷
でのヘッドの温度変化の違いを示す図である。
【図5】実施形態で用いる画像の一例を示す図である。
【図6】バーコードと印刷温度によるバーと2つのバー
間の空間が変動する様を示す図である。
【図7】実施形態における印刷データのフォーマットを
示す図である。
【図8】実施形態における印刷装置のブロック構成図で
ある。
【図9】第2の実施形態におけるプリンタドライバプロ
グラムと印刷装置との関係を模式的に示す図である。
【図10】第1の実施形態における処理手順を示すフロ
ーチャートである。
【図11】第2の実施形態におけるプリンタドライバの
処理手順を示すフローチャートである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西條 信一 茨城県水海道市坂手町5540−11 キヤノン アプテックス株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数ヘッドを用いて画像を形成する画像
    形成部を制御する画像処理装置であって、 形成しようとする情報中にバーコードにかかる情報が存
    在するか否かを判断する判断手段と、 該判断手段によってバーコードに関する情報が存在する
    と判断した場合、当該バーコードのビットマップイメー
    ジのみを記録する第1のヘッドを割り当て、バーコード
    以外の画像については他のヘッドに割り当てて画像形成
    を行わせる制御手段とを備えることを特徴とする画像処
    理装置。
  2. 【請求項2】 前記画像形成部は、イエロー、マゼン
    タ、シアン及びブラックの4色の記録ヘッドを具備し、 前記制御手段は、バーコードはブラック用の記録ヘッド
    を割り当て、それ以外の黒色で記録すべき画像について
    はイエロー、マゼンタ、シアンの各記録ヘッドを割り当
    て、合成により黒色再現させることを特徴とする請求項
    第1項に記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】 前記判断手段によって、バーコードに関
    する情報が存在しないと判断した場合、前記制御手段
    は、黒色で記録すべき画像についてはブラック用の記録
    ヘッドを用いて画像を形成させることを特徴とする請求
    項第1項に記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 複数ヘッドを用いて画像を形成する画像
    形成部を制御する画像処理方法であって、 形成しようとする情報中にバーコードにかかる情報が存
    在するか否かを判断する判断工程と、 該判断工程によってバーコードに関する情報が存在する
    と判断した場合、当該バーコードのビットマップイメー
    ジのみを記録する第1のヘッドを割り当て、バーコード
    以外の画像については他のヘッドに割り当てて画像形成
    を行わせる制御工程とを備えることを特徴とする画像処
    理方法。
  5. 【請求項5】 前記画像形成部は、イエロー、マゼン
    タ、シアン及びブラックの4色の記録ヘッドを具備し、 前記制御工程は、バーコードはブラック用の記録ヘッド
    を割り当て、それ以外の黒色で記録すべき画像について
    はイエロー、マゼンタ、シアンの各記録ヘッドを割り当
    てて合成により黒色再現させることを特徴とする請求項
    第4項に記載の画像処理方法。
  6. 【請求項6】 前記判断工程によって、バーコードに関
    する情報が存在しないと判断した場合、前記制御工程
    は、黒色で記録すべき画像についてはブラック用の記録
    ヘッドを用いて画像を形成させることを特徴とする請求
    項第5項に記載の画像処理方法。
  7. 【請求項7】 上位処理から渡されたデータに基づいて
    印刷データを発生し、下位に接続されている印刷装置に
    出力させるデータを発生する画像処理装置であって、 形成しようとする情報中にバーコードにかかる情報が存
    在するか否かを判断する判断工程と、 該判断工程によってバーコードに関する情報が存在する
    と判断した場合、当該バーコードについては単体の第1
    のヘッドで記録させる情報を発生し、バーコード以外の
    画像については前記第1のヘッドを除く他のヘッドで記
    録される情報を発生する制御工程とを備えることを特徴
    とする画像処理方法。
  8. 【請求項8】 上位処理から渡されたデータに基づい
    て、所定の印刷装置に向けて出力するデータを生成させ
    るプログラムを格納したコンピュータ可読メモリであっ
    て、 上位処理から渡された情報中にバーコードにかかる情報
    が存在するか否かを判断する判断工程のプログラムコー
    ドと、 該判断工程によってバーコードに関する情報が存在する
    と判断した場合、当該バーコードについては単体の第1
    のヘッドで記録させる情報を発生し、バーコード以外の
    画像については前記第1のヘッドを除く他のヘッドで記
    録される情報を発生する制御工程のプログラムコードと
    を備えることを特徴とするコンピュータ可読メモリ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001034698A (ja) * 1999-06-18 2001-02-09 I C Code Ltd データ伝送及びデータ検索のための自動バーコード作成システム及びその方法

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