JPH1076701A - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置Info
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- JPH1076701A JPH1076701A JP23501496A JP23501496A JPH1076701A JP H1076701 A JPH1076701 A JP H1076701A JP 23501496 A JP23501496 A JP 23501496A JP 23501496 A JP23501496 A JP 23501496A JP H1076701 A JPH1076701 A JP H1076701A
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- Japan
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- toner
- aperture
- charged
- image forming
- forming apparatus
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 定着機構を簡易化できる画像形成装置を提供
することを目的としている。 【解決手段】 トナー担持ローラ16はローラ部27と
ヒーター26とで構成されており、トナー担持ローラ1
4のローラ部27上に乗せられたトナー16がヒーター
によって加熱され軟化溶融されながら、アパチャ6の近
傍へ搬送されていき、アパチャ6の直下で制御電極4に
よる電界制御が行われる。この時、トナー16は軟化溶
融されていて、電界制御により飛翔され、支持体20上
に到達する。この時、トナー16は軟化溶融した状態で
あるので、そのまま支持体20上に定着される。
することを目的としている。 【解決手段】 トナー担持ローラ16はローラ部27と
ヒーター26とで構成されており、トナー担持ローラ1
4のローラ部27上に乗せられたトナー16がヒーター
によって加熱され軟化溶融されながら、アパチャ6の近
傍へ搬送されていき、アパチャ6の直下で制御電極4に
よる電界制御が行われる。この時、トナー16は軟化溶
融されていて、電界制御により飛翔され、支持体20上
に到達する。この時、トナー16は軟化溶融した状態で
あるので、そのまま支持体20上に定着される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリンタ
ー、プロッター、ファクシミリなどに利用し得る画像形
成装置に関するものである。
ー、プロッター、ファクシミリなどに利用し得る画像形
成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アパチャを有した電極に画像信号
を印加することによりトナー粒子のアパチャ通過を制御
して支持体上に画像を得る画像形成装置は、米国特許第
3689935号明細書で提案されている。
を印加することによりトナー粒子のアパチャ通過を制御
して支持体上に画像を得る画像形成装置は、米国特許第
3689935号明細書で提案されている。
【0003】この米国特許第3689935号明細書に
記載された画像形成装置は、絶縁体の層を挟んで片面に
連続したシールド電極ともう一方の面に互いに絶縁され
た複数の制御電極とから構成され、各絶縁された複数の
制御電極毎に3層を貫いて形成されると共に少なくも1
列状に配置されたアパチャを有するアパチャ電極体と、
制御電極にシールド電極との間に選択的に電位を与える
手段と、アパチャ電極体のアパチャに帯電したトナー粒
子を供給する手段と、支持体のアパチャ電極体とは反対
側に配置され、高電圧が印加された背面電極と、支持体
をアパチャ電極体に対して相対的に移動させて支持体を
粒子流路中に位置させる手段とから構成されている。
記載された画像形成装置は、絶縁体の層を挟んで片面に
連続したシールド電極ともう一方の面に互いに絶縁され
た複数の制御電極とから構成され、各絶縁された複数の
制御電極毎に3層を貫いて形成されると共に少なくも1
列状に配置されたアパチャを有するアパチャ電極体と、
制御電極にシールド電極との間に選択的に電位を与える
手段と、アパチャ電極体のアパチャに帯電したトナー粒
子を供給する手段と、支持体のアパチャ電極体とは反対
側に配置され、高電圧が印加された背面電極と、支持体
をアパチャ電極体に対して相対的に移動させて支持体を
粒子流路中に位置させる手段とから構成されている。
【0004】しかしこの装置によると、トナー粒子がア
パチャーに目詰まりして記録品質が低下すると共に、記
録速度もあまり早くすることができなかった。
パチャーに目詰まりして記録品質が低下すると共に、記
録速度もあまり早くすることができなかった。
【0005】よって、本出願人は、特開平6ー1557
98号公報に示すように、トナーを保持した担持体とア
パチャ電極体とを接触させて配置することにより記録特
性を大きく改善することができる画像記録装置も提案し
ている。この装置によれば、アパチャが目詰まりするこ
とがなくて画質の向上はめざましく、画像記録装置とし
て小型化、低コスト化が可能となった。
98号公報に示すように、トナーを保持した担持体とア
パチャ電極体とを接触させて配置することにより記録特
性を大きく改善することができる画像記録装置も提案し
ている。この装置によれば、アパチャが目詰まりするこ
とがなくて画質の向上はめざましく、画像記録装置とし
て小型化、低コスト化が可能となった。
【0006】また、このような画像形成装置において
は、トナーを使用して印字を行うため、印字後受像体を
加熱する定着工程が必要であった。この定着工程は、通
常ヒートローラと、加圧ローラとで、受像体を加圧しな
がら定着していた。このような定着装置が設けられた画
像形成装置は、装置が大型化したり、また、受像体を加
熱することが必要になるため記録に対してさまざまな規
制が存在していた。
は、トナーを使用して印字を行うため、印字後受像体を
加熱する定着工程が必要であった。この定着工程は、通
常ヒートローラと、加圧ローラとで、受像体を加圧しな
がら定着していた。このような定着装置が設けられた画
像形成装置は、装置が大型化したり、また、受像体を加
熱することが必要になるため記録に対してさまざまな規
制が存在していた。
【0007】このため、本出願人は、特開平3−253
870号公報に示すように、アパチャ電極体に加熱手段
を設け、該加熱手段によりトナーを加熱してアパチャの
つまりをなくすことを考案した。この発明によれば、つ
まり防止のみならず、溶融したトナーを受像体上に飛翔
することが可能となるため、後で定着を行うことなくト
ナーを受像体に固定化することができる。
870号公報に示すように、アパチャ電極体に加熱手段
を設け、該加熱手段によりトナーを加熱してアパチャの
つまりをなくすことを考案した。この発明によれば、つ
まり防止のみならず、溶融したトナーを受像体上に飛翔
することが可能となるため、後で定着を行うことなくト
ナーを受像体に固定化することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
式では、アパチャ電極体を加熱するため、加熱手段が配
置しにくく、且つ複雑な構成となってしまっていた。ま
た、アパチャ電極体と接した部分でしかトナーが加熱さ
れないため、トナーが十分に溶融しないという問題点が
ある。
式では、アパチャ電極体を加熱するため、加熱手段が配
置しにくく、且つ複雑な構成となってしまっていた。ま
た、アパチャ電極体と接した部分でしかトナーが加熱さ
れないため、トナーが十分に溶融しないという問題点が
ある。
【0009】そのため、画像形成装置が高価なものとな
ってしまったり、受像体への定着性が問題となってい
た。
ってしまったり、受像体への定着性が問題となってい
た。
【0010】本発明は上述した問題点を解決するために
なされたものであり、小型で優れた画像品質を有する画
像形成装置を提供することを目的にしている。
なされたものであり、小型で優れた画像品質を有する画
像形成装置を提供することを目的にしている。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1の画像形成装置は、制御電極及び
荷電体通過部を有する荷電体制御手段と、その荷電体制
御手段に荷電体を供給する荷電体担持手段とを備え、荷
電体担持体によって供給される荷電体の荷電体荷電体通
過部の通過を制御して、支持体上に画像を形成する画像
形成装置において、加熱手段が荷電体担持手段を加熱す
る。
に、本発明の請求項1の画像形成装置は、制御電極及び
荷電体通過部を有する荷電体制御手段と、その荷電体制
御手段に荷電体を供給する荷電体担持手段とを備え、荷
電体担持体によって供給される荷電体の荷電体荷電体通
過部の通過を制御して、支持体上に画像を形成する画像
形成装置において、加熱手段が荷電体担持手段を加熱す
る。
【0012】これにより、簡易的な機構により荷電体の
支持体上への定着をすることができ、小型で安価な構成
で、後定着工程の不要にすることが可能な画像形成装置
を実現できる。
支持体上への定着をすることができ、小型で安価な構成
で、後定着工程の不要にすることが可能な画像形成装置
を実現できる。
【0013】また、請求項2の画像形成装置では、荷電
体が熱可塑性の樹脂を主成分にしている。
体が熱可塑性の樹脂を主成分にしている。
【0014】これにより、荷電体担持手段の加熱によ
り、荷電体が軟化溶融し、電界制御により飛翔後、支持
体上にそのまま定着固定が可能になる。
り、荷電体が軟化溶融し、電界制御により飛翔後、支持
体上にそのまま定着固定が可能になる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
の形態を図面を参照しながら説明する。
の形態を図面を参照しながら説明する。
【0016】図1は、本実施の形態の画像形成装置の概
要を示す図であり、荷電体制御手段としてのアパチャ電
極体1の上側には、1mmの間隙を有して、背面電極と
しての円柱状の背面電極ローラ22がきょう体(図示せ
ず)に回動可能に配設されており、前記間隙に挿入され
る支持体20を搬送し得るように構成されている。
要を示す図であり、荷電体制御手段としてのアパチャ電
極体1の上側には、1mmの間隙を有して、背面電極と
しての円柱状の背面電極ローラ22がきょう体(図示せ
ず)に回動可能に配設されており、前記間隙に挿入され
る支持体20を搬送し得るように構成されている。
【0017】前記アパチャ電極体1の下側には、そのア
パチャ電極体1の長手方向に沿って、トナー供給装置1
0が配設されている。
パチャ電極体1の長手方向に沿って、トナー供給装置1
0が配設されている。
【0018】次に、上記各構成要素の詳細を説明する
と、前記トナー供給装置10は、装置全体のハウジング
を兼ねるトナーケース11と、そのトナーケース11内
に収納される荷電体としてのトナー16と、供給ローラ
12と、トナー担持ローラ14と、トナー層規制ブレー
ド18とから構成されている。ここにおいて、前記トナ
ー担持ローラ14はトナー16を層状に担持し、アパチ
ャ電極体1に向かって搬送するものであり、前記供給ロ
ーラ12は、トナー担持ローラ14に対してトナー16
を供給するものである。また、トナー16は熱可塑性の
樹脂を主成分にして形成されている。
と、前記トナー供給装置10は、装置全体のハウジング
を兼ねるトナーケース11と、そのトナーケース11内
に収納される荷電体としてのトナー16と、供給ローラ
12と、トナー担持ローラ14と、トナー層規制ブレー
ド18とから構成されている。ここにおいて、前記トナ
ー担持ローラ14はトナー16を層状に担持し、アパチ
ャ電極体1に向かって搬送するものであり、前記供給ロ
ーラ12は、トナー担持ローラ14に対してトナー16
を供給するものである。また、トナー16は熱可塑性の
樹脂を主成分にして形成されている。
【0019】そして、前記供給ローラ12とトナー担持
ローラ14は、トナーケース11内において図示する矢
印方向に回転可能に支持されており、両者は接触して配
設されている。また、前記トナー層規制ブレード18
は、トナー担持ローラ14に担持されるトナー16の量
がローラ面上で均一になるよう調整すると共にそのトナ
ー16を均一に帯電させるためのものであり、トナー担
持ローラ14に圧接されている。
ローラ14は、トナーケース11内において図示する矢
印方向に回転可能に支持されており、両者は接触して配
設されている。また、前記トナー層規制ブレード18
は、トナー担持ローラ14に担持されるトナー16の量
がローラ面上で均一になるよう調整すると共にそのトナ
ー16を均一に帯電させるためのものであり、トナー担
持ローラ14に圧接されている。
【0020】ここで、トナー担持ローラ14について、
詳細に説明する。本トナー担持ローラ14は、アルミも
しくは軽金属等で構成されたシームレスの荷電体担持手
段としてのローラ部27と、内蔵されたヒーター26と
で構成されている。ヒーター26は、本発明の加熱手段
の一例として設けられていて、トナー担持ローラ14全
体を暖めることが可能である。前記ヒーター26は、制
御装置28により、少なくともトナー16が軟化する温
度までは加熱するように制御されている。ローラ部27
の表面には、トナー16の離型性を高めるように、シリ
コンもしくはフッ素でコーティングを行ってもよい。
詳細に説明する。本トナー担持ローラ14は、アルミも
しくは軽金属等で構成されたシームレスの荷電体担持手
段としてのローラ部27と、内蔵されたヒーター26と
で構成されている。ヒーター26は、本発明の加熱手段
の一例として設けられていて、トナー担持ローラ14全
体を暖めることが可能である。前記ヒーター26は、制
御装置28により、少なくともトナー16が軟化する温
度までは加熱するように制御されている。ローラ部27
の表面には、トナー16の離型性を高めるように、シリ
コンもしくはフッ素でコーティングを行ってもよい。
【0021】前記アパチャ電極体1は、図2に示すよう
に、厚さ25μmのポリイミド製の絶縁シート2に、そ
の絶縁シート2を貫通する直径100μmの複数のアパ
チャ6が等間隔で1列状に配置されると共に、絶縁シー
ト2の上面側における各アパチャ6の開口周縁には、ト
ナー流制御部としての制御電極4が8μm厚で形成され
ている。そして、前記アパチャ電極体1は、図1に示す
ように、支持体20に制御電極4が対向した状態におい
て、絶縁シート2のアパチャ位置でトナー担持ローラ1
4上のトナーと接するよう配設されている。
に、厚さ25μmのポリイミド製の絶縁シート2に、そ
の絶縁シート2を貫通する直径100μmの複数のアパ
チャ6が等間隔で1列状に配置されると共に、絶縁シー
ト2の上面側における各アパチャ6の開口周縁には、ト
ナー流制御部としての制御電極4が8μm厚で形成され
ている。そして、前記アパチャ電極体1は、図1に示す
ように、支持体20に制御電極4が対向した状態におい
て、絶縁シート2のアパチャ位置でトナー担持ローラ1
4上のトナーと接するよう配設されている。
【0022】制御電圧印加回路8は、アパチャ電極体1
の制御電極4に接続されいる。そして制御電圧印加回路
8は、図示しないデータ入力部から入力されてくる画像
データに基いて、制御電極4に対して+20V(ON電
圧)もしくは−20V(OFF電圧)を選択的に印加可
能に構成されている。また、背面電極ローラ22には直
流電源24が接続されており、この直流電源24は背面
電極ローラ22に対して+1kVの電圧を印加可能に構
成されている。
の制御電極4に接続されいる。そして制御電圧印加回路
8は、図示しないデータ入力部から入力されてくる画像
データに基いて、制御電極4に対して+20V(ON電
圧)もしくは−20V(OFF電圧)を選択的に印加可
能に構成されている。また、背面電極ローラ22には直
流電源24が接続されており、この直流電源24は背面
電極ローラ22に対して+1kVの電圧を印加可能に構
成されている。
【0023】次に、上述のように構成される画像形成装
置の動作を説明する。
置の動作を説明する。
【0024】図示しない外部装置からこの画像形成装置
に画像形成命令が入力されると、まずトナー担持ローラ
14と供給ローラ12とが、図1に示す矢印方向に回転
を開始する。すると、供給ローラ12の表面に担持され
て搬送されてくるトナー16は、トナー担持ローラの表
面に擦りつけられ、さらに負に帯電させられることによ
りトナー担持ローラ14の表面上に担持される。担持さ
れたトナー16は、トナー層規制ブレード18によって
均一に薄層化されるとともに略均一に帯電された後、ト
ナー担持ローラ14の回転によってアパチャ電極体1に
向かって搬送される。そして、トナー担持ローラ14上
のトナー16はアパチャ電極体1の絶縁シート2に擦ら
れつつアパチャ6の下に供給される。
に画像形成命令が入力されると、まずトナー担持ローラ
14と供給ローラ12とが、図1に示す矢印方向に回転
を開始する。すると、供給ローラ12の表面に担持され
て搬送されてくるトナー16は、トナー担持ローラの表
面に擦りつけられ、さらに負に帯電させられることによ
りトナー担持ローラ14の表面上に担持される。担持さ
れたトナー16は、トナー層規制ブレード18によって
均一に薄層化されるとともに略均一に帯電された後、ト
ナー担持ローラ14の回転によってアパチャ電極体1に
向かって搬送される。そして、トナー担持ローラ14上
のトナー16はアパチャ電極体1の絶縁シート2に擦ら
れつつアパチャ6の下に供給される。
【0025】一方、支持体20は、アパチャ電極体1と
背面電極ローラ22との間に向かって搬送される。
背面電極ローラ22との間に向かって搬送される。
【0026】ここで、印字データに基ずき、制御電極4
に電圧の印可が行われる。印字を行う箇所には、ON電
圧(+20V)を、また非印字箇所にはOFF電圧(−
20V)を制御電圧印加回路8から印可する。制御電極
4にON電圧(+20V)が印加されているとき、制御
電極4とトナー担持ローラ14の間の電位差により、制
御電極4よりトナー担持ローラ14に向かう電気力線が
形成される。それにより、負に帯電されたトナー16
は、電位の高い方向に静電力を受け、トナー担持ローラ
14上からアパチャ6を通過して制御電極4側に引き出
される。引き出されたトナー16は、さらに背面電極ロ
ーラ22に印加されている+1kVの電圧によって支持
体20とアパチャ電極体1との間に形成される電界によ
り、支持体20に向かって飛翔する。その結果、支持体
20に向かって飛翔したトナー16は、支持体20上に
堆積して画素を形成する。
に電圧の印可が行われる。印字を行う箇所には、ON電
圧(+20V)を、また非印字箇所にはOFF電圧(−
20V)を制御電圧印加回路8から印可する。制御電極
4にON電圧(+20V)が印加されているとき、制御
電極4とトナー担持ローラ14の間の電位差により、制
御電極4よりトナー担持ローラ14に向かう電気力線が
形成される。それにより、負に帯電されたトナー16
は、電位の高い方向に静電力を受け、トナー担持ローラ
14上からアパチャ6を通過して制御電極4側に引き出
される。引き出されたトナー16は、さらに背面電極ロ
ーラ22に印加されている+1kVの電圧によって支持
体20とアパチャ電極体1との間に形成される電界によ
り、支持体20に向かって飛翔する。その結果、支持体
20に向かって飛翔したトナー16は、支持体20上に
堆積して画素を形成する。
【0027】また、制御電極4にOFF電圧(−20
V)が印加されているとき、トナー担持ローラ14から
制御電極4に向かう電気力線が形成される。その結果、
負に帯電したトナーは担持ローラ14に押しつけられる
方向に静電力を受けるので、アパチャを通過しない。
V)が印加されているとき、トナー担持ローラ14から
制御電極4に向かう電気力線が形成される。その結果、
負に帯電したトナーは担持ローラ14に押しつけられる
方向に静電力を受けるので、アパチャを通過しない。
【0028】そして支持体20は、その表面上にトナー
16による一列の画素が形成される間に、アパチャ列と
垂直方向に1画素分だけ搬送される。そして、このプロ
セスが繰り返されることにより支持体20の全面に所望
の画像を表すトナー像が形成される。
16による一列の画素が形成される間に、アパチャ列と
垂直方向に1画素分だけ搬送される。そして、このプロ
セスが繰り返されることにより支持体20の全面に所望
の画像を表すトナー像が形成される。
【0029】次に本発明の要部の作用について、説明を
行う。このような記録工程が実施される際に、電源がオ
ンになると同時に、トナー担持ローラ14のヒーター2
6が加熱を開始する。ヒーター26は、トナー16が軟
化する温度、例えば150℃程度になると、定温制御を
行う。トナー担持ローラ14のローラ部27上に乗せら
れたトナー16は、加熱され軟化溶融されながら、アパ
チャ6の近傍へ搬送されていく。
行う。このような記録工程が実施される際に、電源がオ
ンになると同時に、トナー担持ローラ14のヒーター2
6が加熱を開始する。ヒーター26は、トナー16が軟
化する温度、例えば150℃程度になると、定温制御を
行う。トナー担持ローラ14のローラ部27上に乗せら
れたトナー16は、加熱され軟化溶融されながら、アパ
チャ6の近傍へ搬送されていく。
【0030】アパチャ6の直下では、制御電極4による
電界制御が行われる。この時、トナー16は軟化溶融さ
れていて、電界制御により飛翔される。オン電界で飛翔
したトナー16は、支持体20上に到達する。この時、
トナー16は軟化溶融した状態であるので、そのまま支
持体20上に定着される。
電界制御が行われる。この時、トナー16は軟化溶融さ
れていて、電界制御により飛翔される。オン電界で飛翔
したトナー16は、支持体20上に到達する。この時、
トナー16は軟化溶融した状態であるので、そのまま支
持体20上に定着される。
【0031】以上のようなプロセスを経て、トナー16
による画像形成が行われるのであるが、本実施の形態に
おいては次のような効果が発揮される。まず、トナー担
持ローラ14にヒーター26が内蔵配置されるため、機
械構成上非常に配置しやすく、コスト的にも問題が少な
い。当然、トナー16を溶融して吐出するため、定着機
構は不要となる。さらに、ヒーター26はトナー担持ロ
ーラ全体を加熱するため、常にトナー16が恒温状態と
なり、全体として環境温度変動に強い印字システムが構
成できる。
による画像形成が行われるのであるが、本実施の形態に
おいては次のような効果が発揮される。まず、トナー担
持ローラ14にヒーター26が内蔵配置されるため、機
械構成上非常に配置しやすく、コスト的にも問題が少な
い。当然、トナー16を溶融して吐出するため、定着機
構は不要となる。さらに、ヒーター26はトナー担持ロ
ーラ全体を加熱するため、常にトナー16が恒温状態と
なり、全体として環境温度変動に強い印字システムが構
成できる。
【0032】尚、本発明は、以上詳述した実施の形態に
限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲にお
いて、種々の変更を加えることが可能である。
限定されるものでなく、その主旨を逸脱しない範囲にお
いて、種々の変更を加えることが可能である。
【0033】本実施の形態では、トナー担持ローラ14
のみにヒーター26を設けてが、従来例のようにアパチ
ャ電極体にも加熱手段を設けてもよい。この場合には、
アパチャ電極体でのみ加熱するのではなく、二方向から
の加熱となるため、大変安定した加熱方式となる。すな
わち、トナー担持ローラ14で予備加熱した後、アパチ
ャ電極体で追加加熱するプロセスとなり、トナーに対し
十分な熱量を与えることが可能となる。
のみにヒーター26を設けてが、従来例のようにアパチ
ャ電極体にも加熱手段を設けてもよい。この場合には、
アパチャ電極体でのみ加熱するのではなく、二方向から
の加熱となるため、大変安定した加熱方式となる。すな
わち、トナー担持ローラ14で予備加熱した後、アパチ
ャ電極体で追加加熱するプロセスとなり、トナーに対し
十分な熱量を与えることが可能となる。
【0034】さらに、本実施の形態では、印字後の定着
機構は廃止している。しかし、後定着機構を設けてさら
に定着力を強化してもよい。この場合には、通常の定着
機構より少ない加熱エネルギーで十分な定着力が得られ
る。
機構は廃止している。しかし、後定着機構を設けてさら
に定着力を強化してもよい。この場合には、通常の定着
機構より少ない加熱エネルギーで十分な定着力が得られ
る。
【0035】また、本実施の形態では、乾式の粉体であ
るいわゆるトナーについて説明をしたが、荷電体の印字
材料で有ればどんなものにでも適用できる。例えば、液
体トナー、荷電インク等の液体現像材を使用して印字を
行った場合にでも、速乾性を始め良好な効果を発揮す
る。また、ホットメルト系インクを使用しても、非常に
優れた効果を呈することが可能になる。
るいわゆるトナーについて説明をしたが、荷電体の印字
材料で有ればどんなものにでも適用できる。例えば、液
体トナー、荷電インク等の液体現像材を使用して印字を
行った場合にでも、速乾性を始め良好な効果を発揮す
る。また、ホットメルト系インクを使用しても、非常に
優れた効果を呈することが可能になる。
【0036】さらに、本実施の形態ではいわゆる単色の
ユニットについて説明したが、複数のユニットを配置し
たカラー機等にも適用できることは、当然である。
ユニットについて説明したが、複数のユニットを配置し
たカラー機等にも適用できることは、当然である。
【0037】また、本実施の形態においては、荷電体制
御手段として、アパチャ電極体1を用いたが、特表平1
−503221号の公報に記載されたメッシュ状の荷電
体制御手段や特開平6−255163の公報に記載され
た記録エッジ部を有する荷電体制御手段を用いることも
可能であるのは、容易に理解される。
御手段として、アパチャ電極体1を用いたが、特表平1
−503221号の公報に記載されたメッシュ状の荷電
体制御手段や特開平6−255163の公報に記載され
た記録エッジ部を有する荷電体制御手段を用いることも
可能であるのは、容易に理解される。
【0038】
【発明の効果】以上説明したことから明かなように、本
発明の請求項1記載の画像形成装置は、荷電体制御手段
に荷電体を供給する荷電体担持手段を加熱するようにし
ているため、簡易的な機構により荷電体を支持体上に定
着することができる。よって、小型で安価な構成で、後
定着工程を不要にすることが可能になる。
発明の請求項1記載の画像形成装置は、荷電体制御手段
に荷電体を供給する荷電体担持手段を加熱するようにし
ているため、簡易的な機構により荷電体を支持体上に定
着することができる。よって、小型で安価な構成で、後
定着工程を不要にすることが可能になる。
【0039】また、請求項2の画像形成装置では、荷電
体が熱可塑性の樹脂を主成分にしているため、荷電体担
持手段が加熱されることにより軟化溶融して、電界制御
により飛翔後、支持体にそのまま定着固定が可能にな
る。
体が熱可塑性の樹脂を主成分にしているため、荷電体担
持手段が加熱されることにより軟化溶融して、電界制御
により飛翔後、支持体にそのまま定着固定が可能にな
る。
【図1】本発明の一実施の形態の画像形成装置の概要を
示す図である。
示す図である。
【図2】上記画像形成装置に用いられるアパチャ電極体
の構成を示す斜視図である。
の構成を示す斜視図である。
1 アパチャ電極体 2 絶縁性シート 4 制御電極 6 アパチャ 14 トナー担持ローラ 26 ヒーター 27 ローラ部
Claims (2)
- 【請求項1】 制御電極及び荷電体通過部を有する荷電
体制御手段と、その荷電体制御手段に荷電体を供給する
荷電体担持手段とを備え、荷電体担持手段によって供給
される荷電体の荷電体通過部の通過を制御して、支持体
上に画像を形成する画像形成装置において、 前記荷電体担持手段を加熱するための加熱手段を備えた
ことを特徴とする画像形成装置。 - 【請求項2】 前記荷電体は、熱可塑性の樹脂を主成分
にすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23501496A JPH1076701A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 画像形成装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23501496A JPH1076701A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 画像形成装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1076701A true JPH1076701A (ja) | 1998-03-24 |
Family
ID=16979801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23501496A Pending JPH1076701A (ja) | 1996-09-05 | 1996-09-05 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1076701A (ja) |
-
1996
- 1996-09-05 JP JP23501496A patent/JPH1076701A/ja active Pending
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