JPH1074836A - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPH1074836A
JPH1074836A JP23083696A JP23083696A JPH1074836A JP H1074836 A JPH1074836 A JP H1074836A JP 23083696 A JP23083696 A JP 23083696A JP 23083696 A JP23083696 A JP 23083696A JP H1074836 A JPH1074836 A JP H1074836A
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JP
Japan
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film
insulating film
interlayer insulating
sog
wiring
Prior art date
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Pending
Application number
JP23083696A
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English (en)
Inventor
Akira Hatsuya
明 初谷
Masayuki Kawaguchi
昌之 河口
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 SOG膜とポリイミド絶縁膜を組み合わせる
ことにより高密度配線を簡素なプロセスで得ること。 【解決手段】 第1の電極配線17の上にTEOS膜1
9/SOG膜20/TEOS膜21からなる第1の層間
絶縁膜18を形成し、その上に第2の電極配線22を形
成し、第2の電極配線22の上に窒化膜24とポリイミ
ド絶縁膜25からなる第2の層間絶縁膜25を形成し、
その上に第3の電極配線を形成する。SOG膜20を用
いた複合層間膜により第1と第2の電極配線17、22
はドライ手法で形成できるので高密度配線が可能とな
り、その上はポリイミド層間膜とするのでプロセスを簡
素化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路の
多層電極配線に関するもので、特に微細化とプロセスの
簡素化とを両立できる多層配線に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路の分野では、基板上に形
成した多数の素子を電極配線で相互接続することにより
所望の回路網を形成している。電極配線の密度は即集積
回路の集積度を左右する重要なファクターであり、集積
度を上げるためには1層配線から2層配線、3層配線へ
と進化してきている。
【0003】多層の電極配線の構造を図7に示す。半導
体層1の表面にMOS型、BIP型等の素子を構成する
ための拡散領域2が形成され、半導体層1の表面をシリ
コン酸化膜3が被覆し、シリコン酸化膜3上を延在する
1層目電極4がシリコン酸化膜3に形成したコンタクト
ホール5を介して拡散領域2の表面にコンタクトし、1
層目電極4の上部を層間絶縁膜6が被覆し、層間絶縁膜
6上を延在する2層目電極7が層間絶縁膜6に形成した
スルーホール8を介して1層目電極とコンタクトするも
のである。配線層の数が増大しても基本的な構造は同じ
であり、層間絶縁膜6と電極とを順次積層することにな
る。
【0004】層間絶縁膜6としては、CVD酸化膜、窒
化膜などが用いられているが、高集積化が進んだときに
は、電極の被覆性(ステップカバレージ)が問題にな
り、層間絶縁膜6の平坦化の技術が不可欠になる。平坦
化の技術として脚光を浴びているのがSOG(スピンオ
ングラス膜)である。液状の素材をスピンオン塗布して
形成するので、優れた段差被覆性を有する(例えば、特
願平07−166161号)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、SOG
膜は様々な理由から単体で層間絶縁膜を構成することが
できないので、他の絶縁膜との積層構造で層間絶縁膜を
構成するのが一般的である。そのため1つの層間絶縁膜
を形成するのに数回の工程を要してプロセスが複雑化す
る、複雑なプロセスを配線層の数だけ繰り返すことで更
に複雑になる、という欠点があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の課題に鑑み成されたもので、第1の層間絶縁膜をSO
G膜を用いた積層構造とし、第2の層間絶縁膜をポリイ
ミド絶縁膜で構成することにより、簡素な構成で且つ高
密度配線を達成するものである。また、SOG膜として
メチル基(−CH3)を持たない無機系として、有機系
を用いるよりはプロセスを簡略化し、反面有機系より平
坦化の面で劣る点は、第2と第3の電極配線の層間絶縁
膜としてポリイミド絶縁膜を用いることにより、高密度
配線を実現するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の一実施の形態を図
面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明を説明
するための断面図である。同図において、11はP型の
半導体基板、12は半導体基板11の表面に形成したN
型のエピタキシャル層、13はN+埋め込み層、14は
P+分離領域、15はP型又はN型の拡散領域である。
分離領域14で囲まれたエピタキシャル層12には各々
にトランジスタなどの回路素子が形成されている。
【0008】16はエピタキシャル層12表面を被覆す
るシリコン酸化膜で、CVD酸化膜、熱酸化膜などから
なる。酸化膜16には拡散領域15表面の一部を露出す
るコンタクトホールが設けられており、酸化膜16上を
延在する第1の電極配線17が前記コンタクトホールを
介して拡散領域15表面にオーミックコンタクトする。
【0009】第1の電極配線17の上部は第1の層間絶
縁膜18で被覆されている。第1の層間絶縁膜18は膜
厚が0.5μ程度のTEOS(Tetraethyl orthosilica
te)膜19と、その上に形成したSOG膜20と、更に
その上に形成した膜厚0.5μ程度のTEOS膜21か
らなる。SOG膜としては、メチル基(−CH3)を有
する有機系と、メチル基を持たない無機系とに分類さ
れ、有機系の方が膜厚を厚くして平坦化に優れると言う
メリットを持つものの、レジスト除去工程におけるO2
プラズマアッシングによりメチル基が分解してCO2ガ
スが発生するため、プロセスが無機系に比べて煩雑にな
ると言う特徴を持つ。ここでは無機系のSOG膜20で
構成した。
【0010】第1の層間絶縁膜18には第1の電極配線
17の表面を露出するスルーホールが設けられており、
第1の層間絶縁膜18上を延在する第2の電極配線22
が前記スルーホールを介して第1の電極配線17とコン
タクトしている。第2の電極配線22の上部は第2の層
間絶縁膜23で被覆されている。第2の層間絶縁膜23
は、膜厚0.5μ程度のシリコン窒化膜24と、膜厚2
μ程度のポリイミド系絶縁膜25からなる。
【0011】第2の層間絶縁膜23には第2の電極配線
22の表面を露出するスルーホールが設けられており、
第2の層間絶縁膜上を延在する第3の電極配線26が前
記スルーホールを介して第2の電極配線22とコンタク
トしている。第3の電極配線26の上部はパッシベーシ
ョン皮膜として膜厚2μ程度のポリイミド系絶縁膜27
が被覆する。ポリイミド絶縁膜27にはボンディングパ
ッド部分の開口が設けられ、そして樹脂モールドされ
る。
【0012】図2から図6は図1の製造方法を説明する
ための断面図である。図2(A)を参照して、各種拡散
工程により回路素子を形成し、これらの工程で形成され
たエピタキシャル層12上の酸化膜16にコンタクトホ
ールを形成し、次いでアルミニウム・シリコンをスパッ
タ堆積し、上にレジストマスクを形成し、RIE等の異
方性手法によりアルミ材料をエッチングして第1の電極
配線17を形成する。
【0013】図2(B)を参照して、第1の電極配線1
7の上を被覆するTEOS膜19をCVD法によって形
成する。図3(A)を参照して、TEOS膜19の上に
SOG膜20をスピンオンコートにより形成し、数百
℃、数十分のベーキング処理により焼結する。SOG膜
19は段差のある部分に厚く、段差のない平坦な部分で
薄く被着して第1の電極配線17の段差を緩和する。S
OG膜20が有機系である場合、ベーキング後にエッチ
バックを行って平坦な部分に被着するSOG膜20の膜
厚を限りなく零に近づける。これは後で形成するスルー
ホールの側壁にSOG膜が露出しないようにするための
処置である。無機系ではこの工程は必ずしも必要でなく
省略できる。なお、前記CO2ガスの関係で有機系が1
回で5000Å程度まで厚塗りできるのに対し、無機系
は1回で3000Å程度が限度である。この為に平坦化
の機能として無機系は有機系より劣ることになる。
【0014】図3(B)を参照して、SOG膜20の上
に再度TEOS膜21をCVD法によって形成する。T
EOS膜19/SOG膜20/TEOS膜21が第1の
層間絶縁膜18となる。図4(A)を参照して、第1の
層間絶縁膜18の上にポジ型のホトレジスト膜を形成
し、これをマスクにRIE手法によって第1の電極配線
17の一部を露出するスルーホール30を形成する。そ
の後ポジレジストを除去する為に先ずRIE工程でレジ
スト表面に形成されたダメージ層を除去するための酸素
プラズマ処理を行い、次いでウェット処理で去する。な
お、有機系SOG膜では内部のメチル基と酸素とが結合
してCO2ガスとなるため、メチル基が抜けた部分にク
ラックが生じる。無機系に比べて有機系のプロセスが複
雑になる一因がここにある。
【0015】図4(B)を参照して、表面にアルミニウ
ム・シリコンをスパッタ法で堆積し、これを異方性ドラ
イエッチングすることで第2の電極配線22を形成す
る。図5(A)を参照して、第2の電極配線22の上に
プラズマCVD法によりシリコン窒化膜24を形成す
る。この窒化膜24は、チップの耐湿性を補強する目的
で設けたもので、軟質のポリイミド絶縁膜の上を被覆さ
せることが困難であるので、ポリイミドで被覆する直前
の位置に形成している。
【0016】図5(B)を参照して、シリコン窒化膜2
4の上にスピンオン塗布法によりポリイミド絶縁膜25
を塗布し、ベーキング処理を行う。図6(A)を参照し
て、ポリイミド絶縁膜25とシリコン窒化膜24とを順
にエッチングしてスルーホール31を形成する。図6
(B)を参照して、スパッタ法によりアルミニウム材料
を堆積し、これをエッチングすることにより第3の電極
配線26を形成する。下地がドライエッチングに耐えら
れないポリイミド絶縁膜25であるのでウェット手法に
よってエッチングする。ウェット手法であるから第1、
第2の電極配線17、22よりは低密度配線となる。
【0017】なお、バイポーラ型ICでは、素子が電流
駆動であるので高集積になるほど電極配線(電源ライ
ン、接地ライン)の線幅を太くして電流容量を確保する
必要がある。また、またエレクトロマイグレーション対
策としてもかなりの線幅が必要になる。 そこで、第3
の配線層26を利用してチップ面積の数割を占める電極
配線(電源ライン、接地ライン)と大信号ラインを形成
し、第1と第2の配線層17、22を利用して小信号用
の電極配線を形成する。このような設計ルールとするこ
とにより、チップ全体の高密度配線を達成できる。
【0018】そして、パッシベーションとして全体を覆
うようにポリイミド絶縁膜27で被覆して図1の構造を
得る。以上に説明した本発明の多層配線構造では、高密
度配線が必要な下の配線層間の層間絶縁膜にSOG膜2
0を用い、設計ルールが緩やかになる上の配線層間の層
間絶縁膜にポリイミド絶縁膜を用いたので、全てをSO
G膜で構成する場合よりプロセスを簡略化することがで
きる。
【0019】また、SOG膜20として無機系を用いれ
ば、有機系よりはプロセスを簡略化し且つ材料費などの
コストダウンが可能である。無機系を用いることによる
平坦化の劣化、特に第3の電極配線26のステップカバ
レージは、第2の層間絶縁膜23として平坦性に優れた
ポリイミド絶縁膜24を用いることにより回避できる。
【0020】
【発明の効果】以上に説明した通り、本発明によればS
OG膜20を用いた層間絶縁膜と、ポリイミド絶縁膜を
用いた層間絶縁膜とを組み合わせることにより、プロセ
スを簡略化すると共に、高密度配線が可能で、且つコス
トダウンが可能な多層配線構造を提供できる利点を有す
る、また、SOG膜20として無機系を用いれば、有機
系よりはプロセスを簡略化し且つ材料費などのコストダ
ウンが可能である。無機系を用いることによる平坦化の
劣化、特に第3の電極配線26のステップカバレージ
は、第2の層間絶縁膜23として平坦性に優れたポリイ
ミド絶縁膜24を用いることにより回避できる。
【0021】そして、電流容量を確保するために線幅を
大きくする配線(Vcc、GNDなど)を第3の電極配
線26で構成し、それ以外の小信号の電極配線を第1と
第2の電極配線17、22で構成することにより、全体
の集積度を損なうことなくプロセスを簡略化できる物で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を説明するための断面図である。
【図2】本発明を説明するための断面図である。
【図3】本発明を説明するための断面図である。
【図4】本発明を説明するための断面図である。
【図5】本発明を説明するための断面図である。
【図6】本発明を説明するための断面図である。
【図7】従来例を説明するための断面図である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁膜の上に形成した第1の配線層と、 前記第1の配線層の上を被覆する第1の層間絶縁膜と、 前記第1の層間絶縁膜の上に形成した第2の配線層と、 前記第2の配線層を被覆する第2の層間絶縁膜と、 前記第2の層間絶縁膜の上に形成した第3の配線層とを
    具備する半導体装置であって、 前記第1の層間絶縁層は絶縁膜とSOG(スピンオング
    ラス)膜との複合膜から成り且つ前記第2の層間絶縁膜
    はポリイミド系絶縁膜から成る事を特徴とする半導体装
    置。
  2. 【請求項2】 前記SOG膜は、メチル基を持たない無
    機系のSOG膜であることを特徴とする請求項1記載の
    半導体装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の層間絶縁膜はシリコン窒化膜
    とポリイミド絶縁膜との積層構造であることを特徴とす
    る請求項1記載の半導体装置。
JP23083696A 1996-08-30 1996-08-30 半導体装置 Pending JPH1074836A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013145805A (ja) * 2012-01-13 2013-07-25 Sumitomo Electric Device Innovations Inc 半導体装置の製造方法
JP2013187414A (ja) * 2012-03-08 2013-09-19 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 半導体装置及びその製造方法

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Effective date: 20051226