JPH1074756A - SiOF膜の成膜方法及び半導体装置 - Google Patents

SiOF膜の成膜方法及び半導体装置

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JPH1074756A
JPH1074756A JP22803696A JP22803696A JPH1074756A JP H1074756 A JPH1074756 A JP H1074756A JP 22803696 A JP22803696 A JP 22803696A JP 22803696 A JP22803696 A JP 22803696A JP H1074756 A JPH1074756 A JP H1074756A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】誘電率が低いSiOF膜を成膜する方法、およ
びこの方法を用いて形成した絶縁膜を有する半導体装置
を提供する。 【解決手段】マグネトロン1で発生したマイクロ波と電
磁石4による磁場により、成膜容器3内に導入されたS
iH22ガス7a,O2 ガス7b、およびArガス7c
は電離してプラズマが生成される。反応容器内に導入す
るSiH22ガス流量を大きくするか、反応容器内の圧
力を高くするか、もしくはマイクロ波パワーを低くす
る。プラズマの電子温度が低くなり、プラズマ中にSi
2 ラジカルが多くなる。 【効果】従来のSiOF膜より誘電率が低く、吸湿性お
よび化学反応性も低いSiOF膜を成膜することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置の製造に
係り、特にSiOF膜の成膜方法とこの成膜方法を用い
て形成された絶縁膜を有する半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体高集積回路の配線遅延を低減し、
高集積回路の動作を高速化するためには、層間絶縁膜を
低誘電率化することが重要である。F添加SiO2膜(S
iOF膜)は、従来の層間絶縁膜であるSiO2 膜にF
を添加したもので、SiO2 膜に比べて誘電率が低い。
【0003】このSiOF膜の成膜法は、プラズマCV
D法を利用した以下のような方法ががある。
【0004】特開平6-302593号公報は、SiO2 膜の材
料ガスであるTEOS(テトラエチルオルソシリケー
ト)ガスおよびO2ガス、もしくは、SiH4 ガスおよ
びN2Oガスに、C26,CF4、およびNF3等のF原
子を含むエッチングガスを添加して、プラズマCVD法
によってSiOF膜を形成することを記載する。
【0005】特開平2−77127 号公報は、SiO2 をプ
ラズマCVDでSi基板上に堆積させる際に、SiF4
系ガスを導入して、SiOF膜を形成することを記載す
る。
【0006】特開平7−29975号公報は、絶縁膜全体の吸
湿性を低減する目的で、SiO2 膜の成膜材料ガスにF
元素を含むガスを断続的に添加して、プラズマCVD法
によってSiO2 とSiOFの積層的な絶縁膜を形成す
ること、および、プラズマCVD法によってSiO2
を形成した後に、F元素を含むガスのプラズマ放電によ
ってSiO2膜表面をSiOF化し、これを繰り返して
SiO2膜とSiOF膜との積層膜を形成することを記
載する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
技術には、以下の問題点がある。
【0008】SiO2 膜を形成する際に、C26,CF
4、およびNF3等のF原子を含むエッチングガスを添加
する方法では、プラズマ内でC26,CF4 、およびN
3等が分解して、炭素,窒素およびフッ素が発生す
る。炭素および窒素が不純物となってSiOF膜内に取
り込まれると、SiOF膜は誘電率が高くなる。
【0009】また、プラズマ内にFラジカルが大量に発
生すると、Si−F結合とならないF原子がSiOF膜
内に取り込まれる。SiOF膜内に取り込まれたF原子
は、SiOF膜を構成するどの原子とも結合性が弱く、
遊離F原子と呼ばれる。SiOF膜内の遊離F原子は、大気
中の水を膜内に取り込んで結合する。従って、遊離F原
子を含むSiOF膜は水吸湿性が高く、化学反応に対し
て不安定である。このようなSiOF膜をもつ半導体素
子は、性能が劣化する。
【0010】SiF4 を導入してSiOF膜を形成する
方法では、SiF4 が分解されて、プラズマ内に大量の
Fラジカルが発生するので、遊離F原子を含むSiOF
膜が形成される。また、プラズマ内にSiF5 が発生す
る。SiF5 は電子親和力が非常に大きく、プラズマ内
の電子を捕獲して安定なSiF5 負イオンになる。この
SiF5 負イオンがSiOF膜内に取り込まれると、S
iOF膜の絶縁破壊電界(絶縁破壊を生じる電界)が低
下する。このようなSiOF膜は絶縁性が悪い。さら
に、SiF5 負イオンは、遊離F原子と同様にSiOF
膜の水吸湿性を高くする。
【0011】SiO2 成膜用のガスとSiOF成膜用の
ガスを断続的に切り替え、SiO2/SiOF積層構造
を成膜する方法は、膜全体の吸湿性および水透過性を低
減できる。しかし、ガスを切り替える度にプラズマを安
定させるのに時間がかかり、単位時間当たりの半導体の
生産高(スループット)が減少する。
【0012】本発明の目的は、誘電率が低いSiOF膜
を成膜する方法、およびこの方法を用いて形成した絶縁
膜を有する半導体装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1のSiOF膜の成膜方法の特徴は、電子温度
が10eV以下であるプラズマ中でSiH22と酸素原
子を含む酸化材とを解離させることにある。
【0014】請求項1の特徴によれば、プラズマの電子
温度が10eV以下であるので、プラズマ中でSiH2
2はSiF2および水素を生じる解離反応が、SiH2
およびフッ素を生じる解離反応よりも多く起こる。従っ
て、プラズマ中にはSiF2 ラジカルが多く発生する。
酸素原子を含む酸化材は解離して酸素ラジカルを発生
し、SiF2 ラジカルと酸素ラジカルが化学的に結合し
てSiOF膜が生成される。生成されたSiOF膜中の
Si−F結合の数が従来のSiOF膜よりも多くなる。
プラズマ中にはFラジカルの比率も少なく、膜内に遊離
フッ素原子が取り込まれにくい。また、SiH22とフ
ッ素原子により生じるSiH23 が少ないので、SiH
23~ のような安定な負イオンが膜内に取り込まれるこ
とは少ない。従って、成膜されたSiOF膜は従来のS
iOF膜より誘電率を低くすることができ、吸湿性およ
び化学反応性を低くすることができ、かつ絶縁破壊電界
は従来のSiO2 膜と同等以上にすることができる。請
求項4の成膜方法も同様の作用を生じる。
【0015】請求項2のSiOF膜の成膜方法の特徴
は、プラズマが生成される容器内の圧力が5mmTorr以上
であることにある。この特徴によれば、プラズマの電子
温度が10eV以下になるので、請求項1と同様の作用
が生じる。
【0016】請求項3のSiOF膜の成膜方法の特徴
は、プラズマが生成される容器内に導入されるSiH2
2のガス流量が20SCCM以上であることにある。この
特徴によれば、プラズマの電子温度が10eV以下にな
るので、請求項1と同様の作用が生じる。
【0017】請求項4のSiOF膜の成膜方法の特徴
は、酸化材が酸素であることにある。請求項5のSiO
F膜の成膜方法の特徴は、電子温度が10eV以下であ
るプラズマ中でSiH22と酸素原子を含む酸化材とを
解離させてSiOF膜を成膜する第1の過程と、電子温
度が10eVより大きいプラズマ中でSiH22と酸素
原子を含む酸化材とを解離させてSiOF膜を成膜する
第2の過程とを有することにある。
【0018】請求項5の特徴によれば、第1の過程で
は、請求項1と同様の作用が生じ、請求項1と同様のS
iOF膜を成膜することができる。一方、第2の過程に
おいては、プラズマの電子温度が10eVより大きいの
で、プラズマ中でSiH2 およびフッ素を生じる解離反
応が、SiH22はSiF2 および水素を生じる解離反
応よりも多く起こる。従って、第2の過程でプラズマ中
のSiF2 ラジカルの数は、第1の過程で生じるSiF
2 ラジカルの数より少ない。請求項1の作用と同様に、
SiF2 ラジカルと酸素ラジカルが化学的に結合してS
iOF膜が生成されるが、SiOF膜中のSi−F結合
の数は、第1の過程で成膜されるSiOF膜よりも少な
い。従って、第2の過程で成膜されるSiOF膜の誘電
率は第1の過程で成膜されるSiOF膜よりも高くな
る。しかし、SiOF膜中のSi−H結合の数は第1の
過程よりも多いので、第1の過程で成膜されるSiOF
膜よりも水透過性の低いSiOF膜を成膜することがで
きる。従って、第1の過程と第2の過程を用いてSiO
F膜を成膜することにより、全体として誘電率が低く、
吸湿性および化学反応性が低く、水透過性の低い、かつ
絶縁破壊電界の高いSiOF膜を成膜することができる。ま
た、第1の過程と第2の過程との間でガスの切り替えを
行わないので成膜時間を短くできる。
【0019】請求項6のSiOF膜の成膜方法の特徴
は、圧力が5mmTorr以上の容器内でプラズマを生成して
SiOF膜を成膜する第1の過程と、圧力が5mmTorrよ
り小さい容器内でプラズマを生成してSiOF膜を成膜
する第2の過程とを有することにある。請求項6の特徴
によれば、第1の過程においてはプラズマの電子温度が
10eV以下になり、第2の過程においては電子温度が
10eVより大きくなるので、請求項5と同様の作用が
生じる。また、第2の過程においては圧力が小さいの
で、高アスペクト比の半導体装置の表面にもSiOF膜
を成膜することができる。
【0020】請求項7のSiOF膜の成膜方法の特徴
は、プラズマが生成される容器内にガス流量が20SCCM
以上のSiH22を導入してSiOF膜を成膜する第1
の過程と、容器内にガス流量が20SCCMより小さいSi
22を導入してSiOF膜を成膜する第2の過程とを
有することにある。請求項7の特徴によれば、第1の過
程においてはプラズマの電子温度が10eV以下にな
り、第2の過程においては電子温度が10eVより大き
くなるので、請求項5と同様の作用が生じる。
【0021】請求項8のSiOF膜の成膜方法の特徴
は、金属の配線が設けられた半導体装置の表面に、第2
の過程でSiOF膜を成膜した後、第1の過程でSiO
F膜を成膜することにある。
【0022】請求項8の特徴によれば、請求項5と同様
の作用を生じるとともに、第2の過程で成膜されたSi
OF膜は、半導体装置の表面に水が透過することを抑え
るので、半導体装置の表面の腐食を抑えることができ
る。
【0023】請求項9の半導体装置の特徴は請求項1の
SiOF膜の成膜方法を用いて成膜されたSiOF膜を
有することにある。請求項9の特徴によれば、請求項1
と同様の作用を生じ、配線遅延を低減した半導体装置を
得ることができる。
【0024】請求項10の半導体装置の特徴は請求項8
のSiOF膜の成膜方法を用いて成膜されたSiOF膜
を有することにある。請求項10の特徴によれば、請求
項8と同様の作用を生じ、配線遅延を低減した半導体装
置を得ることができる。
【0025】
【発明の実施の形態】従来から、SiOF膜はSiO2
膜より誘電率が低いことが知られていたが、本発明の発
明者らは、様々な生成条件によって作られたSiOF膜
について、膜中に含まれるSi−F結合と誘電率との関
係を実験および理論計算により明らかにした。
【0026】図3に、Si−F結合のIR強度比(赤外
吸収光強度面積比)と誘電率との関係の実験および理論
計算の結果を示す。Si−F結合のIR強度比とは、S
iOF膜内の(Si−F結合に関する赤外吸収光面積)
/(Si−O結合に関する赤外吸収光面積)の値であ
る。ここで、Si−F結合に関する赤外吸収光面積は、
前述した2種類のSi−F結合の両方に関して求められ
る値である。
【0027】Si−F結合のIR強度比は、SiOF膜
内の(Si−F結合の数)/(Si−O結合の数)の値
に比例するので、Si−F結合のIR強度比が大きいこ
とは、SiOF膜内にSi−F結合が多いことを示す。
従って、図3から、Si−F結合のIR強度比が大きい
SiOF膜ほど、すなわち、SiOF膜中にSi−F結
合の数が多いSiOF膜ほど、誘電率が小さいことが分
かった。
【0028】そこで、発明者らは、プラズマCVDでS
i−F結合の数が多いSiOF膜を生成するためには、
プラズマ中にSi−F結合をもつラジカルが多く含まれ
ればよいと考え、SiH22ガスを原料として用いてS
iOF膜を生成することを発明した。
【0029】SiH22は、プラズマ中の電子との衝突
によって、SiF2,SiH2,SiF,SiH,F,H等
の各種ラジカルに分解される。SiH22と同時に導入
された酸化材(O2 ガス)も分解され、Oラジカルが発
生する。SiF2,SiH2,SiF,SiHのSiを含
むラジカルと、Oラジカルとが基板表面上で化学的に結
合してSi−F結合を有するSiO2 膜、すなわちSi
OF膜を生成する。
【0030】SiOF膜には、1個のSi原子に対しF
原子1個の結合と、1個のSi原子に対しF原子2個の
結合の2種類のSi−F結合が主に含まれている。SiH2
F2を成膜材料に用いたSiOF膜は、Si−F結合以外
にSi−H結合を有する。ただし、SiとHの結合性は
SiとFおよびSiとOの結合性に比べて大変弱いの
で、Si−H結合はSiOF膜中に微少にしか含まれな
い。
【0031】また、発明者らはSiH22について、解
離経路を分子軌道法を用いる数値計算によって求めた。
表1に、計算結果であるSIH22 が電子と衝突して各
種のラジカルへの解離する解離反応経路と、その時に必
要な電子の運動エネルギーを示す。
【0032】
【表1】
【0033】この計算結果から、以下のことが分かっ
た。プラズマ内の電子の運動エネルギーが22.8eV
以下のときに、SiH22は主に以下の様に解離するこ
とが分かった。
【0034】 e(電子)+SiH22→e+SiF2+H2(解離A) または e(電子)+SiH22→e+SiF2+2H(解離
B) 一方、電子の運動エネルギーが22.8eV以上の場合
は、 e(電子)+SiH22→e+SiH2+F2(解離C) または e(電子)+SiH22→e+SiH2+2F(解離
D) の解離反応が生じることが分かった。また、プラズマ内
の電子の運動エネルギーが7eVより小さい場合は、S
iH22は解離しにくいことが分かった。
【0035】プラズマ中の電子の運動エネルギーはマク
スウェル分布で、プラズマの電子温度分布のピーク温度
が10eV以下であれば、解離Cおよび解離Dを生じさ
せる運動エネルギー(22.8eV 以上)を持つ電子の
割合は全体の1/2以下となるから、解離Cおよび解離
Dよりも解離Aおよび解離Bの反応の方が多く起こり、
プラズマ中にSi−F結合を持つSiF2 ラジカルを多
くすることができる、と発明者らは考えた。
【0036】(実施例1)SiH22を用い、プラズマ
の電子温度を低くしてSiOF膜を生成する本発明の第
1の実施例を説明する。図1に本実施例で用いるマイク
ロ波ECR−CVD装置を示す。
【0037】マイクロ波ECR−CVD装置は、内部で
成膜が行われる成膜容器3,マイクロ派を発生するマグ
ネトロン1,マグネトロン1に接続された電源18,マ
グネトロン1で発生したマイクロ波を成膜容器3に導く
導波管2,成膜容器3内に磁場を発生する電磁石4,S
iH22ガス7a,O2 ガス7b、および希釈用のAr
ガス7cをそれぞれ充填したガスボンベ5a,5b、お
よび5c、それぞれのガスを成膜容器3に供給するガス
供給装置8a,8b,8c,成膜容器3内の気体を排気
して成膜容器3内を一定圧力に保つ排気ポンプ10,排
気された気体から有害物質を除去する除去装置11,成
膜を行う半導体ウエハ13を載せる基板ホルダー14,
基板ホルダー14に高周波電圧を印加する高周波装置1
5を有する。これは、正イオンを半導体ウエハ13に引
き込み膜質を緻密化するためである。また、成膜容器3
には石英の観測窓16が設けられており、そばに設置さ
れた分光器17でプラズマの発光を分光測定できる。
【0038】マグネトロン1で発生したマイクロ波と電
磁石4による磁場により、成膜容器3内に導入されたS
iH22ガス7a,O2ガス7b、およびArガス7cは
電離してプラズマが生成される。
【0039】プラズマの電子温度を低くするには、反応
容器内に導入するSiH22ガス流量を大きくするか、
反応容器内の圧力を高くするか、もしくはマイクロ波パ
ワーを低くして膜を生成すればよい。プラズマ内の電子
に対してSiH22が増え、衝突による電子の運動エネ
ルギーの損失が増加するので、電子温度は低下し、解離
Aまたは解離Bが起こる。この条件では2次解離以上の
解離反応は起きにくいのでフッ素原子の発生は少ない。
また、フッ素原子とSiH22の結合によって生じるS
iH23~イオンの発生も少ない。従って、プラズマ中
にSiF2ラジカルが多くなる。
【0040】ここで、解離A〜Dの様な分解反応は1次
解離反応と呼ばれる。1次解離反応で生じるラジカルが
再び電子と衝突して分解することは2次解離反応と呼ば
れ(例えば、SiF2 →SiF+F)、さらに2次解離
反応で生じるラジカルが電子と衝突して分解することも
あり、これらは高次解離反応と呼ばれる。表1の計算結
果に基づき解離の度合(n次解離)と電子温度に応じて
生じるラジカルの種類を表2に示している。
【0041】
【表2】
【0042】次に、マイクロ波パワー,流量,圧力、お
よびO2/SiH22 の流量比を変えて生成したSiO
F膜について、Si−F結合のIR強度比を測定した。
結果を図2に示す。図2から、圧力は5mTorr、流量は
20〜25SCCMを境に、Si−F結合のIR強度比が急
激に増加することが分かる。従って、圧力を5mmTorr以
上あるいはSiH22のガス流量を20SCCM以上とすれ
ば誘電率が低いSiOF膜を生成できる。
【0043】マイクロ波パワーを600W、圧力を1m
Torrに固定し、SiH22ガス7a,O2 ガス7bの流
量をガス供給装置8a,8bによって変えて半導体ウエ
ハー13上にSiOF膜を生成する。生成されたSiO
F膜のSi−F結合のIR強度比,誘電率,生成中のプ
ラズマのSiH2(485−644nm)とSiF2(2
18−276nm)の発光強度、および電子温度を表3
に示す。電子温度はランギュミラーブローブをプラズマ
内に挿入し測定した。
【0044】
【表3】
【0045】表3から以下のことが分かる。SiH22
の流量が増加するほどプラズマの電子温度は低下し、S
iOF膜のSi−F結合のIR強度比は増加し、誘電率
は低下した。特に、電子温度が10eV以下となる条件
(SiH22のガス流量が25SCCM)のとき、生成され
たSiOF膜の誘電率は3.2 以下になった。また、S
iH2 の発光が減少しSiF2 の発光が増加した。発光
強度はラジカルの存在比率に比例するから、これは、プ
ラズマ中のSiH2 ラジカルが減りSiF2ラジカルが
増加したことを示す。
【0046】次に、マイクロ波パワーを600W、流量
(SiH22:O2 )=10:50SCCMに固定し、圧力
を変えてSiOF膜を生成する。結果を表4に示す。圧
力が高いほどプラズマの電子温度は低下し、SiOF膜
のSi−F結合のIR強度比は増加し、誘電率は低下し
た。特に、電子温度が9eVとなる条件(圧力が10m
Torr)のとき、生成されたSiOF膜の誘電率は3.2
になった。また、SiH2の発光が減少しSiF2 の発光が
増加した。この場合も、プラズマ中のSiH2ラジカル
が減りSiF2 ラジカルが増加したことを示す。
【0047】
【表4】
【0048】本実施例で生成されたSiOF膜を水に浸
す前後でIR強度比を測定したところ、水の吸着を示す
振動数におけるピークはなかった。これにより、本実施
例で生成されたSiOF膜は吸湿性が低い事が分かっ
た。
【0049】また、本実施例で生成したSiOF膜の絶
縁破壊電界は、プラズマTEOSにより作成した従来の
SiO2 と同程度かそれ以上であった。
【0050】従って、プラズマの電子温度が低い条件
(圧力が5mmTorr以上、またはSiH2F2のガス流量が20
SCCM以上)で生成されるSiOF膜は、誘電率が低く、
水透過性が高い。
【0051】また、電子温度が低いプラズマ中にはFラ
ジカルの比率も少なく膜内に遊離F原子が取り込まれに
くく、SiH22とFの会合により生成するSiH23
が少ないため、SiH23~ の様な安定な負イオンが膜
内に取り込まれる可能性は低い。従って、吸湿性と化学
反応性が低く、絶縁破壊電界が高い膜を成膜出来る。そ
して、本分解反応は最低のしきい値で生じるので、解離
に必要な消費電力を最小限に抑えられる。
【0052】また、本実施例のように電子温度を低くし
て成膜を行えば、プラズマを生成するためのマイクロ波
パワーの消費電力を削減できる。
【0053】また、本実施例で用いたマイクロ波ECR
−CVD装置の代わりに、図5に示すような誘導結合型
のプラズマ発生装置を用いて成膜を行ってもよい。この
装置は、電磁石4の代わりにコイル19が用いられ、そ
の分コンパクトである。
【0054】また、図6に示すような平行平板型のプラ
ズマ発生装置を用いてもよい。この装置は電磁石4が不
要で、コンパクトである。また、ウエハ面上の成膜の均
一性が高く、かつクリーニング時間が少ないという利点
を持つ。
【0055】また、SiH22ガス,酸化材ガスに加
え、希ガスを加えることは、SiH2F2ガスを希釈でき、希
ガスイオンとの衝突により膜を緻密化でき、希ガスの準
安定状態からの放出光により解離を促進できる。
【0056】(実施例2)次に、SiH22を用い、水
透過性の高いSiOF膜と低いSiOF膜とを積層し
て、誘電率が小さく、水透過性を抑止できる絶縁膜で、
高アスペクト比の配線溝を埋め込む本発明の第2の実施
例を説明する。
【0057】実施例1とは逆に、電子温度が高い条件で
生成されたSiOF膜は、電子温度が低い条件で生成さ
れたSiOF膜よりもSi−H結合を含むので、誘電率
は高くなる。しかし、Si−H結合はSi−H+H2
→Si−OH+H2の反応により、水の透過を抑止する
(水透過性が低い)。従って、膜内の水の拡散を抑止す
ることができる。
【0058】電子温度を高くするには、反応容器内に導
入するSiH22ガス流量を小さくするか、反応容器内
の圧力を低くするか、もしくはマイクロ波パワーを高く
して膜を生成すればよい。電子温度が高くなると、解離
Cおよび解離Dの反応が多くなり、2次解離以上の高次
解離反応も多くなる。このとき、プラズマ中にSiF2
ジカルは少ない。
【0059】プラズマの電子温度分布のピーク温度が1
0eVより高ければ、解離Cおよび解離Dを生じさせる
運動エネルギー(22.8eV 以上)を持つ電子の割合
は全体の1/2以上となるから、解離Cおよび解離Dよ
りも解離Aおよび解離Bの反応の方が多く起こり、プラ
ズマ中にSi−H結合を持つSiH2 ラジカルを多くす
ることができる。
【0060】本実施例では、実施例1と同じ図1のEC
R−CVD装置を用いて、図4に示すAl電極21間
(間隙0.3μm )に2種類のSiOF膜を積層して埋
め込む。
【0061】本配線溝埋め込みでは、I期からV期の成
膜過程を行う。I期とIII 期においては、電子温度が高
い条件(圧力1mmTorr,SiH22流量10SCCM,12
eV)でのSiOF膜22の生成を、III 期とIV期にお
いては電子温度が低い条件(圧力5mmTorr,SiH22
流量50SCCM,8eV)でのSiOF膜23の生成を行
う。マイクロ波パワーは600Wとする。V期において
はCMP法で半導体ウエハ13の表面を平坦化する。
【0062】I期では圧力が低いので、イオンのラジカ
ルとの衝突が減少し、バイアスで引き込まれる正イオン
の直進性が高く、アスペクト比(溝高さ/溝幅)が高い
溝を埋め込む事ができる。プラズマ中のSiF2 ラジカ
ルの割合が少ないため、生成されたSiOF膜22の誘
電率は3.5 程度となるが、SiOF膜22は下地のA
lへの水の透過を防止するので、Al腐食を防止でき
る。
【0063】II期ではプラズマ中のSiF2ラジカルの
割合が多いため、生成されたSiOF膜23の誘電率は
3.1 程度となる。II期は圧力が高いので、バイアスで
引き込まれる正イオンの直進性が低く、I期に比べ、ア
スペクト比の高い溝は埋め込めにくい。しかし、I期の
埋め込みによりアスペクト比は減少しているので、イオ
ンの直進性がI期に比べ若干劣っていても、このプラズ
マ状態でAl電極21間にSiOF膜23を埋め込むこ
とがある。
【0064】III 期はI期と同じプラズマ状態であるた
め、SiOF膜22は大気から侵入する水の透過を抑止
し、下地のAlへの水の透過を防止すると共にII期で埋
め込んだ低誘電率膜と水の反応に伴う誘電率増大を抑止
する。
【0065】IV期はII期と同じプラズマ状態であるため
SiOF膜23が生成される。
【0066】IV期で生成されたSiOF膜22は、V期
においてアルカリ溶液を利用したCMP法により平坦化
される。SiOF膜はSiO2 に比べアルカリ溶液に分
解されやすく、高速に平坦化出来る。CMP法で平坦化
する場合、図4(e)の様に、III 期で成膜した透水性
の低い膜が表面,表面直下に現れる様にする。
【0067】ここで、I期およびIII 期でのSiOF膜
22の厚さを最小限に抑えれば、誘電率は低く保つこと
ができる。
【0068】このようにして生成した絶縁膜は、低誘電
率のSiOF膜23の占める割合が多いため、全体の誘
電率は3.2 程度である。また、遊離F原子、負イオン
の膜内への取り込みが少ないため、吸湿性と化学的反応
性の少ない膜である。
【0069】このような絶縁膜を表面に成膜された半導
体装置は、大気中から膜内への水の浸入を抑えられ、ま
た、浸入した水も透過されにくいので、表面に設けられ
た金属配線が腐食しにくい半導体装置である。また、誘
電率が低いので配線遅延も小さくできる。
【0070】本実施例では、原料ガスの切り替えを行わ
ないので、プラズマを安定化する時間が少なくてすみ、
I期〜IV期の成膜時間を短くでき、スループットを向上
できる。また、半導体成膜装置のガス系統を増加させる
必要がないので、その分製造装置を小さくできる。
【0071】また、III 期のプラズマ条件では圧力・流
量をII期とIV期に比べ小さくしているが、(O2 流量)
/(SiH22流量)比をII期とIV期の2倍にしてもS
iOF膜22を生成できる。
【0072】また、ECR−CVD装置の代わりに図5
に示すような誘導結合型のプラズマ発生装置を用いて成
膜を行ってもよい。
【0073】
【発明の効果】請求項1の特徴によれば、従来のSiO
F膜より誘電率が低く、吸湿性および化学反応性も低い
SiOF膜を成膜することができ、従来のSiO2 膜と
同等以上の絶縁破壊電界のSiOF膜を成膜することが
できる。請求項2,3、および4の成膜方法も同様の効
果を得られる。
【0074】請求項5の特徴によれば、全体として誘電
率が低く、吸湿性および化学反応性が低く、水透過性の
低い、かつ絶縁破壊電界の高いSiOF膜を成膜するこ
とができる。請求項7の成膜方法も同様の効果を得られ
る。
【0075】請求項6の特徴によれば、請求項5と同様
の効果を得られるとともに、第2の過程においては圧力
が小さいので、高アスペクト比の半導体装置の表面にも
SiOF膜を成膜することができる。
【0076】請求項8の特徴によれば、請求項5と同様
の作用効果を生じるとともに、第2の過程で成膜された
SiOF膜は、半導体装置の表面の腐食を抑えることが
できる。
【0077】請求項9の特徴によれば、請求項1と同様
の作用効果を生じ、配線遅延を低減した半導体装置を得
ることができる。
【0078】請求項10の特徴によれば、請求項8と同
様の作用効果を生じ、配線遅延を低減した半導体装置を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のマイクロ波ECR−CVD装置
を示す図。
【図2】マイクロ波パワー,流量,圧力、およびO2
SiH22の流量比を変えて生成したSiOF膜につい
て、Si−F結合のIR強度比を示す図。
【図3】Si−F結合のIR強度比と誘電率との関係の
実験および理論計算の結果を示す図。
【図4】第2の実施例のAl電極21間に2種類のSi
OF膜を積層して埋め込む過程を示す図。
【図5】誘導結合型のプラズマ発生装置を示す図。
【図6】平行平板型のプラズマ発生装置を示す図。
【符号の説明】
1…マグネトロン、2…導波管、3…成膜容器、4…電
磁石、5a,5b,5c…ガスボンベ、、7a…SiH
22ガス,7b…O2 ガス、7c…Arガス、8a,8
b,8c…ガス供給装置、10…排気ポンプ、11…除
去装置、13…半導体ウエハ、14…基板ホルダー、1
5…高周波装置、16…観測窓、17分光器、18…電
源、19…コイル、21…Al電極、22,23…Si
OF膜。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラズマCVD法でSiOF膜を成膜する
    SiOF膜の成膜方法において、 前記プラズマCVD法はプラズマ中でSiH22と酸素
    原子を含む酸化材とを解離させることを特徴とし、前記
    プラズマの電子温度は10eV以下であることを特徴と
    するSiOF膜の成膜方法。
  2. 【請求項2】プラズマCVD法でSiOF膜を成膜する
    SiOF膜の成膜方法において、 前記プラズマCVD法はプラズマ中でSiH22と酸素
    原子を含む酸化材とを解離させることを特徴とし、前記
    プラズマが生成される容器内の圧力が5mmTorr以上であ
    ることを特徴とするSiOF膜の成膜方法。
  3. 【請求項3】プラズマCVD法でSiOF膜を成膜する
    SiOF膜の成膜方法において、 前記プラズマCVD法はプラズマ中でSiH22と酸素
    原子を含む酸化材とを解離させることを特徴とし、前記
    プラズマが生成される容器内に導入されるSiH22
    ガス流量が20SCCM以上であることを特徴とするSiO
    F膜の成膜方法。
  4. 【請求項4】前記酸素原子を含む酸化材は酸素であるこ
    とを特徴とする請求項1のSiOF膜の成膜方法。
  5. 【請求項5】プラズマCVD法でSiOF膜を成膜する
    SiOF膜の成膜方法において、 前記プラズマCVD法はプラズマ中でSiH22と酸素
    原子を含む酸化材とを解離させることを特徴とし、電子
    温度が10eV以下である前記プラズマを用いて前記S
    iOF膜を成膜する第1の過程と、電子温度が10eV
    より大きい前記プラズマを用いて前記SiOF膜を成膜
    する第2の過程とを有することを特徴とするSiOF膜
    の成膜方法。
  6. 【請求項6】プラズマCVD法でSiOF膜を成膜する
    SiOF膜の成膜方法において、 前記プラズマCVD法はプラズマ中でSiH22と酸素
    原子を含む酸化材とを解離させることを特徴とし、圧力
    が5mmTorr以上である前記プラズマが生成される容器内
    で前記SiOF膜を成膜する第1の過程と、圧力が5mm
    Torrより小さい前記プラズマが生成される容器内で前記
    SiOF膜を成膜する第2の過程とを有することを特徴
    とするSiOF膜の成膜方法。
  7. 【請求項7】プラズマCVD法でSiOF膜を成膜する
    SiOF膜の成膜方法において、 前記プラズマCVD法はプラズマ中でSiH22と酸素
    原子を含む酸化材とを解離させることを特徴とし、前記
    プラズマが生成される容器内にガス流量が20SCCM以上
    の前記SiH22を導入して前記SiOF膜を成膜する
    第1の過程と、 前記容器内にガス流量が20SCCMより小さい前記SiH
    22を導入して前記SiOF膜を成膜する第2の過程と
    を有することを特徴とするSiOF膜の成膜方法。
  8. 【請求項8】金属の配線が設けられた半導体装置の表面
    に、前記第2の過程で前記SiOF膜を成膜した後、前
    記第1の過程で前記SiOF膜を成膜することを特徴と
    する請求項5のSiOF膜の成膜方法。
  9. 【請求項9】請求項1のSiOF膜の成膜方法を用いて
    成膜されたSiOF膜を有することを特徴とする半導体
    装置。
  10. 【請求項10】請求項8のSiOF膜の成膜方法を用い
    て成膜されたSiOF膜を有することを特徴とする半導
    体装置。
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