JPH1074468A - 偏向装置 - Google Patents
偏向装置Info
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- JPH1074468A JPH1074468A JP23030596A JP23030596A JPH1074468A JP H1074468 A JPH1074468 A JP H1074468A JP 23030596 A JP23030596 A JP 23030596A JP 23030596 A JP23030596 A JP 23030596A JP H1074468 A JPH1074468 A JP H1074468A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- neck portion
- horizontal deflection
- ribs
- separator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】偏向装置の偏向感度及び構造上の強度を改善す
る。 【解決手段】コイルセパレータ30は、ラッパ状のファ
ンネル部31とその下部に連結板部35により連結され
る筒状のネック部32から構成される。ネック部32の
外周面には円周方向に沿って4個のリブ38が形成され
る。ファンネル部31の内側に巻き付けられた水平偏向
コイル12はスリット37を通じてネック部32の外周
面に導出され、各リブ38に分散して掛けられる。水平
偏向コイル12は分散されているので、各リブ38の高
さを低く設定しても水平偏向コイル12を確実に保持す
ることができるとともに、ネック部32の外径を小さく
設定して、巻線を容易に行うことができる。
る。 【解決手段】コイルセパレータ30は、ラッパ状のファ
ンネル部31とその下部に連結板部35により連結され
る筒状のネック部32から構成される。ネック部32の
外周面には円周方向に沿って4個のリブ38が形成され
る。ファンネル部31の内側に巻き付けられた水平偏向
コイル12はスリット37を通じてネック部32の外周
面に導出され、各リブ38に分散して掛けられる。水平
偏向コイル12は分散されているので、各リブ38の高
さを低く設定しても水平偏向コイル12を確実に保持す
ることができるとともに、ネック部32の外径を小さく
設定して、巻線を容易に行うことができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は陰極線管に装着され
る水平偏向装置等に適用できる偏向装置に関する。詳し
くはネック部の外周面に円周方向に沿って複数のリブを
形成し、偏向コイルをこれら複数のリブに分散して巻き
付けることによって、偏向コイルの巻き付けを簡単にで
きるようにしたものである。
る水平偏向装置等に適用できる偏向装置に関する。詳し
くはネック部の外周面に円周方向に沿って複数のリブを
形成し、偏向コイルをこれら複数のリブに分散して巻き
付けることによって、偏向コイルの巻き付けを簡単にで
きるようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】テレビジョン受像機や各種OA機器の陰
極線管(CRT)に使用される偏向装置は、図7に示す
ように水平偏向装置10aと垂直偏向装置10bとで構
成される。水平偏向装置10aは図8のようにラッパ状
をなすコイルセパレータ15が使用され、その内壁面に
対して水平偏向コイル12が鞍型状に巻き付けられる。
一方、垂直偏向装置10bはラッパ状の磁路形成用のフ
ェライトコア16が使用され、その外周面に対して垂直
偏向コイル13が鞍型状に巻き付けられる。
極線管(CRT)に使用される偏向装置は、図7に示す
ように水平偏向装置10aと垂直偏向装置10bとで構
成される。水平偏向装置10aは図8のようにラッパ状
をなすコイルセパレータ15が使用され、その内壁面に
対して水平偏向コイル12が鞍型状に巻き付けられる。
一方、垂直偏向装置10bはラッパ状の磁路形成用のフ
ェライトコア16が使用され、その外周面に対して垂直
偏向コイル13が鞍型状に巻き付けられる。
【0003】図9はコイルセパレータ15を分割型とし
た場合の上部セパレータのみを示す。セパレータ内面1
6には図10にも示すように所定の間隙を保持して複数
のリブ22が設けられ、これらリブ22によって形成さ
れる巻き溝29内に所定のターン数となるように水平偏
向コイル12が巻き付けられる。コイルセパレータ15
へのコイル巻付けは通常自動巻線機が使用される。
た場合の上部セパレータのみを示す。セパレータ内面1
6には図10にも示すように所定の間隙を保持して複数
のリブ22が設けられ、これらリブ22によって形成さ
れる巻き溝29内に所定のターン数となるように水平偏
向コイル12が巻き付けられる。コイルセパレータ15
へのコイル巻付けは通常自動巻線機が使用される。
【0004】コイルセパレータ15のネック部側には下
部ベンド部26が、ファンネル部側には上側ベンド部2
8がそれぞれ一体形成され、これらベンド部26,28
にコイルを巻き付けることによって鞍型状のコイル分布
が得られる。
部ベンド部26が、ファンネル部側には上側ベンド部2
8がそれぞれ一体形成され、これらベンド部26,28
にコイルを巻き付けることによって鞍型状のコイル分布
が得られる。
【0005】コイルセパレータ15にコア16を装着す
るとき、図8のように一体成形したコア16をコイルセ
パレータ15のネック側から嵌め込むタイプのものがあ
る。その他、図示しないがあらかじめ分割して成形した
コア16をコイルセパレータ15の外周面を挟み込むよ
うにして結合して組み立てるタイプのものもある。一体
成形したコア16を使用する場合は部品点数が少なくて
すみ、また組立作業も容易である。
るとき、図8のように一体成形したコア16をコイルセ
パレータ15のネック側から嵌め込むタイプのものがあ
る。その他、図示しないがあらかじめ分割して成形した
コア16をコイルセパレータ15の外周面を挟み込むよ
うにして結合して組み立てるタイプのものもある。一体
成形したコア16を使用する場合は部品点数が少なくて
すみ、また組立作業も容易である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図9に示す
従来の水平偏向装置10aでは下部ベンド部26が大径
であるため、自動巻線機を使用するとき巻線しにくいと
いう問題があった。
従来の水平偏向装置10aでは下部ベンド部26が大径
であるため、自動巻線機を使用するとき巻線しにくいと
いう問題があった。
【0007】また、図8に示すようにコア16をコイル
セパレータ15のネック側から嵌め込む場合、コア16
の内径を下部ベンド部26が通過できるように設定しな
ければならない。すなわち、下部ベンド部26の外径d
1よりもコア16の内径d2を大きく設定しなければな
らない。
セパレータ15のネック側から嵌め込む場合、コア16
の内径を下部ベンド部26が通過できるように設定しな
ければならない。すなわち、下部ベンド部26の外径d
1よりもコア16の内径d2を大きく設定しなければな
らない。
【0008】しかし、図10に示すように下部ベンド部
26には水平偏向コイル12が集約されて巻き付けられ
る。この水平偏向コイル12が外れないようにするため
には、下部ベンド部26を円周方向に一定の長さに突出
させる必要があり、下部ベンド部26を小径にするには
限界がある。必然的にこの下部ベンド部26を通過させ
るコア16(図8)の内径d2が大きくなってしまい、
CRTから離れてしまうために偏向感度が劣化する。
26には水平偏向コイル12が集約されて巻き付けられ
る。この水平偏向コイル12が外れないようにするため
には、下部ベンド部26を円周方向に一定の長さに突出
させる必要があり、下部ベンド部26を小径にするには
限界がある。必然的にこの下部ベンド部26を通過させ
るコア16(図8)の内径d2が大きくなってしまい、
CRTから離れてしまうために偏向感度が劣化する。
【0009】さらに、図11に示すように下部ベンド部
26で水平偏向コイル12は各リブ22に対応した複数
の爪21によって保持される。これらの爪21は棒状で
あるため構造的に強度が弱いという問題があった。特に
自動巻線機により水平偏向コイル12を巻き付ける場
合、強い引張力がかかるため爪21が破損してしまう場
合があった。
26で水平偏向コイル12は各リブ22に対応した複数
の爪21によって保持される。これらの爪21は棒状で
あるため構造的に強度が弱いという問題があった。特に
自動巻線機により水平偏向コイル12を巻き付ける場
合、強い引張力がかかるため爪21が破損してしまう場
合があった。
【0010】そこで、本発明は上述した課題を解決した
ものであって、巻線を容易にして偏向感度を改善し、構
造上の強度が向上する偏向装置を提案するものである。
ものであって、巻線を容易にして偏向感度を改善し、構
造上の強度が向上する偏向装置を提案するものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明においては、偏向コイルと、この偏向コイル
が巻線されるコイルセパレータとで構成される偏向装置
であって、コイルセパレータのネック部の外周壁面にC
RT管軸を基準として円周方向に沿って複数のリブが形
成され、偏向コイルがコイルセパレータのファンネル部
の内面側に巻き付けられるとともに、ネック部の外面側
に導出されて複数のリブに分散して巻き付けられている
ことを特徴とするものである。
め、本発明においては、偏向コイルと、この偏向コイル
が巻線されるコイルセパレータとで構成される偏向装置
であって、コイルセパレータのネック部の外周壁面にC
RT管軸を基準として円周方向に沿って複数のリブが形
成され、偏向コイルがコイルセパレータのファンネル部
の内面側に巻き付けられるとともに、ネック部の外面側
に導出されて複数のリブに分散して巻き付けられている
ことを特徴とするものである。
【0012】上部ベンド部側から巻き始められた偏向コ
イルはネック部の外周面に導出され、複数のリブに掛止
される。これによって偏向コイルがネック部の外周面に
沿って巻き付けられる。偏向コイルは複数のリブに分散
されて巻き付けられており、各リブの高さを低くできる
ため、ネック部の外径が小さく設定される。ネック部側
から挿嵌されるコアの内径も同様に小さく設定され、装
着されたコアがCRT側に近接して配置される。
イルはネック部の外周面に導出され、複数のリブに掛止
される。これによって偏向コイルがネック部の外周面に
沿って巻き付けられる。偏向コイルは複数のリブに分散
されて巻き付けられており、各リブの高さを低くできる
ため、ネック部の外径が小さく設定される。ネック部側
から挿嵌されるコアの内径も同様に小さく設定され、装
着されたコアがCRT側に近接して配置される。
【0013】
【発明の実施の形態】続いて、本発明に係る偏向装置の
一実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
一実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0014】この発明においても図9に示すような形状
をなす一対のコイルセパレータ30を使用してこれに水
平偏向コイル12が巻き付けられ、コイルの巻き付けら
れたコイルセパレータ30がCRTの外側に装着されて
偏向装置が構成されることは従来と同じである。
をなす一対のコイルセパレータ30を使用してこれに水
平偏向コイル12が巻き付けられ、コイルの巻き付けら
れたコイルセパレータ30がCRTの外側に装着されて
偏向装置が構成されることは従来と同じである。
【0015】図1は水平偏向コイルを巻き付けた状態の
コイルセパレータ30を管軸中心から見た水平偏向装置
20であり、図2はこのコイルセパレータ30を外側か
ら見た具体例である。
コイルセパレータ30を管軸中心から見た水平偏向装置
20であり、図2はこのコイルセパレータ30を外側か
ら見た具体例である。
【0016】コイルセパレータ30は図のように鞍型形
状をなし、ラッパ状のファンネル部31とその下部に連
結される筒状のネック部32から構成される。コイルセ
パレータ30はその内面33がCRT外面と密着するよ
うな形状に成形されている。
状をなし、ラッパ状のファンネル部31とその下部に連
結される筒状のネック部32から構成される。コイルセ
パレータ30はその内面33がCRT外面と密着するよ
うな形状に成形されている。
【0017】セパレータ30の内面は図1に示すように
水平偏向コイル12を構成する線材が巻き付けられるよ
うに巻線位置規制用として複数の巻き溝(スリット)2
9が中心線pに対して対称に形成される。図1の例で
は、上部ベンド部28側に7条の巻き溝29が形成さ
れ、ネック部32寄りに4条の巻き溝29が形成され、
上部ベンド部28側から巻き始められた線材の一部がネ
ック部32側の巻き溝29に合わせ込まれるように巻き
付けられる。
水平偏向コイル12を構成する線材が巻き付けられるよ
うに巻線位置規制用として複数の巻き溝(スリット)2
9が中心線pに対して対称に形成される。図1の例で
は、上部ベンド部28側に7条の巻き溝29が形成さ
れ、ネック部32寄りに4条の巻き溝29が形成され、
上部ベンド部28側から巻き始められた線材の一部がネ
ック部32側の巻き溝29に合わせ込まれるように巻き
付けられる。
【0018】複数の巻き溝29と29の間はそれぞれリ
ブ22によって劃制される。リブ22は巻き溝29の全
長に亘って形成されているのではなく、上部ベンド部2
8側では比較的短かなリブ22aとして形成され、ネッ
ク部32側では比較的長いリブ22bとして形成され
る。
ブ22によって劃制される。リブ22は巻き溝29の全
長に亘って形成されているのではなく、上部ベンド部2
8側では比較的短かなリブ22aとして形成され、ネッ
ク部32側では比較的長いリブ22bとして形成され
る。
【0019】図3はネック部32の詳細であって水平偏
向コイル12を巻き付ける前の状態を示す。図に示すよ
うにネック部32の外周面の一部が連結板部35によっ
てコイルセパレータ30の下部に連結される。この連結
板部35は自動巻線時の引張力に耐えうるようにその形
状が選定され、この例では一定幅の板状に形成されてい
る。
向コイル12を巻き付ける前の状態を示す。図に示すよ
うにネック部32の外周面の一部が連結板部35によっ
てコイルセパレータ30の下部に連結される。この連結
板部35は自動巻線時の引張力に耐えうるようにその形
状が選定され、この例では一定幅の板状に形成されてい
る。
【0020】ネック部32の外径はファンネル部31の
下部内径より小さく設定され、ネック部32とファンネ
ル部31との間にスリット37が形成される。このスリ
ット37はファンネル部31の内面に巻き付けられた水
平偏向コイル12(図4)をネック部32の外面に導出
するためのものである。
下部内径より小さく設定され、ネック部32とファンネ
ル部31との間にスリット37が形成される。このスリ
ット37はファンネル部31の内面に巻き付けられた水
平偏向コイル12(図4)をネック部32の外面に導出
するためのものである。
【0021】ネック部32の外周面にはCRT管軸を基
準として円周方向に沿って水平偏向コイル12を巻き付
けるための4個のリブ38が形成される。これら4個の
リブ38はコイルセパレータ30に近いものほど短く設
定され、各リブ38の端部はファンネル部32の内面に
形成された4条の巻き溝29(図1)にそれぞれ対応す
る。
準として円周方向に沿って水平偏向コイル12を巻き付
けるための4個のリブ38が形成される。これら4個の
リブ38はコイルセパレータ30に近いものほど短く設
定され、各リブ38の端部はファンネル部32の内面に
形成された4条の巻き溝29(図1)にそれぞれ対応す
る。
【0022】リブ38の外径はファンネル部32の外径
より小さく設定される。これはセパレータ30のネック
部31から挿嵌されるコア16(図8)の内径を最小に
設定できるようにするためである。また、リブ38の両
端部には水平偏向コイル12を掛止するための溝部39
が設けられる。
より小さく設定される。これはセパレータ30のネック
部31から挿嵌されるコア16(図8)の内径を最小に
設定できるようにするためである。また、リブ38の両
端部には水平偏向コイル12を掛止するための溝部39
が設けられる。
【0023】上部ベンド部28(図1)側から巻き始め
られた水平偏向コイル12は図4に示すようにスリット
37を通じてネック部32の外周面に導出される。この
スリット37によって水平偏向コイル12を必要以上に
屈折させることなく、ネック部32の外側に導くことが
できる。
られた水平偏向コイル12は図4に示すようにスリット
37を通じてネック部32の外周面に導出される。この
スリット37によって水平偏向コイル12を必要以上に
屈折させることなく、ネック部32の外側に導くことが
できる。
【0024】そして、溝部39に掛けられるとともに各
リブ38に巻き付けられる。これによって水平偏向コイ
ル12がネック部32の外周面に沿って配される。図示
しないがリブ38の他端側においても同様に溝部39に
掛けられて、スリット37を通じてファンネル部31の
内面に導入される。
リブ38に巻き付けられる。これによって水平偏向コイ
ル12がネック部32の外周面に沿って配される。図示
しないがリブ38の他端側においても同様に溝部39に
掛けられて、スリット37を通じてファンネル部31の
内面に導入される。
【0025】以上説明したように、図1及び図2に示す
ようにコイルセパレータ30に水平偏向コイル12が巻
き付けられる。水平偏向コイル12は分散されて各リブ
38に巻き付けられているので、各リブ38の高さを低
く設定した場合でも水平偏向コイル12を確実に保持す
ることができる。
ようにコイルセパレータ30に水平偏向コイル12が巻
き付けられる。水平偏向コイル12は分散されて各リブ
38に巻き付けられているので、各リブ38の高さを低
く設定した場合でも水平偏向コイル12を確実に保持す
ることができる。
【0026】すなわち、大径の下部ベンド部26(図1
0)を設ける必要がないため、図6に示すようにコイル
セパレータ30の下部の外径d1を小さく設定すること
ができる。これにより、自動巻線機による水平偏向コイ
ル12の巻線が容易になる。また、ネック部32側から
挿嵌されるコア16の内径d2を小さくすることがで
き、CRT側に近接させて偏向感度を改善することがで
きる。
0)を設ける必要がないため、図6に示すようにコイル
セパレータ30の下部の外径d1を小さく設定すること
ができる。これにより、自動巻線機による水平偏向コイ
ル12の巻線が容易になる。また、ネック部32側から
挿嵌されるコア16の内径d2を小さくすることがで
き、CRT側に近接させて偏向感度を改善することがで
きる。
【0027】また、従来の下部ベンド部26(図11)
と異なり、水平偏向コイル12が棒状の部材に直接巻き
付けられる部分がないのため、従来よりも強度が向上す
る。従って、自動巻線時の引張力によるコイルセパレー
タ30の変形や破損等が防止される。
と異なり、水平偏向コイル12が棒状の部材に直接巻き
付けられる部分がないのため、従来よりも強度が向上す
る。従って、自動巻線時の引張力によるコイルセパレー
タ30の変形や破損等が防止される。
【0028】図5は本発明に係る他の例である水平偏向
装置40の拡大断面を示す。この水平偏向装置40はリ
ブ38の外縁に水平偏向コイル12を保持するための突
起部41を設けたものである。この突起部41により水
平偏向コイル12がリブ38から外れないようにさらに
確実に保持される。なお、突起部41はリブ38の外縁
全周にわたって形成してもよいし、一定間隔をおいて設
けてもよい。
装置40の拡大断面を示す。この水平偏向装置40はリ
ブ38の外縁に水平偏向コイル12を保持するための突
起部41を設けたものである。この突起部41により水
平偏向コイル12がリブ38から外れないようにさらに
確実に保持される。なお、突起部41はリブ38の外縁
全周にわたって形成してもよいし、一定間隔をおいて設
けてもよい。
【0029】なお、上述した実施の形態では本発明を水
平偏向装置に適用した場合について説明したが、これに
限られず垂直偏向装置にも適用可能である。
平偏向装置に適用した場合について説明したが、これに
限られず垂直偏向装置にも適用可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、コイルセ
パレータのネック部の外周面に円周方向に沿って複数の
リブを形成し、コイルをファンネル部の内面側に巻き付
けるとともにネック部の外面側に導出してこれら複数の
リブに巻き付けたものである。
パレータのネック部の外周面に円周方向に沿って複数の
リブを形成し、コイルをファンネル部の内面側に巻き付
けるとともにネック部の外面側に導出してこれら複数の
リブに巻き付けたものである。
【0031】従って、偏向コイルが分散して複数のリブ
に巻き付けられるので、大径のベンド部を設ける必要が
なく、コイルセパレータの外径を小さく設定して、偏向
コイルの巻線を容易にすることができる。
に巻き付けられるので、大径のベンド部を設ける必要が
なく、コイルセパレータの外径を小さく設定して、偏向
コイルの巻線を容易にすることができる。
【0032】また、従来のように棒状の部材にコイルを
巻き付けないため、従来よりも強度が向上し、自動巻線
時の引張力によるコイルセパレータの変形や破損等が防
止される。
巻き付けないため、従来よりも強度が向上し、自動巻線
時の引張力によるコイルセパレータの変形や破損等が防
止される。
【0033】さらに、本発明を水平偏向装置に適用した
場合には、ネック部側から挿嵌されるコアの内径を小さ
くすることができ、コアをCRT側に近接させて偏向感
度を改善することができる等の効果がある。
場合には、ネック部側から挿嵌されるコアの内径を小さ
くすることができ、コアをCRT側に近接させて偏向感
度を改善することができる等の効果がある。
【図1】本発明に係る実施の形態である水平偏向装置2
0を内側から見た状態を示す図である。
0を内側から見た状態を示す図である。
【図2】水平偏向装置20を外側から見た状態を示す図
である。
である。
【図3】ネック部32の拡大図である。
【図4】ネック部32にコイル12を巻き付けた状態を
示す拡大図である。
示す拡大図である。
【図5】本発明に係る他の実施の形態を示す断面図であ
る。
る。
【図6】本発明に係る偏向装置の組立方法を示す側面図
である。
である。
【図7】偏向装置10の構成を示す側面図である。
【図8】偏向装置10の組立方法を示す側面図である。
【図9】従来の水平偏向装置10aの構成を示す斜視図
である。
である。
【図10】従来の水平偏向装置10aを内側から見た状
態を示す図である。
態を示す図である。
【図11】下部ベンド部26の構成を示す図である。
10・・・偏向装置、10a,20,40・・・水平偏
向装置、12・・・水平偏向コイル、30・・・コイル
セパレータ、31・・・ファンネル部、32・・・ネッ
ク部、35・・・連結板部、37・・・スリット、38
・・・リブ、41・・・突起部
向装置、12・・・水平偏向コイル、30・・・コイル
セパレータ、31・・・ファンネル部、32・・・ネッ
ク部、35・・・連結板部、37・・・スリット、38
・・・リブ、41・・・突起部
Claims (5)
- 【請求項1】 偏向コイルと、この偏向コイルが巻線さ
れるコイルセパレータとで構成される偏向装置であっ
て、 上記コイルセパレータのネック部の外周壁面にCRT管
軸を基準として円周方向に沿って複数のリブが形成さ
れ、 上記偏向コイルが上記コイルセパレータのファンネル部
の内面側に巻き付けられるとともに、上記ネック部の外
面側に導出されて上記複数のリブに分散して巻き付けら
れていることを特徴とする偏向装置。 - 【請求項2】 上記ネック部が上記コイルセパレータの
上記ファンネル部に連結部材により一体的に連結され、 上記偏向コイルが上記ネック部と上記ファンネル部との
間から上記ネック部の外面側に導出されていることを特
徴とする請求項1記載の偏向装置。 - 【請求項3】 上記リブはCRT管軸方向に沿って長さ
が異なるように設定されていることを特徴とする請求項
1記載の偏向装置。 - 【請求項4】 上記リブの両端には上記偏向コイルを保
持するための溝部が設けられていることを特徴とする請
求項1記載の偏向装置。 - 【請求項5】 上記リブの外縁には上記偏向コイルを保
持するための突起部が設けられていることを特徴とする
請求項4記載の偏向装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23030596A JPH1074468A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 偏向装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23030596A JPH1074468A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 偏向装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1074468A true JPH1074468A (ja) | 1998-03-17 |
Family
ID=16905757
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23030596A Pending JPH1074468A (ja) | 1996-08-30 | 1996-08-30 | 偏向装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1074468A (ja) |
-
1996
- 1996-08-30 JP JP23030596A patent/JPH1074468A/ja active Pending
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