JPH1073868A - 一眼レフレックスカメラの露出制御装置 - Google Patents

一眼レフレックスカメラの露出制御装置

Info

Publication number
JPH1073868A
JPH1073868A JP25872797A JP25872797A JPH1073868A JP H1073868 A JPH1073868 A JP H1073868A JP 25872797 A JP25872797 A JP 25872797A JP 25872797 A JP25872797 A JP 25872797A JP H1073868 A JPH1073868 A JP H1073868A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
flash
strobe
light
light emission
camera
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP25872797A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuo Miyasaka
哲雄 宮坂
Yukio Nakajima
幸夫 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP25872797A priority Critical patent/JPH1073868A/ja
Publication of JPH1073868A publication Critical patent/JPH1073868A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Stroboscope Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 使いやすい一眼レフレックスカメラの露出制
御装置を提供する。 【解決手段】 カメラ本体よりポップアップする内蔵ス
トロボ200を有する一眼レフレックスカメラにおい
て、上記カメラ本体には外付けストロボ装置(自動調光
機能付ストロボ)300を着脱可能なストロボホットシ
ューが設けられており、上記内蔵ストロボ200がポッ
プアップし、上記ストロボホットシューに上記自動調光
機能付ストロボ300が装着された状態では、上記2つ
のストロボのうちいずれか一方の発光部は上記カメラ本
体のペンタプリズム部の上部に位置し、他方のストロボ
の発光部は上記カメラ本体のグリップ部の上部に位置す
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内蔵ストロボを有
する一眼レフレックスカメラの露出制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一眼レフレックスカメラにストロ
ボ装置を内蔵するという技術は種々提案されている。こ
のようなストロボ装置は、日中の屋外等、ストロボ光が
不要な撮影条件下では撮影の邪魔にならないようにカメ
ラ本体に収納される構成になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ストロ
ボ装置をカメラ本体に収納するためにはストロボ装置自
体を小型化しなければならないために、大光量の発光が
不可能となったり、機能が制限されてしまうという問題
があった。
【0004】この問題を解消する手段として、カメラ本
体より大光量、高機能の外付けストロボ装置を追加して
装着する手段が考えられる。しかしながら、このような
外付けストロボ装置を追加して装着する場合、装着の位
置によってはカメラを支える手指が発光部を覆ってしま
う虞がある。この場合、撮影者はカメラの構え方を工夫
することを余儀なくされ、極端に使いにくいものとなっ
てしまうという問題があった。
【0005】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、上記問題点を解消し、使いやすい一眼レフレ
ックスカメラの露出制御装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の一眼レフレックスカメラの露出制御装置
は、カメラ本体よりポップアップする内蔵ストロボ装置
を有する一眼レフレックスカメラにおいて、上記カメラ
本体には外付けストロボ装置を着脱可能なストロボホッ
トシューが設けられており、上記内蔵ストロボ装置がポ
ップアップし、上記ストロボホットシューに上記外付け
ストロボ装置が装着された状態では、上記2つのストロ
ボ装置のうちいずれか一方の発光部は上記カメラ本体の
ペンタプリズム部の上部に位置し、他方のストロボ装置
の発光部は上記カメラ本体のグリップ部の上部に位置す
ることを特徴とする。
【0007】そして、この一眼レフレックスカメラの露
出制御装置は、カメラ本体よりポップアップする内蔵ス
トロボ装置を有し、また、外付けストロボ装置をも着脱
可能である。そして、上記内蔵ストロボ装置がポップア
ップし、上記ストロボホットシューに上記外付けストロ
ボ装置が装着された状態では、上記2つのストロボ装置
のうちいずれか一方の発光部は上記カメラ本体のペンタ
プリズム部の上部に位置し、他方のストロボ装置の発光
部は撮影者の手指と干渉することのないカメラ本体のグ
リップ部の上部に位置する。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0009】図1,図2に示すように本発明が適用され
た一眼レフレックスカメラは、カメラ本体1のグリップ
部2内に、使用時に発光部200aがポップアップする
ストロボ200と同ストロボ200およびカメラ本体1
内の電気回路の電源201となる電池が格納されている
と共に、同グリップ部2の上部前面にはレリーズ釦3が
配設されている。また、カメラ本体1上の周知のホット
シューには自動調光機能を有する別のストロボ300が
装着されている。
【0010】上記カメラ本体1内の電気回路100は、
図1に示すように、撮影時の露出演算および一連の露出
制御をシーケンシャルに行なうためのマイクロコンピュ
ータ(以下、CPUという)101と、内蔵ストロボ2
00の電圧判定回路204の出力を上記CPU101に
入力するためのA−D変換回路102と、撮影レンズ4
(図2参照)の絞りを制御する絞り制御回路104と、
上記レンズ4の絞りを絞り込むレバー等の変位に追従し
て回転する遮光部材106のスリットによってパルス信
号を発生し、上記レバー等の絞り開始位置からの変位量
を検出するためのフォトインタラプタ105と、予め定
められたパルス出力が上記フォトインタラプタ105よ
り得られたとき、図示されない絞りレバー係止部材を作
動させるためのマグネット108と、被写界の輝度を測
定する受光素子110の光電流出力を対数圧縮してA−
D変換するための測光処理回路109と、フォーカルプ
レーンシャッターの先幕,後幕の係止解除を行なうマグ
ネット112,113をそれぞれ制御し、先幕走行完了
スイッチ116の閉成によりストロボに閃光発光のトリ
ガー信号を与えるシャッター制御回路111と、上記フ
ォトインタラプタ105と同様の構成を有するパルス発
生装置122からのパルスが入力されると共に、合焦の
ためのレンズ駆動用モータ121を作動させるAF(オ
ートフォーカス)制御回路120と、フィルム感度設定
装置130と、カメラの電源スイッチ117とで主に構
成されている。
【0011】また、上記内蔵ストロボ200内の電気回
路は、前記電源電池201の電圧をXe放電管208が
発光可能になる高圧に昇圧させるためのDC−DCコン
バータ203と、このコンバータ203によって昇圧さ
れてメインコンデンサ210にチャージされた電圧が発
光可能か否かを判定し、発光可能電圧に達するとトラン
ジスタ206がオンし、前記A−D変換回路102に出
力を印加する前記電圧判定回路204と、発光信号入力
端子Xに発光信号を受けて上記放電管208にトリガー
をかけて放電を開始させるための発光トリガー回路20
7と、内蔵ストロボ200の発光部200a(図2参
照)がポップアップしたとき、オンするストロボ側の電
源スイッチ202とで主に構成されている。
【0012】なお、上記トランジスタ206と電源電圧
Vccの印加端子との間には、ストロボの発光準備完了の
検出抵抗103,205が直列に接続されている。
【0013】一方、カメラ本体1のホットシューに装着
される自動調光機能を有する前記ストロボ300の電気
回路は、電源電池304と、この電池電圧を高圧に昇圧
するDC−DCコンバータからなる昇圧回路305と、
昇圧された電圧によって電荷がチャージされるメインコ
ンデンサ306と、このメインコンデンサ306の充電
電圧が発光可能電圧になるとトランジスタ302がオン
し、発光準備完了の検出抵抗303を通じて前記A−D
変換回路102に出力を印加する電圧判定回路301
と、発光信号入力端子Xに発光信号を受けると閃光発光
を開始するためにXe放電管308に発光トリガーをか
け、発光中に停止入力端子Tに停止信号を受けると発光
を停止する発光制御回路307と、発光時にメインコン
デンサ306から遅延素子309を通じて放電電流が流
される閃光放電管308とで主に構成されている。
【0014】他方、カメラ本体1に対して着脱自在に装
着される交換レンズ4には、そのレンズ固有に必要なデ
ータを記憶している記憶装置401が内蔵されていて、
そのデータは必要に応じてCPU101に送出されるよ
うになっている。
【0015】また、前記レリーズ釦3(図2参照)は半
押しにするとスイッチ221がオンとなり、更に押し込
むとスイッチ222がオンするようになっている。
【0016】このように上記実施形態の露出制御装置は
構成されている。
【0017】次に上記実施形態の動作を図3のフローチ
ャートと共に説明する。
【0018】先ずレリーズに先立って、レリーズ釦3を
半押しにするとスイッチ221がオンとなり、CPU1
01はその入力端子AがL(ロウ)レベルとなること
で、AF動作を必要な手順によりAF制御回路120に
指示する。AF制御回路120は撮影レンズ4による結
像状態を公知の手段により検出し、合焦させるためにレ
ンズ駆動用モータ 121を必要な方向に回転させてレンズ
を移動させる。モータ121が回転すると、その回転量
に応じてパルス発生装置122からパルスが発生する。
【0019】このパルスは前記従来技術で述べた特願昭
60−134800号または特願昭60−275251
号の出願明細書に述べられている如く、レンズの無限遠
位置からのパルス数をカウントするカンウンター(図示
されず)よって積算されている。そして、合焦検知手段
により合焦が検出されるとモータ121が停止し、その
時のパルスカウント数に基づき被写体の絶対距離が算出
される。
【0020】この状態でシャッターレリーズが許容さ
れ、レリーズ釦3は更に押し込まれる。すると、スイッ
チ222がオンとなりレリーズ動作が開始される。レリ
ーズ動作が開始されると、先ず、被写界の輝度情報Bv
(アペックス表記)が受光素子110の光電流出力によ
り測光処理回路109に入力される。そして、ここで対
数圧縮された後、デジタル値に変換されて被写体輝度情
報BvとしてCPU101に入力される。CPU101
は、フィルム感度設定装置130に設定されたフィルム
感度情報Sv(アペックス表記)により必要な露光量E
v(アペックス表記)を求め、予めそのプログラム中に
組み込まれたアルゴリズムにより、適正露光を与えるシ
ャッター速度Tv(アペックス表記)と絞り値Av(ア
ペックス表記)の組合わせを算出する。この算出された
シャッター速度Tvと絞り値Avの組合せの一例を図4
に示す。
【0021】即ち、算出されたシャッター速度Tvがス
トロボの同調シャッター速度Tv1(シャッター全開秒
時)よりも速ければ、CPU101はストロボに発光指
令は出さず、ストロボ撮影は行なわず、通常通りの絞り
制御を絞り制御回路104に指示し、同回路104は必
要なパルス数がフォトインタラプタ105から発生した
ところで、トランジスタ107をオフさせて、マグネッ
ト108を釈放して絞りを停止させる。
【0022】次いで、可動反射ミラー(図示されず)が
上昇を完了したところで、シャッタ制御回路111によ
ってトランジスタ114をオフさせ、先幕マグネット1
12を釈放し、所定時間経過後、トランジスタ115を
オフして後幕マグネット113を釈放して、それぞれ先
幕,後幕の係止を解除する。従って、通常の撮影が行な
われる。そして先幕が走行を終了すると、先幕走行完了
スイッチ116がオンするがCPU101の指示によ
り、このときはシャッター制御回路111からストロボ
の入力端子Xへは発光信号は出力されない。よって、ス
トロボの同調速度以上のシャッター速度でストロボが発
光して、幕切れによる露光ムラの写真が撮影されるよう
なことはない。
【0023】一方、算出されたシャッター速度Tvがス
トロボの同調シャッター速度Tv1より遅いときは、先
ずCPU101はストロボ200,300が発光準備を
完了しているか否かを検出する。これは以下のようにし
て行なわれる。
【0024】例えば検出抵抗103の抵抗値をR1、検
出抵抗205の抵抗値をR2またはR2′、検出抵抗3
03の抵抗値をR3とすると、7×R1=R3、R2=
R1、2×R2′=R1のように予め定めておく。な
お、内蔵ストロボ200は、機種交換によって2種類の
GNoが用いられるようになっていて、そのGNoがg
1のストロボの場合には上記検出抵抗205の抵抗値が
R2′、GNog2のストロボの場合は検出抵抗205
の抵抗値がR2となっている。従って、GNog1のス
トロボを200B,GNog2のストロボを200Aと
する。
【0025】A−D変換回路102のアナログ電圧入力
端Lの電圧は、200A,200B,300の各ストロ
ボがチャージを完了することによって、図5に示すよう
なレベルの電位となる。CPU101は、A−D変換回
路102からのデジタル値入力によりL端子電圧を検出
するが、このデジタル値が3/8Vcc未満であればGN
og1の、また3/8Vcc以上5/8Vcc未満であれば
GNog2のそれぞれフラッシュマチック制御ストロボ
がチャージを完了していることを検出する(g1,g2
は予め定められている)。そして5/8Vcc以上8/8
Vcc未満であれば、自動調光機能を有しているストロボ
300が発光準備を完了していることを知る。
【0026】このようにしてストロボの発光準備完了を
検出し、シャッター速度Tvが同調シャッター速度Tv
1より遅いときで、更にフラッシュマチック制御ストロ
ボがチャージを完了しているときは、AF制御回路12
0から得られた被写体の絶対距離データl1とGNog
1(またはg2)から の演算式により、適正絞り値Av1(Av2)を求め、
これが絞り制御回路104にセットされる。
【0027】レリーズスイッチ222のオンにより絞り
の制御は上述の如く行なわれるが、次にシャッター制御
回路111には、露光量Evより求められた値ではな
く、同調シャッター速度Tv1がセットされてシャッタ
ー制御が行なわれる。
【0028】そして、シャッター先幕走行の終了に同期
して先幕走行完了スイッチ116が閉成することによ
り、発光トリガー回路207,発光制御回路307の入
力端子Xに発光信号を印加し、同各回路207,307
の出力によりストロボは点弧発光する。
【0029】今、仮に内蔵ストロボ200A(200
B)および調光ストロボ300が同時に発光準備を完了
していたとすると、シャッター制御回路111より発光
信号が出力されると両ストロボ200A(200B),
300は同時に発光する。
【0030】この場合、ストロボ200A(200B)
はストロボ単体として自動調光機能を持たないために、
その発光波形は図6に波形aで示す如く、時間の短いピ
ーク値の高いものとなる。しかし、一方のストロボ30
0は自動調光機能を有するために、制御性を向上する目
的で波形をなだらかにするべく、コイルなどの遅延素子
309を使用しており、発光波形は点線で示すような波
形bとなる。
【0031】そして、シャッター制御回路111は、い
わゆるフィルム面反射測光式自動露出機能を有している
から積分電圧が判定レベルに達したところで、シャッタ
ー制御回路111からは入力端子Tに発光停止信号が送
出され、公知の発光停止回路により図6に一点鎖線で示
す如く、発光が中断される。つまり、被写体が内蔵スト
ロボ200A(200B)のみでフラッシュマチック撮
影可能な距離にあるときは、立ち上りが急峻な発光波形
aの内蔵ストロボ200A(200B)の光量で被写体
は適正露出になってしまい、調光ストロボ300の入力
端子Tへは速いタイミングで発光停止信号が送出される
ため、ストロボ300は殆んど発光しない。
【0032】しかし、被写体が遠い距離にあるときは、
レンズの開放絞りでも内蔵ストロボ200A(200
B)の光量だけでは光量が足りなくなる。従って、この
ときには調光ストロボ300を同時に使用することによ
り光量は加算されてストロボ使用による撮影可能範囲が
増えることになる。
【0033】即ち、開放絞り値F0のレンズを使ってG
Noがg1のストロボでフラッシュマチック撮影をする
と、適正光量の得られる撮影距離laは、 で表わされるがGNoがg3のストロボを併用すると、 まで可能となる。そして、この場合、一方のストロボが
自動調光機能を有していれば、カメラはフラッシュマチ
ック制御ストロボのGNoのみを考慮してフラッシュマ
チック制御をすれば良いことになる。
【0034】一般に、ホットシューに装着されるストロ
ボは内蔵ストロボほどは小型化を要求されず、かつ自動
調光機能を有しているから本発明による一眼レフレック
スカメラにおけるフラッシュマチック制御は非常に現実
的で大きな効果が得られる。
【0035】次に図7、図8に示す本発明の他の実施形
態について説明する。この実施形態は上記自動調光機能
を有するストロボ300の代わりに、特開昭60−15
0037号等で公知の「自動調光モード」と「フラット
発光モード」の機能を兼ね備えたストロボ300Aをホ
ットシューに装着したものである。なお、図7の露出制
御装置の電気回路においては内蔵ストロボの電気回路は
省略してあり、かつカメラ本体1がわの電気回路も必要
部分についてのみ取り出して描いてある。
【0036】上記ストロボ300A内の電気回路は、電
源電池310と、電源スイッチ311と、上記電池電圧
を高圧に昇圧するDC−DCコンバータからなる昇圧回
路312と、この昇圧回路312の電圧によりチャ−ジ
されるメインコンデンサ313と、閃光放電管314
と、これの発光制御回路315と、カメラ本体1内のC
PU101とシリアル通信を行なうと共に、メインコン
デンサ313のチャージ完了等を検出する検出回路31
6とで主に構成されている。またこの実施形態の場合、
カメラ本体1内のCPU101は、被写界の輝度レベル
に応じて少なくともシャッター速度がストロボの閃光発
光同調速度よりも速いか遅いかを検出する判断回路機能
を有している。
【0037】このように構成されている図7の実施形態
の作用を図8のタイムチャートと共に説明すると、今ス
イッチ222(図1参照)をオンにしてレリーズが行な
われるとCPU101は、ストロボ300Aとの通信を
行なうためにストロボがわの検出回路316のCENを
アクティブにして、Cラインにクロック信号を送出し、
Dライン上で授受されるシリアルデータによりストロボ
300Aが装着されているか否か、メインコンデンサ3
13のチャージが完了しているか否かを検出する。チャ
ージが完了していれば、そのとき、フィルム感度設定装
置130よりのフィルム感度情報Svおよび測光処理回
路109からの被写体輝度情報Bvを入力し、図4に示
した露出制御線図上のストロボ同調シャッター速度Tv
1以上であるか未満であるかを判断し、同調シャッター
速度Tv1以上であればシリアル通信により、ストロボ
300Aに「フラット発光モード」を指示し、以下であ
れば「自動調光モード」を指示する。
【0038】「フラット発光モード」が指示されると、
検出回路316はシリアルデーターをデコードして「フ
ラット発光モード」/「自動調光モード」切換用出力端
子SをH(ハイ)レベルにする。
【0039】この状態でCPU101は、絞り,ミラー
作動を行なわせた後、シャッター制御回路111に対し
指令を出し、トランジスタ114をオフさせてマグネッ
ト112の通電を断ち、シャッター先幕をスタートさせ
るが、更にトランジスタ114のオフと同期して発光制
御回路315のフラット発光端子FをHレベルにする。
発光制御回路315は上述のように、切換用出力端子S
が既にHレベルになっているので、一定時間以内に上記
端子Fにフラット発光信号が到来すると、直ちに閃光放
電管314をトリガーして「フラット発光」を行なわせ
る。
【0040】また、これと同時にシャッター制御回路1
11は、受光素子118により測光した被写界光の積分
を公知の方法により行ない、適正露光量レベルに達した
ところで、シャッター後幕制御用トランジスタ115を
オフさせて保持用マグネット113の通電を断つ。そし
て、後幕の走行終了後、動作するスイッチ119がオン
すると、フラット発光端子Fは再びLレベルとなり発光
制御回路315は、閃光放電管314への通電を終了
し、発光が停止する。
【0041】また、上記スイッチ119の代わりにトラ
ンジスタ115がオフしてから幕走行時間を考慮して一
定時間後に、フラット発光端子FをLレベルにしても良
いことは勿論である。
【0042】更に上述の作動において先幕の走行終了に
伴って先幕走行完了スイッチ116がオンしても発光制
御回路315の入力端子Xにシャッター制御回路111
から発光信号が送出されることはCPU101により禁
止されているので、内蔵ストロボ200A(200B)
のメインコンデンサ210(図1参照)がチャージされ
て発光可能状態になっていても発光することはなく、シ
ャッター幕がスリット走行しても露出ムラの写真ができ
ることはない。
【0043】一方、「自動調光モード」が指示される
と、検出回路316は切換用出力端子SをLレベルとし
て発光信号を待つ。CPU101はシャッター制御回路
111に対し、この場合、先幕走行完了スイッチ116
のオンで、前記フラッシュマチック制御のところで述べ
たのと同様に入力端子Xに発光信号を送り、トランジス
タ115のオフに同期して入力端子TをHレベルにす
る。発光制御回路315は切換用出力端子Sへの入力が
Lレベルのとき、入力端子Xに発光信号が入力される
と、閃光放電管314をトリガーして「自動調光モー
ド」で同放電管314を発光させ、入力端子Tに発光停
止信号が入力すると発光を停止させる。
【0044】この場合、フラッシュマチック制御用内蔵
ストロボ200A(200B)が同時にチャージを完了
していると、入力端子Xに発光信号が印加されことによ
り発光するが、これは前述した内蔵ストロボ200A
(200B)と自動調光機能付ストロボ300との多灯
動作と同様、露出は適正でストロボ撮影可能範囲が広が
るという効果を発揮する。
【0045】このように上記実施形態では、シャッター
速度がストロボの閃光発光同調速度よりも速いか遅いか
を検出する判断回路を設け、「フラット発光モード」と
「自動調光モード」に発光態様を切換可能なストロボに
対し、シャッターが開放されるよりも前に、上記判断回
路の出力に応じて発光モード切換信号を送出すると共
に、上記判断回路の出力が有る場合には、シャッターの
先幕係止解除信号と同期して、また無い場合には、先幕
走行終了信号と同期してストロボに対し発光開始信号を
送出するようにしたものである。
【0046】以上述べたように本実施形態によれば、一
眼レフレックスカメラにおいてレンズを交換してもレン
ズの焦点調節位置に応じた絶対距離データが得られるた
め、これとストロボのGNoとからフラッシュマチック
制御が行なえるようにしたので、一眼レフレックスカメ
ラにおけるストロボ撮影が極めて容易になるばかりでな
く、ストロボも安価でコンパクトになる。従って、スト
ロボが小型化できるためカメラに内蔵することができ、
また装着してもスマートな外観形状となる。更にマルチ
ストロボとして用いても何等使用者は操作上の配慮をせ
ずに適正レベルの写真を撮影することができるという顕
著な効果が発揮される。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、内
蔵ストロボ装置を有し、さらに、外付けストロボ装置を
装着可能な一眼レフレックスカメラにおいて、内蔵スト
ロボ装置の発光部と外付けストロボ装置の発光部のいず
れか一方をカメラ本体のペンタプリズム部の上部に、他
方のストロボ装置の発光部を上記カメラ本体のグリップ
部の上部に配置したので、両者が干渉することが無く、
また、手指でストロボ装置の発光部を覆ってしまうこと
がなく、撮影者にとって使いやすい一眼レフレックスカ
メラの露出制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一眼レフレックスカメ
ラの露出制御装置の電気回路線図である。
【図2】本発明の適用された一眼レフレックスカメラの
外観図である。
【図3】上記図1の電気回路の動作を示すフロ―チャ―
トである。
【図4】絞り値とシャッタ−速度との関係を示す線図で
ある。
【図5】ストロボのチャ―ジ完了の設定レベルを示す線
図である。
【図6】内蔵ストロボと調光ストロボの発光波形などを
示すタイムチャ―トである。
【図7】本発明の他の実施例を示す一眼レフレックスカ
メラの露出制御装置の要部の電気回路線図である。
【図8】上記図7の電気回路のタイムチャ―トである。
【符号の説明】
1…………一眼レフレックスカメラ本体 200……内蔵ストロボ 300……自動調光機能付ストロボ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カメラ本体よりポップアップする内蔵ス
    トロボ装置を有する一眼レフレックスカメラにおいて、 上記カメラ本体には外付けストロボ装置を着脱可能なス
    トロボホットシューが設けられており、上記内蔵ストロ
    ボ装置がポップアップし、上記ストロボホットシューに
    上記外付けストロボ装置が装着された状態では、上記2
    つのストロボ装置のうちいずれか一方の発光部は上記カ
    メラ本体のペンタプリズム部の上部に位置し、他方のス
    トロボ装置の発光部は上記カメラ本体のグリップ部の上
    部に位置することを特徴とする一眼レフレックスカメラ
    の露出制御装置。
JP25872797A 1997-09-24 1997-09-24 一眼レフレックスカメラの露出制御装置 Pending JPH1073868A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25872797A JPH1073868A (ja) 1997-09-24 1997-09-24 一眼レフレックスカメラの露出制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25872797A JPH1073868A (ja) 1997-09-24 1997-09-24 一眼レフレックスカメラの露出制御装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61214591A Division JPS6368826A (ja) 1986-09-10 1986-09-10 一眼レフレツクスカメラの露出制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1073868A true JPH1073868A (ja) 1998-03-17

Family

ID=17324256

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25872797A Pending JPH1073868A (ja) 1997-09-24 1997-09-24 一眼レフレックスカメラの露出制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1073868A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0529893B2 (ja)
JP3055215B2 (ja) ワイヤレスフラッシュ撮影可能なカメラシステム及びフラッシュ
JP2967768B2 (ja) 一眼レフレックスカメラ
EP0441115B1 (en) Camera
JPH1073868A (ja) 一眼レフレックスカメラの露出制御装置
US5138361A (en) Electronic flash control device employing a plurality of control signals
JPH0516585Y2 (ja)
JPH0593945A (ja) カメラ
JP2980345B2 (ja) カメラ
JPH08254751A (ja) ペリクルミラーを有する一眼レフカメラ
JPH0659318A (ja) カメラ
JPH04343336A (ja) ワイヤレスフラッシュ撮影可能なカメラシステム及びワイヤレスフラッシュ
JP3385672B2 (ja) カメラのフラッシュシステム
JP3049833B2 (ja) ワイヤレスフラッシュ撮影可能なカメラシステム
JP2636296B2 (ja) ストロボ装置
JP2962785B2 (ja) セルフタイマー機能を有するカメラ
JPS6368826A (ja) 一眼レフレツクスカメラの露出制御装置
JP3160942B2 (ja) カメラシステム及びフラッシュ
JPS63318531A (ja) 電動ズ−ムカメラ
JP3956220B2 (ja) カメラ
JPS6134502Y2 (ja)
JP3049832B2 (ja) ワイヤレスフラッシュ撮影可能なカメラシステム及びフラッシュ
JP3049834B2 (ja) ワイヤレスフラッシュ撮影可能なカメラシステム
JPH0915490A (ja) 自動焦点調節装置及びカメラ
JPH0462370B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19991102