JPH107372A - マンホール用鉄蓋の吊り金具 - Google Patents
マンホール用鉄蓋の吊り金具Info
- Publication number
- JPH107372A JPH107372A JP8163257A JP16325796A JPH107372A JP H107372 A JPH107372 A JP H107372A JP 8163257 A JP8163257 A JP 8163257A JP 16325796 A JP16325796 A JP 16325796A JP H107372 A JPH107372 A JP H107372A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- iron cover
- manhole
- metal fitting
- hole
- hanging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)
- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 安全で取扱の容易なマンホール用鉄蓋の吊り
金具を提供することを課題とする。 【解決手段】 複数本のワイヤと、これらのワイヤの上
方を連結する連結具と、前記ワイヤの下端に取付けた複
数個の吊り金具本体とを備え、これらの吊り金具本体が
吊り下げ部と、この吊り下げ部の下端から傾斜して突出
する突起部とからなり、この突起部の傾斜下面がマンホ
ール用鉄蓋の透孔上端に接触して支点となり、前記突起
部の傾斜上面がマンホール用鉄蓋の透孔下端に係合して
その荷重を受ける係合面となるように構成したことを特
徴とする。
金具を提供することを課題とする。 【解決手段】 複数本のワイヤと、これらのワイヤの上
方を連結する連結具と、前記ワイヤの下端に取付けた複
数個の吊り金具本体とを備え、これらの吊り金具本体が
吊り下げ部と、この吊り下げ部の下端から傾斜して突出
する突起部とからなり、この突起部の傾斜下面がマンホ
ール用鉄蓋の透孔上端に接触して支点となり、前記突起
部の傾斜上面がマンホール用鉄蓋の透孔下端に係合して
その荷重を受ける係合面となるように構成したことを特
徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンホール用鉄蓋
の吊り上げや吊り下ろしの際に使用される吊り金具に関
する。
の吊り上げや吊り下ろしの際に使用される吊り金具に関
する。
【０００２】
【従来の技術】ケーブル管路の途中に設けられているマ
ンホール、あるいは洞道や下水道などに設けられている
マンホールの出入り口は、常時は安全のため、鉄製の蓋
で閉塞されているが、マンホール内での工事や点検のた
めに作業員などが出入りする際には、鉄蓋を開閉する必
要がある。従来、マンホール用鉄蓋の開閉に際しては、
マンホール用鉄蓋に設けてある長孔に、開閉工具先端の
逆Ｔ字型突起部を挿入した後、これを９０°回転させ、
この突起部を長孔の短径に合せて持ち上げたり、あるい
は鉤金具をマンホール用鉄蓋の外側に取付けて吊り上げ
たりしていた。
ンホール、あるいは洞道や下水道などに設けられている
マンホールの出入り口は、常時は安全のため、鉄製の蓋
で閉塞されているが、マンホール内での工事や点検のた
めに作業員などが出入りする際には、鉄蓋を開閉する必
要がある。従来、マンホール用鉄蓋の開閉に際しては、
マンホール用鉄蓋に設けてある長孔に、開閉工具先端の
逆Ｔ字型突起部を挿入した後、これを９０°回転させ、
この突起部を長孔の短径に合せて持ち上げたり、あるい
は鉤金具をマンホール用鉄蓋の外側に取付けて吊り上げ
たりしていた。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、逆Ｔ字
型突起部を備えた開閉工具を使用する場合には、これが
不用意に回転すると、突起部が鉄蓋の長孔から抜け出る
恐れがあり、また、鉤金具を使用する場合には、マンホ
ール用鉄蓋を一旦、受け台に乗せてから鉤金具を取付け
る必要があり、作業が繁雑であった。本発明はこのよう
な欠点がなく、安全で取扱の容易なマンホール用鉄蓋の
吊り金具を提供することを課題とするものである。
型突起部を備えた開閉工具を使用する場合には、これが
不用意に回転すると、突起部が鉄蓋の長孔から抜け出る
恐れがあり、また、鉤金具を使用する場合には、マンホ
ール用鉄蓋を一旦、受け台に乗せてから鉤金具を取付け
る必要があり、作業が繁雑であった。本発明はこのよう
な欠点がなく、安全で取扱の容易なマンホール用鉄蓋の
吊り金具を提供することを課題とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のマンホール用鉄
蓋の吊り金具は、複数本のワイヤと、これらのワイヤの
上方を連結する連結具と、前記ワイヤの下端に取付けた
複数個の吊り金具本体とを備え、これらの吊り金具本体
が吊り下げ部と、この吊り下げ部の下端から傾斜して突
出する突起部とからなり、この突起部の傾斜下面がマン
ホール用鉄蓋の透孔上端に接触して支点となり、前記突
起部の傾斜上面がマンホール用鉄蓋の透孔下端に係合し
てその荷重を受ける係合面となるように構成したことを
特徴とするものである。
蓋の吊り金具は、複数本のワイヤと、これらのワイヤの
上方を連結する連結具と、前記ワイヤの下端に取付けた
複数個の吊り金具本体とを備え、これらの吊り金具本体
が吊り下げ部と、この吊り下げ部の下端から傾斜して突
出する突起部とからなり、この突起部の傾斜下面がマン
ホール用鉄蓋の透孔上端に接触して支点となり、前記突
起部の傾斜上面がマンホール用鉄蓋の透孔下端に係合し
てその荷重を受ける係合面となるように構成したことを
特徴とするものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】本発明は、ワイヤの下端に取付け
た吊り金具本体を吊り下げ部と、この吊り下げ部の下端
から傾斜して突出する突起部とから構成し、この突起部
の傾斜下面がマンホール用鉄蓋の透孔上端に接触して支
点となり、突起部の傾斜上面がマンホール用鉄蓋の透孔
下端に係合してその荷重を受ける係合面となり、その結
果、吊り金具本体が梃（てこ）の作用でマンホール用鉄
蓋にしっかりと取付けられるようにしたものである。本
発明のマンホール用鉄蓋の吊り金具においては、吊り金
具本体の係合面に階段状の段部を形成しておくことが望
ましい。
た吊り金具本体を吊り下げ部と、この吊り下げ部の下端
から傾斜して突出する突起部とから構成し、この突起部
の傾斜下面がマンホール用鉄蓋の透孔上端に接触して支
点となり、突起部の傾斜上面がマンホール用鉄蓋の透孔
下端に係合してその荷重を受ける係合面となり、その結
果、吊り金具本体が梃（てこ）の作用でマンホール用鉄
蓋にしっかりと取付けられるようにしたものである。本
発明のマンホール用鉄蓋の吊り金具においては、吊り金
具本体の係合面に階段状の段部を形成しておくことが望
ましい。
【０００６】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図１は本発明のマンホール用鉄蓋の吊り金具の取
付け状態を例示するもので、マンホールの上端には、胴
枠１が埋め込まれ、出入り口部を形成している。胴枠１
には、常時はその下端近傍に、ゴムパッキング２を介し
て中蓋３が被せられ、また、胴枠１の上端はマンホール
用鉄蓋４によって閉塞されている。本発明のマンホール
用鉄蓋の吊り金具は、２本のスチールワイヤ１１と、こ
れらのワイヤの上方を連結する吊り輪状の連結具１２
と、スチールワイヤ１１の下端にそれぞれ取付けられた
吊り金具本体１３とから構成されている。吊り金具本体
１３は、図２および図３に示すように、比較的厚肉の板
体をほぼ「く」の字状に加工したもので、吊り下げ部１
４と、この吊り下げ部の下端から傾斜して突出する突起
部１５とから構成されている。吊り下げ部１４には透孔
１６が形成されており、この透孔にはＵクレビス１７を
介してスチールワイヤ１１の下端が取付けられている。
突起部１５の上面傾斜部（図２における右側の面）には
階段状の係合面１５ａが形成されている。また、突起部
１５は、マンホール用鉄蓋４の透孔５に挿入され、係合
面１５ａが鉄蓋４の透孔下端５ａに係合した際、係合面
１５ａの反対側の面１５ｂ（傾斜下面という）の一部が
透孔上端５ｂに接触して支点となり、梃（てこ）の作用
が生じるように、突起部１５の長さと厚さを、鉄蓋の厚
さと透孔５の寸法（透孔５が長孔の場合は、その短径側
の寸法）に基づいて定められている。
する。図１は本発明のマンホール用鉄蓋の吊り金具の取
付け状態を例示するもので、マンホールの上端には、胴
枠１が埋め込まれ、出入り口部を形成している。胴枠１
には、常時はその下端近傍に、ゴムパッキング２を介し
て中蓋３が被せられ、また、胴枠１の上端はマンホール
用鉄蓋４によって閉塞されている。本発明のマンホール
用鉄蓋の吊り金具は、２本のスチールワイヤ１１と、こ
れらのワイヤの上方を連結する吊り輪状の連結具１２
と、スチールワイヤ１１の下端にそれぞれ取付けられた
吊り金具本体１３とから構成されている。吊り金具本体
１３は、図２および図３に示すように、比較的厚肉の板
体をほぼ「く」の字状に加工したもので、吊り下げ部１
４と、この吊り下げ部の下端から傾斜して突出する突起
部１５とから構成されている。吊り下げ部１４には透孔
１６が形成されており、この透孔にはＵクレビス１７を
介してスチールワイヤ１１の下端が取付けられている。
突起部１５の上面傾斜部（図２における右側の面）には
階段状の係合面１５ａが形成されている。また、突起部
１５は、マンホール用鉄蓋４の透孔５に挿入され、係合
面１５ａが鉄蓋４の透孔下端５ａに係合した際、係合面
１５ａの反対側の面１５ｂ（傾斜下面という）の一部が
透孔上端５ｂに接触して支点となり、梃（てこ）の作用
が生じるように、突起部１５の長さと厚さを、鉄蓋の厚
さと透孔５の寸法（透孔５が長孔の場合は、その短径側
の寸法）に基づいて定められている。
【０００７】上述のように構成した吊り金具を用いて、
マンホール用鉄蓋を吊り上げる場合には、吊り金具本体
１３の突起部１５を鉄蓋４の透孔５に挿入し、連結具１
２を吊り上げると、吊り金具本体１３の吊り下げ部１４
はＵクレビス１７およびスチールワイヤ１１を介して上
向き中心方向（図２の矢符Ａ方向）に引っ張られるの
で、突起部１５の傾斜下面１５ｂがマンホール用鉄蓋４
の透孔上端５ｂに接触して支点となり、そこを中心とし
て時計方向に回動する。その結果、突起部１５の下端側
は、図２の矢符Ｂ方向の力を受け、傾斜上面に形成した
階段状の係合面１５ａが鉄蓋の透孔下端５ａにしっかり
と係合する。したがって、連結具１２をチェーン・ブロ
ックなどで吊り上げると、鉄蓋４の荷重は係合面１５ａ
を介して吊り金具本体１３に伝わるので、そのまま吊り
上げることができる。このように、本発明のマンホール
用鉄蓋の吊り金具は、吊り金具本体１３の突起部１５
を、その係合面が外向きになるようにして鉄蓋４の透孔
５に挿入するだけで、吊り金具本体１３は鉄蓋４に、梃
の作用でしっかりと固定されるので、取扱が容易であ
り、また、マンホール用鉄蓋を一時乗せる受け台も必要
がなく、作業を安全に行うことができる。
マンホール用鉄蓋を吊り上げる場合には、吊り金具本体
１３の突起部１５を鉄蓋４の透孔５に挿入し、連結具１
２を吊り上げると、吊り金具本体１３の吊り下げ部１４
はＵクレビス１７およびスチールワイヤ１１を介して上
向き中心方向（図２の矢符Ａ方向）に引っ張られるの
で、突起部１５の傾斜下面１５ｂがマンホール用鉄蓋４
の透孔上端５ｂに接触して支点となり、そこを中心とし
て時計方向に回動する。その結果、突起部１５の下端側
は、図２の矢符Ｂ方向の力を受け、傾斜上面に形成した
階段状の係合面１５ａが鉄蓋の透孔下端５ａにしっかり
と係合する。したがって、連結具１２をチェーン・ブロ
ックなどで吊り上げると、鉄蓋４の荷重は係合面１５ａ
を介して吊り金具本体１３に伝わるので、そのまま吊り
上げることができる。このように、本発明のマンホール
用鉄蓋の吊り金具は、吊り金具本体１３の突起部１５
を、その係合面が外向きになるようにして鉄蓋４の透孔
５に挿入するだけで、吊り金具本体１３は鉄蓋４に、梃
の作用でしっかりと固定されるので、取扱が容易であ
り、また、マンホール用鉄蓋を一時乗せる受け台も必要
がなく、作業を安全に行うことができる。
【０００８】
【発明の効果】上述のように、本発明によれば、安全で
取扱の容易なマンホール用鉄蓋の吊り金具を得ることが
できる。
取扱の容易なマンホール用鉄蓋の吊り金具を得ることが
できる。
【図１】 本発明の吊り金具の実施例の取付け状態を示
す縦断面図。
す縦断面図。
【図２】 本発明の吊り金具における吊り金具本体を例
示する側面図。
示する側面図。
【図３】 図２に示す吊り金具本体の正面図。
１……胴枠 ２……ゴムパッキング ３……中蓋 ４……マンホール用鉄蓋 ５……透孔 ５ａ……透孔下端 ５ｂ……透孔上端 １１……スチールワイヤ １２……連結具 １３……吊り金具本体 １４……吊り下げ部 １５……突起部 １５ａ……係合面 １５ｂ……傾斜下面 １７……Ｕクレビス
Claims (2)
- 【請求項１】 複数本のワイヤと、これらのワイヤの上
方を連結する連結具と、前記ワイヤの下端に取付けた複
数個の吊り金具本体とを備え、これらの吊り金具本体が
吊り下げ部と、この吊り下げ部の下端から傾斜して突出
する突起部とからなり、この突起部の傾斜下面がマンホ
ール用鉄蓋の透孔上端に接触して支点となり、前記突起
部の傾斜上面がマンホール用鉄蓋の透孔下端に係合して
その荷重を受ける係合面となるように構成したことを特
徴とするマンホール用鉄蓋の吊り金具。 - 【請求項２】 係合面に階段状の段部が形成されている
ことを特徴とする請求項１に記載のマンホール用鉄蓋の
吊り金具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8163257A JPH107372A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | マンホール用鉄蓋の吊り金具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8163257A JPH107372A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | マンホール用鉄蓋の吊り金具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH107372A true JPH107372A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15770366
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8163257A Pending JPH107372A (ja) | 1996-06-24 | 1996-06-24 | マンホール用鉄蓋の吊り金具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH107372A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101262585B1 (ko) * | 2011-08-02 | 2013-05-08 | 임선우 | 맨홀부 커버 장치를 활용한 맨홀부 복구 시스템 |
| CN104444764A (zh) * | 2014-11-25 | 2015-03-25 | 张嵩 | 一种用于吊装井盖或者大型外壳的吊装装置 |
| CN106744283A (zh) * | 2016-12-14 | 2017-05-31 | 安徽普伦智能装备有限公司 | 一种清理用吊取装置 |
| JP2020029351A (ja) * | 2018-08-23 | 2020-02-27 | 中川ヒューム管工業株式会社 | 吊具 |
-
1996
- 1996-06-24 JP JP8163257A patent/JPH107372A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101262585B1 (ko) * | 2011-08-02 | 2013-05-08 | 임선우 | 맨홀부 커버 장치를 활용한 맨홀부 복구 시스템 |
| CN104444764A (zh) * | 2014-11-25 | 2015-03-25 | 张嵩 | 一种用于吊装井盖或者大型外壳的吊装装置 |
| CN106744283A (zh) * | 2016-12-14 | 2017-05-31 | 安徽普伦智能装备有限公司 | 一种清理用吊取装置 |
| CN106744283B (zh) * | 2016-12-14 | 2018-02-09 | 安徽普伦智能装备有限公司 | 一种清理用吊取装置 |
| JP2020029351A (ja) * | 2018-08-23 | 2020-02-27 | 中川ヒューム管工業株式会社 | 吊具 |
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