JPH1072541A - スチレン系重合体樹脂組成物 - Google Patents

スチレン系重合体樹脂組成物

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JPH1072541A
JPH1072541A JP9100812A JP10081297A JPH1072541A JP H1072541 A JPH1072541 A JP H1072541A JP 9100812 A JP9100812 A JP 9100812A JP 10081297 A JP10081297 A JP 10081297A JP H1072541 A JPH1072541 A JP H1072541A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性に優れ、しかも、力学的物性に優れた
スチレン系重合体樹脂組成物を提供することを目的とす
る。 【解決手段】 (a)主としてシンジオタクチック構造
を有するスチレン系重合体1〜98重量%,(b)熱可
塑性樹脂1〜98重量%および(c)無機充填材1〜6
0重量%を含むスチレン系重合体樹脂組成物を提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスチレン系重合体樹
脂組成物に関し、詳しくは耐熱性ならびに力学的物性に
優れたスチレン系重合体樹脂組成物に関する。本発明の
スチレン系重合体樹脂組成物は、耐熱性構造材をはじめ
として、耐熱性の要求される各種産業用資材,機械部品
素材等として、幅広く、かつ有効に利用される。
【0002】
【従来の技術】一般に、結晶性ポリオレフィンにおい
て、その力学的性質,熱的性質を改良するために、他樹
脂とのブレンドに無機充填材を配合することが行なわれ
ている。その中で、熱可塑性樹脂に、本出願人が先に開
発した融点の高いシンジオタクチック構造を有するスチ
レン系重合体(特開昭62−104818号公報)を配
合することにより、熱的な性質を改善しようとする試み
がなされている(特開昭62−257950号公報)。
しかしながら、上記の従来技術では、その機械的強度
は、配合する樹脂それぞれを超えることはなく、不充分
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
欠点を解消し、耐熱性に優れ、しかも、力学的物性に優
れたスチレン系重合体樹脂組成物を提供することを目的
とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、
(a)主としてシンジオタクチック構造を有するスチレ
ン系重合体1〜98重量%,(b)熱可塑性樹脂1〜9
8重量%および(c)無機充填材1〜60重量%を含む
スチレン系重合体樹脂組成物を提供するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明について説明する。
本発明の組成物においては、(a)成分として、主とし
てシンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体が
用いられる。
【0006】このスチレン系重合体の主としてシンジオ
タクチック構造とは、立体化学構造が主としてシンジオ
タクチック構造、すなわち、炭素−炭素結合から形成さ
れる主鎖に対して、側鎖であるフェニル基や置換フェニ
ル基が交互に反対方向に位置する立体構造を有するもの
であり、そのタクティシティーは、同位体炭素による核
磁気共鳴法(13C−NMR法)により定量される。13
−NMR法により測定されるタクティシティーは、連続
する複数個の構成単位の存在割合、例えば2個の場合は
ダイアッド、3個の場合はトリアッド、5個の場合はペ
ンタッドによって示すことができるが、本発明に言う主
としてシンジオタクチック構造を有するスチレン系重合
体とは、通常は、ダイアッドで75%以上、好ましくは
85%以上、若しくは、ペンタッド(ラセミペンタッ
ド)で30%以上、好ましくは50%以上のシンジオタ
クティシティーを有するポリスチレン,ポリ(アルキル
スチレン),ポリ(ハロゲン化スチレン),ポリ(アル
コキシスチレン),ポリ(ビニル安息香酸エステル)お
よびこれらの混合物、あるいはこれらを主成分とする共
重合体を指称する。
【0007】なお、ここでポリ(アルキルスチレン)と
しては、ポリ(メチルスチレン),ポリ(エチルスチレ
ン),ポリ(イソプロピルスチレン),ポリ(ターシャ
リーブチルスチレン)などがあり、ポリ(ハロゲン化ス
チレン)としては、ポリ(クロロスチレン),ポリ(ブ
ロモスチレン),ポリ(フルオロスチレン)などがあ
る。また、ポリ(アルコキシスチレン)としては、ポリ
(メトキシスチレン),ポリ(エトキシスチレン)など
がある。
【0008】これらのうち、特に好ましいスチレン系重
合体としては、ポリスチレン,ポリ(p−メチルスチレ
ン),ポリ(m−メチルスチレン),ポリ(p−ターシ
ャリーブチルスチレン),ポリ(p−クロロスチレ
ン),ポリ(m−クロロスチレン),ポリ(p−フルオ
ロスチレン)、更にはスチレンとp−メチルスチレンと
の共重合体を挙げることができる。
【0009】また、本発明に用いるスチレン系重合体
は、分子量については制限ないが、重量平均分子量が1
0,000以上のものが好ましく、とりわけ、50,0
00以上のものが最適である。ここで、スチレン系重合
体の重量平均分子量が10,000未満のものでは、耐
熱性、機械的強度が充分でなく、配合後も充分な改善が
認められない。さらに、分子量分布についても、その広
狭は制約がなく、様々なものを充当することが可能であ
る。
【0010】なお、この(a)成分である、主としてシ
ンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体は、融
点が160〜310℃であって、従来のアタクチック構
造のスチレン系重合体に比べて、耐熱性が格段に優れて
いる。
【0011】このような(a)成分である、主としてシ
ンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体は、例
えば不活性炭化水素溶媒中または溶媒の不存在下に、チ
タン化合物、及び水とトリアルキルアルミニウムの縮合
生成物を触媒として、スチレン系単量体(上記スチレン
系重合体に対応する単量体)を重合することにより製造
することができる(特開昭62−187708号公
報)。
【0012】上記(a)成分は、組成物中に、1〜98
重量%、好ましくは5〜95重量%、より好ましくは1
0〜90重量%の割合で含有せしめられる。ここで、
(a)成分の含有割合が1重量%未満であると、このも
のによる耐熱性の改良が認められない。一方、98重量
%を超えると、このもの自体の性質との有意差がなく、
このシンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体
を改質剤としてブレンドした意味がない。
【0013】次に、本発明の組成物においては、(b)
成分として、熱可塑性樹脂、正確には上述の(a)主と
してシンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体
以外の熱可塑性樹脂を用いる。
【0014】このような熱可塑性樹脂としては、組成物
の用途等により様々なものが選定され、特に制限はな
い。例えば、アタクチック構造のポリスチレン,アイソ
タクチック構造のポリスチレン,AS樹脂,ABS樹脂
などのスチレン系重合体をはじめ、ポリエチレンテレフ
タレートなどのポリエステル、ポリカーボネート、ポリ
フェニレンオキサイド、ポリスルホン,ポリエーテルス
ルホンなどのポリエーテル、ポリアミド,ポリフェニレ
ンスルフィド(PPS),ポリオキシメチレンなどの縮
合系重合体、ポリアクリル酸,ポリアクリル酸エステ
ル,ポリメチルメタクリレートなどのアクリル系重合
体、ポリエチレン,ポリプロピレン,ポリブテン,ポリ
−4−メチルペンテン−1,エチレン−プロピレン共重
合体などのポリオレフィン、あるいはポリ塩化ビニル,
ポリ塩化ビニリデン,ポリ弗化ビニリデンなどの含ハロ
ゲンビニル化合物重合体などが挙げられる。
【0015】これらの中でも、アタクチック構造のポリ
スチレン、具体的には、重量平均分子量50,000〜
500,000、密度1.04〜1.065g/cm3 の汎
用ポリスチレン;ABS樹脂;ポリエステル、具体的に
は、極限粘度〔η〕0.4〜1.5dl/g、好ましくは
0.5〜1.4dl/g、密度1.33〜1.40g/cm3
融点255〜260℃のポリエチレンテレフタレート;
ポリカーボネート、具体的には、粘度平均分子量20,
000〜40,000、密度1.19〜1.22g/cm3
のポリカーボネート;ポリエーテル、具体的には、重量
平均分子量5,000〜100,000、密度1.05
〜1.07g/cm3 のポリフェニレンオキサイドなどが好
適である。
【0016】上述の(b)成分は、組成物中に1〜98
重量%、好ましくは5〜95重量%、より好ましくは2
0〜80重量%の割合で含有せしめられる。ここで、
(b)成分の含有割合が1重量%未満であると、シンジ
オタクチック構造を有するスチレン系重合体単独の場合
の性質との有意差がない。一方、98重量%を超える
と、シンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体
による力学的,熱的な性質の改善が期待できない。
【0017】さらに本発明の組成物においては、(c)
成分として無機充填剤を用いる。無機充填剤としては、
繊維状のものであると、粒状,粉状のものであるとを問
わない。繊維状無機充填材としては、ガラス繊維,炭素
繊維,アルミナ繊維等が挙げられ、特に、ガラス繊維,
炭素繊維が好ましい。ここでガラス繊維の形状として
は、クロス状,マット状,集束切断状,短繊維,フィラ
メント状のものがあるが、好ましくは集束切断状であ
り、長さが0.05mm〜13mm、繊維径が5〜15μm
のものであって、特にシラン系処理を施したものが好ま
しい。また、炭素繊維としては、ポリアクリロニトリル
(PAN)系のものが好ましく、さらに好ましくはチョ
ップドファイバータイプであって、長さが3mm程度、直
径が7〜15μmの束ねたものが良い。
【0018】一方、粒状,粉状無機充填材としては、タ
ルク,カーボンブラック,グラファイト,二酸化チタ
ン,シリカ,マイカ,炭酸カルシウム,硫酸カルシウ
ム,炭酸バリウム,炭酸マグネシウム,硫酸マグネシウ
ム,硫酸バリウム,オキシサルフェート,酸化スズ,ア
ルミナ,カオリン,炭化ケイ素,金属粉末等が挙げら
れ、特に二酸化チタンが好ましい。ここで二酸化チタン
の結晶形態としては、ルチル型,ブルッカイト型,アナ
タース型があるが、好ましくはルチル型,アナタース型
であって、平均粒度0.15〜0.40μmのものであ
り、さらに、Zn、Al、Si等で処理したものであっ
てもよい。
【0019】上述の(c)成分は、組成物中に1〜60
重量%、好ましくは5〜50重量%、より好ましくは1
0〜40重量%の割合で含有せしめられる。ここで、
(c)成分の含有割合が1重量%未満であると、充填材
としての充分な効果が認められない。一方、60重量%
を超えると、均一に分散できず、機械的強度に劣るもの
となる。
【0020】本発明の組成物は、基本的には、上述した
(a),(b)および(c)成分よりなるものである
が、さらに必要に応じて各種添加剤、例えば核剤,酸化
防止剤,可塑剤,相溶化剤,滑剤,着色剤,帯電防止剤
等を添加することもでき、特に核剤,酸化防止剤,可塑
剤を添加することが望ましい。
【0021】ここで核剤としては、タルクが好適に用い
られ、本発明の組成物100重量部に対して、0.1〜
10重量部の割合で配合される。また、酸化防止剤とし
ては、様々なものがあるが、特にリン系酸化防止剤およ
びフェノール系酸化防止剤が好ましい。
【0022】本発明の組成物は、上述の成分を、ニーダ
ーやミキシングロール,押出機などにより混練すること
により、あるいは溶液ブレンド等により、均一に調製す
ればよい。
【0023】
【実施例】次に、本発明を実施例および比較例によりさ
らに詳しく説明するが、本発明の範囲を超えない限り、
これに限定されるものではない。
【0024】参考例1〔主としてシンジオタクチック構
造を有するポリスチレンの製造〕 反応容器に、溶媒としてトルエン2リットル(L)と、
触媒成分であるシクロペンタジエニルチタニウムトリク
ロライド1ミリモル、およびメチルアルミノキサンをア
ルミニウム原子として0.8モル加え、20℃において
スチレン3.6Lを加えて、1時間重合反応を行なっ
た。反応終了後、生成物を塩酸−メタノール混合液で洗
浄し、触媒成分を分解除去した。次いで、乾燥して、重
合体330gを得た。次に、この重合体を、メチルエチ
ルケトンを溶媒として使用してソックスレー抽出し、抽
出残分95重量%を得た。
【0025】この重合体は、重量平均分子量が290,
000、数平均分子量158,000であり、融点は2
70℃であった。また、同位体炭素の核磁気共鳴(13
−NMR)法による分析から、シンジオタクチック構造
に基因する145.35ppmに吸収が認められ、そのピ
ーク面積から算出したペンタッドでのシンジオタクティ
シティーは96%のものであった。
【0026】実施例1 上記参考例1において得られたシンジオタクチック構造
を有するポリスチレン35重量部、熱可塑性樹脂として
ポリカーボネート(商品名:出光ポリカーボネートA3
000、粘度平均分子量28,500〜30,500、
密度1.20g/cm3 、出光石油化学(株)製)35重量
部、および無機充填剤として、平均繊維長3mmのガラス
繊維(旭ファイバーグラス(株)製、繊維径10〜15
μm、チョップドストランド状)30重量部をドライブ
レンドし、これに結晶核剤としてタルク(商品名:タル
ク−FFR,浅田製粉(株)製)1重量部を加え、ヘン
シェルミキサーで混合したのち、押出機で混練して押出
し、ペレット化した。次いで、このペレットから試験片
を成形して、機械的強度および熱変形温度を測定した。
試験結果を第1表に示す。
【0027】実施例2 実施例1において、ポリカーボネートの代わりにポリエ
チレンテレフタレート(商品名:ダイヤナイト MA5
23、固有粘度〔η〕=0.78dl/g、融点255℃、
密度1.34g/cm3 、三菱レーヨン(株)製)を用いた
他は、実施例1と同様の操作を行なって試験片を得た。
試験結果を第1表に示す。
【0028】実施例3 上記参考例1において得られたシンジオタクチック構造
を有するポリスチレン45重量部、熱可塑性樹脂として
ポリエチレンテレフタレート(実施例2で使用したもの
と同じ)45重量部、および無機充填材としてガラス繊
維(実施例1で使用したものと同じ)10重量部を配合
した他は、実施例2と同様な操作を行なって試験片を得
た。試験結果を第1表に示す。
【0029】実施例4 実施例1において、ポリカーボネートの代わりにアタク
チックポリスチレン(商品名:出光スチロールUS30
0、重量平均分子量370,000、メルトインデック
ス2、密度1.05g/cm3 、出光石油化学(株)製)を
用いた他は、実施例1と同様の操作を行なって試験片を
得た。試験結果を第1表に示す。
【0030】実施例5 実施例1において、ポリカーボネートの代わりにポリフ
ェニレンオキサイド(カタログ No.V−100、重量平
均分子量7,200、密度1.06g/cm3 、SCIENTIFIC
POLYMER PRODUCTS INC.製)を用いた他は、実施例1と
同様の操作を行なって試験片を得た。試験結果を第1表
に示す。
【0031】実施例6 上記参考例1において得られたシンジオタクチック構造
を有するポリスチレン45重量部、熱可塑性樹脂として
アタクチックポリスチレン(実施例4で使用したものと
同じ)45重量部、および無機充填材としてカーボンフ
ァイバー(商品名:トレカ,PAN系チョップドファイ
バー,東レ(株)製,平均長3mm,直径7〜10μm)
10重量部を配合した他は、実施例1と同様な操作を行
なって試験片を得た。試験結果を第1表に示す。
【0032】実施例7 実施例6において、カーボンファイバーの代わりに二酸
化チタン(商品名:チタニア R−680、石原産業
(株)製)10重量部を配合した他は、実施例6と同様
の操作を行なって試験片を得た。試験結果を第1表に示
す。
【0033】比較例1 実施例1において、ガラス繊維を入れずに、参考例1で
得られたシンジオタクチック構造を有するポリスチレン
50重量部、ポリカーボネート(実施例1で使用したも
のと同じ)50重量部を用いた他は、実施例1と同様の
操作を行なって試験片を得た。試験結果を第1表に示
す。
【0034】比較例2 比較例1において、ポリカーボネートの代わりにポリエ
チレンテレフタレート(実施例2で使用したものと同
じ)を用いた他は、比較例1と同様の操作を行なって試
験片を得た。試験結果を第1表に示す。
【0035】比較例3 比較例1において、ポリカーボネートの代わりにアタク
チックポリスチレン(実施例4で使用したものと同じ)
を用いた他は、比較例1と同様の操作を行なって試験片
を得た。試験結果を第1表に示す。
【0036】比較例4 比較例1において、ポリカーボネートの代わりにポリフ
ェニレンオキサイド(実施例5で使用したものと同じ)
を用いた他は、比較例1と同様の操作を行なって試験片
を得た。試験結果を第1表に示す。
【0037】比較例5 参考例1において得られたシンジオタクチック構造を有
するポリスチレン15重量部、熱可塑性樹脂としてアタ
クチックポリスチレン(実施例4で使用したものと同
じ)15重量部、および無機充填材としてガラス繊維
(実施例1で使用したものと同じ)70重量部を配合し
た他は、実施例1と同様な操作を行なって、試験片を得
ようとしたが、均一に分散せず、試験片が得られなかっ
た。
【0038】
【表1】
【0039】〔第1表の脚注〕 *1 SPS:参考例1で得られたシンジオタクチック
ポリスチレン PC:ポリカーボネート PET:ポリエチレンテレフタレート aPS:アタクチックポリスチレン PPO:ポリフェニレンオキサイド GF:ガラス繊維 CF:炭素繊維 *2 TMA(THERMAL MECHANICAL ANALYSIS) による。
【0040】
【発明の効果】本発明のスチレン系重合体樹脂組成物
は、耐熱性に優れたものである。しかも、引張弾性率,
引張強度など力学的特性も優れたものである。従って、
本発明のスチレン系重合体樹脂組成物は、耐熱性構造材
などとして有効に利用することができる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)主としてシンジオタクチック構造
    を有するスチレン系重合体1〜98重量%,(b)熱可
    塑性樹脂1〜98重量%および(c)無機充填材1〜6
    0重量%を含むスチレン系重合体樹脂組成物。
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WO2022190838A1 (ja) * 2021-03-11 2022-09-15 王子ホールディングス株式会社 コンデンサ用途に好適なフィルム

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