JPH1071999A - スペースクラフトの能動姿勢制御システム - Google Patents

スペースクラフトの能動姿勢制御システム

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JPH1071999A
JPH1071999A JP9181516A JP18151697A JPH1071999A JP H1071999 A JPH1071999 A JP H1071999A JP 9181516 A JP9181516 A JP 9181516A JP 18151697 A JP18151697 A JP 18151697A JP H1071999 A JPH1071999 A JP H1071999A
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wheel
momentum
axis
reaction
control system
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JP9181516A
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Thomas Joseph Holmes
ジョセフ ホルムス トーマス
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Original Assignee
Space Systems Loral LLC
Loral Space Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 衛星の姿勢制御で、最小4つのホイールを用
い、完全リダンダンシーモーメンタムバイアス、3/4
リダンダンシーモーメンタムバイアス又は完全リダンダ
ンシーゼロモーメンタムバイアスを選択することができ
る。 【解決手段】 ホイール10が故障した場合リアクショ
ンホイール11〜13が十分な角運動量を有して衛星の
完全3軸制御を維持する。第1のリアクションホイール
は第1及び第2軸の平面内のスピン軸周りに、又第2及
び第3のリアクションホイールは第1の軸の平面内に存
在しかつ第2及び第3の軸に傾斜したスピン軸周りに回
転自在で、第1第2及び第3のスピン軸は各々第1スピ
ン軸からθ1の角度傾斜し第2スピン軸は第1スピン軸
から第2及び第3軸の平面内において測定した角度θ2
傾斜しており、第3スピン軸は第2及び第3の軸の平面
内において測定したθ3の角度第1スピン軸が傾斜して
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スペースクラフト
の運転に関し、特に能動3軸制御とジャイロスコープの
剛性(stiffness)を同時に提供し、ホイール(wheel)
の1つが故障した場合のリダンダンシー(redundancy)
な最小4つのフライホイールを使用する能動姿勢制御シ
ステムに関する。
【0002】
【従来の技術】人工衛星を含め、現代のスペースクラフ
トは、通信や地球探査等に幅広く利用されている。その
ような人工衛星はすべて、センサやアンテナが適切な方
向に向けられるように宇宙空間での方向制御を必要とし
ている。地球または他の天体の周りを回る人工衛星は、
特に制御しない限り、単一の面をその天体に向けたまま
の状態を維持できない。その制御は通常「姿勢制御」と
呼ばれている。姿勢制御の1つに、モーメンタムバイア
ス(momentum bias)またはジャイロスコープの剛性を
与えることによって姿勢を安定させる1つかそれ以上の
フライホイールを使用したタイプがある。モーメンタム
バイアスは最終的には、バイアス軸に垂直な平面中にあ
る衛星の軸を安定させることができるが、直接な制御を
与えることはできない。現代の衛星飛行計画(missio
n)におけるもっと厳格な方位決定の要求を満足させる
ために、衛星の回転軸を直接に制御することが必要とさ
れる。一般に、地球の方向に向けられるヨー(yaw)
軸、衛星の軌道面に垂直なピッチ(pitch)軸、及び軌
道中心軸の右周りの方向のロール(roll)軸の3軸が使
用される。当業者には、他の非垂直な組み合わせも使用
でき、簡単な変換により、そのような組合わせを垂直な
組み合わせに変換可能なことが知られている。
【0003】人工衛星の製造と発射は極度に資本集約的
である。したがって、人工衛星サービスの単価を抑える
ために、人工衛星は長時間、運転されるものでなければ
ならない。この理由から、人工衛星の信頼性は、リダン
ダンシー、適格性及び予備発射試験のような厳しい測定
により得られる重大な要素となっている。典型的な3軸
安定化人工衛星の姿勢制御は、3つの直交した姿勢
(x,y、z)を直接に検知し、リアクションホイール
(reaction wheel)アクチュエータまたは他のトルク発
生器を介して矯正制御トルクを指令することにより成し
遂げられる。そのような制御はしばしば、ピッチとロー
ルの姿勢情報を供給する地球センサアセンブリ(ES
A)を利用している。ジャイロスコープはその上、慣性
ヨー軸の姿勢情報を与えるために使用される。なぜな
ら、ヨーエラー(ヨー自由度)は、ESAで観測されな
いからである。ピッチとロールのジャイロスコープはし
ばしば、上昇中及び衛星発射の地球捕捉時期に使用され
る。しかしながら、いったん地球が捕捉されると、ピッ
チとロールの姿勢情報は、ジャイロからよりもむしろE
SAから得られる。
【0004】ESAは可動部分なしで組み立てることが
でき、それ故、非常に信頼できるものとなっている。リ
ダンダンシーは、衛星の寿命を通じて、ピッチとロール
の姿勢情報の有効性を保証している。しかしながら、ヨ
ージャイロは故障しやすい機械的な装置である。直接な
リダンダンシーは、ジャイロのコストが高い故に通常使
用されず、追加されるスキュー(skew)ジャイロが3つ
の直交ジャイロのためのリダンダンシーのみを供給す
る。
【0005】ヨージャイロが故障した時、上記した追加
されたスキュージャイロがヨー姿勢情報を得るために使
用できる。しかし、そのスキュージャイロから単独で得
られる情報は、ピッチとロールの情報で汚染されてしま
う。そこで、スキュージャイロからヨー姿勢情報を得る
ために、ピッチとロールジャイロは補正信号を供給でき
るようになっている。しかしながら、もしロールジャイ
ロかピッチジャイロの1つかまたは両方が故障した時、
有効なヨー情報は得られず、衛星の姿勢は望ましくない
不安定なものとなる。精密な指示が要求されない低コス
トの衛星においては、ESAとジャイロのコストは余分
であり、他の慣性の情報照会は利用できない。故に、改
善された姿勢制御システムが要望されている。
【0006】スペースクラフトの姿勢制御に関する先行
技術の具体例は、本発明を完全に理解する上で重要であ
る。ステットソンジュニア(Stetson,Jr.)に付与され
た米国特許第5,308,024号と 第5,205,518号はそれぞ
れ、衛星のピッチ、ロール及びヨー軸に配列された各リ
アクションホイールを利用した衛星姿勢制御システムを
開示している。そのシステムは、ジャイロスコープのよ
うな、いくつかの慣性ヨー姿勢の情報照会の欠落やピッ
チバイアスモーメンタムの欠落した状態における使用に
適している。そこでは、ロール−ヨー間の剛体動力学と
ロール−ヨー間の軌道運動学の両方がモデルとされてい
る。ピッチとロールの姿勢制御というのは良く知られた
技術である。そのモデルはロールセンサからの入力及
び、リアクションホイールモニタからのロール及びヨー
のトルクを受信し、スペースクラフトのヨー姿勢を制御
するヨーを評価し、さらに、外乱トルクの一定成分を評
価して補償している。
【0007】コーエン(Cohen)等に付与された米国特
許第5,248,118号は、時折、角速度がゼロを通過するか
近傍に達する1以上のリアクションホイールを用いたス
ペースクラフトの姿勢制御システムを開示している。低
速度で長期間に動作せしめれ、注油フィルム(lubricat
ion film)は、ホイールのベアリング上に均一に分散さ
れず、寿命を縮める原因となる。そこで、ホイール速度
が最下限以下に下がった時、スペースクラフトに設けら
れたトルカー(torquer)を操作してホイール速度を上
昇させるようにするための、ホイール速度とより低い制
限値とを比較するスレッショルド・コンパレータによっ
て信頼性を維持している。
【0008】グッドツァイト(Goodzeit)等に付与され
た米国特許第5,201,833号は、1つかそれ以上のモーメ
ンタムホイールまたはリアクションホイールを使用した
スペースクラフトの姿勢制御システムを開示している。
ホイールのベアリング粘性摩擦(速度に依存している)
は、トルク命令信号に応じて、スペースクラフトに与え
られる実際のトルクを減少させている。その摩擦補償
は、トルク命令信号を理想的な摩擦フリーホイール(fr
iction-free wheel)のモデルに適用すること、及びト
ルク命令に応じて理想的なホイールの得る速度を計算す
ることによって提供されている。エラー信号は理想ホイ
ール速度と実際のホイール速度との差から生じる。この
エラー信号は、トルク命令信号に加算されてホイール駆
動信号を生成する。これにより、閉ループフィードバッ
クシステムが形成され、実際のホイール速度が理想のホ
イール速度に近づいて、これらの命令にほぼ対応できる
スペースクラフト上のトルクをもたらす。
【0009】ラマン(Raman)等に付与された米国特許
第4,916,622号は、磁気トルキングを使用し、ロール軸
において検知されたエラー信号が、所定のしきい値を越
える時、回転しているモーメンタムホイールを多く使用
する姿勢制御システムを開示している。モーメンタムホ
イールは、検知された平均ロールエラーに比例する第1
の角度をなし、ステッピングモータの制御の下におい
て、同じ方向に同じ角度で半分のニューテーション(nu
tation)期間で回転せしめられる。あるいは、モーメン
タムホイールは、差がニューテーションに関係している
という点で異なった値である第1の角度から第2の角度
に亘って回転せしめられる。
【0010】ピスタイナー(Pistiner)に付与された米
国特許第4,230,294号は、ヨー軸に平行に設けられた逆
回転するフライホイール対を利用したモーメンタムバイ
アス衛星の姿勢制御と安定化システムを開示している。
そのフライホイール対の一方のホイールの速度は、衛星
のロール軸エラーを検知し、矯正することで制御され
る。
【0011】ミュールフェルダー(Muhlfelder)に付与
された米国特許第4,084,772号において、計画通りの軌
道面からはずれた軌道傾斜で導入されたロールとヨー姿
勢エラーが、スペースクラフトに設けられた横方向ホイ
ールによって生じる運動量を正弦波的に変化させること
により最小限にされている。この横方向ホイールは、そ
の軸がスペースクラフトのヨー軸に平行になるようにス
ペースクラフト上に設けられる。モーメンタムホイール
の正弦波的変動は、地球の基地から周期的に更新された
正弦波信号に応じてホイール速度を正弦波的に変化させ
ることによって得られる。横方向のモーメンタムホイー
ルの正弦波的変動に応じて、スペースクラフトは、正規
の軌道面から軌道偏倚によるロールエラーを最小限にす
るためにロールせしめられる。ヨーエラーは、正規の軌
道面に垂直なスペースクラフトの総運動量ベクトルを維
持するために十分な横方向ホイール運動量を与えること
で最小限にされる。
【0012】ミュールフェルダー(Muhlfelder)等に付
与された米国特許第4,071,211号と第3,999,729号は、ピ
ッチ軸について剛性(stiffness)を得るバイアスモー
メンタムを供給する能動3軸複数ホイール姿勢制御シス
テムの制御を開示している。この剛性で、そのシステム
は衛星の正午と真夜中との間の期間における、ヨーの基
準として太陽を利用するゼロモーメンタムシステムの本
来的な能力の無さを克服している(すなわち、太陽の方
向とローカルな垂直面相互のおおよその整合)。衛星の
姿勢は通常、その衛星上に配置された3つかそれ以上の
リアクションホイールから引き出された角運動量変換に
よって維持される。制御機構は、ピッチ軸ホイール中で
の正味の角運動量を得てピッチ軸に沿ってモーメンタム
バイアスまたは剛性を得るように配置され、ロール軸と
ヨー軸とについての角運動量の時間平均は、ほぼゼロで
ある。
【0013】カイグラー(Keigler)等に付与された米
国特許第3,940,096号において、バイアスモーメンタム
が安定化されたスペースクラフト方向付け操作は、セン
サ及びジャイロ、また、それらに類似したものによる姿
勢決定の必要はなく、かつ通常のスピンダウンとスピン
アップの手順も必要なく達成される。すなわち、このス
ペースクラフトには、慣性の最大運動量の軸に関して垂
直に設置されたモーメンタムホイールが設けられてい
る。ホイールは最初に、スペースクラフトが最初に地上
の発射プラットフォームから発射されてから、最終的な
軌道中のスペースクラフトの方向決定が望まれる時ま
で、スペースクラフトが最初に地上の発射プラットフォ
ームから発射される時間、作動を停止される。モーメン
タムホイールは、ゼロ回転から回転速度が増加されるま
での間、回転軸からモーメンタムホイール軸に平行な軸
に、慣性軸の最大運動量、スペースクラフトの回転を生
ぜしめ、ニューテーションダンパ(nutation damper)
でのエネルギー消費によって運動量ベクトルへのホイー
ル軸に最終的に収れんする。
【0014】パーケル(Perkel)等に付与された米国特
許第3,591,108号は、スピンしながら、軌道上を回転す
る衛星の機体において望ましくない動きを減少させる制
御システムを開示している。 角運動量安定システムを
もつ衛星は、ある軸(例えば、スピン軸)の周りの望ま
しくない動きを十分に低減するような態様にて補償され
る。この場合、動きセンサは、望ましくない動きの方向
及び大きさに比例する信号を引き出すために衛星上に配
置されている。この信号は、フライホイールを回転する
のに使用され、そのフライホイールの回転軸は衛星のス
ピン軸に垂直である。フライホイールは、動きセンサか
らの信号に依存して時計周りか反時計回りかのどちらか
に回転され、これによって、フライホイールはスペース
クラフトのスピン軸の周りの外乱トルクに等しく、反対
の向きのトルクを生成する。この動作によって、望まし
くないトルクに逆らうことによって望ましくない動きを
減衰させる。
【0015】上記したような従来技術を参考にして、本
発明が着想され、実施化された。
【0016】
【発明の概要】本発明はスペースクラフトのための能動
姿勢制御システムに関し、スペースクラフト上に設置さ
れてスペースクラフトを所定の姿勢への全3軸制御を互
いに維持する固定された構成においてスピン軸上を回転
可能な複数のリアクションホイールで構成される。モー
メンタムホイールはまた、ジャイロスコープの剛性を維
持すべく第1の軸上を回転可能である。モーメンタムホ
イールの故障という事態において、リアクションホイー
ルは、モーメンタムホイールの故障によるジャイロスコ
ープの失われた剛性を維持するのに十分な組み合わされ
た角運動量をもち、スペースクラフトの所定の姿勢への
全3軸制御を維持する。1つの実施例において、複数の
リアクションホイールは固定された3面体の構成中に設
置され、第1のリアクションホイールは第1と第2の軸
の平面中にあるスピン軸の周りを回転可能であり、第2
と第3のリアクションホイールは第1の軸の平面中にあ
り、かつ第2と第3の軸に対して傾斜したスピン軸の周
りを回転可能である。それぞれの例において、スピン軸
は第1の軸と交わっている。更に、第1、第2及び第3
のスピン軸はθ1の角度で第1の軸に対して傾斜してお
り、第2のスピン軸は、第2と第3の軸の平面において
測定されたθ2の角度で第1のスピン軸に対して傾斜し
ており、そして第3のスピン軸は第1のスピン軸に対し
て第2と第3の軸の平面で測定されたθ3の角度で傾斜
している。上記したことは、固定された3面体の構成を
定義している。
【0017】本発明によって解決される問題に類似した
公知の解決策を以下に挙げる。 (1)ヨーの能動制御を供給しないV型ホイールシステ
ム(b)は、大きな姿勢操作のための反動推進エンジン
(ロケット)を必要とする。反動推進エンジンの発射の
ガタガタ揺れる性質のためにこのシステムは画像化スペ
ースクラフトに不適当である。リダンダンシーがピッチ
とロールに与えられている一方、ヨーには何も与えられ
ない。
【0018】(2)磁気トルカー(magnetic torquer)
システムは、磁気嵐に影響を受けやすい磁気トルカーを
必要とし、それ故、画像化スペースクラフトに不適当で
ある。 (3)反動推進長期間モーメンタム管理(TLTMM)
システムは、燃料を消費するヨーを能動的に制御するた
めに反動ロケットを必要とし、かかる反動ロケットのガ
タガタ揺れる性質のために画像化スペースクラフトに不
適当である。
【0019】(4)3面体ゼロバイアスシステム(a)
はヨーセンサを必要とし、そのヨーセンサは通常、宇宙
飛行の寿命を制限する可能性のある全時間ジャイロであ
る。(b)そして、3つのホイールの運転を伴い、これ
らのホイールの少なくとも1つが、能動3軸姿勢制御を
維持するのにゼロrpmでスピンすることが必要とされ
る。この構成は、ジャイロスコープの効果が失われるよ
うなバイアスされたシステムを許さず、その上、ヨーセ
ンサが必要とされる。
【0020】(5)ジンバル付きのホイールシステム
は、通常、指示における量子的変化を生ずるためにステ
ッパーモータを使用する。ステッパーモータの小型ロケ
ットに類似したガタガタ揺れる性質のために、このシス
テムは画像化スペースクラフトに不適当である。その
上、動きが制限される。上記したものとは対照的に、本
発明の3面体モーメンタムバイアス(TMB)ホイール
の構成は、能動ヨー検知、磁気トルカーまたは能動推進
エンジンを用いずに通信及び撮像のための姿勢維持に適
した完全なリダンダンシーを有するホイールシステムを
提供する。3面体構成の3つのリアクションホイールを
使用することにおいて、適切な大きさを選択すれば、そ
れらのどれ1つもゼロrpmによってスピンする必要は
ない。ジャイロスコープを使用する時、このシステム
は、能動制御のための反動推進エンジンを使用しない
で、大きな姿勢操作(例えば、地球ピッチの捕捉)が可
能である。
【0021】本発明は、(a)ヨーセンサ(けれども、
ヨーセンサはもし使用できるなら使用する)、(b)磁
気トルカー(管理維持している間、ホイールの速度を落
とすのに使用できる)、(c)反動推進エンジン(管理
維持している間中、ホイールの速度を落とすのに使用で
きる)、または、(d)ジンバル付きまたはホイール接
合装置を使用しない3軸の能動最下点姿勢制御(active
nadir attitude control)を提供する。
【0022】本発明の3面体のモーメンタムバイアス
(TMB)ホイールの構成は、どれか3つがモーメンタ
ムバイアスと能動最下点姿勢3軸指示を供給できる4つ
のホイールを使用する。その4つのホイールは1つのモ
ーメンタムホイールと3つのリアクションホイールで構
成される。3つのリアクションホイール(典型的にモー
メンタムホイールより小さい)は、モーメンタムホイー
ルの故障に備えて、リダンダンシーを有するモーメンタ
ムバイアスを供給できる3面体の構成中にある。全3軸
制御は、また、もしリアクションホイールのどれか1つ
が故障しても維持される。それは、正規の操作を行うた
めに、使用者しだいで、5通りの利用可能なホイールの
組み合わせを選択できる。もし3つのリアクションホイ
ールが正規の操作に使用されるのなら、かつ、リアクシ
ョンホイールが適切な大きさにされているのなら、ゼロ
rpmでスピンすることを必要とされるホイールを全く
必要としない3軸能動姿勢制御を得ることが可能であ
る。
【0023】本発明の主要な目的は、3つのリアクショ
ンホイールと1つのモーメンタムホイールを使用するス
ペースクラフトの能動3軸姿勢制御を提供することであ
る。本発明の他の目的は、スペースクラフトのジャイロ
スコープの剛性を維持しながら、姿勢制御を提供するこ
とである。本発明の更なる目的は、ホイールの1つが故
障するという事態においてリダンダンシーの手段を提供
しつつ、姿勢制御を有することである。1つの例におい
ては、リダンダンシーを有するバイアスモーメンタムが
ある。他の構成において、ゼロモーメンタムのリダンダ
ンシーを有するバイアスモーメンタムがある。そして、
さらに他の構成において、リダンダンシーを有するゼロ
モーメンタムがある。
【0024】本発明の他の目的は、スペースクラフト上
に設置され、スペースクラフトの所定の姿勢への全3軸
制御を相互に維持する固定された構成中に、スピン軸上
を回転可能な複数のリアクションホイールと、宇宙空間
でのスペースクラフトの第1の軸におけるジャイロスコ
ープの剛性を維持するための第1の軸の周りを回転可能
な1つのモーメンタムホイールから構成されるシステム
を提供することである。モーメンタムホイールの故障と
いう事態において、前記モーメンタムホイールの故障に
よるジャイロスコープの失われた剛性を維持するのに十
分な組み合わされた角運動量を有している一方、リアク
ションホイールは、スペースクラフトの所定の姿勢への
全3軸制御を維持する。
【0025】本発明の更なる目的は、スピン軸の周りを
回転自在であり、固定3面体構成を形成すべくスペース
クラフト上に搭載される3つのリアクションホイールの
組を含む新規な能動制御システムを提供することであ
る。本発明のまだ更なる目的は、いくつかのホイールの
故障という事態において、残りのホイールの組み合わさ
れた角運動量が、第1の軸におけるジャイロスコープの
剛性を維持するのに効果的である一方、スペースクラフ
トの所定の姿勢への全3軸制御を維持する新規な能動制
御システムを提供することである。
【0026】本発明の更に他の発明は、前記第1と第2
の軸の平面中に置かれ、第1の軸と交わる第1のスピン
軸の周りを回転可能な第1のリアクションホイールと、
第1の軸の平面中に置かれた第2のスピン軸上を回転可
能であり、第2と第3の軸に傾斜して、第1の軸に交わ
る第2のリアクションホイールと、第1の軸の平面中に
置かれた第3のスピン軸上を回転可能であり、第2と第
3の軸に傾斜され、第1の軸に交わる第3のリアクショ
ンホイールを含み、第1の軸からθ1の角度で傾けられ
た第1、第2及び第3のスピン軸をともない、第2のス
ピン軸は前記第2と第3の軸の平面中で測定されたθ2
の角度で前記第1のスピン軸から傾けられており、第3
のスピン軸は第2と第3の軸の平面中で測定されたθ3
の角度で第1のスピン軸から傾けられた新規な能動制御
システムを提供することである。
【0027】本発明の他の更なる特性と利点は、詳細な
説明からもっと明白になり、例を通して添付図面と共に
本発明の原理が理解される。明細書全てに亘って、同じ
数字は同じ部分を参照している。
【0028】
【実施の態様】まず、図1を参照する。図1は、スペー
スクラフト(あるいは、衛星)の構成要素20を示して
おり、このスペースクラフトはパネル22に固定されか
つ突き出ている。構成要素20は円筒型として描写され
ているが、これは単なる例である。耳24と26の組は
構成要素20に固定されたスカート28の両側から放射
方向に突き出ている。構成要素20は相互に直交した軸
x、y、zの組で示されている。通常、これらの軸の周
りの回転はそれぞれロール、ピッチ、ヨーと称される。
しかしながら、本明細書の開示は、慣例に制限された考
えに留まるべきではない。
【0029】図1を参照しつつ、また図2、図3及び図
4をも参照すると、ここに示されたスペースクラフトに
は、耳24、26の組上に設けられて本発明を具体化す
る能動制御システムが設けられている。制御システムは
耳26に設置された比較的大きなモーメンタムホイール
10を含み、このホイール10は、第1の軸に整合した
スピン軸110の周りに回転自在であり、第1の軸の周
りにおける宇宙空間中でのジャイロスコープの剛性を維
持する。モーメンタムホイール10は概略的に、簡単に
示されているが、フライホイール、つまり運動量を蓄え
るまたは変換させるのに使用される回転するホイールま
たはディスク、及びそれに関連した部分、つまりベアリ
ング、トルクモータ、タコメータ、他の検知装置、発射
のためのケージング(caging)装置、及び制御エレクト
ロニクスが含まれる。モーメンタムホイール10と同様
な制御システムはまた、複数の比較的小さなリアクショ
ンホイール11、12及び13を含んでおり、これらの
リアクションホイールは、モーメンタムホイール10と
同様に耳24、26によってスペースクラフト上に設置
され、固定された3面体を構成するスピン軸111、1
12及び113の周りにそれぞれ回転可能であり、スペ
ースクラフトの所定の姿勢への全3軸制御を相互に維持
する。リアクションホイールはゼロバイアスで動作する
ように設計された宇宙船の固定された軸を有するフライ
ホイールである。モーメンタムホイール10が故障した
場合、リアクションホイール11、12及び13は、所
定の姿勢にスペースクラフトの全3軸制御を維持しつ
つ、モーメンタムホイールの故障によるジャイロスコー
プの失われた剛性を十分維持する組み合わされた角運動
量をもっている。更に、ホイールのいくつかの故障が生
じた場合、残りのホイールの組み合わされた角運動量
は、スペースクラフトの所定の姿勢への全3軸制御を維
持しつつ、第1の軸におけるジャイロスコープの剛性を
維持するのに有効である。つまり、モーメンタムホイー
ル10とリアクションホイール11、12及び13の全
ては、ジャイロスコープの剛性を相互に維持するため
の、また、スペースクラフトの3軸制御を維持するため
の3面体構成中で、相対的に固定されたスピン軸の周り
に、回転可能となっている。
【0030】上述したように、第1のリアクションホイ
ール11はスピン軸111の周りに回転可能である。図
3と図4を見ると、スピン軸111はx軸とy軸の平面
中に置かれ、角度θ1でx軸と交わり、y軸とz軸方向
に傾けられていることがわかる。同様に、第2と第3の
リアクションホイール12、13はスピン軸112、1
13の周りにそれぞれ回転可能であり、それぞれがx軸
の平面中に置かれ、角度θ1でx軸と交わり、y軸とz
軸方向に傾けられている。更に、図3に示されるよう
に、リアクションホイール12のスピン軸112は、ス
ピン軸111からy軸とz軸の平面中で測定されたθ2
の角度だけ変位し、リアクションホイール13のスピン
軸113はスピン軸111からy軸とz軸の平面中で測
定されたθ 3の角度だけ変位している。
【0031】本発明の全体の運転は、図5の表により与
えられる情報と組み合わせて、以下の説明を読むことに
より良く理解される。図5の表において、I0はモーメ
ンタムホイール10の慣性モーメント、I1はリアクシ
ョンホイール11、12、13の慣性モーメント、ω0
はモーメンタムホイールの最大スピン率、ω1はリアク
ションホイール11、12、13の最大スピン率であ
る。
【0032】本発明を理解する上で有益となる他の情報
が、図6の表により与えられる。図6において、T0
モーメンタムホイール10のトルク、T1はリアクショ
ンホイール11、12、13のトルクである。前述した
ように、本構成における4つのホイールは1つのモーメ
ンタムホイールと3つのリアクションホイール11、1
2、13で構成される。モーメンタムホイールは、モー
メンタム剛性を維持して、スペースクラフトのヨーポイ
ンティング(pointing)において、エラーを生じさせる
外乱を抑制させる。モーメンタム剛性はモーメンタムホ
イールのジャイロスコープの効果により生じる。
【0033】3つのリアクションホイールは、モーメン
タムホイールが故障した場合でも、スペースクラフトの
全3軸姿勢制御とジャイロスコープの剛性とを維持する
ように配置されかつ方向決めされる。もし同様な大きさ
ならば、それぞれのリアクションホイールはホイール1
0の運動量の少なくとも3分の1を供給するべきであ
る。もし大きさが異なっており、ジャイロスコープの剛
性のリダンダンシーを望むならば、3つのリアクション
ホイールは共に、少なくともホイール10のそれと同じ
大きさの運動量を供給するべきである。図1〜4を見る
と、以下の説明により、リアクションホイール11、1
2及び13の配置を理解することができる。まずは、モ
ーメンタムホイール10と同じ方向に全ての3つのリア
クションホイールを方向付けした場合、つまり、それら
のスピン軸の全てが整列しまた一致した場合について考
える。この場合、モーメンタム剛性のためのリダンダン
シーを供給する。y軸についての制御を得るために、ホ
イールはy軸に関して傾けられる(図2参照)。それか
ら、第1のリアクションホイール11をそのままにして
おいて、他の2つのリアクションホイール12と13は
x軸(図3においては点で示されている)の周りに動か
されて、z軸(z軸は、右手の法則に従って直交の軸の
組を供給するxとyとの積として数学的に定義される)
についての制御をなす。このようにして、スペースクラ
フトの全3軸姿勢制御は3軸全てにおいて保証される。
もしホイール10が故障したならば、ホイール10がス
ピンダウンするのにともなって失われたx軸上の運動量
の剛性を維持するためにホイール11、12及び13は
共にスピンアップされることができる。もしホイール1
1が故障したなら、ホイール12と13は共に活性化さ
れて矢印先端30(図2及び図3参照)によって示され
たようなy方向に運動量を供給することができる。もし
ホイール12が故障したならば、ホイール13は矢印先
端32(図2及び図3)によって示されたようなz方向
に運動量を供給することができ、ホイール13が故障し
たときはその逆となる。
【0034】図5の表は、故障している間個々に与えら
れるホイールの位置と性能に関連した数学的処理の例を
示している。図5の表において、リアクションホイール
11、12及び13は全て同様な大きさである。それら
は、その組合わさった運動量がモーメンタムホイール1
0の運動量よりも大きくなるに従い、それぞれ異なった
大きさにされる。しかしながら、この場合、数学的な関
係はもっと複雑になることが理解される。
【0035】第2縦欄("x")はx方向、すなわち、矢
印先端34で表されるようなジャイロスコープの剛性の
方向(図2及び4参照)での運動量保存能力を示してい
る。最初の4つの横欄("10"、"11"、"12"、"1
3")はそれぞれのホイールの個々の寄与の度合を示し
ている。モーメンタムホイール10のスピン軸110は
x方向に整列され、それゆえ、その運動量(I0 ω0
の全てが、この方向において寄与する。リアクションホ
イール11、12及び13は、多少傾斜しており(x軸
に関してθ1の角度だけ)、x方向で運動量保存要素を
供給する。それらの方向は、リアクションホイール11
については図4に示されており、リアクションホイール
12と13についても同様である。x方向での保存能力
はこの角度θ1のコサイン(cosine)分だけ減少せしめ
られる。この角度は、モーメンタムホイールが第6横欄
("w/o 10")に示されたような故障をするとき、
ジャイロスコープの剛性を維持するために選択される臨
界角度である。この横欄は、全てのリアクションホイー
ルがθ1のコサインで、剛性に等しく寄与することを示
している。
【0036】第3縦欄("y")は、y方向つまりx軸に
垂直なジャイロスコープの剛性の方向における運動量保
存能力を示している。第2横欄("11")は、y軸への
運動量保存の第1の寄与者がリアクションホイール11
であることを示している。リアクションホイールが角度
θ1でx軸に対して傾けられているので(図4)、y軸
方向への寄与を増加させるサインの効果は、x軸への寄
与を減少させるコサイン(cosine)の効果より速く変動
する。このことは、このような構成によれば、第2縦欄
("x")中に示されたようなジャイロスコープの剛性を
維持する能力を犠牲することなしにy軸の制御を増加さ
せることができることを意味する。他のホイール12及
び13はz軸において運動量を供給するのに必要とさ
れ、それゆえ、それらのスピン軸は、図3におけるよう
なy−z平面中に、ホイール11のスピン軸111に関
してθ2とθ3のそれぞれの角度で回転されている。
【0037】横欄3と4("12"、"13")を調べてみ
ると、y軸に沿っての運動量保存へのリアクションホイ
ール12及び13の寄与は、全ての3つのホイールによ
ってx軸に沿って運動量保存への寄与がθ1のコサイン
によって減少されるのと類似した態様で、角度(θ2
θ3それぞれ)のコサインによって減少される。4番目
の縦欄("z")は、z方向における運動量保存能力を示
し、そのz方向は、右手の法則に従って軸xとyの両方
に直交し、xとyの数学的な積である。3番目と4番目
の横列("12"、"13")は、リアクションホイール1
2と13によるz軸への運動量寄与を示している。リア
クションホイール12と13はy軸に関して角度θ2
θ3で傾斜しているので、サインの効果は、z軸への運
動量寄与を増加し、コサインの効果は、y軸(第3縦欄
("y")参照)への運動量寄与を減少させる。第2縦欄
("x")で示されたようなジャイロスコープの剛性への
変化はない。角θ2とθ3のコサインは、リアクションホ
イール11の故障の際、y軸における運動量のリダンダ
ンシーを与える。θ2のサインは、リアクションホイー
ル13の故障の際、z軸における運動量のリダンダンシ
ーを与え、θ3とリアクションホイール12とについて
も同様となる。横欄6〜9("w/o 10"、"w/o
11"、"w/o 12"、"w/o 13")は、本発明に
組み入れられたリダンダンシーを詳しく説明する。モー
メンタムホイール10が故障した時、全てのリアクショ
ンホイールは、第2縦欄("x")と第6横欄("w/o
10")中に示されたようなジャイロスコープの剛性を
維持するためにx軸に沿って共に運動量要素に寄与す
る。第1のリアクションホイール11が故障した時、第
2と第3のリアクションホイール12、13は組み合わ
さって、第3縦欄("y")と第7横欄("w/o 1
1")中に示されたようなy方向における運動量保存を
供給する。第2と第3のリアクションホイールの故障は
横欄8及び9("w/o 12"及び"w/o 13")にお
いて示されている。第4縦欄("z")中に示されたよう
なz方向にリダンダンシーを与える。すなわち、ホイー
ル13はホイール12の故障("w/o 12")をバッ
クアップし、ホイール12はホイール13の故障("w
/o 13")をバックアップする。
【0038】
【実施例】実施例により、スペースクラフトの必要条件
の下での、大きさ(I0、ω0、I 1、ω1)とモーメンタ
ムホイール10とリアクションホイール11、12、1
3(θ1、θ2、θ3)の配置を最も良く説明できる。図
6の表は、この解析のために使用される。所望の宇宙飛
行計画の要求を達成するために、ここでは、±10Nm
sをもつ40Nms(ニュートン・メーター秒)のモー
メンタムバイアス能力が要求され、リアクションホイー
ルが同様な大きさであるとする。これは、モーメンタム
ホイール10が50Nms(+I0ω0)の運動量保存能
力をもたなければならないことを意味する。モーメンタ
ムホイール10の故障という事態において、そのリアク
ションホイールの大きさと位置の必要条件はI1ω1co
s(θ 1)=50/3のようになる("w/o 10"の横
欄とx軸のための運動量保存能力を示す図6の表参
照)。
【0039】今、y方向における保存の要求が±12N
msとz方向における±8Nmsであるとする。リアク
ションホイールの故障を処理するために、これは、θ3
=360−θ2、I1ω1sin(θ1)cos(θ2)=
6 Nms、I1ω1sin(θ 1)sin(θ3)=8 N
msであることを意味する。4つの未知数を伴うこれら
4つの非線形方程式の解は、I1ω1=20 Nms、θ1
=30度、θ3=127度という概略の要求に帰結す
る。
【0040】上記の要点を繰り返すと、本発明は4つの
フライホイールを利用するスペースクラフトの能動姿勢
制御システムを提供し、最低でも、完全なリダンダンシ
ーモーメンタムバイアス、4分の3のリダンダンシーモ
ーメンタムバイアス及び完全なリダンダンシーゼロモー
メンタムバイアスのオプションを選択的に供給すること
ができる。
【0041】尚、本発明の好ましい実施例が詳細に開示
されているが、当業者によって、明細書で説明され、請
求項において定義される本発明の範囲から外れることな
く、他の様々な変更を上記した実施例へ適用できること
は当然である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を具体化する能動姿勢制御システム上
に設置された構成要素の遠近図を示している。
【図2】 モーメンタムホイールと本発明の能動姿勢制
御システムの可動構成要素である3つのリアクションホ
イールの位置関係を示す遠近図である。
【図3】 図2で示された構成要素の平面図である。
【図4】 リアクションホイールそれぞれのスピン軸と
モーメンタムホイールのスピン軸の間の関係を示す遠近
図であり、リアクションホイールがスピン軸に関してθ
1の角度で傾けられていることを示している。
【図5】 本発明に係るモーメンタムホイール及びリア
クションホイールの組み合わせによる運動量保存能力を
説明するための表を示している。
【図6】 本発明に係るモーメンタムホイール及びリア
クションホイールの組み合わせによるトルクを説明する
ための表を示している。
【符号の説明】
10 モーメンタムホイール 11〜13 リアクションホイール 111〜113 スピン軸

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1、第2及び第3の相互に直交した軸
    を有するスペースクラフトの能動姿勢制御システムであ
    って、 スペースクラフトに設置され、固定された構成中のスピ
    ン軸の周りを回転可能であり、所定の姿勢へとスペース
    クラフトの全3軸制御を共に維持する複数のリアクショ
    ンホイールと、 前記第1軸の周りに回転自在であり、宇宙空間中でのス
    ペースクラフトのジャイロスコープ的剛性を維持するモ
    ーメンタムホイールと、 前記モーメンタムホイールが故障の場合、前記モーメン
    タムホイールの故障によって失われたジャイロスコープ
    的剛性を維持するのに十分な組み合わされた角運動量を
    前記リアクションホイールに供給してスペースクラフト
    の所定の姿勢への全3軸制御を維持する手段と、 を含む能動姿勢制御システム。
  2. 【請求項2】 前記複数のリアクションホイールがスピ
    ン軸の周りを回転可能であり、固定された3面体構成に
    おいてスペースクラフト上に設置された3つのリアクシ
    ョンホイールの組からなることを特徴とする請求項1記
    載の能動姿勢制御システム。
  3. 【請求項3】 前記ホイールのいずれかの故障の際に、
    前記第1の軸におけるジャイロスコープ的剛性を維持す
    るのに効果的な組み合わされた角運動量を前記ホイール
    の残りへ供給してスペースクラフトの所定の姿勢への全
    3軸制御を維持する手段を更に有することを特徴とする
    請求項1記載の能動姿勢制御システム。
  4. 【請求項4】 前記複数のリアクションホイールが、 前記第1及び第2の軸の平面中に置かれ、第1の軸に交
    わる第1のスピン軸の周りを回転可能な第1のリアクシ
    ョンホイールと、 前記第1の軸の平面中に置かれ、かつ前記第1の軸に交
    わりかつ前記第2と第3の軸に対して傾いた第2のスピ
    ン軸の周りを回転可能な第2のリアクションホイール
    と、 前記第1の軸の平面中に置かれ、かつ前記第1の軸に交
    わりかつ前記第2と第3の軸に対して傾いた第2のスピ
    ン軸の周りを回転可能な第3のリアクションホイール
    と、からなり、 前記第1、第2及び第3のスピン軸はθ1の角度で前記
    第1の軸に交わり、 前記第2のスピン軸は前記第2及び第3の軸の平面中で
    測定されるθ2の角度だけ前記第1のスピン軸から変位
    しており、 前記第3のスピン軸は前記第2及び第3の軸の平面中で
    測定されるθ2の角度だけ前記第1のスピン軸から変位
    していることを特徴とする請求項1記載の能動姿勢制御
    システム。
  5. 【請求項5】 前記モーメンタムホイールが、前記第1
    の軸の方向に+I0ω0の運動量保存能力を供給し(I0
    及びω0はそれぞれモーメンタムホイールの慣性モーメ
    ント、モーメンタムホイールの最大スピン率である)、 前記第1、第2及び第3のリアクションホイールの各々
    が、前記第1の軸の方向に±I1ω1cos(θ1)の運
    動量保存能力を供給する(I1及びω1はそれぞれリアク
    ションホイールの慣性モーメント、リアクションホイー
    ルの最大スピン率である)ことを特徴とする請求項4記
    載の能動姿勢制御システム。
  6. 【請求項6】 前記モーメンタムホイールが、前記第2
    の軸の方向にゼロの運動量保存能力を供給し、 前記第1のリアクションホイールが、前記第2の軸の方
    向に±I1ω1sin(θ1)の運動量保存能力を供給
    し、 前記第2のリアクションホイールが前記第2の軸の方向
    に±I1ω1sin(θ1)cos(θ2)の運動量保存能
    力を供給し、 前記第3のリアクションホイールによって、前記第2の
    軸の方向に供給される該運動量保存能力が±I1ω1si
    n(θ1)cos(θ3)である(I1及びω1はそれぞれ
    リアクションホイールの慣性モーメント、リアクション
    ホイールの最大スピン率である)ことを特徴とする請求
    項4記載の能動姿勢制御システム。
  7. 【請求項7】 前記モーメンタムホイールが前記第3の
    軸の方向にゼロの運動量保存能力を供給し、 前記第1のリアクションホイールが前記第3の軸の方向
    にゼロの運動量保存能力を供給し、 前記第2のリアクションホイールが前記第3の軸の方向
    に±I1ω1sin(θ1)sin(θ2)の運動量保存能
    力を供給し、 前記第3のリアクションホイールが前記第3の軸の方向
    に±I1ω1sin(θ1)sin(θ3)の運動量保存能
    力を供給する(I1及びω1はそれぞれリアクションホイ
    ールの慣性モーメント、リアクションホイールの最大ス
    ピン率である)ことを特徴とする請求項4記載の能動姿
    勢制御システム。
  8. 【請求項8】 前記モーメンタムホイール及び前記第
    1、第2及び第3のリアクションホイールの全てが前記
    第1の軸の方向に最大+I0ω0±3I1ω1cos
    (θ1)の運動量保存能力を供給する(I0及びω0はそ
    れぞれモーメンタムホイールの慣性モーメント、モーメ
    ンタムホイールの最大スピン率であり、I1及びω1はそ
    れぞれリアクションホイールの慣性モーメント、リアク
    ションホイールの最大スピン率である)ことを特徴とす
    る請求項4記載の能動姿勢制御システム。
  9. 【請求項9】 前記第1、第2及び第3のリアクション
    ホイールが、前記モーメンタムホイールの故障の際に、
    前記第1の軸の方向に±3I1ω1cos(θ1)の運動
    量保存能力の合計を供給する(I1及びω1はそれぞれリ
    アクションホイールの慣性モーメント、リアクションホ
    イールの最大スピン率である)ことを特徴とする請求項
    4記載の能動姿勢制御システム。
  10. 【請求項10】 前記モーメンタムホイール及び前記第
    1、第2及び第3のリアクションホイールのうちのどれ
    か2つが、前記第1、第2及び第3のリアクションホイ
    ールの故障の際に、前記第1の軸の方向に+I0ω0±2
    1ω1cos(θ1)の運動量保存能力の合計を供給す
    る(I0及びω0はそれぞれモーメンタムホイールの慣性
    モーメント、モーメンタムホイールの最大スピン率であ
    り、I 1及びω1はそれぞれリアクションホイールの慣性
    モーメント、リアクションホイールの最大スピン率であ
    る)ことを特徴とする請求項4記載の能動姿勢制御シス
    テム。
  11. 【請求項11】 前記モーメンタムホイール及び前記第
    1、第2及び第3のリアクションホイールが、前記第2
    の軸の方向に±I1ω1sin(θ1)[1−cos
    (θ2)−cos(θ3)]の合計運動量保存能力を供給
    する(I1及びω1はそれぞれリアクションホイールの慣
    性モーメント、リアクションホイールの最大スピン率で
    ある)ことを特徴とする請求項4記載の能動姿勢制御シ
    ステム。
  12. 【請求項12】 前記第1、第2及び第3のリアクショ
    ンホイールが、前記モーメンタムホイールの故障の際
    に、前記第2の軸の方向に±I1ω1sin(θ1)[1
    −cos(θ2)−cos(θ3)]の合計運動量保存能
    力を供給する(I1及びω1はそれぞれリアクションホイ
    ールの慣性モーメント、リアクションホイールの最大ス
    ピン率である)ことを特徴とする請求項4記載の能動姿
    勢制御システム。
  13. 【請求項13】 前記モーメンタムホイールと前記第2
    及び第3のリアクションホイールが、前記第1のリアク
    ションホイールの故障の際に、前記第2の軸の方向に±
    1ω1sin(θ1)[cos(θ2)+cos
    (θ3)]の合計運動量保存能力を供給する(I1及びω
    1はそれぞれリアクションホイールの慣性モーメント、
    リアクションホイールの最大スピン率である)ことを特
    徴とする請求項4記載の能動姿勢制御システム。
  14. 【請求項14】 前記モーメンタムホイールと前記第1
    及び第3のリアクションホイールが、前記第2のリアク
    ションホイールの故障の際に、前記第2の軸の方向に±
    1ω1sin(θ1)[1−cos(θ3)]の合計運動
    量保存能力を供給する(I1及びω1はそれぞれリアクシ
    ョンホイールの慣性モーメント、リアクションホイール
    の最大スピン率である)ことを特徴とする請求項4記載
    の能動姿勢制御システム。
  15. 【請求項15】 前記モーメンタムホイールと前記第1
    及び第2のリアクションホイールが、前記第3のリアク
    ションホイールの故障の際に、前記第2の軸の方向に±
    1ω1sin(θ1)[1−cos(θ2)]の合計運動
    量保存能力を供給する(I1及びω1はそれぞれリアクシ
    ョンホイールの慣性モーメント、リアクションホイール
    の最大スピン率である)ことを特徴とする請求項4記載
    の能動姿勢制御システム。
  16. 【請求項16】 前記モーメンタムホイールと前記第
    1、第2及び第3のリアクションホイールの全てが、前
    記第3の軸の方向に±I1ω1sin(θ1)[sin
    (θ2)−sin(θ3)]の合計運動量保存能力の総計
    を供給する(I1及びω1はそれぞれリアクションホイー
    ルの慣性モーメント、リアクションホイールの最大スピ
    ン率である)ことを特徴とする請求項4記載の能動姿勢
    制御システム。
  17. 【請求項17】 前記第1、第2及び第3のリアクショ
    ンホイールの全てが、前記モーメンタムホイールの故障
    の際に、前記第3の軸の方向に±I1ω1sin(θ1
    [sin(θ2)−sin(θ3)]の合計運動量保存能
    力を供給する(I1及びω1はそれぞれリアクションホイ
    ールの慣性モーメント、リアクションホイールの最大ス
    ピン率である)ことを特徴とする請求項4記載の能動姿
    勢制御システム。
  18. 【請求項18】 前記モーメンタムホイールと前記第2
    及び第3のリアクションホイールが、前記第1のリアク
    ションホイールの故障の際に、前記第3の軸の方向に±
    1ω1sin(θ1)[sin(θ2)−sin
    (θ3)]の合計運動量保存能力を供給する(I1及びω
    1はそれぞれリアクションホイールの慣性モーメント、
    リアクションホイールの最大スピン率である)ことを特
    徴とする請求項4記載の能動姿勢制御システム。
  19. 【請求項19】 前記モーメンタムホイールと前記第1
    及び第3のリアクションホイールが、前記第2のリアク
    ションホイールの故障の際、前記第3の軸の方向に±I
    1ω1sin(θ1)sin(θ3)の合計運動量保存能力
    を供給する(I1及びω1はそれぞれリアクションホイー
    ルの慣性モーメント、リアクションホイールの最大スピ
    ン率である)ことを特徴とする請求項4記載の能動姿勢
    制御システム。
  20. 【請求項20】 前記モーメンタムホイールと前記第1
    及び第2のリアクションホイールが、前記第3のリアク
    ションホイールの故障の際、前記第3の軸の方向に±I
    1ω1sin(θ1)sin(θ2)の合計運動量保存能力
    を供給する(I1及びω1はそれぞれリアクションホイー
    ルの慣性モーメント、リアクションホイールの最大スピ
    ン率である)ことを特徴とする請求項4記載の能動姿勢
    制御システム。
  21. 【請求項21】 第1、第2及び第3の相互に直交した
    軸を有するスペースクラフトの能動姿勢制御システムで
    あって、 スペースクラフトに設置され、固定された3面体の構成
    中のスピン軸上を回転可能であり、所定の姿勢へのスペ
    ースクラフトの全3軸制御を共になし、 前記第1の軸に関して宇宙空間中にスペースクラフトの
    モーメンタムバイアスを供給する第1、第2、第3及び
    第4のフライホイールからなり、 前記第1の軸が、前記第1、第2、第3及び第4のフラ
    イホイールのどれか1つの故障の際に、前記フライホイ
    ールの残りが、 ある場合には、モーメンタムバイアスを完全に維持する
    ために、 他の場合には、4分の3の予備のモーメンタムバイアス
    を維持するために、 更に他の場合には、完全に予備のゼロモーメンタムバイ
    アスを供給するために、 十分な組み合わされた角運動量を有することを特徴とす
    るスペースクラフトの能動姿勢制御システム。
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