JPH1071746A - 適応しきい値を使用する誤差拡散型ハーフトーニング方法、装置、印刷装置および記憶媒体 - Google Patents

適応しきい値を使用する誤差拡散型ハーフトーニング方法、装置、印刷装置および記憶媒体

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JPH1071746A
JPH1071746A JP9183524A JP18352497A JPH1071746A JP H1071746 A JPH1071746 A JP H1071746A JP 9183524 A JP9183524 A JP 9183524A JP 18352497 A JP18352497 A JP 18352497A JP H1071746 A JPH1071746 A JP H1071746A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 異なる量子化しきい値を、それぞれ異なるカ
ラー成分に対して使用する誤差拡散型ハーフトーニング
処理を使用するカラープリンタ用のプリンタドライバを
提供する。 【解決手段】 カラー成分の値は、その成分に対するバ
イナリ出力値を決定するために累積誤差による増補を比
較的低いしきい値と比較した後に最高となる。最低の誤
差増補成分値を、比較的高い量子化しきい値と比較し、
成分値が2つの成分の値の間にある成分を中間値量子化
しきい値と比較する。最小誤差増補成分値を比較的高い
量子化しきい値と比較し、成分値が他の2つの成分の値
の間にある成分を中間値化した量子化しきい値と比較す
る。この方法でしきい値を変更することにより誤差拡散
型ハーフトーニングの精度上の利点を実行し保持して、
同一ピクセルに於て異なるカラーの画像化剤の同時付着
が妨げられる傾向を生じ,その結果滑らかな外観を持つ
明色を得やすい傾向が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プリンタに関し、
詳しくは誤差拡散型ハーフトーニングを使用するカラー
プリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル画像の記憶および処理の任意
の点に於て、殆どのものが画素(「ピクセル」)のアレ
イとして表され、ピクセル値は比較的精密なピクセル値
分解度で表される。即ち通常カラーピクセルを構成する
3種類の各成分値は、普通8ビット又は12ビットの分
解度で示される。しかし画像を印刷するための機構は、
典型的にはそのような精密値分解度でピクセルを印刷す
ることは出来ない。実際には、所定のピクセルの印刷処
理は通常バイナリのみである。即ち唯一の選択は一定の
サイズのインク滴その他の印刷薬剤を付着させるかどう
かのみである。
【0003】更にドットサイズの選択を行うプリンタの
場合にも、ピクセル値分解度は通例オリジナルピクセル
値の分解度よりもずっと粗大である。オリジナル画像の
ピクセル値分解度をシミュレートするためには、プリン
タは通常、位置分解度とピクセル値分解度とを交換する
ように制御される。更に詳しくは、プリンタドライバは
異なるオリジナル画像値に応答して、或る領域内でのピ
クセルの種々の百分率で印刷薬剤を付着するようにプリ
ンタを制御する。
【0004】このような結果を得る一つの一般的な方法
は、「順序付けディザ法」を使用することにある。この
手法に従って、しきい値マトリックスは、概念的には媒
体上に在って、種々のしきい値をその媒体上の種々のピ
クセル位置に関係付けるようになっている。所定のピク
セル位置は、オリジナル画像の値に対応する成分値が関
連するディザマトリックスのしきい値を越える場合に、
所定のカラー画像化剤を受取る。
【0005】従って所定の位置が画像化剤を受取るかど
うか決定するのは、対応する画像ピクセル値だけでなく
ディザしきい値でもある。即ち、比較的高い画像ピクセ
ル値は、対応する印刷媒体の位置が更に高いディザマト
リックスしきい値と関係している時にはインクドットを
生じないが、他方、比較的低値のピクセル値は、対応す
る印刷媒体位置が更に低いディザマトリックスしきい値
と関係している時にインクドットを受取ることができ
る。しかし高値のオリジナル画像ピクセル値は、低値の
ピクセル値よりも画像化剤の付着を生じやすい。更に、
この種のハーフトーニングの確率的性質によって、偶発
的な変則的結果を生じ、またこのような結果の発生する
確率を減少する手法を使用することが望ましいと考えら
れるような用途がある。
【0006】このような手法の1つに、誤差拡散型のハ
ーフトーニングがある。順次ディザ型のハーフトーニン
グの場合のように、精密分解度値は誤差拡散型ハーフト
ーニングで量子化しきい値と比較される。しかし誤差拡
散しきい値はピクセル位置の影響を受けず、通常は、例
えばピクセル値範囲の2分の1に固定される。インク
は、精密分解度値がしきい値を越える時にのみ付着され
る。
【0007】誤差拡散技術は、精密分解度値が精密分解
度範囲の0パーセントまたは100パーセントでない限
り、「誤差」を生じるという認識に基づいている。即
ち、大抵の初期ピクセル値は可能なカラーの暗色度の0
パーセントまたは100パーセントを要求してはいない
が、所定のピクセルをこれらの2つの値だけで印刷する
ことができる。(前に述べたように,プリンタの中には
0パーセントと100パーセント間の値の非常に限られ
た数の値を印刷できるものがあるが、しかしこれは誤差
を単にある程度まで減らすことであるにすぎず、誤差を
なくすことはできない。)この誤差を補償するために、
誤差拡散処理では量子化しきい値との比較の前に初期画
像ピクセル成分値を増大するように近接ピクセルに誤差
を分配する。
【0008】例えば、所定のピクセルの初期成分値が範
囲の2分の1を越えない場合に於ても、その値は近接の
ピクセルにインクドットが付着していなかった時に生じ
る誤差により補強することができ、またその結果この2
つのピクセルの成分値は、いずれの値も画像化剤を付着
させるのに十分でないとしても、画像化剤をこれらのピ
クセル位置の1つに付着されることになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、このように誤差拡散法は、ある意味では順序
づけディザ法よりも正確である。しかしそれにもかかわ
らずこれは量子化処理であり、従って順序付けディザ法
その他のハーフトーニング処理と同様の欠点を有してい
る。即ち、明色値の初期画像に印刷画像に於ける平滑度
の不足を生じることがあるという問題がある。
【0010】ハーフトーニングは低パーセントの印刷媒
体ピクセルに画像化剤を付着させることによって低暗色
度の初期画像に反応するので、インクドットその他の画
像化剤は非常に希薄に付着することがあり、その結果観
察者の眼は、多くの密接したドットを1つの全体的な色
彩印象に統一するのではなく、個々のドットが認識され
てしまうという望ましくない結果を生じるという問題が
ある。
【0011】上記の作用は完全に除去できないが、本発
明者らは誤差拡散処理の精度上の利点を実行し且つ保持
するために、簡単にこの作用を減少する方法を追及す
る。これらの手法によって、異なるカラーインクが同一
のピクセル位置で同時に発生する可能性を減少させる。
その結果プリンタがある種のインクを付着させるピクセ
ル位置の総数が増加し、この印刷されるピクセルの数の
増加によって主観的印象上の平滑性が向上するよう企図
する。
【0012】Chanらの米国特許第5,11,302
号に記載されているようなこれまでの印刷技術によれ
ば、異なるカラーインクの同一ピクセル位置での同時発
生は減少するようになるが、これら従来のいずれの技術
に於ても、基本的な技術である誤差拡散を簡単に適用す
ることによって誤差拡散ハーフトーニングの長所を保有
し、上記の作用を減少させる技術はないという問題があ
った。
【0013】本発明は、上記問題点に鑑みてなされたも
のであり、基本的な誤差拡散処理の精度上の利点を実行
保持し、異なるカラー成分に対して異なる量子化しきい
値を使用する適応しきい値の導入によって、印刷画像の
平滑性を向上させ当該技術に於ける重要な進歩をもたら
す、適応しきい値を使用する誤差拡散型ハーフトーニン
グ方法、装置、印刷装置およ記憶媒体を提供することを
目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、ピクセルの配列より成る
源画像であって、各ピクセルの値がそのピクセルと関係
する2つ以上の比較的精密な分解度成分値により構成さ
れたピクセルの配列より成る源画像を表わす電気的源画
像信号に応答して表示を生じるように印刷機構を操作す
るための方法であって、 継続する少なくとも1つの画
像校正段階であってその継続中に各画像校正段階が入力
ピクセルから成る出力画像を受信し、それより出力ピク
セルから成る出力画像を生成し第1の画像校正段階の入
力画像が源画像であり、後続する画像校正段階の入力画
像が先行する画像校正段階の出力画像であり、また1つ
の前記画像校正段階が各ピクセルと関係した複数の入力
成分値の各々に対して誤差拡散型のハーフトーニング操
作を実行することを含むハーフトーニング段階であり、
このハーフトーニング操作が入力成分値の誤差増捕比較
であってハーフトーニング操作によって増捕されたとき
のその入力成分値が該ピクセルに関係した複数の入力成
分値のハーフトーニング操作によって増捕されたときの
その他の各成分値を超える場合には第1のしきい値集合
との、またハーフトーニング操作によって増捕されたと
きの入力成分値が該ピクセルに関係した複数の入力成分
値のハーフトーニング操作によって増捕されたときの、
その他の各成分値よりも小さい場合には第2のしきい値
集合との誤差増捕比較に従って、ハーフトーニング段階
の対応する出力ピクセルの比較的粗分解度の成分値を発
生する段階と、最後の画像校正段階によって生成された
出力画像を表わす電気的コマンド信号を印刷機構に適用
する段階とを含むことを特徴としている。
【0015】更に、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の適応しきい値を使用する誤差拡散型ハーフトー
ニング方法において、ハーフトーニング操作によって発
生する比較的粗大な分解度の成分値がバイナリ値であ
り、また第1および第2のしきい値集合がそれぞれ単一
の異なる第1および第2のしきい値のみより成ることを
特徴としている。
【0016】更に、請求項3に記載の発明は、請求項2
に記載の適応しきい値を使用する誤差拡散型ハーフトー
ニング方法において、第1のしきい値が第2のしきい値
よりも小さいことを特徴としている。
【0017】更に、請求項4に記載の発明は、請求項1
に記載の適応しきい値を使用する誤差拡散型ハーフトー
ニング方法において、誤差拡散型ハーフトーニング操作
がハーフトーニング段階の対応する出力ピクセルの比較
的粗分解度の成分値を、その入力成分値の第1および第
2のしきい値集合から異なる第3のしきい値集合との比
較に従って、ハーフトーニング操作によって増捕された
その入力成分値がそのピクセルに関係した複数の成分値
のハーフトーニング操作によって増捕されたもう1つの
別の成分値を超えるが、しかしまたそのピクセルに関係
した複数の成分値のハーフトーニング操作によって増捕
されたもう1つの別の成分値よりも小さい場合に発生す
ることを特徴としている。
【0018】更に、請求項5に記載の発明は、請求項4
に記載の適応しきい値を使用するハーフトーニング方法
において、ハーフトーニング操作がバイナリ値を発生し
第1のしきい値集合が単一の第1のしきい値より成り、
また第2のしきい値集合が単一の第2のしきい値より成
ることを特徴としている。
【0019】更に、請求項6に記載の発明は、請求項5
に記載の適応しきい値を使用するハーフトーニング方法
において、ハーフトーニング操作が発生する比較的粗分
解度の成分値がバイナリ値でありまた第1、第2および
第3のしきい値集合がそれぞれ単一の異なる第1、第2
および第3のしきい値より成ることを特徴としている。
【0020】更に、請求項7に記載の発明は、請求項6
に記載の適応しきい値を使用する誤差拡散型ハーフトー
ニング方法において、第3のしきい値が第1のしきい値
よりも大きく、また第2のしきい値よりも小さいことを
特徴としている。
【0021】更に、請求項8に記載の発明は、表示を生
成するための印刷機構を操作するための装置において、
ピクセルの配列より成る源画像を表わしその各々の値が
該ピクセルに関係した2つ以上の比較的精密分解度の成
分値より成る電気信号に応答する画像校正回路であっ
て、継続する少なくとも1つの画像校正段階でありその
継続中に各画像校正段階が入力ピクセルから成る出力画
像を受信し、またそれより出力ピクセルから成る出力画
像を生成し第1の画像校正段階の入力画像が源画像であ
って後続する画像校正段階の入力画像が先行する画像校
正段階の出力画像であり、また1つの前記画像校正段階
が各ピクセルと関係した複数の入力成分値の各々に対し
て誤差拡散型のハーフトーニング操作を実行することを
含むハーフトーニング段階であり、このハーフトーニン
グ操作が入力成分値の誤差増捕比較であってハーフトー
ニング操作によって増捕されたときのその入力成分値が
該ピクセルに関係した複数の入力成分値のハーフトーニ
ング操作によって増捕されたときのその他の各成分値を
超える場合には第1のしきい値集合との、またハーフト
ーニング操作によって増捕されたときのその入力成分値
が該ピクセルに関係した複数の入力成分値のハーフトー
ニング操作によって増捕されたときのその他の各成分値
よりも小さい場合には第2のしきい値集合との、誤差増
捕比較に従ってハーフトーニング段階の対応する出力ピ
クセルの比較的粗分解度の成分値を発生する段階を実行
する画像校正回路と、前記画像校正回路に応答し最終の
画像校正段階によって生成される出力画像を表わす電気
的コマンド信号を印刷機構に適用するための出力回路と
を有している。
【0022】更に、請求項9に記載の発明は、請求項8
に記載の装置において、ハーフトーニング操作によって
発生する比較的粗分解度の成分値がバイナリ値であり、
また第1および第2のしきい値集合がそれぞれ単一の異
なる第1および第2のしきい値のみより成ることを特徴
としている。
【0023】更に、請求項10に記載の発明は、請求項
9に記載の装置において、第1のしきい値が第2のしき
い値よりも小さいことを特徴としている。
【0024】更に、請求項11に記載の発明は、請求項
8に記載の装置において、誤差拡散型ハーフトーニング
操作がハーフトーニング段階の対応する出力ピクセルの
比較的粗分解度の成分値を、その入力成分値の第1およ
び第2のしきい値集合から異なる第3のしきい値集合と
の比較に従って、ハーフトーニング操作によって増捕さ
れたその入力成分値が該ピクセルに関係した複数の成分
値のハーフトーニング操作によって増捕されたもう1つ
の別の成分値を超えるが、しかしまた該ピクセルに関係
した複数の成分値のハーフトーニング操作によって増捕
されたもう1つの別の成分値よりも小さい場合に発生す
ることを特徴としている。
【0025】更に、請求項12に記載の発明は、請求項
11に記載の装置において、ハーフトーニング操作がバ
イナリ値を発生し第1のしきい値集合が単一の第1のし
きい値より成り、また第2のしきい値集合が単一の第2
のしきい値より成ることを特徴としている。
【0026】更に、請求項13に記載の発明は、請求項
12に記載の装置において、ハーフトーニング操作が発
生する比較的粗分解度の成分値がバイナリ値であり、ま
た第1、第2および第3のしきい値集合がそれぞれ単一
の異なる第1、第2および第3のしきい値より成ること
を特徴としている。
【0027】更に、請求項14に記載の発明は、請求項
13に記載の装置において、第3のしきい値が第1のし
きい値よりも大きく、また第2のしきい値よりも小さい
ことを特徴としている。
【0028】更に、請求項15に記載の発明は、印刷装
置であって、その印刷機構に適用される電気的印刷コマ
ンド信号に従ってインクを媒体に適用するための印刷機
構と、ピクセルの配列より成る源画像を表わしその各々
の値が該ピクセルに関係した2つ以上の比較的精密分解
度の成分値より成る電気信号に応答する画像校正回路で
あって、継続する少なくとも1つの画像校正段階であり
その継続中に各画像校正段階が入力ピクセルから成る出
力画像を受信し、またそれより出力ピクセルから成る出
力画像を生成し第1の画像校正段階の入力画像が源画像
であり後続する画像校正段階の入力画像が先行する画像
校正段階の出力画像であり、また1つの前記画像校正段
階が各ピクセルと関係した複数の入力成分値の各々に対
して誤差拡散型のハーフトーニング操作を実行すること
を含むハーフトーニング段階であり、このハーフトーニ
ング操作が入力成分値の誤差増捕比較であって、ハーフ
トーニング操作によって増捕されたときのその入力成分
値が該ピクセルに関係した複数の入力成分値のハーフト
ーニング操作によって増捕されたときのその他の各成分
値を超える場合には第1のしきい値集合との、またハー
フトーニング操作によって増捕されたときのその入力成
分値が該ピクセルに関係した複数の入力成分値のハーフ
トーニング操作によって増捕されたときのその他の各成
分値よりも小さい場合には第2のしきい値集合との、誤
差増捕比較に従ってハーフトーニング段階の対応する出
力ピクセルの比較的粗分解度の成分値を発生する段階を
実行する画像校正回路と、最終の画像校正段階によって
生成される出力画像を表わす電気的コマンド信号を印刷
機構に適用するための出力回路とを有している。
【0029】更に、請求項16に記載の発明は、請求項
15に記載の印刷装置において、ハーフトーニング操作
によって発生する比較的粗分解度の成分値がバイナリ値
であり、また第1および第2のしきい値集合がそれぞれ
単一の異なる第1および第2のしきい値のみより成るこ
とを特徴としている。
【0030】更に、請求項17に記載の発明は、請求項
16に記載の印刷装置において、第1のしきい値が第2
のしきい値よりも小さいことを特徴としている。
【0031】更に、請求項18に記載の発明は、請求項
15に記載の印刷装置において、誤差拡散型ハーフトー
ニング操作がハーフトーニング段階の対応する出力ピク
セルの比較的粗分解度の成分値をその入力成分値の第1
および第2のしきい値集合から異なる第3のしきい値集
合との比較に従ってハーフトーニング操作によって増捕
されたその入力成分値が、そのピクセルに関係した複数
の成分値のハーフトーニング操作によって増捕されたも
う1つの別の成分値を超えるが、しかしまたそのピクセ
ルに関係した複数の成分値のハーフトーニング操作によ
って増捕されたもう1つの別の成分値よりも小さい場合
に発生することを特徴としている。
【0032】更に、請求項19に記載の発明は、請求項
18に記載の印刷装置において、ハーフトーニング操作
がバイナリ値を発生し第1のしきい値集合が単一の第1
のしきい値より成り、また第2のしきい値集合が単一の
第2のしきい値より成ることを特徴としている。
【0033】更に、請求項20に記載の発明は、請求項
18に記載の印刷装置において、ハーフトーニング操作
が発生する比較的粗分解度の成分値がバイナリ値であ
り、また第1、第2および第3のしきい値集合がそれぞ
れ単一の異なる第1、第2および第3のしきい値より成
ることを特徴としている。
【0034】更に、請求項2lに記載の発明は、請求項
20に記載の印刷装置において、第3のしきい値が第1
のしきい値よりも大きくまた第2のしきい値よりも小さ
いことを特徴としている。
【0035】更に、請求項22に記載の発明は、プリン
タ表示を生成するように作動するためのプリンタドライ
バとして機能するようにコンピュータを構成するため
の、コンピュータによって読み取り可能な命令を含む記
憶媒体において、そのプリンタドライバが、ピクセルの
配列より成る源画像を表わしその各々の値が該ピクセル
に関係した2つ以上の比較的精密分解度の成分値より成
る電気信号に応答する画像校正回路であって、継続する
少なくとも1つの画像校正段階でありその継続中に各画
像校正段階が入力ピクセルから成る出力画像を受信しま
たそれより出力ピクセルから成る出力画像を生成し、第
1の画像校正段階の入力画像が源画像であり後続する画
像校正段階の入力画像が先行する画像校正段階の出力画
像でありまた1つの前記画像校正段階が各ピクセルと関
係した複数の入力成分値の各々に対して誤差拡散型のハ
ーフトーニング操作を実行することを含むハーフトーニ
ング段階であり、このハーフトーニング操作が入力成分
値の誤差増捕比較であって、ハーフトーニング操作によ
って増捕されたときのその入力成分値が該ピクセルに関
係した複数の入力成分値のハーフトーニング操作によっ
て増捕されたときのその他の各成分値を超える場合には
第1のしきい値集合との、またハーフトーニング操作に
よって増捕されたときのその入力成分値が該ピクセルに
関係した複数の入力成分値のハーフトーニング操作によ
って増捕されたときのその他の各成分値よりも小さい場
合には第2のしきい値集合との、誤差増捕比較に従って
ハーフトーニング段階の対応する出力ピクセルの比較的
粗分解度の成分値を発生する段階を実行する画像校正回
路と、最終画像校正段階によって生成される出力画像を
表わす電気的コマンド信号をプリンタに適用するための
出力回路とを含むんでいる。
【0036】更に、請求項23に記載の発明は、請求項
22に記載の記憶媒体において、ハーフトーニング操作
によって発生する比較的粗分解度の成分値がバイナリ値
であり、また第1および第2のしきい値集合がそれぞれ
単一の異なる第1および第2のしきい値のみより成るこ
とを特徴としている。
【0037】更に、請求項24に記載の発明は、請求項
23に記載の記憶媒体において、第1のしきい値が第2
のしきい値よりも小さいことを特徴としている。
【0038】更に、請求項25に記載の発明は、請求項
22に記載の記憶媒体において、誤差拡散型ハーフトー
ニング操作がハーフトーニング段階の対応する出力ピク
セルの比較的粗分解度の成分値をその入力成分値の第1
および第2のしきい値集合から異なる第3のしきい値集
合との比較に従って、ハーフトーニング操作によって増
捕されたその入力成分値が該ピクセルに関係した複数の
成分値のハーフトーニング操作によって増捕されたもう
1つの別の成分値を超えるが、しかしまたそのピクセル
に関係した複数の成分値のハーフトーニング操作によっ
て増捕されたもう1つの別の成分値よりも小さい場合に
発生することを特徴としている。
【0039】更に、請求項26に記載の発明は、請求項
25に記載の記憶媒体において、ハーフトーニング操作
がバイナリ値を発生し第1のしきい値集合が単一の第1
のしきい値より成り、また第2のしきい値集合が単一の
第2のしきい値より成ることを特徴としている。
【0040】更に、請求項27に記載の発明は、請求項
26に記載の記憶媒体において、ハーフトーニング操作
が発生する比較的粗分解度の成分値がバイナリ値であ
り、また第1、第2および第3のしきい値集合がそれぞ
れ単一の異なる第1、第2および第3のしきい値より成
ることを特徴としている。
【0041】更に、請求項28に記載の発明は、請求項
27に記載の記憶媒体において、第3のしきい値が第1
のしきい値よりも大きくまた第2のしきい値よりも小さ
いことを特徴としている。
【0042】
【作用】誤差拡散処理の精度上の利点を実行し且つ保持
し、異なるカラーインクが同一のピクセル位置で同時に
発生する可能性が減少させ、その結果プリンタがある種
のインクを付着させるピクセル位置の総数が増加し、こ
の印刷されるピクセルの数の増加によって主観的印象上
の平滑性が向上させることが可能になる。
【0043】特に、所定の成分についてのしきい値を、
その成分値とこのピクセルの他の成分の値との関係に従
って選択する。例えば、シアン・マゼンタ・黄色系の誤
差増補シアン値が、マゼンタおよび黄色の対応値よりも
大きければ、例えばシアンのカラーインクを付着させる
かどうかについての決定は、誤差増補した大きい値を比
較的小さいしきい値と比較することによって行なわれ、
シアンインクを付着し易いようになるが、他方マゼンタ
および黄色についての比較的小さい誤差増補値は大きい
しきい値と比較され、その結果同じ位置に比較的付着し
にくくなる。従って、更にこれによって負のシアン誤差
および他の2成分の正の誤差とが増加し、その結果シア
ンが近接位置に付着する可能性は減少し、またその他の
成分の付着する可能性は増加することにより、平滑性、
忠実度が向上する。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照して説明する。
【0045】図1は本発明の実施の形態に係るコンピュ
ータ・システムのハードウェア全体のブロック図であ
る。
【0046】図2は図1に示すコンピュータ・システム
のソフトウェア全体のブロック図である。
【0047】図3は図2に示すプリンタドライバの機能
ブロック図である。
【0048】以降、本発明の説明を進めるに従って、本
発明は特に本発明の教示を実行するよう設計された専用
回路に於て具体化できるということが明らかになるであ
ろう。このような配置はまた公称カラー値およびグレイ
スケール値に関する命令を受取るプリンタ内に含めるこ
とができ、また専用回路は本発明の誤差拡散手法に従っ
て要求値をプリンタ命令の値に転換するよう設計するこ
ともできる。しかし本発明は更に典型的には、プリンタ
ドライバとして作動し、公称カラー値で表される画像を
指定のプリンタおよび媒体に依存する制限に従うプリン
タコマンドに変換することを目的とするパーソナルコン
ピュータ等の汎用機によって実行される。
【0049】図1に典型的なハードウエア環境を示す。
パーソナルコンピュータ10は、低レベル命令、即ち個
々の表示媒体ピクセルのどれがドットを受け取るべきか
を指定する命令を、インクジェットプリンタ12等の表
示装置に送る。図には適当なチャンネル14を経てこれ
らの命令を受取るものとしてプリンタ12が示されてい
る。本発明を実現することのできるコンピュータには様
々な構成のものがあり、図1には中央演算処理装置CP
U18が内部バス20を介して通信する入出力アダプタ
16によって供給されるチャンネル14が設けられてい
る。
【0050】もちろん中央演算処理装置CPU18は典
型的には、ソリッドステートの読込み専用メモリROM
22と読出し書込み用メモリRAM24等の様々なソー
スから種々の時点でデータ及び命令を取り出す。図1に
はインタフェースアダプタ28を介して通常のキーボー
ド26と通信するものとしてコンピュータ10が示され
ている。また表示アダプタ30が通常、CRT表示装置
31を演算処理装置CPU18に連結している。
【0051】コンピュータ10は典型的には、プリンタ
ドライバとして機能する時に本発明の教示を実行する。
コンピュータのディスクドライブ32に転送され、ドラ
イブ中に含まれているディスクに記憶されるオペレーテ
ィングシステム・ソフトウエアには通常、この機能を実
行するようにコンピュータを構成する命令が含まれてい
る。ドライバソフトウエアはしばしば,ディスケットや
CD−ROM等の別の記憶媒体からコンピュータシステ
ムにロードされる。いずれにしても、コンピュータ10
は大抵の場合ディスクドライブ32からのプリンタドラ
イブ命令を読取り、次いで本発明の教示を実施するため
に以下に説明する機能を実行する。
【0052】図2にはソフトウエアの観点からの本発明
の環境を示した。本発明の教示は通常、コンピュータ1
0がユーザ・アプリケーションプログラム34を操作し
ている時に機能し、またそのプログラムは画像の印刷を
要求するシステムコールを行う。プリンタドライバ36
は通常、オペレーティングシステムの一部分と見なされ
るが、しかし指定されたプリンタに特定化されており、
要求された操作を実行する。プリンタドライバの目的
は、画像の装置独立型の表現をプリンタ29がプリンタ
の制約上許される限り忠実に、その画像を変換する低レ
ベルプリンタ命令に転換することにある。
【0053】代表的なプリンタドライバは、源画像を表
わす信号から印刷命令を発生するための一連の校正段階
を実行する。図3に代表的なな画像校正順序を示す。記
憶した画像を表示するために使用されるインクは、意図
した理想的な表現色と正確に一致するものではなく、従
ってプリンタドライバは、典型的には、その値を理想的
なカラーの組合せを表す値から、非理想的なインクを所
望のカラーにより近付ける値に調節する。ドライバはま
た、その値を修正して、その結果見掛けの暗色度がイン
ク滴の付着するピクセルの百分率と直接的関係で増加し
ないという事実を生じる。
【0054】図3のブロック44は、これらのカラー修
正および「ドットゲインの補償」段階を表している。ド
ライバがインクを要求されたカラーに最も近い値に近似
させるような値を決定すると、選択した媒体のブリード
(“bleeding”:インクにじみ等)が無くイン
クを吸収する能力を認めるために妥協させることが必要
となることがある。
【0055】ブロック46は必要なインクデューティ・
リミットの賦課を表している。その結果、典型的にはカ
ラープリンタが使用するシアン、マゼンタおよび黄色の
インクにそれぞれ対応する3つの成分値により表される
ピクセルから成る修正画像が得られる。(説明が容易な
ように、プリンタはインクジェットプリンタであると仮
定するが、しかし本発明の教示が他の画像化剤を利用す
るプリンタにも同等に適用され得ることは当業者の認め
るところである。)これらの成分値は典型的には、カラ
ー成分毎に8または12ビット等の比較的精密な分解度
で表される。
【0056】本発明の教示を利用するハーフトーニング
・ステップ48は、これらの精密分解度値をより粗大分
解度、典型的にはバイナリの、プリンタ操作に必要な分
解度に転換し、次にプリンタドライバはこれらの値を指
定するプリンタ命令を送信する。
【0057】つぎに動作としてハーフトーニングの詳細
について説明する。図4は図3に示すハーフトーニング
・ステップの詳細を示す概念ブロック図である。
【0058】図4には、図3のハーフトーニング・ステ
ップ48をより詳細に示した。具体化を目的として、プ
リンタドライバは更にCMY(シアン、マゼンタおよび
黄色)表現からCMYK(シアン、マゼンタ、黄色およ
び黒)表現に転換するために、図4にブロック50で示
したいわゆるアンダーカラー除去段階を更に使用するこ
とをここでは仮定している。これは、黒をシアン、マゼ
ンタおよび黄色と同様に、同じ文書に付着できるプリン
タ用のドライバの典型的特徴であるが、プリンタドライ
バは本発明を利用するために斯かる段階を利用する必要
はない。
【0059】同量のシアン、マゼンタおよび黄色が名目
上の黒を生成するが、またアンダーカラー除去処理の目
的はこれら3種のカラーの同量を黒インクで置換えるこ
とである。これを行う簡単な方法は3種全てからCMY
値の最低値を引き、更にその値をK(黒色)成分に割り
当てることであるが、その他の手法もまた使用される。
【0060】誤差拡散型ハーフトーニング操作52で
は、アンダーカラー除去処理の結果を受取り、ある特定
な場所、即ち所定の成分に対する量子化しきい値の選択
が、その成分の誤差増補値と他の成分の増補値との関係
に依存している場合にのみ、従来の誤差拡散型ハーフト
ーニングと異なる誤差拡散操作を実行する。
【0061】このことを評価するために、先ず初めに従
来の誤差拡散型ハーフトーニング処理について考察す
る。ハーフトーニングは量子化処理である。即ち精密分
解度値を1組の量子化しきい値と比較することにより、
精密分解度値を粗大分解度値に転換する。例えば精密分
解度値が8ビットで表され、その結果0から255の範
囲の値を有すると仮定する。更に2ビットの分解度、即
ち0から3の範囲の分解度に量子化されると仮定する。
これを行うために、精密分解度値を例えば3つのしきい
値63、127および191から成る量子化しきい値の
集合と比較する。精密分解度値が63を越えないとき
は、粗大分解度値は0となる。精密分解度値が63を越
えるが127以下であると、粗大分解度値は1となる。
同様に127と191の間の値には粗大分解度値2が指
定され、その他の精密分解度値は全て粗大分解度値が3
となる。
【0062】ハーフトーニング処理は、プリンタが3つ
のサイズのインクドットを付着することができ、従って
出力ピクセルが全くインクのない場合を含め、4つの可
能な値を有することができるとすると、上記の8ビット
から2ビットへの量子化処理が利用可能であろう。本発
明の教示は、このようなプリンタに適用可能と考えられ
る。しかし図で説明した実施の形態は、単一サイズのみ
のドットを使用するプリンタの制御にある。従っていず
れの成分も、それぞれインクおよび非インクを表す2つ
の値、即ち1と0のみ有することができ、また量子化し
きい値の集合は単一のしきい値のみから成っている。
【0063】誤差拡散型ハーフトーニングにおいては、
量子化は高分解度ピクセル値としきい値との誤差増補比
較を含んでいる。即ち量子化しきい値の比較の対象とな
る値は、増補誤差値によって増補されたカラー成分値で
あり、また高分解度成分値を前記の誤差値で増補したし
きい値と比較する場合も同等である。
【0064】図5は図4に示すシステムの誤差拡散処理
の説明図である。
【0065】図6は図5に示す誤差拡散処理の結果の説
明図である。
【0066】ここで図5のピクセル54の所定成分値V
は239であると仮定している。(ここにVは図4の成
分値C’、M’、Y’およびKの1つを表す。)比較の
対象となるしきい値Tは127、即ち8ビットのフルス
ケール値255の約2分の1である。しきい値Tは、正
の成分値と比較されるのではなく、増補された値A=V
+△と比較される。ここで△は、以下で説明する累積誤
差である。しかし簡単化するために、ピクセル54の特
定の成分に対する累積誤差△は0であり、従って比較は
増補した値A=239としきい値T=127との間で行
なわれる。明らかに増補値はしきい値を越え、そのため
の低分解度(この場合はバイナリ)の出力値Bは0では
なく1であって、従ってその成分に対応するカラーのイ
ンク滴はピクセル54に対応する位置に付着されること
を示している。
【0067】ここで、要求値239は、可能な最大暗色
度値255の部分にすぎず、更にピクセル位置54はそ
の特定のピクセル位置に対してプリンタに可能な100
%のカラー暗色度を受取り、実際に印刷される値の精密
分解度の表現は255である。その結果239−255
=−16の誤差が、その成分のピクセル54に対応する
位置での印刷によって生じる。
【0068】この誤差を補償するために、誤差拡散処理
によりこの誤差はその特定のカラー成分に対する近接ピ
クセルの累積誤差の間で分割される。ピクセル54での
印刷によって生じたその成分中の−16の誤差の中で、
−3はピクセル56にパスすることが出来、−5はピク
セル58に、−1はピクセル60に、また−7はピクセ
ル62にパスすることが出来た。
【0069】図6にこの様に誤差拡散した結果を示し
た。図6に於て、ピクセル58がピクセル54から−5
の累積誤差の寄与を受取ると考える。またピクセル58
はピクセル56、62および64から図示された累積誤
差の寄与を受け、全体で25の累積誤差を生じていると
仮定する。これによってその成分58の値V=230が
増補され255の増補値を生じる。これは明らかにしき
い値T=127を越え、従ってその成分についてのハー
フトーニング処理のバイナリの結果はB=1であって、
関係するカラーのインクがピクセル位置に付着されるこ
とを示している。
【0070】更に、プリンタはそのプリンタに可能な1
00%の暗色度を持つ位置をプリントし、その結果その
ピクセルの有効精密分解度値は実際には255である。
しかしその成分に対する増補値Aもまた255であるの
で、その成分をピクセル位置58で印刷することによっ
て生じる誤差寄与は0である。
【0071】本発明の誤差拡散処理は、前述の従来の処
理と同じであるが、例外として、特定の成分に対して所
定ピクセルに於て使用されるしきい値は、そのピクセル
の成分の増補値および同じピクセルのその他の成分の増
補値との間の関係に依存している。3種のインクの実施
形態では、3つの異なるしきい値、例えば127、16
7および207を使用してもよく、またしきい値選択操
作では、所定のピクセルの成分値を比較し、それに応じ
てしきい値が指定される。
【0072】例えばシアン、マゼンタおよび黄色に対す
る誤差増補成分値がそれぞれ140、150および13
0の場合、精密分解度マゼンタ成分値を対応する粗大分
解度マゼンタ値への転換に使用されるしきい値TMは、
可能なしきい値の中で最低値、即ち127であるが、こ
れはマゼンタが最も高い増補成分値を有するからであ
る。黄色は最も低い増補成分値130を有するので、そ
のしきい値TYは3つの値の中で最も高い値、即ち20
7を指定される。シアンのしきいTCは残る値、即ち1
67を指定される。
【0073】2つの誤差増補成分値が特定のピクセルに
於て同一であるときには、その2つの成分は異なる値に
任意に指定される。例えば、シアンとマゼンタについて
の誤差増補値が共に150であるときは、それらに異な
るしきい値を指定し、例えばシアンに127を、マゼン
タに167を指定した。別法として、これらは両方とも
同じしきい値を指定することもできる。
【0074】この手法が従来の誤差拡散と異なるのは量
子化に使用するしきい値のみであるが、結果は著しく異
なっている。上で仮定した値に対しては、従来の誤差拡
散法では同一のピクセルが3色全てのインクを受取るこ
とになる。また大きな負の誤差が全てのカラーに発生
し、更に近接するピクセルでの印刷を妨げる傾向にあ
る。従って明色の場合に印刷が疎になる傾向があり、外
観が滑らかになりにくい。
【0075】しかし本発明の異なるしきい値手法によれ
ば、ピクセルはマゼンタインクのみを受取り、更にこれ
からマゼンタに対してのみ大きな負の誤差を生じる。大
きな正の誤差はシアンおよび黄色に対して生じ、これに
伴ってこれらのカラーのインクが周囲のピクセルに付着
する可能性が増大する。従って印刷されるピクセルの数
が多くなり、その結果外観はより滑らかになる。またこ
の状態は全て誤差拡散処理を実質的に複雑にすることな
く達成される。
【0076】若干考察を加えれば、本発明の教示が3成
分の分級に限られていないことが分かる。例えば、若干
の応用例では、カラー成分中の2つのみ、例えばシアン
およびマゼンタに対して可変なしきい値を用い、黄色に
は固定したしきい値のままに残しておくこともできる。
他方、若干の応用例では、シアン、マゼンタおよび黄色
に対してのみならず、アンダーカラーの除去処理により
発生する黒(K)に対してもまた使用することもでき
る。この後者のシステムの実施例を示するために、図4
に例えば127、157、187および217等の4つ
の候補しきい値の中から黒色成分に対するしきい値TK
を選択するときのしきい値選択処理66を示す。
【0077】この様なシステムにおいては、プリンタド
ライバは、しきい値の比較結果であるCB、NB、YBお
よびKBをプリンタに容易に送信できる。しかしアンダ
ーカラー除去システムは、典型的には更に別の操作を実
行する。この操作を示すために、図4にはゲート68、
70、72、74および76が含まれているが、プリン
タドライバは典型的にはこの操作を専用のハードウエア
・ゲートを使用することなくこの操作を実行するので、
これらのゲートは概念的に示したに過ぎない。この操作
の目的は、シアン、マゼンタ、黄色の組合わせを黒で置
換えることにある。
【0078】最も簡単なアンダーカラー除去操作では、
精密分解度値C’、M’およびY’の少なくとも1つに
ゼロ値を生じるが、しかし全てのアンダーカラー除去操
作が行なわれれるわけではない。また誤差拡散操作52
中の誤差の増補によって、精密分解度入力C’、M’お
よびY’の1つがゼロである場合に於ても、これら3つ
のしきい値比較結果CB、MBおよびYBが全て1つで
ある状態を生じる。この場合に、ORゲート70が使用
禁止信号をANDゲート68からゲート72、74およ
び76に転送し、それらの出力C'B、M'BおよびY'Bに
よってシアン、マゼンタまたは黄色のインクを付着しな
いようにプリンタに指令される。
【0079】その代わりにゲート70の出力はまた、
K'B信号として使用され、その信号の値1ではプリンタ
が黒インクを付着するように要求される。黒についての
しきい値比較のバイナリ結果KBが1であれば、ゲート
72、74および76は同様に黒インクに対する要求に
よって使用不能とされる。
【0080】次に本発明の他の実施の形態について図を
参照して説明する。
【0081】図7は本発明の他の実施の形態に係るハー
フトーニング・ステップの概念ブロック図である。
【0082】図7は、図4と同様の4色の配置を示して
いるが、更に図7では対応エレメントを参照するために
図4の主要な参照番号を使用している。図7の配列は、
図4のアンダーカラー除去段階を省略している点で図4
とは異なっている。従って、しきい値選択操作66’
は、3つの精密分解度値のみに対するしきい値を選択す
る。また黒のプリンタ命令成分K'Bは、3つのしきい値
比較結果CB、MBおよびYBの論理積(AND)を求め
ることによって簡単に得られる。黒色成分のしきい値比
較結果はk'Bの決定には関係しない。
【0083】このように、本発明を広範囲の実施形態で
実施できることは、前述の説明の結果として評価され
る。上述のように、本発明は単一メンバーしきい値の集
合を使用してバイナリ量子化を行うシステムだけではな
く、複合メンバーしきい値の集合を使用して更に精密な
分解度を得るシステムに於てもまた使用することができ
る。本発明は,アンダーカラー除去を使用するシステム
と使用しないシステムの両方に使用することができる。
また可変しきい値はカラー成分全てに対しても、あるい
はまたその一部に対しても使用することができる。この
様に本発明は広範囲な実施形態で利用することができ、
従って当該技術に於ける重要な進歩を構成するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るコンピュータシステ
ムのハードウエア全体のブロック図である。
【図2】図1に示すコンピュータ・システムのソフトウ
エア全体のブロック図である。
【図3】図2に示すプリンタドライバの機能ブロック図
である。
【図4】図3に示すハーフトーニング・ステップの詳細
を示す概念的ブロック図である。
【図5】図4に示すシステムの誤差拡散処理の説明図で
ある。
【図6】図5に示す誤差拡散処理の結果の説明図であ
る。
【図7】本発明の他の実施の形態に係るハーフトーニン
グの概念的ブロック図である。
【符号の説明】
10 コンピュータ 12 プリンタ 16 入出力アダプタ 18 CPU 22 ROM 24 RAM 26 キーボード 31 CRT表示装置 32 ディスクドライブ 34 アプリケーションプログラム 36 プリンタドライバ 44 カラー修正ドットゲイン補償等 46 インクリミットの賦課 48 U.C.R.およびハーフトーニング 50 アンダーカラーの除去 52、52´ 誤差拡散型ハーフトーニング 66、66´ しきい値選択 68、70、72、74、76 ゲート回路

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピクセルの配列より成る源画像であっ
    て、各ピクセルの値がそのピクセルと関係する2つ以上
    の比較的精密な分解度成分値により構成されたピクセル
    の配列より成る源画像を表わす電気的源画像信号に応答
    して表示を生じるように印刷機構を操作するための方法
    であって、 継続する少なくとも1つの画像校正段階であってその継
    続中に各画像校正段階が入力ピクセルから成る出力画像
    を受信し、それより出力ピクセルから成る出力画像を生
    成し第1の画像校正段階の入力画像が源画像であり、後
    続する画像校正段階の入力画像が先行する画像校正段階
    の出力画像であり、また1つの前記画像校正段階が各ピ
    クセルと関係した複数の入力成分値の各々に対して誤差
    拡散型のハーフトーニング操作を実行することを含むハ
    ーフトーニング段階であり、このハーフトーニング操作
    が入力成分値の誤差増捕比較であってハーフトーニング
    操作によって増捕されたときのその入力成分値が該ピク
    セルに関係した複数の入力成分値のハーフトーニング操
    作によって増捕されたときのその他の各成分値を超える
    場合には第1のしきい値集合との、またハーフトーニン
    グ操作によって増捕されたときの入力成分値が該ピクセ
    ルに関係した複数の入力成分値のハーフトーニング操作
    によって増捕されたときの、その他の各成分値よりも小
    さい場合には第2のしきい値集合との誤差増捕比較に従
    って、ハーフトーニング段階の対応する出力ピクセルの
    比較的粗分解度の成分値を発生する段階と、最後の画像
    校正段階によって生成された出力画像を表わす電気的コ
    マンド信号を印刷機構に適用する段階とを含むことを特
    徴とする適応しきい値を使用する誤差拡散型ハーフトー
    ニング方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の適応しきい値を使用す
    る誤差拡散型ハーフトーニング方法において、ハーフト
    ーニング操作によって発生する比較的粗大な分解度の成
    分値がバイナリ値であり、また第1および第2のしきい
    値集合がそれぞれ単一の異なる第1および第2のしきい
    値のみより成ることを特徴とする適応しきい値を使用す
    る誤差拡散型ハーフトーニング方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の適応しきい値を使用す
    る誤差拡散型ハーフトーニング方法において、第1のし
    きい値が第2のしきい値よりも小さいことを特徴とする
    適応しきい値を使用する誤差拡散型ハーフトーニング方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の適応しきい値を使用す
    る誤差拡散型ハーフトーニング方法において、誤差拡散
    型ハーフトーニング操作がハーフトーニング段階の対応
    する出力ピクセルの比較的粗分解度の成分値を、その入
    力成分値の第1および第2のしきい値集合から異なる第
    3のしきい値集合との比較に従って、ハーフトーニング
    操作によって増捕されたその入力成分値がそのピクセル
    に関係した複数の成分値のハーフトーニング操作によっ
    て増捕されたもう1つの別の成分値を超えるが、しかし
    またそのピクセルに関係した複数の成分値のハーフトー
    ニング操作によって増捕されたもう1つの別の成分値よ
    りも小さい場合に発生することを特徴とする適応しきい
    値を使用する誤差拡散型のハーフトーニング方法。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の適応しきい値を使用す
    るハーフトーニング方法において、ハーフトーニング操
    作がバイナリ値を発生し第1のしきい値集合が単一の第
    1のしきい値より成り、また第2のしきい値集合が単一
    の第2のしきい値より成ることを特徴とする適応しきい
    値を使用する誤差拡散型ハーフトーニング方法。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の適応しきい値を使用す
    るハーフトーニング方法において、ハーフトーニング操
    作が発生する比較的粗分解度の成分値がバイナリ値であ
    りまた第1、第2および第3のしきい値集合がそれぞれ
    単一の異なる第1、第2および第3のしきい値より成る
    ことを特徴とする適応しきい値を使用する誤差拡散型ハ
    ーフトーニング方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の適応しきい値を使用す
    る誤差拡散型ハーフトーニング方法において、第3のし
    きい値が第1のしきい値よりも大きく、また第2のしき
    い値よりも小さいことを特徴とする適応しきい値を使用
    する誤差拡散型ハーフトーニング方法。
  8. 【請求項8】 表示を生成するための印刷機構を操作す
    る装置において、 ピクセルの配列より成る源画像を表わしその各々の値が
    該ピクセルに関係した2つ以上の比較的精密分解度の成
    分値より成る電気信号に応答する画像校正回路であっ
    て、継続する少なくとも1つの画像校正段階でありその
    継続中に各画像校正段階が入力ピクセルから成る出力画
    像を受信し、またそれより出力ピクセルから成る出力画
    像を生成し第1の画像校正段階の入力画像が源画像であ
    って後続する画像校正段階の入力画像が先行する画像校
    正段階の出力画像であり、また1つの前記画像校正段階
    が各ピクセルと関係した複数の入力成分値の各々に対し
    て誤差拡散型のハーフトーニング操作を実行することを
    含むハーフトーニング段階であり、このハーフトーニン
    グ操作が入力成分値の誤差増捕比較であってハーフトー
    ニング操作によって増捕されたときのその入力成分値が
    該ピクセルに関係した複数の入力成分値のハーフトーニ
    ング操作によって増捕されたときのその他の各成分値を
    超える場合には第1のしきい値集合との、またハーフト
    ーニング操作によって増捕されたときのその入力成分値
    が該ピクセルに関係した複数の入力成分値のハーフトー
    ニング操作によって増捕されたときのその他の各成分値
    よりも小さい場合には第2のしきい値集合との、誤差増
    捕比較に従ってハーフトーニング段階の対応する出力ピ
    クセルの比較的粗分解度の成分値を発生する段階を実行
    する画像校正回路と、前記画像校正回路に応答し最終の
    画像校正段階によって生成される出力画像を表わす電気
    的コマンド信号を印刷機構に適用するための出力回路と
    を有することを特徴とする装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の装置において、ハーフ
    トーニング操作によって発生する比較的粗分解度の成分
    値がバイナリ値であり、また第1および第2のしきい値
    集合がそれぞれ単一の異なる第1および第2のしきい値
    のみより成ることを特徴とする装置。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の装置において、第1
    のしきい値が第2のしきい値よりも小さいことを特徴と
    する装置。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載の装置において、誤差
    拡散型ハーフトーニング操作がハーフトーニング段階の
    対応する出力ピクセルの比較的粗分解度の成分値を、そ
    の入力成分値の第1および第2のしきい値集合から異な
    る第3のしきい値集合との比較に従って、ハーフトーニ
    ング操作によって増捕されたその入力成分値が該ピクセ
    ルに関係した複数の成分値のハーフトーニング操作によ
    って増捕されたもう1つの別の成分値を超えるが、しか
    しまた該ピクセルに関係した複数の成分値のハーフトー
    ニング操作によって増捕されたもう1つの別の成分値よ
    りも小さい場合に発生することを特徴とする装置。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載の装置において、ハ
    ーフトーニング操作がバイナリ値を発生し第1のしきい
    値集合が単一の第1のしきい値より成り、また第2のし
    きい値集合が単一の第2のしきい値より成ることを特徴
    とする装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の装置において、ハ
    ーフトーニング操作が発生する比較的粗分解度の成分値
    がバイナリ値であり、また第1、第2および第3のしき
    い値集合がそれぞれ単一の異なる第1、第2および第3
    のしきい値より成ることを特徴とする装置。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の装置において、第
    3のしきい値が第1のしきい値よりも大きく、また第2
    のしきい値よりも小さいことを特徴とする装置。
  15. 【請求項15】 印刷装置であって、その印刷機構に適
    用される電気的印刷コマンド信号に従ってインクを媒体
    に適用するための印刷機構と、ピクセルの配列より成る
    源画像を表わしその各々の値が該ピクセルに関係した2
    つ以上の比較的精密分解度の成分値より成る電気信号に
    応答する画像校正回路であって、継続する少なくとも1
    つの画像校正段階でありその継続中に各画像校正段階が
    入力ピクセルから成る出力画像を受信し、またそれより
    出力ピクセルから成る出力画像を生成し第1の画像校正
    段階の入力画像が源画像であり後続する画像校正段階の
    入力画像が先行する画像校正段階の出力画像であり、ま
    た1つの前記画像校正段階が各ピクセルと関係した複数
    の入力成分値の各々に対して誤差拡散型のハーフトーニ
    ング操作を実行することを含むハーフトーニング段階で
    あり、このハーフトーニング操作が入力成分値の誤差増
    捕比較であって、ハーフトーニング操作によって増捕さ
    れたときのその入力成分値が該ピクセルに関係した複数
    の入力成分値のハーフトーニング操作によって増捕され
    たときのその他の各成分値を超える場合には第1のしき
    い値集合との、またハーフトーニング操作によって増捕
    されたときのその入力成分値が該ピクセルに関係した複
    数の入力成分値のハーフトーニング操作によって増捕さ
    れたときのその他の各成分値よりも小さい場合には第2
    のしきい値集合との、誤差増捕比較に従ってハーフトー
    ニング段階の対応する出力ピクセルの比較的粗分解度の
    成分値を発生する段階を実行する画像校正回路と、最終
    の画像校正段階によって生成される出力画像を表わす電
    気的コマンド信号を印刷機構に適用するための出力回路
    とを有することを特徴とする印刷装置。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の印刷装置におい
    て、ハーフトーニング操作によって発生する比較的粗分
    解度の成分値がバイナリ値であり、また第1および第2
    のしきい値集合がそれぞれ単一の異なる第1および第2
    のしきい値のみより成ることを特徴とする印刷装置。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載の印刷装置におい
    て、第1のしきい値が第2のしきい値よりも小さいこと
    を特徴とする印刷装置。
  18. 【請求項18】 請求項15に記載の印刷装置におい
    て、誤差拡散型ハーフトーニング操作がハーフトーニン
    グ段階の対応する出力ピクセルの比較的粗分解度の成分
    値をその入力成分値の第1および第2のしきい値集合か
    ら異なる第3のしきい値集合との比較に従ってハーフト
    ーニング操作によって増捕されたその入力成分値が、そ
    のピクセルに関係した複数の成分値のハーフトーニング
    操作によって増捕されたもう1つの別の成分値を超える
    が、しかしまたそのピクセルに関係した複数の成分値の
    ハーフトーニング操作によって増捕されたもう1つの別
    の成分値よりも小さい場合に発生することを特徴とする
    印刷装置。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載の印刷装置におい
    て、ハーフトーニング操作がバイナリ値を発生し第1の
    しきい値集合が単一の第1のしきい値より成り、また第
    2のしきい値集合が単一の第2のしきい値より成ること
    を特徴とする印刷装置。
  20. 【請求項20】 請求項18に記載の印刷装置におい
    て、ハーフトーニング操作が発生する比較的粗分解度の
    成分値がバイナリ値であり、また第1、第2および第3
    のしきい値集合がそれぞれ単一の異なる第1、第2およ
    び第3のしきい値より成ることを特徴とする印刷装置。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の印刷装置におい
    て、第3のしきい値が第1のしきい値よりも大きくまた
    第2のしきい値よりも小さいことを特徴とする印刷装
    置。
  22. 【請求項22】 プリンタ表示を生成するように作動す
    るためのプリンタドライバとして機能するようにコンピ
    ュータを構成するための、コンピュータによって読み取
    り可能な命令を含む記憶媒体において、 そのプリンタドライバが、ピクセルの配列より成る源画
    像を表わしその各々の値が該ピクセルに関係した2つ以
    上の比較的精密分解度の成分値より成る電気信号に応答
    する画像校正回路であって、継続する少なくとも1つの
    画像校正段階でありその継続中に各画像校正段階が入力
    ピクセルから成る出力画像を受信しまたそれより出力ピ
    クセルから成る出力画像を生成し、第1の画像校正段階
    の入力画像が源画像であり後続する画像校正段階の入力
    画像が先行する画像校正段階の出力画像でありまた1つ
    の前記画像校正段階が各ピクセルと関係した複数の入力
    成分値の各々に対して誤差拡散型のハーフトーニング操
    作を実行することを含むハーフトーニング段階であり、
    このハーフトーニング操作が入力成分値の誤差増捕比較
    であって、ハーフトーニング操作によって増捕されたと
    きのその入力成分値が該ピクセルに関係した複数の入力
    成分値のハーフトーニング操作によって増捕されたとき
    のその他の各成分値を超える場合には第1のしきい値集
    合との、またハーフトーニング操作によって増捕された
    ときのその入力成分値が該ピクセルに関係した複数の入
    力成分値のハーフトーニング操作によって増捕されたと
    きのその他の各成分値よりも小さい場合には第2のしき
    い値集合との、誤差増捕比較に従ってハーフトーニング
    段階の対応する出力ピクセルの比較的粗分解度の成分値
    を発生する段階を実行する画像校正回路と、最終画像校
    正段階によって生成される出力画像を表わす電気的コマ
    ンド信号をプリンタに適用するための出力回路とを含む
    ことを特徴とする記憶媒体。
  23. 【請求項23】 請求項22に記載の記憶媒体におい
    て、ハーフトーニング操作によって発生する比較的粗分
    解度の成分値がバイナリ値であり、また第1および第2
    のしきい値集合がそれぞれ単一の異なる第1および第2
    のしきい値のみより成ることを特徴とする記憶媒体。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の記憶媒体におい
    て、第1のしきい値が第2のしきい値よりも小さいこと
    を特徴とする方法。
  25. 【請求項25】 請求項22に記載の記憶媒体におい
    て、誤差拡散型ハーフトーニング操作がハーフトーニン
    グ段階の対応する出力ピクセルの比較的粗分解度の成分
    値をその入力成分値の第1および第2のしきい値集合か
    ら異なる第3のしきい値集合との比較に従って、ハーフ
    トーニング操作によって増捕されたその入力成分値が該
    ピクセルに関係した複数の成分値のハーフトーニング操
    作によって増捕されたもう1つの別の成分値を超える
    が、しかしまたそのピクセルに関係した複数の成分値の
    ハーフトーニング操作によって増捕されたもう1つの別
    の成分値よりも小さい場合に発生することを特徴とする
    記憶媒体。
  26. 【請求項26】 請求項25に記載の記憶媒体におい
    て、ハーフトーニング操作がバイナリ値を発生し第1の
    しきい値集合が単一の第1のしきい値より成り、また第
    2のしきい値集合が単一の第2のしきい値より成ること
    を特徴とする記憶媒体。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載の記憶媒体におい
    て、ハーフトーニング操作が発生する比較的粗分解度の
    成分値がバイナリ値であり、また第1、第2および第3
    のしきい値集合がそれぞれ単一の異なる第1、第2およ
    び第3のしきい値より成ることを特徴とする記憶媒体。
  28. 【請求項28】 請求項27に記載の記憶媒体におい
    て、第3のしきい値が第1のしきい値よりも大きくまた
    第2のしきい値よりも小さいことを特徴とする記憶媒
    体。
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