JP2904303B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2904303B2
JP2904303B2 JP23591390A JP23591390A JP2904303B2 JP 2904303 B2 JP2904303 B2 JP 2904303B2 JP 23591390 A JP23591390 A JP 23591390A JP 23591390 A JP23591390 A JP 23591390A JP 2904303 B2 JP2904303 B2 JP 2904303B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は2値化処理に関する画像処理装置に関し、例
えばインクジエツト記録方式のカラー複写機の2値化処
理に適する画像処理を行なう画像処理装置に関するもの
である。
【従来の技術】
従来は2値記録を用いてカラー画像を再生する際に、
例えば複写機であればカラー原稿よりの読取りデータを
R,G,Bの3色に色分解し、該データより記録色であるY,
M,C,Kの4色を生成し、各色独立に2値化して自然色を
再生していた。
【発明が解決しようとしている課題】
しかし、誤差拡散法に代表される濃度保存型の擬似中
間調処理で色毎に独立に2値化したのでは、3色、4色
の記録ドツトが完全に記録紙面上で重なる事がしばしば
発生する。 特に、インクジエツト記録方式を用いて記録する場合
では、ドツトが重なる点では乾燥するまでに長時間要す
る場合がある。このため高速化を計るうえで問題とな
る。
【課題を解決するための手段】
本発明は上述した従来技術の欠点を除去するととも
に、同一記録位置に記録される複数色のドットの重なり
を制限して記録することができ、更に、どの色を記録す
るかを複数色のそれぞれの色の誤差データの大きさの順
に複数の色に対し順位付けを行い、順位の高い色のドッ
トを出現させるように2値化処理を制御するので、入力
画像データに忠実な、高品質な画像の記録が可能となる
画像処理装置の提供を目的とする。 係る目的を達成する一手段として例えば以下の構成を
備える。 即ち、同一記録位置用の複数色の画像データを入力す
る入力手段と、前記複数色の入力画像データを並列に2
値化する2値化手段と、前記2値化手段における2値化
処理の際発生する誤差データを複数色の各色毎に演算す
る演算手段と、前記2値化手段の2値化処理におけるド
ットの出現数を制御することで、同一記録位置への記録
ドット数を制限する2値化制御手段とを備え、前記2値
化制御手段は前記演算手段の演算で得られた複数色のそ
れぞれの色の誤差データの大きさの順に複数の色に対し
順位付けを行い、順位の高い色のドットを出現させるよ
うに前記2値化手段における2値化処理を制御すること
を特徴とする。
【作用】
以上の構成において、同一記録位置に記録される複数
色のドットの重なりを制限して記録することができ、更
に、どの色を記録するかを複数色のそれぞれの色の誤差
データの大きさの順に複数の色に対して順位付けを行
い、順位の高い色のドットを出現させるように2値化処
理を制御するので、入力画像データに忠実な、高品質な
画像の記録が可能となる画像処理装置を提供できる。
【実施例】 以下、図面を参照して本発明に係る一実施例を詳細に
説明する。
【第1実施例】 第1図は本発明に係る一実施例のブロツク構成図であ
る。 第1図に示す実施例においては、それぞれ8ビツトに
量子化されたY(イエロー)、M(マゼンタ)、C(シ
アン)、K(黒)の各色分解画像信号Py,Pm,Pc,P
kを、それぞれ並列に擬似中間調処理(2値化)してそ
れぞれ2値化記録信号Qy,Qm,Qc,Qkを得る4組の2値
化ブロツクと、その2値化を制御する2値化制御部15よ
り構成される。 各2値化ブロツクにおける平均濃度保存法による2値
化方式の原理について説明する。 第2図(A)は、入力画像の画素毎の多値データを示
す図である。 第2図(A)において、f(i,j)は2値化しようと
する注目画素位置の入力画像の多値濃度データを示し、
正規化された0〜1の値とする。又、破線より上の画素
位置はすでに2値化処理が終了しており、注目画素の2
値化後は、f(i,j+1),f(i,j+2),…と順次同様
の処理が行われる。 第2図(B)は2値化画像データを表す図である。 第2図(B)において、B(i,j)は注目画素の2値
化後の濃度(0又は1の値とする)を示す。破線により
囲まれた部分は、注目画素の処理時にすでに2値化処理
の行われた画素データであり、これらを注目画素の2値
化処理の際用いる。 第2図(C)は重み付けマスクを表す図である。 第2図(C)において、Rは平均濃度を求めるための
重み付けマスクの一例で、3×3サイズのマトリツクス
で表している。 注目画素にあたる位置の重みはR(0,0)とし、又、
R(0,−1)=0として用いる。 本方式は、注目画素を黒又は白のいずれかに2値化し
た場合の注目画素近傍における出力画像の平均濃度を、
それぞれm1(i,j),m0(i,j)とし、次式で求める。 (ただし、B(i,j)=1、すなわち、注目画素を黒
とした場合とする) (ただし、B(i,j)=0すなわち、注目画素を白と
した場合とする) ここで、Sは重みRの総和である。 次に、上記平均濃度m1,m0を用いて注目画素の多値濃
度f(i,j)を以下の式により2値化する。 f(i,j)+E(i,j)>(m1(i,j)+m0(i,j))/2の
とき、 B(i,j)=1, E(i,j+1)=f(i,j)+E(i,j)−m1(i,j) f(i,j)+E(i,j)≦{m1(i,j)+m0(i,j))}/2
のとき、 B(i,j)=0, E(i,j+1)=f(i,j)+E(i,j)−m0(i,j) … 上記式において、E(i,j)は注目画素(i,j)の1
画素前の画素(i,j−1)の多値濃度f(i,j−1)を2
値濃度B(i,j−1)に2値化した際に発生する誤差で
ある。つまり、入力画素濃度f(i,j−1)から1又は
0に2値化されたことは、画素(i,j−1)がその近傍
での平均濃度であるm1(i,j−1)、又はm0(i,j−1)
のいずれかに近似されたことを意味し、それぞれの場合
に、入力画像の多値濃度f(i,j−1)との間にf(i,j
−1)−m1、又はf(i,j−1)−m0の誤差が発生す
る。そこで、この2値化誤差E(i,j)を注目画素f
(i,j)に加えて補正した値を2値化することにより、
入力画像全域にわたつて2値化後の画像上で濃度を完全
に保存することができる。かかる2値化誤差を考慮した
処理を行う点に本方式の最大の特徴があり、上述の平均
濃度近似法と比較すると、中間再生能力が格段に向上す
る。 また、式において、E(i,j+1)は注目画素の
(i,j)の1画素後の画素((i,j+1)に振り分けられ
る誤差である。 E(i,j+1)は、第3図(A),(B)に示す様
に、f(i,j)+E(i,j)>(m1+m0)/2の場合はf
(i,j)+E(i,j)からm1をひいたもの{第3図
(A)}となり、 f(i,j)+E(i,j)≦(m1+m0)/2の場合はf(i,
j)+E(i,j)からm0をひいたもの{第3図(B)}と
なる。 この様に、本実施例における平均濃度保存法が誤差拡
散法と比較して処理量が極めて少ないにもかかわらず、
これと同時もしくはそれ以上の像再生能力が得られるの
は、前記誤差を隣接する1画素で補正するのみであるに
もかかわらず、2値化後の複数データを用いて平均濃度
を得ることにより、等価的に複数画素に誤差を分配して
補正するのと同等の効果が得られるからである。 この点、上述の濃度保存型の2値化法等は、本方式の
如き誤差を考慮するものではなく、本方式の像再生能力
が格段に良好であることが明瞭である。 次に、Y色の2値化ブロツクを例に、2値化ブロツク
の構成、動作を説明する。なお、他の色の2値化ブロツ
クにおいても、全て同様構成であり、各色について同様
の処理を行なつている。 Y色の2値化ブロツクにおいて、1−1はY色の2値
化データより注目画素近傍の平均濃度を演算する平均濃
度演算部、4−1はコンパレータであり、平均濃度演算
部1−1よりの平均濃度値myを閾値として、2値化誤差
補正部2−1よりの誤差補正後入力データP′yを2値
化する。3−1は加算器であり、平均濃度演算部1−1
よりの平均濃度値myと2値化誤差補正部2−1よりの誤
差補正後入力データP′yとの差から2値化誤差を演算
する。この2値化誤差は2値化誤差補正部2−1に送ら
れ、ここで次画素を補正するために用いられる。 平均濃度演算部1−1の詳細構成を以下に説明する。 コンパレータ4−1で2値化されて出力される記録信
号Qyは、平均濃度演算部1−1に入力され、F/F13でラ
ツチされて1画素分遅延保持されるとともに、RAM8にも
入力され、ここで1ライン分保持される。更にRAM8より
の1ライン分遅延された出力はRAM7に入力され、ここで
更に1ライン分保持される。即ち、RAM8とRAM7でそれぞ
れ1ライン分づつ遅延保持されている。RAM8,7出力はF/
F11,12及びF/F9,10で1画素分づつ遅延保持されてお
り、以上の構成により注目画素(F/F13の入力位置)に
隣接する7個の2値データ(参照画素データ)を同時に
参照可能としている。 ROM14は、該7個の参照画素の2値データをそのアド
レス入力として、LUTで重み付け平均値を演算結果とし
て出力する平均値ROMである。 本実施例として用いた重み計数を右に示す。一般に重
み計数は注目画素位置(*)に近い程高く、その総和は
入力データの最大値に正規化する。コンパレータ4−1
は、このようにしてROM14より得られた平均値myを閾値
として2値化処理を行なう。 次に2値化誤差補正部2−1の動作を説明する。 加算器3−1で得られる2値化誤差は、2値化誤差補
正部2−1の分配器16に入力され、まずここで2分され
る。一方は次ライン画素を補正するために1ライン分の
容量を備えるRAM17に入力され、ここで1ライン分遅延
保持する。このため、RAM17出力からは1ライン前に発
生された誤差(の1/2値)が得られる。この出力誤差は
加算器18に入力される。 分配器16よりの他方出力は加算器18に入力されてお
り、先のRAM17の1ライン分前に発生した誤差と加算さ
れ、加算器6に入力される。加算器6には入力データPy
が入力されており、この加算器18よりの誤差により加算
補正される。そしてDタイプのF/F5で1画素分遅延され
た2値化誤差補正後データPy′が出力される。そしてこ
のデータPy′が実際に次画素として次に2値化されるこ
とになる。 2値化制御部15は、以上の処理に加えて、各色毎に平
均値my,mm,mc,mkと2値化誤差補正後データPy′,
Pm′,Pc′,Pk′とを入力し、この各データを調べてコ
ンパレータ4−1,4−2,4−3,4−4を制御し、2値化を
制御する。即ち、2値化制御部15からは各色の2値化を
中止する制御信号が各コンパレータに出力されており、
該制御信号によつて通常の比較の結果得られえる記録信
号“1"を“0"に制御する。 この本実施例の特徴である2値化制御部15による2値
化制御アルゴリズムについて第4図を用いて以下に詳説
する。 第4図は、今2値化しようとする各色毎の平均濃度と
入力データとを図示したもので、イエロー(Y)は[my
>Py′]であるため、2値化結果は[Qy=0]となり、
負の2値化誤差が発生する。マゼンタ(M)は[mm
Pn′]であるため、2値化は[Qn=1]となり、正の2
値化誤差が発生する。同様にして、シアン(C)は[mc
<Pc′]であるため、[Qc=1]となり、正の2値化誤
差が発生し、黒(K)は[mk>Pk′]であるため[Qk
0]となり、負の2値化誤差が発生する。 このため、従来の2値化処理を第4図に従つて上述の
ごとく行なえば、注目画素はマゼンタとシアンの色ドツ
トが重ねて記録されることとなる。本実施例の2値化制
御部15は、そこで、このような事態を有効に防止するた
め、記録ドツトが重ならない様に2値化を制御する。 即ち、このように重ねて記録するような事態となつた
時には、いずれかの色ドツトは記録を中止する様に制限
することになる。 本実施例の2値化制御部15では、発生する正の2値化
誤差を比較し、2値化誤差が大である方を優先する。第
4図の場合においては、明らかに(Pc′−mc)>(Pm
−mm)であるため、Qc=1とし、Qm=0とする様にマゼ
ンタ(M)用のコンパレータ4−2の出力を“0"となる
ように制御信号を出力する。 なお、記録を抑圧されたマゼンタの信号は通常なら
ば、Qm=1となるべきデータが“0"に抑圧されたため
に、次画素の2値化時には、平均値mmは小さくなるうえ
に正の2値化誤差補正を受けることになる。このため
に、[Qm=1]となり易くなり、次画素において出力状
態となる可能性が高まる。 第5図は4色共に閾値に比べ各入力データが大である
場合の例を図示しており、上述のアルゴリズムによれば
黒のみ[Qk=1]と2値化することになる。 なお、以上の記録ドツトの重なりを全く許さず、必ず
1色のみに制御するのではなく、例えば2色までの記録
ドツトの重なりまで許すよう制御することもできる。 この様に制御する場合において、第5図の場合には、
(Pc′−mc)<(Pm′−mn)<(Py′−my)<(Pk′−
mk)であるため、Qk=1,Qy=1,Qm=Qc=0となり、イエ
ロー(Y)と黒(K)が出力されることになる。 以上の処理を各画素毎に実施することにより、入力デ
ータPy,Pm,Pc,Pkのデータを保存しつつドツトの重な
りの上限を保障しての記録が可能となる。
【第2実施例】 2値化データのテクスチヤーをより自然に制御出来る
本発明に係る第2の実施例を第6図を用いて説明する。 第6図において、平均値演算部1−1、及び誤差補正
部2−1は第1図と同じ構成であるため説明を省くが、
平均値の重み計数が異なり、本実施例は注目画素に右に
示す重み計数を割り付けて、つまり注目画素の2値化を
予測した2つの平均値m0y,m1yより2値化する。 m0yは注目画素を“0"、つまり[Qy=1]と予測した
場合の平均値であり、m1yは注目画素を“1"、つまり[Q
y=1]と予測した場合の平均値である。 ここで、上記した重み付け表により、 m1y=m0y+63 となる。このため、第6図の加算器21、加算器22及びビ
ツトシフト23よりの出力で得られる2値化閾値Thyは、
(m0y+m1y)/2となり、この閾値Thyをコンパレータ24
の閾値として入力する。 なお、2値化誤差は、 [Qy=1]の時には[Py′−m1y]に、 [Qy=0]の時には[Py′−m0y]となる。このため
に、セレクタ26では2値化結果によつて[m0y]又は[m
1y]を選択して加算器27に出力し、加算器27でPy′との
差を求めて2値化誤差補正部2−1に入力する。 コンパレータ24よりの出力信号をセレクタ26に出力す
る時に、後述する制御信号が“1"の時のみ[Qy=1]と
するためにコンパレータ24トセレクタ26との間にANDゲ
ート25が設けられている。 以上の構成を備える第2実施例における2値化制御
を、第7図を参照して以下に説明する。第7図はY,M,C,
Kの4色の2値化の状態の一例を示している。 第7図図示の状態では、Y,M,C,Kの4色共に、それぞ
れの閾値Thy,Thm,Thc,Thkに比べて、各色のデータ
Py′,Pm′,Pc′,Pk′が大である。従つて、2値化制
御部15による2値化制御がなされない状態であれば、
Qy,Qm,Qc,Qkは共に“1"に2値化され、2値化誤差は
それぞれ[Py′−m1y]正、[Pm′−m1m]正、[Pc′−
m1c]負、[Pk′−m1k]負となる。 しかし、本実施例の2値化制御部15で重なる色ドツト
数を制御する場合、上記それぞれm1*からの2値化誤差
の大きい順に2値化“1"を優先させる(*;y,m,c,k)。 第7図の例では、(Pk′−m1k)>(Pm′−m1m)>
(Py′−m1y)>(Pc′−m1c)の順であるために、1色
だけの記憶の場合にはQk=1、Qm=Qy=Qc=0となり、
2色までの重なりを制御する場合においてはQk=1、Qm
=1、Qy=Qc=0となる。 従つて第6図のANDゲート25には“0"なる制御信号が
出力され、コンパレータ24出力は“1"であるが、結果と
してQy=0となり、2値化誤差はPy′−m0yなる正の2
値化誤差として次画素をより“1"に2値化され易くなる
様に制御されることになる。。 以上説明したように第2実施例によれば、2値化誤差
が前記第1実施例に比べてより綿密であるために、2値
化制御後の4色の2値ドツト上に目ざわりなテクスチヤ
ーを発生しにくくなりより高画質となる。
【第3実施例】 本発明は上述の平均濃度保存法による2値化処理の限
定されるものではなく、濃度保存型の2値化処理であれ
ば全てに適用可能であることは勿論である。 2値化処理を誤差拡散法で実施した本発明に係る第3
の実施例を第8図を参照して以下に説明する。 第8図は本発明に係る第3実施例のブロツク構成図で
あり、図中、36,37,38,39はそれぞれPy,Pm,Pc,Pk
4色分解信号を並列に処理するED法の処理ブロツクであ
る。各色毎の構成は全て同一であるため、イエロー
(Y)を例に説明し、他の色の説明を省略する。 第8図において、加算器34−1よりの誤差補正後デー
タPy′は、コンパレータ35−1で固定閾値128と比較さ
れ、2値化される。そしてこの2値化データはANDゲー
ト32−1に入力され、第1実施例、第2実施例の2値化
制御部15と同様の2値化制御を行なう2値化制御部40よ
りの2値化制御信号に従いそのまま出力が許可されるか
否かが制御される。 即ち、2値化制御信号が“1"の時のみ2値化データ
[Qy=1]を出力し得る。 ANDゲート32−1よりの2値化結果に応じてセレクタ3
1−1よりの出力が“0"か、又は“255"かが選択され、
加算器30−1に送られる。加算器30−1では、補正後入
力データPy′とセレクタ31−1出力との差、つまり、
[Qy=1]の時には[255−Py′]が、逆に[Qy=0]
の時には[0−Py′]が2値化誤差として誤差補正部33
−1に入力される。 誤差補正部33−1は、2ライン分のメモリと数個の加
算器で構成されており、第8図に図示する2次元的隣接
画素に上記誤差を分配する。 次画素に分配し、加算された誤差データは、加算器34
−1で入力データPyと加算され、2値化誤差補正が終了
する。 なお、2値化制御部40は4色の誤差補正後入力データ
を入力し、後述するアルゴリズムで優先順位の判定を行
なつたうえで各色2値化ブロツク内のANDゲート(32−
1)等に2値化制御信号を出力する。 即ち、例えば第9図に示す如くの4色の入力データが
それぞれの2値化ブロツクに入力された場合、上述した
第1実施例の場合と同様に閾値128よりも高く、かつ値
の大きい順に優先して2値化制御信号を出力し、例えば
第9図の例では黒(K)が最上位でありマゼンタ(M)
が次順位の色となる。つまりPk′>Pm′>Py′であるた
めに、2色までの色の重なりをゆるすならばQk=1、Qm
=1、Qy=Qc=0となる。 以上説明したように上述の各実施例によれば、以下の
作用効果が得られる。 入力データを保存しつつ、記録ドツトの最大重なり、
数を制御してのカラー記録が可能となり、印刷品質等が
向上する。 特にインクジエツト記録方式においては、画像の局所
的に発生する乾燥までの長時間化が防止でき、総合的な
印刷時間の短縮が可能となる 従つて高品質・高速記録が可能となる。
【発明の効果】
以上説明した様に本発明によれば、同一記録位置に記
録される複数色のドツトの重なりを制限して記録するこ
とができ、更に、どの色を記録するかを複数色のそれぞ
れの色の誤差データの大きさの順に複数の色に対し順位
付けを行い、順位の高い色のドツトを出現させるように
2値化処理を制御するので、入力画像データに忠実な、
高品質な画像の記録が可能となる画像処理装置を提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る第1実施例のブロツク構成図、 第2図(A)は本実施例2値化ブロツクにおける2値化
処理時の画素毎の多値画像を示す図、 第2図(B)は本実施例2値化ブロツクにおける2値化
処理時の画素毎の2値化画像を示す図、 第2図(C)は本実施例2値化ブロツクにおける2値化
処理時の画素毎の重み付けマスクを示す図、 第3図(A),(B)は本実施例における2値化処理の
際発生する誤差を示す図、 第4図は第1実施例における各色毎の2値化制御を説明
するための図、 第5図は第1実施例における閾値に比べ各色の入力デー
タが大である場合の2値化制御を説明するための図、 第6図は本発明に係る第2実施例のブロツク構成図、 第7図は第2実施例における各色毎の2値化制御を説明
するための図、 第8図は本発明に係る第3実施例のブロツク構成図、 第9図は第3実施例における各色毎の2値化制御を説明
するための図である。 図中、1−1〜4……平均濃度演算部、2−1〜4……
2値化誤差補正部、3−1,3−2,6,18,21,22,27,30−1,3
4−1……加算器、4−1,4−2,24,35−1……コンパレ
ータ、5,9〜13……DタイプF/F、7,8,17……RAM、14…
…平均値ROM、15,40……2値化制御部、16……分配器、
23……ビツトシフト、25,32−1……ANDゲート、26,31
−1……セレクタ、33−1……誤差補正部、36〜39……
ED法の処理ブロツクである。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/525 B41J 2/21

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一記録位置用の複数色の画像データを入
    力する入力手段と、 前記複数色の入力画像データを並列に2値化する2値化
    手段と、 前記2値化手段における2値化処理の際発生する誤差デ
    ータを複数色の各色毎に演算する演算手段と、 前記2値化手段の2値化処理におけるドットの出現数を
    制御することで、同一記録位置への記録ドット数を制限
    する2値化制御手段とを備え、 前記2値化制御手段は前記演算手段の演算で得られた複
    数色のそれぞれの色の誤差データの大きさの順に複数の
    色に対し順位付けを行い、順位の高い色のドットを出現
    させるように前記2値化手段における2値化処理を制御
    することを特徴とする画像処理装置。
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