JPH1071292A - 乾燥機能付き洗濯機 - Google Patents
乾燥機能付き洗濯機Info
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- JPH1071292A JPH1071292A JP8228360A JP22836096A JPH1071292A JP H1071292 A JPH1071292 A JP H1071292A JP 8228360 A JP8228360 A JP 8228360A JP 22836096 A JP22836096 A JP 22836096A JP H1071292 A JPH1071292 A JP H1071292A
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- tub
- laundry
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 内槽を鉛直軸回りに回転駆動する洗濯機にお
いて、乾燥機能を実現する。 【解決手段】 外槽２の内部に内槽３が鉛直軸回りに回
転自由に設置され、内槽駆動軸55はクラッチ機構50を介
してモータ５に連繋している。又、内槽３の内部には、
洗濯水に旋回流を与えるためのパルセータ(４)が装備さ
れ、パルセータ駆動軸56はクラッチ機構50を介してモー
タ５に連繋している。内槽３は、底面部3cと、上方へ向
けて内径が拡大する下胴部3aと、上方へ向けて内径が縮
小する上胴部3bとを具え、底面部3c及び下胴部3aには多
数の孔30が開設されている。内槽３の外部には、内槽３
の底面部3c及び下胴部3aへ向けて温風を噴射するための
ノズル70、80が設置され、これらのノズルは、ヒータ64
及びファン63が取り付けられた空気循環ダクト６に繋が
っている。
いて、乾燥機能を実現する。 【解決手段】 外槽２の内部に内槽３が鉛直軸回りに回
転自由に設置され、内槽駆動軸55はクラッチ機構50を介
してモータ５に連繋している。又、内槽３の内部には、
洗濯水に旋回流を与えるためのパルセータ(４)が装備さ
れ、パルセータ駆動軸56はクラッチ機構50を介してモー
タ５に連繋している。内槽３は、底面部3cと、上方へ向
けて内径が拡大する下胴部3aと、上方へ向けて内径が縮
小する上胴部3bとを具え、底面部3c及び下胴部3aには多
数の孔30が開設されている。内槽３の外部には、内槽３
の底面部3c及び下胴部3aへ向けて温風を噴射するための
ノズル70、80が設置され、これらのノズルは、ヒータ64
及びファン63が取り付けられた空気循環ダクト６に繋が
っている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗濯、脱水後の洗
濯物に乾燥を施すことが出来る乾燥機能付き洗濯機に関
するものである。
濯物に乾燥を施すことが出来る乾燥機能付き洗濯機に関
するものである。
【０００２】
【従来の技術】渦巻き式の洗濯機においては、外槽の内
部に、外周面に多数の孔を開設した内槽が、鉛直軸回り
に回転駆動可能に設置され、内槽の底部には、パルセー
タが取り付けられている。洗濯工程においては、内槽の
内部に水を満たし、パルセータの回転により旋回流を発
生させて、洗濯物に摩擦洗いを施す。次に、脱水工程で
は、内槽内の洗濯水を排出した後、内槽を高速回転さ
せ、遠心力によって洗濯物に脱水を施すのである。脱水
後の洗濯物は衣類乾燥機に移して、乾燥を施す。衣類乾
燥機は、水平軸回りに回転駆動されるドラムと、該ドラ
ム内に温風を送り込む温風供給機構とを具え、ドラムの
回転によって衣類をほぐしながら、温風によって衣類を
乾燥させるものである。
部に、外周面に多数の孔を開設した内槽が、鉛直軸回り
に回転駆動可能に設置され、内槽の底部には、パルセー
タが取り付けられている。洗濯工程においては、内槽の
内部に水を満たし、パルセータの回転により旋回流を発
生させて、洗濯物に摩擦洗いを施す。次に、脱水工程で
は、内槽内の洗濯水を排出した後、内槽を高速回転さ
せ、遠心力によって洗濯物に脱水を施すのである。脱水
後の洗濯物は衣類乾燥機に移して、乾燥を施す。衣類乾
燥機は、水平軸回りに回転駆動されるドラムと、該ドラ
ム内に温風を送り込む温風供給機構とを具え、ドラムの
回転によって衣類をほぐしながら、温風によって衣類を
乾燥させるものである。
【０００３】これに対し、ドラム式の洗濯機において
は、外槽の内部に、外周面に多数の孔を開設した内槽
が、水平軸回りに回転駆動可能に設置されている。洗濯
工程においては、内槽の内部に水を注入し、内槽の回転
によって洗濯物に叩き洗いを施す。次に、脱水工程で
は、内槽内の洗濯水を排出した後、内槽を高速回転さ
せ、遠心力によって洗濯物に脱水を施す。その後、内槽
を回転させつつ、内槽内に温風を送り込んで、衣類乾燥
機と同様に衣類をほぐしながら、乾燥を施すのである。
は、外槽の内部に、外周面に多数の孔を開設した内槽
が、水平軸回りに回転駆動可能に設置されている。洗濯
工程においては、内槽の内部に水を注入し、内槽の回転
によって洗濯物に叩き洗いを施す。次に、脱水工程で
は、内槽内の洗濯水を排出した後、内槽を高速回転さ
せ、遠心力によって洗濯物に脱水を施す。その後、内槽
を回転させつつ、内槽内に温風を送り込んで、衣類乾燥
機と同様に衣類をほぐしながら、乾燥を施すのである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ドラム
式洗濯機においては、脱水工程にて、遠心力によって内
槽の内周壁に洗濯物が押し付けられた状態で、内槽が水
平軸回りに高速回転するため、上下方向の加振力によっ
て内槽が激しく振動し、高い騒音を発生する問題があっ
た。
式洗濯機においては、脱水工程にて、遠心力によって内
槽の内周壁に洗濯物が押し付けられた状態で、内槽が水
平軸回りに高速回転するため、上下方向の加振力によっ
て内槽が激しく振動し、高い騒音を発生する問題があっ
た。
【０００５】そこで本発明の目的は、内槽を鉛直軸回り
に回転駆動する低振動型の洗濯機において、乾燥機能を
実現することである。
に回転駆動する低振動型の洗濯機において、乾燥機能を
実現することである。
【０００６】
【課題を解決する為の手段】本発明に係る洗濯機におい
ては、外槽(２)の内部に、外周面に多数の孔(30)を開設
した内槽(３)が鉛直軸回りに回転自由に設置され、該内
槽(３)の回転軸は回転駆動機構に連繋し、内槽(３)の内
部には、洗濯水に旋回流を与えるための旋回流付与機構
が装備されている。内槽(３)は、上方へ向けて内径が拡
大する下胴部(3a)と、該下胴部(3a)から上方へ伸びる上
胴部(3b)とを具え、少なくとも下胴部(3a)に前記多数の
孔(30)が開設されている。又、内槽(３)の外部には、内
槽(３)の下胴部(3a)へ向けて温風を噴射する温風噴射機
構が配備されている。
ては、外槽(２)の内部に、外周面に多数の孔(30)を開設
した内槽(３)が鉛直軸回りに回転自由に設置され、該内
槽(３)の回転軸は回転駆動機構に連繋し、内槽(３)の内
部には、洗濯水に旋回流を与えるための旋回流付与機構
が装備されている。内槽(３)は、上方へ向けて内径が拡
大する下胴部(3a)と、該下胴部(3a)から上方へ伸びる上
胴部(3b)とを具え、少なくとも下胴部(3a)に前記多数の
孔(30)が開設されている。又、内槽(３)の外部には、内
槽(３)の下胴部(3a)へ向けて温風を噴射する温風噴射機
構が配備されている。
【０００７】上記洗濯機において、洗濯工程では、内槽
(３)の内部に洗濯水を注入すると共に洗濯物を投入し
て、旋回流付与機構の動作によって、洗濯物に摩擦洗い
を施す。次に、脱水工程では、内槽(３)内の洗濯水を排
出した後、回転駆動機構により内槽(３)を高速回転させ
て、遠心力によって洗濯物に脱水を施す。この際、洗濯
物から分離された洗濯水は内槽(３)の孔(30)から外槽
(２)へ流出し、更に外槽(２)の外部へ排出される。その
後、乾燥工程では、温風噴射機構を動作させて、内槽
(３)を回転させながら、内槽(３)の下胴部(3a)へ向けて
温風を噴射する。この結果、温風は、下胴部(3a)の孔(3
0)から内槽(３)の内部へ噴出されることになる。
(３)の内部に洗濯水を注入すると共に洗濯物を投入し
て、旋回流付与機構の動作によって、洗濯物に摩擦洗い
を施す。次に、脱水工程では、内槽(３)内の洗濯水を排
出した後、回転駆動機構により内槽(３)を高速回転させ
て、遠心力によって洗濯物に脱水を施す。この際、洗濯
物から分離された洗濯水は内槽(３)の孔(30)から外槽
(２)へ流出し、更に外槽(２)の外部へ排出される。その
後、乾燥工程では、温風噴射機構を動作させて、内槽
(３)を回転させながら、内槽(３)の下胴部(3a)へ向けて
温風を噴射する。この結果、温風は、下胴部(3a)の孔(3
0)から内槽(３)の内部へ噴出されることになる。
【０００８】内槽(３)内の洗濯物は、内槽(３)の回転に
伴う遠心力を受けて、内槽(３)の下胴部(3a)の内周壁へ
向けて移動し、内周壁に押し付けられようとするが、複
数の孔(30)から噴出する温風の圧力によって、内周壁に
は密着せず、一部或いは全体が内周壁から僅かに浮上す
ることになる。ここで、内槽(３)の下胴部(3a)は上方に
向かって内径が拡大し、その内周面は斜面となっている
ので、洗濯物に作用する遠心力の内、下胴部(3a)の内周
面に沿う斜め上向きの分力によって、洗濯物は下胴部(3
a)の内周面に沿って上昇する。この際、洗濯物の一部が
下胴部(3a)の内周面と接触していたとしても、その接触
力は弱く、洗濯物と下胴部(3a)内周面の間の摩擦力は大
幅に減小しているので、洗濯物は前記遠心力の分力によ
ってスムーズに上昇することになる。
伴う遠心力を受けて、内槽(３)の下胴部(3a)の内周壁へ
向けて移動し、内周壁に押し付けられようとするが、複
数の孔(30)から噴出する温風の圧力によって、内周壁に
は密着せず、一部或いは全体が内周壁から僅かに浮上す
ることになる。ここで、内槽(３)の下胴部(3a)は上方に
向かって内径が拡大し、その内周面は斜面となっている
ので、洗濯物に作用する遠心力の内、下胴部(3a)の内周
面に沿う斜め上向きの分力によって、洗濯物は下胴部(3
a)の内周面に沿って上昇する。この際、洗濯物の一部が
下胴部(3a)の内周面と接触していたとしても、その接触
力は弱く、洗濯物と下胴部(3a)内周面の間の摩擦力は大
幅に減小しているので、洗濯物は前記遠心力の分力によ
ってスムーズに上昇することになる。
【０００９】上述の如く内槽(３)の下胴部(3a)の内周面
に沿って上昇した洗濯物は上胴部(3b)の内周面に達する
と、上記の斜め上向きの分力が消失して、自重により内
槽(３)の底部に落下する。落下した洗濯物は、再び遠心
力の作用によって下胴部(3a)の内周面に沿って上昇し、
この繰り返しによって内槽(３)内を循環する。この過程
で洗濯物はほぐされ、温風を受けて乾燥することにな
る。
に沿って上昇した洗濯物は上胴部(3b)の内周面に達する
と、上記の斜め上向きの分力が消失して、自重により内
槽(３)の底部に落下する。落下した洗濯物は、再び遠心
力の作用によって下胴部(3a)の内周面に沿って上昇し、
この繰り返しによって内槽(３)内を循環する。この過程
で洗濯物はほぐされ、温風を受けて乾燥することにな
る。
【００１０】具体的構成において、内槽(３)の上胴部(3
b)は、上方へ向けて内径が縮小している。該具体的構成
においては、内槽(３)の上胴部(3b)の内周面が下胴部(3
a)の内周面とは逆向きの傾斜を有しているので、上記の
如く下胴部(3a)の内周面に沿って上昇した洗濯物がその
勢いで更に上胴部(3b)の内周面へ移行することによっ
て、洗濯物を上昇させる分力が、逆に洗濯物を下降させ
る分力に変化して、洗濯物は内槽(３)の底部に落下す
る。
b)は、上方へ向けて内径が縮小している。該具体的構成
においては、内槽(３)の上胴部(3b)の内周面が下胴部(3
a)の内周面とは逆向きの傾斜を有しているので、上記の
如く下胴部(3a)の内周面に沿って上昇した洗濯物がその
勢いで更に上胴部(3b)の内周面へ移行することによっ
て、洗濯物を上昇させる分力が、逆に洗濯物を下降させ
る分力に変化して、洗濯物は内槽(３)の底部に落下す
る。
【００１１】又、具体的構成において、内槽(３)は、複
数の孔(30)が開設された底面部(3c)を具え、温風噴射機
構は、内槽(３)の下胴部(3a)へ向けて温風を噴射する第
１噴射部と、内槽(３)の底面部(3c)へ向けて温風を噴射
する第２噴射部とを具えている。該具体的構成において
は、第１噴射部から内槽(３)の下胴部(3a)内部へ向けて
噴射される温風によって、洗濯物を下胴部(3a)の内周面
から浮上させる力が得られると共に、第２噴射部から内
槽(３)の内部へ向けて噴射される温風によって、洗濯物
を下胴部(3a)の内周面に沿って上昇させる力が得られ、
この力が前記遠心力の分力に加わって、洗濯物は十分な
大きさの力を受けて持ち上げられる。
数の孔(30)が開設された底面部(3c)を具え、温風噴射機
構は、内槽(３)の下胴部(3a)へ向けて温風を噴射する第
１噴射部と、内槽(３)の底面部(3c)へ向けて温風を噴射
する第２噴射部とを具えている。該具体的構成において
は、第１噴射部から内槽(３)の下胴部(3a)内部へ向けて
噴射される温風によって、洗濯物を下胴部(3a)の内周面
から浮上させる力が得られると共に、第２噴射部から内
槽(３)の内部へ向けて噴射される温風によって、洗濯物
を下胴部(3a)の内周面に沿って上昇させる力が得られ、
この力が前記遠心力の分力に加わって、洗濯物は十分な
大きさの力を受けて持ち上げられる。
【００１２】更に具体的には、温風噴射機構の第１噴射
部は、温風噴射方向が斜め上方に向いている。これによ
って、内槽(３)の内部には、下胴部(3a)の孔(30)から斜
め上方へ向けて温風が噴射される。この温風の噴射によ
って洗濯物を上昇させる力が得られ、この力が前記遠心
力の分力に加わって、洗濯物は十分な大きさの力を受け
て持ち上げられる。
部は、温風噴射方向が斜め上方に向いている。これによ
って、内槽(３)の内部には、下胴部(3a)の孔(30)から斜
め上方へ向けて温風が噴射される。この温風の噴射によ
って洗濯物を上昇させる力が得られ、この力が前記遠心
力の分力に加わって、洗濯物は十分な大きさの力を受け
て持ち上げられる。
【００１３】又、温風噴射機構は、内槽(３)を包囲する
複数箇所に円陣に配備されている。これによって、内槽
(３)の下胴部(3a)の内周面全域から均一に温風が噴出
し、洗濯物は、内槽(３)内の位置に拘わらず、一定の浮
上力を受けることになる。
複数箇所に円陣に配備されている。これによって、内槽
(３)の下胴部(3a)の内周面全域から均一に温風が噴出
し、洗濯物は、内槽(３)内の位置に拘わらず、一定の浮
上力を受けることになる。
【００１４】
【発明の効果】本発明に係る乾燥機能付き洗濯機によれ
ば、内槽が鉛直軸回りに回転駆動されるので、脱水運転
時の振動や騒音が低く、然も乾燥運転時には、洗濯物は
十分にほぐされるので、高い乾燥効率を得ることが出来
る。
ば、内槽が鉛直軸回りに回転駆動されるので、脱水運転
時の振動や騒音が低く、然も乾燥運転時には、洗濯物は
十分にほぐされるので、高い乾燥効率を得ることが出来
る。
【００１５】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面に沿って具体的に説明する。本発明に係る乾燥
機能付き洗濯機は、図１に示す如くフレーム(１)の内部
に、外槽(２)が複数本の吊り棒(21)によって懸垂支持さ
れており、外槽(２)の内部には、底部にパルセータ(４)
を具えた内槽(３)が、鉛直軸回りに回転自由に設置され
ている。フレーム(１)及び外槽(２)の上面には、内槽
(３)内に洗濯物を投入するための洗濯物投入口(10)が開
設され、該洗濯物投入口(10)には蓋(11)が開閉可能に取
り付けられている。
き、図面に沿って具体的に説明する。本発明に係る乾燥
機能付き洗濯機は、図１に示す如くフレーム(１)の内部
に、外槽(２)が複数本の吊り棒(21)によって懸垂支持さ
れており、外槽(２)の内部には、底部にパルセータ(４)
を具えた内槽(３)が、鉛直軸回りに回転自由に設置され
ている。フレーム(１)及び外槽(２)の上面には、内槽
(３)内に洗濯物を投入するための洗濯物投入口(10)が開
設され、該洗濯物投入口(10)には蓋(11)が開閉可能に取
り付けられている。
【００１６】フレーム(１)には、水道水が供給されるべ
き給水口(12)が設けられ、該給水口(12)には給水管(14)
が接続されている。給水管(14)は、給水切換えバルブ(1
5)を介して洗濯水用配管(16)及び冷却水用配管(17)に繋
がっており、給水切換えバルブ(15)を洗濯水用配管(16)
側へ切り換えることによって、内槽(３)の開口(31)から
内槽(３)の内部へ洗濯水を供給することが可能となり、
給水切換えバルブ(15)を冷却水用配管(17)側へ切り換え
ることによって、外槽(２)の内周面に冷却水を噴射する
ことが可能となる。外槽(２)の底部には、排水バルブ(1
9)を介して排水管(18)の基端部が接続され、排水管(18)
の先端部は、フレーム(１)に設けられた排水口(13)へ接
続されている。
き給水口(12)が設けられ、該給水口(12)には給水管(14)
が接続されている。給水管(14)は、給水切換えバルブ(1
5)を介して洗濯水用配管(16)及び冷却水用配管(17)に繋
がっており、給水切換えバルブ(15)を洗濯水用配管(16)
側へ切り換えることによって、内槽(３)の開口(31)から
内槽(３)の内部へ洗濯水を供給することが可能となり、
給水切換えバルブ(15)を冷却水用配管(17)側へ切り換え
ることによって、外槽(２)の内周面に冷却水を噴射する
ことが可能となる。外槽(２)の底部には、排水バルブ(1
9)を介して排水管(18)の基端部が接続され、排水管(18)
の先端部は、フレーム(１)に設けられた排水口(13)へ接
続されている。
【００１７】内槽(３)は全体が樽型に形成され、水平の
底面部(3c)と、上方に向かって内径が拡大する下胴部(3
a)と、上方に向かって内径が縮小する上胴部(3b)とから
構成されている。内槽(３)の下胴部(3a)には、その全周
面に亘って、多数の孔(30)が密に開設されている。又、
底面部(3c)にも、図２に示す如くパルセータ(４)を包囲
する外周部全域に、多数の孔(30)が密に開設されてい
る。又図１の如く、内槽(３)の上部には、内槽(３)の回
転に伴って発生する偏心荷重のカウンタ質量を構成すべ
き流体バランサ(32)が装備されている。
底面部(3c)と、上方に向かって内径が拡大する下胴部(3
a)と、上方に向かって内径が縮小する上胴部(3b)とから
構成されている。内槽(３)の下胴部(3a)には、その全周
面に亘って、多数の孔(30)が密に開設されている。又、
底面部(3c)にも、図２に示す如くパルセータ(４)を包囲
する外周部全域に、多数の孔(30)が密に開設されてい
る。又図１の如く、内槽(３)の上部には、内槽(３)の回
転に伴って発生する偏心荷重のカウンタ質量を構成すべ
き流体バランサ(32)が装備されている。
【００１８】外槽(２)の下面にはモータ(５)が取り付け
られ、該モータ(５)の出力軸は原動プーリ(51)、ベルト
(52)及び従動プーリ(53)を介して、主駆動軸(54)に連結
されている。主駆動軸(54)は、１入力２出力のクラッチ
機構(50)を介して、内槽駆動軸(55)及びパルセータ駆動
軸(56)の基端部に繋がっており、内槽駆動軸(55)の先端
部は内槽(３)に、パルセータ駆動軸(56)の先端部はパル
セータ(４)に連結されている。これによって、モータ
(５)の回転を内槽(３)或いはパルセータ(４)へ選択的に
伝えて、何れか一方を鉛直軸回りに回転駆動することが
出来る。
られ、該モータ(５)の出力軸は原動プーリ(51)、ベルト
(52)及び従動プーリ(53)を介して、主駆動軸(54)に連結
されている。主駆動軸(54)は、１入力２出力のクラッチ
機構(50)を介して、内槽駆動軸(55)及びパルセータ駆動
軸(56)の基端部に繋がっており、内槽駆動軸(55)の先端
部は内槽(３)に、パルセータ駆動軸(56)の先端部はパル
セータ(４)に連結されている。これによって、モータ
(５)の回転を内槽(３)或いはパルセータ(４)へ選択的に
伝えて、何れか一方を鉛直軸回りに回転駆動することが
出来る。
【００１９】外槽(２)の外周壁には、内槽(３)の下胴部
(3a)を包囲する複数箇所に夫々、第１送風管(７)及び第
２送風管(８)からなる温風噴射機構が配設されている。
第１送風管(７)は外槽(２)の外周壁に沿って鉛直に伸
び、内槽(３)の下胴部(3a)へ向けて突出する複数のノズ
ル(70)を具えている。これらのノズル(70)は、内槽(３)
の下胴部(3a)に対し、斜め上方にノズル孔を向けてい
る。又、第２送風管(８)は外槽(２)の底壁に沿って略水
平に伸び、内槽(３)の底面部(3c)へ向けて突出する複数
のノズル(80)を具えている。これらのノズル(80)は、内
槽(３)の底面部(3c)に対し、鉛直上方にノズル孔を向け
ている。
(3a)を包囲する複数箇所に夫々、第１送風管(７)及び第
２送風管(８)からなる温風噴射機構が配設されている。
第１送風管(７)は外槽(２)の外周壁に沿って鉛直に伸
び、内槽(３)の下胴部(3a)へ向けて突出する複数のノズ
ル(70)を具えている。これらのノズル(70)は、内槽(３)
の下胴部(3a)に対し、斜め上方にノズル孔を向けてい
る。又、第２送風管(８)は外槽(２)の底壁に沿って略水
平に伸び、内槽(３)の底面部(3c)へ向けて突出する複数
のノズル(80)を具えている。これらのノズル(80)は、内
槽(３)の底面部(3c)に対し、鉛直上方にノズル孔を向け
ている。
【００２０】外槽(２)とフレーム(１)の間には、空気循
環ダクト(６)が設置されており、該空気循環ダクト(６)
の上端に設けられた吸気口(60)は、外槽(２)の上部を貫
通して、内槽(３)の開口(31)の近傍部へ臨出している。
又、空気循環ダクト(６)の下端は送風バルブ(61)を介し
て前記第１送風管(７)及び第２送風管(８)の基端部に連
結されている。空気循環ダクト(６)の途中にはヒータ(6
4)が内蔵されると共に、該ヒータ(64)の内部へ空気を送
り込むためのファン(63)が設置され、該ファン(63)は、
外槽(２)の下面に取り付けたファン用モータ(62)に連結
されている。
環ダクト(６)が設置されており、該空気循環ダクト(６)
の上端に設けられた吸気口(60)は、外槽(２)の上部を貫
通して、内槽(３)の開口(31)の近傍部へ臨出している。
又、空気循環ダクト(６)の下端は送風バルブ(61)を介し
て前記第１送風管(７)及び第２送風管(８)の基端部に連
結されている。空気循環ダクト(６)の途中にはヒータ(6
4)が内蔵されると共に、該ヒータ(64)の内部へ空気を送
り込むためのファン(63)が設置され、該ファン(63)は、
外槽(２)の下面に取り付けたファン用モータ(62)に連結
されている。
【００２１】図３は上記洗濯機の制御系統を表わしてお
り、モード選択キー(90)からの指令に応じて、マイクロ
コンピュータ(９)は、洗濯モード、脱水モード、及び乾
燥モードをシーケンシャルに設定し、各モードに応じ
て、前述のモータ(５)、クラッチ機構(50)、給水切換え
バルブ(15)、排水バルブ(19)、送風バルブ(61)、ファン
用モータ(62)及びヒータ(64)の動作を制御する。
り、モード選択キー(90)からの指令に応じて、マイクロ
コンピュータ(９)は、洗濯モード、脱水モード、及び乾
燥モードをシーケンシャルに設定し、各モードに応じ
て、前述のモータ(５)、クラッチ機構(50)、給水切換え
バルブ(15)、排水バルブ(19)、送風バルブ(61)、ファン
用モータ(62)及びヒータ(64)の動作を制御する。
【００２２】図４は、洗濯物(34)に摩擦洗いを施す洗濯
モードの動作を表わしている。洗濯モードにおいては、
給水切換えバルブ(15)は洗濯水用配管(16)側に切り換え
られ、内槽(３)及び外槽(２)の内部に所定の水位まで洗
濯水(33)が注入される。ここで、送風バルブ(61)及び排
水バルブ(19)は閉止状態に設定されている。又、クラッ
チ機構(50)は主駆動軸(54)とパルセータ駆動軸(56)とを
互い連結している。この状態でモータ(５)が起動され、
パルセータ(４)が回転駆動される。これによって、内槽
(３)内の洗濯水(33)に旋回流が与えられて、洗濯物(34)
に摩擦洗いが施される。
モードの動作を表わしている。洗濯モードにおいては、
給水切換えバルブ(15)は洗濯水用配管(16)側に切り換え
られ、内槽(３)及び外槽(２)の内部に所定の水位まで洗
濯水(33)が注入される。ここで、送風バルブ(61)及び排
水バルブ(19)は閉止状態に設定されている。又、クラッ
チ機構(50)は主駆動軸(54)とパルセータ駆動軸(56)とを
互い連結している。この状態でモータ(５)が起動され、
パルセータ(４)が回転駆動される。これによって、内槽
(３)内の洗濯水(33)に旋回流が与えられて、洗濯物(34)
に摩擦洗いが施される。
【００２３】図５は、洗濯物(34)に脱水を施す脱水モー
ドの動作を表わしている。脱水モードにおいては、先
ず、排水バルブ(19)が開かれて、内槽(３)及び外槽(２)
の内部の洗濯水が排出される。その後、クラッチ機構(5
0)が切換えられて、内槽(３)が高速で回転駆動される。
これによって、洗濯物(34)に付着している水分が遠心力
によって洗濯物(34)から分離され、分離された水分は内
槽(３)の孔(30)を通過して外槽(２)に流出し、更に排水
管(18)を経て外部に排出される。この際、洗濯物(34)は
内槽(３)の内周壁に押し付けられて、偏心荷重となる
が、流体バランサ(32)がカウンタ質量となって、偏心荷
重が打ち消され、振動は効果的に抑制される。
ドの動作を表わしている。脱水モードにおいては、先
ず、排水バルブ(19)が開かれて、内槽(３)及び外槽(２)
の内部の洗濯水が排出される。その後、クラッチ機構(5
0)が切換えられて、内槽(３)が高速で回転駆動される。
これによって、洗濯物(34)に付着している水分が遠心力
によって洗濯物(34)から分離され、分離された水分は内
槽(３)の孔(30)を通過して外槽(２)に流出し、更に排水
管(18)を経て外部に排出される。この際、洗濯物(34)は
内槽(３)の内周壁に押し付けられて、偏心荷重となる
が、流体バランサ(32)がカウンタ質量となって、偏心荷
重が打ち消され、振動は効果的に抑制される。
【００２４】図６は、洗濯物(34)に乾燥を施す乾燥モー
ドの動作を表わしている。乾燥モードにおいては、モー
タ(５)によって内槽(３)を回転駆動すると共に、送風バ
ルブ(61)を開いてファン用モータ(62)を起動し、ヒータ
(64)に電流を供給する。又、給水切換えバルブ(15)を冷
却水用配管(17)側に切り換えて、内槽(３)の内周壁に冷
却水を噴射する。ファン用モータ(62)の駆動によって、
ファン(63)が回転してヒータ(64)の内部へ空気が送り込
まれ、これによって加熱された空気は送風バルブ(61)を
経て第１送風管(７)及び第２送風管(８)へ供給される。
この結果、第１送風管(７)及び第２送風管(８)の各ノズ
ル(70)(80)からは、図中に矢印Ａ、Ｂで示す様に内槽
(３)の下胴部(3a)及び底面部(3c)へ向けて温風が噴射さ
れる。第１送風管(７)のノズル(70)から噴射された温風
Ａは内槽(３)の下胴部(3a)の孔(30)から内槽(３)の内部
へ斜め上方に噴出することになる。又、第２送風管(８)
のノズル(80)から噴射された温風Ｂは内槽(３)の底面部
(3c)の孔(30)から内槽(３)の内部へ垂直上方に噴出する
ことになる。
ドの動作を表わしている。乾燥モードにおいては、モー
タ(５)によって内槽(３)を回転駆動すると共に、送風バ
ルブ(61)を開いてファン用モータ(62)を起動し、ヒータ
(64)に電流を供給する。又、給水切換えバルブ(15)を冷
却水用配管(17)側に切り換えて、内槽(３)の内周壁に冷
却水を噴射する。ファン用モータ(62)の駆動によって、
ファン(63)が回転してヒータ(64)の内部へ空気が送り込
まれ、これによって加熱された空気は送風バルブ(61)を
経て第１送風管(７)及び第２送風管(８)へ供給される。
この結果、第１送風管(７)及び第２送風管(８)の各ノズ
ル(70)(80)からは、図中に矢印Ａ、Ｂで示す様に内槽
(３)の下胴部(3a)及び底面部(3c)へ向けて温風が噴射さ
れる。第１送風管(７)のノズル(70)から噴射された温風
Ａは内槽(３)の下胴部(3a)の孔(30)から内槽(３)の内部
へ斜め上方に噴出することになる。又、第２送風管(８)
のノズル(80)から噴射された温風Ｂは内槽(３)の底面部
(3c)の孔(30)から内槽(３)の内部へ垂直上方に噴出する
ことになる。
【００２５】内槽(３)の内部に噴出した温風は、内槽
(３)の下胴部(3a)から上胴部(3b)へ上昇して、内槽(３)
の開口(31)から流出し、更に吸気口(60)から空気循環ダ
クト(６)の内部へ吸い込まれ、ファン(63)によって再び
ヒータ(64)の内部へ送り込まれる。この様にして、空気
循環ダクト(６)、ヒータ(64)、第１、第２送風管(７)
(８)、及び内槽(３)を含む循環経路が形成され、該循環
経路を空気が循環することになる。
(３)の下胴部(3a)から上胴部(3b)へ上昇して、内槽(３)
の開口(31)から流出し、更に吸気口(60)から空気循環ダ
クト(６)の内部へ吸い込まれ、ファン(63)によって再び
ヒータ(64)の内部へ送り込まれる。この様にして、空気
循環ダクト(６)、ヒータ(64)、第１、第２送風管(７)
(８)、及び内槽(３)を含む循環経路が形成され、該循環
経路を空気が循環することになる。
【００２６】乾燥モードにおいて内槽(３)の底部に投入
された洗濯物は、内槽(３)の回転に伴う遠心力を受け
て、内槽(３)の下胴部(3a)の内周壁へ向けて移動し、内
周壁に押し付けられようとするが、下胴部(3a)の孔(30)
から噴出する前記温風Ａが、下胴部(3a)の内周壁と洗濯
物(34)の間へ流れ込んで、この温風の圧力(静圧)によっ
て、洗濯物(34)は、その一部或いは全体が内周壁から持
ち上げられ、内周壁から僅かに浮上する。この結果、内
槽(３)の内周面と洗濯物(34)の間の摩擦が大幅に軽減さ
れることになる。ここで、内槽(３)の下胴部(3a)は上方
に向かって内径が拡大し、その内周面は斜面となってい
るので、洗濯物(34)は、内槽(３)の回転に伴う遠心力の
内、下胴部(3a)の内周面に沿う斜め上向きの分力によっ
て、図中の破線の矢印で示す如く下胴部(3a)の内周面に
沿って上方へ持ち上げられる。この際、内槽(３)の下胴
部(3a)の内周面と洗濯物(34)の間に生じる摩擦力は軽微
であるから、洗濯物(34)は、内槽(３)の下胴部(3a)の内
周面に沿って、上胴部(3b)まで上昇することになる。
された洗濯物は、内槽(３)の回転に伴う遠心力を受け
て、内槽(３)の下胴部(3a)の内周壁へ向けて移動し、内
周壁に押し付けられようとするが、下胴部(3a)の孔(30)
から噴出する前記温風Ａが、下胴部(3a)の内周壁と洗濯
物(34)の間へ流れ込んで、この温風の圧力(静圧)によっ
て、洗濯物(34)は、その一部或いは全体が内周壁から持
ち上げられ、内周壁から僅かに浮上する。この結果、内
槽(３)の内周面と洗濯物(34)の間の摩擦が大幅に軽減さ
れることになる。ここで、内槽(３)の下胴部(3a)は上方
に向かって内径が拡大し、その内周面は斜面となってい
るので、洗濯物(34)は、内槽(３)の回転に伴う遠心力の
内、下胴部(3a)の内周面に沿う斜め上向きの分力によっ
て、図中の破線の矢印で示す如く下胴部(3a)の内周面に
沿って上方へ持ち上げられる。この際、内槽(３)の下胴
部(3a)の内周面と洗濯物(34)の間に生じる摩擦力は軽微
であるから、洗濯物(34)は、内槽(３)の下胴部(3a)の内
周面に沿って、上胴部(3b)まで上昇することになる。
【００２７】又、内槽(３)の下胴部(3a)の孔(30)から
は、斜め上方に温風Ａが噴出するので、該温風の鉛直速
度成分によって洗濯物(34)を上方へ持ち上げる力が発生
すると同時に、内槽(３)の底面部(3c)の孔(30)から上方
へ噴出する温風Ｂによって洗濯物(34)を上方へ持ち上げ
る力が発生し、これらの力が加わることによって、洗濯
物(34)は勢いよく上昇することになる。
は、斜め上方に温風Ａが噴出するので、該温風の鉛直速
度成分によって洗濯物(34)を上方へ持ち上げる力が発生
すると同時に、内槽(３)の底面部(3c)の孔(30)から上方
へ噴出する温風Ｂによって洗濯物(34)を上方へ持ち上げ
る力が発生し、これらの力が加わることによって、洗濯
物(34)は勢いよく上昇することになる。
【００２８】内槽(３)の下胴部(3a)の内周面に沿って上
昇した洗濯物が上胴部(3b)の内周面に達すると、該上胴
部(3b)の内周面が下胴部(3a)の内周面とは傾斜が逆向き
になっているために、洗濯物を上昇させる分力が、逆に
洗濯物を下降させる分力に変化して、洗濯物は破線の矢
印で示す様に内槽(３)の底部に落下することになる。落
下した洗濯物は、再び遠心力を受けて、下胴部(3a)の内
周面に沿って上昇し、この繰り返しによって内槽(３)内
を循環する。この過程で洗濯物はほぐされ、温風を受け
て乾燥することになる。
昇した洗濯物が上胴部(3b)の内周面に達すると、該上胴
部(3b)の内周面が下胴部(3a)の内周面とは傾斜が逆向き
になっているために、洗濯物を上昇させる分力が、逆に
洗濯物を下降させる分力に変化して、洗濯物は破線の矢
印で示す様に内槽(３)の底部に落下することになる。落
下した洗濯物は、再び遠心力を受けて、下胴部(3a)の内
周面に沿って上昇し、この繰り返しによって内槽(３)内
を循環する。この過程で洗濯物はほぐされ、温風を受け
て乾燥することになる。
【００２９】洗濯物(34)が温風を受けて乾燥する過程
で、内槽(３)内の空気は湿気を帯びるが、この湿った空
気は、上記の如く冷却水が噴射されて冷却された外槽
(２)の内周壁に触れて、水分が凝縮し、外槽(２)の底部
に溜まることになる。この水は排水管(18)を経て外部に
排出される。
で、内槽(３)内の空気は湿気を帯びるが、この湿った空
気は、上記の如く冷却水が噴射されて冷却された外槽
(２)の内周壁に触れて、水分が凝縮し、外槽(２)の底部
に溜まることになる。この水は排水管(18)を経て外部に
排出される。
【００３０】上述の如く、本発明に係る乾燥機能付き洗
濯機によれば、内槽(３)を鉛直軸回りに回転駆動する方
式の採用によって、特に脱水運転時の振動の発生を抑制
すると共に、内槽(３)を樽型に形成して該内槽(３)の外
側に温風噴射機構を配備した新規な構造の採用によっ
て、洗濯、脱水の終了した内槽(３)内の洗濯物(34)に連
続して乾燥処理を施すことが可能となる。
濯機によれば、内槽(３)を鉛直軸回りに回転駆動する方
式の採用によって、特に脱水運転時の振動の発生を抑制
すると共に、内槽(３)を樽型に形成して該内槽(３)の外
側に温風噴射機構を配備した新規な構造の採用によっ
て、洗濯、脱水の終了した内槽(３)内の洗濯物(34)に連
続して乾燥処理を施すことが可能となる。
【００３１】上記実施の形態の説明は、本発明を説明す
るためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を
限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。
又、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許
請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能で
あることは勿論である。例えば、乾燥工程にて内槽(３)
を間欠回転させる方式を採用して、内槽(３)の回転によ
って洗濯物(34)を上胴部(3b)まで上昇させ、その後の内
槽(３)の回転停止によって、洗濯物(34)を底面部(3c)に
落下させることも可能である。
るためのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を
限定し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。
又、本発明の各部構成は上記実施の形態に限らず、特許
請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能で
あることは勿論である。例えば、乾燥工程にて内槽(３)
を間欠回転させる方式を採用して、内槽(３)の回転によ
って洗濯物(34)を上胴部(3b)まで上昇させ、その後の内
槽(３)の回転停止によって、洗濯物(34)を底面部(3c)に
落下させることも可能である。
【図１】本発明に係る乾燥機能付き洗濯機の断面図であ
る。
る。
【図２】内槽の底面を表わす一部破断平面図である。
【図３】洗濯機の制御系統を表わすブロック図である。
【図４】洗濯モードにおける動作を表わす洗濯機の断面
図である。
図である。
【図５】脱水モードにおける動作を表わす洗濯機の断面
図である。
図である。
【図６】乾燥モードにおける動作を表わす洗濯機の断面
図である。
図である。
(１) フレーム (２) 外槽 (３) 内槽 (30) 孔 (3a) 下胴部 (3b) 上胴部 (3c) 底面部 (４) パルセータ (５) モータ (６) 空気循環ダクト (62) ファン用モータ (64) ヒータ (７) 第１送風管 (70) ノズル (８) 第２送風管 (80) ノズル
Claims (5)
- 【請求項１】 外槽(２)の内部に、外周面に多数の孔(3
0)を開設した内槽(３)が鉛直軸回りに回転自由に設置さ
れ、内槽(３)の回転軸は回転駆動機構に連繋し、内槽
(３)の内部には、洗濯水に旋回流を与えるための旋回流
付与機構が装備されている洗濯機において、内槽(３)
は、上方へ向けて内径が拡大する下胴部(3a)と、該下胴
部(3a)から上方へ伸びる上胴部(3b)とを具え、少なくと
も下胴部(3a)に前記多数の孔(30)が開設され、内槽(３)
の外部には、内槽(３)の下胴部(3a)へ向けて温風を噴射
する温風噴射機構が配備されていることを特徴とする乾
燥機能付き洗濯機。 - 【請求項２】 内槽(３)の上胴部(3b)は、上方へ向けて
内径が縮小している請求項１に記載の乾燥機能付き洗濯
機。 - 【請求項３】 内槽(３)は、複数の孔(30)が開設された
底面部(3c)を具え、温風噴射機構は、内槽(３)の下胴部
(3a)へ向けて温風を噴射する第１噴射部と、内槽(３)の
底面部(3c)へ向けて温風を噴射する第２噴射部とを具え
ている請求項１又は２に記載の乾燥機能付き洗濯機。 - 【請求項４】 温風噴射機構の第１噴射部は、温風噴射
方向が斜め上方に向いている請求項３に記載の乾燥機能
付き洗濯機。 - 【請求項５】 温風噴射機構は、内槽(３)を包囲する複
数箇所に円陣に配備されている請求項１乃至請求項４の
何れかに記載の乾燥機能付き洗濯機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8228360A JPH1071292A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 乾燥機能付き洗濯機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8228360A JPH1071292A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 乾燥機能付き洗濯機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1071292A true JPH1071292A (ja) | 1998-03-17 |
Family
ID=16875245
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8228360A Pending JPH1071292A (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 乾燥機能付き洗濯機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1071292A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1229160B1 (en) * | 2001-02-01 | 2007-01-24 | Lg Electronics Inc. | Pulsator type washing machine with drying function |
| WO2008065690A1 (en) * | 2006-11-28 | 2008-06-05 | Meccanica Generale S.R.L. | Drum for washers able to avoid damages to laundry |
| US8011114B2 (en) * | 2009-12-04 | 2011-09-06 | Superior Investments, Inc. | Vehicle dryer with butterfly inlet valve |
| US8024948B2 (en) * | 2005-07-28 | 2011-09-27 | Sharp Kabushiki Kaisha | Drum type drying and washing machine |
| US8112904B2 (en) * | 2005-11-25 | 2012-02-14 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Drum-type washer/dryer |
| US8490437B2 (en) | 2005-02-22 | 2013-07-23 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Drum type washing-drying machine |
| US8881556B2 (en) | 2005-11-18 | 2014-11-11 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Washing and drying machine |
| JP2015196027A (ja) * | 2014-04-03 | 2015-11-09 | 日立アプライアンス株式会社 | 縦型洗濯乾燥機 |
| US9982380B2 (en) * | 2005-03-25 | 2018-05-29 | Lg Electronics Inc. | Laundry machine |
| CN111270494A (zh) * | 2018-12-03 | 2020-06-12 | 日立环球生活方案株式会社 | 立式洗涤干燥机 |
| JP2021045434A (ja) * | 2019-09-20 | 2021-03-25 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 洗濯機 |
-
1996
- 1996-08-29 JP JP8228360A patent/JPH1071292A/ja active Pending
Cited By (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7415848B2 (en) | 2001-02-01 | 2008-08-26 | Lg Electronics Inc. | Pulsator type washing machine with drying function |
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| US8490437B2 (en) | 2005-02-22 | 2013-07-23 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Drum type washing-drying machine |
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| US8397401B1 (en) | 2009-12-04 | 2013-03-19 | Superior Investments, Inc. | Vehicle dryer with butterfly inlet valve |
| US8011114B2 (en) * | 2009-12-04 | 2011-09-06 | Superior Investments, Inc. | Vehicle dryer with butterfly inlet valve |
| JP2015196027A (ja) * | 2014-04-03 | 2015-11-09 | 日立アプライアンス株式会社 | 縦型洗濯乾燥機 |
| CN111270494A (zh) * | 2018-12-03 | 2020-06-12 | 日立环球生活方案株式会社 | 立式洗涤干燥机 |
| CN111270494B (zh) * | 2018-12-03 | 2022-06-28 | 日立环球生活方案株式会社 | 立式洗涤干燥机 |
| JP2021045434A (ja) * | 2019-09-20 | 2021-03-25 | 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 | 洗濯機 |
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