JPH1071150A - 生体内ガスセンサ - Google Patents
生体内ガスセンサInfo
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- JPH1071150A JPH1071150A JP9138196A JP13819697A JPH1071150A JP H1071150 A JPH1071150 A JP H1071150A JP 9138196 A JP9138196 A JP 9138196A JP 13819697 A JP13819697 A JP 13819697A JP H1071150 A JPH1071150 A JP H1071150A
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- G01N33/483—Physical analysis of biological material
- G01N33/497—Physical analysis of biological material of gaseous biological material, e.g. breath
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- G01N27/26—Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
- G01N27/416—Systems
- G01N27/4162—Systems investigating the composition of gases, by the influence exerted on ionic conductivity in a liquid
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- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 消化管内腔に存在する硫化水素およびその化
合物に影響されずに正確に炭酸ガス分圧を測定するこ
と。 【解決手段】感応部にガス透過膜により収容された炭酸
ガス緩衝液を有しこの炭酸ガス緩衝液の水素イオン濃度
に基づいて炭酸ガス分圧を検出するセンサ2と、このセ
ンサ2の感応部を内部に有しガス透過性のチューブ6で
形成された液体収容部と、センサ2の感応部の表面に密
着されたガス透過膜3と、前記液体収容部に収容された
前記炭酸ガス緩衝液と等張の等張液7と、この等張液7
と共に前記液体収容部に収容され硫化水素と反応する銅
線5とを具備し、外部から液体収容部に侵入した硫化水
素ガスがセンサ2に至る途中で金属と反応して沈殿する
ようにした。
合物に影響されずに正確に炭酸ガス分圧を測定するこ
と。 【解決手段】感応部にガス透過膜により収容された炭酸
ガス緩衝液を有しこの炭酸ガス緩衝液の水素イオン濃度
に基づいて炭酸ガス分圧を検出するセンサ2と、このセ
ンサ2の感応部を内部に有しガス透過性のチューブ6で
形成された液体収容部と、センサ2の感応部の表面に密
着されたガス透過膜3と、前記液体収容部に収容された
前記炭酸ガス緩衝液と等張の等張液7と、この等張液7
と共に前記液体収容部に収容され硫化水素と反応する銅
線5とを具備し、外部から液体収容部に侵入した硫化水
素ガスがセンサ2に至る途中で金属と反応して沈殿する
ようにした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願は、消化管内腔の炭酸ガ
ス分圧を測定するための生体内ガスセンサの改良に関す
る。
ス分圧を測定するための生体内ガスセンサの改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば、集中治療看護(ICU)患者
で、何等かの原因により循環血液量が減少した場合、そ
れまで腹腔内臓器へ供給されていた血液は他の重要臓器
へ再配分される。このため、消化管粘膜の血流は他の臓
器に比べて早期に減少し虚血状態になる。この結果、粘
膜が低酸素状態となり、組織が酸性に傾くアンドーシス
になり、やがて粘膜組織が崩壊して腸内細菌や細菌毒素
であるエンドトキシンが体液中に移動し、これが敗血症
や多臓器不全を引き起こす一つの原因となる。すなわ
ち、消化管の虚血状態を早期に発見し、改善するための
処置をすることができれば、ICUにおける主な死亡原
因を言われている多臓器不全の原因の一つを未然に防止
することができる。この虚血状態による炭酸ガス分圧の
上昇を測定するため、例えば特願平6−26525号に
記載されているように、生体の消化管内に挿入して医療
を行う消化管チューブの先端近傍に消化管内腔の炭酸ガ
ス分圧を測定するセンサを装着したものがある。この炭
酸ガス分圧を検出するセンサとしては、例えば特開昭6
1−144562号公報に記載されているようなNaH
CO3 溶液などの炭酸ガス緩衝液に溶け込んだ炭酸ガス
の濃度を水素イオン濃度の変化としてイオン感応性電界
効果トランジスタで検出するものが知られている。
で、何等かの原因により循環血液量が減少した場合、そ
れまで腹腔内臓器へ供給されていた血液は他の重要臓器
へ再配分される。このため、消化管粘膜の血流は他の臓
器に比べて早期に減少し虚血状態になる。この結果、粘
膜が低酸素状態となり、組織が酸性に傾くアンドーシス
になり、やがて粘膜組織が崩壊して腸内細菌や細菌毒素
であるエンドトキシンが体液中に移動し、これが敗血症
や多臓器不全を引き起こす一つの原因となる。すなわ
ち、消化管の虚血状態を早期に発見し、改善するための
処置をすることができれば、ICUにおける主な死亡原
因を言われている多臓器不全の原因の一つを未然に防止
することができる。この虚血状態による炭酸ガス分圧の
上昇を測定するため、例えば特願平6−26525号に
記載されているように、生体の消化管内に挿入して医療
を行う消化管チューブの先端近傍に消化管内腔の炭酸ガ
ス分圧を測定するセンサを装着したものがある。この炭
酸ガス分圧を検出するセンサとしては、例えば特開昭6
1−144562号公報に記載されているようなNaH
CO3 溶液などの炭酸ガス緩衝液に溶け込んだ炭酸ガス
の濃度を水素イオン濃度の変化としてイオン感応性電界
効果トランジスタで検出するものが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような生
体内ガスセンサは消化管内腔に存在する硫化水素ガスお
よびその化合物、または弱酸およびそのガス、更にはそ
れらの併存によってセンサ感応部に収容された炭酸ガス
緩衝液の水素イオン濃度が上昇し、実際の炭酸ガス分圧
よりも高い値を検出することがあり、正確な測定を行う
ことができない。
体内ガスセンサは消化管内腔に存在する硫化水素ガスお
よびその化合物、または弱酸およびそのガス、更にはそ
れらの併存によってセンサ感応部に収容された炭酸ガス
緩衝液の水素イオン濃度が上昇し、実際の炭酸ガス分圧
よりも高い値を検出することがあり、正確な測定を行う
ことができない。
【0004】本発明はこのような従来の生体内ガスセン
サの欠点を考慮してなされたものであり、その目的は消
化管内腔に存在する硫化水素ガスおよびその化合物、ま
たは弱酸およびそのガス、更にはそれらの併存に影響さ
れずに正確に炭酸ガス分圧を測定することができる生体
内ガスセンサを提供することである。
サの欠点を考慮してなされたものであり、その目的は消
化管内腔に存在する硫化水素ガスおよびその化合物、ま
たは弱酸およびそのガス、更にはそれらの併存に影響さ
れずに正確に炭酸ガス分圧を測定することができる生体
内ガスセンサを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
感応部にガス透過膜により収容された炭酸ガス緩衝液を
有しこの炭酸ガス緩衝液の水素イオン濃度に基づいて炭
酸ガス分圧を検出するセンサと、このセンサの前記感応
部を内部に有し壁部の少なくとも一部がガス透過性の膜
で形成された液体収容部と、この液体収容部に収容され
前記炭酸ガス緩衝液とほぼ等張の水溶液と、この水溶液
と共に前記液体収容部に収容され硫化水素と反応する金
属の部材と、を具備する。
感応部にガス透過膜により収容された炭酸ガス緩衝液を
有しこの炭酸ガス緩衝液の水素イオン濃度に基づいて炭
酸ガス分圧を検出するセンサと、このセンサの前記感応
部を内部に有し壁部の少なくとも一部がガス透過性の膜
で形成された液体収容部と、この液体収容部に収容され
前記炭酸ガス緩衝液とほぼ等張の水溶液と、この水溶液
と共に前記液体収容部に収容され硫化水素と反応する金
属の部材と、を具備する。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明において、金属の部材は前記センサが挿通される状態
に配置されたコイル状の部材であることを特徴とする。
明において、金属の部材は前記センサが挿通される状態
に配置されたコイル状の部材であることを特徴とする。
【0007】請求項3に係る発明は、請求項1に係る発
明において、金属の部材は前記センサが挿通される状態
に配置され、周壁に複数の孔部が設けられた管状の部材
であることを特徴とする。
明において、金属の部材は前記センサが挿通される状態
に配置され、周壁に複数の孔部が設けられた管状の部材
であることを特徴とする。
【0008】請求項4に係る発明は、請求項1に係る発
明において、金属の部材は前記センサが挿通される状態
に配置され、網状の部材が筒状に形成されたものである
ことを特徴とする。
明において、金属の部材は前記センサが挿通される状態
に配置され、網状の部材が筒状に形成されたものである
ことを特徴とする。
【0009】請求項5に係る発明は、感応部にガス透過
膜により収容された炭酸ガス緩衝液を有しこの炭酸ガス
緩衝液の水素イオン濃度に基づいて炭酸ガス分圧を検出
するセンサと、このセンサの前記感応部を内部に有し壁
部の少なくとも一部がガス透過性の膜で形成された液体
収容部と、前記液体収容部に収容され硫化水素と反応す
る金属イオンまた金属化合物を含み前記炭酸ガス緩衝液
とほぼ等張の水溶液と、を具備する。
膜により収容された炭酸ガス緩衝液を有しこの炭酸ガス
緩衝液の水素イオン濃度に基づいて炭酸ガス分圧を検出
するセンサと、このセンサの前記感応部を内部に有し壁
部の少なくとも一部がガス透過性の膜で形成された液体
収容部と、前記液体収容部に収容され硫化水素と反応す
る金属イオンまた金属化合物を含み前記炭酸ガス緩衝液
とほぼ等張の水溶液と、を具備する。
【0010】請求項6に係る発明は、感応部にガス透過
膜により収容された炭酸ガス緩衝液を有しこの炭酸ガス
緩衝液の水素イオン濃度に基づいて炭酸ガス分圧を検出
するセンサと、このセンサの前記感応部を内部に有し壁
部の少なくとも一部が硫化水素と反応する金属又はその
化合物の粉末を含むガス透過性の膜で形成された液体収
容部と、前記液体収容部に収容され前記炭酸ガス緩衝液
とほぼ等張の水溶液と、を具備する。
膜により収容された炭酸ガス緩衝液を有しこの炭酸ガス
緩衝液の水素イオン濃度に基づいて炭酸ガス分圧を検出
するセンサと、このセンサの前記感応部を内部に有し壁
部の少なくとも一部が硫化水素と反応する金属又はその
化合物の粉末を含むガス透過性の膜で形成された液体収
容部と、前記液体収容部に収容され前記炭酸ガス緩衝液
とほぼ等張の水溶液と、を具備する。
【0011】請求項7に係る発明は、感応部にガス透過
膜により収容された炭酸ガス緩衝液を有しこの炭酸ガス
緩衝液の水素イオン濃度に基づいて炭酸ガス分圧を検出
するセンサにおいて、前記ガス透過膜は硫化水素と反応
する金属又はその化合物の粉末を含むことを特徴とす
る。
膜により収容された炭酸ガス緩衝液を有しこの炭酸ガス
緩衝液の水素イオン濃度に基づいて炭酸ガス分圧を検出
するセンサにおいて、前記ガス透過膜は硫化水素と反応
する金属又はその化合物の粉末を含むことを特徴とす
る。
【0012】請求項8に係る発明は、請求項1乃至7の
いずれかに係る発明において金属は、銅、銀、コバル
ト、ニッケル、鉄、マンガン、モリブデンのいずれかで
あることを特徴とする。
いずれかに係る発明において金属は、銅、銀、コバル
ト、ニッケル、鉄、マンガン、モリブデンのいずれかで
あることを特徴とする。
【0013】請求項9に係る発明は、感応部にガス透過
膜により収容された炭酸ガス緩衝液を有しこの炭酸ガス
緩衝液の水素イオン濃度に基づいて炭酸ガス分圧を検出
するセンサと、このセンサの前記感応部を内部に有し壁
部の少くとも一部がガス透過性の膜で形成された液体収
容部と、この液体収容部に収容され前記炭酸ガス緩衝液
とほぼ等張のアルカリ水溶液と、を具備する。
膜により収容された炭酸ガス緩衝液を有しこの炭酸ガス
緩衝液の水素イオン濃度に基づいて炭酸ガス分圧を検出
するセンサと、このセンサの前記感応部を内部に有し壁
部の少くとも一部がガス透過性の膜で形成された液体収
容部と、この液体収容部に収容され前記炭酸ガス緩衝液
とほぼ等張のアルカリ水溶液と、を具備する。
【0014】請求項10に係る発明は、請求項9に係る
発明において、感応部の外部からその感応部の炭酸ガス
緩衝液に炭酸ガスは到達させ、硫化水素およびその化合
物ガスは到達させないようにする硫化水素系阻止手段を
具備することを特徴とする。
発明において、感応部の外部からその感応部の炭酸ガス
緩衝液に炭酸ガスは到達させ、硫化水素およびその化合
物ガスは到達させないようにする硫化水素系阻止手段を
具備することを特徴とする。
【0015】請求項11に係る発明は、請求項10に係
る発明において、硫化水素系阻止手段は、硫化水素と反
応する金属またはその化合物の粉末を含む感応部のガス
透過膜であることを特徴とする。
る発明において、硫化水素系阻止手段は、硫化水素と反
応する金属またはその化合物の粉末を含む感応部のガス
透過膜であることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】図1に本発明の第1の実施の形態
の全体図を示し、図2にその要部拡大図を示し、図3に
図2に示したA−A線の断面図を示す。
の全体図を示し、図2にその要部拡大図を示し、図3に
図2に示したA−A線の断面図を示す。
【0017】図1〜図3に示すように、センサ2は、シ
リコーン製のダブルルーメンカテーテル1の先端近傍の
一方のルーメン1a側に配置されている。センサ2は、
上記の特開昭61−144562号公報に記載されてい
るようなイオン感応性電界効果トランジスタと炭酸ガス
緩衝液とガス透過膜で構成される炭酸ガスセンサであ
る。センサ2の感応部の表面はシリコーン製のガス透過
膜3が密着され覆われている(図3)。ダブルルーメン
カテーテル1は先端を半球状に形成され、2つのルーメ
ン1a、1bは先端側で閉塞されている。センサ2には
リード線4の一端が接続されている(図1)。このリー
ド線4も上記のルーメン1aに挿通されその他端は外部
の測定器に接続されている。
リコーン製のダブルルーメンカテーテル1の先端近傍の
一方のルーメン1a側に配置されている。センサ2は、
上記の特開昭61−144562号公報に記載されてい
るようなイオン感応性電界効果トランジスタと炭酸ガス
緩衝液とガス透過膜で構成される炭酸ガスセンサであ
る。センサ2の感応部の表面はシリコーン製のガス透過
膜3が密着され覆われている(図3)。ダブルルーメン
カテーテル1は先端を半球状に形成され、2つのルーメ
ン1a、1bは先端側で閉塞されている。センサ2には
リード線4の一端が接続されている(図1)。このリー
ド線4も上記のルーメン1aに挿通されその他端は外部
の測定器に接続されている。
【0018】ダブルルーメンカテーテル1の先端近傍の
ルーメン1a側の壁部は切り欠かれ、センサ2の感応部
は、この切り欠き部に露出する状態とされている。ルー
メン1a内において、センサ2及びリード線4とルーメ
ン1aの壁面との間隙はシリコーン樹脂1cが充填され
ている。センサ2の感応部にはコイル状の銅線5が相互
に間隙を有する状態で巻かれている。ダブルルーメンカ
テーテル1の先端近傍の外周面には上記の切り欠き部を
覆うようにシリコーン製のガス透過性チューブ6が嵌め
られている。ダブルルーメンカテーテル1とチューブ6
の間はシリコーン樹脂によって接着されており、上記の
切り欠き部は密閉された状態の液体収容部となってい
る。センサ2の感応部が露出する上記液体収容部は生理
食塩水などの等張液(センサ2の電極内部液すなわち炭
酸ガス緩衝液に対する等張液)7が満たされている。
ルーメン1a側の壁部は切り欠かれ、センサ2の感応部
は、この切り欠き部に露出する状態とされている。ルー
メン1a内において、センサ2及びリード線4とルーメ
ン1aの壁面との間隙はシリコーン樹脂1cが充填され
ている。センサ2の感応部にはコイル状の銅線5が相互
に間隙を有する状態で巻かれている。ダブルルーメンカ
テーテル1の先端近傍の外周面には上記の切り欠き部を
覆うようにシリコーン製のガス透過性チューブ6が嵌め
られている。ダブルルーメンカテーテル1とチューブ6
の間はシリコーン樹脂によって接着されており、上記の
切り欠き部は密閉された状態の液体収容部となってい
る。センサ2の感応部が露出する上記液体収容部は生理
食塩水などの等張液(センサ2の電極内部液すなわち炭
酸ガス緩衝液に対する等張液)7が満たされている。
【0019】ルーメン1bは、ダブルルーメンカテーテ
ル1の先端部近傍で長手方向に1列に設けられた複数の
孔部1dにより外部と連通している(図1)。ルーメン
1bは、消化管内腔から分泌液を排出するため、あるい
は外部から洗浄液等を消化管内腔に供給するために設け
られているものである。
ル1の先端部近傍で長手方向に1列に設けられた複数の
孔部1dにより外部と連通している(図1)。ルーメン
1bは、消化管内腔から分泌液を排出するため、あるい
は外部から洗浄液等を消化管内腔に供給するために設け
られているものである。
【0020】図4に、本生体内ガスセンサの製造工程の
一部を具体的に示す。この工程は、シリコーン製のダブ
ルルーメンカテーテル1にセンサ2を取り付け、そのセ
ンサ2の周囲に銅線5を配置した後、液体収容部を作成
し、その液体収容部に等張液7を収容するまでの工程で
ある。この工程を詳細に説明すると、次のようになる。
一部を具体的に示す。この工程は、シリコーン製のダブ
ルルーメンカテーテル1にセンサ2を取り付け、そのセ
ンサ2の周囲に銅線5を配置した後、液体収容部を作成
し、その液体収容部に等張液7を収容するまでの工程で
ある。この工程を詳細に説明すると、次のようになる。
【0021】(1) シリコーン製のダブルルーメンカテー
テル1の片側のルーメン1aの側壁を長手方向に3cm
全て切り落とす。 (2) センサ2の感応部が切り落とした箇所の中央になる
ようにルーメン1a中へセンサ2を挿入する。 (3) センサ2の根本にシリコーン樹脂1cを注入し、セ
ンサ2をダブルルーメンカテーテル1に固定する。 (4) ダブルルーメンカテーテル1の上記切り落とした箇
所の先端側のルーメン1aにもシリコーン樹脂1cを注
入してルーメン1aを塞ぐ。 (5) 長さ3cmのコイル状の銅線5をセンサ2に通し、
上記切り落とした箇所に嵌め込む。 (6) ダブルルーメンカテーテル1と同じ内径のシリコー
ン製のガス透過性チューブ6を長さ5cmに切り、これ
を有機溶剤ノルマルヘキサンで膨潤させ、ダブルルーメ
ンカテーテル1の上記切り落とした箇所にかぶせ、液体
収容部を形成する。ノルマルヘキサンは放置すると揮発
し、チューブ6は縮む。 (7) チューブ6とダブルルーメンカテーテル1との隙間
から上記の液体収容部へ注射器8で生理食塩水を注入す
る。 (8) チューブ6の両端とダブルルーメンカテーテル1と
の隙間をシリコーン樹脂9で埋めて両者を接着する。
テル1の片側のルーメン1aの側壁を長手方向に3cm
全て切り落とす。 (2) センサ2の感応部が切り落とした箇所の中央になる
ようにルーメン1a中へセンサ2を挿入する。 (3) センサ2の根本にシリコーン樹脂1cを注入し、セ
ンサ2をダブルルーメンカテーテル1に固定する。 (4) ダブルルーメンカテーテル1の上記切り落とした箇
所の先端側のルーメン1aにもシリコーン樹脂1cを注
入してルーメン1aを塞ぐ。 (5) 長さ3cmのコイル状の銅線5をセンサ2に通し、
上記切り落とした箇所に嵌め込む。 (6) ダブルルーメンカテーテル1と同じ内径のシリコー
ン製のガス透過性チューブ6を長さ5cmに切り、これ
を有機溶剤ノルマルヘキサンで膨潤させ、ダブルルーメ
ンカテーテル1の上記切り落とした箇所にかぶせ、液体
収容部を形成する。ノルマルヘキサンは放置すると揮発
し、チューブ6は縮む。 (7) チューブ6とダブルルーメンカテーテル1との隙間
から上記の液体収容部へ注射器8で生理食塩水を注入す
る。 (8) チューブ6の両端とダブルルーメンカテーテル1と
の隙間をシリコーン樹脂9で埋めて両者を接着する。
【0022】次にこのように構成された生体内ガスセン
サの作用について述べる。この生体内ガスセンサが患者
の消化管内腔に挿入されたとき、消化管内腔の液体に含
まれる炭酸ガス及び硫化水素ガスはガス透過性チューブ
6を介して等張液7内に至る。ここでは銅線5およびそ
れから溶出した銅イオン(Cu++)が、硫化水素ガス
と反応する。
サの作用について述べる。この生体内ガスセンサが患者
の消化管内腔に挿入されたとき、消化管内腔の液体に含
まれる炭酸ガス及び硫化水素ガスはガス透過性チューブ
6を介して等張液7内に至る。ここでは銅線5およびそ
れから溶出した銅イオン(Cu++)が、硫化水素ガス
と反応する。
【0023】
【化1】
【0024】このため硫化水素ガスは硫化銅として等張
液7中に沈殿し、センサ2の感応部の表面のガス透過膜
3を透過することができない。こうして硫化水素ガスは
選択的に取り除かれ、炭酸ガスのみがセンサ2の感応部
に到達する。
液7中に沈殿し、センサ2の感応部の表面のガス透過膜
3を透過することができない。こうして硫化水素ガスは
選択的に取り除かれ、炭酸ガスのみがセンサ2の感応部
に到達する。
【0025】下記の表は、炭酸ガス分圧が36mmHg
と84mmHgの2つの校正液で校正を行った従来の生
体内ガスセンサと本発明の生体内ガスセンサとをそれぞ
れ20ppmの硫化水素水溶液中に1時間浸し、再び上
記の校正液に浸した時、それらの検出した値がどうなる
かを示したものである。
と84mmHgの2つの校正液で校正を行った従来の生
体内ガスセンサと本発明の生体内ガスセンサとをそれぞ
れ20ppmの硫化水素水溶液中に1時間浸し、再び上
記の校正液に浸した時、それらの検出した値がどうなる
かを示したものである。
【0026】
【表1】
【0027】この表に示すように、本発明の生体内ガス
センサは従来の生体内ガスセンサに比べ硫化水素ガスの
影響を受けることなく、正確に炭酸ガス分圧を検出する
ことができる。
センサは従来の生体内ガスセンサに比べ硫化水素ガスの
影響を受けることなく、正確に炭酸ガス分圧を検出する
ことができる。
【0028】図5及び図6に第2の実施の形態を示す。
図5は要部を示す図、図6は図5に示すB−B線の断面
図である。この実施の形態は上記第1の実施の形態にお
いて銅線5が銅製の管状部材11となっているものであ
る。他の構成要素は第1の実施の形態と同じである。こ
の管状部材11は、周壁の相互に対向する位置に3対の
孔部12が穿設されている。このような構成であっても
第1の実施例と同様の作用、効果が得られる。
図5は要部を示す図、図6は図5に示すB−B線の断面
図である。この実施の形態は上記第1の実施の形態にお
いて銅線5が銅製の管状部材11となっているものであ
る。他の構成要素は第1の実施の形態と同じである。こ
の管状部材11は、周壁の相互に対向する位置に3対の
孔部12が穿設されている。このような構成であっても
第1の実施例と同様の作用、効果が得られる。
【0029】図7及び図8に第3の実施の形態を示す。
図7は要部を示す図、図8は図7に示すC−C線の断面
図である。この実施の形態は上記第1の実施の形態にお
いて銅線5が銅製の網状の筒状部材13となっているも
のである。他の構成要素は第1の実施の形態と同じであ
る。このような構成であっても第1の実施例と同様の作
用、効果が得られる。
図7は要部を示す図、図8は図7に示すC−C線の断面
図である。この実施の形態は上記第1の実施の形態にお
いて銅線5が銅製の網状の筒状部材13となっているも
のである。他の構成要素は第1の実施の形態と同じであ
る。このような構成であっても第1の実施例と同様の作
用、効果が得られる。
【0030】図9及び図10に第4の実施の形態を示
す。図9は要部を示す図、図10は図9に示すD−D線
の断面図である。この実施の形態は上記第1の実施の形
態において銅線5はなく、生理食塩水などの等張液7の
代わりに銅化合物を含む等張液14となっているもので
ある。他の構成要素は第1の実施の形態と同じである。
このような構成であっても第1の実施例と同様の作用、
効果が得られる。
す。図9は要部を示す図、図10は図9に示すD−D線
の断面図である。この実施の形態は上記第1の実施の形
態において銅線5はなく、生理食塩水などの等張液7の
代わりに銅化合物を含む等張液14となっているもので
ある。他の構成要素は第1の実施の形態と同じである。
このような構成であっても第1の実施例と同様の作用、
効果が得られる。
【0031】図11及び図12に第5の実施の形態を示
す。図11は要部を示す図、図12は図11に示すE−
E線の断面図である。この実施の形態は上記第1の実施
の形態において銅線5はなく、シリコーン製のチューブ
6の代わりに銅の粉末を含むシリコーン製のガス透過性
のチューブ15となっているものである。他の構成要素
は第1の実施の形態と同じである。このような構成によ
れば、硫化水素ガスはチューブ15の外周面あるいは内
部で銅と反応し硫化銅となって固着する。このため硫化
水素は等張液7の中までは至らず、第1の実施例と同様
の効果が得られる。
す。図11は要部を示す図、図12は図11に示すE−
E線の断面図である。この実施の形態は上記第1の実施
の形態において銅線5はなく、シリコーン製のチューブ
6の代わりに銅の粉末を含むシリコーン製のガス透過性
のチューブ15となっているものである。他の構成要素
は第1の実施の形態と同じである。このような構成によ
れば、硫化水素ガスはチューブ15の外周面あるいは内
部で銅と反応し硫化銅となって固着する。このため硫化
水素は等張液7の中までは至らず、第1の実施例と同様
の効果が得られる。
【0032】図13及び図14に第6の実施の形態を示
す。図13は要部を示す図、図14は図13に示すF−
F線の断面図である。この実施の形態は上記第1の実施
の形態において銅線5、チューブ6及び等張液7がな
く、炭酸ガスセンサ2に用いられるシリコーン製のガス
透過膜3の代わりに銅の粉末を含むシリコーン製のガス
透過膜16となっているものである。さらに第1の実施
の形態ではセンサ2の感応部が配置されるルーメン1a
の側壁は、切り口が隔壁に対し直交する方向に切り欠か
れているが、本実施の形態ではその側壁は、センサ2の
感応部をその中央部分から先端部および基端部にかけて
徐々に覆うように、隔壁に対し切り口が傾斜する方向に
切り欠かれている。ルーメン1aの側壁の切り口をこの
ようにしたのは、センサ2の感応部の保護のためであ
る。他の構成要素は第1の実施の形態と同じである。こ
のような構成によれば、硫化水素ガスはガス透過膜16
の外周面あるいは内部で銅と反応し硫化銅となって固着
する。このため硫化水素ガスはセンサ2の中までは至ら
ず、第1の実施例と同様の効果が得られる。
す。図13は要部を示す図、図14は図13に示すF−
F線の断面図である。この実施の形態は上記第1の実施
の形態において銅線5、チューブ6及び等張液7がな
く、炭酸ガスセンサ2に用いられるシリコーン製のガス
透過膜3の代わりに銅の粉末を含むシリコーン製のガス
透過膜16となっているものである。さらに第1の実施
の形態ではセンサ2の感応部が配置されるルーメン1a
の側壁は、切り口が隔壁に対し直交する方向に切り欠か
れているが、本実施の形態ではその側壁は、センサ2の
感応部をその中央部分から先端部および基端部にかけて
徐々に覆うように、隔壁に対し切り口が傾斜する方向に
切り欠かれている。ルーメン1aの側壁の切り口をこの
ようにしたのは、センサ2の感応部の保護のためであ
る。他の構成要素は第1の実施の形態と同じである。こ
のような構成によれば、硫化水素ガスはガス透過膜16
の外周面あるいは内部で銅と反応し硫化銅となって固着
する。このため硫化水素ガスはセンサ2の中までは至ら
ず、第1の実施例と同様の効果が得られる。
【0033】以上の実施の形態ではいずれも硫化水素と
反応する金属として銅を用いたが、これは硫化水素と反
応する他の金属であっても同様の効果が得られる。ただ
し、生体に対する安全性や製造の容易性を考慮すると、
銅の他に銀、コバルト、ニッケル、鉄、マンガン、モリ
ブデンが適している。以下にこれらの金属と硫化水素と
の反応式を示す。
反応する金属として銅を用いたが、これは硫化水素と反
応する他の金属であっても同様の効果が得られる。ただ
し、生体に対する安全性や製造の容易性を考慮すると、
銅の他に銀、コバルト、ニッケル、鉄、マンガン、モリ
ブデンが適している。以下にこれらの金属と硫化水素と
の反応式を示す。
【0034】
【化2】
【0035】これらの金属において上記第1〜第3の実
施の形態に適しているのは、銅の他、銀、ニッケル、
鉄、モリブデンである。
施の形態に適しているのは、銅の他、銀、ニッケル、
鉄、モリブデンである。
【0036】また、第4の実施の形態に適している等張
液、すなわち金属イオンを含む水溶液を製造可能な金属
化合物は、下記の通りである。
液、すなわち金属イオンを含む水溶液を製造可能な金属
化合物は、下記の通りである。
【0037】AgClO4 ,AgF,AgNO3 ,Cu
Br2 ,CuCl2 ,Cu(NO3 )2 ,CuSO4 ,
CuC2 O4 ,FeBr2 , FeCl2 ,FeCl3
,Fe(ClO4 )2 ,Fe(ClO4 )3 ,Fe
(NO3)2 ,Fe(NO3 )3 ,NiBr2 ,NiC
l2 ,Ni(ClO4 )2 ,NiI2 ,Ni(NO3 )
2 ,NiSO4 ,(NH4 )2MoO4 ,CoBr2 ,
CoCl2 ,CoI2 ,Co(NO3 )2 ,CoSO4
,MnBr2 ,MnCl2 ,Mn(NO3 )2 ,Mn
SO4
Br2 ,CuCl2 ,Cu(NO3 )2 ,CuSO4 ,
CuC2 O4 ,FeBr2 , FeCl2 ,FeCl3
,Fe(ClO4 )2 ,Fe(ClO4 )3 ,Fe
(NO3)2 ,Fe(NO3 )3 ,NiBr2 ,NiC
l2 ,Ni(ClO4 )2 ,NiI2 ,Ni(NO3 )
2 ,NiSO4 ,(NH4 )2MoO4 ,CoBr2 ,
CoCl2 ,CoI2 ,Co(NO3 )2 ,CoSO4
,MnBr2 ,MnCl2 ,Mn(NO3 )2 ,Mn
SO4
【0038】更に、第5、第6の実施の形態においては
銅を用いたが、これ以外に使用可能な粉末は次の通りで
ある。
銅を用いたが、これ以外に使用可能な粉末は次の通りで
ある。
【0039】CuO,Cu2 O,Ag,Ag2 O,C
o,CoO,Co2 O3 ,Co3 O4 ,Ni,NiO,
Fe,FeO,Fe2 O3 ,Mn,MnO2 ,Mo,M
oO3
o,CoO,Co2 O3 ,Co3 O4 ,Ni,NiO,
Fe,FeO,Fe2 O3 ,Mn,MnO2 ,Mo,M
oO3
【0040】図15に本発明の第7の実施の形態の全体
図を示し、図16にその要部拡大図を示し、図17に図
16に示したG−G線の断面図を示す。
図を示し、図16にその要部拡大図を示し、図17に図
16に示したG−G線の断面図を示す。
【0041】図15〜図17に示すように、本実施の形
態は第1の実施の形態において、銅線5を設けず、ま
た、生理食塩水などの等張液7を、センサ2の炭酸ガス
緩衝液に対し等張のアルカリ水溶液70としたものであ
る。他の構成要素は第1の実施例と同じである。第1の
実施の形態の要素と同じ要素には同じ番号を付してい
る。その製造方法も第1の実施例と同様である。ただ
し、銅線5を組み込む工程が不要であり、等張液7をア
ルカリ水溶液70とした点が異なる。
態は第1の実施の形態において、銅線5を設けず、ま
た、生理食塩水などの等張液7を、センサ2の炭酸ガス
緩衝液に対し等張のアルカリ水溶液70としたものであ
る。他の構成要素は第1の実施例と同じである。第1の
実施の形態の要素と同じ要素には同じ番号を付してい
る。その製造方法も第1の実施例と同様である。ただ
し、銅線5を組み込む工程が不要であり、等張液7をア
ルカリ水溶液70とした点が異なる。
【0042】次にこのように構成された生体内ガスセン
サの作用について述べる。この生体内ガスセンサが患者
の消化管内腔に挿入されたとき、消化管内腔の炭酸ガ
ス、及び、弱酸またはそのガス分子は、ガス透過性チュ
ーブ6を介してアルカリ水溶液70内に至る。ここでは
アルカリ水溶液70の作用により弱酸HAが電離して以
下の反応が起こる。
サの作用について述べる。この生体内ガスセンサが患者
の消化管内腔に挿入されたとき、消化管内腔の炭酸ガ
ス、及び、弱酸またはそのガス分子は、ガス透過性チュ
ーブ6を介してアルカリ水溶液70内に至る。ここでは
アルカリ水溶液70の作用により弱酸HAが電離して以
下の反応が起こる。
【0043】HA → H+ + A-
【0044】ここで弱酸またはそのガスであるHAは、
分子状態ではセンサ2の感応部の表面のガス透過膜3を
透過してしまうが、アルカリ水溶液70中で電離してイ
オン状態となれば、ガス透過膜3を透過することができ
ない。例として、胃液中に数100ppm 存在する酢酸の
場合、通常の水溶液中(胃液中)では、弱酸のため電離
せず以下のように殆ど分子状態で存在する。
分子状態ではセンサ2の感応部の表面のガス透過膜3を
透過してしまうが、アルカリ水溶液70中で電離してイ
オン状態となれば、ガス透過膜3を透過することができ
ない。例として、胃液中に数100ppm 存在する酢酸の
場合、通常の水溶液中(胃液中)では、弱酸のため電離
せず以下のように殆ど分子状態で存在する。
【0045】 CH3 COOH(99%) → CH3 COO- + H+ (1%)
【0046】この場合、分子状の酢酸CH3 COOHは
センサ2の感応部の表面のガス透過膜3を透過してしま
い、センサ2に悪影響を及ぼす。しかし、酢酸がアルカ
リ水溶液と反応した場合、以下のように100%電離し
てイオンとなるのでガス透過膜3を透過せず、センサ2
に悪影響を及ぼさない。
センサ2の感応部の表面のガス透過膜3を透過してしま
い、センサ2に悪影響を及ぼす。しかし、酢酸がアルカ
リ水溶液と反応した場合、以下のように100%電離し
てイオンとなるのでガス透過膜3を透過せず、センサ2
に悪影響を及ぼさない。
【0047】 CH3 COOH(0%) → CH3 COO- + H+ (100%)
【0048】上記の例のように、アルカリ水溶液70に
より弱酸またはそのガス分子は選択的に取り除かれ、炭
酸ガスのみがセンサ2の感応部に到達する。
より弱酸またはそのガス分子は選択的に取り除かれ、炭
酸ガスのみがセンサ2の感応部に到達する。
【0049】下記の表2は、炭酸ガス分圧が35mmH
gと84mmHgの2つの校正液で校正を行った従来の
生体内ガスセンサと本発明の生体内ガスセンサとをそれ
ぞれ0.2%酢酸中へ37℃で21時間浸し、再び上記
の校正液に浸した時、それらの検出した値がどうなるか
を示したものである。この場合、アルカリ水溶液70と
しては、100mMNaHCO3 水溶液を使用してい
る。
gと84mmHgの2つの校正液で校正を行った従来の
生体内ガスセンサと本発明の生体内ガスセンサとをそれ
ぞれ0.2%酢酸中へ37℃で21時間浸し、再び上記
の校正液に浸した時、それらの検出した値がどうなるか
を示したものである。この場合、アルカリ水溶液70と
しては、100mMNaHCO3 水溶液を使用してい
る。
【0050】
【表2】
【0051】この表に示すように、本発明の生体内ガス
センサは従来の生体内ガスセンサに比べ酢酸の影響を受
けることなく、正確に炭酸ガス分圧を検出することがで
きる。
センサは従来の生体内ガスセンサに比べ酢酸の影響を受
けることなく、正確に炭酸ガス分圧を検出することがで
きる。
【0052】妨害物質としての弱酸のpKaとそれを除
外するためのアルカリ水溶液70のpHとの関係は、以
下の式のごとくの関係であることが必要である。 [弱酸のpKa]<[アルカリ水溶液のpH](望まし
くはpKa+3<pH)
外するためのアルカリ水溶液70のpHとの関係は、以
下の式のごとくの関係であることが必要である。 [弱酸のpKa]<[アルカリ水溶液のpH](望まし
くはpKa+3<pH)
【0053】図18及び図19に第8の実施の形態を示
す。図18は要部を示す図、図19は図18に示すH−
H線の断面図である。本実施の形態は、第7の実施の形
態において、ダブルルーメンカテーテル1の先端近傍を
覆うガス透過チューブ6の代わりに、センサ2の感応部
を収容するガス透過チューブ60を設け、そのチューブ
60内に、センサ2の炭酸ガス緩衝液に対し等張のアル
カリ水溶液70を注入し、さらにセンサ2のガス透過膜
3を酸化銅が練り込まれたシリコーン製のガス透過膜3
0としたものである。また第6の実施の形態と同じ理由
により、ルーメン1aの側壁の切り欠き形状を同実施の
形態と同じ形状としている。他の構成要素は第7の実施
の形態と同じである。
す。図18は要部を示す図、図19は図18に示すH−
H線の断面図である。本実施の形態は、第7の実施の形
態において、ダブルルーメンカテーテル1の先端近傍を
覆うガス透過チューブ6の代わりに、センサ2の感応部
を収容するガス透過チューブ60を設け、そのチューブ
60内に、センサ2の炭酸ガス緩衝液に対し等張のアル
カリ水溶液70を注入し、さらにセンサ2のガス透過膜
3を酸化銅が練り込まれたシリコーン製のガス透過膜3
0としたものである。また第6の実施の形態と同じ理由
により、ルーメン1aの側壁の切り欠き形状を同実施の
形態と同じ形状としている。他の構成要素は第7の実施
の形態と同じである。
【0054】このような構成の生体内センサによれば、
消化管内腔に炭酸ガスとともに弱酸またはそのガス、及
び、硫化水素ガスまたはその化合物、が併存しているな
らば、弱酸またはそのガスは第7の実施の形態と同様
に、アルカリ水溶液70で取り除かれ、硫化水素ガスま
たはその化合物は第6の実施の形態と同様に、ガス透過
膜30によって取り除かれる。すなわち、本生体内セン
サは、弱酸またはそのガスの除去機能と、硫化水素ガス
またはその有機化合物の除去機能を兼ね備えたセンサと
なっている。
消化管内腔に炭酸ガスとともに弱酸またはそのガス、及
び、硫化水素ガスまたはその化合物、が併存しているな
らば、弱酸またはそのガスは第7の実施の形態と同様
に、アルカリ水溶液70で取り除かれ、硫化水素ガスま
たはその化合物は第6の実施の形態と同様に、ガス透過
膜30によって取り除かれる。すなわち、本生体内セン
サは、弱酸またはそのガスの除去機能と、硫化水素ガス
またはその有機化合物の除去機能を兼ね備えたセンサと
なっている。
【0055】以上の実施の形態は、いずれもダブルルー
メンカテーテルを用いているので、炭酸ガスセンサによ
る炭酸ガス分圧の測定と同時に消化管内腔の分泌液の排
出あるいは洗浄液の供給を行うことができる。
メンカテーテルを用いているので、炭酸ガスセンサによ
る炭酸ガス分圧の測定と同時に消化管内腔の分泌液の排
出あるいは洗浄液の供給を行うことができる。
【0056】また以上の実施の形態ではいずれもセンサ
としてイオン感応性電界効果トランジスタで構成される
ものを用いたが、炭酸ガス緩衝液の水素イオン濃度から
炭酸ガス分圧を検出するセンサ、例えばガラス電極を用
いたセベリングハウス型電極、特開平3−85430号
に示されるようなNaHCO3 とpH感受性色素をコー
ティングした光ファイバー電極などにおいても、同様の
構成で同様の作用、効果が得られる。
としてイオン感応性電界効果トランジスタで構成される
ものを用いたが、炭酸ガス緩衝液の水素イオン濃度から
炭酸ガス分圧を検出するセンサ、例えばガラス電極を用
いたセベリングハウス型電極、特開平3−85430号
に示されるようなNaHCO3 とpH感受性色素をコー
ティングした光ファイバー電極などにおいても、同様の
構成で同様の作用、効果が得られる。
【0057】また以上の実施の形態ではダブルルーメン
カテーテルの素材としてシリコーンを用いたがこれは塩
化ビニール等、通常市販のカテーテルに使用されている
材料であっても良い。
カテーテルの素材としてシリコーンを用いたがこれは塩
化ビニール等、通常市販のカテーテルに使用されている
材料であっても良い。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、硫化水素ガスまたは硫
化物、及び、弱酸またはそのガスの影響を受けず、正確
に消化管内腔の炭酸ガス分圧を測定することができる。
化物、及び、弱酸またはそのガスの影響を受けず、正確
に消化管内腔の炭酸ガス分圧を測定することができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の全体を示す図。
【図2】本発明の第1の実施の形態の要部を示す図。
【図3】図2に示したA−A線の断面図。
【図4】本発明の第1の実施の形態の製造工程を示す
図。
図。
【図5】本発明の第2の実施の形態の要部を示す図。
【図6】図5に示したB−B線の断面図。
【図7】本発明の第3の実施の形態の要部を示す図。
【図8】図7に示したC−C線の断面図。
【図9】本発明の第4の実施の形態の要部を示す図。
【図10】図9に示したD−D線の断面図。
【図11】本発明の第5の実施の形態の要部を示す図。
【図12】図11に示したE−E線の断面図。
【図13】本発明の第6の実施の形態の要部を示す図。
【図14】図13に示したF−F線の断面図。
【図15】本発明の第7の実施の形態の全体を示す図。
【図16】本発明の第7の実施の形態の要部を示す図。
【図17】図16に示したG−G線の断面図。
【図18】本発明の第8の実施の形態の要部を示す図。
【図19】図18に示したH−H線の断面図。
1 ダブルルーメンカテーテル 2 センサ 3、16、30 ガス透過膜 5 銅線 6、15、60 チューブ 7、14、 等張液 70 アルカリ水溶液 11 管状部材 13 筒状部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 浩平 東京都新宿区西落合1丁目31番4号 日本 光電工業株式会社内
Claims (11)
- 【請求項1】感応部にガス透過膜により収容された炭酸
ガス緩衝液を有しこの炭酸ガス緩衝液の水素イオン濃度
に基づいて炭酸ガス分圧を検出するセンサと、このセン
サの前記感応部を内部に有し壁部の少なくとも一部がガ
ス透過性の膜で形成された液体収容部と、この液体収容
部に収容され前記炭酸ガス緩衝液とほぼ等張の水溶液
と、この水溶液と共に前記液体収容部に収容され硫化水
素と反応する金属の部材と、を具備する生体内ガスセン
サ。 - 【請求項2】金属の部材は前記センサが挿通される状態
に配置されたコイル状の部材であることを特徴とする請
求項1記載の生体内ガスセンサ。 - 【請求項3】金属の部材は前記センサが挿通される状態
に配置され、周壁に複数の孔部が設けられた管状の部材
であることを特徴とする請求項1記載の生体内ガスセン
サ。 - 【請求項4】金属の部材は前記センサが挿通される状態
に配置され、網状の部材が筒状に形成されたものである
ことを特徴とする請求項1記載の生体内ガスセンサ。 - 【請求項5】感応部にガス透過膜により収容された炭酸
ガス緩衝液を有しこの炭酸ガス緩衝液の水素イオン濃度
に基づいて炭酸ガス分圧を検出するセンサと、このセン
サの前記感応部を内部に有し壁部の少なくとも一部がガ
ス透過性の膜で形成された液体収容部と、前記液体収容
部に収容され硫化水素と反応する金属イオンまたは金属
化合物を含み前記炭酸ガス緩衝液とほぼ等張の水溶液
と、を具備する生体内ガスセンサ。 - 【請求項6】感応部にガス透過膜により収容された炭酸
ガス緩衝液を有しこの炭酸ガス緩衝液の水素イオン濃度
に基づいて炭酸ガス分圧を検出するセンサと、このセン
サの前記感応部を内部に有し壁部の少なくとも一部が硫
化水素と反応する金属又はその化合物の粉末を含むガス
透過性の膜で形成された液体収容部と、前記液体収容部
に収容され前記炭酸ガス緩衝液とほぼ等張の水溶液と、
を具備する生体内ガスセンサ。 - 【請求項7】感応部にガス透過膜により収容された炭酸
ガス緩衝液を有しこの炭酸ガス緩衝液の水素イオン濃度
に基づいて炭酸ガス分圧を検出するセンサにおいて、前
記ガス透過膜は硫化水素と反応する金属又はその化合物
の粉末を含むことを特徴とする生体内ガスセンサ。 - 【請求項8】金属は、銅、銀、コバルト、ニッケル、
鉄、マンガン、モリブデンのいずれかであることを特徴
とする請求項1乃至7のいずれかに記載の生体内ガスセ
ンサ。 - 【請求項9】感応部にガス透過膜により収容された炭酸
ガス緩衝液を有しこの炭酸ガス緩衝液の水素イオン濃度
に基づいて炭酸ガス分圧を検出するセンサと、このセン
サの前記感応部を内部に有し壁部の少くとも一部がガス
透過性の膜で形成された液体収容部と、この液体収容部
に収容され前記炭酸ガス緩衝液とほぼ等張のアルカリ水
溶液と、を具備する生体内ガスセンサ。 - 【請求項10】感応部の外部からその感応部の炭酸ガス
緩衝液に炭酸ガスは到達させ、硫化水素およびその化合
物ガスは到達させないようにする硫化水素系阻止手段を
具備することを特徴とする請求項9に記載の生体内ガス
センサ。 - 【請求項11】硫化水素系阻止手段は、硫化水素と反応
する金属またはその化合物の粉末を含む感応部のガス透
過膜であることを特徴とする請求項10に記載の生体内
ガスセンサ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9138196A JPH1071150A (ja) | 1996-07-03 | 1997-05-28 | 生体内ガスセンサ |
US08/887,631 US6143150A (en) | 1996-07-03 | 1997-07-03 | Biological gas sensor |
EP97111186A EP0816847A3 (en) | 1996-07-03 | 1997-07-03 | Biological gas sensor |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-173699 | 1996-07-03 | ||
JP17369996 | 1996-07-03 | ||
JP9138196A JPH1071150A (ja) | 1996-07-03 | 1997-05-28 | 生体内ガスセンサ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1071150A true JPH1071150A (ja) | 1998-03-17 |
Family
ID=26471310
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9138196A Pending JPH1071150A (ja) | 1996-07-03 | 1997-05-28 | 生体内ガスセンサ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US6143150A (ja) |
EP (1) | EP0816847A3 (ja) |
JP (1) | JPH1071150A (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6915147B2 (en) * | 2001-09-07 | 2005-07-05 | Medtronic Minimed, Inc. | Sensing apparatus and process |
US8996090B2 (en) * | 2002-06-03 | 2015-03-31 | Exostat Medical, Inc. | Noninvasive detection of a physiologic parameter within a body tissue of a patient |
US7630747B2 (en) * | 2003-09-09 | 2009-12-08 | Keimar, Inc. | Apparatus for ascertaining blood characteristics and probe for use therewith |
CN100338458C (zh) * | 2004-05-24 | 2007-09-19 | 湖南大学 | 一种利用压电石英晶体传感器检测微生物的方法及装置 |
CA2630533A1 (en) * | 2006-02-27 | 2007-09-07 | Edwards Lifesciences Corporation | Catheter with integral biosensor |
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