JPH1071089A - 食品調理機のネットコンベヤ処理方法及び装置 - Google Patents

食品調理機のネットコンベヤ処理方法及び装置

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JPH1071089A
JPH1071089A JP24683496A JP24683496A JPH1071089A JP H1071089 A JPH1071089 A JP H1071089A JP 24683496 A JP24683496 A JP 24683496A JP 24683496 A JP24683496 A JP 24683496A JP H1071089 A JPH1071089 A JP H1071089A
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cooking machine
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 食品調理機で調理すべき食品を搬送するネッ
トコンベヤのネットを着脱する必要なく、食品の回収、
ネットの洗浄等の処理を行うことができ、またネットコ
ンベヤに食品が焦げ付くことがないようにする。 【課題解決手段】 食品調理機12内で調理すべき食品
1を搬送するネットコンベヤ22から調理済みの食品1
を回収した後、このネットコンベヤ12を洗浄槽46内
で洗浄し、その後、このネットコンベヤ12を油槽56
内に通過させてネットの表面に油を付着する。ネット表
面の油は、食品調理機12内でネットコンベヤ12上の
食品1を調理する際に食品1がネットコンベヤ22に焦
げ付くのを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、野菜、魚
肉、食肉等の種々の食品(食品)を大量に調理する食品
調理機に食品を順次搬送するネットコンベヤを処理する
装置に関し、更に詳細に述べると、ネットコンベヤを食
品調理機の出口から入口に戻すまでの間にネットコンベ
ヤに洗浄その他の処理を施す装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、野菜、魚、肉等の食品をバーナ
やスチーム発生器等を含む加熱雰囲気を有する食品調理
機に通して食品を焼いたり蒸したりして調理する際に、
これらの食品にバーナの炎やスチームが通るようにネッ
トコンベヤが用いられている。従来技術のネットコンベ
ヤは、コンベヤ本体に着脱自在に掛け止めされ食品を載
せる所定大きさの多数のネット(焼き網)から成ってお
り、食品をバーナ等に通して焼いた後、これらのネット
をその上の食品と共にコンベヤ本体から取り外し、焼き
魚等の調理済み食品を回収すると共に、汚れたネットを
手洗い等で洗浄した後、このネットをコンベヤ本体上に
掛け止めしていた。
【0003】しかし、このような従来技術のネットコン
ベヤは、食品調理機から導出されると、食品が載せられ
ているネットをコンベヤ本体から取り外す作業と、食品
をネットから回収する作業と、ネットを洗浄する作業
と、ネットをコンベヤ本体に再び取付ける作業とを必要
とし、ネットの処理が面倒であり、またネットを取り外
してから再びコンベヤ本体に取付けるまでの処理作業を
コンベヤ本体が食品調理機の出口から出てから入口に戻
るまでの時間内に行うことが要求され、従ってネットの
処理作業を短時間に行うことが必要である上に加熱して
未だ冷めていないネットを火傷をしないように注意深く
取り外すことが要求され、更に食品の調理作業を連続的
に自動化することができない欠点があった。
【0004】また、従来技術のネットコンベヤは、単
に、コンベヤ本体からネットを取り外して洗浄している
だけであるため、ネット上の食品が調理中に焦げ付く傾
向があり、食品をネットから取り除く際に形崩れを起こ
す虞がある上にネットに食品の一部が付着しているた
め、洗浄作業が面倒となる欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する1つの課題は、ネットをコンベヤ本体に対して着脱
する必要なく、食品の回収、ネットの洗浄等の処理を自
動的に行うことができ、従ってネットの処理作業を連続
的に自動化することができる食品調理機のネットコンベ
ヤ処理方法及びこの方法を実施する装置を提供すること
にある。
【0006】本発明が解決しようとする他の課題は、ネ
ットコンベヤに食品が焦げ付くことがないようにし、従
って食品の形崩れを起こすことなく食品を回収すること
ができる上に洗浄作業が容易となる食品調理機のネット
コンベヤ処理方法及びこの方法を実施する装置を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の課題解決
手段は、食品調理機内で調理すべき食品を載せて食品調
理機の機内と機外とを無端状に移動するネットコンベヤ
を処理する方法であって、食品調理機の出口から導出さ
れるネットコンベヤから調理済みの食品を回収した後、
ネットコンベヤを食品調理機の入口に搬送している間、
ネットコンベヤを洗浄し、その後ネットコンベヤに油を
付着することを特徴とする食品調理機のネットコンベヤ
処理方法を提供することにある。
【0008】本発明の第2の課題解決手段は、食品調理
機内で調理すべき食品を載せて食品調理機の機内と機外
とを無端状に移動するネットコンベヤを処理する装置で
あって、食品調理機の出口から導出されるネットコンベ
ヤを洗浄する洗浄手段と、この洗浄手段によって洗浄さ
れたネットコンベヤのネットの表面に油を付着する油付
着手段とを備えたことを特徴とする食品調理機のネット
コンベヤ処理装置を提供することにある。
【0009】本発明の第3の課題解決手段は、第2の課
題解決手段による食品調理機のネットコンベヤ処理装置
であって、洗浄手段は、ネットコンベヤの搬送中にネッ
トコンベヤが通過するバブル噴出ノズル又はスチーム噴
出ノズルを有する洗浄槽から成っていることを特徴とす
る食品調理機のネットコンベヤ処理装置を提供すること
にある。
【0010】本発明の第4の課題解決手段は、第2及び
第3の課題解決手段のいずれかによる食品調理機のネッ
トコンベヤ処理装置であって、油付着手段は、ネットコ
ンベヤの搬送中にネットコンベヤが通過する油槽から成
っていることを特徴とする食品調理機のネットコンベヤ
処理装置を提供することにある。
【0011】本発明の第5の課題解決手段は、第2乃至
第4の課題解決手段のいずれかによる食品調理機のネッ
トコンベヤ処理装置であって、油付着手段の下流側にネ
ットコンベヤのネットの表面に付着した油の量を調整す
る油量調整手段を更に備えていることを特徴とする食品
調理機のネットコンベヤ処理装置を提供することにあ
る。
【0012】本発明の第6の課題解決手段は、第5課題
解決手段による食品調理機のネットコンベヤ処理装置で
あって、油量調整手段は、ネットの表面に付着した油を
吸取る油吸取りローラから成っていることを特徴とする
食品調理機のネットコンベヤ装置を提供することにあ
る。
【0013】本発明の第7の課題解決手段は、第2乃至
第6の課題解決手段のいずれかによる食品調理機のネッ
トコンベヤ処理装置であって、食品調理機の出口側に配
置されネットコンベヤから食品を剥ぎ取る食品剥取り手
段を更に備えていることを特徴とする食品調理機のネッ
トコンベヤ処理装置を提供することにある。
【0014】本発明の第8の課題解決手段は、第7の課
題解決手段による食品調理機のネッコンベヤ処理装置で
あって、食品剥取り手段は、ネットコンベヤのネットの
隙間に食い込む突起を有する剥取りローラから成ってい
ることを特徴とする食品調理機のネットコンベヤ処理装
置を提供することにある。
【0015】このように、食品調理機の機内と機外とを
無端状に移動するネットコンベヤが食品調理機の出口か
ら導出されてこのネットコンベヤから調理済みの食品を
回収した後、このネットコンベヤを食品調理機の入口に
搬送している間、ネットコンベヤを洗浄すると、ネット
コンベヤからネットを着脱する必要がなく、ネットを連
続的に洗浄することができ、従ってネットコンベヤの洗
浄処理を含む食品の調理作業を自動化することができ
る。
【0016】また、ネットコンベヤを洗浄した後、ネッ
トの表面に油を付着すると、食品調理機内でネットコン
ベヤを調理する際に食品がネットコンベヤに焦げ付くの
を防止することができ、従って食品の形崩れを起こすこ
となく食品を回収することができる上にネットの洗浄作
業が一層容易となる。
【0017】更に、食品調理機の出口から導出されたネ
ットコンベヤ上の食品は、食品剥取り手段によってネッ
トの表面から浮き上がるように処理されるので、食品の
回収を良好に行うことができる上に、食品剥取り作業を
行うことなく食品を回収する場合に比べてネットの表面
に付着する汚れが少なくなり、洗浄処理を一層確実に行
うことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して詳細に述べると、図1は本発明の方法を実施するの
に用いられる食品調理機のネットコンベヤ処理装置10
の1つの形態を示し、図示の形態の食品調理機12は、
入口38Aから搬入される野菜、肉、魚等の食品1を焼
くのに用いられる上下の水平バーナ14、14’を備え
た食品焼き機12Aであるのが示されているが、蒸し料
理、フライ料理、天ぷら料理等の他の調理を行うのにも
同様にして適用することができる。尚、フライ料理や天
ぷら料理は、食品をネットコンベヤ毎フライパン、天ぷ
ら鍋等に通して調理される。
【0019】上下の水平バーナ14、14’は、機台3
0上に搭載された機体16内に適宜の手段で取付けら
れ、ガス分岐配管18、18’及びガス主配管20によ
って図示しないガス供給源に接続されている。尚、バー
ナ14、14’は、水平配置以外にネットコンベヤ22
の進行方向に対して左右の斜め下方に配置されていても
よいし、またネットコンベヤ22の真下に配置されてい
てもよい。
【0020】ネットコンベヤ22は、図2に示すよう
に、チェーン状のコンベヤ本体22Aとこのコンベヤ本
体22Aに取り付けられたネット22Bとから成ってい
る。ネット22Bは、針金を縦横に編んで形成してもよ
いし、金属板を多孔状に打ち抜いて形成してもよい。
【0021】このネットコンベヤ22は、食品調理機1
2内で調理すべき食品を載せて食品調理機12の機内と
機外とを無端状に移動するように配置され、食品調理機
12の機内ではコンベヤ本体22Aが噛み合う前後のス
プロケット24、26から成る案内駆動手段28によっ
て上下の水平バーナ14、14’の間でほぼ水平に維持
されている。案内駆動手段28の各スプロケット24、
26は、機台30に取付けて支持されている。調理すべ
き食品1は、食品調理機12の入口38Aに相応するコ
ンベヤ水平部分23に適宜の手段によって搬入されてこ
のネットコンベヤ22に載せられ、食品調理機12の出
口38Bに相応するコンベヤ水平部分23’で適宜の手
段によって回収される。尚、ネットコンベヤ22は、水
平部分23、23’以外の部分ではスプロケット又はロ
ーラの形態の複数のコンベヤ案内部材68、70、7
0’、68’、72によって案内される。
【0022】一方のスプロケット、例えばスプロケット
24は、駆動スプロケットであり、この駆動スプロケッ
ト24は、機台30に搭載されたモータ32とチェーン
・スプロケット機構等の伝動機構34とを含む駆動源に
接続されている。尚、図1に示すように、機台30は、
ロック付きキャスタ36を有し、従って食品調理機12
全体はこのキャスタ36によって自由に適宜の位置に移
動しその位置に静止するようにロックすることができ
る。
【0023】本発明のコンベヤ処理装置10は、食品調
理機12の出口38Bから導出されるネットコンベヤ2
2を洗浄する洗浄手段40と、この洗浄手段40によっ
て洗浄されたネットコンベヤ22の表面に油を付着する
油付着手段42とを備えている。
【0024】図示の形態では、洗浄手段40は、ネット
コンベヤ22の搬送中にネットコンベヤ22が通過する
バブル噴出ノズル44を有する洗浄槽46から成ってお
り、洗浄すべきネット22Bは、図3に示すように、洗
浄槽46内に配置された案内ロール48によって案内さ
れながら洗浄槽46内を通過することができる。
【0025】この洗浄槽46は、図3に示すように、新
しい洗浄水が導入したり古い洗浄水が排出されたりする
洗浄水給排系統50に接続されているのが好ましい。バ
ブル噴出ノズル44は、ポンプ(又はガスボンベ)52
を含み洗浄槽46内の洗浄水に圧縮空気を吹き込む圧縮
空気供給手段54に接続されている。従って、図3に示
すように、魚等の食品1が回収されたネットコンベヤ2
2の汚れ3が付着されたネット22Bは、洗浄槽46内
の洗浄水に吹き込まれるバブルによって攪拌される洗浄
水によって洗浄されながら案内ロール48を経て次の油
付着手段42に移送される。
【0026】尚、上記の形態では、汚れたネット22B
は、バブルを含む洗浄水によって洗浄されたが、スチー
ム噴出ノズルから噴出する加熱蒸気(スチーム)を吹き
付けて洗浄されてもよいし、ノズルから噴出する加圧洗
浄水を吹き付けて洗浄されてもよい。
【0027】次に、油付着手段42は、図示の形態で
は、ネットコンベヤ22の搬送中にネットコンベヤ22
が通過される油槽56から成っており、洗浄すべきネッ
ト22Bは、図4に示すように、油槽56内に配置され
た案内ロール58によって案内されながら油槽56内を
通過することができる。ネット22Bに付着すべき油2
は、食品調理機12内でネットコンベヤ22に魚等の食
品1が焦げ付くのを防止することができれば、任意のも
のとすることができるが、通常フライパン等に敷く食用
油又は離型油とすることができる。
【0028】図示の形態では、ネットコンベヤ処理装置
12は、油付着手段42の下流側にネットコンベヤ22
のネット22Bの表面に付着した油2の量を調整する油
量調整手段60を更に備えている。この油量調整手段6
0は、ネット22Bの表面に付着した油2を吸取りなが
ら所定の厚みの油層2aに調整する1対の油吸取りロー
ラ62、62’から成っている。
【0029】尚、上記の図示の形態では、油付着手段4
2は、油が充填されている油槽56内にネット22Bを
通過させて油を付着したが、所定の油が浸潤されている
油付着ローラをネット22Bに係合したり、油をネット
22Bに吹き付けたりする等の任意の方法でネット22
Bに油を付着することができる。
【0030】本発明のネットコンベヤ処理装置10は、
食品調理機12の出口38B側に配置されネットコンベ
ヤ22から食品1を剥ぎ取る食品剥取り手段64を更に
備えている。この食品剥取り手段64は、図5に詳細に
示すように、ネットコンベヤ22のネット22Bの隙間
22bに食い込む突起66aを有する剥取りローラ66
ら成っている。
【0031】この剥取りローラ66は、図示のように、
その突起66aがネットコンベヤ22の隙間22bに食
い込んでいるので、ネットコンベヤ22が移送されるに
つれて自動的に回転するが、食品1がネットコンベヤ2
2から剥ぎ取られるのを一層確実にするため、ネットコ
ンベヤ22の移送に合わせて同期的に駆動されるように
してもよい。
【0032】尚、図1において、符号74は、食品調理
機12及びネットコンベヤ処理装置10を操作する操作
盤、符号76、78は主ガス配管20のコック及びガス
圧力計、符号80は食品調理機12内の加熱雰囲気を均
一にするためのブロアーである。
【0033】次に、食品調理機12の使用状態を上記の
実施の形態のネットコンベヤ処理装置10の動作と共に
詳細に説明する。食品調理機12の水平バーナ14、1
4’を点火し、ブロアー80を駆動して食品調理機12
を調理可能状態に維持し、また案内駆動手段28によっ
てネットコンベヤ22を駆動する。食品調理機12の入
口38Aの手前で、図1に示すように、ネットコンベヤ
22の水平部分23に魚等の食品1を順次載せる。ネッ
トコンベヤ22は、案内駆動手段28によって、その上
の食品1を食品調理機12内に搬送するので、食品1が
調理される(焼かれる)。このようにして調理された食
品1は、ネットコンベヤ22の水平部分23’によって
食品調理機12の出口38Bから導出され、図示しない
適宜の手段によってネットコンベヤ22から回収され
る。
【0034】図1に示すように、食品調理機12の出口
38Bから出た調理済み食品1は、食品剥取り手段64
によってネットコンベヤ22から剥ぎ取られる。これ
は、特に、図5(C)ように、剥取りローラ66の突起
66aがネット22Bの隙間22bに食い込んで食品1
をネット22Bの表面から浮き上がらせて行われる。従
って、食品1は、ネットコンベヤ22のネット22Bの
表面から剥離して形崩れを起こすことなく回収される。
【0035】食品1が回収されて空となったネットコン
ベヤ22の部分は、図3に示すように、洗浄手段40に
導かれる。洗浄手段40は、洗浄槽46内を通過する
間、バブルによって攪拌される洗浄水によって洗浄され
てネットコンベヤ22のネット22Bの表面から汚れ3
が取り除かれる。汚れた洗浄水は、洗浄水給排系統50
によって新しく供給される洗浄水によって押し出される
ので、洗浄槽46内には常に新しい洗浄水が充填されて
いる。また、洗浄水に供給されるバブルは、洗浄水を洗
浄槽46内で攪拌してネット22Bの洗浄を効率よく行
うのを助ける。
【0036】このようにして洗浄されたネットコンベヤ
22は、次に、油付着手段42に導かれる。油付着手段
42は、図4に示すように、油槽56内を通過する間そ
の内部にある油2をネットコンベヤ22のネット22B
の表面に付着し、このネット22Bの表面に付着された
油2は、油量調整手段60の油吸取りローラ62、6
2’によって所定の厚みの油層2aに調整される。
【0037】このようにして所定厚みの油層2aが付着
されたネットコンベヤ22は、再び、水平部分23とし
て食品調理機12の入口に達し、上記の動作が繰り返さ
れる。ネットコンベヤ22に付着された油層2aは、そ
の上の食品2がネットコンベヤ22に焦げ付くのを防止
する機能を有する。洗浄手段40の洗浄水は、ネットコ
ンベヤ22に付着したこの油層2aをも除去するように
適宜の洗剤を含むことができる。
【0038】注目すべきことは、食品1が回収された後
も、その食品1が載っていたネットコンベヤ部分は、ま
だ相当に温度が高い状態にあるが、作業者はこのネット
部分を手で取り外す必要がないので、処理作業を安全に
行うことができることである。
【0039】尚、上記実施の形態では、洗浄水給排系統
50は、古い洗浄水を排出して新しい洗浄水を供給する
ようにしているが、古い洗浄水を洗浄水給排系統50内
でフィルタ掛けして浄化した後、新しい洗浄水として再
び洗浄槽46に戻して洗浄水を循環してもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明によれば、上記のように、食品調
理機内で調理すべき食品を搬送するネットコンベヤから
調理済みの食品を回収した後、このネットコンベヤを洗
浄するので、ネットコンベヤからネットを着脱する必要
がなく、ネットを安全に且つ連続的に洗浄することがで
き、従ってネットコンベヤの洗浄処理を含む食品の調理
作業を自動化することができる。
【0041】また、ネットコンベヤを洗浄した後、ネッ
トの表面に油を付着するので、食品調理機内でネットコ
ンベヤを調理する際に食品がネットコンベヤに焦げ付く
のを防止することができ、従って形崩れを起こすことな
く食品を回収することができる上に洗浄作業が容易とな
る実益がある。
【0042】更に、食品調理機の出口から導出されたネ
ットコンベヤ上の食品は、食品剥取り手段によってネッ
トの表面から浮き上がるように処理されるので、食品の
回収を良好に行うことができる上に、食品剥取り作業を
行うことなく食品を回収する場合に比べてネットの表面
に付着する汚れが少なくなり、洗浄処理を一層確実に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るネットコンベヤ処理装置を備えた
食品調理機の概略側面図である。
【図2】本発明に用いられるネットコンベヤの一例の一
部を示す平面図である。
【図3】本発明に用いられる洗浄手段の拡大概略断面図
である。
【図4】本発明に用いられる油付着手段の拡大断面図で
ある。
【図5】本発明に用いられる食品剥取り手段を示し、同
図(A)はネットコンベヤとの関係を示す平面図、同図
(B)は剥取りローラの平面図、同図(C)剥取りロー
ラの側面図である。
【符号の説明】
10 ネットコンベヤ処理装置 12 食品調理機 12A 食品焼き機 14 水平バーナ 14’ 水平バーナ 16 機体 18 ガス分配管 18’ ガス分配管 20 ガス主配管 22 ネットコンベヤ 22A コンベヤ本体 22B ネット 23 ネットコンベヤ水平部分 23’ ネットコンベヤ水平部分 24 スプロケット 26 スプロケット 28 案内駆動手段 30 機台 32 モータ 34 伝動機構 36 ロック付きキャスタ 38A 入口 38B 出口 40 洗浄手段 42 油付着手段 44 バブル噴出ノズル 46 洗浄槽 48 案内ロール 50 洗浄水給排系統 52 ポンプ(又はガスボンベ) 54 圧縮空気供給手段 56 油槽 58 案内ロール 60 油量調整手段 62 油吸取りローラ 62’ 油吸取りローラ 64 食品剥取り手段 66 剥取りローラ 66a 突起 68 コンベヤ案内部材 68’ コンベヤ案内部材 70 コンベヤ案内部材 70’ コンベヤ案内部材 72 コンベヤ案内部材 74 操作盤 76 コック 78 ガス圧力計 80 ブロアー

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食品調理機内で調理すべき食品を載せて
    前記食品調理機の機内と機外とを無端状に移動するネッ
    トコンベヤを処理する方法であって、前記食品調理機の
    出口から導出されるネットコンベヤから調理済みの食品
    を回収した後、前記ネットコンベヤを前記食品調理機の
    入口に搬送している間、前記ネットコンベヤを洗浄し、
    その後前記ネットコンベヤに油を付着することを特徴と
    する食品調理機のネットコンベヤ処理方法。
  2. 【請求項2】 食品調理機内で調理すべき食品を載せて
    前記食品調理機の機内と機外とを無端状に移動するネッ
    トコンベヤを処理する装置であって、前記食品調理機の
    出口から導出されるネットコンベヤを洗浄する洗浄手段
    と、前記洗浄手段によって洗浄されたネットコンベヤの
    ネットの表面に油を付着する油付着手段とを備えたこと
    を特徴とする食品調理機のネットコンベヤ処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の食品調理機のネットコ
    ンベヤ処理装置であって、前記洗浄手段は、前記ネット
    コンベヤの搬送中に前記ネットコンベヤが通過するバブ
    ル噴出ノズル又はスチーム噴出ノズルを有する洗浄槽か
    ら成っていることを特徴とする食品調理機のネットコン
    ベヤ処理装置。
  4. 【請求項4】 請求項2及び請求項3のいずれかに記載
    の食品調理機のネットコンベヤ処理装置であって、前記
    油付着手段は、前記ネットコンベヤの搬送中に前記ネッ
    トコンベヤが通過する油槽から成っていることを特徴と
    する食品調理機のネットコンベヤ処理装置。
  5. 【請求項5】 請求項2乃至請求項4のいずれかに記載
    の食品調理機のネットコンベヤ処理装置であって、前記
    油付着手段の下流側に前記ネットコンベヤのネットの表
    面に付着した油の量を調整する油量調整手段を更に備え
    ていることを特徴とする食品調理機のネットコンベヤ処
    理装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の食品調理機のネットコ
    ンベヤ処理装置であって、前記油量調整手段は、前記ネ
    ットの表面に付着した油を吸取る油吸取りローラから成
    っていることを特徴とする食品調理機のネットコンベヤ
    処理装置。
  7. 【請求項7】 請求項2乃至請求項6のいずれかに記載
    の食品調理機のネットコンベヤ処理装置であって、前記
    食品調理機の出口側に配置され前記ネットコンベヤから
    食品を剥ぎ取る食品剥取り手段を更に備えていることを
    特徴とする食品調理機のネットコンベヤ処理装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の食品調理機のネッコン
    ベヤ処理装置であって、前記食品剥取り手段は、前記ネ
    ットコンベヤのネットの隙間に食い込む突起を有する剥
    取りローラから成っていることを特徴とする食品調理機
    のネットコンベヤ処理装置。
JP24683496A 1996-08-30 1996-08-30 食品調理機のネットコンベヤ処理装置 Expired - Lifetime JP2879020B2 (ja)

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