JPH1070552A - ルーチングテーブル生成方法 - Google Patents

ルーチングテーブル生成方法

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JPH1070552A
JPH1070552A JP24554396A JP24554396A JPH1070552A JP H1070552 A JPH1070552 A JP H1070552A JP 24554396 A JP24554396 A JP 24554396A JP 24554396 A JP24554396 A JP 24554396A JP H1070552 A JPH1070552 A JP H1070552A
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JP
Japan
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address
node
routing table
information
packet
Prior art date
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JP24554396A
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English (en)
Inventor
Satoko Nakasaki
聡子 中崎
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ネットワーク1にノード2が新たに加入
した場合、ノード2は隣接する全てのノードに対し情報
パケットを送信する。情報パケットを受信したノードは
再び隣接する全てのノードにその情報パケットを転送す
る。情報パケットを受信したノードは、情報パケットを
生成したノードに向けて返信パケットを送信する。情報
パケットにはこれを生成したノードのアドレス変換情報
が含められ、返信パケットには返信パケットを送出した
ノードのアドレス変換情報が含まれる。 【効果】 情報パケットと返信パケットの交換により新
たに加入したノードに自動的にルーチングテーブルが生
成され、他のノードのルーチングテーブルも修正され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(非同期転
送モード)ネットワークにおいて、IP(インターネッ
トプロトコル)アドレスを用いたフレーム交換等に対応
するためのルーチングテーブルを自動的に生成するルー
チングテーブル生成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】閉域ネットワーク、例えばあるATMネ
ットワークが存在し、このネットワークを構成する任意
のノードに既存LAN(ローカルエリアネットワー
ク)、例えばTCP/IPが接続されるケースを考え
る。このときATMの各ノードは、既存LANを通じて
IP(インターネットプロトコル)アドレスによるアク
セスが行われ得る。以下、IPアドレスに相当するもの
を広域アドレスと呼んでいる。ATM−ARPサーバ
は、このIPアドレスとATMアドレスの変換テーブル
の生成や管理を行い、ルーチングのための情報を生成し
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来のシステムには次のような解決すべき課題があっ
た。例えば、既存LANに接続されたノードが新たにA
TMネットワークに加入しようとした場合には、ATM
−ARPサーバがアドレス変換テーブルの生成を行わな
ければならない。しかしながら、万一このATM−AR
Pに障害等が発生すると、通信が不可能になってしま
う。即ち、アドレス変換テーブルの管理をATM−AR
Pに集中させると、通信障害の防止機能が万全でない。
そこで、アドレス変換機能を分散化させることが考えら
れている。これには、ATMネットワークを構成する各
ノードにルーチングテーブルを保持させる方法がある。
ルーチングテーブルは保守運用者によってATMアドレ
スとIPアドレスとの変換情報等から生成される。しか
しながら、このようなルーチングテーブルを保守運用者
の判断により生成すると、負担が大きく、入力間違いが
あれば通信障害が発生するというおそれがある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は以上の点を解決
するため次の構成を採用する。 〈構成1〉ネットワークを構成する複数のノードに対し
て付与された閉域アドレスと、そのネットワークを含む
広域ネットワークから見たときの、上記各ノードに対し
て付与された広域アドレスとがあるとき、任意のノード
が自己の閉域アドレスと自己の広域アドレスとを対応付
けた情報パケットを生成して、隣接する全てのノードに
送出し、上記情報パケットを受信した全てのノードは、
それぞれ、その情報パケットの内容を自己のルーチング
テーブルに含めるとともに、その情報パケットをそのま
ま隣接する全てのノードに送出する一方、情報パケット
を生成したノードに対して、自己の閉域アドレスと自己
の広域アドレスとを対応付けた返信パケットを返信し、
情報パケットを生成したノードが、受信した返信パケッ
トの内容を自己のルーチングテーブルに含めることによ
り、広域アドレスによるルーチングテーブルを生成する
ことを特徴とするルーチングテーブル生成方法。
【0005】〈説明〉ネットワークの種類は任意であ
る。このネットワークを利用した通信はノードを介して
行われる。各ノードには、ルーチングテーブルが備えら
れる。各ノード毎の、閉域アドレスと広域アドレスとを
対応付けた情報をアドレス変換情報と呼ぶことにすれ
ば、ルーチングテーブルには、全ての自分以外の他のノ
ードのアドレス変換情報を含める。これ以外の情報をル
ーチングテーブルに含めてもよい。ルーチングテーブル
は、ノード間の情報パケットと返信パケットの交換によ
り生成される。情報パケットや返信パケットは、各ノー
ドの閉域アドレスと広域アドレスとを対応付けた情報で
あって、その形式は問わない。また各パケットは、ネッ
トワーク上へひとまとまりのデータとして送出されても
よいし、適当に分割されて送出されてもよい。即ち、最
終的に該当するノードにパケット全体が受信されればよ
い。
【0006】情報パケットは隣接するノードに対してで
あるから、隣接するノードを飛び越えて先のノードに直
接情報パケットを送出することはしない。隣接するノー
ドの先のノードへは、その隣接するノードが送出する。
これにより、ネットワーク上で相互に接続された全ての
ノードに自動的に情報パケットが転送される。一方、返
信パケットは、情報パケットを生成したノードに宛てて
送出される。これにより、情報パケットを生成したノー
ドのアドレス変換情報が全ての他のノードに通知され、
全ての他のノードのルーチングテーブルにその情報が追
加される。一方、全ての他のノードのアドレス変換情報
が、返信パケットとして情報パケットを生成したノード
に集められて、ルーチングテーブルが完成する。
【0007】〈構成2〉構成1において、広域アドレス
がインターネットプロトコルアドレスであって、閉域ア
ドレスが非同期通信モードネットワークアドレスである
場合に、各ノードはそれぞれ広域アドレスと閉域アドレ
スとを対応付けたアドレス変換情報によるルーチングテ
ーブルと、ローカルエリアネットワークに接続されてい
るかどうかを示す情報とを生成することを特徴とするル
ーチングテーブル生成方法。
【0008】〈説明〉インターネットアドレスによるフ
レーム交換要求があった場合、各ノードは、このルーチ
ングテーブルを参照して、フレーム転送先のノードやロ
ーカルエリアネットワークを判定できる。
【0009】〈構成3〉構成1または2において、特定
のノードがルーチングテーブル中のアドレス変換情報の
全部又は一部を損失したとき、その特定のノードが、自
己の閉域アドレスと自己の広域アドレスとを対応付けた
情報パケットを生成して、隣接する全てのノードに送出
することを特徴とするルーチングテーブル生成方法。
【0010】〈説明〉ルーチングテーブル中のアドレス
変換情報が全部消失した場合も一部が損傷した場合でも
かまわない。各ノードが自己のルーチングテーブルの修
復を自発的に行える。
【0011】〈構成4〉構成1または2において、新た
なノードがネットワークに加入したとき、その新たなノ
ードが、自己の閉域アドレスと自己の広域アドレスとを
対応付けた情報パケットを生成して、隣接する全てのノ
ードに送出することを特徴とするルーチングテーブル生
成方法。
【0012】〈説明〉あるノードが新たにネットワーク
に加入するというのは、全く新規加入の場合も、再加入
の場合も含む。この場合にも、自動的に各ルーチングテ
ーブルを生成できる。
【0013】〈構成5〉構成1から4において、既存ロ
ーカルエリアネットワークに接続されたノードは、その
旨を表示する情報を情報パケットに含めることを特徴と
するルーチングテーブル生成方法。
【0014】〈説明〉既存ローカルエリアネットワーク
は、任意の構成でよい。これに接続された旨を表示する
情報は、ルーチングテーブルと共に各ノードに保持され
る。ルーチングテーブルを参照してサーチアウトしたと
きにフレームの転送先を見るためである。
【0015】〈構成6〉構成1から5において、受信し
た情報パケットが、自己の生成したものの場合には、そ
のパケットを破棄することを特徴とするルーチングテー
ブル生成方法。
【0016】〈説明〉情報パケットを生成したノード
は、既に隣接するノードに同一の情報パケットを送信済
だから、再度その情報パケットを受信したときこれを廃
棄して、情報パケットの迷走を防止する。
【0017】〈構成7〉構成1から5において、受信し
た情報パケットが、既にルーチングテーブルに含まれた
アドレス変換情報から成るものの場合には、そのパケッ
トを破棄することを特徴とするルーチングテーブル生成
方法。
【0018】〈説明〉情報パケットを受信したノード
は、隣接するノードに同一の情報パケットを送信する。
これと同一の情報パケットを再度受信したときこれを廃
棄して、情報パケットの迷走を防止する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を具体
例を用いて説明する。 〈具体例〉図1は、本発明のシステム構成を示すブロッ
ク図である。図において、ネットワーク1には例えば4
台のノード2が接続されている。なお、以下単にノード
2というときは任意のノードを指し、特定のノードを指
すときは、例えばATMアドレスがN10のノードとい
うように表現する。これらのノード2は、例えばATM
ネットワークを構成するものとする。また、ATMアド
レスがN10のノード2には既存LAN3が接続されて
いる。ここで、各ノード2にはそれぞれ、閉域アドレス
(この例ではATMアドレス)が付されている。このA
TMアドレスを図に示すように、N10、N11、N1
2、N13とした。
【0020】一方、これらのノード2には、それぞれ広
域アドレス(ここではIPアドレス)が付されている。
例えばATMアドレスがN10のノードは図に示すよう
に、IPアドレスを、XXN10.jpというように表
示した。また、各ノード2には、それぞれルーチングテ
ーブル4が設けられている。
【0021】図2に、各ノードに保存された情報の例説
明図を示す。各ノード2に設けられたルーチングテーブ
ル4は図の(a)に示すように、ATMアドレスとIP
アドレスにより構成される。ルーチングテーブルにはネ
ットワークに含まれる全てのノードのATMアドレスと
これに対応するIPアドレスとが含められている。従っ
て、例えばIPアドレスを用いてフレーム交換要求があ
った場合に、その要求を受けたノードは相手先ノードの
ATMアドレスを認識し、ルーチングを行うことができ
る。また、このATMアドレスとIPアドレスの対応関
係のみでは判断できないアドレスの場合には、図の
(b)に示す既存LAN表示を参照する。こうして、既
存LANに接続されたノードに対するルーチングが行わ
れる。なお、既存LAN表示は、自己が既存LANに接
続されている場合には“ffff”とし、他のノードが
既存LANに接続されている場合はそのノードのATM
アドレスとする。また、この他に各ノードには図(c)
のような自己のアドレス変換情報が保持される。その内
容は、ATMアドレスとIPアドレスとを対応付けたも
のである。
【0022】再び、図1に戻って、ここでネットワーク
1に対しATMアドレスN10のノードが新たに加入し
た場合を考える。この場合、以下の手順で自動的にこの
ノードのルーチングテーブル4が生成される。なお、こ
のノードは、例えばルータやスイッチ等から構成される
ものもある。また、互いのノードは決められたVPIや
VCIを確保し、相互に以下に説明するようなパケット
を送受信するためのコネクションを張っておくものとす
る。なお、以下に説明するパケットは所定の情報のかた
まりであって、これがコネクションを通じて各ノード間
で相互に交換されるものとする。また、図2(c)を用
いて説明したような自己のIPアドレスと自己のATM
アドレスとを対応付けたアドレス変換情報は、各ノード
に接続された図示しない保守運用手段等を用いて入力し
生成される。なお、ネットワーク構成の条件として、各
ノードに直接接続している端末のネットワークアドレス
やサブネットアドレスは、そのノードと同一であるもの
とする。
【0023】図3には、各ノード間で送受信される情報
パケットの説明図を示す。この情報パケットは、IPH
elloパケットと呼ぶ。この情報パケット10は、相
手先IPアドレス11と、送信元IPアドレス12と、
送信元ATMアドレス13と、LAN表示フラグ14と
から構成される。このような情報パケットは、図2に示
したルーチングテーブルを新たに生成しようとするノー
ドにおいて生成され送信される。この場合に、そのノー
ドは自己のノードに隣接する全てのノードに対してこの
情報パケットを送信する。以下の説明では、情報パケッ
トを生成したノードが情報パケットを送信する場合、相
手先IPアドレス11はNULLとする。一方、送信元
IPアドレス12は、情報パケットを生成したノードの
IPアドレスで、送信元ATMアドレス13はそのAT
Mアドレスである。また、LAN表示フラグ14は、情
報パケットを生成したノードがLANに接続されている
かどうかを示すフラグである。その内容は例えば、LA
Nに接続されていると“1”、接続されていないと
“0”とする。
【0024】図4には、情報パケット送出判定動作フロ
ーチャートを示す。情報パケットを送出する契機として
挙げられるのは、図のステップS1〜ステップS4に示
すケースである。即ち、ノードが動作を再開した場合に
はステップS1からステップS5に移り、情報パケット
の送出が行われる。一旦機能を停止していたノードが再
びネットワークに組み込まれて動作を再開する場合に
は、図2の(c)に示した自己のアドレス変換テーブル
を生成すると共に、他のノードに対しその加入を知らせ
る必要があるからである。また、ステップS2に示すよ
うに、自己のノードのIPアドレスが変更された場合、
あるいはステップS3に示すように、自己のノードのA
TMアドレスが変更された場合、ステップS5に進み、
情報パケットの送出を行う。この場合にも、他のノード
のルーチングテーブルを修正しなければならないからで
ある。また、ステップS4に示すように、他のノードか
ら情報パケットを受信した場合も情報パケットの送出が
行われる。このときは、受信した情報パケットをそのま
まの内容で自己のノードに隣接するノードに対して送出
する。
【0025】図1を参照しながら、情報パケットの送出
動作を更に具体的に説明する。図5は、情報パケットの
送出動作フローチャートである。まず、図1に示すよう
に、ATMアドレスがN10のノードがネットワーク1
に加入する場合を考える。このとき、そのノードは、図
5のステップS1において既存LANに接続しているか
どうかをチェックする。そして、ステップS2におい
て、接続していると判断された場合にはステップS3に
移り、接続していないと判断された場合には直接ステッ
プS4に進む。この例では、ATMアドレスN10のノ
ードは既存LAN3に接続しているから、図2の(b)
に示した既存LAN表示の中にサーチアウト時の送信先
として“ffff”の値を設定する。これは、他のノー
ドでなく自己のノードを示す。従って、サーチアウト時
には自己のLANのデータを見る。
【0026】次にステップS4で、相手先IPアドレス
をNULLとし、ステップS5において送信元IPアド
レス、送信元ATMアドレス、LAN表示フラグをセッ
トする。こうして、図3に示すような情報パケットが生
成される。次に、ステップS6において、情報パケット
を全ての隣接ノードに送出する。図1に示す例では、A
TMアドレスN10のノードは、ATMアドレスN11
のノードとN13のノードに隣接している。従って、こ
れらのノードに対し図の実線の矢印に示すような情報パ
ケットを送信する。図1の下部には、情報パケットの内
容をそのまま表示した。
【0027】図6を用いて、情報パケットを受信したノ
ードの動作を説明する。図1に示したATMアドレスN
11とN13のノードは、それぞれ図6のステップS1
において情報パケットを受信すると、ステップS2にお
いて、情報パケット中の送信元IPアドレスと自己のI
Pアドレスとを比較する。そして、ステップS3におい
て、両者が一致したかどうかを判断する。他のノードが
生成した情報パケットを受け取った場合には、これが一
致しないからステップS5に進む。ステップS5では、
自己のルーチングテーブル中に受信パケットと同一の情
報が既にあるかどうかを判定する。同一の情報がなけれ
ば、その情報を書き込む必要がある。そこで、ステップ
S6からステップS8に移り、ルーチングテーブル上に
情報パケットの内容を設定する。こうして、新たに加入
した図1に示したATMアドレスN10のノードについ
て、そのアドレス変換情報がATMアドレスN11とN
13のノードのルーチングテーブル4に追加される。更
に、ステップS9で、LAN表示フラグをチェックす
る。ステップS10でその内容が“1”と判断される
と、ステップS11へ進み、図2(b)に示した既存L
AN表示に送信元ATMアドレスを登録する。LAN表
示フラグの内容が“0”なら何もしない。
【0028】図6のステップS12では、各ノードが受
信したパケットを全ての隣接ノードに対して転送する。
即ち、図1に示したATMアドレスN11のノードは、
ATMアドレスN10のノード及びN12のノードと隣
接しているから、これらに対して情報パケットを送信す
る。ATMアドレスN13のノードは、ATMアドレス
N10のノードとN12のノードに隣接しているから、
これらに対して情報パケットを送信する。
【0029】ここで、図6のステップS3において、送
信元IPアドレスと自IPアドレスとが一致した場合を
考える。これは自己が生成し送出した情報パケットが戻
ってきた例である。例えば、図1に示すATMアドレス
N11のノードがATMアドレスN10のノードに情報
パケットを送信した場合、その情報パケットはATMア
ドレスN10のノードが生成したものであるから、これ
を受け取る必要がない。そこで、図6のステップS4に
示すように、情報パケットの廃棄を行う。これによっ
て、情報パケットの迷走を防止する。
【0030】また、図6のステップS5において、ルー
チングテーブルに受信パケットと同一の情報が既にあっ
た場合を考える。この場合には、ステップS6からステ
ップS7に移り、やはり情報パケットの廃棄が行われ
る。即ち、例えば図1に示したATMアドレスN11の
ノードが送信した情報パケットをATMアドレスN12
のノードが受信し、再びこのATMアドレスN12のノ
ードが情報パケットを隣接するノードに送信したとす
る。この場合、ATMアドレスN11のノードが同一の
情報パケットを折り返し受信することになる。この情報
パケットは、既にこのノードから送信されており、これ
以上他のノードに送信しても無駄である。そこで、この
ような情報パケットを廃棄し迷走を防止している。
【0031】また、例えば図1に示したATMアドレス
N13のノードがATMアドレスN12のノードに対し
情報パケットを送信したとする。このとき、ATMアド
レスN12のノードは、既にN11のノードから同一の
情報パケットを受信していたならば、新たな情報パケッ
トは不要である。従って、これもN12のノードにおい
て廃棄される。
【0032】以上のような手順によって、ATMアドレ
スN10のノードが生成した情報パケットはネットワー
クを構成する全てのノードに対して送信される。一方、
この情報パケットを受信した全ての他のノードは、以下
の手順によって返信パケットを生成する。図7は、返信
パケット送出動作フローチャートである。例えば、図1
に示すATMアドレスN11のノードが情報パケットを
受信した場合を考える。このとき、図7のステップS1
において、そのノードは既存LANに接続されているか
どうかをチェックする。そして、もし接続されていない
場合にはステップS2からステップS3に進み、図3の
情報パケットのLAN表示フラグ14にLANに接続し
ていないことを表す値“0”を設定する。また、ステッ
プS2において、既存LANに接続されていると判断さ
れた場合にはステップS4に移り、図3の情報パケット
のLAN表示フラグ14に、LANに接続していること
を表す値“1”を設定する。
【0033】その後、ステップS5において、相手先I
Pアドレスに送信元IPアドレスを設定し、送信元IP
アドレスに自己のIPアドレスを設定し、送信元ATM
アドレスに自己のATMアドレスを設定して返信パケッ
トを送出する。
【0034】即ち、図3に示す相手先IPアドレス11
は、初めに情報パケットを生成したノードのアドレスと
し、送信元IPアドレス12と送信元ATMアドレス1
3には自己のアドレス変換情報を含め、LAN表示フラ
グ14には自己のLAN情報を含める。こうして、返信
パケットを生成し送出する。この返信パケットは中間の
ノードを経由して、あるいは直接、情報パケットを生成
したノード即ち図1の例でいえばATMアドレスN10
のノードに転送される。
【0035】即ち、図1の下方に示すように、ノードN
10は自己のアドレス変換情報やLANの情報を含めた
情報パケットを送出し、これが全てのノードに転送さ
れ、全てのノードのルーチングテーブルが修正されると
共に、全てのノードからこの図に示すような返信パケッ
トがATMアドレスN10のノードに戻るために、AT
MアドレスN10のノードには図2に示した通りのルー
チングテーブルが生成される。
【0036】上記の例は、ネットワークに1つのノード
が新たに加入した場合を示した。しかしながら、このよ
うな処理を各ノードが実行すれば新たにネットワークを
構築する場合のルーチングテーブルも自動的に生成でき
る。各ノードに自己のノードのIPアドレスとATMア
ドレスとを登録しておけば、各ノードは互いのIPアド
レスとATMアドレスとを対応付けたアドレス情報を受
け入れてルーチングテーブルを生成することができ、そ
の後はATMネットワーク上のルーチング処理を利用し
てIPアドレスによるフレームを交換することが可能に
なる。なお、上記のようなIPアドレスとATMアドレ
スの各ノード毎のアドレス変換情報生成処理は各ノード
に接続された保守運用手段の他、ATM−ARPサーバ
等によって生成されるようにして差し支えない。
【0037】また、上記の例では、広域アドレスとして
IPアドレスを閉域アドレスとしてATMアドレスを使
用したが、任意の閉域アドレスに対して広域アドレスを
用いたフレーム交換等を希望する場合のルーチングテー
ブル生成に本発明は広く利用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム構成を示すブロック図であ
る。
【図2】各ノードに保存された情報の例説明図である。
【図3】情報パケットの例説明図である。
【図4】情報パケット送出判定動作説明図である。
【図5】情報パケットの送出動作フローチャートであ
る。
【図6】情報パケットの受信動作フローチャートであ
る。
【図7】返信パケットの送出動作フローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 ネットワーク 2 ノード 3 既存LAN 4 ルーチングテーブル

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを構成する複数のノードに
    対して付与された閉域アドレスと、そのネットワークを
    含む広域ネットワークから見たときの、前記各ノードに
    対して付与された広域アドレスとがあるとき、 任意のノードが自己の閉域アドレスと自己の広域アドレ
    スとを対応付けた情報パケットを生成して、隣接する全
    てのノードに送出し、 前記情報パケットを受信した全てのノードは、それぞ
    れ、 その情報パケットの内容を自己のルーチングテーブルに
    含めるとともに、その情報パケットをそのまま隣接する
    全てのノードに送出する一方、 情報パケットを生成したノードに対して、自己の閉域ア
    ドレスと自己の広域アドレスとを対応付けた返信パケッ
    トを返信し、 情報パケットを生成したノードが、受信した返信パケッ
    トの内容を自己のルーチングテーブルに含めることによ
    り、広域アドレスによるルーチングテーブルを生成する
    ことを特徴とするルーチングテーブル生成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 広域アドレスがインターネットプロトコルアドレスであ
    って、閉域アドレスが非同期通信モードネットワークア
    ドレスである場合に、 各ノードはそれぞれ広域アドレスと閉域アドレスとを対
    応付けたアドレス変換情報によるルーチングテーブル
    と、ローカルエリアネットワークに接続されているかど
    うかを示す情報とを生成することを特徴とするルーチン
    グテーブル生成方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 特定のノードがルーチングテーブル中のアドレス変換情
    報の全部又は一部を損失したとき、その特定のノード
    が、自己の閉域アドレスと自己の広域アドレスとを対応
    付けた情報パケットを生成して、隣接する全てのノード
    に送出することを特徴とするルーチングテーブル生成方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項1または2において、 新たなノードがネットワークに加入したとき、その新た
    なノードが、自己の閉域アドレスと自己の広域アドレス
    とを対応付けた情報パケットを生成して、隣接する全て
    のノードに送出することを特徴とするルーチングテーブ
    ル生成方法。
  5. 【請求項5】 請求項1から4において、 既存ローカルエリアネットワークに接続されたノード
    は、 その旨を表示する情報を情報パケットに含めることを特
    徴とするルーチングテーブル生成方法。
  6. 【請求項6】 請求項1から5において、 受信した情報パケットが、自己の生成したものの場合に
    は、そのパケットを破棄することを特徴とするルーチン
    グテーブル生成方法。
  7. 【請求項7】 請求項1から5において、 受信した情報パケットが、既にルーチングテーブルに含
    まれたアドレス変換情報から成るものの場合には、その
    パケットを破棄することを特徴とするルーチングテーブ
    ル生成方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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