JP3501558B2 - Atm通信装置 - Google Patents

Atm通信装置

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JP3501558B2
JP3501558B2 JP18139495A JP18139495A JP3501558B2 JP 3501558 B2 JP3501558 B2 JP 3501558B2 JP 18139495 A JP18139495 A JP 18139495A JP 18139495 A JP18139495 A JP 18139495A JP 3501558 B2 JP3501558 B2 JP 3501558B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、既存LANインタフェ
ースを有するネットワーク管理システムから管理される
ATMスイッチ装置等のATM通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】イーサネット(Ethernet;米国ゼロック
ス社の登録商標)やFDDI等の既存のLANインタフ
ェースに従っているLANに、ATM網を接続させてネ
ットワークを進展させることが適宜行なわれる。図2
は、このようなLANとATM網とを接続させたネット
ワーク構成を示すものである。
【0003】図2において、複数のLAN端末2が接続
されてなる既存LAN3を、例えば、TCP/IPプロ
トコルに従って管理しているネットワーク管理システム
(NMS)1から、1以上のATM端末6を収容してい
る複数のATM通信装置5が接続されているATM網上
の上記ATM通信装置5を管理するためには、従来で
は、インタフェース変換装置であるルータ4を設けて、
このルータ4を介することにより、LANインタフェー
ス及びATMインタフェース間の変換を行なってATM
通信装置5を管理していた。
【0004】図3は、従来の構成におけるATM網に対
する網管理情報の流れのシーケンスを示すシーケンス図
である。
【0005】ネットワーク層がATM網を直接使用する
プロトコル機能である「IP・オーバ・ATM仕様(R
FC1483)」を適用し、ルータ4から各ATM通信
装置5A、5BへアクセスするためのATMコネクショ
ンを予め用意し、ルータ4から送信されたIPアドレス
を含むARP(Address Resolution Protocol )要求を
全ATM通信装置5A、5B…へ送信し、IPアドレス
が一致したATM通信装置のみがARP応答を返すこと
によって、ルータ4は各ATM通信装置5A、5BのI
PアドレスとそのATM通信装置5A、5Bへアクセス
するためのコネクション(コネクション1、コネクショ
ン2)との対応をとることができる。
【0006】ルータ4がこのような状況下にあるとき
に、ネットワーク管理システム1がネットワーク管理手
順の一種である例えばSNMP(Simple Network Manag
ementProtocol;簡易網管理プロトコル)手順を用いて
網管理用フレーム(IPフレーム)をルータ4へ送信す
ると、ルータ4は、ネットワーク管理システム1から送
信されたIPフレームの着IPアドレスを認識し、該当
するATM通信装置へのコネクションをIETF(イン
ターネット・エンジニアリング・タスク・フォース;イ
ンターネットに関する標準化機関)で規定されている
「IP・オーバ・ATM仕様(RFC1483)」に基
づき決定する。
【0007】これにより、ルータ4はネットワーク管理
システム1からの網管理用フレームを該当するコネクシ
ョン1、コネクション2を介してATM通信装置5A、
5Bへ送信することができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ネットワーク管理システム1によるATM通信装置5に
対する網管理方法では、以下のような課題を有するもの
であった。
【0009】(1) ルータ4から各ATM通信装置5へA
TMコネクションを設定する必要があり、ルータ4と、
ルータ4を直接収容しているATM通信装置5との間で
網管理用に全てのATM通信装置分のコネクションを確
保しなければならず、ユーザ通信用のコネクションが目
減りする。
【0010】(2) 既存のLANインタフェースとATM
インタフェースの変換のためにルータ、ハブ、ブリッジ
等の高価なインタフェース変換装置を必要としている。
LANに接続するATM網が複数になればその分のイン
タフェース変換装置が必要となり、ネットワークの進展
に対する制約を与えることになり易い。
【0011】(3) ATM通信装置5における網管理情報
(トラヒック量等)は、一般的にいえば、他の通信装置
の網管理情報より項目及び情報量がかなり多く、ルータ
4を介することにより転送遅延によってネットワーク管
理システム1が情報を得ても既に内容が変化しているこ
とも生じる。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、既存のLANインタフェースを有するネットワーク
管理システムによって管理されるATM通信装置を、以
下のように構成したことを特徴とする。
【0013】すなわち、(1) ネットワーク管理システム
を接続し得る接続制御手段と、(2)この接続制御手段を
介して取り込んだネットワーク管理システムからの網管
理用フレームを対象とする他のATM通信装置へATM
網上で転送する第1のルーチング手段と、(3) 接続制御
手段を介して取り込んだ自己宛ての網管理用フレームを
内部処理部に取り込む第2のルーチング手段と、(4) A
TM網から取り込んだネットワーク管理システムへの網
管理用フレームを接続制御手段から転送させる第3のル
ーチング手段と、(5) 内部処理部からの網管理用フレー
ムを接続制御手段から転送させる第4のルーチング手段
とを備え、ネットワーク管理システムが接続制御手段に
接続されていない場合には、かかる接続を前提とする各
ルーチング手段の動作を禁止することを特徴とする。
【0014】
【作用】ATM網の1以上のATM通信装置に、接続制
御手段にネットワーク管理システムが接続された本発明
のATM通信装置を適用すれば、ルータやハブやブリッ
ジ等のインタフェース変換装置を設けることなく、既存
LANインタフェースに従うネットワーク管理システム
と、任意のATM通信装置との間で網管理用フレームを
迅速に授受することができるようになると共に、かかる
管理のために必要となるコネクション数は、ATM通信
装置間の中継回線数に減少させることができるようにな
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明によるATM通信装置の一実施
例を図面を参照しながら詳述する。ここで、図1がこの
実施例のATM通信装置の内部構成を示すブロック図で
あり、図4がこのATM通信装置を用いた既存LAN
(既存LANインタフェースに従うLAN)及びATM
網の融合ネットワークにおけるATM網側の接続例を示
すブロック図であり、図5がこの実施例のATM通信装
置における網管理に関する機能ブロック図である。
【0016】この実施例のATM通信装置10(10
X、10Y、10Z)は、図4に示すように、従来と同
様に1又は複数のATM端末6を収容するものであり、
リング状、メッシュ状等に相互に接続されてATM網を
構成する。この実施例のATM通信装置10は、図1に
示すように、ATMインタフェースによらずに、既存L
ANインタフェースでLANのネットワーク管理システ
ム1に接続できるものであり、ATM網を構成する1又
は2以上のATM通信装置10Xはルータを介すること
なく、ネットワーク管理システム1に接続される。すな
わち、既存LANインタフェースを有するネットワーク
管理システム1と、ATM網上の1又は2以上のATM
通信装置10Xに直接接続されている。
【0017】逆に言えば、この融合ネットワークにおい
ては、ネットワーク管理システム1は、ATM通信装置
10Xに対して、イーサネット等の既存LANインタフ
ェースで接続され、TCP/IPやUDP/IPといっ
た既存LANプロトコルを用いて、ATM網内の各AT
M通信装置10X、10、10Zを管理する。
【0018】このようなルータが存在しない融合ネット
ワークに適用される実施例のATM通信装置10(10
X、10Y、10Z)は、従来のATM通信装置5にお
いても存在していた回線収容回路(LC)101、AT
Mスイッチ(ATM−SW)100、セル分解組立回路
(SAR)104、プロセッサバス(PBUS)105
及び中央処理装置(CPU)106に加えて、信号制御
用バス(CBUS)107及びLAN制御回路(LAN
C)108を備えている。なお、中央処理装置6やセル
分解組立回路104は従来装置でも当然に存在するが、
その担う網管理機能が従来装置より追加されている。
【0019】回線収容回路(LC)101は、複数のA
TM回線102をそれぞれ収容してATM回線102と
の間でATMセルの授受を実行する複数のATM回線処
理回路(ALP)103を備えているものであり、各A
TM回線処理回路103は、ATMスイッチ100に接
続されている。なお、各ATM回線102は、図4から
明らかなように、他のATM通信装置10又はATM端
末6に接続されているものである。
【0020】ATMスイッチ100は、中央処理装置6
の制御下で、あるATM回線処理回路103を他のAT
M回線処理回路103やセル分解組立回路104に接続
させるものである。
【0021】セル分解組立回路104は、ATMアダプ
テーションレイヤ(AAL)を終端してATMセルの分
解・組立を行なうものであり、分解によって得られた所
定情報を中央処理装置6に与えたり、中央処理装置6の
制御下でATMセルを組み立てたりするものである。セ
ル分解組立回路104は、内部にメッセージバッファや
制御情報バッファを備えている。ネットワーク管理シス
テム1との間で授受する網管理メッセージ等も適宜メッ
セージバッファに格納される。
【0022】中央処理装置106は、当該装置内の各部
の初期設定や状態管理を行なうと共に、ATMスイッチ
100のコネクションの設定やAAL制御を行なうもの
である。また、中央処理装置106は、信号制御用バス
(CBUS)107を介して、LAN制御回路108を
制御するものである。なお、この中央処理装置6には、
後述するIPルーチングテーブルIPRTTやルート選
択テーブルRTSEL等が内蔵されている。
【0023】LAN制御回路108は、既存LANイン
タフェース(例えばイーサネットインタフェース)を持
つNMS用ポート109を介して、ネットワーク管理シ
ステム1に接続され得るものであり、ネットワーク管理
システム1との間での網管理情報等の情報授受を制御す
るものである。なお、図4に示した融合ネットワークの
構成例の場合、ATM通信装置10XのNMS用ポート
109にはLAN(ネットワーク管理システム1)との
接続線が接続されているが、他のATM通信装置10
Y、10ZのNMS用ポート109にはLAN(ネット
ワーク管理システム1)との接続線は接続されていな
い。
【0024】図5は、この実施例のATM通信装置10
の網管理情報の通信機能からみた機能ブロック図であ
り、各機能は、主として中央処理装置6が実行するソフ
トウェアによって実現されている。なお、図5は既存L
ANのプロトコルがUDP/IPプロトコルの場合を示
している。
【0025】図5において、ネットワーク管理システム
1との網管理情報の通信を実現するためのレイヤ2以上
の機能部として、LANC制御部200、IPルーチン
グ部201、AAL部202、UDP/IP部203、
SNMP部204及びエージェント部205が設けられ
ている。
【0026】LANC制御部201は、LAN制御回路
108を介してネットワーク管理システム1との間で網
管理用のIPフレームの送受信を行なう機能部である。
従って、NMS用ポート109にLANとの接続線が接
続されていないATM通信装置10Y、10Zにおいて
は、当該LANC制御部201は有効に機能しない。L
ANC制御部201は、ネットワーク管理システム1か
らのIPフレームを受信したときには、IPフレームを
IPルーチング部201に引渡し、IPルーチング部2
01からネットワーク管理システム1へのIPフレーム
の送信起動があったときにはLAN制御回路108に対
して送信制御を実行する。
【0027】IPルーチング部201は、自己ATM通
信装置10が中継する場合を含め、ネットワーク管理シ
ステム1と各ATM通信装置10X、10Y、10Zと
の間で授受する網管理用のIPフレームの着IPアドレ
スを認識し、それに応じたルーチング制御を実行する機
能部である。着IPアドレスが自己ATM通信装置10
向けのIPフレームであることを表している場合にはU
DP/IP部203にIPフレームを与え、他のATM
通信装置10向けであればAAL部202を介してIP
フレームを転送し(従ってATM網上で転送させ)、ネ
ットワーク管理システム1向けであればLANC制御部
200を介してIPフレームを転送する。IPルーチン
グ部201は、後述するように、IPルーチングテーブ
ルIPRTTやルート選択テーブルRTSELを適宜利
用してルーチング制御を実行する。
【0028】AAL部202は、ATM網に関するAT
Mアダプテーションレイヤ処理を制御する機能部であ
る。例えば、セル分解組立回路104を制御して、AT
Mセル化されて到着したIPフレームを再組立てした
り、IPフレームをATMセルに変換させたりすること
を制御するものである。AAL部202は、ATMセル
の形で与えられ再構成されたIPフレームを受信したと
きには、IPルーチング部201に与え、IPルーチン
グ部201から他のATM通信装置10やATM端末6
へのIPフレームの送信起動があったときにはセル分解
組立回路104やATMスイッチ100に対してその宛
先へのATMセル送信を実行させるように制御を実行す
る。
【0029】UDP/IP部203は、自己宛ての網管
理用のIPフレームをIPルーチング部201から引き
渡されたときには、そのIPフレームから網管理用のS
NMPメッセージを抽出し、SNMP手順を実行するS
NMP部204を介して、当該ATM通信装置10内の
状態を管理するエージェント部205へ引渡し、また、
エージェント部205からの網管理情報(回線収容情報
やトラヒック情報等)の送信要求をSNMP部204を
介してIPフレームとしてIPルーチング部201へ引
き渡すものである。
【0030】なお、LANの異機種接続プロトコルがU
DP/IPやUDP/ARPであれば、このUDP/I
P部203は、UDP/IP部やUDP/ARP部に置
き換えられることになる。また、網管理プロトコルとし
てCMIPやMIBが採用されている場合には、SNM
P部204は、CMIP部やMIB部に置き換えられる
ことになる。
【0031】図6は、IPルーチング部201によるル
ーチング制御処理を示すフローチャートであり、図7
は、IPルーチングに用いるデータ構成(テーブル構
成)示す説明図である。
【0032】図7(B)はルート選択テーブルRTSE
Lの構成を示すものである。このルート選択テーブルR
TSELは、ATM網を構成する網資源間のルートを選
択させるための情報を格納しており、基本的にはATM
セルの一般的な転送時に利用されるルート選択データを
格納しているものであるが、ATMセル化された網管理
用のIPフレームの転送時にも利用されるものである。
このルート選択テーブルRTSELは、ある着信先装置
にATMセルを到達させることができる自己装置に繋が
っているルート群の集合を表すハントパターンの識別番
号(ハントパターンNO)と、そのハントパターンに属
するルートのインデックスとによって、対応付けられて
あるルート番号が取り出される構成となっている。
【0033】図7(A)はIPルーチングテーブルIP
RTTの構成を示すものである。このIPルーチングテ
ーブルIPRTTは、ATMセル化されている網管理用
のIPフレームの転送時専用のルーチングデータを格納
しているものである。言い換えると、一般的なATMセ
ルの転送時には利用されないものである。このIPルー
チングテーブルIPRTTは、他のATM通信装置10
に割り当てられているIPアドレスに対応して、そのA
TM通信装置に至るルートの番号に関する、ルート選択
テーブルRTSELでのハントパターンNOとルートイ
ンデックスとが格納されて構成されている。
【0034】なお、ネットワーク管理システム1と直接
接続されていないATM通信装置10におけるIPルー
チングテーブルIPRTTには、ネットワーク管理シス
テム1のIPアドレスに対応しては、自己よりネットワ
ーク管理システム1側に位置する他のATM通信装置1
0に至るルート番号に関するルート選択テーブルRTS
ELでのハントパターンNOとルートインデックスとが
格納されている。
【0035】IPルーチング部201は、LANC制御
部200、AAL部202又はUDP/IP部203か
ら、IPフレームを受け付けると、その着IPアドレス
がネットワーク管理システム1のIPアドレスか否かを
判定する(ステップ300)。一致したならば、IPル
ーチング部201は、ネットワーク管理システム向けの
IPフレームと認識し、自己ATM通信装置10にネッ
トワーク管理システム1が接続されているか否かを確認
する(ステップ301)。接続されているならば、IP
ルーチング部201は、当該IPフレームをLANC制
御部200へ転送して制御を移行する。
【0036】また、受け付けたIPフレームの着IPア
ドレスがネットワーク管理システム1のIPアドレスで
なければ、IPルーチング部201は、その着IPアド
レスが自己ATM通信装置10のIPアドレスか否かを
さらに判定する(ステップ302)。一致したならば、
IPルーチング部201は、自己ATM通信装置10の
エージェント部205向けのIPフレームと認識し、当
該IPフレームをUDP/IP部203へ転送して制御
を移行する。
【0037】IPルーチング部201は、着IPアドレ
スがネットワーク管理システム1のアドレスであるが自
己ATM通信装置10にネットワーク管理システム1が
接続されていない場合、及び、着IPアドレスがネット
ワーク管理システム1のアドレスでも自己ATM通信装
置10のアドレスでもない場合には、IPフレームを他
のATM通信装置10に転送するためのルート選択を行
なう(ステップ303)。すなわち、IPフレーム中の
着IPアドレスに一致するIPルーチングテーブルIP
RTTに設定されているIPアドレスを検索してハント
パターンNOとルートインデックスを抽出し、抽出した
ハントパターンNOによってルート選択テーブルRTS
ELを参照し、抽出したルートインデックスが指すルー
ト番号を選択する。
【0038】なお、IPルーチングテーブルIPRTT
上に一致するIPアドレスがなければ当該IPフレーム
を廃棄する。
【0039】IPルーチング部201は、選択したルー
ト番号に該当するATM回線番号を選択し、予め定めら
れた網管理用のコネクションを選択し、AAL部202
に制御を移行する(ステップ304)。
【0040】以上のような各ATM通信装置10のIP
ルーチング部202の制御を通じて、ネットワーク管理
システム1と任意のATM通信装置10とで網管理用の
IPフレームを授受することができる。
【0041】以上のように、網管理用のIPフレームの
通信のためには、IPルーチングテーブルIPRTTに
各ATM通信装置10又はネットワーク管理システム1
のIPアドレスが設定されていることを要する。
【0042】このような設定をネットワーク管理システ
ム1が主導権をとってIPルーチング部201やエージ
ェント部205等に実行させることができる。図8は、
IPルーチングテーブルIPRTTの設定動作の説明図
である。
【0043】なお、ここでは、図4とは異なって、図8
(A)に示すように、ATM通信装置10X及び10Y
間はルート1を介して接続されており、ATM通信装置
10X及び10Z間はルート2を介して接続されてお
り、ネットワーク管理システム1はATM通信装置10
Xに接続されているとして説明を行なう。また、IPル
ーチングテーブルIPRTTは、全ての項目について予
め「0」に初期設定してされているとし、ルート選択テ
ーブルRTSELのハントパターンNOが「0」のテー
ブル部分は、全てのルート(ルート1、ルート2)が選
択できるように全ルート番号を設定されているとする。
【0044】まず、ネットワーク管理システム1が着I
PアドレスIP#1を含む設定用のIPフレームを送出
したとする。これを受信したATM通信装置10Xは、
そのIPフレームの着IPアドレスが自己のIPアドレ
スIP#1に一致しておりしかも自己はネットワーク管
理システム1に接続されているので、IPルーチングテ
ーブルIPRTTの設定は行なわず、エージェント部2
05からの設定応答用のIPフレームを返送する。
【0045】この設定応答用のIPフレームを受信した
ネットワーク管理システム1は、次に、その次の着IP
アドレスIP#2を含む設定用のIPフレームを送出す
る。これを受信したATM通信装置10Xは、そのIP
フレームの着IPアドレスが自己のIPアドレスIP#
1に一致しないため、IPルーチングテーブルIPRT
Tに着IPアドレスIP#2を設定し、予め初期設定さ
れているテーブルIPRTT及びRTSELのルート番
号(ルート1)に基づきIPフレームを転送する。
【0046】ルート1を介してこの着IPアドレスIP
#2を含む設定用のIPフレームを受信したATM通信
装置10Yは、そのIPフレームの着IPアドレスが自
己のIPアドレスIP#2に一致しており、しかも、自
己にはネットワーク管理システム1が接続されていない
ので、受信ルート1とネットワーク管理システム1のI
Pアドレスとを結ぶようにIPルーチングテーブルIP
RTTの設定を行なうと共に、エージェント部205か
らの設定応答用のIPフレームを返送する。この設定応
答用のIPフレームは、ATM通信装置10Xを介して
ネットワーク管理システム1に到達する。
【0047】この設定応答用のIPフレームを受信した
ネットワーク管理システム1は、次に、その次の着IP
アドレスIP#3を含む設定用のIPフレームを送出す
る。これを受信したATM通信装置10Xは、そのIP
フレームの着IPアドレスが自己のIPアドレスIP#
1に一致しないため、IPルーチングテーブルIPRT
Tに着IPアドレスIP#3を設定し、予め初期設定さ
れているテーブルIPRTT及びRTSELのルート番
号(ルート1)に基づきIPフレームを転送する。しか
し、ルート1の伝送方向には、アドレスIP#3のAT
M通信装置は存在しないため、設定応答用のIPフレー
ムがネットワーク管理システム1に返送されることはな
い。
【0048】ネットワーク管理システム1は設定応答が
ないことを検出すると、同じ設定用IPフレームを再送
する。
【0049】このとき、ATM通信装置10Xでは、再
送であるので、IPルーチングテーブルIPRTT上の
ルートインデックスをルート2を指示するものに更新し
た後、ルート2へIPフレームを転送し、これにより、
当該IPフレームはATM通信装置10Zに到着する。
【0050】ATM通信装置10Zは、そのIPフレー
ムの着IPアドレスが自己のIPアドレスIP#3に一
致しており、しかも、自己にはネットワーク管理システ
ム1が接続されていないので、受信ルート2とネットワ
ーク管理システム1のIPアドレスとを結ぶようにIP
ルーチングテーブルIPRTTの設定を行なうと共に、
エージェント部205からの設定応答用のIPフレーム
を返送する。この設定応答用のIPフレームは、ATM
通信装置10Xを介してネットワーク管理システム1に
到達する。
【0051】以上のようにして、各ATM通信装置10
X、10Y、10Zに対して、必ずしも全てのATM通
信装置のIPアドレスを設定することなく、自動的に該
当するATM通信装置へのルートが選択されるようなル
ーティング情報の設定を行なうことができる。
【0052】上記実施例のATM通信装置によれば、L
AN制御回路108、NMS用ポート109、LANC
制御部200、IPルーチング部201を設けたので、
ATM網を構成するいずれか1以上のこの実施例による
ATM通信装置に直接ネットワーク管理システムを接続
して、ATM網における各ATM通信装置とネットワー
ク管理システムとの間で網管理用のIPフレームの授受
を実行させることができる。
【0053】その結果、ルータ等のLAN用インタフェ
ース変換装置なしに既存LANインタフェースを持つネ
ットワーク管理システムからATM網内の各ATM通信
装置を迅速に管理することができ、また、「IP・オー
バ・ATM仕様」を用いた場合にATM通信装置の全数
分必要であった網管理に用いるATMコネクション数
を、ATM通信装置間の中継回線数分に削減することが
できる。
【0054】また、上記実施例によれば、ネットワーク
管理システムから各ATM通信装置へアクセスするため
のルーチング情報を自動的に設定ができるという効果を
も奏する。
【0055】なお、上記実施例においては、ネットワー
ク管理システムを1個のATM通信装置に接続したもの
を示したが、複数のATM通信装置に接続するようにし
ても良い。
【0056】また、各種プロトコルや既存LANインタ
フェースは、上記実施例に挙げたものに限定されないこ
とは勿論である。その各種プロトコルや既存LANイン
タフェースの内容に応じて、ネットワーク管理システム
と直接授受する網管理用フレームの処理を変更すれば良
い。
【0057】さらに、上記実施例においては、ユーザデ
ータの授受方法を言及しなかったが、従来と同様に、ル
ータ、ハブ、ブリッジ等のインタフェース変換装置を介
して、既存LANインタフェースに従うLANとATM
網側とで授受するようにしても良く、また、上記実施例
と同様に、ATM通信装置にLAN側との接続ポートや
ルーティング部等を設けて授受するようにしても良い。
【0058】さらにまた、上記実施例においては、ルー
ティング情報設定起動用のIPフレームをネットワーク
管理システムから送出してATM通信装置が自動的にル
ーティング情報を設定するものを示したが、ネットワー
ク管理システムからの着IPアドレスが新規なIPフレ
ームを受信したときにATM通信装置が自動的にルーテ
ィング情報を設定するようにしても良い。
【0059】なお、本発明のATM通信装置を、ネット
ワーク管理システムと接続するATM通信装置に適用
し、他のATM通信装置として、従来と同様なものを適
用してATM網を構成するようにしても良いことは勿論
である。
【0060】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、既存の
LANインタフェースを有するネットワーク管理システ
ムによって管理されるATM通信装置において、ネット
ワーク管理システムを接続し得る接続制御手段と、この
接続制御手段を介してネットワーク管理システムとの間
で網管理用フレームを授受する各種のルーチング手段を
設けたので、このATM通信装置を用いたネットワーク
において、ルータ等のLAN用インタフェース変換装置
なしに既存のLAN用インタフェースを持つネットワー
ク管理システムからATM網内の各ATM通信装置を迅
速に管理することができ、また、「IP・オーバ・AT
M仕様」を用いた場合に全ATM通信装置分だけ必要で
あった網管理に用いるATMコネクション数を、ATM
通信装置間の中継回線数分に削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のATM通信装置の構成を示すブロック
図である。
【図2】従来のATM網の網管理方法の説明用ブロック
図である。
【図3】従来の網管理情報の通信シーケンス図である。
【図4】実施例のATM通信装置とネットワーク管理シ
ステムとの接続を示すブロック図である。
【図5】実施例のATM通信装置の網管理面からの機能
ブロック図である。
【図6】そのIPルーチング部の処理フローチャートで
ある。
【図7】そのIPルーチング部が用いるデータ構成を示
す説明図である。
【図8】実施例のルーチング情報の設定時のシーケンス
図である。
【符号の説明】
1…ネットワーク管理システム(NMS)、6…ATM
端末、10、10X、10Y、10Z…ATM通信装
置、100…ATMスイッチ(ATM−SW)、101
…回線収容回路(LC)、104…セル分解組立回路
(SAR)、106…中央処理装置(CPU)、108
…LAN制御回路(LANC)、109…NMS用ポー
ト、200…LANC制御部、201…IPルーティン
グ部、202…AAL部、203…UDP/IP部、2
04…SNMP部、205…エージェント部、IPRT
T…IPルーチングテーブル、RTSEL…ルート選択
テーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−223159(JP,A) 特開 平7−297854(JP,A) 特開 平6−125364(JP,A) 特許2842287(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 12/24 H04L 12/46 H04L 12/66

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既存のLANインタフェースを有するネ
    ットワーク管理システムによって管理されるATM通信
    装置において、 上記ネットワーク管理システムを接続し得る接続制御手
    段と、 この接続制御手段を介して取り込んだ上記ネットワーク
    管理システムからの網管理用フレームを対象とする他の
    ATM通信装置へATM網上で転送する第1のルーチン
    グ手段と、 上記接続制御手段を介して取り込んだ自己宛ての網管理
    用フレームを内部処理部に取り込む第2のルーチング手
    段と、 ATM網から取り込んだ上記ネットワーク管理システム
    への網管理用フレームを上記接続制御手段から転送させ
    る第3のルーチング手段と、 上記内部処理部からの網管理用フレームを上記接続制御
    手段から転送させる第4のルーチング手段とを備え、 上記ネットワーク管理システムが上記接続制御手段に接
    続されていない場合には、かかる接続を前提とする上記
    各ルーチング手段の動作を禁止することを特徴とするA
    TM通信装置。
  2. 【請求項2】 上記ネットワーク管理システムからのル
    ーチング設定を指示する網管理用フレームの受信に応じ
    て、上記各ルーチング手段及び他のルーチング手段が用
    いるルーチング情報を生成する手段をさらに備えたこと
    を特徴とする請求項1に記載のATM通信装置。
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