JPH107007A - パワーステアリング装置 - Google Patents
パワーステアリング装置Info
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- JPH107007A JPH107007A JP18273296A JP18273296A JPH107007A JP H107007 A JPH107007 A JP H107007A JP 18273296 A JP18273296 A JP 18273296A JP 18273296 A JP18273296 A JP 18273296A JP H107007 A JPH107007 A JP H107007A
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- stub shaft
- steering device
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 切削加工することなくコストダウンを可能と
するとともに、ロータリーバルブなどの滑らかな作動を
妨げることのないパワーステアリング装置を提供するこ
とである。 【解決手段】 ハンドルに一体に回転するスタブシャフ
ト3と、操舵機構に連係する出力シャフト2と、これら
両シャフト2、3を連結するトーションバー4と、スタ
ブシャフト3に設けたロータリースプール8と、出力シ
ャフト2に設けたスリーブ9とを備え、ロータリースプ
ール8とスリーブ9とを相対回転自在に嵌合してロータ
リーバルブVを構成したパワーステアリング装置を前提
とする。そして、ロータリースプール8は、溝15や面
取り部13をあらかじめ形成した筒部材14をスタブシ
ャフト3の外周面に挿入し固定する構成にしている。
するとともに、ロータリーバルブなどの滑らかな作動を
妨げることのないパワーステアリング装置を提供するこ
とである。 【解決手段】 ハンドルに一体に回転するスタブシャフ
ト3と、操舵機構に連係する出力シャフト2と、これら
両シャフト2、3を連結するトーションバー4と、スタ
ブシャフト3に設けたロータリースプール8と、出力シ
ャフト2に設けたスリーブ9とを備え、ロータリースプ
ール8とスリーブ9とを相対回転自在に嵌合してロータ
リーバルブVを構成したパワーステアリング装置を前提
とする。そして、ロータリースプール8は、溝15や面
取り部13をあらかじめ形成した筒部材14をスタブシ
ャフト3の外周面に挿入し固定する構成にしている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ロータリーバル
ブを備えたパワーステアリング装置に関する。
ブを備えたパワーステアリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6、7に、従来例のパワーステアリン
グ装置を示す。図6に示すように、ケーシング1に、出
力シャフト2とスタブシャフト3とを同軸上に挿入し、
これらシャフト2、3をトーションバー4で連結してい
る。そして、出力シャフト2にはピニオン5を形成する
とともに、このピニオン5を、操舵ロッド6に形成した
ラック7にかみ合わせている。したがって、出力シャフ
ト2が回転すると、ピニオン5及びラック7を介して操
舵ロッド6が軸方向に移動し、図示しない車輪を転舵す
ることになる。
グ装置を示す。図6に示すように、ケーシング1に、出
力シャフト2とスタブシャフト3とを同軸上に挿入し、
これらシャフト2、3をトーションバー4で連結してい
る。そして、出力シャフト2にはピニオン5を形成する
とともに、このピニオン5を、操舵ロッド6に形成した
ラック7にかみ合わせている。したがって、出力シャフ
ト2が回転すると、ピニオン5及びラック7を介して操
舵ロッド6が軸方向に移動し、図示しない車輪を転舵す
ることになる。
【0003】上記スタブシャフト3には拡径部を形成
し、この拡径部をロータリースプール8としている。ま
た、スリーブ9を、ピン10によって出力シャフト2に
固定している。そして、これらロータリースプール8と
スリーブ9とを相対回転自在に嵌合して、ロータリーバ
ルブVを構成している。このようにしてロータリーバル
ブVでは、ロータリースプール8の外周面に、例えば図
7に示すように、供給制御溝11や排出制御溝12、面
取り部13を形成している。また、スリーブ9の内周面
にも、図示しないが、制御溝を形成している。そして、
これら制御溝が相まって、パワーシリンダPCの圧力を
制御する可変絞りを構成している。
し、この拡径部をロータリースプール8としている。ま
た、スリーブ9を、ピン10によって出力シャフト2に
固定している。そして、これらロータリースプール8と
スリーブ9とを相対回転自在に嵌合して、ロータリーバ
ルブVを構成している。このようにしてロータリーバル
ブVでは、ロータリースプール8の外周面に、例えば図
7に示すように、供給制御溝11や排出制御溝12、面
取り部13を形成している。また、スリーブ9の内周面
にも、図示しないが、制御溝を形成している。そして、
これら制御溝が相まって、パワーシリンダPCの圧力を
制御する可変絞りを構成している。
【0004】このようにしたパワーステアリング装置で
は、図示しないハンドルを切ると、スタブシャフト3が
回転し、その回転力がトーションバー4を介して出力シ
ャフト2に伝えれられる。しかし、出力シャフト2は、
車輪側の負荷によってその回転が妨げれられるので、そ
の分トーションバー4がねじれることになる。したがっ
て、そのねじれ角度分だけ、スタブシャフト3が出力シ
ャフト2よりも余分に回転し、ロータリーバルブVが切
換わる。そして、可変絞りの開度が変化してパワーシリ
ンダPCの圧力を制御し、アシスト力を付与する。
は、図示しないハンドルを切ると、スタブシャフト3が
回転し、その回転力がトーションバー4を介して出力シ
ャフト2に伝えれられる。しかし、出力シャフト2は、
車輪側の負荷によってその回転が妨げれられるので、そ
の分トーションバー4がねじれることになる。したがっ
て、そのねじれ角度分だけ、スタブシャフト3が出力シ
ャフト2よりも余分に回転し、ロータリーバルブVが切
換わる。そして、可変絞りの開度が変化してパワーシリ
ンダPCの圧力を制御し、アシスト力を付与する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のパワーステアリング装置では、スタブシャフト3
の拡径部に、制御溝11、12や面取り部13を切削加
工によって直接に形成するので、加工工数が増え、コス
トアップの要因となってしまう。また、切削加工したと
き発生する切粉が、万が一、ロータリーバルブVなどの
摺動部に入り込むと、その滑らかな作動が望めなくなっ
てしまう。この発明は、切削加工することなくコストダ
ウンを可能とするとともに、ロータリーバルブなどの滑
らかな作動を妨げることのないパワーステアリング装置
を提供することである。
来例のパワーステアリング装置では、スタブシャフト3
の拡径部に、制御溝11、12や面取り部13を切削加
工によって直接に形成するので、加工工数が増え、コス
トアップの要因となってしまう。また、切削加工したと
き発生する切粉が、万が一、ロータリーバルブVなどの
摺動部に入り込むと、その滑らかな作動が望めなくなっ
てしまう。この発明は、切削加工することなくコストダ
ウンを可能とするとともに、ロータリーバルブなどの滑
らかな作動を妨げることのないパワーステアリング装置
を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ハンドル
と一体に回転するスタブシャフトと、操舵機構に連係す
る出力シャフトと、これら両シャフトを連結するトーシ
ョンバーと、スタブシャフトに設けたロータリースプー
ルと、出力シャフトに設けたスリーブとを備え、ロータ
リースプールとスリーブとを相対回転自在に嵌合してロ
ータリーバルブを構成してなるパワーステアリング装置
を前提とする。そして、ロータリースプールは、溝や面
取り部をあらかじめ形成した筒部材を、スタブシャフト
の外周面に挿入し固定する構成にした点に特徴を有す
る。
と一体に回転するスタブシャフトと、操舵機構に連係す
る出力シャフトと、これら両シャフトを連結するトーシ
ョンバーと、スタブシャフトに設けたロータリースプー
ルと、出力シャフトに設けたスリーブとを備え、ロータ
リースプールとスリーブとを相対回転自在に嵌合してロ
ータリーバルブを構成してなるパワーステアリング装置
を前提とする。そして、ロータリースプールは、溝や面
取り部をあらかじめ形成した筒部材を、スタブシャフト
の外周面に挿入し固定する構成にした点に特徴を有す
る。
【0007】第2の発明は、第1の発明において、筒部
材を樹脂製とした点に特徴を有する。第3の発明は、第
2の発明において、スリーブを樹脂製にした点に特徴を
有する。第4の発明は、第1の発明において、筒部材を
冷間鍛造鋼製あるいは焼結金属製とした点に特徴を有す
る。第5の発明は、第1〜4の発明において、平板の両
端を連結して、筒部材を構成した点に特徴を有する。第
6の発明は、第1〜5の発明において、筒部材に形成し
た溝の一端を開口させるとともに、スタブシャフトの外
周面にフランジ部を設け、筒部材をスタブシャフトの外
周面に挿入し固定したとき、筒部材の端部がフランジ部
に当接して、制御溝の開口端が塞がれる構成にした点に
特徴を有する。
材を樹脂製とした点に特徴を有する。第3の発明は、第
2の発明において、スリーブを樹脂製にした点に特徴を
有する。第4の発明は、第1の発明において、筒部材を
冷間鍛造鋼製あるいは焼結金属製とした点に特徴を有す
る。第5の発明は、第1〜4の発明において、平板の両
端を連結して、筒部材を構成した点に特徴を有する。第
6の発明は、第1〜5の発明において、筒部材に形成し
た溝の一端を開口させるとともに、スタブシャフトの外
周面にフランジ部を設け、筒部材をスタブシャフトの外
周面に挿入し固定したとき、筒部材の端部がフランジ部
に当接して、制御溝の開口端が塞がれる構成にした点に
特徴を有する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1、2に、この発明の第1実施
例のパワーステアリング装置を示す。ただし、上記従来
例のパワーステアリング装置とは、ロータリースプール
8の構成が異なるだけなので、以下ではその相違点を中
心として説明するとともに、同一の構成要素については
同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。図1に
示すように、従来例と異なり、スタブシャフト3には拡
径部を形成していない。また、筒部材14を樹脂によっ
て成形し、その内径をスタブシャフト3の外径とほぼ同
じにしている。この筒部材14には、その円周方向に溝
15を所定の間隔に並べて形成している。そして、これ
ら溝15の外周面側における開口端には、所定の面取り
部13を形成している。
例のパワーステアリング装置を示す。ただし、上記従来
例のパワーステアリング装置とは、ロータリースプール
8の構成が異なるだけなので、以下ではその相違点を中
心として説明するとともに、同一の構成要素については
同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。図1に
示すように、従来例と異なり、スタブシャフト3には拡
径部を形成していない。また、筒部材14を樹脂によっ
て成形し、その内径をスタブシャフト3の外径とほぼ同
じにしている。この筒部材14には、その円周方向に溝
15を所定の間隔に並べて形成している。そして、これ
ら溝15の外周面側における開口端には、所定の面取り
部13を形成している。
【0009】これら溝15や面取り部13は、筒部材1
4を成形するとき同時に型成形したり、あるいは、筒部
材を成形してからプレス加工によって形成している。こ
のようにした筒部材14を、スタブシャフト3の外周面
に圧入あるいは接着などして固定すると、図2に示すよ
うに、この筒部材14によってロータリースプール8が
構成される。そして、溝15とスタブシャフト3の外周
面とが相まって、供給制御溝11や排出制御溝12を構
成することになる。ここでは、筒部材14を樹脂製とし
たが、冷間鍛造鋼製や焼結金属製としてもかまわない。
この場合も、溝15や面取り部13は、筒部材14を鍛
造するとき同時に型成形したり、あるいは、筒部材を成
形してからプレス加工によって形成している。
4を成形するとき同時に型成形したり、あるいは、筒部
材を成形してからプレス加工によって形成している。こ
のようにした筒部材14を、スタブシャフト3の外周面
に圧入あるいは接着などして固定すると、図2に示すよ
うに、この筒部材14によってロータリースプール8が
構成される。そして、溝15とスタブシャフト3の外周
面とが相まって、供給制御溝11や排出制御溝12を構
成することになる。ここでは、筒部材14を樹脂製とし
たが、冷間鍛造鋼製や焼結金属製としてもかまわない。
この場合も、溝15や面取り部13は、筒部材14を鍛
造するとき同時に型成形したり、あるいは、筒部材を成
形してからプレス加工によって形成している。
【0010】なお、筒部材14を樹脂製とした場合、ス
リーブ9も同じく樹脂製とするのが望ましい。ロータリ
ースプール8とスリーブ9とを同材質とすることで、そ
の摺動面の磨耗を低減させるためである。また、筒部材
14を樹脂製とした場合、この筒部材14自体をスタブ
シャフト3の外周面に一体に成形し、同時に、溝15や
面取り部13を型成形することも可能である。このよう
にしたパワーステアリング装置によれば、ロータリース
プール8に切削加工する必要がないので、加工工数を減
らし、コストダウンが可能となる。また、切削加工をし
なくてもよいので、切粉が発生することがなく、ロータ
リーバルブVなどの滑らかな作動を妨げることがない。
リーブ9も同じく樹脂製とするのが望ましい。ロータリ
ースプール8とスリーブ9とを同材質とすることで、そ
の摺動面の磨耗を低減させるためである。また、筒部材
14を樹脂製とした場合、この筒部材14自体をスタブ
シャフト3の外周面に一体に成形し、同時に、溝15や
面取り部13を型成形することも可能である。このよう
にしたパワーステアリング装置によれば、ロータリース
プール8に切削加工する必要がないので、加工工数を減
らし、コストダウンが可能となる。また、切削加工をし
なくてもよいので、切粉が発生することがなく、ロータ
リーバルブVなどの滑らかな作動を妨げることがない。
【0011】図3に示す第2実施例では、長方形の平板
16の短辺に、凸部17と凹部18とを形成している。
ただし、両短辺では、これら凸部17と凹部18とを逆
に位置させている。この平板16も樹脂製、あるいは、
冷間鍛造鋼製や焼結金属製としている。そして、プレス
加工によって溝15や面取り部13を形成している。こ
のようにした平板16を円筒状にして、短辺の凸部17
を凹部18にはめ合わせて連結すると、筒部材14が構
成される。そして、この筒部材14を第1実施例と同様
に、スタブシャフト3の外周面に圧入あるいは接着など
して固定すると、ロータリースプール8が構成されるこ
とになる。この第2実施例によれば、プレス加工によっ
て溝15や面取り部13を形成する場合、平板16にプ
レス加工をすればよいので、簡単にすることができる。
16の短辺に、凸部17と凹部18とを形成している。
ただし、両短辺では、これら凸部17と凹部18とを逆
に位置させている。この平板16も樹脂製、あるいは、
冷間鍛造鋼製や焼結金属製としている。そして、プレス
加工によって溝15や面取り部13を形成している。こ
のようにした平板16を円筒状にして、短辺の凸部17
を凹部18にはめ合わせて連結すると、筒部材14が構
成される。そして、この筒部材14を第1実施例と同様
に、スタブシャフト3の外周面に圧入あるいは接着など
して固定すると、ロータリースプール8が構成されるこ
とになる。この第2実施例によれば、プレス加工によっ
て溝15や面取り部13を形成する場合、平板16にプ
レス加工をすればよいので、簡単にすることができる。
【0012】図4、5に示す第3実施例では、樹脂製、
あるいは、冷間鍛造鋼製や焼結金属製の筒部材14に、
溝19や面取り部18を形成することは第1実施例と同
じであるが、この溝19の一端を開口させている。ま
た、スタブシャフト3の外周面には、筒部材14の厚さ
とほぼ同じ径を有するフランジ部20を形成している。
そして、この筒部材14を、スタブシャフト3の外周面
に圧入あるいは接着などして固定すると、この筒部材1
4がフランジ部20に当接し、ロータリースプール8が
構成されることになる。このとき、溝19の開口端がフ
ランジ部20によって塞がれ、供給制御溝11や排出制
御溝12を構成することになる。この第3実施例によれ
ば、筒部材14に一端を開口させた溝19を形成すれば
よいので、例えば型成形するとき、型を筒部材14の軸
方向に抜くことができ、場合によっては、より簡単に形
成することができる。
あるいは、冷間鍛造鋼製や焼結金属製の筒部材14に、
溝19や面取り部18を形成することは第1実施例と同
じであるが、この溝19の一端を開口させている。ま
た、スタブシャフト3の外周面には、筒部材14の厚さ
とほぼ同じ径を有するフランジ部20を形成している。
そして、この筒部材14を、スタブシャフト3の外周面
に圧入あるいは接着などして固定すると、この筒部材1
4がフランジ部20に当接し、ロータリースプール8が
構成されることになる。このとき、溝19の開口端がフ
ランジ部20によって塞がれ、供給制御溝11や排出制
御溝12を構成することになる。この第3実施例によれ
ば、筒部材14に一端を開口させた溝19を形成すれば
よいので、例えば型成形するとき、型を筒部材14の軸
方向に抜くことができ、場合によっては、より簡単に形
成することができる。
【0013】
【発明の効果】第1の発明によれば、ロータリースプー
ルに切削加工する必要がないので、加工工数を減らし、
コストダウンが可能となる。また、切削加工をしなくて
もよいので、切粉が発生することがなく、ロータリーバ
ルブなどの滑らかな作動を妨げることがない。第2の発
明によれば、第1の発明において、筒部材を樹脂製とし
たので、型成形やプレス加工などによって、制御溝や面
取り部をあらかじめ形成しておくことができる。第3の
発明によれば、第2の発明において、スリーブも樹脂性
としたので、ロータリースプールの摺動面の磨耗を低減
させることができる。
ルに切削加工する必要がないので、加工工数を減らし、
コストダウンが可能となる。また、切削加工をしなくて
もよいので、切粉が発生することがなく、ロータリーバ
ルブなどの滑らかな作動を妨げることがない。第2の発
明によれば、第1の発明において、筒部材を樹脂製とし
たので、型成形やプレス加工などによって、制御溝や面
取り部をあらかじめ形成しておくことができる。第3の
発明によれば、第2の発明において、スリーブも樹脂性
としたので、ロータリースプールの摺動面の磨耗を低減
させることができる。
【0014】第4の発明によれば、第1の発明におい
て、筒部材を冷間鍛造鋼製としたので、型成形やプレス
加工などによって、制御溝や面取り部をあらかじめ形成
しておくことができる。第5の発明によれば、第1〜4
の発明において、プレス加工によって制御溝や面取り部
を形成する場合、平板にプレス加工をすればよいので、
簡単にすることができる。第6の発明によれば、筒部材
に一端を開口させた溝を形成すればよいので、例えば型
成形するとき、型を筒部材14の軸方向に抜くことがで
き、場合によっては、より簡単に形成することができ
る。
て、筒部材を冷間鍛造鋼製としたので、型成形やプレス
加工などによって、制御溝や面取り部をあらかじめ形成
しておくことができる。第5の発明によれば、第1〜4
の発明において、プレス加工によって制御溝や面取り部
を形成する場合、平板にプレス加工をすればよいので、
簡単にすることができる。第6の発明によれば、筒部材
に一端を開口させた溝を形成すればよいので、例えば型
成形するとき、型を筒部材14の軸方向に抜くことがで
き、場合によっては、より簡単に形成することができ
る。
【図1】第1実施例のパワーステアリング装置を示す図
で、(a)がスタブシャフト3の斜視図であり、(b)が筒
部材14の斜視図である。
で、(a)がスタブシャフト3の斜視図であり、(b)が筒
部材14の斜視図である。
【図2】図1のスタブシャフト3の外周面に筒部材14
を挿入し固定した状態を示す図である。
を挿入し固定した状態を示す図である。
【図3】第2実施例のパワーステアリング装置を示す図
であり、(a)が筒部材14を構成する平板16を示した
図で、(b)が平板16をはめ合わせて円筒状にした状態
を示す図である。
であり、(a)が筒部材14を構成する平板16を示した
図で、(b)が平板16をはめ合わせて円筒状にした状態
を示す図である。
【図4】第3実施例のパワーステアリング装置を示す図
であり、筒部材の一端を示した図である。
であり、筒部材の一端を示した図である。
【図5】図4の筒部材14をスタブシャフト3の外周面
に挿入し固定した状態を示す図である。
に挿入し固定した状態を示す図である。
【図6】従来例のパワーステアリング装置の断面図であ
る。
る。
【図7】従来例のパワーステアリング装置のスタブシャ
フト3を示した図である。
フト3を示した図である。
【符号の説明】 2 出力シャフト 3 スタブシャフト 4 トーションバー 5 ピニオン 6 操舵ロッド 7 ラック 8 ロータリースプール 9 スリーブ 13 面取り部 14 筒部材 15 溝 16 平板 20 フランジ部
Claims (6)
- 【請求項1】 ハンドルと一体に回転するスタブシャフ
トと、操舵機構に連係する出力シャフトと、これら両シ
ャフトを連結するトーションバーと、スタブシャフトに
設けたロータリースプールと、出力シャフトに設けたス
リーブとを備え、ロータリースプールとスリーブとを相
対回転自在に嵌合してロータリーバルブを構成してなる
パワーステアリング装置において、ロータリースプール
は、溝や面取り部をあらかじめ形成した筒部材を、スタ
ブシャフトの外周面に挿入し固定する構成にしたことを
特徴とするパワーステアリング装置。 - 【請求項2】 筒部材を樹脂製としたことを特徴とする
請求項1記載のパワーステアリング装置。 - 【請求項3】 スリーブを樹脂製にしたことを特徴とす
る請求項2記載のパワーステアリング装置。 - 【請求項4】 筒部材を冷間鍛造鋼製あるいは焼結金属
製としたことを特徴とする請求項1記載のパワーステア
リング装置。 - 【請求項5】 平板の両端を連結して、筒部材を構成し
たことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一の請求項
に記載のパワーステアリング装置。 - 【請求項6】 筒部材に形成した溝の一端を開口させる
とともに、スタブシャフトの外周面にフランジ部を設
け、筒部材をスタブシャフトの外周面に挿入し固定した
とき、筒部材の端部がフランジ部に当接して、制御溝の
開口端が塞がれる構成にしたことを特徴とする請求項1
〜5のいずれか一の請求項に記載のパワーステアリング
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18273296A JPH107007A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18273296A JPH107007A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | パワーステアリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH107007A true JPH107007A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=16123477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18273296A Pending JPH107007A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH107007A (ja) |
-
1996
- 1996-06-25 JP JP18273296A patent/JPH107007A/ja active Pending
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