JPH1069938A - 防水コネクタ - Google Patents

防水コネクタ

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Publication number
JPH1069938A
JPH1069938A JP22883896A JP22883896A JPH1069938A JP H1069938 A JPH1069938 A JP H1069938A JP 22883896 A JP22883896 A JP 22883896A JP 22883896 A JP22883896 A JP 22883896A JP H1069938 A JPH1069938 A JP H1069938A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
packing
connector
waterproof connector
opening
recess
Prior art date
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Pending
Application number
JP22883896A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Matsumoto
光弘 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP22883896A priority Critical patent/JPH1069938A/ja
Publication of JPH1069938A publication Critical patent/JPH1069938A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パッキンの余肉を吸収することで防水性の向
上を図る。 【解決手段】 雌雄コネクタハウジングの嵌合部間にパ
ッキン13を介在させて内部を液密に保持する防水コネ
クタにおいて、雌コネクタハウジング11の嵌合フード
部12の周壁に、パッキン13の余肉部の逃げ用の開口
部15を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、雌雄コネクタの嵌
合部の隙間を封止するパッキンを備えた防水コネクタに
関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、防水コネクタは、基本的な構
造として、雄型コネクタと雌型コネクタを嵌合した状態
で、嵌合部からの水の侵入を防ぐためのゴム製のパッキ
ンを備えている。
【0003】図3は従来の雌型の防水コネクタ1の構造
を示す(実開平5−73873号公報)。図3(a)は
斜視図、図3(b)は正面図である。図示の防水コネク
タ1において、2は相手コネクタの嵌入される嵌合フー
ド部であり、この嵌合フード部2の内周奥端にパッキン
3が挿入されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、防水コネク
タ1においては、液密性を確保する上で、パッキン3と
コネクタハウジングとの寸法関係が重要になってくる。
【0005】しかし、製品にはばらつきがあり、パッキ
ン3が大きく成形されてしまった場合、従来の防水コネ
クタ1では、その余肉部分の逃げる場所がないため、防
水性が低下してしまうという問題があった。同様に、パ
ッキン3が油分を吸収して膨脹した場合、その膨脹によ
る余肉部分の逃げる場所がないため、防水性が低下して
しまうという問題があった。また、パッキン3の余肉部
分が、逃げやすい内側に逃げた場合は、防水性低下の他
にコネクタ挿入力が増加してしまうという問題もあっ
た。
【0006】本発明は、上記事情を考慮し、パッキンの
余肉部分を吸収することで防水性の向上を図ることがで
き、またコネクタ挿入力の増加を抑えることのできる防
水コネクタを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、雌雄
コネクタハウジングの嵌合部間にパッキンを介在させて
内部を液密に保持する防水コネクタにおいて、前記雌コ
ネクタハウジングの内周面または雄コネクタハウジング
の外周面に、パッキンの余肉部の逃げ用の凹部を設けた
ことを特徴とする。
【0008】この防水コネクタでは、コネクタハウジン
グにパッキンの余肉部分の逃げを吸収する凹部を設けた
ので、成形時にパッキンが大きめに成形された場合、あ
るいは油分を含んでパッキンが膨脹した場合に、その余
肉部分を凹部に逃がすことができる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載の防水コ
ネクタであって、前記雌コネクタハウジングの嵌合フー
ド部の内周奥端にパッキンが挿入係止され、該嵌合フー
ド部の周壁に、前記逃げ用の凹部としての開口部が設け
られていることを特徴とする。
【0010】この防水コネクタでは、雌コネクタハウジ
ングの嵌合フード部に設けた開口部にパッキンが当たる
ので、成形時にパッキンが大きめに成形された場合、あ
るいは油分を含んでパッキンが膨脹した場合に、その余
肉部分を開口部に逃がすことができる。
【0011】請求項3の発明は、請求項2記載の防水コ
ネクタであって、前記嵌合フード部の周壁の内周面に前
記パッキンの係止部としての係止突起が突設され、該係
止突起の係止壁を形成するための成形用抜き孔として前
記開口部が形成されていることを特徴とする。
【0012】この防水コネクタでは、パッキンが係止突
起の係止壁に当たることで抜け止め係止される。また、
係止突起を成形するために設ける開口部を、余肉部の逃
げ用の開口部として使用するので、特別な開口部を他に
設ける必要がない。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0014】図1(a)は実施形態の防水コネクタ10
の外観斜視図、図1(b)は同コネクタ1の側断面図、
図2(a)は同コネクタ10の正面から見た断面図、図
2(b)はその部分拡大図である。
【0015】この防水コネクタ10は雌型のコネクタで
あり、コネクタハウジング11の前部に、相手コネクタ
の嵌入される筒状の嵌合フード部12を複数一列に並べ
て有し、各嵌合フード部12の内周奥端にゴム製のパッ
キン13が挿入されている。パッキン13は、嵌合フー
ド部12ごとに設けられている。
【0016】各嵌合フード部12の周壁の内周面には、
パッキン13の係止部としての係止突起16が突設され
ており、この係止突起16の後側に、嵌合フード部12
の周壁を貫通する開口部15が開いている。嵌合フード
部12の内周奥端に挿入されたパッキン13は、前記係
止突起16により前方へ抜け止め係止されている。
【0017】開口部15は、係止突起16の後端面であ
る係止壁16aを形成するための成形用抜き孔として設
けられている。開口部15は係止突起16を成形する上
で必要なものであり、この開口部15が、パッキン13
の余肉部分の逃げ用の凹部としての機能を果たすように
なっている。
【0018】次に作用を説明する。
【0019】この防水コネクタ10では、嵌合フード部
12の周壁に設けられた開口部15を、パッキン13の
余肉部分の逃げを吸収する凹部として利用したので、成
形時にパッキン13が大きめに成形された場合、あるい
は油分を含んでパッキン13が膨脹した場合にも、その
余肉部分を開口部15に逃がして吸収することができ
る。その結果、パッキン13の性能を良好に発揮させる
ことができて、防水性の向上が図れる。また、余肉部分
を外方に逃がすことで、パッキン13の内方への突出を
防止することができるので、パッキン13の変形による
コネクタの挿入力の増加を抑えることができる。
【0020】また、パッキン13の係止突起16を成形
する上で必要な開口部15をパッキンの余肉部分の逃げ
部として用いているので、特別な開口部や凹部を他に設
ける必要がなく、構造が単純になる。
【0021】なお、上記実施形態では、嵌合フード部1
2の周壁に開いた開口部15を、パッキン13の余肉部
分を逃がす部分として利用したが、嵌合フード部12の
内周面に余肉部分の逃がし用の凹部を設けてもよいし、
雄コネクタハウジングの外周側に余肉部分の逃がし用の
凹部を設けてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よれば、コネクタハウジングにパッキンの余肉部分の逃
げを吸収する凹部を設けたので、成形時にパッキンが大
きめに成形された場合あるいは油分を含んでパッキンが
膨脹した場合に、その余肉部分を凹部に逃がすことがで
き、その結果、パッキンの性能を良好に発揮させること
ができて、防水性の向上が図れる。
【0023】請求項2の発明によれば、雌コネクタハウ
ジングの嵌合フード部の周壁に設けた開口部に前記余肉
部分を逃がすようにしたので、請求項1の発明の効果を
奏する上に、パッキンの内方への突出を防止することが
でき、パッキンの変形によるコネクタの挿入力の増加を
抑えることができる。
【0024】請求項3の発明によれば、パッキンの係止
突起を成形する上で必要な開口部をパッキンの余肉部分
の逃げ部として用いるので、特別な開口部や凹部を他に
設ける必要がなく、構造を単純にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防水コネクタの構成を示し、(a)は
防水コネクタの外観斜視図、(b)は防水コネクタの側
断面図である。
【図2】本発明の防水コネクタの構成を示し、(a)は
正面から見た断面図。(b)はその部分拡大図である。
【図3】従来の防水コネクタの構成を示し、(a)は防
水コネクタの斜視図、(b)はその正面図である。
【符号の説明】
10 防水コネクタ 11 コネクタハウジング 12 嵌合フード部 13 パッキン 15 開口部(逃げ用凹部) 16 係止突起 16a 係止壁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雌雄コネクタハウジングの嵌合部間にパ
    ッキンを介在させて内部を液密に保持する防水コネクタ
    において、 前記雌コネクタハウジングの内周面または雄コネクタハ
    ウジングの外周面に、パッキンの余肉部の逃げ用の凹部
    を設けたことを特徴とする防水コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の防水コネクタであって、 前記雌コネクタハウジングの嵌合フード部の内周奥端に
    パッキンが挿入係止され、該嵌合フード部の周壁に、前
    記逃げ用の凹部としての開口部が設けられていることを
    特徴とする防水コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の防水コネクタであって、 前記嵌合フード部の周壁の内周面に前記パッキンの係止
    部としての係止突起が突設され、該係止突起の係止壁を
    形成するための成形用抜き孔として前記開口部が形成さ
    れていることを特徴とする防水コネクタ。
JP22883896A 1996-08-29 1996-08-29 防水コネクタ Pending JPH1069938A (ja)

Priority Applications (1)

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JP22883896A JPH1069938A (ja) 1996-08-29 1996-08-29 防水コネクタ

Applications Claiming Priority (1)

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JP22883896A JPH1069938A (ja) 1996-08-29 1996-08-29 防水コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1069938A true JPH1069938A (ja) 1998-03-10

Family

ID=16882660

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JP22883896A Pending JPH1069938A (ja) 1996-08-29 1996-08-29 防水コネクタ

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JP (1) JPH1069938A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007141770A (ja) * 2005-11-22 2007-06-07 Sumitomo Wiring Syst Ltd 防水ゴム栓
JP2021034129A (ja) * 2019-08-16 2021-03-01 ヒロセ電機株式会社 電気コネクタ

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JP4529881B2 (ja) * 2005-11-22 2010-08-25 住友電装株式会社 防水ゴム栓
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