JPH1069597A - 移動体の走行帯変更検出システム及びそのシステムに用いられる移動体検出器 - Google Patents

移動体の走行帯変更検出システム及びそのシステムに用いられる移動体検出器

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JPH1069597A
JPH1069597A JP8227141A JP22714196A JPH1069597A JP H1069597 A JPH1069597 A JP H1069597A JP 8227141 A JP8227141 A JP 8227141A JP 22714196 A JP22714196 A JP 22714196A JP H1069597 A JPH1069597 A JP H1069597A
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vehicle
signal
zone
lane
traveling
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JP8227141A
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Masahiro Mio
昌宏 美尾
Keiji Aoki
啓二 青木
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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    • G08G1/01Detecting movement of traffic to be counted or controlled
    • G08G1/04Detecting movement of traffic to be counted or controlled using optical or ultrasonic detectors
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D1/00Control of position, course, altitude or attitude of land, water, air or space vehicles, e.g. using automatic pilots
    • G05D1/02Control of position or course in two dimensions
    • G05D1/021Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles
    • G05D1/0231Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using optical position detecting means
    • G05D1/0234Control of position or course in two dimensions specially adapted to land vehicles using optical position detecting means using optical markers or beacons
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明の課題は、2つの隣接する走行帯の一方
から他方に車両等の移動体が移ったことを検出するシス
テムを提供することである。 【解決手段】所定の信号を出力し、2つの走行帯の境界
部に、該信号が当該境界部を横切る移動体に影響される
ように設置される発信手段と、該境界部に設置され、発
信手段からの信号を受信し、受信した信号に対応した受
信信号を出力する受信手段と、該受信手段からの受信信
号の状態変化に基づいて移動体が当該2つの走行帯の境
界部を横切ったことを判定する境界通過判定手段とを有
する移動体の走行帯変更検出システムにて上記課題が解
決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両等の移動体の
走行帯変更検出システムに係り、詳しくは、移動体が2
つの走行帯の境界部を横切ったことを検出する移動体の
走行帯変更検出システムに関する。また、本発明は、こ
のようなシステムに用いられる移動体検出器に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、車両の自動運転システムが提案さ
れている(例えば、本願出願人が既に出願した特願平7
−154857等)。この車両の自動運転システムで
は、例えば、道路の走行帯に添って磁気マーカが所定の
間隔で敷設され、車両に設けた磁気センサで当該磁気マ
ーカを検出し、その検出信号に基づいて走行車両が走行
帯から外れないようにステアリング制御が行なわれる。
これにより、車両は、走行帯に添って自動運転される。
また、縦列走行の車両間で走行状態に関する情報の無線
通信(車−車間通信)が行なわれ、その情報に基づい
て、ある車間距離を保つように走行速度の制御等が行な
われる。更に、道路に添って設けられた通信施設と上記
のように自動運転される車両との間で道路状況等に関す
る情報の無線通信(路−車間通信)が行なわれ、その情
報に基づいて、長いレンジでの走行速度制御、危険回避
のための制御等が行なわれる。
【0003】ところで、上記のような車両の自動運転シ
ステムでは、例えば、高速道路の複数の走行帯のうちの
1つが自動運転車両専用の走行帯(走行レーン)として
決めることが考えられ、また、道路自体を自動運転車両
専用のものとすることが考えられている。即ち、通常の
車両(非自動運転車両)と自動運転車両が混在すること
は想定されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このように既
存の高速道路等に自動運転車両専用の走行帯を設置する
ことや、自動運転車両専用の道路を提供することは困難
である。従って、自動運転車両と、非自動運転車両とが
混在する状況を想定してシステムを構築しなければなら
ない。その場合、自動運転車両の走行制御に非自動運転
車両の存在を反映させる必要がある。従って、自動運転
車両の走行可能な走行帯に非自動運転車両が進入したこ
とや、更に、非自動運転車両がその走行帯から退出した
ことを検出しなければならない。
【0005】そこで、本発明の第一の課題は、2つの隣
接する走行帯の一方から他方に車両等の移動体が移った
ことを検出するシステムを提供することである。そし
て、本発明の第二に課題は、そのようなシステムに用い
られる移動体検出器を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記第一の課題を解決す
るため、本発明に係る移動体の走行帯変更検出システム
は、請求項1に記載されるように、所定の信号を出力
し、2つの走行帯の境界部に、該信号が当該境界部を横
切る移動体に影響されるように設置された発信手段と、
該境界部に設置され、発信手段からの信号を受信し、受
信した信号に対応した受信信号を出力する受信手段と、
該受信手段からの受信信号の状態変化に基づいて移動体
が当該2つの走行帯の境界部を横切ったことを判定する
境界通過判定手段とを有するように構成される。
【0007】このようなシステムでは、移動体が各走行
帯の境界部を横切ると、その移動体によって発信手段か
ら出力される信号が影響される。その信号を受信する受
信手段から出力される受信信号の状態は、発信手段から
の信号が影響されたときにその影響に対応して変化す
る。そして、その受信信号の状態変化に基づいて、境界
通過判定手段は、走行帯の境界部を移動体が横切ったこ
とを判定する。
【0008】なお、上記発信手段から出力される信号
は、光ビーム等の光学的信号、電気磁気的な信号等、特
に限定されない。受信手段は、境界部に存在する移動体
で反射された信号を受信できるように設置しても、ま
た、境界部に移動体が存在しないときに信号を受信でき
るように設置してもよい。
【0009】上記システムにおいて、移動体が境界部を
横切った方向の判別を可能にするという観点から、本発
明に係る移動体の走行帯変更検出システムは、請求項2
に記載されるように、上記発信手段は、走行帯の幅方向
に広がりをもつように配列され、それぞれ信号を出力す
る複数の発信ユニットを有し、上記受信手段は、各発信
ユニットに対応して設けられ、対応する発信ユニットか
らの信号を受信し、その信号に対応した受信信号を出力
する複数の受信ユニットを有し、上記境界通過判定手段
は、該複数の受信ユニットからの各受信信号の状態変化
のタイミングに基づいて移動体が境界部を横切った方向
を判定する方向判定手段を有するように構成される。
【0010】このようなシステムでは、一方の走行帯か
ら他方の走行帯に移動体が移る場合と、逆にその他方の
走行帯から一方の走行帯に移動体が移る場合で、複数の
発信ユニットから出力される各信号の移動体に影響され
る順番が異なる。即ち、それらの場合で、各発信ユニッ
トからの信号を受信する受信ユニットから出力される受
信信号の状態変化のタイミングが異なる。そのため、各
受信信号の状態変化のタイミングにより、方向判定手段
は、移動帯が境界部を一方の走行帯から他方の走行帯に
横切ったのか、その逆の方向に横切ったのかを判定す
る。
【0011】更に、上記第二に課題を解決するため、本
発明に係る移動体検出器は、請求項3に記載されるよう
に、第一の面と該第一の面に対向する第二の面を有する
ハウジングと、該ハウジング内に設けられ、該第一の面
からハウジングの外部に所定の信号を出力する信号出力
手段と、該ハウジング内に設けられ、該第二の面を通し
てハウジングの外部に受信面を向け、該受信面にて受信
された信号に対応する受信信号を出力する受信手段とを
有するように構成される。
【0012】このような構成の移動体検出器が複数走行
帯の境界部にある間隔で設置される。その際、隣接する
移動体検出器の第一の面と第二の面が互いに向き合うよ
うに設置される。この状態で、一方の移動体検出器の信
号出力手段から出力された信号が、隣接する他の移動体
検出器における受信手段の受信面に第二の面を介して入
射する。これら隣接する移動体検出器の間を移動体が通
過すると、一方の移動体検出器からの信号が一時的に該
移動体により影響される。それにより、他方の移動体検
出器の受信手段から出力される受信信号の状態が変化す
る。その変化に基づいて、移動体が2つの走行帯の境界
部を横切ったことを判定することができる。
【0013】このように、移動体検出器をある間隔で配
列した場合、隣接する一方の移動体検出器の信号出力手
段が、上記移動体の走行帯変更検出システムにおける発
信手段に対応し、隣接する他方の移動体検出器の受信手
段が当該システムにおける受信手段に対応する。
【0014】また、移動体が走行帯の境界部を横切った
方向を判別することができるようにした上記移動体の走
行帯変更検出システムに提供できるという観点から、本
発明に係る移動体検出器は、請求項4に記載されるよう
に、信号出力手段は、互いに平行となる信号ビームを出
力する複数の信号出力ユニットを有し、受信手段は、そ
れぞれの受信面が該第二の面を通してハウジングの外部
に向けられた複数の受信ユニットを有するように構成さ
れる。
【0015】この場合、複数の信号出力ユニット及び複
数の受信ユニットが走行帯の幅方向に広がりをもって並
ぶように移動体検出器が設置される。更に、上述した移
動体検出器を連続して走行帯の境界部に直線的に配列で
きるという観点から、上記信号出力手段からの信号の伝
搬軸(各信号出力ユニットからの信号の伝搬軸)(光ビ
ーム信号の場合は光軸)と受信手段の受信面の任意の法
線(対応する受信ユニットの受信面の任意の法線)とは
一致させることが好ましい。更に好ましくは、当該信号
の伝搬軸と受信手段の受信面の中心に位置する法線とが
一致することがよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の一形態を図
面に基づいて説明する。図1は、車両の自動運転システ
ムの基本的な構成を示す図である。図1において、片側
走行方向に3つの走行帯(走行レーン)L1、L2、L
3をもつ道路R(例えば、高速道路)の一番外側の走行
帯L1(自動運転車両用レーンL1という)が自動運転
車両200a、200bの走行可能な走行帯として定め
られている。通常の車両(非自動運転車両)300a、
300bはいずれの走行帯L1、L2、L3をも走行す
ることが可能である。
【0017】この道路Rの路側に添って、一定の長さ
(例えば、500メートル)の漏洩同軸ケーブル(Leak
age Coaxial Cable :以下LCXという)105n (1
05n- 1 、105n+1 等)が連続的に敷設されている。
この漏洩同軸ケーブル105nは、自動運転車両用レー
ンL1を走行する自動運転車両200a、200bに対
する情報通信(路−車間通信)に用いられる。このLC
X105n で決まる区間が1つの自動運転車両の管制ゾ
ーンZn として定められる。
【0018】各管制ゾーンZn において、自動運転車両
用レーンL1と隣接する走行帯L2との境界部の路面に
一定の間隔(例えば、20メートル)毎に、レーン変更
センサ110(1)、110(2)、...、110
(m)埋設されている。また、各管制ゾーンZn の開始
地点には、自動運転車両用レーンL1の幅を隔てて光ビ
ームの発信ユニット112n とその受光ユニット113
n が設置されている。この発信ユニット112n と受光
ユニット113n により、自動運転車両用レーンL1に
おいて前の管制ゾーンZn-1 から当該管制ゾーンZn
進入した車両を検出する車両進入センサを構成する。
【0019】各管制ゾーンZn に対応して路上機100
が設置されている。この路上機100は、LCXコント
ローラ101、処理回路102及びノードユニット10
3を有している。LCXコントローラ101は、LCX
105n を介した自動運転車両200a、200bとの
通信を制御する。処理回路102は、各レーン変更セン
サ110(1)、110(2)、...、110
(m)、車両進入センサ(発信ユニット及び受光ユニッ
ト)112n 、113n への電源供給及びこれら各セン
サからの検出信号の処理を行なう。ノードユニット10
3は、LANを介して他のノードユニット及び管制局に
接続されており、LCXコントローラ101及び処理回
路102からの信号(情報)は、ノードユニット103
及びLANを介して管制局に送られ、また、管制局から
の情報がLAN及びノードユニット103を介してLC
Xコントローラ101及び処理回路102に提供される
ようになっている。
【0020】各レーン変更センサ110
(1)、...、110(m)は、例えば、図2乃至図
5に示すような構造となっている。図2は、レーン変更
センサの斜視図、図3は、図2に示すレーン変更センサ
のAから見た図、図4は、図2に示すレーン変更センサ
のBから見た図、図5は、図2に示すレーン変更センサ
のCから見た図である。
【0021】このレーン変更センサ101(i)のハウ
ジング10の全体的な構造は、図2に示すように、中央
部が高くなり、前後の端部にゆくに従って低くなる台形
状となっている。即ち、このハウジング10は、図5に
示すように、中央に位置する胴部10bと該胴部10b
の前後に位置する傾斜部10c及び10aとから構成さ
る。各傾斜部10a及び10cは、傾斜した側壁部の間
に空間が形成された構造となっている。そして、胴部1
0bは後述するように内部が空洞となり、傾斜部10a
側に後仕切り部11が形成され、傾斜部10c側に前仕
切り部12が形成されている。
【0022】後仕切り部11の表面には、例えば、図3
に示すように、細かい乱反射を行なうリフレクタ板が貼
り付けてある。そして、底面から所定の高さhの位置に
底面に平行に所定の間隔dで受光窓13及び14が形成
されている。また、前仕切り部12には、例えば、図4
に示すように、上記受光窓13、14と同様に、底面か
ら所定の高さhの位置に底面に平行に所定の間隔dで出
射窓15及び16が形成されている。
【0023】上記ハウジング10は、例えば、アルミダ
イカストにより形成され、路面に敷設されることを考慮
して、車両の重量に充分耐えうるように、また、車両の
走行の邪魔にならないように設計される。また、受光窓
13、14及び出射窓15、16の底面からの高さh
は、レーン変更センサが敷設される道路R(例えば、高
速道路)にて交通規制される積雪量等を考慮して決定さ
れる。
【0024】上記ハウジング10の胴部10bは空洞と
なっており、その内部には、例えば、図6に示すよう
な、光学装置が設けられている。図6において、胴部1
0bの後仕切り部11の受光窓13に接するように可視
光線をカットするフィルタ23aが設けられている。そ
して、フォトダイオード22a(受信手段、受信ユニッ
ト)がその受光面をフィルタ23aを介して受光窓13
に対向させるように設けられている。なお、図6には示
されていないが、受光窓14に対しても同様にフィルタ
(23b)及びフォトダイオード(22b)(受信手
段、受信ユニット)が設けられている。各フォトダイオ
ード22a、(22b)は、受光回路40に接続されて
いる。
【0025】また、胴部10bの前仕切り部12の出射
窓15に隣接してレンズ等を含む光学ユニット21aが
設けられている。そして、所定の波長のレーザ光を出力
するレーザダイオード20a(発信手段、発信ユニッ
ト)が光学ユニット21aに対向して設けられている。
レーザダイオード20aから出力されたレーザ光が光学
ユニット21aにてフォーカシングされてレーザビーム
が出射窓15から出射される。なお、6図には示されて
いないが、出射窓16に対しても同様に光学ユニット
(21b)及びレーザダイオード(20b)(発信手
段、発信ユニット)が設けられている。各レーザダイオ
ード20a、20(b)は、発光回路30に接続されて
いる。
【0026】出射窓15から出射されるレーザビームの
光軸が、なるべくフォトダイオード22aの受光面の中
心位置での法線に一致するように、レーザダイオード2
0a、光学ユニット21a、フォトダイオード22aの
調整が行なわれる。また、同様に、出射窓16から出射
されるレーザビームの光軸が、なるべくフォトダイオー
ド22bの受光面の中心位置での法線に一致するよう
に、レーザダイオード20b、光学ユニット21b、フ
ォトダイオード22bの調整が行なわれる。
【0027】上記のような構造の各レーン変更センサ1
10(1)、110(2)、...、110(m)は、
受光窓13、14が形成された後仕切り部11が車両の
通行方向上流に向き(図1の下方向)、出射窓15、1
6が形成された前仕切り部12が車両の通行方向下流に
向くように(図1の上方向)、所定の間隔をもって敷設
される。また、各出射窓15、16から出射されるレー
ザビームは、走行帯の幅方向に並列し、該レーザビーム
が隣接するレーン変更センサのフォトダイオード22
a、22bの受光面に入射するように、各レーン変更セ
ンサ110(1)、110(2)、...、110
(m)の向きが調整される。
【0028】上記発光回路30及び受光回路40は、例
えば、図7に示すように構成される。なお、図7は、レ
ーン変更センサ110(i−1)の発光回路30と下流
側に隣接するレーン変更センサ110(i)の受光回路
40を示している。図7において、発光回路30は、所
定のパルス信号を出力するパルスジェネレータ31とド
ライバ回路32を有している。ドライバ回路32は、パ
ルスジェネレータ31からのパルス信号に基づいて各レ
ーザダイオード20a、20bを駆動する。その結果、
各レーザダイオード20a、20bは、パルス変調され
たレーザ光を出力する。このように、各レーザダイオー
ド20a、20bをパルス駆動することにより、直流的
な外乱の影響を防止することができ、また、各レーザダ
イオード20a、20bのパワーの低減を図ることがで
きる。
【0029】受光回路40は、各フォトダイオード20
a、20bからの受光信号を増幅するACアンプ41
a、41bと、これらACアンプ41a、41bにて増
幅された受光信号の包絡線を検出して包絡線信号を出力
する包絡線検出回路42a、42bを有している。
【0030】このような、各包絡線検出回路42a、4
2bからの出力信号は、路上機100の処理回路102
に提供される。この処理回路102は、各レーン変更セ
ンサにおける上記各包絡線検出回路42a、42からの
出力信号に基づいて、車両が自動運転車両用レーンL1
に進入したか、該自動運転車両用レーンL1から退出し
たかを判定する判定回路を有している。
【0031】この判定回路120(i)は、例えば、図
8に示すように構成されている。なお、上記ACアンプ
41a、41b、包絡線検出回路42a、42b及びこ
の判定回路は、境界通過判定手段及び方向判定手段に対
応する。図8において、上記各包絡線検出回路42a、
42bからの出力信号の立ち下がりで起動され、所定の
パルス幅の信号を出力する単安定マルチバイブレータ1
21a、121b及び各単安定マルチバイブレータ12
1a、121bからの信号の立ち上がりの位相を比較す
る位相比較回路122を有している。この位相比較回路
122は、単安定マルチバイブレータ121aからの信
号の立ち上がり位相(入力ポートI2)が単安定マルチ
バイブレータ121bからの信号の立ち上がり位相(入
力ポートI1)より早い場合に、出力ポートO2から検
出パルスを出力する。また、各信号の立ち上がり位相が
逆の関係のときに、出力ポートO1から検出パルスを出
力する。
【0032】位相比較回路122の出力ポートO1から
の検出パルスはORゲート123bを介して単安定マル
チバイブレータ124bに提供される。そして、該単安
定マルチバイブレータ124bの出力信号がORゲート
123bの入力端にフィードバックされている。また、
位相比較回路122の出力ポートO2からの検出パルス
はORゲート123aを介して単安定マルチバイブレー
タ123aに提供される。そして、該単安定マルチバイ
ブレータ123aの出力信号がORゲート123aの入
力端にフィードバックされている。この単安定マルチバ
イブレータ123aの出力信号が自動運転車両用レーン
L1に車両が進入したことを表す進入信号となり、上記
単安定マルチバイブレータ123bの出力信号が自動運
転車両用レーンL1から車両が退出したことを表す退出
信号となる。
【0033】なお、上記各単安定マルチバイブレータ1
23a、123bは、通常の車両が自動運転車両用レー
ンL1と隣接する走行レーンL2との境界部を通過する
のに必要な時間に対応するパルス幅の信号を出力するよ
うに調整される。上述した各レーン変更センサにおける
発光回路30、受光回路40及び路上機100の処理回
路101に設けられた各判定回路120(i)の動作を
図9及び図10に示すタイミングチャートに基づいて説
明する。
【0034】通常、レーン変更センサ110(i−1)
の発光回路30によってパルス駆動される各レーザダイ
オード20a、20bからのパルスレーザビーム(図
9、図10(1)参照)は、それぞれ、下流側のレーン
変更センサ110(i)のフォトダイオード22a、2
2bに入射している。このとき、受光回路40における
各包絡線検出回路42a、42bからの出力信号に変化
はない。その結果、判定回路120(i)の位相比較回
路122からは判定パルス信号は出力されず、退出信
号、進入信号共にローレベル(L)を維持する。
【0035】この状態で、ある車両がレーン変更センサ
110(i−1)と同100(i)との間を通って、走
行レーンL2から自動運転車両用レーンL1に進入する
と、各信号は、例えば、図9に示すように変化する。な
お、四輪の車両が各走行レーンL1、L2の境界部を横
切ると、各レーザビーム20a、20bからのレーザビ
ームが最大4回車輪によって遮断される。図9はその場
合を示している。
【0036】この場合、各車輪は、走行レーンL2側の
レーザビームを遮断した後に自動運転車両用レーンL1
側のレーザビームを遮断する。その結果、各レーザビー
ムを受光するフォトダイオード22a、22bは、車輪
がレーザビームを遮断する毎に所定時間途切れるパルス
信号を出力する((2)、(3)参照)。そして、その
途切れるタイミングは、フォトダイオード22aからの
出力信号の方がフォトダイオード22bからの出力信号
より早い。その結果、フォトダイオード22aの出力信
号に対応した包絡線検出回路42aからの出力信号の立
ち下がりのタイミングがフォトダイオード22bの出力
信号に対応した包絡線検出回路42bからの出力信号の
立ち下がりのタイミングより早くなる((4)、(5)
参照)。
【0037】包絡線検出回路42aからの出力信号の立
ち下がりで動作する単安定マルチバイブレータ121a
から位相比較回路122の入力ポートI2に入力する信
号の立ち上がりのタイミングが、包絡線検出回路42b
からの出力信号の立ち下がりで動作する単安定マルチバ
イブレータ121bから位相比較回路122の入力ポー
トI1に入力する信号の立ち上がりタイミングより早い
((6)、(7)参照)。従って、位相比較回路122
は、各信号の立ち上がりを比較する毎に、その比較結果
としてのパルス信号を出力ポートO1から出力する
((8)参照)。このとき、位相比較回路122の出力
ポートO2は、ローレベル(L)に維持される((9)
参照)。
【0038】上記位相比較回路122の出力ポートO1
からは、各車輪が2つのレーザビームを横切る毎にパル
ス信号が出力される。そして、最初の車輪が2つのレー
ザビームを横切ったときに比較位相回路122の出力ポ
ートO1から出力されたパルス信号により単安定マルチ
バイブレータ124aがセットされ、この単安定マルチ
バイブレータ124aから所定のパルス幅の進入信号が
出力される((10)参照)。この進入信号が立ち上が
った直後にこの進入信号がORゲート123aにフィー
ドバックされ、その後、位相比較回路122の出力ポー
トO1から各車輪が2つのレーザビームを横切る毎に出
力されるパルス信号は、ORゲート123aにて遮断さ
れる。単安定マルチバイブレータ123aから出力され
る進入信号は、通常の車両が自動運転車両用レーンL1
と隣接する走行レーンL2との境界部を通過するのに必
要な時間に対応するパルス幅td を有しているので、位
相比較回路122の出力ポートO1から出力される後続
のパルス信号は、単安定マルチバイブレータ124aに
影響を与えない。
【0039】なお、このとき、他方の単安定マルチバイ
ブレータ123bの出力信号である退出信号は、ローレ
ベル(L)を維持する。一方、ある車両がレーン変更セ
ンサ110(i−1)と同100(i)との間を通っ
て、自動運転車両用レーンL1から隣接する走行レーン
L2に退出すると、各信号は、例えば、図10に示すよ
うに変化する。
【0040】この場合、各フォトダイオード22a、2
2bからの出力信号の途切れるタイミングの関係
((2)、(3)参照)、各包絡線検出回路42a、4
2bからの出力信号の立ち下がりのタイミングの関係
((4)、(5)参照)、位相比較回路122の各入力
ポートI1、I2に入力する信号の立ち上がり位相の関
係((6)、(7)参照)のそれぞれが、図9に示した
場合の逆になる。その結果、位相比較回路122の出力
ポートO2から、各車輪が2つのレーザビームを横切る
毎にパルス信号が出力される((9)参照)。
【0041】この位相比較回路122の出力ポートO1
から出力されるパルス信号により、単安定マルチバイブ
レータ124bがセットされて、この単安定マルチバイ
ブレータ124bから所定のパルス幅の退出信号が出力
される((11)参照)。このとき、位相比較回路12
2の出力ポートO1はローレベル(L)は維持され、そ
の結果、進入信号もまたローレベル(L)となる((1
0)参照)。
【0042】上記システムでは、判定回路120(i)
から進入信号や退出信号が出力されたときに、路上機1
00の処理回路102は、レーン変更センサ110(i
−1)と同110(i)の間で、車両が走行レーンL2
から自動運転車両用レーンL1に進入したことや車両が
自動運転車両用レーンL1から走行レーンL2に退出し
たことを認識する。そして、その情報がノードユニット
103及びLANを介して管制局に提供される。管制局
は、当該情報に起因した管制情報をLANを介して各路
上機に伝送する。この管制情報を受信した各路上機で
は、LCXコントローラ101からLCX105n を介
して自動運転車両用レーンL1を走行する自動運転車両
200a、200bに対して当該管制情報に関する情報
通信(路−車通信)を行なう。
【0043】なお、上記例では、図9、図10で示す用
に、四輪の車両の各車輪が別々に各レーザビームを横切
る例を説明したが、各車輪が途切れなくレーザビームを
横切る場合もありうる(車両が横切る際のレーザビーム
の遮断回数が4回より少ない)。この場合であっても、
各単安定マルチバイブレータ124a、124bが、通
常の車両が自動運転車両用レーンL1と隣接する走行レ
ーンL2との境界部を通過するのに必要な時間に対応す
るパルス幅td を出力するように調整されているので、
上述したのと同様に特に問題なく動作する。
【0044】また、ある車両が1つのレーン変更センサ
を跨いでレーンの変更を行なった場合、当該レーン変更
センサ及びその上流に隣接するレーン変更センサの両方
に対応して進入信号または退出信号が得られしまう。こ
の場合、例えば、1つのレーン変更センサに対応した判
定回路から進入信号または、退出信号が得られたとき
は、かならず上流側のレーン変更センサに対応した判定
回路の出力をマスクするように処理ればよい。
【0045】更に、上記の例では、各レーン変更センサ
のハウジング10の後仕切り部11にリフレクタが貼り
付けてあるので、夜に自動運転車両用レーンL1及び走
行レーンL2を走行している車両の運転者は、容易にそ
れら各レーンL1、L2の境界を視認することができ
る。
【0046】上述したように自動運転車両用レーンL1
と隣の走行レーンL2との間での車両のレーン変更を表
わす進入信号、退出信号等を用いて自動運転車両用レー
ンL1を走行する車両の走行状態を管理するシステム
は、例えば、次のように構成される。
【0047】上記自動運転車両用レーンL1が高速道路
Rに設けられた場合、例えば、インターチェンジ間の路
側に設けたN個の路上機を統括するように管制局が設置
される。そして、図11に示すように、管制局の制御シ
ステム500が統括すべきN個の路上機100(1)、
100(2)、100(3)、...、100(N)と
LANにて接続される。路上機100(n)は、前述し
たように図1に示すように構成されており、自動運転車
両用レーンL1のゾーンZn (以下、単にゾーンZn
いう)に対して設置される。
【0048】なお、各自動運転車両200a、200b
は、LCX105n を介して路上機100(n)と情報
通信を行なう機能(路−車間通信機能)、隊列する車両
間で情報通信を行なう機能(車−車間通信機能)及び、
上記路−車間通信及び車−車間通信で得られた制御情報
に基づいて走行状態(車速、車間距離等)を制御する機
能を有している。また、非自動運転車両300a、30
0bは、上記のような機能を有していない。
【0049】制御システム500は、各制御ゾーンに対
応した制御ユニットを有しており、各制御ユニットは、
例えば、図12乃至図16に示す手順に従って処理を実
行する。図12において、ゾーンZn に対応した路上機
100(n)の処理回路102から前述した進入信号
(走行レーンL2から自動運転車両用レーンL1に進入
する車両があることを表わす信号)が出力されたか否か
(S1)、その処理回路102から前述した退出信号
(自動運転車両用レーンL1から走行レーンL2に退出
する車両があることを表わす信号)が出力されたか否か
(S2)、及びゾーンZn の端部(開始地点)に設けた
車両進入センサ(発信ユニット及び受光ユニット)11
n 、113n にてゾーンZn-1 から当該ゾーンZn
車両が進入したか否か(S3)が監視されている。
【0050】上記進入信号の出力が判定されると(S
1、Yes)、図13に示す処理が行なわれる。即ち、
自動運転車両用レーンL1への車両の進入を検出したレ
ーン変更センサ110(i)のそのゾーンZn 内での位
置から車両の進入位置が推定される(S21)。そし
て、ゾーンZn 内の車両台数を表わすカウンタCn の値
を+1だけインクリメントする(S22)。この処理の
結果、ゾーンZn に対応した制御ユニットは、何らかの
車両が走行レーンL2からゾーンZn に進入し、当該ゾ
ーンZn 内に存在する車両の台数が1台増加したことを
認識する。なお、この時点で、制御ユニットは、進入し
た車両が自動運転車両か非自動運転車両のいずれかであ
るかを認識していない。
【0051】この自動運転システムでは、ゾーンZn-1
からゾーンZn に自動運転車両が進入すると、LCX1
05n を介して当該自動運転車両と路上機100(n)
との間で路−車間通信(車両ID、走行状態等に関する
通信)が開始される。その際、当該車両において演算さ
れる走行距離がリセットされる。従って、自動運転車両
にて演算される走行距離は、各ゾーンの開始地点に設置
した車両進入センサからの距離となる。
【0052】図12に戻って、ゾーンZn-1 からゾーン
n に車両が進入されたことが判定されると(S3、Y
es)、更に、そのとき、新たにLCX105n を介し
て通信を開始した車両の有無が判定される(S4)。こ
こで、LCX105n を介して通信を開始した車両があ
る判定されると、制御ユニットは、ゾーンZn-1 からゾ
ーンZn に進入した車両は、自動運転車両であることを
認識する。この場合、更に、制御ユニットは、上流側の
ゾーンZn-1 内の各車両のカタログ中に、ゾーンZn
進入して通信を開始した当該自動運転車両のカタログが
あるか否かを判定する(S5)。
【0053】上記カタログとは、各車両に関する情報を
記述したもので、例えば、図17に示すような構成とな
っている。即ち、このカタログは、「車両ID」、「車
速(実/推)」、「ゾーン内走行位置(実/推)」、
「車両種別」、「ゾーン端進入時刻」、「制御モー
ド」、「先行車両ID」、「後続車両ID」等の各項目
についての情報を記述している。「車両ID」は車両を
特定する情報である。「速度(実/推)」は、車両内で
実際に演算された車速(実)あるいは制御ユニットが推
定した車速(推)を表わす。「ゾーン内走行位置(実/
推)」は、車両内で実際に演算された当該車両のゾーン
内の位置(実)あるいは制御ユニットが推定した車両の
ゾーン内での位置(推)を表わす。「車両種別」は、自
動運転車両か非自動運転車両のいずれかであるかを表わ
す。「ゾーン端進入時刻」は、上流側のゾーンから当該
ゾーンに進入した時刻を表わす。「制御モード」は、隊
列した車両が相互に通信しつつ所定の車間距離を保って
走行する隊列走行(プラトゥーン走行)制御モード、一
定の速度で走行するACCモード等の車両の走行制御モ
ードを表わす。「先行車両ID」は、当該車両の直前を
走行する車両を特定する情報である。「後続車両ID」
は、当該車両の直後を走行する車両を特定する情報であ
る。
【0054】制御システム500内の各ゾーンに対応し
た制御ユニットは、対応するゾーンに存在する各車両の
カタログを所定のメモリ内に保持している。そして、カ
タログ内の各項目の情報は対応する車両の走行状態に応
じて順次更新される。制御システム500は、各ゾーン
に対応した制御ユニットが有する各車両のカタログ及び
カウンタCn 値を用いて自動運転車両用レーンL1内を
走行する車両の走行状態を管理している。
【0055】また図12に戻って、上流側のゾーンZ
n-1 内の各車両のカタログ中に当該ゾーンZn に進入し
た自動運転車両のカタログが含まれていると判定される
と(S5、Yes)、ゾーンZn-1 に対応した制御ユニ
ット内の当該カタログが削除され、新たに、そのカタロ
グがゾーンZn に対応した当該制御ユニット内に作成さ
れる(S6)。この新たに作成されたカタログにおける
「ゾーン内走行位置(実)」が初期値「0」に更新され
るとともに、「ゾーン端進入時刻」が当該自動運転車両
のゾーンZn への進入検出時刻に基づいて更新される。
【0056】このように、進入自動運転車両のカタログ
が新たに作成されると、上流側のゾーンZn-1 内の車両
台数を表わすカウンタCn-1 値が1だけデクリメント
(−1)され(S7)、その後に、当該ゾーンZn 内の
車両台数を表わすカウンタCn値が+1だけインクリメ
ントされる(S8)。
【0057】一方、上流側のゾーンZn-1 の各車両のカ
タログ中に、ゾーンZn に進入した自動運転車両のカタ
ログが存在しないと判定された場合(S5、No)、上
流側のゾーンZn-1 に隣の走行レーンL2から進入した
車両があったか否かが判定される(S9)。もし、その
ような車両があれば、制御ユニットは、そのうちの一台
が今回ゾーンZn-1 からゾーンZn に進入した自動運転
車両であると判定する。そして、ゾーンZn-1 内の車両
台数を表わすカウンタCn-1 値が1だけデクリメント
(−1)される(S10)。その後、このゾーンZn
進入した自動運転車両の新規カタログが作成される(S
11)。自動運転車両がゾーンZn の開始地点から進入
する際、路−車間通信により車両IDが自動運転車両か
ら路上機100(n)に伝えられており、その車両ID
とともに、ゾーン内走行位置の初期値、ゾーン端進入時
刻、先行車両ID、後続車両ID等が新規カタログ内に
セットされる。
【0058】なお、上流側のゾーンZn-1 に走行レーン
L2からの進入車両がなかった場合、特に、上流側のゾ
ーンZn-1 内の車両台数を表わすカウンタCn-1 の値を
デクリメントすることなく、当該進入自動運転車両の新
規カタログが作成される。上記のような処理(S4乃至
S11)により、制御システム500は、ゾーンZn
自動運転車両が進入したことを認識し、当該自動運転車
両のゾーンZn 内での管理を開始する。
【0059】また一方、ゾーンZn の開始地点にて車両
の進入を検出(車両進入センサ)したにもかかわらず、
新たにLCX105n を介した路−車間通信を開始する
車両がない場合(S4、No)、制御ユニットは、その
進入車両が非自動運転車両であると判定する。そして、
更に、制御ユニットは、その非自動運転車両が上流側の
ゾーンZn-1 において既に管理されていたか(カタログ
が作成されていたか)どうかを判別する(S12)。具
体的には、ゾーンZn-1 内の各車両のカタログから非自
動運転車両のカタログを探し、そのゾーン内推定走行位
置(ゾーン端進入時刻と推定車速に基づいて演算され
る)がゾーンZn-1 の最終端の所定範囲内となる非自動
運転車両が存在するか否かが判定される。
【0060】ここで、そのゾーンZn に進入した非自動
運転車両が既に上流側のゾーンZn- 1 において管理され
ていた場合、ゾーンZn-1 に対応した制御ユニット内の
当該非自動運転車両のカタログが削除され、新たに、当
該非自動運転車両のカタログが当該ゾーンZn に対応す
るものとして作成される(S13)。このとき、ゾーン
n-1 への進入時刻と当該ゾーンZn への進入時刻に基
づいて車速が演算され、その演算された車速が推定車速
として、ゾーン端進入時刻、ゾーン内推定走行位置の初
期値とともに、作成されたカタログに新たに記述され
る。
【0061】その後、上流側のゾーンZn-1 内の車両台
数を表わすカウンタCn-1 の値が1だけデクリメント
(−1)され(S7)、更に、当該ゾーンZn 内の車両
台数を表わすカウンタCn の値が+1だけインクリメン
トされる(S8)。また一方、ゾーンZn に進入した非
自動運転車両が、まだゾーンZn-1 において管理されて
いない場合(S12、No)、制御ユニットは、更に、
ゾーンZn- 1 に隣の走行レーンL2から進入した車両が
あったか否かを判別する(S14)。もし、そのような
車両があったなら、制御ユニットは、そのうちの一台が
今回ゾーンZn-1 からゾーンZn に進入した非自動運転
車両であると判定する。そして、ゾーンZn-1 内の車両
台数を表わすカウンタCn-1 値が1だけデクリメント
(−1)される(S15)。その後、このゾーンZn
進入した非自動運転車両の新規カタログが作成される
(S16)。このとき、当該非自動運転車両に新たに車
両IDが付与され、その車両IDが、ゾーン内推定走行
位置の初期値、車両種別(非自動走行車両)、ゾーン端
進入時刻、先行車両ID、後続車両IDとともに新規カ
タログに記述される。そして、当該ゾーンZn 内の車両
台数を表わすカウンタCn の値が+1だけインクリメン
トされる(S8)。
【0062】上記のような処理により(S4、S12乃
至S16、S7、S8)、制御システム500は、ゾー
ンZn に非自動運転車両が進入したことを認識し、当該
非自動運転車両のゾーンZn 内での管理を開始する。更
に、上記進入信号、退出信号及びゾーンZn 開始地点で
の車両進入の有無を判別する過程で(S1乃至S3)、
路上機100(n)の処理回路102から退出信号が出
力されたことを判定すると(S2、Yes)、即ち、何
らかの車両がゾーンZn から隣の走行レーンL2に退出
した場合、制御システム500における当該ゾーンZn
に対応した制御ユニットは、図14に示す手順に従って
処理を実行する。
【0063】図14において、制御ユニットは、まず、
退出した車両が自動運転車両か否かを判別する(S3
1)。自動運転車両は、自動運転車両用レーンL1から
隣の走行レーンL2に退出する(走行レーン変更)場
合、LCXを介して路上機に走行レーン変更する旨を送
信する(路−車間通信)。従って、退出信号の出力があ
ったときに、走行レーン変更の通知の有無を判定するこ
とにより、その退出した車両が自動運転車両か否かが判
別される。
【0064】ここで、ゾーンZn から隣の走行レーンL
2に退出した車両が自動運転車両である場合、制御ユニ
ットは、その自動運転車両のカタログを削除する(S3
2)。そして、制御ユニットは、この削除したカタログ
に記述された車両ID(退出車両を特定)を参照してい
る他のカタログを検索し、検索されたカタログ中の参照
車両ID(先行車両ID、後続車ID)を更新する(S
33)。その後、当該ゾーンZn の車両台数を表わすカ
ウンタCn の値が1だけデクリメント(−1)される
(S34)。
【0065】一方、ゾーンZn から隣の走行レーンL2
に退出した車両が非自動運転車両である場合、制御ユニ
ットは、非自動運転車両のカタログを内の推定走行位置
と退出信号出力に関係するレーン変更センサ110
(i)の位置とに基づいて、退出した非自動運転車両を
特定し、そのカタログを削除する(S35)。その後、
上記と同様に、当該非自動運転車両の車両IDを参照車
両IDとしている他のカタログを更新し(S33)、カ
ウンタCn の値を1だけデクリメント(−1)する(S
34)。
【0066】このような処理により、制御システム50
0は、自動運転車両用レーンL1から走行レーンL2に
レーン変更した車両の管理を打ち切る。上述したよう
に、ゾーンZn への進入車両を検出する毎、及びゾーン
n からの退出車両を検出する毎に、当該ゾーンZn
対応した制御ユニットは、図15に示す手順に従って処
理を実行する。この処理は、現在ゾーンZn 内に存在す
る自動運転車両の走行状態が進入車両または退出車両に
よって影響されるので、その現在の制御モードを見直す
ために行なわれる。また、この処理は、現在ゾーンZn
内に存在する非自動運転車両の推定車速を更新するため
にも行なわれる。
【0067】図15において、制御ユニットは、当該ゾ
ーンZn 内の各車両のカタログをサーチし(S41)、
「車両種別」の項を参照して、そのカタログが自動運転
車両のものか否かを判別する(S42)。そのカタログ
が自動運転車両のものであると判定すると、更に、制御
ユニットは、「先行車両ID」を参照してその先行車両
のカタログを検索する。そして、その検索されたカタロ
グの「車両種別」を参照して、当該車両の直前を走行す
る車両が自動運転車両か否かを判別する(S43)。直
前を走行する車両が自動運転車両の場合、当該車両のカ
タログの「制御モード」の項に隊列走行モードをセット
する(S44)。隊列走行モードでは、前の車両との間
で走行状態に関する情報の通信を行ない(車−車間通
信)、その情報に基づいて前の車両と所定の車間距離を
もって追従するように走行制御が行なわれる(アクセル
制御、制動制御、ステアリング制御等)。
【0068】一方、直前を走行する車両が非自動運転車
両の場合、当該車両のカタログの「制御モード」の項に
ACCモードがセットされる(S45)。ACC(オー
トクルーズコントロール)モードでは、一定の車速とな
るように走行制御が行なわれる(アクセル制御、制動制
御等)。なお、前車との車間距離は、前車を検出するセ
ンサからの検出信号に基づいて、所定車間距離以下にな
らないように走行状態が制御される。
【0069】また一方、カタログサーチの結果得られた
カタログが自動運転車両のものでない場合(S42、N
o)、更に、制御ユニットは、そのカタログの「先行車
両ID」を参照してその先行車両のカタログを検索す
る。そして、その検索されたカタログの「車両種別」を
参照して、当該非自動運転車両の直前を走行する車両が
自動運転車両か否かを判別する(S46)。当該非自動
運転車両の直前を走行する車両が自動運転車両の場合、
検索された自動運転車両のカタログの「車速(実)」を
もって当該非自動運転車両の車速を推定する(S4
7)。具体的には、その自動運転車両の「車速(実)」
の値を当該非自動運転車両のカタログの「車速(推)」
にコピーする。
【0070】その後、制御ユニットは、上記のように推
定された車速に基づいて当該非自動運転車両のゾーン内
走行位置を推定する(S48)。その推定値が、対応す
るカタログの「ゾーン内走行位置(推)」に記述され
る。更に、当該非自動運転車両の直前を走行する車両も
非自動運転車両である場合(S46、No)は、制御ユ
ニットは、当該非自動運転車両がゾーンZn に進入した
ときに推定された車速(図12のS13参照)等に基づ
いて現在のゾーン内走行位置を推定し、その推定値に基
づいて対応するカタログの「ゾーン内走行位置(推)」
を更新する。(S48)。
【0071】上記のような処理が終了した後に、ゾーン
n に存在する車両全部のカタログのサーチが完了した
か否かが判別され(S48)、ゾーンZn に存在する車
両全部のカタログのサーチが完了するまで、上述した処
理(S41乃至S47)が繰り返される。全てのカタロ
グについての処理が完了すると、制御ユニットは、再
度、図12に示すステップS1からの処理を行なう。
【0072】なお、当該ゾーンZn に進入する車両及び
当該ゾーンZn から退出する車両がない場合(図12に
おけるS1、S2、S3において”No”)も、制御ユ
ニットは、上述したような図15に示す手順に従って、
当該ゾーンZn 内の自動運転車両の制御モード及び非自
動運転車両の推定車速の更新に係る処理を行なう。
【0073】上述した処理(図12乃至図15参照)と
並行して、制御ユニットは、図16に示す手順従って、
ゾーンZn 内の各車両との情報通信処理(路−車間通
信)を行なう。各車両は、この路−車間通信において、
図18に示す手順に従って処理を行なう。
【0074】図16において、制御ユニットは、内部タ
イマをリセットした後(S51)、所定の時間経過する
まで、進入信号の有無、他のゾーンに対応した制御ユニ
ットからの車間距離増加の指示の有無を判別している
(S52、S53、S54)。ここで、特に、進入信号
及び他のゾーンに対応した制御ユニットからの指示がな
い場合、LCX105n を介してゾーンZn 内の各自動
運転車両に対して走行情報の要求信号を送信する(S5
5)。
【0075】各自動運転車両は、ゾーンZn に進入して
からの走行距離(ゾーン内走行位置)を演算し、更にそ
の走行距離に基づいて車速を演算している。このように
ゾーン内走行位置及び車速を演算している各車両が、L
CX105n を介して走行情報の要求信号を受信すると
(図18のS71)、各車両は、車両IDとともに各種
の走行情報を送信する(図18のS72)。ここで、各
車両が送信する走行情報には、上記のように演算される
ゾーン内走行位置、車速及び現在実行中の制御モードが
含まれる。
【0076】上記のようにして各自動運転車両から送信
される走行情報をLCX105n を介して制御ユニット
が受信すると(図16のS56)、制御ユニットは、そ
の走行情報に基づいて各自動運転車両のカタログを更新
する(図16のS57)。具体的には、各自動運転車両
のカタログのゾーン内走行位置、車速を受信した値に変
更する。そして、制御ユニットは、各自動運転車両に対
して対応する制御モードを制御情報としてLCX105
n を介して送信する(図16のS58)。
【0077】各自動運転車両が、このLCX105n
介して送信される制御モード(制御情報)を受信すると
(図18のS73)、各自動運転車両において、当該制
御モードでの走行制御の指示が各種走行制御系(アクセ
ル制御系、制動制御系、ステアリング制御系等)に与え
られる(図18のS74)。
【0078】走行レーンL2から自動運転車両用レーン
L1のゾーンZn への車両の進入(レーン変更)によ
り、路上機100(n)の処理回路102から進入信号
が出力されると(S52、Yes)、制御ユニットは、
当該ゾーンZn における当該車両の推定進入位置(図1
3の処理により得られる)より後方の自動運転車両に対
して車間距離をα%だけ増加させるための指示情報を出
力する(S60)。更に、制御ユニットは、当該ゾーン
n より上流の、例えば、2つのゾーンZn-1 、Zn-2
内の車両に対して車間距離をα%だけ増加させる指示情
報を当該上流側ゾーンZn-1 、Zn-2 に対応する制御ユ
ニットに対して送出する(S61)。そして、制御ユニ
ットは、当該ゾーンZn 内の後続自動運転車両に対し
て、車間距離増加の指示情報を制御情報としてLCX1
05n を介して送信する。
【0079】この車間距離増加の指示情報を制御情報と
して受信した(図18のS73)自動運転車両では、そ
の指示に従って維持すべき車間距離が演算され、その車
間距離が維持されるように走行制御が行なわれる。ま
た、制御ユニットは、下流のゾーン(Zn+1 またはZ
n+2 )に対応する制御ユニットから車間距離増加の指示
を受信すると(S53、Yes)、当該ゾーンZn 内の
各自動運転車両に対して車間距離をα%だけ増加させる
ための指示情報を出力する(S59)。そして、この指
示情報は制御情報としてLCX105nを介して各自動
運転車両に送信される(S58)。
【0080】上記のように、何らかの車両がゾーンZn
に進入したときには、その車両がその時点で自動運転車
両及び非自動運転車両のいずれであるか判らないので、
後続(例えば、上流の2つのゾーンまで)の自動運転車
両に対して車間距離を増加するように指示する。そし
て、このレーン変更車両が次のゾーンに進入した後は、
新たに作成される当該車両のカタログ及び更新される他
の車両のカタログに記述された情報に基づいて、上述し
たような各自動運転車両の走行制御が実行される。
【0081】
【発明の効果】以上説明してきたように、請求項1及び
2記載の発明によれば、2つの隣接する走行帯の一方か
ら他方に車両等の移動体が移ったことを検出するシステ
ムを提供することができる。
【0082】また、請求項2及び3記載の発明によれ
ば、上述したようなシステムに用いられる移動体検出器
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る移動体の走行帯変更検出システム
が適用される自動運転システムの一例を示す図である。
【図2】レーン変更センサの外観を示す斜視図である。
【図3】図2に示すレーン変更センサのAからの矢視図
である。
【図4】図2の示すレーン変更センサのBからの矢視図
である。
【図5】図2に示すレーン変更センサのCからの矢視図
である。
【図6】レーン変更センサの内部を基本構成を示す図で
ある。
【図7】レーン変更センサに収納された受光回路及び発
光回路の構成例を示す図である。
【図8】隣接する走行レーンの境界部を車両が横切った
方向を判定する判定回路の例を示す回路ブロック図であ
る。
【図9】車両が走行レーンL2から自動運転車両用レー
ンL1に進入した場合の判定回路等の動作を示すタイミ
ングチャートである。
【図10】車両が自動運転車両用レーンL1から隣接す
る走行レーンL2に退出した場合の判定回路等の動作を
示すタイミングチャートである。
【図11】自動運転車両用レーンを走行する車両の走行
状態を管理するシステムの構成例を示すブロック図であ
る。
【図12】自動運転車両用レーンの各ゾーンに対応した
制御ユニットでの処理の手順を示すフローチャート(そ
の1)である。
【図13】自動運転車両用レーンの各ゾーンに対応した
制御ユニットでの処理の手順を示すフローチャート(そ
の2)である。
【図14】自動運転車両用レーンの各ゾーンに対応した
制御ユニットでの処理の手順を示すフローチャート(そ
の3)である。
【図15】自動運転車両用レーンの各ゾーンに対応した
制御ユニットでの処理の手順を示すフローチャート(そ
の4)である。
【図16】自動運転車両用レーンの各ゾーンに対応した
制御ユニットでの処理の手順を示すフローチャート(そ
の5)である。
【図17】自動運転車両用レーンを走行する車両の走行
状態を記述したカタログを示す図である。
【図18】LCXを介して路上機と路−車間通信を行な
う車両での処理の手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 ハウジング 11 後仕切り部 12 前仕切り部 13、14 受光窓 15、16 出射窓 20a、20b レーザダイオード 22a、22b フォトダイオード 30 発光回路 40 受光回路 100 路上機 101 LCXコントローラ 102 処理回路 103 ノードユニット 105n-1 、105n 、105n+1 LCX 110(1)、110(2)、...、110(m)
レーン変更センサ 120 判定回路 200a、200b 自動運転車両 300a、300b 通常の車両(非自動運転車両) 500 制御システム

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の信号を出力し、2つの走行帯の境界
    部に、該信号が当該境界部を横切る移動体に影響される
    ように設置される発信手段と、 該境界部に設置され、発信手段からの信号を受信し、受
    信した信号に対応した受信信号を出力する受信手段と、 該受信手段からの受信信号の状態変化に基づいて移動体
    が当該2つの走行帯の境界部を横切ったことを判定する
    境界通過判定手段とを有する移動体の走行帯変更検出シ
    ステム。
  2. 【請求項2】請求項1記載の移動体の走行帯変更検出シ
    ステムにおいて、 上記発信手段は、走行帯の幅方向に広がりをもつように
    配列され、それぞれ信号を出力する複数の発信ユニット
    を有し、 上記受信手段は、各発信ユニットに対応して設けられ、
    対応する発信ユニットからの信号を受信し、その信号に
    対応した受信信号を出力する複数の受信ユニットを有
    し、 上記境界通過判定手段は、該複数の受信ユニットからの
    各受信信号の状態変化のタイミングに基づいて移動体が
    境界部を横切った方向を判定する方向判定手段を有する
    移動体の走行帯変更検出システム。
  3. 【請求項3】第一の面と該第一の面に対向する第二の面
    を有するハウジングと、 該ハウジング内に設けられ、該第一の面からハウジング
    の外部に所定の信号を出力する信号出力手段と、 該ハウジング内に設けられ、該第二の面を通してハウジ
    ングの外部に受信面を向け、該受信面にて受信した信号
    に対応する受信信号を出力する受信手段とを有する移動
    体検出器。
  4. 【請求項4】請求項3記載の移動体検出器において、 信号出力手段は、互いに平行となる信号ビームを出力す
    る複数の信号出力ユニットを有し、 受信手段は、それぞれの受信面が該第二の面を通してハ
    ウジングの外部に向けられた複数の受信ユニットを有す
    る移動体検出器。
JP8227141A 1996-08-28 1996-08-28 移動体の走行帯変更検出システム及びそのシステムに用いられる移動体検出器 Pending JPH1069597A (ja)

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