JPH106922A - クランプ付リトラクター - Google Patents
クランプ付リトラクターInfo
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- JPH106922A JPH106922A JP8182697A JP18269796A JPH106922A JP H106922 A JPH106922 A JP H106922A JP 8182697 A JP8182697 A JP 8182697A JP 18269796 A JP18269796 A JP 18269796A JP H106922 A JPH106922 A JP H106922A
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- clamp
- retractor
- bobbin
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 リトラクターを大型化することなく、車両衝
突時に乗員の身体に生じる運動エネルギーを効率よく吸
収することができる良好なクランプ解除機構を備えたク
ランプ付リトラクターを提供する。 【解決手段】 車両緊急時にボビン2のウェビング引き
出し方向の回転をラッチプレート25及びポール11によっ
てロックする緊急ロック機構300 と、緊急ロック機構30
0 に連動して移動可能なクランプ部材6が、ボビン2に
巻装されたウェビング70の引出し部を挾持してリトラク
ターからのウェビング70の伸び出しを阻止すると共に、
ウェビング70に所定値以上の荷重が作用した時にはウェ
ビング挾持を解除するように構成されたクランプ機構40
0 と、ボビン2とラッチプレート25との間に介在され、
ウェビング70に作用する荷重が所定値以上となった際に
は軸回りに捩じれてボビン2をウェビング伸び出し方向
へ回転させるトーションバー28とを備える。
突時に乗員の身体に生じる運動エネルギーを効率よく吸
収することができる良好なクランプ解除機構を備えたク
ランプ付リトラクターを提供する。 【解決手段】 車両緊急時にボビン2のウェビング引き
出し方向の回転をラッチプレート25及びポール11によっ
てロックする緊急ロック機構300 と、緊急ロック機構30
0 に連動して移動可能なクランプ部材6が、ボビン2に
巻装されたウェビング70の引出し部を挾持してリトラク
ターからのウェビング70の伸び出しを阻止すると共に、
ウェビング70に所定値以上の荷重が作用した時にはウェ
ビング挾持を解除するように構成されたクランプ機構40
0 と、ボビン2とラッチプレート25との間に介在され、
ウェビング70に作用する荷重が所定値以上となった際に
は軸回りに捩じれてボビン2をウェビング伸び出し方向
へ回転させるトーションバー28とを備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シートベルト装置の
リトラクター(巻取り装置)に関し、特に車両緊急時に
ウェビングを直接挾持してウェビング引き出し量を最少
限にするクランプ機構を備えたクランプ付リトラクター
の改良に関するものである。
リトラクター(巻取り装置)に関し、特に車両緊急時に
ウェビングを直接挾持してウェビング引き出し量を最少
限にするクランプ機構を備えたクランプ付リトラクター
の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両の乗員等を座席に拘束するこ
とにより衝突の衝撃から乗員を保護する為にシートベル
ト装置が用いられているが、このシートベルト装置を構
成するリトラクターの中には、衝突等の車両緊急時にウ
ェビングが巻付けられている巻取軸のウェビング引き出
し方向の回転をロックする緊急ロック機構のみならず、
ウェビングを直接挟み込んでシートベルトの伸び出しを
止めるクランプ機構を備えたものがある。
とにより衝突の衝撃から乗員を保護する為にシートベル
ト装置が用いられているが、このシートベルト装置を構
成するリトラクターの中には、衝突等の車両緊急時にウ
ェビングが巻付けられている巻取軸のウェビング引き出
し方向の回転をロックする緊急ロック機構のみならず、
ウェビングを直接挟み込んでシートベルトの伸び出しを
止めるクランプ機構を備えたものがある。
【0003】ところが、衝突等の車両緊急時には前記ク
ランプ機構により挾持されたウェビングにその破断強度
以上の力が作用することが考えられる。即ち、上記の如
きクランプ機構によりシートベルトの伸び出しを阻止さ
れたリトラクターに対し、更にウェビングを引き出そう
とする強力な引張り力が加わると、ウェビング挾持部分
にはより強くウェビングを挾持しようとする力が集中的
に加わる可能性がある。また、衝突による衝撃力が極め
て大きいときには、乗員の身体に急激な減速度を作用さ
せることになり、この結果、シートベルトによる乗員へ
の負荷が大きくなる可能性がある。
ランプ機構により挾持されたウェビングにその破断強度
以上の力が作用することが考えられる。即ち、上記の如
きクランプ機構によりシートベルトの伸び出しを阻止さ
れたリトラクターに対し、更にウェビングを引き出そう
とする強力な引張り力が加わると、ウェビング挾持部分
にはより強くウェビングを挾持しようとする力が集中的
に加わる可能性がある。また、衝突による衝撃力が極め
て大きいときには、乗員の身体に急激な減速度を作用さ
せることになり、この結果、シートベルトによる乗員へ
の負荷が大きくなる可能性がある。
【0004】そこで、例えば特開平4−252761号
及び実開平4−43550号公報等に開示されたクラン
プ付リトラクターのように、ウェビングに所定以上の引
張り力が加えられると、ウェビングを挾持している回動
挾持部材の一部が塑性変形したり、回動挾持部材の一端
部を回動可能に支持しているケース(リトラクターベー
ス)やシャフトの一部が変形又は破断し、該ウェビング
を挾持している挾持力を解除できるクランプ解除機構を
備えたものが種々提案されている。即ち、クランプ機構
の作動を解除してシートベルトを所定量繰り出させるこ
とにより、乗員の身体に生じる減速度を緩和して乗員の
身体をより確実に保護したものがある。
及び実開平4−43550号公報等に開示されたクラン
プ付リトラクターのように、ウェビングに所定以上の引
張り力が加えられると、ウェビングを挾持している回動
挾持部材の一部が塑性変形したり、回動挾持部材の一端
部を回動可能に支持しているケース(リトラクターベー
ス)やシャフトの一部が変形又は破断し、該ウェビング
を挾持している挾持力を解除できるクランプ解除機構を
備えたものが種々提案されている。即ち、クランプ機構
の作動を解除してシートベルトを所定量繰り出させるこ
とにより、乗員の身体に生じる減速度を緩和して乗員の
身体をより確実に保護したものがある。
【0005】一方、楔形状のクランプ部材を用いたクラ
ンプ機構に応用できるクランプ解除機構としては、例え
ば特開平4−266553号及び実開平4−43551
号公報等に開示されているクランプ解除機構がある。前
記特開平4−266553号公報に開示されたクランプ
解除機構は、ベルト引込器(リトラクター)とウェビン
グ締付手段(クランプ機構)とが、規定値に達すると同
時に塑性変形してベルト引込器から遠ざかるウェビング
締付手段の限定運動を許す結合手段によって結合されて
おり、規定荷重値以上のウェビング引張り力がウェビン
グ締付手段に作用すると、前記結合手段が裂断してウェ
ビング締付手段によるウェビングの挾持を解除するよう
に構成されている。
ンプ機構に応用できるクランプ解除機構としては、例え
ば特開平4−266553号及び実開平4−43551
号公報等に開示されているクランプ解除機構がある。前
記特開平4−266553号公報に開示されたクランプ
解除機構は、ベルト引込器(リトラクター)とウェビン
グ締付手段(クランプ機構)とが、規定値に達すると同
時に塑性変形してベルト引込器から遠ざかるウェビング
締付手段の限定運動を許す結合手段によって結合されて
おり、規定荷重値以上のウェビング引張り力がウェビン
グ締付手段に作用すると、前記結合手段が裂断してウェ
ビング締付手段によるウェビングの挾持を解除するよう
に構成されている。
【0006】又、前記実開平4−43551号に開示さ
れたクランプ解除機構は、挾持手段のウェビングに対向
する面に設けられた挾持部(歯部)が、ウェビングに作
用する引張り力により剪断可能とされており、ウェビン
グに所定以上の引張り力が加えられると、挾持部が剪断
して挾持手段によるウェビングの挾持を解除するように
構成されている。
れたクランプ解除機構は、挾持手段のウェビングに対向
する面に設けられた挾持部(歯部)が、ウェビングに作
用する引張り力により剪断可能とされており、ウェビン
グに所定以上の引張り力が加えられると、挾持部が剪断
して挾持手段によるウェビングの挾持を解除するように
構成されている。
【0007】ところが、上述の如き各クランプ解除機構
においては、回動挾持部材又はクランプ部材によるウェ
ビング挾持力が解除されると同時に、巻取軸に巻装され
たウェビングの巻締まりが生じる為、クランプ解除後に
はウェビングが急激に伸び出してしまうので、ウェビン
グに作用するウェビング張力が一旦急激に下がり、その
後に、緊急ロック機構による巻取軸のウェビング引き出
し方向回転のロックによって、場合によっては再びウェ
ビング張力が急激に上昇してしまう。
においては、回動挾持部材又はクランプ部材によるウェ
ビング挾持力が解除されると同時に、巻取軸に巻装され
たウェビングの巻締まりが生じる為、クランプ解除後に
はウェビングが急激に伸び出してしまうので、ウェビン
グに作用するウェビング張力が一旦急激に下がり、その
後に、緊急ロック機構による巻取軸のウェビング引き出
し方向回転のロックによって、場合によっては再びウェ
ビング張力が急激に上昇してしまう。
【0008】従って、これらクランプ解除機構は、車両
衝突時の乗員拘束において、クランプ解除直後のエネル
ギー吸収性を低下させ、且つ荷重落ち込み後の再度の荷
重増加を大きくし、その立上り勾配を急勾配にさせてし
まう。そこで、結果的には乗員の運動エネルギー吸収が
充分に行われにくくなり、乗員に加わる衝撃も効果的に
低減することが難しいという問題がある。又、ウェビン
グの巻締まりだけの繰り出し量では、エネルギー吸収性
が十分ではなかった。
衝突時の乗員拘束において、クランプ解除直後のエネル
ギー吸収性を低下させ、且つ荷重落ち込み後の再度の荷
重増加を大きくし、その立上り勾配を急勾配にさせてし
まう。そこで、結果的には乗員の運動エネルギー吸収が
充分に行われにくくなり、乗員に加わる衝撃も効果的に
低減することが難しいという問題がある。又、ウェビン
グの巻締まりだけの繰り出し量では、エネルギー吸収性
が十分ではなかった。
【0009】そこで、特開平7−285416号公報に
開示されたシートベルト巻取り装置では、塑性変形を起
こしてクランプ部材をベルト引き出し方向に沿って一定
量だけ移動させるクランプ支持手段と、シートベルト
(ウェビング)に加わった荷重により変形することで巻
取り軸の実質的な巻径を小さくしてベルトを繰り出させ
るべく巻取り軸の外周に設けられた塑性変形部材とを備
え、前記クランプ支持手段の変形によるベルトクランプ
機構のベルト挾持状態が解除された後に前記塑性変形部
材が塑性変形するように構成されている。
開示されたシートベルト巻取り装置では、塑性変形を起
こしてクランプ部材をベルト引き出し方向に沿って一定
量だけ移動させるクランプ支持手段と、シートベルト
(ウェビング)に加わった荷重により変形することで巻
取り軸の実質的な巻径を小さくしてベルトを繰り出させ
るべく巻取り軸の外周に設けられた塑性変形部材とを備
え、前記クランプ支持手段の変形によるベルトクランプ
機構のベルト挾持状態が解除された後に前記塑性変形部
材が塑性変形するように構成されている。
【0010】即ち、上記シートベルト巻取り装置によれ
ば、クランプ支持手段及び塑性変形部材の双方で段階的
に塑性変形が繰り返されて、全体として、シートベルト
巻取り装置側でより多くの運動エネルギーの吸収が可能
になると共に、ベルト挾持後にシートベルトに作用する
張力の増減を緩やかに抑え、その張力の最大値を小さく
することができる。
ば、クランプ支持手段及び塑性変形部材の双方で段階的
に塑性変形が繰り返されて、全体として、シートベルト
巻取り装置側でより多くの運動エネルギーの吸収が可能
になると共に、ベルト挾持後にシートベルトに作用する
張力の増減を緩やかに抑え、その張力の最大値を小さく
することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平7−285416号公報に開示されたシートベルト
巻取り装置におけるクランプ解除機構では、クランプ解
除後にベルト張力が急激に下降しないようにする為に
は、塑性変形部材の変形が始まるまでクランプ支持手段
の塑性変形によるクランプ部材の移動が必要であり、該
クランプ部材の移動ストロークを大きくしてエネルギー
吸収性を高めようとするとリトラクターが大型化してし
まう。
開平7−285416号公報に開示されたシートベルト
巻取り装置におけるクランプ解除機構では、クランプ解
除後にベルト張力が急激に下降しないようにする為に
は、塑性変形部材の変形が始まるまでクランプ支持手段
の塑性変形によるクランプ部材の移動が必要であり、該
クランプ部材の移動ストロークを大きくしてエネルギー
吸収性を高めようとするとリトラクターが大型化してし
まう。
【0012】又、前記塑性変形部材が合成樹脂で形成さ
れた場合には、該塑性変形部材のエネルギー吸収特性を
改善するのが困難であり、前記塑性変形部材が金属で形
成された場合には、構造が複雑になって製造コストが高
くなるという問題がある。従って、本発明の目的は上記
課題を解消することに係り、リトラクターを大型化する
ことなく、車両衝突時に乗員の身体に生じる運動エネル
ギーを効率よく吸収することができる良好なクランプ解
除機構を備えたクランプ付リトラクターを提供すること
である。
れた場合には、該塑性変形部材のエネルギー吸収特性を
改善するのが困難であり、前記塑性変形部材が金属で形
成された場合には、構造が複雑になって製造コストが高
くなるという問題がある。従って、本発明の目的は上記
課題を解消することに係り、リトラクターを大型化する
ことなく、車両衝突時に乗員の身体に生じる運動エネル
ギーを効率よく吸収することができる良好なクランプ解
除機構を備えたクランプ付リトラクターを提供すること
である。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、車
両緊急時に、ウェビングが巻装された巻取軸のウェビン
グ引き出し方向の回転をロック手段によってロックする
緊急ロック機構と、該緊急ロック機構に連動して移動可
能なクランプ部材が、リトラクターの巻取軸に巻装され
たウェビングの引出し部を挾持することによってリトラ
クターからのウェビングの伸び出しを阻止すると共に、
ウェビングに所定値以上の荷重が作用した時にはウェビ
ング挾持を解除するように構成されたクランプ機構と、
前記巻取軸と前記ロック手段との間に介在され、ウェビ
ングに作用する荷重が所定値以上となった際には軸回り
に捩じれて該巻取軸をウェビング伸び出し方向へ回転さ
せる捩じり棒とを備えたクランプ付リトラクターにより
達成される。
両緊急時に、ウェビングが巻装された巻取軸のウェビン
グ引き出し方向の回転をロック手段によってロックする
緊急ロック機構と、該緊急ロック機構に連動して移動可
能なクランプ部材が、リトラクターの巻取軸に巻装され
たウェビングの引出し部を挾持することによってリトラ
クターからのウェビングの伸び出しを阻止すると共に、
ウェビングに所定値以上の荷重が作用した時にはウェビ
ング挾持を解除するように構成されたクランプ機構と、
前記巻取軸と前記ロック手段との間に介在され、ウェビ
ングに作用する荷重が所定値以上となった際には軸回り
に捩じれて該巻取軸をウェビング伸び出し方向へ回転さ
せる捩じり棒とを備えたクランプ付リトラクターにより
達成される。
【0014】尚、好ましくは前記クランプ部材が、該ク
ランプ部材により所定値以上の荷重が加えられた時に塑
性変形して該クランプ規制部材のウェビング伸び出し方
向の移動を可能とする保持手段によってウェビング伸び
出し方向の移動を規制される。又、好ましくは前記捩じ
り棒が、剪断ピンを剪断することによって捩じり変形を
開始する。
ランプ部材により所定値以上の荷重が加えられた時に塑
性変形して該クランプ規制部材のウェビング伸び出し方
向の移動を可能とする保持手段によってウェビング伸び
出し方向の移動を規制される。又、好ましくは前記捩じ
り棒が、剪断ピンを剪断することによって捩じり変形を
開始する。
【0015】又、好ましくはクランプ挾持解除後、前記
巻取軸がウェビング伸び出し方向へ所定角度回転した時
には、回転規制手段により巻取軸のウェビング伸び出し
方向の回転が阻止される。上記構成によれば、緊急ロッ
ク機構が作動してクランプされた状態のウェビングに所
定値以上の荷重が作用すると、クランプ部材のウェビン
グ挾持が解除され、巻取軸にはウェビング伸び出し方向
の回転力が作用する。
巻取軸がウェビング伸び出し方向へ所定角度回転した時
には、回転規制手段により巻取軸のウェビング伸び出し
方向の回転が阻止される。上記構成によれば、緊急ロッ
ク機構が作動してクランプされた状態のウェビングに所
定値以上の荷重が作用すると、クランプ部材のウェビン
グ挾持が解除され、巻取軸にはウェビング伸び出し方向
の回転力が作用する。
【0016】更に、所定値以上のウェビング張力が巻取
軸に作用することにより、その時のウェビング張力が増
減しない程度に捩じり棒の捩じり変形が始まって、該巻
取軸がウェビング伸び出し方向に回転される。そこで、
前記捩じり棒の塑性変形過程による運動エネルギーの消
費により乗員に作用する運動エネルギーの吸収がなされ
て、クランプ機構のウェビング挾持後のウェビングに作
用する張力の低下並びに急激な再上昇が抑制される。
軸に作用することにより、その時のウェビング張力が増
減しない程度に捩じり棒の捩じり変形が始まって、該巻
取軸がウェビング伸び出し方向に回転される。そこで、
前記捩じり棒の塑性変形過程による運動エネルギーの消
費により乗員に作用する運動エネルギーの吸収がなされ
て、クランプ機構のウェビング挾持後のウェビングに作
用する張力の低下並びに急激な再上昇が抑制される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に基づいて本発明
の一実施例を詳細に説明する。図1及び図2は本発明に
係るクランプ付リトラクター100の分解斜視図であ
り、図3は図2に示したラッチプレート25の拡大斜視
図であり、図4及び図5は図1及び図2に示したクラン
プ付リトラクター100の正面縦断面図及び一部破断側
面図である。
の一実施例を詳細に説明する。図1及び図2は本発明に
係るクランプ付リトラクター100の分解斜視図であ
り、図3は図2に示したラッチプレート25の拡大斜視
図であり、図4及び図5は図1及び図2に示したクラン
プ付リトラクター100の正面縦断面図及び一部破断側
面図である。
【0018】前記クランプ付リトラクター100は、対
向する一対のベース側板1a,1bとこれらベース側板
1a,1b同士を連結するベース背板1cとを備えた金
属板製のリトラクターベース1と、該リトラクターベー
ス1に回転可能に取付けられると共に少なくとも一端に
ラッチプレート25が取付けられた捩じり棒であるトー
ションバー28と、車両緊急時に前記ラッチプレート2
5のウェビング引出し方向の回転を阻止する緊急ロック
機構300と、ウェビング70が巻装されると共に前記
トーションバー28の他端側に一体回転するように取付
けられる円筒状の巻取軸であるボビン2と、前記ラッチ
プレート25と前記ボビン2の対向部分に配設されてボ
ビン2の所定角度以上のウェビング伸び出し方向の回転
を阻止する回転規制手段30と、前記トーションバー2
8の他端に連結されてボビン2をウェビング巻取り方向
に常時付勢する公知の巻取りバネ装置5とを備える(図
4参照)。
向する一対のベース側板1a,1bとこれらベース側板
1a,1b同士を連結するベース背板1cとを備えた金
属板製のリトラクターベース1と、該リトラクターベー
ス1に回転可能に取付けられると共に少なくとも一端に
ラッチプレート25が取付けられた捩じり棒であるトー
ションバー28と、車両緊急時に前記ラッチプレート2
5のウェビング引出し方向の回転を阻止する緊急ロック
機構300と、ウェビング70が巻装されると共に前記
トーションバー28の他端側に一体回転するように取付
けられる円筒状の巻取軸であるボビン2と、前記ラッチ
プレート25と前記ボビン2の対向部分に配設されてボ
ビン2の所定角度以上のウェビング伸び出し方向の回転
を阻止する回転規制手段30と、前記トーションバー2
8の他端に連結されてボビン2をウェビング巻取り方向
に常時付勢する公知の巻取りバネ装置5とを備える(図
4参照)。
【0019】前記ボビン2は、トーションバー28と共
にエネルギー吸収機構を構成しており、アルミニウム合
金あるいは鋼と樹脂とを組み合わせた略円筒形とされ、
ウェビング70が巻回される胴部には、ウェビング70
の端部を挿通させて保持するために、径方向に貫通する
スリット開口2aが設けられている。前記ボビン2の軸
方向両端部には、嵌合穴34及び遊嵌穴35が各々貫通
形成されている。又、前記嵌合穴34が形成された巻取
りバネ装置5側のボビン2の端部には、ベース側板1a
のシャフト貫通穴に嵌挿されるスリーブ3が冠着されて
いる。
にエネルギー吸収機構を構成しており、アルミニウム合
金あるいは鋼と樹脂とを組み合わせた略円筒形とされ、
ウェビング70が巻回される胴部には、ウェビング70
の端部を挿通させて保持するために、径方向に貫通する
スリット開口2aが設けられている。前記ボビン2の軸
方向両端部には、嵌合穴34及び遊嵌穴35が各々貫通
形成されている。又、前記嵌合穴34が形成された巻取
りバネ装置5側のボビン2の端部には、ベース側板1a
のシャフト貫通穴に嵌挿されるスリーブ3が冠着されて
いる。
【0020】更に、前記遊嵌穴35が形成された緊急ロ
ック機構300側のボビン2の端部に形成された凹部に
は、剪断ピン32と枢軸ピン33とが突設されており、
ストッパー31及び円環状のカムリング20と共に前記
回転規制手段30を構成している。前記ストッパー31
は、貫通孔31bを挿通する枢軸ピン33により揺動自
在に軸支されている。そして、その揺動端側の係止部3
1aが、前記ラッチプレート25の内側面に突設された
ボス部29のストッパー係合部29a(図3参照)に係
合することにより、該ストッパー31はラッチプレート
25に対するボビン2のウェビング伸び出し方向への所
定角度以上の回転を阻止することができる。
ック機構300側のボビン2の端部に形成された凹部に
は、剪断ピン32と枢軸ピン33とが突設されており、
ストッパー31及び円環状のカムリング20と共に前記
回転規制手段30を構成している。前記ストッパー31
は、貫通孔31bを挿通する枢軸ピン33により揺動自
在に軸支されている。そして、その揺動端側の係止部3
1aが、前記ラッチプレート25の内側面に突設された
ボス部29のストッパー係合部29a(図3参照)に係
合することにより、該ストッパー31はラッチプレート
25に対するボビン2のウェビング伸び出し方向への所
定角度以上の回転を阻止することができる。
【0021】又、ストッパー31の揺動端側に突設され
た係合突起31cが、後述するカムリング20のカム溝
22に係合しており、ストッパー31は該カム溝22に
よりストッパー係合部29aと係合する方向に揺動させ
られる。前記カムリング20の内側面には、その内周縁
に沿った有底溝とされたカム溝22が刻設されており、
外側面には周方向に沿ってC字形状の有底溝とされたガ
イド溝21が刻設されている。そして、該カムリング2
0は、前記ボス部29の回りを回転可能に配置される。
た係合突起31cが、後述するカムリング20のカム溝
22に係合しており、ストッパー31は該カム溝22に
よりストッパー係合部29aと係合する方向に揺動させ
られる。前記カムリング20の内側面には、その内周縁
に沿った有底溝とされたカム溝22が刻設されており、
外側面には周方向に沿ってC字形状の有底溝とされたガ
イド溝21が刻設されている。そして、該カムリング2
0は、前記ボス部29の回りを回転可能に配置される。
【0022】前記ガイド溝21は、ガイド溝21の初期
端部21Aから終端部21Bに至る距離がカムリング2
0の外周距離の略2分の1となるように設定されている
が、該ガイド溝21の設定距離は、適宜選択することが
できる(図10参照)。又、前記ガイド溝21が刻設さ
れたカムリング20に対向する前記ラッチプレート25
の内側面には、図3に示すように、該ガイド溝21の内
壁面に沿って摺動可能な係止突起26が突設されてい
る。
端部21Aから終端部21Bに至る距離がカムリング2
0の外周距離の略2分の1となるように設定されている
が、該ガイド溝21の設定距離は、適宜選択することが
できる(図10参照)。又、前記ガイド溝21が刻設さ
れたカムリング20に対向する前記ラッチプレート25
の内側面には、図3に示すように、該ガイド溝21の内
壁面に沿って摺動可能な係止突起26が突設されてい
る。
【0023】そこで、前記係止突起26は、ガイド溝2
1の全域でカムリング20に対して相対移動自在であ
る。即ち、前記カムリング20はラッチプレート25に
対して略180度相対回転可能である。前記剪断ピン3
2は、ラッチプレート25のボス部29に穿設された係
止孔27に嵌合しており、該ラッチプレート25のボビ
ン2に対する相対回転を規制している。そして、これら
ボビン2とラッチプレート25との間に所定以上の捩じ
り力が作用すると、該剪断ピン32が剪断されてボビン
2をラッチプレート25に対して相対回転可能とする。
1の全域でカムリング20に対して相対移動自在であ
る。即ち、前記カムリング20はラッチプレート25に
対して略180度相対回転可能である。前記剪断ピン3
2は、ラッチプレート25のボス部29に穿設された係
止孔27に嵌合しており、該ラッチプレート25のボビ
ン2に対する相対回転を規制している。そして、これら
ボビン2とラッチプレート25との間に所定以上の捩じ
り力が作用すると、該剪断ピン32が剪断されてボビン
2をラッチプレート25に対して相対回転可能とする。
【0024】前記トーションバー28の軸方向両端部に
は、ラッチプレート25の角穴25bに圧入嵌合できる
大きさに設定された角柱状部28aと、ボビン2の嵌合
穴34及びスリーブ3の角穴3aに圧入嵌合できる大き
さに設定された角柱状部28bとが形成される。そし
て、トーションバー28の両端部は、各々、後述するセ
ンサーカバー61の軸支部61aとべース側板1aのシ
ャフト貫通穴に嵌挿されたスリーブ3とによって回転自
在に軸支される。なお、スリーブ3は、ベース側板1a
との間に嵌挿されたリング状の軸受けブッシュ55を介
して軸支され、トーションバー28のベース側板1b側
の端部は、軸支ピン6を介して軸支される。尚、本実施
形態においては、前記角柱状部28a,28bと前記角
穴25b,3a,34とは六角形状とされているが、こ
れに限定されるものではない。
は、ラッチプレート25の角穴25bに圧入嵌合できる
大きさに設定された角柱状部28aと、ボビン2の嵌合
穴34及びスリーブ3の角穴3aに圧入嵌合できる大き
さに設定された角柱状部28bとが形成される。そし
て、トーションバー28の両端部は、各々、後述するセ
ンサーカバー61の軸支部61aとべース側板1aのシ
ャフト貫通穴に嵌挿されたスリーブ3とによって回転自
在に軸支される。なお、スリーブ3は、ベース側板1a
との間に嵌挿されたリング状の軸受けブッシュ55を介
して軸支され、トーションバー28のベース側板1b側
の端部は、軸支ピン6を介して軸支される。尚、本実施
形態においては、前記角柱状部28a,28bと前記角
穴25b,3a,34とは六角形状とされているが、こ
れに限定されるものではない。
【0025】前記ラッチプレート25の外側には、前記
緊急ロック機構300を車両緊急時に作動させるロック
作動手段としてのラッチカップ40が、該ラッチプレー
ト25に対して相対回転可能に配設されている。即ち、
ボビン2とラッチプレート25の間には、トーションバ
ー28を主体とするエネルギー吸収機構200が構成さ
れており、前記緊急ロック機構300によりウェビング
の引出しが阻止された状態で、ボビン2とラッチプレー
ト25との間に所定以上の荷重(ボビン2を回転させる
方向)が負荷されたときには、剪断ピン32が剪断され
た後、トーションバー28が自身の軸回りに捩じれて所
定のトルクのもとでボビン2を回転させることができる
ので、緊急ロック機構300によってラッチプレート2
5のウェビング引出し方向の回転が阻止されているにも
係わらず、所定のウェビング張力下で所定量のウェビン
グの引出しが可能となり、乗員の身体に作用する衝突エ
ネルギーを変形仕事として吸収することができる。
緊急ロック機構300を車両緊急時に作動させるロック
作動手段としてのラッチカップ40が、該ラッチプレー
ト25に対して相対回転可能に配設されている。即ち、
ボビン2とラッチプレート25の間には、トーションバ
ー28を主体とするエネルギー吸収機構200が構成さ
れており、前記緊急ロック機構300によりウェビング
の引出しが阻止された状態で、ボビン2とラッチプレー
ト25との間に所定以上の荷重(ボビン2を回転させる
方向)が負荷されたときには、剪断ピン32が剪断され
た後、トーションバー28が自身の軸回りに捩じれて所
定のトルクのもとでボビン2を回転させることができる
ので、緊急ロック機構300によってラッチプレート2
5のウェビング引出し方向の回転が阻止されているにも
係わらず、所定のウェビング張力下で所定量のウェビン
グの引出しが可能となり、乗員の身体に作用する衝突エ
ネルギーを変形仕事として吸収することができる。
【0026】図4から理解されるように、トーションバ
ー28、ラッチプレート25、ボビン2、カムリング2
0及びスリーブ3が、リトラクターベース1に組付けら
れた状態では、トーションバー28の軸方向両端部にお
ける角柱状部28aと角柱状部28bは、前記角穴25
b,3a,34にそれぞれ圧入嵌合されているので、通
常使用状態においては、ボビン2はラッチプレート25
と一体的に回動する。尚、ラッチプレート25は、予め
トーションバー28と一体に構成されても良い。
ー28、ラッチプレート25、ボビン2、カムリング2
0及びスリーブ3が、リトラクターベース1に組付けら
れた状態では、トーションバー28の軸方向両端部にお
ける角柱状部28aと角柱状部28bは、前記角穴25
b,3a,34にそれぞれ圧入嵌合されているので、通
常使用状態においては、ボビン2はラッチプレート25
と一体的に回動する。尚、ラッチプレート25は、予め
トーションバー28と一体に構成されても良い。
【0027】前記緊急ロック機構300は、前記ラッチ
プレート25と、係合歯25aに係合することによりラ
ッチプレート25のウェビング引き出し方向(矢印X1
方向)の回転を抑止するポール11とから成るロック手
段を有する。そして、前記捩じり棒28の一端側には、
車両緊急時に前記ロック手段を作動させる公知のロック
作動手段が配設されており、車両緊急時にポール11の
係止部11aをラッチプレート25の係合歯25aに係
合させる。
プレート25と、係合歯25aに係合することによりラ
ッチプレート25のウェビング引き出し方向(矢印X1
方向)の回転を抑止するポール11とから成るロック手
段を有する。そして、前記捩じり棒28の一端側には、
車両緊急時に前記ロック手段を作動させる公知のロック
作動手段が配設されており、車両緊急時にポール11の
係止部11aをラッチプレート25の係合歯25aに係
合させる。
【0028】前記ラッチプレート25の外方に突出され
たトーションバー28の一部には、貫通孔9cを挿通さ
れたテンションプレート9と、内歯40aを有するラッ
チカップ40とが遊嵌されている。なお、ラッチカップ
40に形成されたスプリングハンガ40bとテンション
プレート9に形成されたスプリングハンガ9aとにはリ
ターンスプリング41が装着され、ラッチカップ40は
矢印X2 方向に回動する付勢力が作用されている(図5
参照)。
たトーションバー28の一部には、貫通孔9cを挿通さ
れたテンションプレート9と、内歯40aを有するラッ
チカップ40とが遊嵌されている。なお、ラッチカップ
40に形成されたスプリングハンガ40bとテンション
プレート9に形成されたスプリングハンガ9aとにはリ
ターンスプリング41が装着され、ラッチカップ40は
矢印X2 方向に回動する付勢力が作用されている(図5
参照)。
【0029】そして、前記ラッチカップ40の外側に位
置するトーションバー28には、前記ロック作動手段を
構成するロック部材51及び慣性部材52が配置されて
おり、衝突等の緊急時にウェビング70にテンションが
かかり、ボビン2に所定以上の衝撃的なウェビング引き
出し方向(矢印X1 方向)の回動力が作用されると、前
記ラッチカップ40をリターンスプリング41の付勢力
に抗して矢印X1 方向へ回動する。
置するトーションバー28には、前記ロック作動手段を
構成するロック部材51及び慣性部材52が配置されて
おり、衝突等の緊急時にウェビング70にテンションが
かかり、ボビン2に所定以上の衝撃的なウェビング引き
出し方向(矢印X1 方向)の回動力が作用されると、前
記ラッチカップ40をリターンスプリング41の付勢力
に抗して矢印X1 方向へ回動する。
【0030】前記ポール11は、ポールピン10を介し
てラッチプレート25から係脱可能にベース側板1b外
方に軸支されている。該ポールピン10は、対向する各
ベース側板1a,1bに穿設された貫通孔45及び長穴
46を挿通して橋架されており、貫通孔45との係合部
を中心として外方端側軸部10aが揺動可能となってい
る。
てラッチプレート25から係脱可能にベース側板1b外
方に軸支されている。該ポールピン10は、対向する各
ベース側板1a,1bに穿設された貫通孔45及び長穴
46を挿通して橋架されており、貫通孔45との係合部
を中心として外方端側軸部10aが揺動可能となってい
る。
【0031】また、前記ポールピンの外方端側軸部10
aには、前記テンションプレート9の揺動端部に形成さ
れた貫通孔9bが嵌挿される。そこで、前記ポール11
は、長穴46に沿って揺動回転中心を変位することがで
きる。そして、ポール11にはポールガイド突起11b
が突設され、該ポールガイド突起11bはラッチカップ
40の外周部に突出形成されているポールガイド孔40
cに挿入される。
aには、前記テンションプレート9の揺動端部に形成さ
れた貫通孔9bが嵌挿される。そこで、前記ポール11
は、長穴46に沿って揺動回転中心を変位することがで
きる。そして、ポール11にはポールガイド突起11b
が突設され、該ポールガイド突起11bはラッチカップ
40の外周部に突出形成されているポールガイド孔40
cに挿入される。
【0032】更に、これらロック手段及びロック作動手
段から成る緊急ロック機構300を覆うベース側板1b
の外側に配設されたセンサーカバー61には、その中心
部に軸支ピン36を介してトーションバー2を回転自在
に軸支する軸支部34bが設けられ、該軸支部34bの
底面はトーションバー2の軸線方向の位置決め面とされ
ている。前記ベース側板1bの下部には車体加速度感知
手段60が配設されている。
段から成る緊急ロック機構300を覆うベース側板1b
の外側に配設されたセンサーカバー61には、その中心
部に軸支ピン36を介してトーションバー2を回転自在
に軸支する軸支部34bが設けられ、該軸支部34bの
底面はトーションバー2の軸線方向の位置決め面とされ
ている。前記ベース側板1bの下部には車体加速度感知
手段60が配設されている。
【0033】前記リトラクターベース1の内側上方に
は、ウェビング70を直接挾持することによってウェビ
ングの引き出しを阻止するクランプ機構400が設けら
れている。クランプ機構400は、リトラクターベース
1のベース背板1c上の定位置に固定して設けられたロ
アープレート4と、ウェビング70に押し当てる多数の
係止突起6cを備えたクランプ部材6と、該クランプ部
材6を保持して緊急時にクランプ部材6を移動動作させ
るクランプレバー7と、該クランプレバー7がクランプ
部材6を移動させるときにクランプ部材6がウェビング
70を適正に挾持するようにクランプ部材6の移動位置
を規制するクランプ規制部材であるアッパープレート1
2及びガイドプレート14と、該アッパープレート12
をリトラクターベース1のベース側板1a,1bに固定
している保持手段であるアッパーステー13などから構
成されている。
は、ウェビング70を直接挾持することによってウェビ
ングの引き出しを阻止するクランプ機構400が設けら
れている。クランプ機構400は、リトラクターベース
1のベース背板1c上の定位置に固定して設けられたロ
アープレート4と、ウェビング70に押し当てる多数の
係止突起6cを備えたクランプ部材6と、該クランプ部
材6を保持して緊急時にクランプ部材6を移動動作させ
るクランプレバー7と、該クランプレバー7がクランプ
部材6を移動させるときにクランプ部材6がウェビング
70を適正に挾持するようにクランプ部材6の移動位置
を規制するクランプ規制部材であるアッパープレート1
2及びガイドプレート14と、該アッパープレート12
をリトラクターベース1のベース側板1a,1bに固定
している保持手段であるアッパーステー13などから構
成されている。
【0034】前記クランプ部材6は、ウェビング70に
押しつけられる押え面には、前述の係止突起6cが配列
され、また、後端部側には、クランプレバー7によって
支持される軸部6aと、ガイドプレート14のガイド部
14aに案内される係合部6eとが設けられている。ク
ランプレバー7は、リトラクターベース1の一対のベー
ス側板1a,1b間に架設された軸17を中心に揺動自
在に支持されており、その先端部7aにおいてクランプ
部材6の軸部6aを保持している。そして、該クランプ
レバー7は、前述した緊急ロック機構300と連動動作
するもので、緊急ロック機構300がボビン2のウェビ
ング引き出し方向の回転を阻止する緊急時には、前記テ
ンションプレート9及びレバー部材8を介して図5中矢
印Y方向に揺動することにより、クランプ部材6をウェ
ビング70に押し付けて、ウェビング70の伸び出しを
阻止する。また、クランプレバー7は、通常は、ウェビ
ング70にクランプ部材6が接触しないように、アッパ
ープレート12の背面12d側に配設されたリターンス
プリング15によって、矢印Yとは逆向きに付勢されて
いる。また、クランプ部材6の後端面に当接する如くク
ランプレバー7上に装備された異形断面形状の連結部
は、ボビン2からのウェビング引き出し位置がボビン2
上の巻径(残量)に応じて変動しないように、滑らかな
湾曲面に形成された一端部7bをウェビング70に当接
させることにより、引き出し位置を規制している。
押しつけられる押え面には、前述の係止突起6cが配列
され、また、後端部側には、クランプレバー7によって
支持される軸部6aと、ガイドプレート14のガイド部
14aに案内される係合部6eとが設けられている。ク
ランプレバー7は、リトラクターベース1の一対のベー
ス側板1a,1b間に架設された軸17を中心に揺動自
在に支持されており、その先端部7aにおいてクランプ
部材6の軸部6aを保持している。そして、該クランプ
レバー7は、前述した緊急ロック機構300と連動動作
するもので、緊急ロック機構300がボビン2のウェビ
ング引き出し方向の回転を阻止する緊急時には、前記テ
ンションプレート9及びレバー部材8を介して図5中矢
印Y方向に揺動することにより、クランプ部材6をウェ
ビング70に押し付けて、ウェビング70の伸び出しを
阻止する。また、クランプレバー7は、通常は、ウェビ
ング70にクランプ部材6が接触しないように、アッパ
ープレート12の背面12d側に配設されたリターンス
プリング15によって、矢印Yとは逆向きに付勢されて
いる。また、クランプ部材6の後端面に当接する如くク
ランプレバー7上に装備された異形断面形状の連結部
は、ボビン2からのウェビング引き出し位置がボビン2
上の巻径(残量)に応じて変動しないように、滑らかな
湾曲面に形成された一端部7bをウェビング70に当接
させることにより、引き出し位置を規制している。
【0035】アッパープレート12は、リトラクターベ
ース1のベース側板1a,1bに形成した案内溝71に
よってウェビング70の引き出し方向に沿って移動自在
に支持されている。一方、アッパーステー13は、金属
板の折り曲げ加工により所定形状に成形されたもので、
ベース側板1a,1bにねじ止めにより固定される側壁
部13aと、該側壁部13aに連続するとともに縦断面
がU字状に湾曲した形状を成した塑性変形用板部13b
と、この塑性変形用板部13bの一端側に位置してアッ
パープレート12にねじ止めされるプレート支持部13
cとを備えた構成とされている。
ース1のベース側板1a,1bに形成した案内溝71に
よってウェビング70の引き出し方向に沿って移動自在
に支持されている。一方、アッパーステー13は、金属
板の折り曲げ加工により所定形状に成形されたもので、
ベース側板1a,1bにねじ止めにより固定される側壁
部13aと、該側壁部13aに連続するとともに縦断面
がU字状に湾曲した形状を成した塑性変形用板部13b
と、この塑性変形用板部13bの一端側に位置してアッ
パープレート12にねじ止めされるプレート支持部13
cとを備えた構成とされている。
【0036】前記塑性変形用板部13bは、ウェビング
70に作用する張力が増加して、クランプ部材6および
アッパープレート12を介してプレート支持部13cに
作用する荷重が所定値に達したとき、その時のウェビン
グ引き出し方向の荷重で塑性変形が生じるように、U字
状の湾曲部の曲率半径等の形状や寸法、材質が選定され
たものである。
70に作用する張力が増加して、クランプ部材6および
アッパープレート12を介してプレート支持部13cに
作用する荷重が所定値に達したとき、その時のウェビン
グ引き出し方向の荷重で塑性変形が生じるように、U字
状の湾曲部の曲率半径等の形状や寸法、材質が選定され
たものである。
【0037】次に、上記クランプ付リトラクター100
の作動について説明する。先ず、通常使用時において
は、前記緊急ロック機構300が非作動状態であり、該
リトラクター100はウェビング70を巻取りバネ装置
5の付勢力で巻取り可能であると共に、バネ力に抗して
ウェビング70を引出し自在となっている。又、図5及
び図6に示すように、リターンスプリング15のばね力
等によりクランプ部材6は、ウェビング70から離間し
た状態に保たれている。
の作動について説明する。先ず、通常使用時において
は、前記緊急ロック機構300が非作動状態であり、該
リトラクター100はウェビング70を巻取りバネ装置
5の付勢力で巻取り可能であると共に、バネ力に抗して
ウェビング70を引出し自在となっている。又、図5及
び図6に示すように、リターンスプリング15のばね力
等によりクランプ部材6は、ウェビング70から離間し
た状態に保たれている。
【0038】しかし、車両衝突等による急激な減速が作
用する緊急時には、ボビン2の回転を拘束する緊急ロッ
ク機構300が作動し、ポール11の係止部11aをラ
ッチプレート25の係合歯25aに係合させて該ラッチ
プレート25のウェビング引出し方向の回転を阻止す
る。この緊急ロック機構300の作動に連動してクラン
プレバー7が矢印Y方向に回動して、クランプ部材6を
アッパープレート12の摺接面12aに沿って押し出し
て、図7に示すように、クランプ部材6の係止突起6c
をウェビング70に押し付けて、巻締りによるウェビン
グ70の伸び出しを阻止するクランプ機構400が作動
する。
用する緊急時には、ボビン2の回転を拘束する緊急ロッ
ク機構300が作動し、ポール11の係止部11aをラ
ッチプレート25の係合歯25aに係合させて該ラッチ
プレート25のウェビング引出し方向の回転を阻止す
る。この緊急ロック機構300の作動に連動してクラン
プレバー7が矢印Y方向に回動して、クランプ部材6を
アッパープレート12の摺接面12aに沿って押し出し
て、図7に示すように、クランプ部材6の係止突起6c
をウェビング70に押し付けて、巻締りによるウェビン
グ70の伸び出しを阻止するクランプ機構400が作動
する。
【0039】そして、このウェビング伸び出しの阻止に
よって、ウェビング70に作用する張力が徐々に増加
し、それによってアッパーステー13に作用する荷重が
前述の所定値に達したときには、その時のウェビング引
き出し方向の力で、塑性変形用板部13bのU字状の湾
曲部の近辺に曲げ(塑性変形)が生じることによって、
プレート支持部13cのウェビング伸び出し方向への移
動が可能になる。
よって、ウェビング70に作用する張力が徐々に増加
し、それによってアッパーステー13に作用する荷重が
前述の所定値に達したときには、その時のウェビング引
き出し方向の力で、塑性変形用板部13bのU字状の湾
曲部の近辺に曲げ(塑性変形)が生じることによって、
プレート支持部13cのウェビング伸び出し方向への移
動が可能になる。
【0040】前記塑性変形用板部13bの湾曲部近辺の
変形位置は、プレート支持部13cの移動に応じて塑性
変形用板部13b上を変位し、結局、図8に示すよう
に、U字状の湾曲部が徐々に移動した如き形態で、プレ
ート支持部13bのウェビング伸び出し方向への移動を
許容する。このプレート支持部13bのウェビング伸び
出し方向への移動は、アッパープレート12およびクラ
ンプ部材6のウェビング伸び出し方向への移動となり、
これによって、ウェビング70の伸び出しが実現され、
ウェビング70に作用する運動エネルギーが伸び出した
分量に応じて塑性変形用板部13bに吸収されて、ウェ
ビングから乗員の身体に作用する衝撃等が軽減される。
変形位置は、プレート支持部13cの移動に応じて塑性
変形用板部13b上を変位し、結局、図8に示すよう
に、U字状の湾曲部が徐々に移動した如き形態で、プレ
ート支持部13bのウェビング伸び出し方向への移動を
許容する。このプレート支持部13bのウェビング伸び
出し方向への移動は、アッパープレート12およびクラ
ンプ部材6のウェビング伸び出し方向への移動となり、
これによって、ウェビング70の伸び出しが実現され、
ウェビング70に作用する運動エネルギーが伸び出した
分量に応じて塑性変形用板部13bに吸収されて、ウェ
ビングから乗員の身体に作用する衝撃等が軽減される。
【0041】そして、図8に示すように、アッパーステ
ー13の塑性変形が完了した状態では、クランプ部材6
の係止突起6cは、ロアープレート4に装備されたベル
ト逃がし凹部4aによって、ウェビング70との係合が
外れた状態になる。そして、クランプ部材6によるウェ
ビング挾持の解除後は、リトラクターからのウェビング
70の伸び出しが始まり、ボビン2にはウェビング引出
し方向の張力が作用する。そこで、ウェビング70の一
端が係止されたボビン2が回転し始め、ラッチプレート
25との間に所定以上の荷重が負荷されたときには、剪
断ピン32が剪断された後、回転をロックされたラッチ
プレート25に一端部を連結されたトーションバー28
が自身の軸回りに捩じれて所定のトルクのもとでボビン
2を回転させるので、該トーションバー2は自身の軸回
りに捩じれることで運動エネルギーをさらに吸収でき
る。さらに望ましくは、例えば捩じれ変形時のウェビン
グ張力がほぼ一定に保たれるよう強度設定することによ
り、その捩じれ変形過程においてより効果的な運動エネ
ルギー消費ができる。
ー13の塑性変形が完了した状態では、クランプ部材6
の係止突起6cは、ロアープレート4に装備されたベル
ト逃がし凹部4aによって、ウェビング70との係合が
外れた状態になる。そして、クランプ部材6によるウェ
ビング挾持の解除後は、リトラクターからのウェビング
70の伸び出しが始まり、ボビン2にはウェビング引出
し方向の張力が作用する。そこで、ウェビング70の一
端が係止されたボビン2が回転し始め、ラッチプレート
25との間に所定以上の荷重が負荷されたときには、剪
断ピン32が剪断された後、回転をロックされたラッチ
プレート25に一端部を連結されたトーションバー28
が自身の軸回りに捩じれて所定のトルクのもとでボビン
2を回転させるので、該トーションバー2は自身の軸回
りに捩じれることで運動エネルギーをさらに吸収でき
る。さらに望ましくは、例えば捩じれ変形時のウェビン
グ張力がほぼ一定に保たれるよう強度設定することによ
り、その捩じれ変形過程においてより効果的な運動エネ
ルギー消費ができる。
【0042】従って、前記クランプ付リトラクター10
0においてウェビング70に作用する張力は、滑らかな
変動特性を示すことになる。すなわち、アッパープレー
ト13の塑性変形とトーションバー2の塑性変形とで段
階的にそしてより長時間に渡って運動エネルギーの効果
的吸収を繰り返すことによって、乗員の身体に与えるダ
メージを大きくすることなく、より多量の運動エネルギ
ーを速やかにシートベルトリトラクターに吸収させるこ
とが可能になり、ウェビング挾持後にウェビング70に
作用する張力の増減を緩やかに抑えるとともに、その張
力の変動幅を小さくすることができて、車両衝突時等に
ウェビング70から乗員に作用する衝撃を効果的にかつ
大幅に低減することが可能になる。
0においてウェビング70に作用する張力は、滑らかな
変動特性を示すことになる。すなわち、アッパープレー
ト13の塑性変形とトーションバー2の塑性変形とで段
階的にそしてより長時間に渡って運動エネルギーの効果
的吸収を繰り返すことによって、乗員の身体に与えるダ
メージを大きくすることなく、より多量の運動エネルギ
ーを速やかにシートベルトリトラクターに吸収させるこ
とが可能になり、ウェビング挾持後にウェビング70に
作用する張力の増減を緩やかに抑えるとともに、その張
力の変動幅を小さくすることができて、車両衝突時等に
ウェビング70から乗員に作用する衝撃を効果的にかつ
大幅に低減することが可能になる。
【0043】更には、クランプ部材6によるウェビング
挾持解除後のエネルギー吸収がトーションバー2自身の
軸回りの捩じれによって行われるので、該トーションバ
ー2の捩じり変形が始まるまでのクランプ部材6の移動
量(塑性変形用板部13bを塑性変形させながらのウェ
ビング伸び出し方向への移動量)を少なくでき、その分
リトラクターベース1を小型化できる。又、トーション
バー2は、剪断ピン32を介してボビン2と連結されて
いるので、該トーションバー2の捩じり変形が始まるタ
イミングを早くすることができる。
挾持解除後のエネルギー吸収がトーションバー2自身の
軸回りの捩じれによって行われるので、該トーションバ
ー2の捩じり変形が始まるまでのクランプ部材6の移動
量(塑性変形用板部13bを塑性変形させながらのウェ
ビング伸び出し方向への移動量)を少なくでき、その分
リトラクターベース1を小型化できる。又、トーション
バー2は、剪断ピン32を介してボビン2と連結されて
いるので、該トーションバー2の捩じり変形が始まるタ
イミングを早くすることができる。
【0044】そして更には、前記回転規制手段30によ
り、ボビン2の所定角度以上のウェビング伸び出し方向
の回転が阻止されているので、車両緊急時等にトーショ
ンバー2が必要以上に捩じれる荷重が負荷された場合に
も、ウェビング70の伸び出し量が適正な量に規制され
る結果、リトラクターの安全性が向上される。ここで、
図10乃至図12に基づき、前記回転規制手段30の作
動について説明する。
り、ボビン2の所定角度以上のウェビング伸び出し方向
の回転が阻止されているので、車両緊急時等にトーショ
ンバー2が必要以上に捩じれる荷重が負荷された場合に
も、ウェビング70の伸び出し量が適正な量に規制され
る結果、リトラクターの安全性が向上される。ここで、
図10乃至図12に基づき、前記回転規制手段30の作
動について説明する。
【0045】図10に示したように、ウェビング挾持解
除後の初期位置においては、ボビン2に突設された剪断
ピン32がラッチプレート25のボス部29に穿設され
た係止孔27に嵌合しており、ボビン2は該ラッチプレ
ート25に対する相対回転を規制されている。又、ラッ
チプレート25の係止突起26は、ガイド溝21の初期
端部21Aに位置している。
除後の初期位置においては、ボビン2に突設された剪断
ピン32がラッチプレート25のボス部29に穿設され
た係止孔27に嵌合しており、ボビン2は該ラッチプレ
ート25に対する相対回転を規制されている。又、ラッ
チプレート25の係止突起26は、ガイド溝21の初期
端部21Aに位置している。
【0046】そして、ボビン2とラッチプレート25と
の間に所定以上の荷重が負荷されて剪断ピン32が剪断
されると、トーションバー2が捩じり変形し、ガイド溝
21の長さ(1/2回転)に相当する角度、ボビン2が
ラッチプレート25に対して図中の矢印X1 方向へ回転
されると共に係止突起26がガイド溝21内を摺動して
相対的に矢印X2 方向へ移動する。そこで、図11に示
したように、係止突起26がガイド溝21の終端部21
Bに達する。
の間に所定以上の荷重が負荷されて剪断ピン32が剪断
されると、トーションバー2が捩じり変形し、ガイド溝
21の長さ(1/2回転)に相当する角度、ボビン2が
ラッチプレート25に対して図中の矢印X1 方向へ回転
されると共に係止突起26がガイド溝21内を摺動して
相対的に矢印X2 方向へ移動する。そこで、図11に示
したように、係止突起26がガイド溝21の終端部21
Bに達する。
【0047】そして、ボビン2が図中の矢印X1 方向へ
更に回転されると、係止突起26により終端部21Bを
押圧付勢されたカムリング20は、該係止突起26と共
に矢印X2 方向へ回転する。カムリング20がボビン2
に対して相対的に矢印X2 方向へ回転することにより、
該カムリング20のカム溝22に係合突起31cが係合
しているストッパー31は、図12に示すように、係止
部31aがボス部29のストッパー係合部29aと係合
する方向に揺動させられる。
更に回転されると、係止突起26により終端部21Bを
押圧付勢されたカムリング20は、該係止突起26と共
に矢印X2 方向へ回転する。カムリング20がボビン2
に対して相対的に矢印X2 方向へ回転することにより、
該カムリング20のカム溝22に係合突起31cが係合
しているストッパー31は、図12に示すように、係止
部31aがボス部29のストッパー係合部29aと係合
する方向に揺動させられる。
【0048】前記ボビン2に突設された枢軸ピン33に
軸支された前記ストッパー31がストッパー係合部29
aと係合することにより、ボビン2はラッチプレート2
5に対するウェビング伸び出し方向への所定角度以上の
回転を阻止される。即ち、前記回転規制手段30は、ガ
イド溝21の長さに対応して、ボビン2のウェビング伸
び出し方向への回転規制角度が設定されるので、例え
ば、普通乗用車や大型車両等、車両の種類や走行性能等
に対応させて、最も適正な回転規制角度の設定が容易で
あり、より的確な車両の安全性を確保することができ
る。
軸支された前記ストッパー31がストッパー係合部29
aと係合することにより、ボビン2はラッチプレート2
5に対するウェビング伸び出し方向への所定角度以上の
回転を阻止される。即ち、前記回転規制手段30は、ガ
イド溝21の長さに対応して、ボビン2のウェビング伸
び出し方向への回転規制角度が設定されるので、例え
ば、普通乗用車や大型車両等、車両の種類や走行性能等
に対応させて、最も適正な回転規制角度の設定が容易で
あり、より的確な車両の安全性を確保することができ
る。
【0049】尚、本発明における巻取軸及び捩じり棒の
構成は、上記実施形態のものに限定されるものではな
く、種々の変更が可能であることは勿論である。又、本
発明は上記実施形態のクランプ付リトラクターの構成に
限定されるものではなく、アッパープレート12やアッ
パーステー13等の構成部材の形状や数などは種々の変
更が可能であることは勿論であり、例えば、上記の如く
クランプ機構が解除される際のウェビングの引張り荷重
及び解除後の引張り荷重は、アッパーステー13の塑性
変形用板部13bの形状を変化させたり、塑性変形部分
の剛性を変化させることにより適宜設定することができ
る。また、楔状のクランプ部材に代えて回動挾持部材を
用いたクランプ機構にも有効であり、クランプ解除機構
も、ロアープレート4に装備されたベルト逃がし凹部4
aに限らず、公知のクランプ解除機構を利用することが
できる。
構成は、上記実施形態のものに限定されるものではな
く、種々の変更が可能であることは勿論である。又、本
発明は上記実施形態のクランプ付リトラクターの構成に
限定されるものではなく、アッパープレート12やアッ
パーステー13等の構成部材の形状や数などは種々の変
更が可能であることは勿論であり、例えば、上記の如く
クランプ機構が解除される際のウェビングの引張り荷重
及び解除後の引張り荷重は、アッパーステー13の塑性
変形用板部13bの形状を変化させたり、塑性変形部分
の剛性を変化させることにより適宜設定することができ
る。また、楔状のクランプ部材に代えて回動挾持部材を
用いたクランプ機構にも有効であり、クランプ解除機構
も、ロアープレート4に装備されたベルト逃がし凹部4
aに限らず、公知のクランプ解除機構を利用することが
できる。
【0050】更に、本発明は上記実施形態の如き緊急ロ
ック機構300の構成に限らず、他のロック手段やロッ
ク作動手段を備えた緊急ロック機構を有するクランプ付
リトラクターに応用することも可能である。
ック機構300の構成に限らず、他のロック手段やロッ
ク作動手段を備えた緊急ロック機構を有するクランプ付
リトラクターに応用することも可能である。
【0051】
【発明の効果】即ち、本発明のクランプ付リトラクター
によれば、緊急ロック機構が作動してクランプされた状
態のウェビングに所定値以上の荷重が作用すると、クラ
ンプ部材のウェビング挾持が解除され、巻取軸にはウェ
ビング伸び出し方向の回転力が作用する。
によれば、緊急ロック機構が作動してクランプされた状
態のウェビングに所定値以上の荷重が作用すると、クラ
ンプ部材のウェビング挾持が解除され、巻取軸にはウェ
ビング伸び出し方向の回転力が作用する。
【0052】更に、所定値以上のウェビング張力が巻取
軸に作用することにより、その時のウェビング張力が増
減しない程度に捩じり棒の捩じり変形が始まって、該巻
取軸がウェビング伸び出し方向に回転される。そこで、
前記捩じり棒の塑性変形過程による運動エネルギーの消
費により乗員に作用する運動エネルギーの吸収がなされ
て、クランプ機構のウェビング挾持後のウェビングに作
用する張力の低下並びに急激な再上昇が抑制される。
軸に作用することにより、その時のウェビング張力が増
減しない程度に捩じり棒の捩じり変形が始まって、該巻
取軸がウェビング伸び出し方向に回転される。そこで、
前記捩じり棒の塑性変形過程による運動エネルギーの消
費により乗員に作用する運動エネルギーの吸収がなされ
て、クランプ機構のウェビング挾持後のウェビングに作
用する張力の低下並びに急激な再上昇が抑制される。
【0053】また、クランプ部材によるウェビング挾持
解除後のエネルギー吸収が捩じり棒自身の軸回りの捩じ
れによって行われるので、該捩じり棒の捩じり変形が始
まるまでのクランプ部材の移動量を少なくでき、その分
リトラクターを小型化できる。更に、捩じり棒が剪断ピ
ンを介して巻取軸と連結されることにより、該捩じり棒
の捩じり変形が始まるタイミングを早くすることができ
る。
解除後のエネルギー吸収が捩じり棒自身の軸回りの捩じ
れによって行われるので、該捩じり棒の捩じり変形が始
まるまでのクランプ部材の移動量を少なくでき、その分
リトラクターを小型化できる。更に、捩じり棒が剪断ピ
ンを介して巻取軸と連結されることにより、該捩じり棒
の捩じり変形が始まるタイミングを早くすることができ
る。
【0054】又、回転規制手段により、クランプ挾持解
除後の巻取軸の所定角度以上のウェビング伸び出し方向
の回転が阻止されることにより、車両緊急時等に捩じり
棒が必要以上に捩じれる荷重が負荷された場合にも、ウ
ェビングの伸び出し量が適正な量に規制される結果、リ
トラクターの安全性が向上される。従って、リトラクタ
ーを大型化することなく、車両衝突時に乗員の身体に生
じる運動エネルギーを効率よく吸収することができる良
好なクランプ解除機構を備えたクランプ付リトラクター
を提供できる。
除後の巻取軸の所定角度以上のウェビング伸び出し方向
の回転が阻止されることにより、車両緊急時等に捩じり
棒が必要以上に捩じれる荷重が負荷された場合にも、ウ
ェビングの伸び出し量が適正な量に規制される結果、リ
トラクターの安全性が向上される。従って、リトラクタ
ーを大型化することなく、車両衝突時に乗員の身体に生
じる運動エネルギーを効率よく吸収することができる良
好なクランプ解除機構を備えたクランプ付リトラクター
を提供できる。
【図1】本発明に係るクランプ付リトラクターの分解斜
視図の一部である。
視図の一部である。
【図2】図1に示したクランプ付リトラクターの残り部
分の分解斜視図である。
分の分解斜視図である。
【図3】図2に示したラッチプレートの拡大斜視図であ
る。
る。
【図4】図1及び図2に示したクランプ付リトラクター
の正面縦断面図である。
の正面縦断面図である。
【図5】図1及び図2に示したクランプ付リトラクター
の一部破断側面図である。
の一部破断側面図である。
【図6】図1に示したクランプ機構の作動説明用の要部
拡大図である。
拡大図である。
【図7】図1に示したクランプ機構の作動説明用の要部
拡大図である。
拡大図である。
【図8】図1に示したクランプ機構の作動説明用の要部
拡大図である。
拡大図である。
【図9】図1に示したクランプ機構の作動説明用の要部
拡大図である。
拡大図である。
【図10】図2に示した回転規制手段の作動説明用の要
部断面図である。
部断面図である。
【図11】図2に示した回転規制手段の作動説明用の要
部断面図である。
部断面図である。
【図12】図2に示した回転規制手段の作動説明用の要
部断面図である。
部断面図である。
1 リトラクターベース 2 ボビン 4 ロアプレート 6 クランプ部材 11 ポール 12 アッパープレート 13 アッパーステー 20 カムリング 21 ガイド溝 22 カム溝 28 トーションバー 25 ラッチプレート 30 回転規制手段 31 ストッパー 32 剪断ピン 70 ウェビング 71 案内溝 100 クランプ付リトラクター 200 エネルギー吸収機構 300 緊急ロック機構 400 クランプ機構
Claims (1)
- 【請求項1】 車両緊急時に、ウェビングが巻装された
巻取軸のウェビング引き出し方向の回転をロック手段に
よってロックする緊急ロック機構と、 該緊急ロック機構に連動して移動可能なクランプ部材
が、リトラクターの巻取軸に巻装されたウェビングの引
出し部を挾持することによってリトラクターからのウェ
ビングの伸び出しを阻止すると共に、ウェビングに所定
値以上の荷重が作用した時にはウェビング挾持を解除す
るように構成されたクランプ機構と、 前記巻取軸と前記ロック手段との間に介在され、ウェビ
ングに作用する荷重が所定値以上となった際には軸回り
に捩じれて該巻取軸をウェビング伸び出し方向へ回転さ
せる捩じり棒とを備えたクランプ付リトラクター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8182697A JPH106922A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | クランプ付リトラクター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8182697A JPH106922A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | クランプ付リトラクター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH106922A true JPH106922A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=16122859
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8182697A Pending JPH106922A (ja) | 1996-06-25 | 1996-06-25 | クランプ付リトラクター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH106922A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999039943A1 (en) * | 1998-02-05 | 1999-08-12 | Ashimori Kogyo Kabushiki Kaisha | Seat belt retractor |
-
1996
- 1996-06-25 JP JP8182697A patent/JPH106922A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999039943A1 (en) * | 1998-02-05 | 1999-08-12 | Ashimori Kogyo Kabushiki Kaisha | Seat belt retractor |
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