JPH1068685A - 圧縮試験機 - Google Patents

圧縮試験機

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Publication number
JPH1068685A
JPH1068685A JP22681596A JP22681596A JPH1068685A JP H1068685 A JPH1068685 A JP H1068685A JP 22681596 A JP22681596 A JP 22681596A JP 22681596 A JP22681596 A JP 22681596A JP H1068685 A JPH1068685 A JP H1068685A
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JP
Japan
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platen
press plate
compression
load
test piece
Prior art date
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Pending
Application number
JP22681596A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Iwahashi
義之 岩橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Shimadzu Corp filed Critical Shimadzu Corp
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Publication of JPH1068685A publication Critical patent/JPH1068685A/ja
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧縮力に応じて圧盤の揺動の自由度を調整す
る。 【解決手段】 供試体TPへの負荷が増大し、球座9A
と球座受け10との間に設けられ油圧室12を形成する
弾性シール材11が収縮すると、油圧室12の容積が減
少し、その減少分の圧油が排出され、排出された圧油に
よって、圧盤9の両側に配置された1対の油圧シリンダ
14からなるクランプ機構がこの圧盤9を挟圧し、圧盤
の揺動の自由度を制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の圧盤間で、
例えば高強度コンクリートや岩石などの圧縮試験を行う
材料試験機に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の圧縮試験機は、クロスヘッドに
取付けられる球座受けと、球座受けの球座面に球面接触
する球面部を有し、球座受けに対して揺動自在に保持さ
れる圧盤とを備え、この圧盤と他の圧盤との間で試験片
の圧縮試験を行う。
【0003】また、試験開始前に、揺動自在に保持され
た圧盤の圧縮面を試料表面に接触させた状態で、圧盤が
揺動しないように固定し、圧縮面が負荷軸芯に対し常に
一定角度のまま圧縮試験を行うものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、試験を進め
ていくと供試体にヒビが生じてしまい、供試体が初期形
状から変形してしまい、かかる変形に伴って、供試体の
圧盤との接触面が変形してしまうことがある。
【0005】しかしながら、供試体に負荷を与えている
最中、圧盤の揺動が自由であると、次のような不具合が
生じる。すなわち、負荷中に供試体のヒビ割れが発生す
ると、その部分が陥没し供試体が負荷軸心に対して傾く
ので、供試体における圧盤との接触面が傾斜し、揺動可
能な圧盤が負荷軸芯を中心にして回転してしまうことが
あるが、その瞬間、ロードセル等により測定される荷重
値は、一旦急激に減少してしまい、段付きデータとなっ
て正常なデータが得られない。また、球座受けと球面と
が急激に擦れることにより、「鳴き」と呼ばれる異常音
が発生する。
【0006】一方、供試体に負荷を与えている最中、圧
盤を固定しておくと、供試体にヒビが生じて所期形状か
ら変形してその圧盤との接触面が傾くので、供試体の圧
盤との接触面が少なくなり、供試体に対して均一な負荷
を与えることができなくなる。このように、圧盤を固定
すること及び揺動自由にすることには、それぞれ一長一
短があった。
【0007】本発明は、圧盤試験機において、上記した
問題点を解決するために創案されたものであって、圧盤
を揺動自在に保持すると共に圧盤による供試体への負荷
力の増大に伴って、その圧盤の揺動を規制することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる材料試験
機は、揺動自在に保持される圧盤を備えた圧縮試験機に
おいて、圧縮荷重が増大するに従って、圧盤の揺動を規
制する規制手段を設けているので、供試体への負荷力の
増大に伴って供試体における圧盤との接触面が傾いて
も、揺動自在な圧盤が急激に傾くことがない。
【0009】
【発明の実施の形態】図1〜図3により本発明の一実施
の形態を説明する。
【0010】図1は、本発明に係る圧縮試験機の全体構
成図である。試験機本体は、ベース1内に配置したラム
シリンダ2と、その上端に固定されたテーブル3と、テ
ーブル3上の一方の対角線位置に立設した一対の支柱4
と、支柱4の上部に横架された上部クロスヘッド5と、
テーブル3の他方の対角線位置を貫通してベース1に立
設された一対のねじ棹6と、このねじ棹6にナット(図
示省略)を介して螺合された下部クロスヘッド7とを備
え、ナットの回転により下部クロスヘッド7がねじ棹6
に沿って昇降する。テーブル3の上面には下部圧盤8
が、下部クロスヘッド7の下面には圧盤9として圧縮面
を備えた球座9Aが互いに同軸で対向配置され、両圧盤
の間で供試体TPの圧縮試験が行われる。
【0011】図2は、上部圧盤の取付構造を示す詳細図
である。圧盤9の球座9Aは、例えば外周に設けたばね
材(図示省略)によって球座受け10に吊り下げられ、
この球座受け10に対して揺動可能に設けられている。
【0012】また、球座9Aと球座受け10の間には、
リング状の弾性シール11材が介在しており、ばね材に
よって球座9Aを球座受け10の方へ所定の力で引き寄
せることによって、油圧室12が形成されている。
【0013】さらに、圧盤9のクランプ機構として、ピ
ストン13を作動すると球座9Aを外周面から挟圧する
油圧シリンダ14が、球座受け10に固設された油圧シ
リンダ取付枠15の下端部に設けられている。そして、
油圧シリンダ14に対し、油圧室12から排出された圧
油が導かれるように、球座受け10や油圧シリンダ取付
枠15には、油圧ライン16が形成されている。なお、
図2に示したクランプ機構は1対の油圧シリンダ14か
らなるが、例えば図3に示すように、1台の油圧シリン
ダ14を使用し、対向した壁部材との間で圧盤9を挟圧
してもよいし、3台以上の油圧シリンダ14を使用して
もよい。
【0014】次に、図1及び図2の圧縮試験機の動作に
ついて説明する。まず、供試体TPを下部圧盤8の上に
配置した後、供試体TPの高さに応じて上部クロスヘッ
ド5を下降し、圧盤9の圧縮面が供試体TPに接触する
ようにする。
【0015】そして、ラムシリンダ2を作動させ、テー
ブル3とともに下部圧盤8を上昇させて圧縮試験を開始
する。試験開始当初、球座受け10に対して、球座9A
を介して圧盤9は揺動可能であるので、圧盤9の圧縮面
は供試体TPの表面になじむ(全面が接触する)ように
揺動する。さらに、圧縮を加えると、予期せぬひび割れ
によって供試体TPが傾斜することによって、圧縮面と
接触する供試体TPにおける表面が傾斜する。
【0016】このとき、従来のように、球座9Aが完全
に揺動可能であると、球座9Aが供試体TPの表面にな
じむので、荷重値が急激に変化してしまったり、圧盤9
が固定されていると、圧盤9の圧縮面と供試体TPの表
面との接触面が極度に小さくなり、上記したような問題
があった。しかしながら、本発明では、荷重値の増加と
ともに、球座9Aが弾性シール部材11を圧縮し、油圧
室12の容積を小さくするので、その分の圧油が排出さ
れ、油圧ライン16を通過して、油圧シリンダ14に供
給される。そして、ピストン13が圧盤9を挟圧する
が、荷重値が小さいときは、油圧シリンダ14に供給さ
れる圧油の量は少ないので、比較的油圧シリンダ14の
ピストン13が圧盤9を挟圧する力は小さい。この適当
な挟圧力のため、供試体TPがひび割れて傾いても、圧
盤9は緩やかに傾斜し、急激に揺動することがない。す
なわち、ロードセル(図示省略)で検出する荷重値は激
変することがなくなる。
【0017】さらに、供試体TPに対してそれ以上の圧
縮荷重を加えたとき、供試体TPがひび割れ傾いても、
緩やかに球座9Aが揺動するように、圧縮荷重の大きさ
に応じて弾性シール材11が収縮し、油圧室12から圧
油が排出され、ピストン13によって球座9Aを挟圧す
る力が増大する。
【0018】なお、圧盤9が適度に揺動するようピスト
ン13による挟圧力を調整するために、油圧ライン16
の途中に増圧器を設けることが好ましい。
【0019】また、本実施例では、油圧を利用したが、
水圧等の他の流体圧を利用してもよい。
【0020】なお、本実施例のように油圧を利用した態
様も本発明に含まれる。
【0021】(1)球座面を有する球座受けと、球座面
と球面接触される球面部を有し、球座受けに対して揺動
自在に保持される圧盤とを備え、この圧盤と他の圧盤と
の間で供試体の圧縮試験を行う圧縮試験機において、前
記球座面と前記球面部との間に前記球座受けが上昇する
と収縮する弾性シール部材で密封された油圧室と、前記
圧盤の上昇に伴って前記油圧室から排出された圧油が導
かれ、前記圧盤をクランプする油圧シリンダとを備えた
ことを特徴とする圧縮試験機。
【0022】さらに、圧縮試験機に備えられたロードセ
ルから荷重信号を取り出し、この荷重信号に比例した電
磁力を発生し、この力によって圧盤9を挟圧するクラン
プ装置を使用してもよく、次のような実施態様も本発明
に含まれる。
【0023】(2)揺動自在に保持される圧盤を備えた
圧縮試験機において、供試体に与えられる荷重値を検出
する荷重検出器から検出された荷重信号に応じた力で、
前記圧縮装置の揺動を規制するクランプ装置を備えたこ
とを特徴とする圧縮試験機。この場合、油圧室や油圧ラ
インが不要となるとともに、荷重信号に対する電磁力の
設定が容易になる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
圧縮試験を進めて、供試体のある部分にヒビが生じ供試
体の圧盤との接触面が急に傾斜しても、急激に圧盤が揺
動することがないので、ロードセル等により測定される
荷重値が、急激に減少することによる段付きデータの発
生がなくなる。また、「鳴き」と呼ばれる異常音の発生
がなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧縮試験機の概略構成を示す図で
ある。
【図2】図1の球座付近の概略構成を示す図である。
【図3】本発明の変形実施例を示す図である。
【符号の説明】
9・・・・圧盤 9A・・・球座 10・・・球座受け 11・・・弾性シール材 12・・・油圧室 13・・・ピストン 14・・・油圧シリンダ 15・・・油圧シリンダ取付枠 16・・・油圧ライン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の圧盤の間で供試体の圧縮試験を行
    う圧縮試験機において、前記圧盤の少なくとも一方を揺
    動自在に保持すると共に、圧縮荷重の大きさに応じてそ
    の圧盤の揺動を規制する規制手段を設けたことを特徴と
    する圧縮試験機。
JP22681596A 1996-08-28 1996-08-28 圧縮試験機 Pending JPH1068685A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22681596A JPH1068685A (ja) 1996-08-28 1996-08-28 圧縮試験機

Applications Claiming Priority (1)

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JP22681596A JPH1068685A (ja) 1996-08-28 1996-08-28 圧縮試験機

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Publication Number Publication Date
JPH1068685A true JPH1068685A (ja) 1998-03-10

Family

ID=16851044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22681596A Pending JPH1068685A (ja) 1996-08-28 1996-08-28 圧縮試験機

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JP (1) JPH1068685A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100956091B1 (ko) 2003-01-16 2010-05-07 가부시키가이샤 사기노미야세이사쿠쇼 하중 시험기
KR101121790B1 (ko) * 2009-04-27 2012-03-21 현대제철 주식회사 압축 강도 시험용 가압 기구
CN107389441A (zh) * 2017-07-06 2017-11-24 防灾科技学院 一种岩石抗拉强度测试系统

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100956091B1 (ko) 2003-01-16 2010-05-07 가부시키가이샤 사기노미야세이사쿠쇼 하중 시험기
KR101121790B1 (ko) * 2009-04-27 2012-03-21 현대제철 주식회사 압축 강도 시험용 가압 기구
CN107389441A (zh) * 2017-07-06 2017-11-24 防灾科技学院 一种岩石抗拉强度测试系统

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