JPH1068414A - 軸 受 - Google Patents

軸 受

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Publication number
JPH1068414A
JPH1068414A JP8226780A JP22678096A JPH1068414A JP H1068414 A JPH1068414 A JP H1068414A JP 8226780 A JP8226780 A JP 8226780A JP 22678096 A JP22678096 A JP 22678096A JP H1068414 A JPH1068414 A JP H1068414A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
backing
bearing portion
thrust bearing
metal member
radial bearing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8226780A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuaki Seyama
康昭 瀬山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP8226780A priority Critical patent/JPH1068414A/ja
Publication of JPH1068414A publication Critical patent/JPH1068414A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スラスト軸受部及びラジアル軸受部として要
求される高い性能を保持し、しかも安価に製造できるよ
うにする。 【解決手段】 表面にスラスト軸受部20を有する中空
円板状の第1の裏金材21と、内周面にラジアル軸受部
22を有する円筒状の第2の裏金材23とを、前記第1
の裏金材21の裏面に前記第2の裏金材23の端面を当
接させつつ、摩擦接合等により一体に連接したことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば冷蔵庫や空
気調和機に使用されるレシプロ式圧縮機の内部に配置さ
れる軸受等、主にスラスト荷重を受けるスラスト軸受部
と主にラジアル荷重を受けるラジアル軸受部とを備えた
軸受に関し、特にスラスト軸受部及びラジアル軸受部と
しての高いに性能を保持し、しかも安価に製造できるよ
うにした軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、主にスラスト荷重を受けるスラス
ト軸受部と主にラジアル荷重を受けるラジアル軸受部と
を備えた上記軸受としては、銅または黄銅製で円筒状の
スリーブの一端に鍔部を一体に成形した、いわゆる鍔付
スリーブで構成されたものが一般に使用されていた。
【0003】そして、前記鍔部の表面をスラスト軸受
部、スリーブの内周面をラジアル軸受部として、この内
部に挿通した軸を前記スラスト軸受部でスラスト方向
(軸方向)のずれを防止しつつ、前記ラジアル軸受部で
回転自在に支承するように構成されていた。
【0004】即ち、従来のこの種の軸受にあっては、ス
ラスト軸受部とラジアル軸受部で受ける荷重の大きさが
異なり、かつ要求される性能が異なるにも拘わらず、双
方をできる限り満足できる材料、例えば銅や黄銅で一体
に成形されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例のように、スラスト軸受部及びラジアル軸受部とし
ての双方をできる限り満足できる材料で軸受を構成した
としても、スラスト軸受部とラジアル軸受部としてのど
ちらか一方の性能の低下に繋がってしまうのが現状であ
った。
【0006】即ち、例えばスラスト軸受部にあっては、
摩耗を抑制するため、硬度の高い材料で構成することが
望ましく、ラジアル軸受部にあっては、なじみ性を増し
て耐焼付性の向上を図る上で軟質の材料で構成すること
が望ましいが、双方の要求を単一の材料で満足させるこ
とはできない。
【0007】更に、一般にスラスト荷重はラジアル荷重
より小さく、このスラスト荷重を受けるスラスト軸受部
をラジアル軸受部と同じ材料で構成すると、無駄が多く
てかなり高価なものとなってしまう。
【0008】本発明は上記に鑑み、スラスト軸受部及び
ラジアル軸受部として要求される高い性能を保持し、し
かも安価に製造できるようにした軸受を提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の軸受は、表面に
スラスト軸受部を有する中空円板状の第1の裏金材と、
内周面にラジアル軸受部を有する円筒状の第2の裏金材
とを、前記第1の裏金材の裏面に前記第2の裏金材の端
面を当接させつつ一体に連接したことを特徴とする。
【0010】このように構成した本発明によれば、スラ
スト軸受部とラジアル軸受部とをそれらの受ける荷重や
要求される性能に合った比較的安価な材料で構成するこ
とができ、これによって、スラスト軸受部及びラジアル
軸受部としての高い性能を保持したものを安価に製造す
ることができる。
【0011】本発明の他の軸受は、表面にスラスト軸受
部を有する中空円板状の第1の裏金材と、内周面にラジ
アル軸受部を有する円筒状の第2の裏金材とを、前記第
1の裏金材の裏面に前記第2の裏金材の端面を当接させ
つつ摩擦圧接により一体に連接したことを特徴とする。
【0012】このように構成した本発明によれば、スラ
スト軸受部とラジアル軸受部とをそれらの受ける荷重や
要求される性能に合った比較的安価な材料で構成し、両
者を摩擦圧接によって容易かつ確実に一体化することが
できる。
【0013】本発明の更に他の軸受は、表面にスラスト
軸受部を有する中空円板状の第1の裏金材と、この第1
の裏金材より軟質材料からなり、内周面にラジアル軸受
部を有する円筒状の第2の裏金材とを、前記第1の裏金
材の裏面に前記第2の裏金材の端面を当接させつつ摩擦
圧接により一体に連接したことを特徴とする。
【0014】このように構成した本発明によれば、摩耗
を抑制する比較的硬い材料でスラスト軸受部を、なじみ
性を増して耐焼付性を向上させる軟質の材料でラジアル
軸受部をそれぞれ構成し、両者を摩擦圧接によって容易
かつ確実に一体化することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0016】この実施の形態において、図2は、例えば
冷蔵庫や空気調和機に使用されるレシプロ式(往復式)
圧縮機を示すもので、この圧縮機のケーシング1の内部
には、一体に回転する駆動軸2を内部に挿着した回転子
3と、この固定子3の周囲を囲繞する固定子4とを備え
た電動機要素5が収納されている。
【0017】前記駆動軸2は、クランク軸6に一体に連
接され、更に前記ケーシング1に形成されたシリンダ部
7の内部に上下動自在に配置されたピストン8と前記ク
ランク軸6のクランクピン部9とが連結棒10で連結さ
れて圧縮機要素11が構成されている。
【0018】これによって、電動機要素5の駆動に伴っ
て、駆動軸2、ひいてはクランク軸6が回転し、ピスト
ン8がシリンダ部7の内部を上下に摺動して該シリンダ
部7内にガス冷媒を吸込み、圧縮し、しかる後、圧縮後
のガス冷媒を外部に吐出するようになっている。
【0019】ここに、前記クランク軸6は、その両端に
おいて、スラスト荷重とラジアル荷重の双方を受ける一
対の鍔付軸受12でスラスト方向(軸方向)のずれを防
止しつつ、回転自在に支承されている。更に、この一方
の鍔付軸受12の側方には、ラジアル荷重のみを受ける
ラジアル滑り軸受13が配置されている。
【0020】そして、前記クランク軸6の側方に位置し
て、ギアポンプ14が備えられ、このギアポンプ14の
回転に伴って、ストレーナ15及びオイル通路16を通
過したオイルが、クランク軸6の内部に設けられたオイ
ル孔17から前記各軸受12,13のクランク軸6との
摺動面に常時供給されるように構成されている。
【0021】ここに、前記スラスト荷重とラジアル荷重
の双方を受ける鍔付軸受12の詳細を図1に示す。
【0022】同図に示すように、この鍔付軸受12は、
中空円板状で、表面にスラスト軸受部20を有する第1
の裏金材21と、円筒状で内周面にラジアル軸受部22
を有する第2の裏金材23とからなり、前記第1の裏金
材21の裏面に第1の裏金材23の端面を摩擦圧接によ
り一体に連接して構成されている。
【0023】前記第1の裏金材21と第2の裏金材23
は、摩擦圧接が可能で、かつ比較的安価な材料、例えば
鉄によって構成されているとともに、前記第1の裏金材
21の中空部の内径と第2の裏金材23の内周面の内径
は、ほぼ等しく設定され、第1の裏金材21の中空部の
内径と第2の裏金材23の内周面との間に段差が生じな
いようにして、両者21、23が摩擦圧接されている。
【0024】この実施の形態において、前記スラスト軸
受部20は、比較的硬質の焼結合金によって構成されて
いる。即ち、第1の裏金材21の表面に焼結合金を接合
し、この焼結合金をスラスト軸受部20としている。
【0025】このように、比較的硬質の焼結合金によっ
てスラスト軸受部20を構成することにより、この摩耗
を抑制して、スラスト方向(軸方向)のずれを抑えるこ
とができる。
【0026】なお、鉄製等の第1の裏金材21の表面を
そのままスラスト軸受部としても良いことは勿論であ
り、またこのスラスト荷重はラジアル荷重より小さいた
め、この荷重に耐える材料でスラスト軸受部を有する第
1の裏金材を構成することにより、軸受自体のコストダ
ウンを図ることができる。
【0027】また、前記ラジアル軸受部22は、例えば
銅または黄銅製のスリーブによって構成されている。即
ち、第2の裏金材23の内周面に銅または黄銅製のスリ
ーブを脱出不能に嵌め込み、このスリーブをラジアル軸
受部22としている。更に、前記スリーブ製のラジアル
軸受部22の長さ方向のほぼ中央には、膨出部22aが
形成され、この膨出部22a内にオイルが溜められるよ
うになっている。
【0028】このように、比較的軟質の銅または黄銅製
のスリーブでラジアル軸受部22を構成することによ
り、なじみ性を増して耐焼付性の向上を図ることができ
る。
【0029】なお、焼結合金製のスリーブを第2の裏金
材の内周面に嵌め込んで、これをラジアル軸受部とした
り、第2の裏金材を、例えば比較的軟質の「 」製とし
て、この内周面をそのままラジアル軸受部としても良い
ことは勿論である。
【0030】このように、スラスト軸受部20とラジア
ル軸受部22とを要求される性能に合った材料で構成す
ることにより、スラスト軸受部20及びラジアル軸受部
22としての高い性能を保持し、しかも安価な材料を使
用することにより、軸受自体のコストダウンを図ること
ができる。
【0031】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明は、
スラスト軸受部とラジアル軸受部とをそれらの受ける荷
重や要求される性能に合った材料で、例えば摩耗を抑制
する比較的硬い材料でスラスト軸受部を、なじみ性を増
して耐焼付性を向上させる軟質の材料でラジアル軸受部
をそれぞれ構成することができ、これによって、スラス
ト軸受部及びラジアル軸受部としての高い性能を保持
し、更に、比較的安価な材料を使用することで軸受自体
のコストダウンを図ることができる。
【0032】しかも、スラスト軸受部を有する第1の裏
金材とラジアル軸受部を有する第2の裏金材とを、摩擦
圧接によって容易かつ確実に一体化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す断面図。
【図2】図1に示す軸受を備えた圧縮機を示す断面図。
【図3】図2の一部を拡大して示す要部拡大断面図。
【符号の説明】
5 電動機要素 6 クランク軸 8 ピストン 11 圧縮機要素 12,13 軸受 20 スラスト軸受部 21 第1の裏金材 22 ラジアル軸受部 23 第2の裏金材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面にスラスト軸受部を有する中空円板
    状の第1の裏金材と、内周面にラジアル軸受部を有する
    円筒状の第2の裏金材とを、前記第1の裏金材の裏面に
    前記第2の裏金材の端面を当接させつつ一体に連接した
    ことを特徴とする軸受。
  2. 【請求項2】 表面にスラスト軸受部を有する中空円板
    状の第1の裏金材と、内周面にラジアル軸受部を有する
    円筒状の第2の裏金材とを、前記第1の裏金材の裏面に
    前記第2の裏金材の端面を当接させつつ摩擦圧接により
    一体に連接したことを特徴とする軸受。
  3. 【請求項3】 表面にスラスト軸受部を有する中空円板
    状の第1の裏金材と、この第1の裏金材より軟質材料か
    らなり、内周面にラジアル軸受部を有する円筒状の第2
    の裏金材とを、前記第1の裏金材の裏面に前記第2の裏
    金材の端面を当接させつつ摩擦圧接により一体に連接し
    たことを特徴とする軸受。
JP8226780A 1996-08-28 1996-08-28 軸 受 Pending JPH1068414A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8226780A JPH1068414A (ja) 1996-08-28 1996-08-28 軸 受

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JP8226780A JPH1068414A (ja) 1996-08-28 1996-08-28 軸 受

Publications (1)

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JPH1068414A true JPH1068414A (ja) 1998-03-10

Family

ID=16850502

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JP8226780A Pending JPH1068414A (ja) 1996-08-28 1996-08-28 軸 受

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JP (1) JPH1068414A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011522148A (ja) * 2008-05-30 2011-07-28 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング オーバハングタイプのスタータ
JP2013194754A (ja) * 2012-03-15 2013-09-30 Taiho Kogyo Co Ltd 軸受構造及び軸受構造の製造方法

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