JPH10679A - 複合容器の製造方法及びその装置 - Google Patents
複合容器の製造方法及びその装置Info
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- JPH10679A JPH10679A JP17432196A JP17432196A JPH10679A JP H10679 A JPH10679 A JP H10679A JP 17432196 A JP17432196 A JP 17432196A JP 17432196 A JP17432196 A JP 17432196A JP H10679 A JPH10679 A JP H10679A
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- JP
- Japan
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- preform
- transport path
- preforms
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- Rigid Containers With Two Or More Constituent Elements (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 プラスチックおよび紙から成る複合容器を効
率良く製造する。 【解決手段】 環状の搬送路4に沿って、4台のプリフ
ォーム保持手段6が1組みに連結され時計回りに搬送さ
れる。プリフォーム供給手段10により、プラスチック
製のプリフォーム22が各保持手段6に装着され、保持
手段6は駆動手段8によって駆動されて移動し、加熱手
段12内に入る。ここでプリフォーム22は延伸ブロー
成形に必要な温度にまで加熱される。保持手段6は安定
化手段16において一定の時間滞留し、プリフォーム2
2における温度分布の均一化が図られる。その後、連結
された4台の保持手段6はピッチ拡張手段18により、
それらの間隔が成形手段14における4つの型の間隔に
一致するよう拡張され、そして、成形手段14において
紙製の外側容器が装着されて延伸ブロー成形が行われ
る。
率良く製造する。 【解決手段】 環状の搬送路4に沿って、4台のプリフ
ォーム保持手段6が1組みに連結され時計回りに搬送さ
れる。プリフォーム供給手段10により、プラスチック
製のプリフォーム22が各保持手段6に装着され、保持
手段6は駆動手段8によって駆動されて移動し、加熱手
段12内に入る。ここでプリフォーム22は延伸ブロー
成形に必要な温度にまで加熱される。保持手段6は安定
化手段16において一定の時間滞留し、プリフォーム2
2における温度分布の均一化が図られる。その後、連結
された4台の保持手段6はピッチ拡張手段18により、
それらの間隔が成形手段14における4つの型の間隔に
一致するよう拡張され、そして、成形手段14において
紙製の外側容器が装着されて延伸ブロー成形が行われ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチック製の
内側容器と紙製の外側容器とから成る複合容器を製造す
る方法及びその装置に関するものである。
内側容器と紙製の外側容器とから成る複合容器を製造す
る方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】飲料水を販売する際の容器としてポリエ
チレンテレフタレート(以下、PETともいう)の容
器、いわゆるPETボトルが広く使用されている。PE
Tボトルはガラス容器に比べて軽量であるため、輸送や
貯蔵が容易であり、製造コストの点で有利である。
チレンテレフタレート(以下、PETともいう)の容
器、いわゆるPETボトルが広く使用されている。PE
Tボトルはガラス容器に比べて軽量であるため、輸送や
貯蔵が容易であり、製造コストの点で有利である。
【0003】しかし、そのまま廃棄されたり、あるは土
中に埋められたりした場合、水にはもちろん溶けず、酸
化もせず、そして微生物によって分解もされないため、
長期間に亘ってその形態を維持し続ける。しかも、PE
Tボトルは極めて多量に消費されている。このようなこ
とは、PETボトルに限らずプラスチック容器全般に言
えることであり、その結果引き起こされる環境汚染は重
大な問題となっている。
中に埋められたりした場合、水にはもちろん溶けず、酸
化もせず、そして微生物によって分解もされないため、
長期間に亘ってその形態を維持し続ける。しかも、PE
Tボトルは極めて多量に消費されている。このようなこ
とは、PETボトルに限らずプラスチック容器全般に言
えることであり、その結果引き起こされる環境汚染は重
大な問題となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この問題を緩和する1
つの方法は、容器に使用するプラスチックの量をできる
限り少なくすることである。しかし、単純にプラスチッ
クの使用量を少なくすると、プラスチック容器の機械的
強度が低下し、容器としての機能を果たさなくなる。
つの方法は、容器に使用するプラスチックの量をできる
限り少なくすることである。しかし、単純にプラスチッ
クの使用量を少なくすると、プラスチック容器の機械的
強度が低下し、容器としての機能を果たさなくなる。
【0005】そこで、紙を組み合せた複合容器が注目さ
れている。この複合容器は、プラスチック製の内側容器
を紙製の外側容器によって被うことにより形成され、プ
ラスチックの使用量を減らすことによる内側容器の強度
低下を、紙製の外側容器の強度によって補っている。い
うまでもなく紙は水によって容易に崩れて植物繊維に還
元され、また微生物によって分解される。したがって、
紙を用いた複合容器は環境汚染問題の緩和に有効であ
る。
れている。この複合容器は、プラスチック製の内側容器
を紙製の外側容器によって被うことにより形成され、プ
ラスチックの使用量を減らすことによる内側容器の強度
低下を、紙製の外側容器の強度によって補っている。い
うまでもなく紙は水によって容易に崩れて植物繊維に還
元され、また微生物によって分解される。したがって、
紙を用いた複合容器は環境汚染問題の緩和に有効であ
る。
【0006】本発明の目的は、このような利点を有する
複合容器を効率良く製造できる複合容器の製造方法及び
装置を提供することにある。
複合容器を効率良く製造できる複合容器の製造方法及び
装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、プラスチック製の内側容器と紙製の外側容器
とから成る複合容器を製造する方法であって、前記内側
容器となるプリフォームを搬送路に沿って移動させ、前
記プリフォームを前記搬送路上で移動させながら加熱
し、加熱後、前記プリフォームを前記搬送路上に所定の
時間滞留させてプリフォームを一定の温度に安定させ、
その後、前記プリフォームを前記外側容器が挿入された
型内で延伸ブロー成形を行うことを特徴とする。
するため、プラスチック製の内側容器と紙製の外側容器
とから成る複合容器を製造する方法であって、前記内側
容器となるプリフォームを搬送路に沿って移動させ、前
記プリフォームを前記搬送路上で移動させながら加熱
し、加熱後、前記プリフォームを前記搬送路上に所定の
時間滞留させてプリフォームを一定の温度に安定させ、
その後、前記プリフォームを前記外側容器が挿入された
型内で延伸ブロー成形を行うことを特徴とする。
【0008】本発明はまた、前記プリフォームを搬送路
上で加熱する際に、プリフォームが搬送路上において搬
送方向に一つずつ並べられて搬送され、プリフォームが
搬送路上で所定の時間滞留される際に、プリフォームが
搬送方向と直交する方向に複数ずつ並べられて搬送され
ることを特徴とする。本発明はまた、前記延伸ブロー成
形する前に、前記搬送方向と直交する方向に複数ずつ並
べられたプリフォームは、搬送路上において搬送方向に
間隔をおいて一つずつ並べられて搬送されることを特徴
とする。本発明はまた、前記プリフォームは有底筒状を
呈し、前記プリフォームを搬送路上で少なくとも加熱す
る際にプリフォームはその軸心の回りに回転されること
を特徴とする。
上で加熱する際に、プリフォームが搬送路上において搬
送方向に一つずつ並べられて搬送され、プリフォームが
搬送路上で所定の時間滞留される際に、プリフォームが
搬送方向と直交する方向に複数ずつ並べられて搬送され
ることを特徴とする。本発明はまた、前記延伸ブロー成
形する前に、前記搬送方向と直交する方向に複数ずつ並
べられたプリフォームは、搬送路上において搬送方向に
間隔をおいて一つずつ並べられて搬送されることを特徴
とする。本発明はまた、前記プリフォームは有底筒状を
呈し、前記プリフォームを搬送路上で少なくとも加熱す
る際にプリフォームはその軸心の回りに回転されること
を特徴とする。
【0009】また、本発明は、プラスチック製の内側容
器と紙製の外側容器とから成る複合容器を製造する装置
であって、前記内側容器となるプリフォームを個別に保
持する複数のプリフォーム保持手段と、前記プリフォー
ム保持手段を前記搬送路上で移動させる駆動手段と、前
記搬送路上の前記プリフォーム保持手段に前記プリフォ
ームを供給して保持させるプリフォーム供給手段と、前
記プリフォーム保持手段に保持された前記プリフォーム
を前記搬送路上で加熱する加熱手段と、前記加熱手段に
より加熱され前記搬送路上を搬送されてきた前記プリフ
ォームを、前記外側容器が挿入された型内で延伸ブロー
成形を行う成形手段と、前記プリフォームを前記成形手
段の箇所に搬送する前に、前記加熱手段と前記成形手段
との間の前記搬送路上に所定の時間滞留させプリフォー
ムを一定の温度に安定させる安定化手段とを備えたこと
を特徴とする。
器と紙製の外側容器とから成る複合容器を製造する装置
であって、前記内側容器となるプリフォームを個別に保
持する複数のプリフォーム保持手段と、前記プリフォー
ム保持手段を前記搬送路上で移動させる駆動手段と、前
記搬送路上の前記プリフォーム保持手段に前記プリフォ
ームを供給して保持させるプリフォーム供給手段と、前
記プリフォーム保持手段に保持された前記プリフォーム
を前記搬送路上で加熱する加熱手段と、前記加熱手段に
より加熱され前記搬送路上を搬送されてきた前記プリフ
ォームを、前記外側容器が挿入された型内で延伸ブロー
成形を行う成形手段と、前記プリフォームを前記成形手
段の箇所に搬送する前に、前記加熱手段と前記成形手段
との間の前記搬送路上に所定の時間滞留させプリフォー
ムを一定の温度に安定させる安定化手段とを備えたこと
を特徴とする。
【0010】本発明はまた、前記搬送路が略水平面上に
形成されていることを特徴とする。本発明はまた、前記
搬送路が環状に形成されていることを特徴とする。本発
明はまた、前記駆動手段が、前記プリフォーム保持手段
の側部に形成されたラックに係合するピニオンと、前記
ピニオンの回転駆動手段とを含んで構成されていること
を特徴とする。本発明はまた、前記成形手段が、前記搬
送路に沿って所定の間隔をおいて配列された複数の型を
有し、複数の前記プリフォームに対して同時に延伸ブロ
ー成形を行うことを特徴とする。本発明はまた、前記プ
リフォーム保持手段が、他のプリフォーム保持手段と近
接して相互に着脱可能に連結する連結手段を備えている
ことを特徴とする。
形成されていることを特徴とする。本発明はまた、前記
搬送路が環状に形成されていることを特徴とする。本発
明はまた、前記駆動手段が、前記プリフォーム保持手段
の側部に形成されたラックに係合するピニオンと、前記
ピニオンの回転駆動手段とを含んで構成されていること
を特徴とする。本発明はまた、前記成形手段が、前記搬
送路に沿って所定の間隔をおいて配列された複数の型を
有し、複数の前記プリフォームに対して同時に延伸ブロ
ー成形を行うことを特徴とする。本発明はまた、前記プ
リフォーム保持手段が、他のプリフォーム保持手段と近
接して相互に着脱可能に連結する連結手段を備えている
ことを特徴とする。
【0011】本発明はまた、前記成形手段が、前記搬送
路に沿って所定の間隔をおいて配列された複数の型を有
して、複数の前記プリフォームに対し同時に延伸ブロー
成形を行い、前記プリフォーム保持手段は複数が近接し
た状態で前記搬送路上を前記成形手段の近傍まで搬送さ
れ、前記成形手段の近傍で、複数の前記プリフォーム保
持手段の間隔を複数の前記型の間隔に一致させるべく拡
張するピッチ拡張手段をさらに備えていることを特徴と
する。本発明はまた、前記駆動手段が、前記プリフォー
ム保持手段を前記加熱手段の領域内に移動させる際、お
よび前記プリフォーム保持手段を前記加熱手段の領域外
に移動させる際、複数の前記プリフォーム保持手段を一
括して高速に移動させることを特徴とする。本発明はま
た、前記プリフォーム保持手段が前記連結手段により連
結されて前記成形手段の近傍まで搬送されることを特徴
とする。本発明はまた、前記加熱手段が、前記プリフォ
ーム保持手段に保持された前記プリフォームを、前記プ
リフォームの中心軸の回りに回転させる第2の回転駆動
手段を有していることを特徴とする。
路に沿って所定の間隔をおいて配列された複数の型を有
して、複数の前記プリフォームに対し同時に延伸ブロー
成形を行い、前記プリフォーム保持手段は複数が近接し
た状態で前記搬送路上を前記成形手段の近傍まで搬送さ
れ、前記成形手段の近傍で、複数の前記プリフォーム保
持手段の間隔を複数の前記型の間隔に一致させるべく拡
張するピッチ拡張手段をさらに備えていることを特徴と
する。本発明はまた、前記駆動手段が、前記プリフォー
ム保持手段を前記加熱手段の領域内に移動させる際、お
よび前記プリフォーム保持手段を前記加熱手段の領域外
に移動させる際、複数の前記プリフォーム保持手段を一
括して高速に移動させることを特徴とする。本発明はま
た、前記プリフォーム保持手段が前記連結手段により連
結されて前記成形手段の近傍まで搬送されることを特徴
とする。本発明はまた、前記加熱手段が、前記プリフォ
ーム保持手段に保持された前記プリフォームを、前記プ
リフォームの中心軸の回りに回転させる第2の回転駆動
手段を有していることを特徴とする。
【0012】本発明に係る方法及び装置によれば、プリ
フォームが、例えば、プリフォーム供給手段からプリフ
ォーム保持手段に供給され、プリフォーム保持手段で保
持されつつ駆動手段により搬送路上を搬送される。そし
て、搬送路上において、例えば、加熱手段により、延伸
ブロー成形に必要な温度にまで加熱される。次に、例え
ば、安定化手段により、搬送路上に所定の時間滞留させ
てプリフォームにおける温度分布の均一化が図られる。
その後、成形手段において、プリフォームに外側容器が
装着され延伸ブロー成形が行われる。
フォームが、例えば、プリフォーム供給手段からプリフ
ォーム保持手段に供給され、プリフォーム保持手段で保
持されつつ駆動手段により搬送路上を搬送される。そし
て、搬送路上において、例えば、加熱手段により、延伸
ブロー成形に必要な温度にまで加熱される。次に、例え
ば、安定化手段により、搬送路上に所定の時間滞留させ
てプリフォームにおける温度分布の均一化が図られる。
その後、成形手段において、プリフォームに外側容器が
装着され延伸ブロー成形が行われる。
【0013】
【発明の実施の形態】次に本発明に係る複合容器の製造
方法を装置と共に図面を参照して説明する。図1は本発
明による複合容器の製造装置の一例を示す平面図、図2
は同側面図である。この複合容器の製造装置2は、搬送
路4、搬送路4上を時計回り方向に搬送されるプリフォ
ーム保持手段6、プリフォーム保持手段6の駆動手段
8、プリフォーム供給手段10、加熱手段12、成形手
段14、安定化手段16、ピッチ拡張手段18などによ
り構成されている。
方法を装置と共に図面を参照して説明する。図1は本発
明による複合容器の製造装置の一例を示す平面図、図2
は同側面図である。この複合容器の製造装置2は、搬送
路4、搬送路4上を時計回り方向に搬送されるプリフォ
ーム保持手段6、プリフォーム保持手段6の駆動手段
8、プリフォーム供給手段10、加熱手段12、成形手
段14、安定化手段16、ピッチ拡張手段18などによ
り構成されている。
【0014】搬送路4は、本実施例では水平面内に平面
視矩形の環状を呈して形成されている。この搬送路4の
上には、内側容器となるプラスチック製の断面筒形のプ
リフォームを個別に保持する複数のプリフォーム保持手
段6が載置されている。図3はこのプリフォーム保持手
段6を詳しく示す平面図、図4は同断面側面図である。
これらの図では4台のプリフォーム保持手段6を連結し
た状態が示されている。各プリフォーム保持手段6は、
平面視矩形のテーブル20を含み、テーブル20の中央
付近にはプリフォーム22の装着部24が突設されてい
る。装着部24は円筒状であり、テーブル20を上下に
貫通する管体26の先端部に、中空部を連通させて連結
固定されている。
視矩形の環状を呈して形成されている。この搬送路4の
上には、内側容器となるプラスチック製の断面筒形のプ
リフォームを個別に保持する複数のプリフォーム保持手
段6が載置されている。図3はこのプリフォーム保持手
段6を詳しく示す平面図、図4は同断面側面図である。
これらの図では4台のプリフォーム保持手段6を連結し
た状態が示されている。各プリフォーム保持手段6は、
平面視矩形のテーブル20を含み、テーブル20の中央
付近にはプリフォーム22の装着部24が突設されてい
る。装着部24は円筒状であり、テーブル20を上下に
貫通する管体26の先端部に、中空部を連通させて連結
固定されている。
【0015】管体26はテーブル20に対して回転可能
に取り付けられており、テーブル20の上に突出した箇
所には歯車28が、一方、テーブル20の下側の端部に
はプーリ30が取着されている。また、各テーブル20
には、図3のように複数のテーブル20を隣接配置した
とき、隣接するテーブル20の管体26との間となる箇
所に、回転軸25が管体26と平行に立設され、その先
端には歯車32が取り付けられている。歯車32は、同
じテーブル20の管体26に取着された上記歯車28が
噛み合い、同時に、図3の状態で隣接する他の管体26
に取着された歯車28に噛み合っている。
に取り付けられており、テーブル20の上に突出した箇
所には歯車28が、一方、テーブル20の下側の端部に
はプーリ30が取着されている。また、各テーブル20
には、図3のように複数のテーブル20を隣接配置した
とき、隣接するテーブル20の管体26との間となる箇
所に、回転軸25が管体26と平行に立設され、その先
端には歯車32が取り付けられている。歯車32は、同
じテーブル20の管体26に取着された上記歯車28が
噛み合い、同時に、図3の状態で隣接する他の管体26
に取着された歯車28に噛み合っている。
【0016】テーブル20の両側の端部34にはラック
36が形成され、また、ラック36の延在方向とほぼ平
行に溝38が連続して形成されている。一方、上記端部
34と直交する片側の端部40には、中心からほぼ等距
離の位置に2つの孔42が形成され、端部40と反対側
の端部には、孔42に対応する位置に円柱状の2つの突
起44が取着されている。各突起44には周方向に連続
する溝46が形成されている。また、両方の端部34に
は、上記孔42に連通する孔48が形成され、その孔4
8にはピン50がそれぞれ緩挿されている。各ピン50
は不図示のコイルバネによって孔42方向に付勢されて
いる。
36が形成され、また、ラック36の延在方向とほぼ平
行に溝38が連続して形成されている。一方、上記端部
34と直交する片側の端部40には、中心からほぼ等距
離の位置に2つの孔42が形成され、端部40と反対側
の端部には、孔42に対応する位置に円柱状の2つの突
起44が取着されている。各突起44には周方向に連続
する溝46が形成されている。また、両方の端部34に
は、上記孔42に連通する孔48が形成され、その孔4
8にはピン50がそれぞれ緩挿されている。各ピン50
は不図示のコイルバネによって孔42方向に付勢されて
いる。
【0017】したがって、図3に示すように複数のプリ
フォーム保持手段6を整列させ、対向する端部どうしを
当接させると、各突起44は各孔42内に挿入され、そ
して各ピン50の先端部が突起44に形成された溝46
に係合する。これにより、一定の力が加わらない限り複
数のプリフォーム保持手段6の連結された状態が保持さ
れる。これら突起44、孔42、ピン50、溝46など
により本発明に係わる連結手段が構成されている。な
お、右端のプリフォーム保持手段6の回転軸25、歯車
32はプリフォーム保持手段6を本実施例のように4台
連結する場合には必ずしも必要ではなく、したがって削
除した構成としてもよい。
フォーム保持手段6を整列させ、対向する端部どうしを
当接させると、各突起44は各孔42内に挿入され、そ
して各ピン50の先端部が突起44に形成された溝46
に係合する。これにより、一定の力が加わらない限り複
数のプリフォーム保持手段6の連結された状態が保持さ
れる。これら突起44、孔42、ピン50、溝46など
により本発明に係わる連結手段が構成されている。な
お、右端のプリフォーム保持手段6の回転軸25、歯車
32はプリフォーム保持手段6を本実施例のように4台
連結する場合には必ずしも必要ではなく、したがって削
除した構成としてもよい。
【0018】搬送路4の区間52、54(図1)ではそ
の延在方向に2本の帯状のガイド56(図3)が、相互
に間隔をおいて搬送路4の両側部に延設されている。プ
リフォーム保持手段6は、区間52、54ではその両側
の溝38に上記2本のガイド56がそれぞれ緩挿されて
搬送路4上に支持され、搬送路4の延在方向に摺動可能
となっている。
の延在方向に2本の帯状のガイド56(図3)が、相互
に間隔をおいて搬送路4の両側部に延設されている。プ
リフォーム保持手段6は、区間52、54ではその両側
の溝38に上記2本のガイド56がそれぞれ緩挿されて
搬送路4上に支持され、搬送路4の延在方向に摺動可能
となっている。
【0019】搬送路4の区間52、54の箇所で搬送路
4に近接して配設された駆動手段8は、搬送路4の両側
部にそれぞれ配置されてプリフォーム保持手段6のラッ
ク36に係合する不図示のピニオンと、ピニオンを回転
駆動するモータ、ならびにモータの制御装置とを含んで
構成されている。
4に近接して配設された駆動手段8は、搬送路4の両側
部にそれぞれ配置されてプリフォーム保持手段6のラッ
ク36に係合する不図示のピニオンと、ピニオンを回転
駆動するモータ、ならびにモータの制御装置とを含んで
構成されている。
【0020】搬送路4の区間52の箇所には、搬送路4
に沿ってプーリ58がその回転軸をほぼ垂直にして適切
な間隔で配置され、各対をなすプーリ58にはベルト6
0が装着されている。このベルト60の搬送路4側の位
置は、搬送路4上に配置されたプリフォーム保持手段6
の上記プーリ30の位置にほぼ一致しており、プーリ5
8が不図示のモータにより回転駆動されると、ベルト6
0が走行し、プーリ30がベルト60により駆動される
結果、プリフォーム保持手段6の管体26が回転してプ
リフォーム22が回転する。これらプーリ58、ベルト
60などにより本発明に係わる第2の回転駆動手段が構
成されている。
に沿ってプーリ58がその回転軸をほぼ垂直にして適切
な間隔で配置され、各対をなすプーリ58にはベルト6
0が装着されている。このベルト60の搬送路4側の位
置は、搬送路4上に配置されたプリフォーム保持手段6
の上記プーリ30の位置にほぼ一致しており、プーリ5
8が不図示のモータにより回転駆動されると、ベルト6
0が走行し、プーリ30がベルト60により駆動される
結果、プリフォーム保持手段6の管体26が回転してプ
リフォーム22が回転する。これらプーリ58、ベルト
60などにより本発明に係わる第2の回転駆動手段が構
成されている。
【0021】搬送路4の区間62、64の箇所では、プ
リフォーム保持手段6は、図3に示したように、本実施
例では4台が連結された状態で、その連結方向に直交す
る方向に搬送される。これらの区間62、64では、連
結された4台のプリフォーム保持手段6の中の両側のも
のに、搬送路4の両側から搬送路4の中心方向に突出す
る2つのフック部材が係合し、これらのフック部材によ
り牽引されて移動する。区間62、64ではこのフック
部材およびその駆動手段がプリフォーム保持手段6の駆
動手段8を形成している。
リフォーム保持手段6は、図3に示したように、本実施
例では4台が連結された状態で、その連結方向に直交す
る方向に搬送される。これらの区間62、64では、連
結された4台のプリフォーム保持手段6の中の両側のも
のに、搬送路4の両側から搬送路4の中心方向に突出す
る2つのフック部材が係合し、これらのフック部材によ
り牽引されて移動する。区間62、64ではこのフック
部材およびその駆動手段がプリフォーム保持手段6の駆
動手段8を形成している。
【0022】プリフォーム供給手段10は、搬送路4の
区間62の内側の箇所に、搬送路4に近接して配設され
ており、搬送路4上を搬送されるプリフォーム保持手段
6に対して、プラスチック製のプリフォーム22を供給
し、各プリフォーム保持手段6の装着部24に図4に示
した状態でそれぞれプリフォーム22を装着する。
区間62の内側の箇所に、搬送路4に近接して配設され
ており、搬送路4上を搬送されるプリフォーム保持手段
6に対して、プラスチック製のプリフォーム22を供給
し、各プリフォーム保持手段6の装着部24に図4に示
した状態でそれぞれプリフォーム22を装着する。
【0023】加熱手段12は搬送路4の区間52の箇所
に搬送路4にそって延設されている。加熱手段12は搬
送路4を被うハウジングを含み、そのハウジング内の搬
送路4の両側に搬送路4に沿ってヒータが配設されてい
る。プリフォーム保持手段6に装着されたプリフォーム
22は、この加熱手段12の箇所を通過する間、ヒータ
により加熱される。
に搬送路4にそって延設されている。加熱手段12は搬
送路4を被うハウジングを含み、そのハウジング内の搬
送路4の両側に搬送路4に沿ってヒータが配設されてい
る。プリフォーム保持手段6に装着されたプリフォーム
22は、この加熱手段12の箇所を通過する間、ヒータ
により加熱される。
【0024】本実施例では、成形手段14において4つ
の複合容器を同時に成形するが、その際、良好な成形結
果を得るためには、同時に成形される4つのプリフォー
ム22は、加熱手段12において、ほぼ同一の温度に加
熱されることが望ましい。そこで、駆動手段8は、連結
された4つのプリフォーム保持手段6を加熱手段12内
に移動させる際は高速で移動させ、また、加熱手段12
内から外に移動させるときも同様に高速で移動させる。
これにより、同時に成形される4つのプリフォーム22
は加熱手段12内をほぼ同じ時間で通過させることがで
き、各プリフォーム22間の温度差を減らすことができ
る。
の複合容器を同時に成形するが、その際、良好な成形結
果を得るためには、同時に成形される4つのプリフォー
ム22は、加熱手段12において、ほぼ同一の温度に加
熱されることが望ましい。そこで、駆動手段8は、連結
された4つのプリフォーム保持手段6を加熱手段12内
に移動させる際は高速で移動させ、また、加熱手段12
内から外に移動させるときも同様に高速で移動させる。
これにより、同時に成形される4つのプリフォーム22
は加熱手段12内をほぼ同じ時間で通過させることがで
き、各プリフォーム22間の温度差を減らすことができ
る。
【0025】成形手段14は、図1に示すように、搬送
路4の区間54の箇所に設置されている。図5はこの成
形手段14を詳しく示す側面図、図6は同部分平面図で
ある。成形手段14は、複合容器を成形するための側面
視略矩形の割り型66、68を含み、この割り型66、
68には4本のプリフォーム22を同時に成形するため
の4つの型が一定の間隔で形成されている。
路4の区間54の箇所に設置されている。図5はこの成
形手段14を詳しく示す側面図、図6は同部分平面図で
ある。成形手段14は、複合容器を成形するための側面
視略矩形の割り型66、68を含み、この割り型66、
68には4本のプリフォーム22を同時に成形するため
の4つの型が一定の間隔で形成されている。
【0026】割り型66、68は搬送路4を挟んで対向
配置され、共に四隅近傍を4本のシャフト70によって
支持され、搬送路4に直交して水平方向に移動可能とな
っている。シャフト70は互いに平行に、かつ水平に配
置され、型制御装置72によって摺動可能に支持されて
いる。搬送路4の外側に配置された割り型66はこのシ
ャフト70の端部に固定され、一方、搬送路4の内側に
配置された割り型68は、その四隅近傍に形成された貫
通孔をシャフト70に挿通してシャフト70により摺動
可能に支持されている。シャフト70の反対側の端部は
終端部材74によって互いに連結固定されている。
配置され、共に四隅近傍を4本のシャフト70によって
支持され、搬送路4に直交して水平方向に移動可能とな
っている。シャフト70は互いに平行に、かつ水平に配
置され、型制御装置72によって摺動可能に支持されて
いる。搬送路4の外側に配置された割り型66はこのシ
ャフト70の端部に固定され、一方、搬送路4の内側に
配置された割り型68は、その四隅近傍に形成された貫
通孔をシャフト70に挿通してシャフト70により摺動
可能に支持されている。シャフト70の反対側の端部は
終端部材74によって互いに連結固定されている。
【0027】型制御装置72内には、図6に詳しく示す
ように、型の駆動機構76が装備されている。この駆動
機構76は、搬送路4と平行に延在するボールネジ7
8、その軸受80、82、ボールネジ78を回転駆動す
るモータ84、連動機構86などを含んで構成されてい
る。
ように、型の駆動機構76が装備されている。この駆動
機構76は、搬送路4と平行に延在するボールネジ7
8、その軸受80、82、ボールネジ78を回転駆動す
るモータ84、連動機構86などを含んで構成されてい
る。
【0028】連動機構86は、ボールネジ78に互いに
間隔をおいて螺着されたナット88、90と、ナット8
8と割り型68、およびナット88と終端部材74とを
それぞれ連結する連結部材92、94と、ナット90と
割り型68とを連結する連結部材96とを含んでいる。
間隔をおいて螺着されたナット88、90と、ナット8
8と割り型68、およびナット88と終端部材74とを
それぞれ連結する連結部材92、94と、ナット90と
割り型68とを連結する連結部材96とを含んでいる。
【0029】連結部材92の両端部はそれぞれナット8
8および割り型68に対して水平面内で揺動可能に連結
され、割り型66、68が分離している状態では、ボー
ルネジ78の長軸方向に対して図6のように傾斜して配
置される。また、連結部材94の両端部もそれぞれナッ
ト88および終端部材74に対して水平面内で揺動可能
に連結され、割り型66、68が分離している状態で
は、ボールネジ78の長軸方向に対して図6のように傾
斜して配置される。そして、連結部材96の両端部はそ
れぞれナット90および割り型68に対して水平面内で
揺動可能に連結され、連結部材92と略平行に配設され
ている。
8および割り型68に対して水平面内で揺動可能に連結
され、割り型66、68が分離している状態では、ボー
ルネジ78の長軸方向に対して図6のように傾斜して配
置される。また、連結部材94の両端部もそれぞれナッ
ト88および終端部材74に対して水平面内で揺動可能
に連結され、割り型66、68が分離している状態で
は、ボールネジ78の長軸方向に対して図6のように傾
斜して配置される。そして、連結部材96の両端部はそ
れぞれナット90および割り型68に対して水平面内で
揺動可能に連結され、連結部材92と略平行に配設され
ている。
【0030】図6の状態でモータ84が所定方向に回転
するとボールネジ78も回転し、ナット88、90は図
6において紙面上方に移動する。その結果、連結部材9
2、94、96はいずれもナット88、90に対する連
結部を中心にボールネジ78から離れる方向に揺動し、
これにより割り型68は搬送路4の方向に押圧され、一
方、終端部材74は搬送路4から離れる方向に押圧され
る。したがって、割り型66、68は互いに接近し、最
終的に合体する。
するとボールネジ78も回転し、ナット88、90は図
6において紙面上方に移動する。その結果、連結部材9
2、94、96はいずれもナット88、90に対する連
結部を中心にボールネジ78から離れる方向に揺動し、
これにより割り型68は搬送路4の方向に押圧され、一
方、終端部材74は搬送路4から離れる方向に押圧され
る。したがって、割り型66、68は互いに接近し、最
終的に合体する。
【0031】図5に示すように、搬送路4を挟んで型制
御装置72の反対側の箇所には外側容器のフィーダ98
が配設されている。フィーダ98は搬送路4近傍に回転
可能に立設された支持軸100と、この支持軸100を
回転駆動するモータ101と、支持軸100の頂部に水
平に取り付けられた外側容器の保持機構102とを含ん
で構成されている。保持機構102は、図7の説明図に
も示すように、モータ101により略水平面内で回転
し、その外周部で外側容器104を保持して、順次搬送
路4上に配置する。そして分離している割り型の閉じ動
作に同期して、搬送路4上のプリフォーム保持手段6に
保持されているプリフォーム22を割り型内に挿入し、
これと同時に外側容器104を保持手段102により下
降させて割り型内に挿入する。この時、保持機構102
は、4つの外側容器104を組みにして、それらの間隔
を割り型66、68に形成された各型の間隔に一致させ
て保持し、4つの外側容器104を同時に各プリフォー
ム22に装着する。
御装置72の反対側の箇所には外側容器のフィーダ98
が配設されている。フィーダ98は搬送路4近傍に回転
可能に立設された支持軸100と、この支持軸100を
回転駆動するモータ101と、支持軸100の頂部に水
平に取り付けられた外側容器の保持機構102とを含ん
で構成されている。保持機構102は、図7の説明図に
も示すように、モータ101により略水平面内で回転
し、その外周部で外側容器104を保持して、順次搬送
路4上に配置する。そして分離している割り型の閉じ動
作に同期して、搬送路4上のプリフォーム保持手段6に
保持されているプリフォーム22を割り型内に挿入し、
これと同時に外側容器104を保持手段102により下
降させて割り型内に挿入する。この時、保持機構102
は、4つの外側容器104を組みにして、それらの間隔
を割り型66、68に形成された各型の間隔に一致させ
て保持し、4つの外側容器104を同時に各プリフォー
ム22に装着する。
【0032】割り型66、68が配置された搬送路4の
箇所の下側には、延伸ブロー成形を行うための不図示の
延伸棒、および空気供給装置106が配設されており
(図5)、割り型66、68の合体及びプリフォーム保
持手段6の搬送と同期して作動する構成となっている。
なお、空気供給装置106からの加圧された空気は、プ
リフォーム保持手段6の管体26を通じてプリフォーム
22内に注入され、延伸ブロー成形が行なわれる。
箇所の下側には、延伸ブロー成形を行うための不図示の
延伸棒、および空気供給装置106が配設されており
(図5)、割り型66、68の合体及びプリフォーム保
持手段6の搬送と同期して作動する構成となっている。
なお、空気供給装置106からの加圧された空気は、プ
リフォーム保持手段6の管体26を通じてプリフォーム
22内に注入され、延伸ブロー成形が行なわれる。
【0033】加熱手段12と成形手段14との間の搬送
路4の区間64の箇所には(図1)、プリフォーム22
を成形手段14に搬送する前に、プリフォーム22を所
定の時間滞留させる安定化手段16が設置されている。
加熱手段12ではプリフォーム22は外側から加熱され
るため、加熱処理直後のプリフォーム22では、その外
面と内面とで若干の温度差が生じている。この温度差
は、プリフォーム22が安定化手段16で所定の時間滞
留する結果、熱が内面側にも十分に伝達して解消され
る。これにより成形手段14における延伸ブロー成形を
良好に行うことが可能となる。安定化手段16はハウジ
ングを含み、搬送路4上のプリフォーム22は安定化手
段16で滞留する間このハウジング内に収容され、気流
などにりプリフォーム22における温度分布が不均一と
ならないよう図られている。
路4の区間64の箇所には(図1)、プリフォーム22
を成形手段14に搬送する前に、プリフォーム22を所
定の時間滞留させる安定化手段16が設置されている。
加熱手段12ではプリフォーム22は外側から加熱され
るため、加熱処理直後のプリフォーム22では、その外
面と内面とで若干の温度差が生じている。この温度差
は、プリフォーム22が安定化手段16で所定の時間滞
留する結果、熱が内面側にも十分に伝達して解消され
る。これにより成形手段14における延伸ブロー成形を
良好に行うことが可能となる。安定化手段16はハウジ
ングを含み、搬送路4上のプリフォーム22は安定化手
段16で滞留する間このハウジング内に収容され、気流
などにりプリフォーム22における温度分布が不均一と
ならないよう図られている。
【0034】搬送路4の区間54における成形手段14
の手前の箇所には、ピッチ拡張手段18が配置されてい
る。上述したように、区間64では、4台のプリフォー
ム保持手段6が連結された状態で搬送される。一方、成
形手段14では、割り型66、68に4つの型が所定の
間隔をおいて形成されている。したがって、プリフォー
ム保持手段6を成形手段14に供給する際は、連結され
たプリフォーム保持手段6を分離し、それらの間隔を上
記型の間隔に一致させる必要がある。この機能を果たす
のがピッチ拡張手段18である。
の手前の箇所には、ピッチ拡張手段18が配置されてい
る。上述したように、区間64では、4台のプリフォー
ム保持手段6が連結された状態で搬送される。一方、成
形手段14では、割り型66、68に4つの型が所定の
間隔をおいて形成されている。したがって、プリフォー
ム保持手段6を成形手段14に供給する際は、連結され
たプリフォーム保持手段6を分離し、それらの間隔を上
記型の間隔に一致させる必要がある。この機能を果たす
のがピッチ拡張手段18である。
【0035】図8はピッチ拡張手段18を搬送路4方向
から見た状態を示す側面図、図9はピッチ拡張手段18
を搬送路4に直交する方向から見た状態を示す側面図、
図10はピッチ拡張手段18を構成するテーブルを示す
平面図、図11はテーブルを挟持装置と共に示す平面
図、図12は図11と異なる状態のテーブルを示す平面
図である。
から見た状態を示す側面図、図9はピッチ拡張手段18
を搬送路4に直交する方向から見た状態を示す側面図、
図10はピッチ拡張手段18を構成するテーブルを示す
平面図、図11はテーブルを挟持装置と共に示す平面
図、図12は図11と異なる状態のテーブルを示す平面
図である。
【0036】これらの図に示すように、ピッチ拡張手段
18は、テーブル108、テーブル108の昇降装置1
10、挟持装置112、エアシリンダ114などを含ん
で構成されている。テーブル108は平面視矩形であ
り、搬送路4に沿って配設された2本のガイド56の下
側で、かつ2本のガイド56の中央の箇所にガイド56
に沿って延設され、四隅近傍を、基台116上に鉛直に
立設された4本の脚部材118によりそれぞれ支持され
ている。各脚部材118は基台116に配設された昇降
機構120により上下に摺動可能に支持されている。基
台116上にはまた、ほぼ中央の箇所に昇降装置110
を構成する油圧シリンダ122が配設され、テーブル1
08に対して裏面で連結され、テーブル108を昇降さ
せる構造となっている。
18は、テーブル108、テーブル108の昇降装置1
10、挟持装置112、エアシリンダ114などを含ん
で構成されている。テーブル108は平面視矩形であ
り、搬送路4に沿って配設された2本のガイド56の下
側で、かつ2本のガイド56の中央の箇所にガイド56
に沿って延設され、四隅近傍を、基台116上に鉛直に
立設された4本の脚部材118によりそれぞれ支持され
ている。各脚部材118は基台116に配設された昇降
機構120により上下に摺動可能に支持されている。基
台116上にはまた、ほぼ中央の箇所に昇降装置110
を構成する油圧シリンダ122が配設され、テーブル1
08に対して裏面で連結され、テーブル108を昇降さ
せる構造となっている。
【0037】テーブル108上には、2台のエアシリン
ダ114が互いに向きを逆にしてテーブル108の長手
方向に延設されており、後述する基板を駆動する構成と
なっている。テーブル108の長手方向の両端部には各
エアシリンダ114の延長線上にそれぞれストッパ12
4が設けられている。
ダ114が互いに向きを逆にしてテーブル108の長手
方向に延設されており、後述する基板を駆動する構成と
なっている。テーブル108の長手方向の両端部には各
エアシリンダ114の延長線上にそれぞれストッパ12
4が設けられている。
【0038】テーブル108上にはまた、4台の挟持装
置112がテーブル108の長手方向、したがって搬送
路4の延在方向に配列されている。挟持装置112は平
面視矩形の基板126と、挟持機構128とを含んで構
成されている。基板126の、テーブル108の長手方
向における幅は、プリフォーム保持手段6の対応する幅
に一致している。テーブル108の両側部には、2本の
ロッド130がテーブル108の長手方向に沿って互い
に間隔をおいて配置され(図10)、ロッド130とテ
ーブル108との間に隙間を形成した状態で、両端部に
おいてテーブル108に固定されている。上記基板12
6の底面にはテーブル108の長手方向に延在する貫通
孔を備えた2つの摺動部材132が基板126の両側部
に取り付けられており、各ロッド130をこれら摺動部
材132の貫通孔に緩挿することで、各基板126はテ
ーブル108の長手方向に摺動可能な状態で取り付けら
れている。
置112がテーブル108の長手方向、したがって搬送
路4の延在方向に配列されている。挟持装置112は平
面視矩形の基板126と、挟持機構128とを含んで構
成されている。基板126の、テーブル108の長手方
向における幅は、プリフォーム保持手段6の対応する幅
に一致している。テーブル108の両側部には、2本の
ロッド130がテーブル108の長手方向に沿って互い
に間隔をおいて配置され(図10)、ロッド130とテ
ーブル108との間に隙間を形成した状態で、両端部に
おいてテーブル108に固定されている。上記基板12
6の底面にはテーブル108の長手方向に延在する貫通
孔を備えた2つの摺動部材132が基板126の両側部
に取り付けられており、各ロッド130をこれら摺動部
材132の貫通孔に緩挿することで、各基板126はテ
ーブル108の長手方向に摺動可能な状態で取り付けら
れている。
【0039】各基板126上面の両側部には、それぞれ
挟持機構128が対向して配設されている。各挟持機構
128はテーブル108の中央に向けて配置されたラッ
ク部134と、その制御機構136とを含み、制御機構
136は駆動部138と、支持部140とを含んでい
る。支持部140は挟持機構128の外側端部に取着さ
れた軸受部142と、軸受部142により、対向する挟
持機構128の方向に移動可能に支持されたピン部材1
44とを有し、ピン部材144の先端はラック部134
の裏面に固着されている。駆動部138は油圧によりラ
ック部134を、対向する挟持機構128の方向に駆動
するためのもので、支持部140と並設され、駆動片1
46の先端はラック部134の裏面に取り付けられてい
る。ラック部134の表面、すなわち、対向する挟持機
構128に望む面には、テーブル108の長手方向にラ
ック148が延設されている。
挟持機構128が対向して配設されている。各挟持機構
128はテーブル108の中央に向けて配置されたラッ
ク部134と、その制御機構136とを含み、制御機構
136は駆動部138と、支持部140とを含んでい
る。支持部140は挟持機構128の外側端部に取着さ
れた軸受部142と、軸受部142により、対向する挟
持機構128の方向に移動可能に支持されたピン部材1
44とを有し、ピン部材144の先端はラック部134
の裏面に固着されている。駆動部138は油圧によりラ
ック部134を、対向する挟持機構128の方向に駆動
するためのもので、支持部140と並設され、駆動片1
46の先端はラック部134の裏面に取り付けられてい
る。ラック部134の表面、すなわち、対向する挟持機
構128に望む面には、テーブル108の長手方向にラ
ック148が延設されている。
【0040】同じく基板126の上面には、ロッド15
0がテーブル108の長手方向に延設され、端部におい
て基板126上面に固定されている。図11、12にお
いて、最も左側の基板126、および左から3番目の基
板126に設けられたロッド150は、隣接する右側の
基板126方向に延設され、逆に、最も右側の基板12
6、および右から3番目の基板126に設けられたロッ
ド150は、隣接する左側の基板126方向に延設され
ている。そして、各ロッド150の長さは、隣接するプ
リフォーム保持手段6の間隔を必要な値とできるよう適
切に設定されている。
0がテーブル108の長手方向に延設され、端部におい
て基板126上面に固定されている。図11、12にお
いて、最も左側の基板126、および左から3番目の基
板126に設けられたロッド150は、隣接する右側の
基板126方向に延設され、逆に、最も右側の基板12
6、および右から3番目の基板126に設けられたロッ
ド150は、隣接する左側の基板126方向に延設され
ている。そして、各ロッド150の長さは、隣接するプ
リフォーム保持手段6の間隔を必要な値とできるよう適
切に設定されている。
【0041】また、中央部の2つの基板126には、摺
動部152が取り付けられており、外側の基板126に
固定されたロッド150はそれぞれ摺動部152に摺動
可能な状態で係合している。そして、各ロッド150の
頭部は径が大きくなっており、中央部の基板126と外
側の基板126とが互いに離反したとき、頭部のロッド
本体側の面は、摺動部152の端面に当接する。
動部152が取り付けられており、外側の基板126に
固定されたロッド150はそれぞれ摺動部152に摺動
可能な状態で係合している。そして、各ロッド150の
頭部は径が大きくなっており、中央部の基板126と外
側の基板126とが互いに離反したとき、頭部のロッド
本体側の面は、摺動部152の端面に当接する。
【0042】また、テーブル108の長手方向での両端
部には、中央部の基板126に取り付けられたロッド1
50の頭部がそれぞれ当接する位置にストッパ154が
配設されている。そして、外側の2つの基板126の下
面にはそれぞれ、エアシリンダ114の延長線上に当接
部156が取り付けられている(図10)。
部には、中央部の基板126に取り付けられたロッド1
50の頭部がそれぞれ当接する位置にストッパ154が
配設されている。そして、外側の2つの基板126の下
面にはそれぞれ、エアシリンダ114の延長線上に当接
部156が取り付けられている(図10)。
【0043】成形手段14の方向に搬送されてきた4台
のプリフォーム保持手段6の間隔を拡張するとき、ピッ
チ拡張手段18では、油圧シリンダ122によりテーブ
ル108を駆動し、ラック部134の高さが、搬送路4
上のプリフォーム保持手段6のラック36の高さに一致
するようテーブル108を上昇させる。この段階ではエ
アシリンダ114は作動しておらず、したがって、各基
板126は図9、12に示すように互いに端部を当接さ
せた状態となっている。次に、駆動部138によりラッ
ク部134を駆動し、テーブル108の中央方向に移動
させて対応する各プリフォーム保持手段6のラック36
に係合させる。
のプリフォーム保持手段6の間隔を拡張するとき、ピッ
チ拡張手段18では、油圧シリンダ122によりテーブ
ル108を駆動し、ラック部134の高さが、搬送路4
上のプリフォーム保持手段6のラック36の高さに一致
するようテーブル108を上昇させる。この段階ではエ
アシリンダ114は作動しておらず、したがって、各基
板126は図9、12に示すように互いに端部を当接さ
せた状態となっている。次に、駆動部138によりラッ
ク部134を駆動し、テーブル108の中央方向に移動
させて対応する各プリフォーム保持手段6のラック36
に係合させる。
【0044】その後、エアシリンダ114を作動させる
と、そのロッド部158が伸展し、その先端はそれぞれ
外側の基板126に設けられた当接部156に当接し、
外側の基板126をプリフォーム保持手段6と共にそれ
ぞれ互いに離反する方向に押圧して、当接部156がテ
ーブル108に設けられたストッパ124に当接する位
置まで移動させる。このとき、これらの基板126のロ
ッド150も基板126とともに移動する結果、各ロッ
ド150の頭部が中央部の基板126の摺動部152に
当接し、中央部の基板126もプリフォーム保持手段6
と共にそれぞれ外側の基板126の方向に移動する。そ
して、中央部の基板126は、それらのロッド150の
頭部がテーブル108に設けられたストッパ154に当
接する位置まで移動する。これにより、各基板126、
したがって各プリフォーム保持手段6の間隔は、成形手
段14における型の間隔に一致する。
と、そのロッド部158が伸展し、その先端はそれぞれ
外側の基板126に設けられた当接部156に当接し、
外側の基板126をプリフォーム保持手段6と共にそれ
ぞれ互いに離反する方向に押圧して、当接部156がテ
ーブル108に設けられたストッパ124に当接する位
置まで移動させる。このとき、これらの基板126のロ
ッド150も基板126とともに移動する結果、各ロッ
ド150の頭部が中央部の基板126の摺動部152に
当接し、中央部の基板126もプリフォーム保持手段6
と共にそれぞれ外側の基板126の方向に移動する。そ
して、中央部の基板126は、それらのロッド150の
頭部がテーブル108に設けられたストッパ154に当
接する位置まで移動する。これにより、各基板126、
したがって各プリフォーム保持手段6の間隔は、成形手
段14における型の間隔に一致する。
【0045】図8に示すように、ガイド56の外側両側
下部には、搬送路4を挟んで一対の搬送機構160が搬
送路4に沿って延設されている。この搬送機構160
は、油圧装置162とラック部164を有しており、各
プリフォーム保持手段6の間隔を上述のように拡張させ
た後、作動させて、両ラック部164を油圧装置162
によりプリフォーム保持手段6の方向に移動させ、ラッ
ク部164を4台のプリフォーム保持手段6のラック3
6に係合させる。この状態で、搬送機構160を搬送路
4に沿って所定の駆動手段により移動させ、4台のプリ
フォーム保持手段6を、それらの間隔が拡張された状態
で成形手段14の位置まで搬送させる。
下部には、搬送路4を挟んで一対の搬送機構160が搬
送路4に沿って延設されている。この搬送機構160
は、油圧装置162とラック部164を有しており、各
プリフォーム保持手段6の間隔を上述のように拡張させ
た後、作動させて、両ラック部164を油圧装置162
によりプリフォーム保持手段6の方向に移動させ、ラッ
ク部164を4台のプリフォーム保持手段6のラック3
6に係合させる。この状態で、搬送機構160を搬送路
4に沿って所定の駆動手段により移動させ、4台のプリ
フォーム保持手段6を、それらの間隔が拡張された状態
で成形手段14の位置まで搬送させる。
【0046】次に、このように構成された複合容器の製
造装置2の動作を説明する。プリフォーム保持手段6は
4台が連結された状態で、円環状の搬送路4上を常時、
時計回り方向に循環しており、搬送路4の区間62にお
いて、プリフォーム供給手段10は、搬送路4上を搬送
されるプリフォーム保持手段6に対して、プラスチック
製のプリフォーム22を供給し、各プリフォーム保持手
段6の装着部24にそれぞれプリフォーム22を装着す
る。
造装置2の動作を説明する。プリフォーム保持手段6は
4台が連結された状態で、円環状の搬送路4上を常時、
時計回り方向に循環しており、搬送路4の区間62にお
いて、プリフォーム供給手段10は、搬送路4上を搬送
されるプリフォーム保持手段6に対して、プラスチック
製のプリフォーム22を供給し、各プリフォーム保持手
段6の装着部24にそれぞれプリフォーム22を装着す
る。
【0047】その後、プリフォーム22が装着されたプ
リフォーム保持手段6は搬送路4上を区間54の加熱手
段12の方向に搬送され、加熱手段12において、延伸
ブロー成形を行うために必要な温度にまで加熱される。
なお、駆動手段8は、連結された4つのプリフォーム保
持手段6を加熱手段12内に移動させる際は高速で移動
させ、また、加熱手段12内から外に移動させるときも
同様に高速で移動させる。これにより、同時に成形され
る4つのプリフォーム22は加熱手段12内をほぼ同じ
時間で通過させることができ、各プリフォーム22間の
温度差を減らすことができる。
リフォーム保持手段6は搬送路4上を区間54の加熱手
段12の方向に搬送され、加熱手段12において、延伸
ブロー成形を行うために必要な温度にまで加熱される。
なお、駆動手段8は、連結された4つのプリフォーム保
持手段6を加熱手段12内に移動させる際は高速で移動
させ、また、加熱手段12内から外に移動させるときも
同様に高速で移動させる。これにより、同時に成形され
る4つのプリフォーム22は加熱手段12内をほぼ同じ
時間で通過させることができ、各プリフォーム22間の
温度差を減らすことができる。
【0048】また、区間52では、各プリフォーム保持
手段6の管体26は上述したベルト60により駆動さ
れ、回転するので、プリフォーム保持手段6に装着され
たプリフォーム22も回転し、プリフォーム22は加熱
手段12において均一に加熱される。
手段6の管体26は上述したベルト60により駆動さ
れ、回転するので、プリフォーム保持手段6に装着され
たプリフォーム22も回転し、プリフォーム22は加熱
手段12において均一に加熱される。
【0049】加熱手段12を出たプリフォーム保持手段
6は、区間64において所定の時間だけ安定化手段16
内に滞留する。加熱手段12ではプリフォーム22は外
側から加熱されるため、加熱処理直後のプリフォーム2
2では、その外面と内面とで若干の温度差が生じてい
る。この温度差は、プリフォーム22が安定化手段16
で所定の時間滞留する結果、熱が内面側にも十分に伝達
して解消される。これにより成形手段14における延伸
ブロー成形を良好に行うことが可能となる。
6は、区間64において所定の時間だけ安定化手段16
内に滞留する。加熱手段12ではプリフォーム22は外
側から加熱されるため、加熱処理直後のプリフォーム2
2では、その外面と内面とで若干の温度差が生じてい
る。この温度差は、プリフォーム22が安定化手段16
で所定の時間滞留する結果、熱が内面側にも十分に伝達
して解消される。これにより成形手段14における延伸
ブロー成形を良好に行うことが可能となる。
【0050】図13は、安定化手段16における各プリ
フォーム保持手段6の搬送手順を示す説明図である。こ
の図は搬送路4の区間64を搬送路4の外側から見た状
態を示している。図13の(A)は、安定化手段16内
にB〜Eの4台のプリフォーム保持手段6の組みが滞留
しており、加熱手段12側にはFのプリフォーム保持手
段6の組みが、成形手段14側にはAのプリフォーム保
持手段6の組みが存在している(なお、以下では、単に
A組み、B組みのように記載する)。
フォーム保持手段6の搬送手順を示す説明図である。こ
の図は搬送路4の区間64を搬送路4の外側から見た状
態を示している。図13の(A)は、安定化手段16内
にB〜Eの4台のプリフォーム保持手段6の組みが滞留
しており、加熱手段12側にはFのプリフォーム保持手
段6の組みが、成形手段14側にはAのプリフォーム保
持手段6の組みが存在している(なお、以下では、単に
A組み、B組みのように記載する)。
【0051】この状態で、図13の(B)に示すよう
に、F組みが安定化手段16に到着すると、成形手段1
4に最も近いB組みが成形手段14側に送り出され、ま
た、C〜E組みは1組み分だけ成形手段14側にシフト
される。このとき、A組みはすでに搬送路4上を成形手
段14の方向に搬送されており、一方、加熱手段12か
らはG組みが搬送されてきている。そして、上記シフト
の結果、各プリフォーム保持手段6は図13の(C)の
状態となる。
に、F組みが安定化手段16に到着すると、成形手段1
4に最も近いB組みが成形手段14側に送り出され、ま
た、C〜E組みは1組み分だけ成形手段14側にシフト
される。このとき、A組みはすでに搬送路4上を成形手
段14の方向に搬送されており、一方、加熱手段12か
らはG組みが搬送されてきている。そして、上記シフト
の結果、各プリフォーム保持手段6は図13の(C)の
状態となる。
【0052】搬送路4の区間54に入った、連結された
4台のプリフォーム保持手段6はピッチ拡張手段18に
捕捉され、ピッチ拡張手段18のエアシリンダ114が
作動して、それらの間隔が成形手段14に設けられた4
つの型の間隔に一致するよう拡張される。そして、成形
手段14の箇所に搬送され、成形手段14では、外側容
器104が各プリフォーム22に装着された後、割り型
66、68が合体し、プリフォーム保持手段6の管体2
6を通じて延伸棒がプリフォーム22内に挿入され、さ
らに空気が加圧注入される。これによりプリフォーム2
2は、割り型66、68に装着された外側容器104内
で膨満し、複合容器が完成する。
4台のプリフォーム保持手段6はピッチ拡張手段18に
捕捉され、ピッチ拡張手段18のエアシリンダ114が
作動して、それらの間隔が成形手段14に設けられた4
つの型の間隔に一致するよう拡張される。そして、成形
手段14の箇所に搬送され、成形手段14では、外側容
器104が各プリフォーム22に装着された後、割り型
66、68が合体し、プリフォーム保持手段6の管体2
6を通じて延伸棒がプリフォーム22内に挿入され、さ
らに空気が加圧注入される。これによりプリフォーム2
2は、割り型66、68に装着された外側容器104内
で膨満し、複合容器が完成する。
【0053】その後、4台のプリフォーム保持手段6は
成形手段14に並んで配置され、ピッチ拡張手段18と
同種の構造を有するピッチ縮小装置166(図2)によ
り互いの間隔が縮小され、成形手段14に掛けられる前
の連結された状態に戻される。そして、区間62におい
て、プリフォーム供給手段10の前に配置された容器取
外し装置168(図1)により連結された4台のプリフ
ォーム保持手段6から外側容器104が取り外される。
以降、このようなサイクルを繰り返すことにより、複合
容器が次々に製造される。
成形手段14に並んで配置され、ピッチ拡張手段18と
同種の構造を有するピッチ縮小装置166(図2)によ
り互いの間隔が縮小され、成形手段14に掛けられる前
の連結された状態に戻される。そして、区間62におい
て、プリフォーム供給手段10の前に配置された容器取
外し装置168(図1)により連結された4台のプリフ
ォーム保持手段6から外側容器104が取り外される。
以降、このようなサイクルを繰り返すことにより、複合
容器が次々に製造される。
【0054】したがって、本実施例によれば、プラスチ
ックと紙から成る複合容器を極めて効率良く製造するこ
とができる。
ックと紙から成る複合容器を極めて効率良く製造するこ
とができる。
【0055】なお、本実施例では、搬送路4は環状であ
るとしたが、環状に限らず1本のライン状とすることも
無論可能である。また、環状とする場合にも、本実施例
のように矩形とする以外にも円形など様々な形状とする
ことができる。さらに、搬送路4は水平面内に配置する
以外にも、適宜傾斜を持たせたり、立体的に構成するこ
とも可能である。
るとしたが、環状に限らず1本のライン状とすることも
無論可能である。また、環状とする場合にも、本実施例
のように矩形とする以外にも円形など様々な形状とする
ことができる。さらに、搬送路4は水平面内に配置する
以外にも、適宜傾斜を持たせたり、立体的に構成するこ
とも可能である。
【0056】また、上記実施例では、4台のプラスチッ
ク保持装置を連結するとしたが、この数、および成形手
段14で一度に成形する複合容器の数は、複合容器の製
造装置2に要求される仕様に応じて種々に変更すればよ
い。
ク保持装置を連結するとしたが、この数、および成形手
段14で一度に成形する複合容器の数は、複合容器の製
造装置2に要求される仕様に応じて種々に変更すればよ
い。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る複合容
器の製造方法は、内側容器となるプリフォームを搬送路
に沿って移動させ、前記プリフォームを前記搬送路上で
移動させながら加熱し、加熱後、前記プリフォームを前
記搬送路上に所定の時間滞留させてプリフォームを一定
の温度に安定させ、その後、前記プリフォームを、外側
容器が装着された型内で延伸ブロー成形する構成とし
た。また、本発明に係る複合容器の製造は、内側容器と
なるプリフォームを個別に保持する複数のプリフォーム
保持手段と、前記プリフォーム保持手段を前記搬送路上
で移動させる駆動手段と、前記搬送路上の前記プリフォ
ーム保持手段に前記プリフォームを供給して保持させる
プリフォーム供給手段と、前記プリフォーム保持手段に
保持された前記プリフォームを前記搬送路上で加熱する
加熱手段と、前記加熱手段により加熱され前記搬送路上
を搬送されてきた前記プリフォームに対して、前記外側
容器を装着し延伸ブロー成形を行う成形手段と、前記プ
リフォームを前記成形手段の箇所に搬送する前に、前記
加熱手段と前記成形手段との間の前記搬送路上に所定の
時間滞留させてプリフォームを一定の温度に安定させる
安定化手段とを備えた構成とした。
器の製造方法は、内側容器となるプリフォームを搬送路
に沿って移動させ、前記プリフォームを前記搬送路上で
移動させながら加熱し、加熱後、前記プリフォームを前
記搬送路上に所定の時間滞留させてプリフォームを一定
の温度に安定させ、その後、前記プリフォームを、外側
容器が装着された型内で延伸ブロー成形する構成とし
た。また、本発明に係る複合容器の製造は、内側容器と
なるプリフォームを個別に保持する複数のプリフォーム
保持手段と、前記プリフォーム保持手段を前記搬送路上
で移動させる駆動手段と、前記搬送路上の前記プリフォ
ーム保持手段に前記プリフォームを供給して保持させる
プリフォーム供給手段と、前記プリフォーム保持手段に
保持された前記プリフォームを前記搬送路上で加熱する
加熱手段と、前記加熱手段により加熱され前記搬送路上
を搬送されてきた前記プリフォームに対して、前記外側
容器を装着し延伸ブロー成形を行う成形手段と、前記プ
リフォームを前記成形手段の箇所に搬送する前に、前記
加熱手段と前記成形手段との間の前記搬送路上に所定の
時間滞留させてプリフォームを一定の温度に安定させる
安定化手段とを備えた構成とした。
【0058】したがって、本発明によれば、環境保全に
貢献するプラスチックと紙から成る複合容器を、極めて
効率良く製造することができる。
貢献するプラスチックと紙から成る複合容器を、極めて
効率良く製造することができる。
【図1】本発明による複合容器の製造装置の一例を示す
平面図である。
平面図である。
【図2】本発明による複合容器の製造装置の一例を示す
側面図である。
側面図である。
【図3】プリフォーム保持手段を詳しく示す平面図であ
る。
る。
【図4】プリフォーム保持手段を詳しく示す断面側面図
である。
である。
【図5】成形手段を詳しく示す側面図である。
【図6】成形手段を詳しく示す部分平面図である。
【図7】外側容器のフィーダの動作を示す説明図であ
る。
る。
【図8】ピッチ拡張手段を搬送路の延在方向から見た状
態を示す側面図である。
態を示す側面図である。
【図9】ピッチ拡張手段を搬送路に直交する方向から見
た状態を示す側面図である。
た状態を示す側面図である。
【図10】ピッチ拡張手段を構成するテーブルを示す平
面図である。
面図である。
【図11】テーブルを挟持装置と共に示す平面図であ
る。
る。
【図12】図11と異なる状態のテーブルを示す平面図
である。
である。
【図13】安定化手段における各プリフォーム保持手段
の搬送手順を示す説明図である。
の搬送手順を示す説明図である。
2 製造装置 4 搬送路 6 プリフォーム保持手段 8 駆動手段 10 プリフォーム供給手段 12 加熱手段 14 成形手段 16 安定化手段 18 ピッチ拡張手段 22 プリフォーム 56 ガイド 58 プーリ 60 ベルト 66、68 割り型 72 型制御装置 98 フィーダ 166 ピッチ縮小装置 168 容器取外し装置
フロントページの続き (72)発明者 掛村 敏明 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内 (72)発明者 加藤 俊一 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内
Claims (14)
- 【請求項1】 プラスチック製の内側容器と紙製の外側
容器とから成る複合容器を製造する方法であって、 前記内側容器となるプリフォームを搬送路に沿って移動
させ、 前記プリフォームを前記搬送路上で移動させながら加熱
し、 加熱後、前記プリフォームを前記搬送路上に所定の時間
滞留させてプリフォームを一定の温度に安定させ、 その後、前記プリフォームを、前記外側容器が挿入され
た型内で延伸ブロー成形を行う、 ことを特徴とする複合容器の製造方法。 - 【請求項2】 前記プリフォームを搬送路上で加熱する
際に、プリフォームが搬送路上において搬送方向に一つ
ずつ並べられて搬送され、プリフォームが搬送路上で所
定の時間滞留される際に、プリフォームが搬送方向と直
交する方向に複数ずつ並べられて搬送される請求項1記
載の複合容器の製造方法。 - 【請求項3】 前記延伸ブロー成形する前に、前記搬送
方向と直交する方向に複数ずつ並べられたプリフォーム
は、搬送路上において搬送方向に間隔をおいて一つずつ
並べられて搬送される請求項2記載の複合容器の製造方
法。 - 【請求項4】 前記プリフォームは有底筒状を呈し、前
記プリフォームを搬送路上で少なくとも加熱する際に、
プリフォームはその軸心の回りに回転される請求項1、
2または3記載の複合容器の製造方法。 - 【請求項5】 プラスチック製の内側容器と紙製の外側
容器とから成る複合容器を製造する装置であって、 前記内側容器となるプリフォームを個別に保持する複数
のプリフォーム保持手段と、 前記プリフォーム保持手段を搬送路上で移動させる駆動
手段と、 前記搬送路上の前記プリフォーム保持手段に前記プリフ
ォームを供給して保持させるプリフォーム供給手段と、 前記プリフォーム保持手段に保持された前記プリフォー
ムを前記搬送路上で加熱する加熱手段と、 前記加熱手段により加熱され前記搬送路上を搬送されて
きた前記プリフォームにを、前記外側容器が挿入された
型内で延伸ブロー成形を行う成形手段と、 前記プリフォームを前記成形手段の箇所に搬送する前
に、前記加熱手段と前記成形手段との間の前記搬送路上
に所定の時間滞留させプリフォームを一定の温度に安定
させる安定化手段と、 を備えたことを特徴とする複合容器の製造装置。 - 【請求項6】 前記搬送路は略水平面上に形成されてい
る請求項5記載の複合容器の製造装置。 - 【請求項7】 前記搬送路は環状に形成されている請求
項5記載の複合容器の製造装置。 - 【請求項8】 前記駆動手段は、前記プリフォーム保持
手段の側部に形成されたラックに係合するピニオンと、
前記ピニオンの回転駆動手段とを含んで構成されている
請求項5記載の複合容器の製造装置。 - 【請求項9】 前記成形手段は、前記搬送路に沿って所
定の間隔をおいて配列された複数の型を有し、複数の前
記プリフォームに対して同時に延伸ブロー成形を行う請
求項5記載の複合容器の製造装置。 - 【請求項10】 前記プリフォーム保持手段は、他のプ
リフォーム保持手段と近接して相互に着脱可能に連結す
る連結手段を備えている請求項5記載の複合容器の製造
装置。 - 【請求項11】 前記成形手段は、前記搬送路に沿って
所定の間隔をおいて配列された複数の型を有して、複数
の前記プリフォームに対し同時に延伸ブロー成形を行
い、前記プリフォーム保持手段は複数が近接した状態で
前記搬送路上を前記成形手段の近傍まで搬送され、前記
成形手段の近傍で、複数の前記プリフォーム保持手段の
間隔を複数の前記型の間隔に一致させるべく拡張するピ
ッチ拡張手段をさらに備えている請求項5記載の複合容
器の製造装置。 - 【請求項12】 前記駆動手段は、前記プリフォーム保
持手段を前記加熱手段の領域内に移動させる際、および
前記プリフォーム保持手段を前記加熱手段の領域外に移
動させる際、複数の前記プリフォーム保持手段を一括し
て高速に移動させる請求項5記載の複合容器の製造装
置。 - 【請求項13】 前記プリフォーム保持手段は前記連結
手段により連結されて前記成形手段の近傍まで搬送され
る請求項11または12記載の複合容器の製造装置。 - 【請求項14】 前記加熱手段は、前記プリフォーム保
持手段に保持された前記プリフォームを、前記プリフォ
ームの中心軸の回りに回転させる第2の回転駆動手段を
有している請求項5記載の複合容器の製造装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17432196A JPH10679A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 複合容器の製造方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17432196A JPH10679A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 複合容器の製造方法及びその装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10679A true JPH10679A (ja) | 1998-01-06 |
Family
ID=15976607
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17432196A Pending JPH10679A (ja) | 1996-06-12 | 1996-06-12 | 複合容器の製造方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10679A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012250411A (ja) * | 2011-06-02 | 2012-12-20 | Frontier:Kk | ブロー成形装置 |
JP2016112806A (ja) * | 2014-12-16 | 2016-06-23 | 大日本印刷株式会社 | 複合容器の製造方法および複合容器 |
EP2633976A4 (en) * | 2010-10-25 | 2017-06-21 | Nissei Asb Machine Co., Ltd. | Injection stretch blow molding device and molded part heating device |
-
1996
- 1996-06-12 JP JP17432196A patent/JPH10679A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2633976A4 (en) * | 2010-10-25 | 2017-06-21 | Nissei Asb Machine Co., Ltd. | Injection stretch blow molding device and molded part heating device |
JP2012250411A (ja) * | 2011-06-02 | 2012-12-20 | Frontier:Kk | ブロー成形装置 |
JP2016112806A (ja) * | 2014-12-16 | 2016-06-23 | 大日本印刷株式会社 | 複合容器の製造方法および複合容器 |
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