JPH1067983A - 冷温保持剤及び沈降抑制剤 - Google Patents
冷温保持剤及び沈降抑制剤Info
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- JPH1067983A JPH1067983A JP9195385A JP19538597A JPH1067983A JP H1067983 A JPH1067983 A JP H1067983A JP 9195385 A JP9195385 A JP 9195385A JP 19538597 A JP19538597 A JP 19538597A JP H1067983 A JPH1067983 A JP H1067983A
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C09—DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- C09K—MATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
- C09K5/00—Heat-transfer, heat-exchange or heat-storage materials, e.g. refrigerants; Materials for the production of heat or cold by chemical reactions other than by combustion
- C09K5/08—Materials not undergoing a change of physical state when used
- C09K5/10—Liquid materials
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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- Thermal Sciences (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Detergent Compositions (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 冷温保持剤及び沈降抑制剤
【解決手段】 (1)低分子ポリカルボン酸、(2)ソ
ルビン酸のエステル若しくは塩、(3)多価アルコー
ル、(4)脂肪族酸若しくは脂肪族酸の塩、(5)アニ
オン界面活性剤及び/又は(6)硫黄不含のトリアゾー
ル化合物の添加剤を有する低級アルコールの水溶液を、
冷温保持剤として使用する。更に、液体氷混合物として
使用される低級アルコールの水溶液中で高分散ケイ酸を
沈降抑制剤として使用する。
ルビン酸のエステル若しくは塩、(3)多価アルコー
ル、(4)脂肪族酸若しくは脂肪族酸の塩、(5)アニ
オン界面活性剤及び/又は(6)硫黄不含のトリアゾー
ル化合物の添加剤を有する低級アルコールの水溶液を、
冷温保持剤として使用する。更に、液体氷混合物として
使用される低級アルコールの水溶液中で高分散ケイ酸を
沈降抑制剤として使用する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、2〜6種の異なる
物質類からの個々の物質1種又は物質の組み合わせであ
ってよい、特性を改良する添加剤を有する低級アルコー
ルの水溶液を、冷温保持剤(Kaeltetraegermittel)と
して使用することに関する。
物質類からの個々の物質1種又は物質の組み合わせであ
ってよい、特性を改良する添加剤を有する低級アルコー
ルの水溶液を、冷温保持剤(Kaeltetraegermittel)と
して使用することに関する。
【0002】
【従来の技術】フッ化塩素化炭化水素(FCKW)、例
えばジフルオロジクロロメタン及びトリフルオロクロロ
メタンは、従来、大規模に冷媒(Kaeltemittel)として
使用されたが、それらが地球の周囲のオゾン層の破壊及
びいわゆる温室効果をもたらすことが公知となった後に
は、批判されている。一定の冷却効率のために必要とさ
れるFKCW量、H−FKCW量及びFKW量の低減を
目標とする設備工業上の対策の1つが、冷却系を冷媒循
環と冷温保持剤循環とに分離することである。その際、
最初に記載の循環において冷媒の温度は、依然として部
分蒸発により低下され、冷媒と、第2の循環において循
環しかつ熱を吸収することにより所望の個所でその冷却
効果を発揮する冷温保持剤との間で間接的な熱交換が起
こる。この冷媒循環と冷温保持剤循環とに分離すること
の原理は、上記の冷媒を使用しない場合でも、経済的理
由から殊に、比較的大きな設備、例えば空調機を有する
建物、複数の冷蔵庫若しくは冷凍庫を有するスーパーマ
ーケット又は冷凍倉庫で適用される。
えばジフルオロジクロロメタン及びトリフルオロクロロ
メタンは、従来、大規模に冷媒(Kaeltemittel)として
使用されたが、それらが地球の周囲のオゾン層の破壊及
びいわゆる温室効果をもたらすことが公知となった後に
は、批判されている。一定の冷却効率のために必要とさ
れるFKCW量、H−FKCW量及びFKW量の低減を
目標とする設備工業上の対策の1つが、冷却系を冷媒循
環と冷温保持剤循環とに分離することである。その際、
最初に記載の循環において冷媒の温度は、依然として部
分蒸発により低下され、冷媒と、第2の循環において循
環しかつ熱を吸収することにより所望の個所でその冷却
効果を発揮する冷温保持剤との間で間接的な熱交換が起
こる。この冷媒循環と冷温保持剤循環とに分離すること
の原理は、上記の冷媒を使用しない場合でも、経済的理
由から殊に、比較的大きな設備、例えば空調機を有する
建物、複数の冷蔵庫若しくは冷凍庫を有するスーパーマ
ーケット又は冷凍倉庫で適用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】冷温保持剤としては、
現在、大規模に、エチレングリコール又はプロピレング
リコールをベースとするブラインが使用されており、こ
れは、確かに高い比熱、ひいては効果的な冷却効率を有
するが、冷却効率に直接に依存する温度挙動を示す。従
って最近では、有利な熱伝導特性を有する、水溶性アル
コール、通常はエタノール及び水からのいわゆる液体氷
(Fluessigeis)混合物が冷温保持剤として益々使用さ
れている。この混合物を、一部分の水が微細な氷晶の形
で凍るまで、この目的のために特別に構成された製氷機
中で冷却する。熱交換面を機械上、空けておき、その結
果、そこで析出した氷晶の成長が妨げられる。液体氷と
しても称される、このようにして生じる2相系を閉鎖循
環に導入し、それは、良好にポンプ輸送可能(pumpba
r)である。液体氷中の氷晶の平均粒子直径は、現在通
常の、エタノール/水をベースとする系では約100μ
mである。液体氷系中での1つの確かな問題点は、熱交
換を低下させ、系中の圧力損失を高めかつ頻繁な清掃を
必要とする有機粘液が、熱交換面上及び/又は管路中に
析出することである。
現在、大規模に、エチレングリコール又はプロピレング
リコールをベースとするブラインが使用されており、こ
れは、確かに高い比熱、ひいては効果的な冷却効率を有
するが、冷却効率に直接に依存する温度挙動を示す。従
って最近では、有利な熱伝導特性を有する、水溶性アル
コール、通常はエタノール及び水からのいわゆる液体氷
(Fluessigeis)混合物が冷温保持剤として益々使用さ
れている。この混合物を、一部分の水が微細な氷晶の形
で凍るまで、この目的のために特別に構成された製氷機
中で冷却する。熱交換面を機械上、空けておき、その結
果、そこで析出した氷晶の成長が妨げられる。液体氷と
しても称される、このようにして生じる2相系を閉鎖循
環に導入し、それは、良好にポンプ輸送可能(pumpba
r)である。液体氷中の氷晶の平均粒子直径は、現在通
常の、エタノール/水をベースとする系では約100μ
mである。液体氷系中での1つの確かな問題点は、熱交
換を低下させ、系中の圧力損失を高めかつ頻繁な清掃を
必要とする有機粘液が、熱交換面上及び/又は管路中に
析出することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】意想外に、(1)低分子
ポリカルボン酸、(2)ソルビン酸のエステル若しくは
塩、(3)多価アルコール、(4)脂肪族酸若しくは脂
肪族酸の塩、(5)アニオン界面活性剤及び/又は
(6)硫黄不含のトリアゾール化合物の添加剤を有する
低級アルコールの水溶液を有利に冷温保持剤として使用
することができることを見出した。
ポリカルボン酸、(2)ソルビン酸のエステル若しくは
塩、(3)多価アルコール、(4)脂肪族酸若しくは脂
肪族酸の塩、(5)アニオン界面活性剤及び/又は
(6)硫黄不含のトリアゾール化合物の添加剤を有する
低級アルコールの水溶液を有利に冷温保持剤として使用
することができることを見出した。
【0005】本発明による添加剤は、氷晶の平均粒径を
引き下げる。典型的な平均粒径は、20〜50μmであ
る。より小さい平均粒径は、2重の観点で有利である。
1つには、それにより、要求される冷却効率の個所での
熱伝導が改良され、その結果、1つの時間単位当たり、
より小さい容量の冷温保持剤が運ばれることになる。他
方では、液体氷の流動学的特性は、氷晶のより小さい平
均粒径の故に著しくより良好である。従って、系中の圧
力損失はより低く、これにより、ポンプエネルギーが節
約される。更に、言及された有機粘液の形成が抑制され
る。
引き下げる。典型的な平均粒径は、20〜50μmであ
る。より小さい平均粒径は、2重の観点で有利である。
1つには、それにより、要求される冷却効率の個所での
熱伝導が改良され、その結果、1つの時間単位当たり、
より小さい容量の冷温保持剤が運ばれることになる。他
方では、液体氷の流動学的特性は、氷晶のより小さい平
均粒径の故に著しくより良好である。従って、系中の圧
力損失はより低く、これにより、ポンプエネルギーが節
約される。更に、言及された有機粘液の形成が抑制され
る。
【0006】冷温保持剤のために好適なアルコールは、
水に少なくとも、記載の割合の両方の物質を有する1相
系が生じる程に可溶(又は水と混合可能)でなければな
らない。水と無制限に混合可能な低級アルコール、例え
ばメタノール、エタノール及びイソプロパノール又はそ
のようなアルコールの混合物が有利である。有利なアル
コールは、市販の変性された形で使用することができる
エタノールである。確かに、水は脱塩されていてよい
が、脱塩されている必要はない。好適な冷温保持剤は、
アルコール5〜30容量%及び水70〜95容量%を含
有する。
水に少なくとも、記載の割合の両方の物質を有する1相
系が生じる程に可溶(又は水と混合可能)でなければな
らない。水と無制限に混合可能な低級アルコール、例え
ばメタノール、エタノール及びイソプロパノール又はそ
のようなアルコールの混合物が有利である。有利なアル
コールは、市販の変性された形で使用することができる
エタノールである。確かに、水は脱塩されていてよい
が、脱塩されている必要はない。好適な冷温保持剤は、
アルコール5〜30容量%及び水70〜95容量%を含
有する。
【0007】好適な添加剤は、前記の物質類(1)〜
(6)から由来する。低分子ポリカルボン酸(1)の中
では、例えばヒドロキシル基を含有し、ひいては十分に
良好にアルコールの水溶液中に可溶なジ−及びトリカル
ボン酸、例えばリンゴ酸及び酒石酸が添加剤として好適
である。使用可能なソルビン酸誘導体(2)には、ソル
ビン酸メチルエステル、ソルビン酸エチルエステル及び
ソルビン酸ナトリウムが属する。好適な多価アルコール
(3)からは、例としてグリコール、ジプロピレングリ
コール、トリエチレングリコール、グリセリン及びペン
タエリトリットが挙げられる。使用可能な脂肪族酸
(4)又はその塩は、例えば酢酸、プロピオン酸及び乳
酸並びにそのアルカリ塩である。添加剤として使用可能
なアニオン界面活性剤(5)は、例えば長鎖アルキルス
ルファート又は−スルホナート並びに長鎖アルキルアリ
ールスルホナートである。
(6)から由来する。低分子ポリカルボン酸(1)の中
では、例えばヒドロキシル基を含有し、ひいては十分に
良好にアルコールの水溶液中に可溶なジ−及びトリカル
ボン酸、例えばリンゴ酸及び酒石酸が添加剤として好適
である。使用可能なソルビン酸誘導体(2)には、ソル
ビン酸メチルエステル、ソルビン酸エチルエステル及び
ソルビン酸ナトリウムが属する。好適な多価アルコール
(3)からは、例としてグリコール、ジプロピレングリ
コール、トリエチレングリコール、グリセリン及びペン
タエリトリットが挙げられる。使用可能な脂肪族酸
(4)又はその塩は、例えば酢酸、プロピオン酸及び乳
酸並びにそのアルカリ塩である。添加剤として使用可能
なアニオン界面活性剤(5)は、例えば長鎖アルキルス
ルファート又は−スルホナート並びに長鎖アルキルアリ
ールスルホナートである。
【0008】これらの添加剤は、その都度記載の物質類
の1つの1種あるいは数種の代表物から成っているか又
は数種の異なる物質類からの数種の物質からの組み合わ
せであってよい。これには、2種の異なる物質類からの
2種の物質の組み合わせ、即ち(1)及び(2)、
(1)及び(3)、(1)及び(4)、(1)及び
(5)、(1)及び(6)、(2)及び(3)、(2)
及び(4)、(2)及び(5)、(2)及び(6)、
(3)及び(4)、(3)及び(5)、(3)及び
(6)、(4)及び(5)、(4)及び(6)又は
(5)及び(6);3種の異なる物質類からの3種の物
質の組み合わせ、即ち(1)、(2)及び(3)、
(1)、(2)及び(4)、(1)、(2)及び
(5)、(1)、(2)及び(6)、(1)、(3)及
び(4)、(1)、(3)及び(5)、(1)、(3)
及び(6)、(1)、(4)及び(5)、(1)、
(4)及び(6)、(1)、(5)及び(6)、
(2)、(3)及び(4)、(2)、(3)及び
(5)、(2)、(3)及び(6)、(3)、(4)及
び(5)、(3)、(4)及び(6)、(3)、(5)
及び(6)又は(4)、(5)及び(6);4種の異な
る物質類からの4種の物質の組み合わせ、即ち(1)、
(2)、(3)及び(4)、(1)、(2)、(3)及
び(5)、(1)、(2)、(3)及び(6)、
(1)、(3)、(4)及び(5)、(1)、(3)、
(4)及び(6)、(1)、(3)、(5)及び
(6)、(2)、(3)、(4)及び(5)、(2)、
(3)、(4)及び(6)、(2)、(3)、(5)及
び(6)又は(3)、(4)、(5)及び(6);並び
に6種の異なる物質類(1)〜(6)からの6種の物質
の組み合わせが属する。
の1つの1種あるいは数種の代表物から成っているか又
は数種の異なる物質類からの数種の物質からの組み合わ
せであってよい。これには、2種の異なる物質類からの
2種の物質の組み合わせ、即ち(1)及び(2)、
(1)及び(3)、(1)及び(4)、(1)及び
(5)、(1)及び(6)、(2)及び(3)、(2)
及び(4)、(2)及び(5)、(2)及び(6)、
(3)及び(4)、(3)及び(5)、(3)及び
(6)、(4)及び(5)、(4)及び(6)又は
(5)及び(6);3種の異なる物質類からの3種の物
質の組み合わせ、即ち(1)、(2)及び(3)、
(1)、(2)及び(4)、(1)、(2)及び
(5)、(1)、(2)及び(6)、(1)、(3)及
び(4)、(1)、(3)及び(5)、(1)、(3)
及び(6)、(1)、(4)及び(5)、(1)、
(4)及び(6)、(1)、(5)及び(6)、
(2)、(3)及び(4)、(2)、(3)及び
(5)、(2)、(3)及び(6)、(3)、(4)及
び(5)、(3)、(4)及び(6)、(3)、(5)
及び(6)又は(4)、(5)及び(6);4種の異な
る物質類からの4種の物質の組み合わせ、即ち(1)、
(2)、(3)及び(4)、(1)、(2)、(3)及
び(5)、(1)、(2)、(3)及び(6)、
(1)、(3)、(4)及び(5)、(1)、(3)、
(4)及び(6)、(1)、(3)、(5)及び
(6)、(2)、(3)、(4)及び(5)、(2)、
(3)、(4)及び(6)、(2)、(3)、(5)及
び(6)又は(3)、(4)、(5)及び(6);並び
に6種の異なる物質類(1)〜(6)からの6種の物質
の組み合わせが属する。
【0009】その使用が本発明の目的である水溶液は、
記載の物質を一般的に、添加剤を含めた全水溶液の重量
に対して0.005〜5重量%、有利に0.1〜0.5
重量%の量で含有する。最適な量は、特に所望の平均粒
径、使用低級アルコール、水溶液中でのその濃度及び目
標とする冷却温度に依存し、予備実験により簡単に測定
することができる。
記載の物質を一般的に、添加剤を含めた全水溶液の重量
に対して0.005〜5重量%、有利に0.1〜0.5
重量%の量で含有する。最適な量は、特に所望の平均粒
径、使用低級アルコール、水溶液中でのその濃度及び目
標とする冷却温度に依存し、予備実験により簡単に測定
することができる。
【0010】この水溶液は、更なる、冷温保持剤に慣用
の添加剤、例えば付加的な流動助剤又は消泡剤を含有し
てよい。冷温保持剤の好適な特性像は、それにより損な
われない。
の添加剤、例えば付加的な流動助剤又は消泡剤を含有し
てよい。冷温保持剤の好適な特性像は、それにより損な
われない。
【0011】少量の高分散ケイ酸の添加は、希にではな
く特に不動な状態で観察される氷晶の沈降を妨害する。
このためには、例えば約5〜約20nmの範囲の平均粒
径を有する高熱法二酸化ケイ素が好適である。この種の
親水性生成物が有利である。使用可能な高熱法二酸化ケ
イ素は、特にエーロシル(Aerosil:登録商標)又はカ
ボット−シル(Cabot−Sil:登録商標)の名称の下に市
販である。しかしながら、同様な平均粒径を有する他の
非高熱法高分散ケイ酸も、効果的な沈降抑制剤である。
ところで、沈降障害は、液体氷混合物として使用される
低級アルコールの全ての公知水溶液で、該水溶液が本発
明による添加剤及び/又は他の添加剤を含有しているか
どうかに無関係に生じる。
く特に不動な状態で観察される氷晶の沈降を妨害する。
このためには、例えば約5〜約20nmの範囲の平均粒
径を有する高熱法二酸化ケイ素が好適である。この種の
親水性生成物が有利である。使用可能な高熱法二酸化ケ
イ素は、特にエーロシル(Aerosil:登録商標)又はカ
ボット−シル(Cabot−Sil:登録商標)の名称の下に市
販である。しかしながら、同様な平均粒径を有する他の
非高熱法高分散ケイ酸も、効果的な沈降抑制剤である。
ところで、沈降障害は、液体氷混合物として使用される
低級アルコールの全ての公知水溶液で、該水溶液が本発
明による添加剤及び/又は他の添加剤を含有しているか
どうかに無関係に生じる。
【0012】本発明による物質混合物は、冷媒及び冷温
保持剤のための分離された循環を有する全ての慣用の冷
却設備中で使用することができる。達成可能な零下(Mi
nusgrade)は、使用アルコール及びアルコールと水との
量比に依存する。エタノール10〜20重量%の場合に
は、温度の低下とともに益々大きくなる割合の氷晶が、
冷温保持剤循環のためのエネルギー必要量を著しく増大
させることなく、約−15℃を達成することができる。
保持剤のための分離された循環を有する全ての慣用の冷
却設備中で使用することができる。達成可能な零下(Mi
nusgrade)は、使用アルコール及びアルコールと水との
量比に依存する。エタノール10〜20重量%の場合に
は、温度の低下とともに益々大きくなる割合の氷晶が、
冷温保持剤循環のためのエネルギー必要量を著しく増大
させることなく、約−15℃を達成することができる。
【0013】下記の例により本発明を詳述するが、それ
により、請求項に定義されている本発明の範囲を制限す
るものではない。
により、請求項に定義されている本発明の範囲を制限す
るものではない。
【0014】
【実施例】冷媒としてアンモニアを用いる慣用の冷却装
置中で、メチルエチルケトンで変性された市販エタノー
ル10容量%、水90容量%及びそれぞれ物質類(1)
〜(6)の1つからの6種の物質を含有している混合物
0.2重量%からの物質混合物(IWC International
(マール在、ドイツ)からCorrogard(登録商標)36
として入手可能)を冷温保持剤として使用する。この系
中の圧力損失は0.45バール、要求される冷却効率の
ために必要とされる比流量は、冷温保持剤92リットル
/分である。3ヶ月間の不断の運転の後に、V2A鋼製
の熱交換面上び銅製管路内で腐食及び/又は有機粘液の
集積は生じない。
置中で、メチルエチルケトンで変性された市販エタノー
ル10容量%、水90容量%及びそれぞれ物質類(1)
〜(6)の1つからの6種の物質を含有している混合物
0.2重量%からの物質混合物(IWC International
(マール在、ドイツ)からCorrogard(登録商標)36
として入手可能)を冷温保持剤として使用する。この系
中の圧力損失は0.45バール、要求される冷却効率の
ために必要とされる比流量は、冷温保持剤92リットル
/分である。3ヶ月間の不断の運転の後に、V2A鋼製
の熱交換面上び銅製管路内で腐食及び/又は有機粘液の
集積は生じない。
【0015】高分散ケイ酸(Cabot−Sil(登録商標)EH
5)0.1質量%の添加により、液体氷が特に静置中に示
す沈降傾向が確実に抑制される。
5)0.1質量%の添加により、液体氷が特に静置中に示
す沈降傾向が確実に抑制される。
【0016】添加剤なしの、その他では同じ冷温保持剤
を使用した場合には、その他では同じ条件下で圧力損失
は0.51バール、かつ冷温保持剤の比流量は、103
リットル/分である。従って、冷温保持剤循環のための
エネルギーの超過必要量は、約20%である。
を使用した場合には、その他では同じ条件下で圧力損失
は0.51バール、かつ冷温保持剤の比流量は、103
リットル/分である。従って、冷温保持剤循環のための
エネルギーの超過必要量は、約20%である。
Claims (7)
- 【請求項1】 冷温保持剤において、その冷温保持剤
が、(1)低分子ポリカルボン酸、(2)ソルビン酸の
エステル若しくは塩、(3)多価アルコール、(4)脂
肪族酸若しくは脂肪族酸の塩、(5)アニオン界面活性
剤及び/又は(6)硫黄不含のトリアゾール化合物の添
加剤を有する低級アルコールの水溶液から成ることを特
徴とする冷温保持剤。 - 【請求項2】 添加剤として、2種の異なる物質類から
の2種の物質の組み合わせ、即ち(1)及び(2)、
(1)及び(3)、(1)及び(4)、(1)及び
(5)、(1)及び(6)、(2)及び(3)、(2)
及び(4)、(2)及び(5)、(2)及び(6)、
(3)及び(4)、(3)及び(5)、(3)及び
(6)、(4)及び(5)、(4)及び(6)又は
(5)及び(6)を使用する、請求項1に記載の冷温保
持剤。 - 【請求項3】 添加剤として、3種の異なる物質類から
の3種の物質の組み合わせ、即ち(1)、(2)及び
(3)、(1)、(2)及び(4)、(1)、(2)及
び(5)、(1)、(2)及び(6)、(1)、(3)
及び(4)、(1)、(3)及び(5)、(1)、
(3)及び(6)、(1)、(4)及び(5)、
(1)、(4)及び(6)、(1)、(5)及び
(6)、(2)、(3)及び(4)、(2)、(3)及
び(5)、(2)、(3)及び(6)、(3)、(4)
及び(5)、(3)、(4)及び(6)又は(3)、
(5)及び(6)を使用する、請求項1に記載の冷温保
持剤。 - 【請求項4】 添加剤として、4種の異なる物質類から
の4種の物質の組み合わせ、即ち(1)、(2)、
(3)及び(4)、(1)、(2)、(3)及び
(5)、(1)、(2)、(3)及び(6)、(1)、
(3)、(4)及び(5)、(1)、(3)、(4)及
び(6)、(1)、(3)、(5)及び(6)、
(2)、(3)、(4)及び(5)、(2)、(3)、
(4)及び(6)、(2)、(3)、(5)及び(6)
又は(3)、(4)、(5)及び(6)を使用する、請
求項1に記載の冷温保持剤。 - 【請求項5】 添加剤として、5種の異なる物質類から
の5種の物質の組み合わせ、即ち(1)、(2)、
(3)、(4)及び(5)、(1)、(2)、(3)、
(4)及び(6)、(1)、(2)、(3)、(5)及
び(6)、(1)、(2)、(4)、(5)及び
(6)、(1)、(3)、(4)、(5)及び(6)又
は(2)、(3)、(4)、(5)及び(6)を使用す
る、請求項1に記載の冷温保持剤。 - 【請求項6】 添加剤として、6種の異なる物質類
(1)〜(6)からの6種の物質の組み合わせを使用す
る、請求項1に記載の冷温保持剤。 - 【請求項7】 液体氷混合物として使用される低級アル
コールの水溶液中で使用される沈降抑制剤において、そ
の沈降抑制剤が高分散ケイ酸を含有することを特徴とす
る沈降抑制剤。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE19629578A DE19629578A1 (de) | 1996-07-23 | 1996-07-23 | Verwendung von wäßrigen Lösungen niedere Alkohole als Kälteträgermittel |
DE19629578.5 | 1996-07-23 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1067983A true JPH1067983A (ja) | 1998-03-10 |
Family
ID=7800524
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9195385A Pending JPH1067983A (ja) | 1996-07-23 | 1997-07-22 | 冷温保持剤及び沈降抑制剤 |
Country Status (6)
Country | Link |
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EP (1) | EP0821045A1 (ja) |
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