JPH1067760A - アンモニウムオキサゾール及びアミノオキサゾリウム中間体、その製造方法並びに殺虫性アリールピロールの製造におけるその使用 - Google Patents

アンモニウムオキサゾール及びアミノオキサゾリウム中間体、その製造方法並びに殺虫性アリールピロールの製造におけるその使用

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JPH1067760A
JPH1067760A JP9183258A JP18325897A JPH1067760A JP H1067760 A JPH1067760 A JP H1067760A JP 9183258 A JP9183258 A JP 9183258A JP 18325897 A JP18325897 A JP 18325897A JP H1067760 A JPH1067760 A JP H1067760A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 殺虫性アリールピロール化合物の製造に有用
な中間体の提供。 【解決手段】 式Iのアンモニウムオキサゾール中間体
及び式IIのアミノオキサゾリウム中間体。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の背景】アリールピロールカルボニトリル化合物
は、独特の作用様式及び広い範囲の活性を有する高度に
有効な殺虫(insecticidal),殺ダニ(acaricidal)及
び殺線虫剤(nematocidal agent)である。殊に、2−
アリール−5−(トリフルオロメチル)ピロール−3−
カルボニトリル化合物は広範囲の有害生物(pest)を防
除し、そして耐性の有害生物、例えばピレスロイド、有
機リン酸塩、シクロジエン、有機塩素、有機スズ、カル
バメート及びベンゾフェニル尿素耐性の生物タイプのヘ
リコベルパ種(Helicoverpa spp.)/ヘリオチス種(He
liothis spp.)、スポドプテラ種(Spodoptera sp
p.)、トリコプルシア種(Trichoplusia spp.)、プソイ
ドプルシア種(Pseudoplusia spp.)及びテトラニクス
種(Teranychusspp.)を防除し得る。
【0002】明らかな交差耐性がないために、2−アリ
ール−5−(トリフルオロメチル)ピロール−3−カル
ボニトリル化合物及びその誘導体は、耐性管理プログラ
ムに用いることができる。更に、該ピロールは有益な種
に対して殆ど影響がないために、これらのものは統合し
た管理プログラムにも優れた候補となる。これらのプロ
グラムは今日の作物生産において必要不可決なものであ
る。
【0003】従って、該ピロール及びその製造に役立つ
中間体の製造方法は大いに利用できるものである。現在
の製造規模での2−アリール−5−(トリフルオロメチ
ル)ピロール−3−カルボニトリルの製造方法には3−
オキサゾリン−5−オンと2−クロロアクリロニトリル
との1,3−双極性環式付加(米国特許第5,030,
735号)及び適当なオキサゾールアミン誘導体と2−
クロロアクリロニトリルまたは2,3−ジクロロプロピ
オニトリルとの環式付加反応(米国特許第5,446,
170号)がある。
【0004】またW.M.McEwenら、J.Org.Chem.,1980,45,
1301〜1308に記載されるように、適当なアルキンを用い
るReissert化合物の酸触媒された環化のメシオニック
(mesionic)中間体生成物の1,3−双極性環式付加に
より、N−置換されたピロール生成物を生じさせること
は公知である。しかしながらこれらのメシオニック中間
体はエチレン性ジエネオフィル(ethylenic dieneophil
e)により1,4−環式付加反応を受け、殺虫性アリール
ピロール先駆体としては有用でないアリールピロール誘
導体を生成する。
【0005】従って、アリールピロール殺虫剤の製造に
有用である重要な中間体オキサゾールアンモニウム及び
アミノオキサゾリウム化合物の源を提供することが本発
明の目的である。
【0006】該中間体化合物の製造方法を提供すること
が本発明の他の目的である。
【0007】該中間体が、広範囲の高度に有効な殺虫
剤、殺ダニ剤及び殺線虫剤に転化させ得る式Iのアリー
ルピロール先駆体を生成させる製造方法に利用し得るこ
とが本発明の利点である。
【0008】該方法が位置特異的(regiospecific)生成
物を提供することが本発明の特徴である。本発明のこれ
らの及び他の特徴並びに目的は以下に記載の詳細な説明
からより明らかになるであろう。
【0009】
【発明の要約】本発明は式I
【0010】
【化16】
【0011】式中、nは1、2、3、4、5、6、7、
または8の整数であり;qは1、2または3の整数であ
り;Aは
【0012】
【化17】
【0013】であり;Lは水素またはハロゲンであり;
M及びQは各々独立して水素、ハロゲン、CN、N
2、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1
4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4
ルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニルであるか、
またはM及びQが隣接する位置である場合、これらのも
のはこれらのものが結合する炭素原子と一緒になってM
Qが構造式 −OCH2O−、−OCF2O−または−CH=CH−C
H=CH− を表す環を形成することができ;R1及びR2は各々独立
してC1〜C4アルキルであり;R3、R4及びR5は各々
独立して水素、ハロゲン、NO2、CHOであるか、ま
たはR4及びR5はこれらのものが結合する原子と一緒に
なってR45が構造式
【0014】
【化18】
【0015】により表される環を形成することができ;
6、R7、R8及びR9は各々独立して水素、ハロゲン、
CNまたはNO2であり;XはOまたはSであり;そし
て陰イオン-qは負のq荷を有するプロトン受容体であ
る;のアンモニウムオキサゾール中間体またはその互変
異性体を提供する。
【0016】また本発明は式II
【0017】
【化19】
【0018】式中、n、q、A及び陰イオン-qは式Iに
対する上記のものであり、そしてRは随時C1〜C4アル
コキシまたはフェニル基1個で置換されていてもよいC
1〜C6アルキルである、のオキサゾリウム中間体または
その互変異性体を提供する。
【0019】更に式I及び式IIの化合物の製造方法並び
に殺虫、殺ダニ及び殺線虫性のアリールピロール化合物
の製造におけるその使用を提供する。
【0020】
【発明の詳細な記述】製造規模で有用である工程は、主
に重要な中間体化合物(高度に定量的な収率で得ること
ができ、単離の際かまたはその場のいずれかで安定であ
り、単純であるかまたは容易に入手される出発物質から
製造することができ、そして最小の反応工程で、最適な
収率及び純度で、そして適当ならば位置または立体特異
的に所望の製造の最終生成物に容易に転化し得る)を包
含する。
【0021】式Iの5−アンモニウムオキサゾール中間
体及び式IIの5−アミノオキサゾリウム中間体並びにそ
の互変異性体は2−アリール−5−(トリフルオロメチ
ル)ピロール−3−カルボニトリル殺虫、殺ダニ及び殺
線虫剤の製造において有効な中間体であることが見いだ
された。
【0022】本発明のアンモニウムオキサゾール及びア
ミノオキサゾリウム化合物はそれぞれ式I及び式II
【0023】
【化20】
【0024】式中、nは1、2、3、4、5、6、7、
または8の整数であり;qは1、2または3の整数であ
り;Aは
【0025】
【化21】
【0026】であり;Lは水素またはハロゲンであり;
Rは随時1個のC1〜C4アルコキシまたはフェニル基で
置換されていてもよいC1〜C6アルキルであり;M及び
Qは各々独立して水素、ハロゲン、CN、NO2、C1
4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコ
キシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキルチ
オ、C1〜C4アルキルスルフィニルであるか、またはM
及びQが隣接する位置である場合、これらのものはこれ
らのものが結合する炭素原子と一緒になってMQが構造
式 −OCH2O−、−OCF2O−または−CH=CH−C
H=CH− を表す環を形成することができ;R1及びR2は各々独立
してC1〜C4アルキルであり;R3、R4及びR5は各々
独立して水素、ハロゲン、NO2、CHOであるか、ま
たはR4及びR5はこれらのものが結合する原子と一緒に
なってR45が構造式
【0027】
【化22】
【0028】により表される環を形成することができ;
6、R7、R8及びR9は各々独立して水素、ハロゲン、
CNまたはNO2であり;XはOまたはSであり;そし
て陰イオン-qは負のq荷を有するプロトン受容体であ
る;の構造またはその互変異性体を有する。
【0029】本明細書及び特許請求の範囲に用いられる
ハロゲンなる用語はCl、Br、FまたはIを表し、そ
してハロアルキルなる用語は同一もしくは相異なること
ができる1〜2x+1のハロゲン原子を含有し得る炭素
原子x個のいずれかのアルキル基を含む。
【0030】式Iの5−アンモニウムオキサゾール中間
体及び式IIの5−アミノオキサゾリウム中間体はそのそ
れぞれの互変構造Ia及びIIaにより表し得る。該互変
異性体はn、q、A、R及び陰イオン-qが上記のもので
ある下記のものである。
【0031】
【化23】
【0032】本発明の式I及び式IIの化合物は好ましく
はqが1であり、ここにq=1が特に好ましい化合物で
ある。式Iの化合物には次のものが含まれるが、これに
限定されない:5−アミノ−4−(p−クロロフェニ
ル)−2−(トリフルオロメチル)オキサゾール、メタ
ンスルホン酸塩;5−アミノ−4−(p−クロロフェニ
ル)−2−(トリフルオロメチル)オキサゾール、p−
トルエンスルホン酸塩;5−アミノ−4−(3,5−ジ
クロロフェニル)−2−(トリフルオロメチル)オキサ
ゾール、トリフルオロメタンスルホン酸塩;5−アミノ
−4−(3,5−ジクロロフェニル)−2−(トリフル
オロメチル)オキサゾール、メタンスルホン酸塩;5−
アミノ−4−[p−(α,α,α−トリフルオロ)トリ
ル]−2−(トリフルオロメチル)オキサゾール、p−
トルエンスルホン酸塩;5−アミノ−4−(3,4,5
−トリクロロフェニル)−2−(トリフルオロメチル)
オキサゾール、p−トルエンスルホン酸塩;5−アミノ
−4−[p−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2
−(トリフルオロメチル)オキサゾール、トリフルオロ
メタンスルホン酸塩;または5−アミノ−4−[2−
(3,4,5−トリクロロ)チエニル]−2−(トリフ
ルオロメチル)オキサゾール、メタンスルホン酸塩。
【0033】本発明の式IIの化合物には次のものが含ま
れるが、これに限定されない:テトラフルオロ硼酸5−
アミノ−4−(p−クロロフェニル)−3−メチル−2
−(トリフルオロメチル)オキサゾリウム;メタンスル
ホン酸5−アミノ−4−(p−ブロモフェニル)−3−
メチル−2−(トリフルオロメチル)オキサゾリウム;
p−クロロトルエンスルホン酸5−アミノ−4−(3,
5−ジクロロフェニル)−3−ベンジル−2−(トリフ
ルオロメチル)オキサゾリウム;テトラフルオロ硼酸5
−アミノ−4−(3,4,5−トリクロロフェニル)−
3−イソプロピル−2−(トリフルオロメチル)オキサ
ゾリウム;重硫酸5−アミノ−4−(p−クロロフェニ
ル)−3−メチル−2−(トリフルオロメチル)オキサ
ゾリウム;p−クロロトルエンスルホン酸5−アミノ−
4−[(α,α,α−トリフルオロ)トリル]−3−ベ
ンジル−2−(トリフルオロメチル)オキサゾリウム;
テトラフルオロ硼酸5−アミノ−4−[p−(トリフル
オロメトキシ)フェニル]−3−エチル−2−(トリフ
ルオロメチル)オキサゾリウム;またはメタンスルホン
酸5−アミノ−4−[2−(3,4,5−トリクロロ)
チエニル]−2−(トリフルオロメチル)オキサゾリウ
ム。
【0034】有利には、式Iの5−アンモニウムオキサ
ゾール中間体及び式IIの5−アミノオキサゾリウム中間
体は式IIIのアミドニトリルを酸及び溶媒の存在下にて
本質的には無水条件下で環化させることにより得られ
る。反応は流れ図Iに示され、ここにqは1であり、
R’は水素またはRであり、そしてn、A、R及び陰イ
オン-は上記のものである。
【0035】流れ図I
【0036】
【化24】
【0037】式I及び式IIの中間体は常法例えば濾過ま
たはクロマトグラフィーにより単離され、そして殺虫性
ピロールの製造または将来の誘導体化に対する重要な中
間体の便利な原料として機能し得る。
【0038】上の反応に用いるために適する溶媒は本質
的な無水状態及び式IIIのアミドニトリル化合物の部分
的か、または完全な溶解を維持させ得る有機溶媒であ
る。該溶媒には次のものが含まれる:芳香族炭化水素例
えばベンゼン、キシレン、トルエンなど、好ましくはト
ルエン;塩素化された芳香族炭化水素例えばクロロベン
ゼン;カルボン酸アミド例えばジメチルホルムアミド、
N−メチルピロリドンなど、好ましくはジメチルホルム
アミド;ニトリル例えばアセトニトリル、プロピオニト
リルなど;アルコール例えばイソプロパノール、t−ブ
タノール、sec−ブタノールなど、好ましくはt−ブ
タノール。これらの溶媒は単独にか、または2つまたは
それ以上の組み合わせで使用し得る。
【0039】本発明の化合物の製造における使用に適す
る酸は相対的な脱水を行い得るいずれかの酸である。適
当な酸には硫酸、メタンスルホン酸、トリフルオロメタ
ンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、リン酸、テト
ラフルオロ硼酸、テトラフルオロ硼酸錯塩などがある。
また三フッ化ホウ素錯塩例えば三フッ化ホウ素酢酸、三
フッ化ホウ素二水和物も適当な酸である。
【0040】R’が水素である式IIIのアミドニトリル
化合物及びその製造は米国特許第5,426,225号
に記載される。R’がRである式IIIのアミドニトリル
化合物は式IVの適当なアミノニトリルのパーフルオロア
セチル化を介して得ることができる。式IVのアミノニト
リルは十分公知のストレッカー(Strecker)反応を介し
てその入手できるベンズアルデヒド、フルフリルアルデ
ヒドまたはチエニルメチルアルデヒド先駆体から対応し
て容易に得られる。反応順序は流れ図IIに示され、ここ
にn、A及びRは式I及びIIに対する上記のものであ
り、mは1または2の整数であり、X1はCl、OR10
またはOであり、そしてR10は水素またはC1〜C6アル
キルであり、但しX1がOである場合、mは2でなけれ
ばならず、そしてX1がClまたはOR10である場合、
mは1でなければならない。
【0041】流れ図II
【0042】
【化25】
【0043】有利には、式I及びIIの中間体は溶媒の存
在下及び本質的には水を存在させない少なくとも1モル
当量の式Vのジエネオフィル(dieneophile)の1,3−
双極性環式付加により2−アリール−5−パーフルオロ
アルキルピロールに転化し得る。転化は流れ図IIIに示
され、ここにn、A及びRは上記のものであり、そして
Qは1であり、WはCN、NO2、COOR1またはCO
2であり;R1及びR2は各々独立してC1〜C4アルキ
ルであり;そしてYはH、ClまたはBrであり、但し
中間体化合物が式Iである場合、YはClまたはBrで
なければならない。
【0044】流れ図III
【0045】
【化26】
【0046】上記反応における使用に適する溶媒は本質
的に無水状態及び式IIIのアミドニトリルの部分的また
は完全な溶解を保持させ得る有機溶媒である。ある程度
水が存在する場合、低い生成物収率及び減少された純度
が予期される。該溶媒には次のものが含まれる:芳香族
炭化水素例えばベンゼン、キシレン、トルエンなど好ま
しくはトルエン;塩素化された芳香族炭化水素例えばク
ロロベンゼン;カルボン酸アミド例えばジメチルホルム
アミド、N−メチルピロリドンなど、好ましくはジメチ
ルホルムアミド;ニトリル例えばアセトニトリル、プロ
ピオニトリルなど;アルコール例えばイソプロパノー
ル、t−ブタノール、sec−ブタノールなど、好まし
くはt−ブタノール。これらの溶媒は単独にか、または
2つまたはそれ以上の組み合わせで使用し得る。
【0047】本発明のより明らかな理解を与えるため
に、次の実施例を下に示す。これらの実施例は単に説明
的なものであり、そして本発明の範囲または基礎となる
原理をいずれにおいても限定しないことを理解された
い。事実、本明細書に示され、そして記載されるものに
加えて本発明の種々の変法が次の実施例及び上記の記載
から本分野に精通せる者には明らかになろう。またかか
る変法は付属の特許請求の範囲の範囲内のものである。
【0048】1H NMR、13C NMR及び19F N
MRなる用語はそれぞれプロトン、炭素13及びフッ素
19核磁気共鳴を表す。HPLCなる用語は高速液体ク
ロマトグラフィーを表す。
【0049】
【実施例】
実施例1N−イソプロピルアミノ(p−クロロフェニル)アセト
ニトリルの製造
【0050】
【化27】
【0051】イソプロピルアミン(88.7g、1.5モ
ル)を25〜30℃で水中の濃塩酸(125ml、1.
5モル)の水溶液に加えた。生じた混合物を順次30℃
で水中のシアン化ナトリウム(53.9g、1.1モル)
の溶液及び塩化メチレンで処理し、35℃に加熱し、塩
化メチレン中のp−クロロベンズアルデヒド(140.
6g、1モル)の溶液で15〜25分間にわたって処理
し、加熱し、45℃で3時間保持し、そして室温に冷却
した。相を分離し、有機相を水で洗浄し、そして真空中
で濃縮し、残渣を生成させた。残渣をヘプタンから結晶
化させ、表題の生成物を淡黄色の結晶性固体として生成
させた、190.3g(収率91.2%)、融点72.0
〜73.0℃、1H及び13C NMR分析により同定。
【0052】実施例2N−(p−クロロ−α−シアノベンジル)−2,2,2
−トリフルオロ−N−イソプロピルアセトアミドの製造
【0053】
【化28】
【0054】トリフルオロ酢酸中のN−イソプロピルア
ミノ(p−クロロフェニル)アセトニトリル(25.0
g、0.12モル)のスラリーを一般に還流温度で20
時間加熱し、そして真空中で濃縮し、油状残渣を生成さ
せた。油をトルエン/ヘプタンから結晶化させ、表題の
生成物を白色固体として生成させた、26.5g(収率
72.4%)、融点78.5〜79.5℃、1H、13C及び
19F NMR分析により同定。
【0055】実施例3N−ベンジル−N−(p−クロロ−α−シアノベンジ
ル)−2,2,2−トリフルオロ−N−イソプロピルア
セトアミドの製造
【0056】
【化29】
【0057】水(100ml)中の水性塩酸(12Nの
62.5ml、0.75モル)を<20℃でベンジルアミ
ン(80.4g、0.75モル)で処理し、次に順次水中
のシアン化ナトリウム(27.0g、0.55モル)及び
塩化メチレンで処理し、35℃に加熱し、塩化メチレン
中のp−クロロベンズアルデヒド(70.3g、0.5モ
ル)で処理し、50℃に加熱し、そして45℃で3.5
時間保持した。相を分離し、有機相を水で洗浄し、そし
てシロップ状の残渣に濃縮した。残渣をトルエン及び酢
酸エチルに溶解し、20〜30℃で30分間にわたって
無水トリフルオロ酢酸(105.0g、0.5モル)で処
理し、そしてヘプタンで希釈した。生じた羽毛状固体沈
殿を濾過し、そして乾燥し、表題の生成物を生成させ
た、119.8g(収率70.7%)、融点131〜13
2℃、1H、13C及び19F NMR分析により同定。
【0058】実施例45−アミノ−2−(p−クロロフェニル)−2−(トリ
フルオロメチル)オキサゾール、トリフルオロメタンス
ルホン酸塩の製造
【0059】
【化30】
【0060】エーテル中のN−(p−クロロ−α−シア
ノベンジル)−2,2,2−トリフルオロアセトアミド
(21.0g、0.08モル)の溶液を窒素雰囲気下にて
室温でトリフルオロメタンスルホン酸(24.0g、0.
16モル)で処理した。エーテルを18時間にわたって
徐々に蒸発させ、ペースト状固体残渣を生成させた。残
渣をエーテルで処理し、そして濾過ケーキを乾燥し、黄
色固体を生成させた、26.7g(収率81%)。少量
の固体を酢酸エチルから再結晶させ、表題の生成物を生
成させた、融点147〜150℃(分解)、1H及び19
F NMR並びに質量スペクトル分析により同定。
【0061】5−アミノ−2−(p−クロロフェニル)
−2−(トリフルオロメチル)オキサゾール、p−トル
エンスルホン酸塩の製造
【0062】
【化31】
【0063】トルエン中のp−トルエンスルホン酸一水
和物(16.7g、0.088モル)のスラリーをディー
ン−スターク(Dean-Stark)トラップを用いて共沸蒸留
し、無水の酸を得た。生じた乾燥トルエン溶液を冷却
し、N−(p−クロロ−α−シアノベンジル)−2,
2,2−トリフルオロアセトアミド(21.0g、0.0
8モル)で処理し、100℃で18時間加熱し、冷却
し、そしてエーテルで希釈した。生じた混合物を濾過
し、そして濾過ケーキをトルエンから結晶化させ、黄色
の固体11.0g(収率29%)を生成させた。少量の
部分をトルエンから再結晶し、表題の生成物を白色針状
物質として生成させた、融点164〜165℃、HPL
C、1H及び19F NMR並びに質量スペクトル分析に
より同定。
【0064】実施例6(p−クロロフェニル)−5−(トリフルオロメチル)
−ピロール−3−カルボニトリルの製造
【0065】
【化32】
【0066】ジメチルホルムアミド中の5−アミノ−4
−(p−クロロフェニル)−2−(トリフルオロメチ
ル)オキサゾール、トリフレート塩(16.5g、0.0
4モル)の溶液を窒素雰囲気下にて10℃で2−クロロ
アセトニトリル(5.25g、0.06モル)を用いて処
理し、室温に加熱し、室温で4時間保持し、そして酢酸
エチル及び水の混合物で処理した。相を分離し、有機相
を水で洗浄し、そして濃縮し、湿潤した固体残渣を生成
させた。ヘプタン中の15%酢酸エチルを用いて充填
し、そしてヘプタン中の20%酢酸エチルを用いて溶出
させたシリカゲル上でのフラッシュカラムクロマトグラ
フィーにより、酢酸エチル/ヘプタンから結晶化させた
際に表題の生成物が淡黄色の固体として生成された、
7.1g(収率65%)、融点238.0〜241.0
℃、NMR分析により同定。
【0067】実施例7フッ化硼酸5−アミノ−4−(p−クロロフェニル)−
3−メチル−2−(トリフルオロメチル)−オキサゾリ
ウムの製造
【0068】
【化33】
【0069】トルエン中のN−(p−クロロ−α−シア
ノベンジル)−2,2,2−トリフルオロ−N−メチル
アセトアミド)(13.8g、0.05モル)の溶液を室
温でテトラフルオロ硼酸、ジエチルエーテラート(その
ままで10.5g、実際は8.9g、0.055モル)で
処理した。黄色の固体として沈殿した表題のオキサゾリ
ウム塩を濾過し、乾燥エーテルで洗浄し、そして窒素雰
囲気下で乾燥した。19F NMR(−60ppm DM
SO−d6での単線)分析により表題の生成物が同定さ
れた。
【0070】本発明の主なる特徴及び態様は以下のとお
りである。
【0071】1.式I
【0072】
【化34】
【0073】式中、nは1、2、3、4、5、6、7、
または8の整数であり;qは1、2または3の整数であ
り;Aは
【0074】
【化35】
【0075】であり;Lは水素またはハロゲンであり;
M及びQは各々独立して水素、ハロゲン、CN、N
2、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1
4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4
ルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニルであるか、
またはM及びQが隣接する位置である場合、これらのも
のはこれらのものが結合する炭素原子と一緒になってM
Qが構造式 −OCH2O−、−OCF2O−または−CH=CH−C
H=CH− を表す環を形成することができ;R1及びR2は各々独立
してC1〜C4アルキルであり;R3、R4及びR5は各々
独立して水素、ハロゲン、NO2、CHOであるか、ま
たはR4及びR5はこれらのものが結合する原子と一緒に
なってR45が構造式
【0076】
【化36】
【0077】により表される環を形成することができ;
6、R7、R8及びR9は各々独立して水素、ハロゲン、
CNまたはNO2であり;XはOまたはSであり;そし
て陰イオン-qは負のq荷を有するプロトン受容体であ
る;の化合物またはその互変異性体。
【0078】2.qが1であり;陰イオンがメタンスル
ホネート、トリフルオロメタンスルホネート、ベンゼン
スルホネート、p−トルエンスルホネート、ナフタレン
スルホネート及びテトラフルオロボレートよりなる群か
ら選ばれ;nが1または2であり;Aが基
【0079】
【化37】
【0080】であり;Lが水素またはハロゲンであり;
そしてM及びQが各々独立して水素、ハロゲンまたはC
1〜C4ハロアルキルである、上記1に記載の化合物。
【0081】3.5−アミノ−4−(p−クロロフェニ
ル)−2−(トリフルオロメチル)オキサゾール、メタ
ンスルホン酸塩;5−アミノ−4−(p−クロロフェニ
ル)−2−(トリフルオロメチル)オキサゾール、p−
トルエンスルホン酸塩;5−アミノ−4−(3,5−ジ
クロロフェニル)−2−(トリフルオロメチル)オキサ
ゾール、トリフルオロメタンスルホン酸塩;5−アミノ
−4−(3,5−ジクロロフェニル)−2−(トリフル
オロメチル)オキサゾール、メタンスルホン酸塩;5−
アミノ−4−[p−(α,α,α−トリフルオロ)トリ
ル]−2−(トリフルオロメチル)オキサゾール、p−
トルエンスルホン酸塩;5−アミノ−4−(3,4,5
−トリクロロフェニル)−2−(トリフルオロメチル)
オキサゾール、p−トルエンスルホン酸塩;5−アミノ
−4−[p−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−2
−(トリフルオロメチル)オキサゾール、トリフルオロ
メタンスルホン酸塩;または5−アミノ−4−[2−
(3,4,5−トリクロロ)チエニル]−2−(トリフ
ルオロメチル)オキサゾール、メタンスルホン酸塩であ
る、上記1に記載の化合物。
【0082】4.式II
【0083】
【化38】
【0084】式中、nは1、2、3、4、5、6、7、
または8の整数であり;qは1、2または3の整数であ
り;Rは随時1個のC1〜C4アルコキシまたはフェニル
基で置換されていてもよいC1〜C6アルキルであり;A
【0085】
【化39】
【0086】であり;Lは水素またはハロゲンであり;
M及びQは各々独立して水素、ハロゲン、CN、N
2、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1
4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4
ルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニルであるか、
またはM及びQが隣接する位置である場合、これらのも
のはこれらのものが結合する炭素原子と一緒になってM
Qが構造式 −OCH2O−、−OCF2O−または−CH=CH−C
H=CH− を表す環を形成することができ;R3、R4及びR5は各
々独立して水素、ハロゲン、NO2、CHOであるか、
またはR4及びR5はこれらのものが結合する原子と一緒
になってR45が構造式
【0087】
【化40】
【0088】により表される環を形成することができ;
6、R7、R8及びR9は各々独立して水素、ハロゲン、
CNまたはNO2であり;XはOまたはSであり;そし
て陰イオン-qは負のq荷を有するプロトン受容体であ
る;の化合物またはその互変異性体。
【0089】5.qが1であり;nが1または2であ
り;Rがメチルまたはベンジルであり;Aが基
【0090】
【化41】
【0091】であり;Lが水素またはハロゲンであり;
そしてM及びQが各々独立して水素、ハロゲンまたはC
1〜C4ハロアルキルである、上記4に記載の化合物。
【0092】6.テトラフルオロ硼酸5−アミノ−4−
(p−クロロフェニル)−3−メチル−2−(トリフル
オロメチル)オキサゾリウム;メタンスルホン酸5−ア
ミノ−4−(p−ブロモフェニル)−3−メチル−2−
(トリフルオロメチル)オキサゾリウム;p−クロロト
ルエンスルホン酸5−アミノ−4−(3,5−ジクロロ
フェニル)−3−ベンジル−2−(トリフルオロメチ
ル)オキサゾリウム;テトラフルオロ硼酸5−アミノ−
4−(3,4,5−トリクロロフェニル)−3−イソプ
ロピル−2−(トリフルオロメチル)オキサゾリウム;
重硫酸5−アミノ−4−(p−クロロフェニル)−3−
メチル−2−(トリフルオロメチル)オキサゾリウム;
p−クロロトルエンスルホン酸5−アミノ−4−
[(α,α,α−トリフルオロ)トリル]−3−ベンジ
ル−2−(トリフルオロメチル)オキサゾリウム;テト
ラフルオロ硼酸5−アミノ−4−[p−(トリフルオロ
メトキシ)フェニル]−3−エチル−2−(トリフルオ
ロメチル)オキサゾリウム;またはメタンスルホン酸5
−アミノ−4−[2−(3,4,5−トリクロロ)チエ
ニル]−2−(トリフルオロメチル)オキサゾリウムで
ある、上記4に記載の化合物。
【0093】7.式IまたはII
【0094】
【化42】
【0095】式中、nは1、2、3、4、5、6、7、
または8の整数であり;qは1、2または3の整数であ
り;Rは随時1個のC1〜C4アルコキシまたはフェニル
基で置換されていてもよいC1〜C6アルキルであり;A
【0096】
【化43】
【0097】であり;Lは水素またはハロゲンであり;
M及びQは各々独立して水素、ハロゲン、CN、N
2、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1
4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4
ルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニルであるか、
またはM及びQが隣接する位置である場合、これらのも
のはこれらのものが結合する炭素原子と一緒になってM
Qが構造式 −OCH2O−、−OCF2O−または−CH=CH−C
H=CH− を表す環を形成することができ;R3、R4及びR5は各
々独立して水素、ハロゲン、NO2、CHOであるか、
またはR4及びR5はこれらのものが結合する原子と一緒
になってR45が構造式
【0098】
【化44】
【0099】により表される環を形成することができ;
6、R7、R8及びR9は各々独立して水素、ハロゲン、
CNまたはNO2であり;XはOまたはSであり;そし
て陰イオン-qは負のq荷を有するプロトン受容体であ
る;の化合物またはその互変異性体を製造する際に、式
III
【0100】
【化45】
【0101】式中、n及びAは上記のものであり、そし
てR’はHまたはRである、の化合物を溶媒の存在下及
び本質的に水を存在させずに少なくとも1モル当量の酸
と反応させることからなる、式IまたはIIの化合物の製
造方法。
【0102】8.酸が硫酸、メタンスルホン酸、トリフ
ルオロメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、p−ト
ルエンスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、テトラフル
オロ硼酸、テトラフルオロ硼酸エーテラート及びテトラ
フルオロ硼酸アルコラートから選ばれ;そして溶媒がト
ルエン、ジメチルホルムアミド、アセトニトリル、プロ
ピオニトリル、t−ブタノール及びその混合物から選ば
れる、上記7に記載の方法。
【0103】9.式IV
【0104】
【化46】
【0105】式中、WはCN、NO2、COOR1または
COR2であり;R1及びR2は各々独立してC1〜C4
ルキルであり;R’は水素またはRであり;Rは随時1
個のC1〜C4アルコキシまたはフェニル基で置換されて
いてもよいC1〜C6アルキルであり;nは1、2、3、
4、5、6、7、または8の整数であり;Aは
【0106】
【化47】
【0107】であり;Lは水素またはハロゲンであり;
M及びQは各々独立して水素、ハロゲン、CN、N
2、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1
4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4
ルキルチオ、C1〜C4アルキルスルフィニルであるか、
またはM及びQが隣接する位置である場合、これらのも
のはこれらのものが結合する炭素原子と一緒になってM
Qが構造式 −OCH2O−、−OCF2O−または−CH=CH−C
H=CH− を表す環を形成することができ;R1及びR2は各々独立
してC1〜C4アルキルであり;R3、R4及びR5は各々
独立して水素、ハロゲン、NO2、CHOであるか、ま
たはR4及びR5はこれらのものが結合する原子と一緒に
なってR45が構造式
【0108】
【化48】
【0109】により表される環を形成することができ;
6、R7、R8及びR9は各々独立して水素、ハロゲン、
CNまたはNO2であり;そしてXはOまたはSであ
る;の化合物を製造する際に、式IまたはII
【0110】
【化49】
【0111】式中、n、A及びRは式IVに対する上記の
ものであり、qは1、2または3の整数であり、そして
陰イオン-qは負のq荷を有するプロトン受容体である、
の中間体化合物を、溶媒の存在下及び本質的に水を存在
させずに少なくともqモル当量の式V
【0112】
【化50】
【0113】式中、Wは式IVに対する上記のものであ
り、そしてYは水素、ClまたはBrである、のジエネ
オフィルと反応させ、但し、該中間体化合物が式Iであ
る場合、YはClまたはBrであらねばならないことか
らなる、式IVの化合物の製造方法。
【0114】10.溶媒が芳香族炭化水素、ハロゲン化
された芳香族炭化水素、有機アミド、ニトリル、アルカ
ノールまたはその混合物であり;WがCNであり、R’
がメチルであり、nが1または2であり、qが1であ
り、そしてAが随時水素、ハロゲン、C1〜C4ハロアル
キルまたはC1〜C4ハロアルコキシで置換されていても
よいフェニルである、上記9に記載の方法。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式I 【化1】 式中、nは1、2、3、4、5、6、7、または8の整
    数であり;qは1、2または3の整数であり;Aは 【化2】 であり;Lは水素またはハロゲンであり;M及びQは各
    々独立して水素、ハロゲン、CN、NO2、C1〜C4
    ルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、
    1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1
    〜C4アルキルスルフィニルであるか、またはM及びQ
    が隣接する位置である場合、これらのものはこれらのも
    のが結合する炭素原子と一緒になってMQが構造式 −OCH2O−、−OCF2O−または−CH=CH−C
    H=CH− を表す環を形成することができ;R1及びR2は各々独立
    してC1〜C4アルキルであり;R3、R4及びR5は各々
    独立して水素、ハロゲン、NO2、CHOであるか、ま
    たはR4及びR5はこれらのものが結合する原子と一緒に
    なってR45が構造式 【化3】 により表される環を形成することができ;R6、R7、R
    8及びR9は各々独立して水素、ハロゲン、CNまたはN
    2であり;XはOまたはSであり;そして陰イオン-q
    は負のq荷を有するプロトン受容体である;の化合物ま
    たはその互変異性体。
  2. 【請求項2】 式II 【化4】 式中、nは1、2、3、4、5、6、7、または8の整
    数であり;qは1、2または3の整数であり;Rは随時
    1個のC1〜C4アルコキシまたはフェニル基で置換され
    ていてもよいC1〜C6アルキルであり;Aは 【化5】 であり;Lは水素またはハロゲンであり;M及びQは各
    々独立して水素、ハロゲン、CN、NO2、C1〜C4
    ルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、
    1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1
    〜C4アルキルスルフィニルであるか、またはM及びQ
    が隣接する位置である場合、これらのものはこれらのも
    のが結合する炭素原子と一緒になってMQが構造式 −OCH2O−、−OCF2O−または−CH=CH−C
    H=CH− を表す環を形成することができ;R3、R4及びR5は各
    々独立して水素、ハロゲン、NO2、CHOであるか、
    またはR4及びR5はこれらのものが結合する原子と一緒
    になってR45が構造式 【化6】 により表される環を形成することができ;R6、R7、R
    8及びR9は各々独立して水素、ハロゲン、CNまたはN
    2であり;XはOまたはSであり;そして陰イオン-q
    は負のq荷を有するプロトン受容体である;の化合物ま
    たはその互変異性体。
  3. 【請求項3】 式IまたはII 【化7】 式中、nは1、2、3、4、5、6、7、または8の整
    数であり;qは1、2または3の整数であり;Rは随時
    1個のC1〜C4アルコキシまたはフェニル基で置換され
    ていてもよいC1〜C6アルキルであり;Aは 【化8】 であり;Lは水素またはハロゲンであり;M及びQは各
    々独立して水素、ハロゲン、CN、NO2、C1〜C4
    ルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、
    1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1
    〜C4アルキルスルフィニルであるか、またはM及びQ
    が隣接する位置である場合、これらのものはこれらのも
    のが結合する炭素原子と一緒になってMQが構造式 −OCH2O−、−OCF2O−または−CH=CH−C
    H=CH− を表す環を形成することができ;R3、R4及びR5は各
    々独立して水素、ハロゲン、NO2、CHOであるか、
    またはR4及びR5はこれらのものが結合する原子と一緒
    になってR45が構造式 【化9】 により表される環を形成することができ;R6、R7、R
    8及びR9は各々独立して水素、ハロゲン、CNまたはN
    2であり;XはOまたはSであり;そして陰イオン-q
    は負のq荷を有するプロトン受容体である;の化合物ま
    たはその互変異性体を製造する際に、式III 【化10】 式中、n及びAは上記のものであり、そしてR’はHま
    たはRである、の化合物を溶媒の存在下及び本質的に水
    を存在させずに少なくとも1モル当量の酸と反応させる
    ことからなる、式IまたはIIの化合物の製造方法。
  4. 【請求項4】 式IV 【化11】 式中、WはCN、NO2、COOR1またはCOR2であ
    り;R1及びR2は各々独立してC1〜C4アルキルであ
    り;R’は水素またはRであり;Rは随時1個のC1
    4アルコキシまたはフェニル基で置換されていてもよ
    いC1〜C6アルキルであり;nは1、2、3、4、5、
    6、7、または8の整数であり;Aは 【化12】 であり;Lは水素またはハロゲンであり;M及びQは各
    々独立して水素、ハロゲン、CN、NO2、C1〜C4
    ルキル、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、
    1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキルチオ、C1
    〜C4アルキルスルフィニルであるか、またはM及びQ
    が隣接する位置である場合、これらのものはこれらのも
    のが結合する炭素原子と一緒になってMQが構造式 −OCH2O−、−OCF2O−または−CH=CH−C
    H=CH− を表す環を形成することができ;R1及びR2は各々独立
    してC1〜C4アルキルであり;R3、R4及びR5は各々
    独立して水素、ハロゲン、NO2、CHOであるか、ま
    たはR4及びR5はこれらのものが結合する原子と一緒に
    なってR45が構造式 【化13】 により表される環を形成することができ;R6、R7、R
    8及びR9は各々独立して水素、ハロゲン、CNまたはN
    2であり;そしてXはOまたはSである;の化合物を
    製造する際に、式IまたはII 【化14】 式中、n、A及びRは式IVに対する上記のものであり、
    qは1.2または3の整数であり、そして陰イオン-q
    負のq荷を有するプロトン受容体である、の中間体化合
    物を、溶媒の存在下及び本質的に水を存在させずに少な
    くともqモル当量の式V 【化15】 式中、Wは式IVに対する上記のものであり、そしてYは
    水素、ClまたはBrである、のジエネオフィルと反応
    させ、但し、該中間体化合物が式Iである場合、YはC
    lまたはBrであらねばならないことからなる、式IVの
    化合物の製造方法。
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