JPH1066455A - 鉢植用土砂充填装置 - Google Patents

鉢植用土砂充填装置

Info

Publication number
JPH1066455A
JPH1066455A JP8244098A JP24409896A JPH1066455A JP H1066455 A JPH1066455 A JP H1066455A JP 8244098 A JP8244098 A JP 8244098A JP 24409896 A JP24409896 A JP 24409896A JP H1066455 A JPH1066455 A JP H1066455A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sand
earth
sediment
pot
plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8244098A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaji Takeda
正次 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Kogyo KK
Original Assignee
Takeda Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Kogyo KK filed Critical Takeda Kogyo KK
Priority to JP8244098A priority Critical patent/JPH1066455A/ja
Publication of JPH1066455A publication Critical patent/JPH1066455A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cultivation Receptacles Or Flower-Pots, Or Pots For Seedlings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】苗を植えるための凹部が形成される状態に鉢に
土砂をつめる作業は、手作業によって行われ、非常に手
間がかかり作業能率が悪かった。 【解決手段】複数の鉢61を載せるトレイと、土砂落下
穴55が形成されたプレート53、および土砂落下穴5
5と鉢61の上面開口とが対応した状態で鉢61内に位
置する凸部57とからなる穴あけユニット51と、トレ
イを持ち上げてプレート53に対応させるリフト装置3
1と、内部に撹拌部材73が備えられ、かつ下面に開口
71を有し、しかもプレート53の上面に位置する状態
とプレート53から退く状態とに動作する土砂貯留容器
9とからなる鉢植用土砂供給装置1である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は鉢に苗を植えるため
の凹部が形成された状態で土砂を充填する鉢植用土砂充
填装置に係り、特に複数の鉢に能率よく土砂を充填する
ことができる鉢植用土砂充填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、鉢に凹部が形成される状態に土砂
をつめる作業には、土砂入れ用プレートが用いられる。
この土砂入れ用プレートは、土砂を落下させる穴を有す
るプレートに、鉢につめた土砂に凹部を形成するための
凸部を取り付けられたものである。鉢に土砂を入れる作
業は、まず手作業によって土砂入れ用プレートを鉢の上
面開口に重ね合わせ、土砂入れ用プレートの穴から土砂
を鉢内に落下させる。そして土砂入れ用プレートを手で
持ち上げて鉢の上面開口から外すようにしている。
【0003】しかしながら、このような鉢に土砂をつめ
る作業は、すべて手作業によって行われるので非常に手
間がかかる。特に多数の鉢に土砂をつめる場合は、多数
の作業者が必要となる。また塊のできやすい土砂を使用
する場合には、土砂入れ用プレートの穴の上部に土砂が
つかえてしまうことがあり、このつかえた土砂を、手で
押さえて土砂入れ用プレートの穴から落下させることは
非常に面倒な作業となる。さらに、土砂を単に土砂入れ
用プレートの穴から落下させるのみでは、鉢内に落下し
た土砂は、全く押し固められないので、適当な固さとな
らず、鉢内の土砂に形成される凹部が崩れやすいという
不都合がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来の問
題点に着目してなされたものであり、少数の作業者によ
って、鉢に苗を植えるための凹部を設けて土砂を充填す
ることができ、また土砂が塊のできやすいものであって
も、確実に鉢に充填することができ、さらに土砂を凹部
が崩れない程度の適当な固さに充填することができる鉢
植用土砂充填装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、複数
の鉢をのせる搬送トレイと、土砂落下穴が形成されたプ
レートおよび前記土砂落下穴と鉢の上面開口とが対応し
た状態で鉢内に位置する凸部とからなる穴あけユニット
と、前記搬送トレイを持ち上げて、鉢の上面開口と前記
土砂落下穴とを対応させるリフト装置と、下面に開口を
もち、前記プレートの上面に位置する状態とプレートの
上面から退く状態とに動作し、しかも土砂が貯留される
土砂貯留容器と、前記土砂貯留容器内に設けられ、前記
土砂貯留容器内の土砂を撹拌する土砂撹拌手段とを具備
することを特徴とする鉢植用土砂充填装置である。
【0006】請求項2の発明は、請求項1において、凸
部には途中部分から土砂落下穴に近づくにしたがい径の
寸法が小さくなっている絞り部が設けられていることを
特徴とする鉢植用土砂充填装置である。
【0007】請求項3の発明は、請求項1または2にお
いて、搬送トレイをリフト装置まで運ぶトレイ搬送手段
を具備することを特徴とする鉢植用土砂充填装置であ
る。
【0008】請求項4の発明は、請求項1、2または3
において、土砂貯留容器内の土砂の量を検知する検知手
段と、前記検知手段に連動し土砂を前記土砂貯留容器内
に投入する土砂投入手段とを具備することを特徴とする
鉢植用土砂充填装置である。
【0009】請求項5の発明は、請求項1、2、3また
は4において、プレートと凸部とからなる穴あけユニッ
トは交換可能であり、しかも前記凸部および土砂落下穴
の大きさおよび数が異なる複数の種類のものが具備され
ていることを特徴とする鉢植用土砂充填装置である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態にかかる鉢植
用土砂充填装置1を図面にしたがって説明する。図1に
おいて符号5は装置本体を示し、この装置本体5の下面
の四隅にはキャスタ6が備えられている。装置本体5の
上面にはA−B方向に延びた二つのガイドレール19が
設けられている。また装置本体5には、トレイ搬送装置
23およびリフト装置31が備えられている。装置本体
5の上部には、ハウジング50が設けられており、この
ハウジング50の内部には、土砂貯留容器9が進退動作
自在に設けられている。符号95は投入コンベアを示
し、この投入コンベア95は先端がハウジング50の上
部に臨む位置に設けられている。この投入コンベア95
の基端部の上部には、ホッパ93が設けられている。
【0011】図2によってトレイ搬送装置23について
説明する。符号14はエアシリンダを示し、このエアシ
リンダ14はエアシリンダ本体14aとフローティング
ジョイント14bとによって構成されている。エアシリ
ンダ本体14aは装置本体5に固定されている。フロー
ティングジョイント14bの先端には接続部材16が取
り付けられており、この接続部材16はエアシリンダ1
4の上部に位置するスライドベース18に取り付けられ
ている。スライドベース18はガイドレール19に摺動
自在に支持されている。またスライドベース18の左側
部と右側部には、それぞれ一対のローラ15が設けられ
ている。ローラ15は図示しないガイドレール上にのっ
ている。
【0012】スライドベース18には、上方へ延びる接
続部10が備えられ、この接続部10にはスライドアー
ム11がネジ止めされている。スライドアーム11に
は、左右一対のアーム部12が設けられている。このア
ーム部12は装置本体5の上面の両端に位置しており、
B方向へ延びている。また2つのアーム部12の内側に
は支持板13が設けられており、この支持板13にはそ
れぞれ押圧ボルト21が取り付けられている。この押圧
ボルト21は支持板13からB方向に突出している。
【0013】スライドアーム11はネジを外すことによ
ってスライドベース18から容易に取外しができる。装
置本体5上には、後述するトレイの有無を検知するセン
サ17が設けられている。このセンサ17は装置本体5
のA方向の端部付近に設けられている。
【0014】図2においてリフト装置31について説明
する。符号39は固定板を示し、この固定板39は装置
本体5に固定されている。固定板39には、2本の支持
ロッド35が上下方向に摺動自在に支持されている。支
持ロッド35の上端には昇降板43が取り付けられてお
り、この昇降板43の上面にはクッション45が備えら
れている。また2本の支持ロッド35の下端は連結板4
1によって連結されている。連結板41には2本の停止
ボルト37が設けられ、この停止ボルト37は2本の支
持ロッド35の間に位置している。この停止ボルト37
は取外しができ、交換可能である。符号33はエアシリ
ンダを示し、このエアシリンダ33はエアシリンダ本体
33aとフローティングジョイント33bとから構成さ
れている。エアシリンダ本体33aは固定板39に固定
されており、エアシリンダ33は2本の停止ボルト37
の間に位置している。フローティングジョイント33b
の先端は昇降板43の下面に取り付けられている。
【0015】図1において符号50はハウジングを示
し、このハウジング50は装置本体5に設けられてい
る。ハウジング50の両側面には側板49が設けられ、
この側板49の内側面には内側へ向かって突出し、互い
に対向する支持部52が設けられている。支持部52に
は穴あけユニット51が取り付けられている。この穴あ
けユニット51は取外しができ、交換可能である。
【0016】図4、図5および図6において穴あけユニ
ット51について説明する。符号53はプレートを示
し、このプレート53には5つの土砂落下穴55が形成
されている。土砂落下穴55は4つの円弧形をした穴に
よって構成されている。土砂落下穴55に囲まれた部分
は円形の中央部54となっており、中央部54には、4
つの連係部56が連続している。
【0017】中央部54の下面には凸部57が取り付け
られている。凸部57には、途中部分に大径部56が設
けられ、この大径部56を境にして、土砂落下穴55側
に絞り部59が設けられ、土砂落下穴55と反対側に埋
没部58が設けられている。絞り部59は大径部56か
ら土砂落下穴55に近づくにしたがい径寸法が小さくな
っている。しかも絞り部59の基端面は中央部54の下
面と略同じ大きさとなっている。また絞り部59の角度
θは約60度に設定されている。埋没部58は、土砂落
下穴55から離れるにしたがって径寸法が小さくなって
いる。
【0018】図7において土砂貯留容器9について説明
する。土砂貯留容器9は底面に開口71を有する箱型を
している。土砂貯留容器9の内部には土撹拌手段として
の2本の撹拌部材73が回転自在に設けられている。撹
拌部材73は、棒状の回転シャフト74に複数の撹拌棒
75が設けられて構成されている。撹拌部材73は図示
しないモータによって回転する。土砂貯留容器9の両側
面には、互いに対向する位置にそれぞれ窓76が設けら
れている。この窓76には、それぞれ土砂貯留容器9の
内部を向いたセンサ77が設けられ、このセンサ77は
互いに対向している。センサ77は土砂貯留容器9内に
貯留された土砂Gの量を検知する。
【0019】土砂貯留容器9の両側面には、それぞれ2
つづつコロ83が設けられている。また土砂貯留容器9
の前面には、アングル86が取り付けられており、この
アングル86の両端部には、それぞれコロ84が設けら
れている。一方、ハウジング50の側板49の内側面に
は、支持部52の上側に位置する左右一対のガイドレー
ル85が設けられている。コロ83がガイドレール85
に当接し、土砂貯留容器9が支持されている。またコロ
84もガイドレール85に当接している。
【0020】左右一対のガイドレール85の上部には、
それぞれ2つずつブラケット80が設けられており、こ
のブラケット80に従動ギヤ81および図示しない駆動
ギヤが取り付けられている。また土砂貯留容器9の両側
には、チェーン79の一端と他端がそれぞれ連結され、
チェーン79はそれぞれ従動ギヤ81および駆動ギヤに
掛け渡されている。駆動ギヤは図示しないエアシリンダ
によって駆動する。また、土砂貯留容器9の前面にはブ
ラシ87が取り付けられ、このブラシ87の下端はプレ
ート53の上面と接触している。
【0021】図1に示すように、ハウジング50には土
砂投入筒91が設けられている。この土砂投入筒91は
土砂貯留容器9がプレート53の上面から退いた状態
で、土砂貯留容器9の上部に位置している。土砂投入筒
91の下部には、プレート53と同じ高さ位置に図示し
ない底板が設けられている。また、符号95は投入コン
ベアを示し、この投入コンベア95の終端は土砂投入筒
91の上部に臨んでいる。投入コンベア95はセンサ7
7と連動している。さらに投入コンベア95の基端の上
部には、ホッパ93が備えられている。なお投入コンベ
ア95の下部にはキャスタ97が設けられている。土砂
貯留容器9が土砂投入筒91の下部に位置している状態
でのみ投入コンベア95は駆動し、しかもセンサ77が
土砂貯留容器9内の土砂が所定量に達したことを検知す
ると停止し、また所定量以下となったことを検知すると
駆動する。
【0022】図8においてトレイについて説明する。ト
レイ3aには5つの鉢入れ部4が設けられており、トレ
イ3aは鉢入れ部4に鉢61を5個嵌め込んで使用す
る。トレイ3bは24区画に区切られており、トレイ3
bは鉢いれ部4に鉢61を24個嵌め込んで使用する。
トレイ3cには11個所の鉢入れ部4が設けられてお
り、トレイ3cは鉢入れ部4の中に鉢61を11個嵌め
込んで使用する。その他トレイは、長さ520mm、幅
400mm、高さ120mm以内の大きさであれば使用
することができ、また載せる鉢61の個数も40個から
5個まで対応することができる。トレイは、植えられる
植物の種類等によって使いわける。
【0023】スライドアーム11および穴あけユニット
51には、トレイの大きさや鉢入れ部4の位置に対応す
る2寸型から6寸型のものが用意されており、トレイや
鉢61の種類によって交換する。
【0024】図9、図10、図11および図12におい
て鉢植用土砂充填装置1の動作について説明する。ホッ
パ93に土砂Gを投入し、投入コンベア95を作動させ
る。ホッパ93に投入された土砂Gは投入コンベア95
によって土砂投入筒91内に投入され、土砂貯留容器9
内に貯留される。投入された土砂貯留容器9内の土砂G
が所定量に達すると、これをセンサ77が検知し、連動
する投入コンベア95が停止して、土砂Gの投入を停止
する。
【0025】トレイ3aの5つの鉢入れ部4に鉢61を
それぞれ載せる。次にトレイ3aを、装置本体5のA方
向側の端部(以下ホームポジションという)に位置して
いるスライドアーム11に沿わせて装置本体5に載置す
る。トレイ3aを装置本体5に載置するとセンサ17が
トレイ3aを検知し、エアシリンダ14が駆動する。フ
ローティングジョイント14bはB方向に動作し、スラ
イドアーム11がガイドレール19に沿ってB方向に動
作して、トレイ3aはスライドアーム11に設けられて
いる押圧ボルト21の先端部に押され、リフト装置31
のクッション45上まで搬送される。その後、スライド
アーム11はガイドレール19に沿ってホームポジショ
ンに戻る。
【0026】リフト装置31のエアシリンダ33が駆動
し、昇降板43に載せられたトレイ3aを持ち上げる。
昇降板43は、停止ボルト37の上端部が固定板39に
当接すると停止する。この状態で、昇降板43上のトレ
イ3aに載せられた鉢61の上端がプレート53の下面
と当接する。プレート53の下面と鉢61の上端が当接
すると、土砂落下穴55は鉢61の上面開口と対応し、
鉢61内に凸部57が位置する。
【0027】鉢61とプレート53が当接すると、土砂
貯留容器9の左右に設けられたエアシリンダが作動し、
駆動ギヤが回転して、チェーン79が駆動し、土砂貯留
容器9が前進する。そして土砂貯留容器9が完全にプレ
ート53の上面を覆う状態となり、土砂貯留容器9は停
止する。また土砂貯留容器9内では、撹拌部材73が回
転しており、撹拌棒75によって土砂貯留容器9内の土
砂Gを撹拌する。土砂貯留容器9がプレート53の上面
を覆う状態となると、土砂貯留容器9内の土砂Gが土砂
落下穴55から鉢61内に落下する。凸部57には、絞
り部59が設けられているので、絞り部59を設けない
場合に比べ、図6において斜線を引いた分だけ土砂落下
穴55の面積は大きくなっている。このため土砂Gが土
砂落下穴55から落下しやすくなる。
【0028】また、土砂Gが大きな塊となっていると、
土砂落下穴55につかえてしまう場合がある。土砂Gが
つかえた場合、凸部57に絞り部59を設けていない
と、土砂Gの上側から力をかけても、その力は垂直方向
へのみ作用し、土砂Gの塊を押し固める結果となり、土
砂Gをなかなか土砂落下穴55から鉢61内へ落下させ
ることができない。これに対し絞り部59を設けると、
絞り部59は60度の傾斜をもっているので、土砂Gの
上側から力がかかると、図5に示すようにα方向に力が
作用する。このため土砂Gと絞り部59との接触部分か
ら土砂Gの塊が崩れ、土砂Gを鉢61内に円滑に落下さ
せることができる。
【0029】また、土砂貯留容器9内で、撹拌部材73
が回転し土砂Gの塊を崩しているため、土砂貯留容器9
内の土砂Gには塊が少なくなり、鉢61内に土砂Gが落
下しやすくなる。さらに撹拌部材73によって、土砂貯
留容器9内の土砂Gが土砂落下穴55に向かって、移動
させられので、土砂Gを土砂落下穴55から、確実に落
下させることができる。
【0030】鉢61内に土砂Gが溜っていき、鉢61内
が土砂Gで一杯になると鉢61への土砂Gの充填が終了
し、凸部57に対応する凹部8が形成された状態に土砂
Gがつめられる。また、土砂貯留容器9内で、撹拌部材
73が回転しているので、鉢61に充填された土砂G
は、凹部8が不用意に崩れてしまうことのない程度の硬
さに押し固められた状態となる。したがっては苗を植え
るまでに、凹部8が崩れてしまうという不都合を防止す
ることができるようになる。
【0031】土砂貯留容器9はプレート53の上面に所
定時間停止した後、土砂投入筒91の下部まで退いてい
く。土砂貯留容器9が退くと、土砂貯留容器9の前面に
取り付けられたブラシ89によって、プレート53から
上部の土砂Gが土砂貯留容器9とともに運ばれ、プレー
ト53上の土砂Gが取り除かれる。
【0032】土砂貯留容器9がプレート53上から完全
に退くと、エアシリンダ33が作動し、これにともない
昇降板43に載せられたトレイ3aも下降する。
【0033】次に、新たなトレイ3aを装置本体5に載
置すると、前記と同様の動作により新たなトレイ3aが
リフト装置31上にまで搬送され、土砂Gが入れられた
トレイ3aが押し出される。図12に示すように、押し
出されたトレイ3aはローラ台107に載り、順次トレ
イ3aが押し出されることによってローラ台107上を
流れていく。作業者105は、ローラ台107上を流れ
ていくトレイ3aに載せられた鉢61内の凹部8に苗を
植える。そして作業者105が苗が植えられた鉢61を
ローラ107の終端付近に位置しているトラック103
に載せていく。
【0034】土砂貯留容器9が、土砂投入筒91の下部
に位置するまで退いた状態で、センサ77が土砂貯留容
器9内の土砂Gが所定量以下となったことを検知する
と、投入コンベア95が作動し所定量まで土砂貯留容器
9内に土砂Gを投入する。
【0035】トレイ3b或いはトレイ3cを使用する場
合には、それぞれに対応するスライドアーム11および
穴あけユニット51に交換する。また必要とされる凹部
8の大きさに対応させて穴あけユニット51を選択す
る。スライドアーム11はネジの取外しによって容易に
交換することができ、また穴あけユニット51は支持部
56から直接取外し交換することができる。また、鉢6
1の上端とプレート53の下面とを当接させるため、ト
レイに載せられた鉢61の高さ寸法に応じて、停止ボル
ト37の連結板41から上方へ突出する長さを調節し、
昇降板43の上昇する距離を調整する。
【0036】土砂の種類に応じて土砂貯留容器9がプレ
ート53上に停止する時間を調節する。例えば塊ができ
やすく土砂が落下しにくいものである場合には、土砂貯
留容器9がプレート53上に停止する時間を長く設定す
る。また、土砂貯留容器9の前進後退動作を複数回行う
ように設定してもよい。
【0037】以上、本発明の実施の形態について詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設
計の変更などがあっても本発明に含まれる。
【0038】上記実施の形態では、凸部57の絞り部5
9の角度θは60度に設定されているが、角度θは60
度に限られるものではなくその他の角度でもよい。さら
に凸部57には、絞り部59を設けなくてもよい。
【0039】上記実施の形態ではトレイ搬送装置23が
設けられているが、トレイ搬送装置23を設けずに人力
によってトレイ3aをリフト装置31上に載せることも
できる。
【0040】上記実施の形態では、土砂貯留容器9の両
側面に設けられた窓76にそれぞれセンサ77が取り付
けられているが、センサ77を設けずに作業者が土砂貯
留容器9内の土砂Gの量を監視し、適宜投入コンベア9
5を作動させたり停止させたりしてもよい。
【0041】上記実施の形態では、移動アーム11およ
び穴あけユニット51はトレイの種類に応じて交換可能
とされているが、1種類のトレイしか使用しない場合に
は、移動アーム11および穴あけユニット51を溶接等
で固定してもよい。
【0042】図12に示すようにホッパ109を前面が
開く構造としダンプ101から直接ホッパ109へ土砂
Gを供給してもよい
【0043】上記実施の形態ではトレイには3種類のも
のが示されているが、トレイの種類はこの3種類に限ら
れるものではなく、適宜の大きさ、適宜な構成とするこ
とができ、トレイの種類に応じてスライドアーム11お
よび穴あけユニット51を交換する。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、鉢に凹部
を設けて土砂を充填する作業を、少数の作業員で能率良
く行うことができるようになる。塊の多い土砂等使用す
る土砂の種類にかかわらず、鉢に土砂を確実に充填する
ことができる。
【0045】一度に複数の鉢に凹部を設けて土砂を充填
することができ、作業のスピードを早くすることができ
る。また、鉢内に土砂を凹部が崩れない程度の適当な固
さにつめることができる。さらに、鉢の大きさや凹部の
大きさが変わっても穴あけユニット、その他スライドア
ーム、停止ボルト、凸部等を取り替えることによって容
易に対応することができる。
【0046】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる鉢植用土砂充填装
置の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態にかかるトレイ搬送装置と
リフト装置の正面図である。
【図3】本発明の実施の形態にかかるリフト装置の駆動
を示す正面図である。
【図4】本発明の実施の形態にかかる穴あけユニットの
斜視図である。
【図5】本発明の実施の形態にかかる穴あけユニットに
鉢が重合した状態の部分断面図である。
【図6】本発明の実施の形態にかかる穴あけユニットの
部分拡大平面図である。
【図7】本発明の実施の形態にかかる土砂貯留容器の斜
視図である。
【図8】本発明の実施の形態にかかるトレイの斜視図で
ある。
【図9】本発明の実施の形態にかかる鉢植用土砂充填装
置にトレイを載せた状態の斜視図である。
【図10】本発明の実施の形態にかかる土砂貯留容器が
プレートの上面に位置する状態の斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態にかかる土砂貯留容器が
退く状態を示す斜視図である。
【図12】本発明の実施の形態にかかる鉢植用土砂充填
装置を使用して作業者が作業している状態の斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 鉢植用土砂充填装置 3a トレイ 3b トレイ 3c トレイ 4 鉢入れ部 5 装置本体 6 キャスタ 8 凹部 9 土砂貯留容器 10 接続部 11 スライドアーム 12 アーム部 13 支持板 14 エアシリンダ 14a エアシリンダ本体 14b フローティングジョイント 15 ローラ 16 接続部材 17 センサ 18 スライドベース 19 ガイドレール 21 押圧ボルト 23 トレイ搬送装置 31 リフト装置 33 エアシリンダ 33a エアシリンダ本体 33b フローティングジョイント 35 支持ロッド 37 停止ボルト 39 固定板 41 連結板 43 昇降板 45 クッション 49 側板 50 ハウジング 51 穴あけユニット 52 支持部 53 プレート 54 中央部 55 土砂落下穴 56 連係部 57 凸部 58 埋没部 59 絞り部 61 鉢 71 開口 73 撹拌部材 74 回転シャフト 75 撹拌棒 76 窓 77 センサ 79 チェーン 80 ブラケット 81 従動ギヤ 83 コロ 84 コロ 85 ガイドレール 86 アングル 87 ブラシ 91 土砂投入筒 93 ホッパ 95 投入コンベア 97 キャスタ 101 ダンプ 103 トラック 105 作業者 107 ローラ台 109 ホッパ G 土砂 α 絞り部にかかる力の方向 θ 絞り部と垂直線との角度

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の鉢をのせる搬送トレイと、土砂落下
    穴が形成されたプレートおよび前記土砂落下穴と鉢の上
    面開口とが対応した状態で鉢内に位置する凸部とからな
    る穴あけユニットと、前記搬送トレイを持ち上げて、鉢
    の上面開口と前記土砂落下穴とを対応させるリフト装置
    と、下面に開口をもち、前記プレートの上面に位置する
    状態とプレートの上面から退く状態とに動作し、しかも
    土砂が貯留される土砂貯留容器と、前記土砂貯留容器内
    に設けられ、前記土砂貯留容器内の土砂を撹拌する土砂
    撹拌手段とを具備することを特徴とする鉢植用土砂充填
    装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、凸部には途中部分から
    土砂落下穴に近づくにしたがい径の寸法が小さくなって
    いる絞り部が設けられていることを特徴とする鉢植用土
    砂充填装置。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、搬送トレイを
    リフト装置まで運ぶトレイ搬送手段を具備することを特
    徴とする鉢植用土砂充填装置。
  4. 【請求項4】請求項1、2または3において、土砂貯留
    容器内の土砂の量を検知する検知手段と、前記検知手段
    に連動し土砂を前記土砂貯留容器内に投入する土砂投入
    手段とを具備することを特徴とする鉢植用土砂充填装
    置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4において、穴あ
    けユニットは交換可能であり、しかも凸部および土砂落
    下穴の大きさや数が異なる複数の種類のものが具備され
    ていることを特徴とする鉢植用土砂充填装置。
JP8244098A 1996-08-27 1996-08-27 鉢植用土砂充填装置 Pending JPH1066455A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8244098A JPH1066455A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 鉢植用土砂充填装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8244098A JPH1066455A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 鉢植用土砂充填装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1066455A true JPH1066455A (ja) 1998-03-10

Family

ID=17113730

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8244098A Pending JPH1066455A (ja) 1996-08-27 1996-08-27 鉢植用土砂充填装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1066455A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016146791A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 みのる産業株式会社 土の混合撹拌装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016146791A (ja) * 2015-02-13 2016-08-18 みのる産業株式会社 土の混合撹拌装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4998945A (en) Transplanting equipment
PT10173U (pt) Dispositivo e processo para a desagregação de um bloco de material solto compactado, nomeadamente de terra para plantas
KR102337632B1 (ko) 버섯 재배용 배양배지 자동 투입장치
JPH1066455A (ja) 鉢植用土砂充填装置
KR0167046B1 (ko) 버섯 재배용 용기의 톱밥 주입장치
US20230276744A1 (en) Large plant bagging and planting system and method of use
KR100426468B1 (ko) 포트 상토 충전기
EP0687218B1 (en) Equipment for compacting trash including a compacting roller
CN212589210U (zh) 营养土送料系统
JP3872213B2 (ja) 種菌接種装置
CN114080971A (zh) 无纺布大小容器苗间栽植机
CN111802131A (zh) 营养土送料系统
JP3675568B2 (ja) 養土供給装置
CN218706194U (zh) 一种用于营养钵的自动装土输送装置
JP4662836B2 (ja) 播種装置
USRE35150E (en) Tray for fruit harvesting system
US5878680A (en) Seeder with linear actuation and seed leveling shuffler with dust removal capability
CN216532995U (zh) 一种无纺布大小容器苗间栽植机
CN220369138U (zh) 一种改进型的育秧基质土装填装置
CN215500415U (zh) 一种茶叶种植开沟装置
CN109367921B (zh) 一种便于卸载的包装产品输送装置
CN117243027A (zh) 一种花盆压土输送装置
JPH09149732A (ja) 移植用鉢の多穴形成機
JPH02249407A (ja) 真空播種機
CN115943868A (zh) 一种岩棉种植钵装盘机和装盘方法

Legal Events

Date Code Title Description
A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040120

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080206

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090206

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090206

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100206

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110206

Year of fee payment: 7

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110206

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 7

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110206

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120206

Year of fee payment: 8

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees